JPH0348165Y2 - - Google Patents

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JPH0348165Y2
JPH0348165Y2 JP1984069417U JP6941784U JPH0348165Y2 JP H0348165 Y2 JPH0348165 Y2 JP H0348165Y2 JP 1984069417 U JP1984069417 U JP 1984069417U JP 6941784 U JP6941784 U JP 6941784U JP H0348165 Y2 JPH0348165 Y2 JP H0348165Y2
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JP
Japan
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fabric
jacket
pants
water
waterproof
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JP1984069417U
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JPS60181318U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は、水産農林土木等各種作業用及び二
輪車運転用等に有用な雨合羽に関するものであ
る。
(2) 従来の技術 近年、ポリエステル糸等を用いた平織り組織の
強靭な織地の片側表面に熱可塑性合成樹脂を塗布
積層した防水布からなり、耐久性を増すと共に、
内面が織地であるため、べたつかず着心地が良い
雨合羽が普及している。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところが、このような雨合羽は、着用して作業
中上着の胴裾口やズボンの脚裾口からしぶきが入
り込み、特に長靴をはいた場合ズボンの脚裾口は
ひどく濡れ、裏面が織地であるため織り糸が濡れ
ると、この濡れが毛細管現象によつて徐々に上方
へ広がり、着心地が悪く作業にも悪影響を及ぼす
等の問題がある。
この問題を解決する手段とし、大正15年実用新
案出願公告第27842号公報に、雨衣の内面に防水
帯を貼付するものがある。しかしながら、この手
段は、「貼付」するため、前記内面が織地のもの
に採用しても、その織地内を水が浸透して防水効
果を得ることができない。
(4) 問題点を解決するための手段 この考案は、上記のような問題点を解決するた
めに、上着の胴裾口並びにズボンの脚裾口の下端
から所要寸法上方の内周面に、それぞれここを一
周する単数条又は所要ピツチの複数条の断水帯を
設け、この断水帯は防水布の裏側織地上に熱融着
性フイルムテープを重ね合せその全周面を融着し
てなるものである。
(5) 作用 この考案の雨合羽は、上着の胴裾口やズボンの
脚裾口から内側へしぶきが入つて濡れても、糸の
繊維束の隙間に溶融した合成樹脂が滲透して断水
状とした断水帯で遮ぎられて、これより上方へは
濡れが広がらないようになる。
(6) 実施例 第1図は、この考案の一実施例を示すものであ
り、この雨合羽は、ポリエステル糸等を用いた平
織り組織の強靭な織地1(第2図参照)の片側表
面にビニル系合成樹脂等を塗布積層した防水層2
を有する防水布からなり、水の浸透を防ぐため各
裁ち布をウエルダー加工によつて接合した上着3
とズボン4とを組合せたもので、前記上着3の胴
裾口5、袖先口6の下端から所要寸法、例えば略
7cm上方の内周面に、それぞれ下端に沿い且つこ
こを一周する第1断水帯7が設けられ、さらにこ
の第1断水帯7の上方に略5cm間をあけて第2断
水帯7が設けられている。また、ズボン4の脚裾
口8の下端から所要寸法、例えば略9cm上方の内
周面に、下端に沿い且つここを1周する第1断水
帯9が設けられ、さらにこの第1断水帯9の上方
に略10cmの等ピツチに第2断水帯9′、第3断水
帯9″が設けられたものである。
前記各断水帯は、第2図に示すように、例えば
ズボン4の第1断水帯9の場合、幅l10mmの透明
な熱融着性合成樹脂フイルムテープ10を原反で
ある防水布の裏側の織地1の上に重ね合せウエル
ダー加工によつてその全周面を融着したものであ
り、織地1の糸の繊維束の隙間に溶融合成樹脂
が、ウエルダーの電極の加圧によつて完全滲透し
て密着固化し、十分な防水状態となつている。こ
の断水帯は、予め裁ち布の段階で設ける。
なお、上着3の裾先口6の断水帯は、省略する
場合もある。また、これらの断水帯は、用途に対
応して、その幅及びその筋数を適宜選択すること
ができると共に、付設するところ即ち、下端から
距離及び複数条のピツチも適宜選択することがで
きる。
この考案の雨合羽は、上述のような上着・ズボ
ンの分離体のもののほか、コート状のものにも適
用できる。
(7) 効果 以上のように、この考案に係る雨合羽は、熱融
着性フイルムテープを融着して断水帯を形成した
ものであるため、そのテープの溶融合成樹脂が織
地に浸透して表面の合成樹脂等の防水層に至つ
て、織地内全周に完全な断水層が形成される。
したがつて、この考案によれば、織地の片側表
面に合成樹脂等を積層した防水布からなる雨合羽
においても、上着の胴裾口、ズボンの脚裾口から
内面への水の浸透が確実に防止され、着心地のよ
いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す正面図、
第2図は第1図−線に沿つた縦断面図であ
る。 1……織地、2……防水層、3……上着、4…
…ズボン、7,7′,9,9′,9″……断水帯、
10……熱融着性フイルムテープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 織地の片側表面に合成樹脂等を積層した防水布
    からなる上着・ズボンの雨合羽において、前記上
    着の胴裾口並びにズボンの脚裾口の下端から所要
    寸法上方の内周面に、それぞれここを一周する単
    数条又は所要ピツチの複数条の断水帯を設け、前
    記断水帯は防水布の裏側織地上に熱融着性フイル
    ムテープを重ね合せその全周面を融着してなるこ
    とを特徴とする雨合羽。
JP6941784U 1984-05-12 1984-05-12 雨合羽 Granted JPS60181318U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6941784U JPS60181318U (ja) 1984-05-12 1984-05-12 雨合羽

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JP6941784U JPS60181318U (ja) 1984-05-12 1984-05-12 雨合羽

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Publication Number Publication Date
JPS60181318U JPS60181318U (ja) 1985-12-02
JPH0348165Y2 true JPH0348165Y2 (ja) 1991-10-15

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JP6941784U Granted JPS60181318U (ja) 1984-05-12 1984-05-12 雨合羽

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JP2010163723A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Shimano Inc 釣用ウェア

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JPS60181318U (ja) 1985-12-02

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