JP2789520B2 - 雨 着 - Google Patents

雨 着

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JP2789520B2
JP2789520B2 JP1812196A JP1812196A JP2789520B2 JP 2789520 B2 JP2789520 B2 JP 2789520B2 JP 1812196 A JP1812196 A JP 1812196A JP 1812196 A JP1812196 A JP 1812196A JP 2789520 B2 JP2789520 B2 JP 2789520B2
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幸正 辰野
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Tatsuno Corp
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  • Details Of Garments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨着、特に裏にネ
ット状の裏地を配設した雨着を着る場合において、この
袖内に腕を挿通する際にもネット裏地が袖口からはみ出
さいようにした雨着に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、降雨時に着用する雨着は通常の服
装をした上に着装する。またこの雨着を着装したとき、
上着や夏期ならば肌に直接接触してべたつくのを防ぐた
め、裏にネット状の裏地を一体に縫製している。この場
合、裏地は前身頃、後身頃及び袖ともその両端のみを表
地と一緒になるように縫製して構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の雨着には、
裏にネット状の裏地を一体に設けているため、肌等にべ
たつくことはなく、さっぱりとした着心地を得ることが
できるが、雨着の着脱を繰り返すと裏地のネット地が伸
びてしばしば表側に露出することがある。またこの裏地
の不均一な伸びは着心地を悪くするだけでなく、裏地が
表側へ露出し、特に袖口からの突出は雨着の裏側を濡ら
し不快感を与えることになり、雨着としての完全防水性
に劣るものとなると共に、裏地の伸びは雨着の着脱を煩
わしく感じさせ、外観も見苦しいものとなるという問題
点があった。本発明は、上記従来の雨着の有する問題点
を解決し、裏地が常に表地にフィットして表側に突出せ
ず、着心地をよくすることができる雨着を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の雨着は、防水若しくは撥水性を有する生地
にて上着の上に着装するように縫製した雨着において、
前身頃、後身頃及び袖内にネット状の裏地を一体に縫製
すると共に、この裏地に前後の身頃においてはその着丈
方向に、袖においてはその袖丈方向にそれぞれ伸縮しな
いテープ地を一体に設けたことを特徴とする。
【0005】上記の構成からなる本発明の雨着は、雨着
の裏地に配設したネット状の裏地に伸縮しないテープ地
を設けているので、雨着を着脱する際裏地にカッターシ
ャツの袖口、時計やその他の突起した物に引っかかり、
一部的にネットがのびてもこのテープにて伸びが抑制さ
れ裏地が表まで引きづり出されることがなく、着心地が
よく、雨着を着服した状態での外観もよくなる。
【0006】この場合において、前身頃、後身頃の裏地
に配設する伸縮しないテープ地は、前身頃においてはそ
のほぼ中央部に着丈方向に沿って配設し、後身頃におい
ては背中心にそって着丈方向に沿って配設することがで
きる。
【0007】上記の構成からなる本発明の雨着は、前身
頃、後身頃の裏地に伸縮しないテープ地を設けているの
で、伸びやすいネット地を裏地として用いても妄りに伸
びるのを抑制され、これにより着心地がよく、また身頃
の下部からの裏地の突出が防止できる。
【0008】また、この場合において、袖裏地に配設す
る伸縮しないテープ地は、袖山を通る袖丈方向に配設す
ることができる。
【0009】上記の構成からなる本発明の雨着は、袖裏
地の袖山を通る腕の外側にそって伸縮しないテープを設
けているので、袖に腕を通す際も裏地がのびずしっくり
と着ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の雨着の実施の形態
を図面に基づいて説明する。本発明の雨着は、ナイロン
の織布、その他の布地に防水加工又は撥水加工を施した
布地を用いて前身頃1、後身頃2及び袖3の形に合わせ
て裁断し、これを縫製して所要の雨具を形成する。この
場合、前身頃1、後身頃2及び袖3の裏側にはそれぞれ
裏地11、21、31を合わせて縫製する。
【0011】この裏地11、21、31にはネット状の
ものを用い、雨着を着服しても着心地がよく肌などに付
着しないようなさらっとした感触を与える材質のものと
し、これ各裏地11、21、31は前身頃1、後身頃2
及び袖3をそれぞれ縫い合わせるときに一緒に縫製する
もので、一般には各裏地は着丈方向の両端、及び袖丈方
向の両端を一体に縫着すると共に、互いに隣接する裏地
11と21とを直接に縫着し、前身頃裏の裏地11と後
身頃の裏地21とは横方向においても連接するものであ
る。
【0012】また、裏地11、21、31はその両端し
か本体の布地に、即ち前後の身頃に一体に縫着していな
いので、ネット地は伸びやすいため、この裏地が伸びる
と表側に露出するようになる。本発明ではこのネットが
不必要に伸びないように伸縮しない若しくは許容範囲の
伸び以上の伸びを抑制したテープ地4、5、6を裏地1
1、21、31に一体に縫着する。
【0013】前身頃1の裏に逢着するネット状の前身頃
裏地11には、そのほぼ中央部に着丈方向に1本又は2
本のテープ地4を逢着して一対とする。これは前身頃を
縫製する前にあらかじめ縫い付けておくか、妄りに外れ
ないようにして接着、貼着しておくものとする。このテ
ープ地4の幅はネット地の裏地11が許容以上に伸びな
いよう伸びを抑制するようにしてその幅を定めるが、着
丈方向の長さはその上端から下端までとし、前身頃の上
下端縁部と一緒に逢着する。この前身頃は左右同じとす
る。
【0014】後身頃2の裏に逢着するネット状の後身頃
裏地21には、そのほぼ中央部の背中心に沿って着丈方
向に1本又はこの背中心より左右に2本のテープ地5を
配設後身頃裏地21と逢着して或いは接着して一対とす
る。これは後身頃を縫製する前にあらかじめ縫い付けて
おくものとし、かつこのテープ地5の幅は前記前身頃裏
地に用いるものと同様にネット地の裏21が許容以上に
伸びないよう伸びを抑制するようにしてその幅を定める
が、着丈方向の長さはその上端から下端までとし、後身
頃の上下端縁部と一緒に逢着するものとする。
【0015】袖3の裏に沿って縫製するネット状の袖裏
地31は、袖3の内側に沿って配設するよう予め筒形に
縫製されるが、袖裏地31の袖山を通る上端の襟口から
袖口の下端までにわたって、すなわち袖の外側の稜線に
沿って袖丈方向に1本又は2本のテープ地6を予め逢着
して一対としておく。これは袖を縫製する前にあらかじ
め縫い付けておくものとするか、接着しておくものとす
る。そして筒形に縫合する部分はこのテープ地6とほぼ
対向する位置とする。このテープ地6の幅は前身頃や後
身頃に取り付ける裏地のテープ地と同様にしてネット地
の裏地31が許容以上に伸びないよう伸びを抑制するよ
うにしてその幅を定めるが、袖丈方向の長さはその襟付
け部端から袖口端までとし、この筒形の袖裏地は筒形の
縫い目とテープ地とにより袖丈ほうこうの伸びを抑制す
るようにする。
【0016】従って上述のごとく構成する雨着におい
て、雨着の着用により長く使用していると裏地が伸び、
自然と表側に露出したり、また、雨着を着る際に時計の
バンドや時計自体、或いはカッターシャツの袖口などの
突起物が編み目に引っかかって裏地を無理矢理引き延ば
してしまうことがある。このような場合においても、各
ネット状の裏地には伸縮しないテープ地を縫着している
ので、ネットの伸びはこのテープにて規制され、裏地が
必要以上に伸びて表側に露出することが未然に防止でき
る。
【0017】また、前身頃や後身頃にも裏地に伸縮しな
いテープを設けているので、この身頃裏の裏地も伸びな
いので着心地がよくなる。
【0018】
【発明の効果】本発明の雨着によれば、雨着の裏地に配
設したネット状の裏地に伸縮しないテープ地を設けてい
るので、雨着を着脱する際裏地にカッターシャツの袖
口、時計やその他の突起した物に引っかかり、一部的に
ネットがのびてもこのテープにて伸びが抑制され裏地が
表まで引きづり出されることがなく、着心地がよく、雨
着を着服した状態での外観もよくなる利点がある。
【0019】請求項2記載の本発明の雨着によれば、前
身頃、後身頃の裏地に伸縮しないテープ地を設けている
ので、着心地がよく、また身頃の下部からの裏地の突出
が防止できる。
【0020】請求項3記載の本発明の雨着によれば、袖
裏地の袖山を通る腕の外側にそって伸縮しないテープを
設けているので、袖に腕を通す際も裏地がのびずしっく
りと着ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雨着の第1実施例を示す裏返した状態
を示し、(a)は正面図、(b)はその平面図、(c)
は側面図である。
【図2】本発明の雨着の横断面図である。
【図3】伸縮しないテープ地を配設した部分を示す裏地
の拡大説明図である。
【符号の説明】
1 前身頃 2 後身頃 3 袖 4 テープ地 5 テープ地 6 テープ地 11 前身頃裏地 21 後身頃裏地 31 袖裏地

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水若しくは撥水性を有する生地にて上
    着の上に着装するように縫製した雨着において、前身
    頃、後身頃及び袖内にネット状の裏地を一体に縫製する
    と共に、この裏地に前後の身頃においてはその着丈方向
    に、袖においてはその袖丈方向にそれぞれ伸縮しないテ
    ープ地を一体に設けたことを特徴とする雨着。
  2. 【請求項2】 前身頃、後身頃の裏地に配設する伸縮し
    ないテープ地は、前身頃においてはそのほぼ中央部に着
    丈方向に沿って配設し、後身頃においては背中心にそっ
    て着丈方向に沿って配設したことを特徴とする請求項1
    記載の雨着。
  3. 【請求項3】 袖裏地に配設する伸縮しないテープ地
    は、袖山を通る袖丈方向に配設したことを特徴とする請
    求項1記載の雨着。
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