JP3065273B2 - コート - Google Patents
コートInfo
- Publication number
- JP3065273B2 JP3065273B2 JP9095996A JP9599697A JP3065273B2 JP 3065273 B2 JP3065273 B2 JP 3065273B2 JP 9095996 A JP9095996 A JP 9095996A JP 9599697 A JP9599697 A JP 9599697A JP 3065273 B2 JP3065273 B2 JP 3065273B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collar
- water
- seam
- coat
- permeable material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Garments (AREA)
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Outer Garments And Coats (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばレインコート
や、運動用のグラウンドコート、或いは登山やスキー用
のアノラック等に代表される防水機能付きのコートに関
するものである。
や、運動用のグラウンドコート、或いは登山やスキー用
のアノラック等に代表される防水機能付きのコートに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種のコートは、例えばナイ
ロンやポリエステル等の透水性素材の表地とビニル樹脂
等の非透水性素材の裏地とからなる生地を縫い合せ、そ
の縫着箇所に沿って防水用のシームテープを裏地側から
貼着することによって、雨水が縫着箇所から内部に浸入
するのを阻止している。ところで、襟部は表地だけでな
く裏地にもカラフルな着色を施すことが見栄えの良さに
直結し、また、首筋の肌に直接触れる箇所でもある襟部
の裏地を、汗でべたつかないようにすることが着用感の
向上になることから、襟部の裏地には透水性素材の使用
の要請が強い。
ロンやポリエステル等の透水性素材の表地とビニル樹脂
等の非透水性素材の裏地とからなる生地を縫い合せ、そ
の縫着箇所に沿って防水用のシームテープを裏地側から
貼着することによって、雨水が縫着箇所から内部に浸入
するのを阻止している。ところで、襟部は表地だけでな
く裏地にもカラフルな着色を施すことが見栄えの良さに
直結し、また、首筋の肌に直接触れる箇所でもある襟部
の裏地を、汗でべたつかないようにすることが着用感の
向上になることから、襟部の裏地には透水性素材の使用
の要請が強い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シームテー
プは非透水性素材には貼着しやすいが、透水性素材には
貼着しにくいもので、襟部の裏地側に透水性素材を使用
すると、身頃部との縫合せ箇所にシームテープを貼着す
ることができないという問題点があった。また、従来の
コートには、身頃部と襟部を縫合せる際にメッシュや防
寒用の布地等に代表されるインナー部の上端部をも両者
と共に縫着する構造もあり、これも同じ欠点を有してい
た。
プは非透水性素材には貼着しやすいが、透水性素材には
貼着しにくいもので、襟部の裏地側に透水性素材を使用
すると、身頃部との縫合せ箇所にシームテープを貼着す
ることができないという問題点があった。また、従来の
コートには、身頃部と襟部を縫合せる際にメッシュや防
寒用の布地等に代表されるインナー部の上端部をも両者
と共に縫着する構造もあり、これも同じ欠点を有してい
た。
【0004】本発明は上記実情に鑑みて成されたもので
あり、その目的とするところは、襟部の内側に透水性素
材を使用し、しかも襟部と身頃部との縫着箇所にシーム
テープが確実に貼着でき、インナー部の上端部と身頃部
との縫着箇所から雨水が浸入するのを阻止するコートを
提供することである。
あり、その目的とするところは、襟部の内側に透水性素
材を使用し、しかも襟部と身頃部との縫着箇所にシーム
テープが確実に貼着でき、インナー部の上端部と身頃部
との縫着箇所から雨水が浸入するのを阻止するコートを
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表地の透水性
素材と、裏地の非透水性素材とからなるコートにおい
て、身頃部と襟部の縫合せ箇所に沿ってシームテープを
裏地側から貼着し、表面に透水性素材を備える内襟部を
襟部に重ね合せると共に、その重合部分の上端部と左右
両側部のみを縫着し、内襟部の下端部にインナー部の上
端部を縫着してあることを特徴とする。
素材と、裏地の非透水性素材とからなるコートにおい
て、身頃部と襟部の縫合せ箇所に沿ってシームテープを
裏地側から貼着し、表面に透水性素材を備える内襟部を
襟部に重ね合せると共に、その重合部分の上端部と左右
両側部のみを縫着し、内襟部の下端部にインナー部の上
端部を縫着してあることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のコートを図1及び図2に
示すレインコートで説明する。このレインコートは左右
の袖部1を夫々縫着した身頃部2と、身頃部2に縫着し
た襟部3と、襟部3に重ね合わせる状態でその上端部並
びに左右両側部のみを縫着した内襟部4と、内襟部4の
下端部に縫着したインナー部5と、身頃部2と襟部3と
の縫合せ箇所に沿って両者2,3の裏地側から貼着した
シームテープ6とを備えたものである。
示すレインコートで説明する。このレインコートは左右
の袖部1を夫々縫着した身頃部2と、身頃部2に縫着し
た襟部3と、襟部3に重ね合わせる状態でその上端部並
びに左右両側部のみを縫着した内襟部4と、内襟部4の
下端部に縫着したインナー部5と、身頃部2と襟部3と
の縫合せ箇所に沿って両者2,3の裏地側から貼着した
シームテープ6とを備えたものである。
【0007】身頃部2並びに襟部3は表地にナイロン、
ポリエステル、綿等からなる透水性素材を、裏地にビニ
ル樹脂、ポリウレタン等からなる非透水性素材を備えた
防水生地を用いている。なお、身頃部2と襟部3は前側
中央部に着脱用のスライドファスナーを設けている。
ポリエステル、綿等からなる透水性素材を、裏地にビニ
ル樹脂、ポリウレタン等からなる非透水性素材を備えた
防水生地を用いている。なお、身頃部2と襟部3は前側
中央部に着脱用のスライドファスナーを設けている。
【0008】内襟部4は襟部3と略同じ形状をなし、外
観の体裁を良くするためにシームテープ6を覆い隠す程
度の丈を有することが望ましい。また、内襟部4は透水
性素材のみからなる生地を用いても良いし、身頃部2並
びに襟部3と同様に表面に透水性素材を、裏面に非透水
性素材を備える生地を用いても良い。さらに、内襟部4
は襟部3と別生地のものを用いても良いし、襟部3と内
襟部4を連続した一枚生地を折返して形成しても良い。
ただし、後者の場合は、折返し部分に折目用の縫い目を
設けることが製品としての体裁上必要である。
観の体裁を良くするためにシームテープ6を覆い隠す程
度の丈を有することが望ましい。また、内襟部4は透水
性素材のみからなる生地を用いても良いし、身頃部2並
びに襟部3と同様に表面に透水性素材を、裏面に非透水
性素材を備える生地を用いても良い。さらに、内襟部4
は襟部3と別生地のものを用いても良いし、襟部3と内
襟部4を連続した一枚生地を折返して形成しても良い。
ただし、後者の場合は、折返し部分に折目用の縫い目を
設けることが製品としての体裁上必要である。
【0009】シームテープ6は、身頃部2と襟部3との
共に非透水性素材が施されている裏地側から縫い目を覆
い隠すように貼着して、縫い目から雨水が浸入できない
ようにするものである。この貼着手段としては、シーム
テープ6を前記裏地のビニル樹脂に溶着によって貼り付
けたり、またポリウレタンの場合にはシームテープ6の
片面に備える接着層を、アイロン等で溶かして貼り付け
たりする。
共に非透水性素材が施されている裏地側から縫い目を覆
い隠すように貼着して、縫い目から雨水が浸入できない
ようにするものである。この貼着手段としては、シーム
テープ6を前記裏地のビニル樹脂に溶着によって貼り付
けたり、またポリウレタンの場合にはシームテープ6の
片面に備える接着層を、アイロン等で溶かして貼り付け
たりする。
【0010】インナー部5はメッシュ地を用いており、
その上端部を内襟部4の下端部に縫着すると共に左右両
側部を身頃部2のスライドファスナーを構成するファス
ナーストリンガーに沿って縫着し、下端部を身頃部2の
裾部に沿って縫着することによって、身頃部2の裏地全
面を覆ってある。なお、インナー部5は、身頃部2だけ
でなく袖部1の裏地側にも設けても良い。
その上端部を内襟部4の下端部に縫着すると共に左右両
側部を身頃部2のスライドファスナーを構成するファス
ナーストリンガーに沿って縫着し、下端部を身頃部2の
裾部に沿って縫着することによって、身頃部2の裏地全
面を覆ってある。なお、インナー部5は、身頃部2だけ
でなく袖部1の裏地側にも設けても良い。
【0011】襟部3と内襟部4には、フード取付具7が
シームテープ6より上部に沿って複数個固着してあり、
それによって内襟部4の下側部分を襟部3に一体化して
製品としての体裁をも整えている。なお、フード取付具
7はスナップ式に留める構造のものを用いている。
シームテープ6より上部に沿って複数個固着してあり、
それによって内襟部4の下側部分を襟部3に一体化して
製品としての体裁をも整えている。なお、フード取付具
7はスナップ式に留める構造のものを用いている。
【0012】上記したレインコートはインナー部5のな
い構造であっても良く、この場合、内襟部4はその下側
部分にフード取付具7を固着することが望ましい。
い構造であっても良く、この場合、内襟部4はその下側
部分にフード取付具7を固着することが望ましい。
【0013】上記したレインコートの構造を利用して、
アノラック等の防寒着を製作する場合には、インナー部
5に厚手の布地等を用い、インナー部5と身頃部2との
間に綿を入れることもある。
アノラック等の防寒着を製作する場合には、インナー部
5に厚手の布地等を用い、インナー部5と身頃部2との
間に綿を入れることもある。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載のコートは、身頃部並びに
襟部の裏地側にはシームテープの貼着に好適な非透水性
素材が施されているので、両者の縫合せ箇所に沿ってシ
ームテープを裏面側から貼着することができ、ひいては
身頃部と襟部との縫合わせ箇所から雨水が浸入する恐れ
がなくなる。また、内襟部の下端部が襟部に縫合せてい
ないことを巧みに利用して、該下端部にインナー部を縫
着して垂下してあるので、インナー部の上端部と身頃部
とを縫着する必要がなくなり、その結果、インナー部を
有する製品でありながら雨水が浸入することのない優れ
た効果を発揮する。しかも、襟部に重ね合せた内襟部は
表面が透水性素材であることから、カラフルに着色する
ことができると共に、汗を吸収して肌触りが良好とな
る。なお、外観の体裁のみを考慮する場合は、内襟部の
透水性素材に防水スプレーを吹き付けることも可能であ
る。
襟部の裏地側にはシームテープの貼着に好適な非透水性
素材が施されているので、両者の縫合せ箇所に沿ってシ
ームテープを裏面側から貼着することができ、ひいては
身頃部と襟部との縫合わせ箇所から雨水が浸入する恐れ
がなくなる。また、内襟部の下端部が襟部に縫合せてい
ないことを巧みに利用して、該下端部にインナー部を縫
着して垂下してあるので、インナー部の上端部と身頃部
とを縫着する必要がなくなり、その結果、インナー部を
有する製品でありながら雨水が浸入することのない優れ
た効果を発揮する。しかも、襟部に重ね合せた内襟部は
表面が透水性素材であることから、カラフルに着色する
ことができると共に、汗を吸収して肌触りが良好とな
る。なお、外観の体裁のみを考慮する場合は、内襟部の
透水性素材に防水スプレーを吹き付けることも可能であ
る。
【図1】本発明のコートを示す正面図である。
【図2】図1のA−A線端面図である。
2 身頃部 3 襟部 4 内襟部 5 インナー部 6 シームテープ
Claims (1)
- 【請求項1】 表地の透水性素材と、裏地の非透水性素
材とからなるコートにおいて、 身頃部(2)と襟部(3)の縫合せ箇所に沿ってシーム
テープ(6)を裏地側から貼着し、表面に透水性素材を
備える内襟部(4)を襟部(3)に重ね合せると共に、
その重合部分の上端部と左右両側部のみを縫着し、内襟
部(4)の下端部にインナー部(5)の上端部を縫着し
てあることを特徴とするコート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9095996A JP3065273B2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | コート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9095996A JP3065273B2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | コート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10292210A JPH10292210A (ja) | 1998-11-04 |
JP3065273B2 true JP3065273B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=14152728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9095996A Expired - Lifetime JP3065273B2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | コート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3065273B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19917369A1 (de) * | 1999-04-16 | 2000-10-26 | Gore W L & Ass Gmbh | Bekleidungsteil |
JP4861572B2 (ja) * | 2001-07-18 | 2012-01-25 | 株式会社シマノ | 衣服 |
-
1997
- 1997-04-14 JP JP9095996A patent/JP3065273B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10292210A (ja) | 1998-11-04 |
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Legal Events
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