JPH0343212Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0343212Y2 JPH0343212Y2 JP1985011858U JP1185885U JPH0343212Y2 JP H0343212 Y2 JPH0343212 Y2 JP H0343212Y2 JP 1985011858 U JP1985011858 U JP 1985011858U JP 1185885 U JP1185885 U JP 1185885U JP H0343212 Y2 JPH0343212 Y2 JP H0343212Y2
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- JP
- Japan
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- hat
- base fabric
- brim
- fabric
- peripheral edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Outer Garments And Coats (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は主として軽登山、釣り、等の所謂アウ
トドアスポーツに際し着用するに好適な鍔付帽子
に係り、殊に防水性、撥水性、透湿性に優れた機
能を有する帽子を提供せんとするものである。
トドアスポーツに際し着用するに好適な鍔付帽子
に係り、殊に防水性、撥水性、透湿性に優れた機
能を有する帽子を提供せんとするものである。
近年繊維製品の研究改発が進み、薄手で防水
性、撥水性並びに透湿性に富む各種生地として例
えばゴアテツクス（商標）、エントラント（商標）
等の所謂透湿性防水布と称されるものが出現し、
帽子の表生地としても使用されるようになつた。
これ等の生地は、その繊維組織の構造は一様では
ないが、防水性、透湿性を具備する原理的構造
は、薄い合成樹脂皮膜に0.3乃至３ミクロンの孔、
即ち水滴は通さないが水蒸気は通すことができる
超微細孔を無数に設けた皮膜に繊維素材をラミネ
ート加工、若しくはコーテイング加工した構成と
なすもので所期の防水、透湿効果を得んとするも
のである。
性、撥水性並びに透湿性に富む各種生地として例
えばゴアテツクス（商標）、エントラント（商標）
等の所謂透湿性防水布と称されるものが出現し、
帽子の表生地としても使用されるようになつた。
これ等の生地は、その繊維組織の構造は一様では
ないが、防水性、透湿性を具備する原理的構造
は、薄い合成樹脂皮膜に0.3乃至３ミクロンの孔、
即ち水滴は通さないが水蒸気は通すことができる
超微細孔を無数に設けた皮膜に繊維素材をラミネ
ート加工、若しくはコーテイング加工した構成と
なすもので所期の防水、透湿効果を得んとするも
のである。
然るところ前述した生地を帽子に使用した場合
であつても、帽子本体の帽体部（クラウン部）と
鍔部分、或いはビン皮の取付部等に縫成による縫
い目が生じ、該縫目からの水分の浸入は阻止でき
ず、生地の有する本来の特性を充分生かすことが
できないという問題があつた。従つてこれを解消
し生地本来の特性を生かすには、縫成部分への完
全なる目付め加工が必要となり、係る目付め作業
は製帽工程をより複雑にし、手数を要し、コスト
高となるという欠陥があつた。
であつても、帽子本体の帽体部（クラウン部）と
鍔部分、或いはビン皮の取付部等に縫成による縫
い目が生じ、該縫目からの水分の浸入は阻止でき
ず、生地の有する本来の特性を充分生かすことが
できないという問題があつた。従つてこれを解消
し生地本来の特性を生かすには、縫成部分への完
全なる目付め加工が必要となり、係る目付め作業
は製帽工程をより複雑にし、手数を要し、コスト
高となるという欠陥があつた。
従つて本考案は前述した従来品の欠陥に鑑みこ
れを克服したものであつて、表被部と裏被部とを
それぞれ独立して形成した二重構造の帽子本体
と、防水性、撥水性、並びに防湿性等に優れた生
地で前記帽子形に適宜截断した基布とからなり、
前記帽子本体の表被部と裏被部との間に前記基布
を介在してなり該基布はその周縁部のみを帽子本
体の鍔部の周縁部に結合したことを新規な構成と
するものである。
れを克服したものであつて、表被部と裏被部とを
それぞれ独立して形成した二重構造の帽子本体
と、防水性、撥水性、並びに防湿性等に優れた生
地で前記帽子形に適宜截断した基布とからなり、
前記帽子本体の表被部と裏被部との間に前記基布
を介在してなり該基布はその周縁部のみを帽子本
体の鍔部の周縁部に結合したことを新規な構成と
するものである。
本考案によれば帽子本体内に防水、撥水、透湿
機能を有する基布を介在し、しかも該基布を鍔部
の周縁部のみに限定して結合する構成、即ち基布
に生ずる縫合部が鍔部の周縁に限定される構成と
なし、雨水等の浸入を該基布で効率的に阻止でき
る方法を採用した。
機能を有する基布を介在し、しかも該基布を鍔部
の周縁部のみに限定して結合する構成、即ち基布
に生ずる縫合部が鍔部の周縁に限定される構成と
なし、雨水等の浸入を該基布で効率的に阻止でき
る方法を採用した。
前記本考案を図面に示す代表的な実施例に従つ
て説明すると、第１図及び第２図に示す如く防水
性、撥水性、並びに透湿性等に優れた生地を予じ
め帽体部４及び鍔部２の形状を考慮した大きさに
截断形成した基布Ｂを形成し、他方帽子本体Ａの
帽体部４、鍔部２のそれぞれの表被部イ及び裏被
部ロを独立して形成し、これ等帽子本体Ａの表被
部イ、基布Ｂ、裏被部ロを順次重合し、帽子本体
Ａの鍔部２の表、裏被部イ，ロにおける周縁部３
で基布Ｂの周縁部１を止着して帽子を完成したも
のである。
て説明すると、第１図及び第２図に示す如く防水
性、撥水性、並びに透湿性等に優れた生地を予じ
め帽体部４及び鍔部２の形状を考慮した大きさに
截断形成した基布Ｂを形成し、他方帽子本体Ａの
帽体部４、鍔部２のそれぞれの表被部イ及び裏被
部ロを独立して形成し、これ等帽子本体Ａの表被
部イ、基布Ｂ、裏被部ロを順次重合し、帽子本体
Ａの鍔部２の表、裏被部イ，ロにおける周縁部３
で基布Ｂの周縁部１を止着して帽子を完成したも
のである。
この際基布Ｂに使用するものとしては合成樹脂
シートに繊維素材をラミネート加工、若しくはコ
ーテイング加工したゴアテツクス（商標）及びエ
ントラント（商標）等の透湿性防水布を初め、こ
れ等と同効の機能を有する生地を使用することが
望ましい。次に帽子本体Ａの表被部イには通常、
帽子に一般的に使用される耐水性等に優れた綿
布、ポリエステル等の天然、又は合成樹脂を用
い、裏被部ロには、肌ざわりが良く、かつ速乾
性、並びに通気性に優れた生地を適宜選定して採
用することが望ましい。尚帽子本体の形状は図示
したもののみに限らず他の全ゆる形状にも適用す
ることは当然可能である。
シートに繊維素材をラミネート加工、若しくはコ
ーテイング加工したゴアテツクス（商標）及びエ
ントラント（商標）等の透湿性防水布を初め、こ
れ等と同効の機能を有する生地を使用することが
望ましい。次に帽子本体Ａの表被部イには通常、
帽子に一般的に使用される耐水性等に優れた綿
布、ポリエステル等の天然、又は合成樹脂を用
い、裏被部ロには、肌ざわりが良く、かつ速乾
性、並びに通気性に優れた生地を適宜選定して採
用することが望ましい。尚帽子本体の形状は図示
したもののみに限らず他の全ゆる形状にも適用す
ることは当然可能である。
〔考案の効果〕
従つて本考案によれば、帽子本体Ａ内に介在し
た基布Ｂがその鍔部２の周縁部３に限定して止着
する構成即ち基布Ｂの縫製部を少なくとも係る部
位以外に有しない構成となし、縫製による針穴を
鍔の周縁部のみに限定してあるため、帽体部は勿
論、殊に雨水を溜めて膨潤させ早期に防水性を喪
失し易い鍔部を含む帽子本体を雨、水分の浸入を
基布Ｂによつて効率的に遮断し、基布Ｂの有する
機能を充分に発揮することができる。また基布Ｂ
自体は帽子本体Ａ内に完全に内蔵される構造であ
つて外部との直接的な接触が回避されるため当然
乍らその早期破損の恐れもない。更に特筆すべき
は本考案は帽子に目止め作業をせず所期の目的を
達成し得るものであるから作業の簡略化が測ら
れ、大量生産を可能となしコスト上安価なものが
提供できる利点があることである。更に附言すれ
ば基布Ａの有する機能を充分生かせる構成である
から、帽子本体Ａの表被部イに使用する生地とし
て単に従来の耐水性生地のみに限定せず全ゆる生
地を自由に採択して使用可能ならしめ、バラエテ
イに富んだ生地使用により更に商品イメージの高
いものが提供できるという利点もある。
た基布Ｂがその鍔部２の周縁部３に限定して止着
する構成即ち基布Ｂの縫製部を少なくとも係る部
位以外に有しない構成となし、縫製による針穴を
鍔の周縁部のみに限定してあるため、帽体部は勿
論、殊に雨水を溜めて膨潤させ早期に防水性を喪
失し易い鍔部を含む帽子本体を雨、水分の浸入を
基布Ｂによつて効率的に遮断し、基布Ｂの有する
機能を充分に発揮することができる。また基布Ｂ
自体は帽子本体Ａ内に完全に内蔵される構造であ
つて外部との直接的な接触が回避されるため当然
乍らその早期破損の恐れもない。更に特筆すべき
は本考案は帽子に目止め作業をせず所期の目的を
達成し得るものであるから作業の簡略化が測ら
れ、大量生産を可能となしコスト上安価なものが
提供できる利点があることである。更に附言すれ
ば基布Ａの有する機能を充分生かせる構成である
から、帽子本体Ａの表被部イに使用する生地とし
て単に従来の耐水性生地のみに限定せず全ゆる生
地を自由に採択して使用可能ならしめ、バラエテ
イに富んだ生地使用により更に商品イメージの高
いものが提供できるという利点もある。
図面は本考案の帽子を示す代表的な実施例であ
つて、第１図は帽子の一部欠截側面図略図、第２
図は帽子の主要部の拡大断面略図の例示である。 図面の符号、Ａ……帽子本体、Ｂ……基布、イ
……表被部、ロ……裏被部、１……基布の周縁
部、２……鍔部、３……鍔部の周縁部、４……帽
体部。
つて、第１図は帽子の一部欠截側面図略図、第２
図は帽子の主要部の拡大断面略図の例示である。 図面の符号、Ａ……帽子本体、Ｂ……基布、イ
……表被部、ロ……裏被部、１……基布の周縁
部、２……鍔部、３……鍔部の周縁部、４……帽
体部。
Claims (1)
- 帽体部４及び該帽体部４の周縁に鍔部２を有し
てなる帽子本体Ａにおいて、該帽子本体Ａはその
表被部イと裏被部ロとをそれぞれ独立して形成
し、防水性、発水性並びに防湿性等に優れた生地
でなる基布Ｂを予め帽体部４及び鍔部２を含む大
きさ、形状に裁断形成し、前記帽子本体Ａの表被
部イと裏被部ロとの間に前記基布Ｂを介在してな
り、該基布Ｂはその周縁部１のみを帽子本体Ａの
鍔部２の周縁部３，３に結合したことを特徴とす
る帽子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985011858U JPH0343212Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985011858U JPH0343212Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61137626U JPS61137626U (ja) | 1986-08-27 |
| JPH0343212Y2 true JPH0343212Y2 (ja) | 1991-09-10 |
Family
ID=30494373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985011858U Expired JPH0343212Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0343212Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002235233A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | レイン用ハット |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59185236U (ja) * | 1983-05-30 | 1984-12-08 | ジヤパンゴアテツクス株式会社 | 帽子又は帽子用内装体 |
-
1985
- 1985-01-29 JP JP1985011858U patent/JPH0343212Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61137626U (ja) | 1986-08-27 |
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