JPH05140809A - 帽 子 - Google Patents
帽 子Info
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- JPH05140809A JPH05140809A JP3331607A JP33160791A JPH05140809A JP H05140809 A JPH05140809 A JP H05140809A JP 3331607 A JP3331607 A JP 3331607A JP 33160791 A JP33160791 A JP 33160791A JP H05140809 A JPH05140809 A JP H05140809A
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- JP
- Japan
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- hat
- eaves
- head
- moisture
- waterproof
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 晴天時及び雨天時の何れにおいても適切に対
応でき、色彩,形態及び柄模様などの組合せを可能とし
た帽子を提供する。 【構成】 頭周挟着部12を取付けたひさし部体1と頭頂
被包部体からなり、ひさし部体1における頭周挟着部12
に一方の係着部材13を設け頭頂被包部体の周側部には一
方の係着部材13に係止する他方の係着部材23を設ける。
応でき、色彩,形態及び柄模様などの組合せを可能とし
た帽子を提供する。 【構成】 頭周挟着部12を取付けたひさし部体1と頭頂
被包部体からなり、ひさし部体1における頭周挟着部12
に一方の係着部材13を設け頭頂被包部体の周側部には一
方の係着部材13に係止する他方の係着部材23を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帽子の創案に係り、形態
および図柄ないし色彩を異にした多数の帽子を簡易に形
成せしめ、晴天時および雨天時の何れにおいても適切に
対応することができ、軽量コンパクトで何れにしても快
適な使用をなすことができる帽子を提供しようとするも
のである。
および図柄ないし色彩を異にした多数の帽子を簡易に形
成せしめ、晴天時および雨天時の何れにおいても適切に
対応することができ、軽量コンパクトで何れにしても快
適な使用をなすことができる帽子を提供しようとするも
のである。
【0002】
【従来の技術】帽子は古くから用いられて来たもので、
形態、色彩、生地などについては種々の検討がなされ、
多くの製品が実用化されている。即ち、頭部を収容すべ
き部分を全体とし、その全面にひさしを設けることが基
本的形態であって、男性用と女性用は勿論、夏季用と冬
季用、晴天用と雨天用、外出用とスポーツ用の如きに区
分され、従って使用者は夫々に多数の帽子を準備してお
くことが普通である。
形態、色彩、生地などについては種々の検討がなされ、
多くの製品が実用化されている。即ち、頭部を収容すべ
き部分を全体とし、その全面にひさしを設けることが基
本的形態であって、男性用と女性用は勿論、夏季用と冬
季用、晴天用と雨天用、外出用とスポーツ用の如きに区
分され、従って使用者は夫々に多数の帽子を準備してお
くことが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したような従来の
帽子においては、何れにしても多数の帽子を必要とす
る。即ち、夏季用、冬季用、晴天用、雨天用、スポーツ
用の如く比較的単純に区分したとしても各個人が数個の
帽子を必要とすることは明らかで、しかも実際に使用さ
れるのは1個のみであって2個同時に使用するわけでは
ないから、使用されない帽子はケースに収容しその他の
方法で保管することが必要であり、頭部収容部分の下辺
がそれなりに整形されて硬さを有し、しかも該部分から
ひさしを突出した各帽子は相当に大形となり、大きな保
管スペースを必要とする。
帽子においては、何れにしても多数の帽子を必要とす
る。即ち、夏季用、冬季用、晴天用、雨天用、スポーツ
用の如く比較的単純に区分したとしても各個人が数個の
帽子を必要とすることは明らかで、しかも実際に使用さ
れるのは1個のみであって2個同時に使用するわけでは
ないから、使用されない帽子はケースに収容しその他の
方法で保管することが必要であり、頭部収容部分の下辺
がそれなりに整形されて硬さを有し、しかも該部分から
ひさしを突出した各帽子は相当に大形となり、大きな保
管スペースを必要とする。
【0004】又外出時などにおいて、晴天状態であって
も俄に降雨のあるようなことがあり、そうした場合に雨
天用の帽子を別に準備して外出するようなことは非常に
嵩張り煩雑であり、このため俄雨などで頭部から濡ら
し、あるいは晴天条件下において雨天用帽子を着用した
ままとなって著しい不快感を与えるようなことが多い。
も俄に降雨のあるようなことがあり、そうした場合に雨
天用の帽子を別に準備して外出するようなことは非常に
嵩張り煩雑であり、このため俄雨などで頭部から濡ら
し、あるいは晴天条件下において雨天用帽子を着用した
ままとなって著しい不快感を与えるようなことが多い。
【0005】何れにしても前記したような多数の帽子を
夫々に準備することは相当のコストを必要とし、しかも
夫々の目的における各帽子に色彩その他の変化を求める
ことができず、そうした変化を得しめるには更に多くの
帽子を準備することが必要である。
夫々に準備することは相当のコストを必要とし、しかも
夫々の目的における各帽子に色彩その他の変化を求める
ことができず、そうした変化を得しめるには更に多くの
帽子を準備することが必要である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記したような
従来技術によるものの課題を解決することについて検討
を重ね、帽子を特別なひさし部体と頭頂面被包部体とに
分割して形成し、これらの部体を適宜に結合し、あるい
は分離状態で使用することにより、それらの課題を的確
に解決することに成功したものであって、以下の如くで
ある。
従来技術によるものの課題を解決することについて検討
を重ね、帽子を特別なひさし部体と頭頂面被包部体とに
分割して形成し、これらの部体を適宜に結合し、あるい
は分離状態で使用することにより、それらの課題を的確
に解決することに成功したものであって、以下の如くで
ある。
【0007】(1)ひさし部に頭周挟着部を取付けたひ
さし部体と、頭頂被包部体とよりなり、前記したひさし
部体における頭周挟着部に一方の係着部材を設け該頭頂
被包部体の周側部には前記した一方の係着部材に係止す
る他方の係着部材を設けたことを特徴とする帽子。
さし部体と、頭頂被包部体とよりなり、前記したひさし
部体における頭周挟着部に一方の係着部材を設け該頭頂
被包部体の周側部には前記した一方の係着部材に係止す
る他方の係着部材を設けたことを特徴とする帽子。
【0008】(2)頭頂面被包部体が防水透湿性布帛を
用いて形成したものである前記(1)項に記載の帽子。
用いて形成したものである前記(1)項に記載の帽子。
【0009】
【作用】ひさし部に頭周挟着部を取付けたひさし部体
と、頭頂被包部体とよりなり、前記したひさし部体にお
ける頭周挟着部に一方の係着部材を設け該頭頂被包部体
の周側部には前記した一方の係着部材に係止する他方の
係着部材を設けたことにより、ひさし部体と頭頂面被包
部体とを適宜に分割し、又一体化して使用することを可
能にし、更にひさし部体と頭頂面被包部体との組合せ関
係を変え、比較的少ない各部体によって多様な帽子を提
供する。
と、頭頂被包部体とよりなり、前記したひさし部体にお
ける頭周挟着部に一方の係着部材を設け該頭頂被包部体
の周側部には前記した一方の係着部材に係止する他方の
係着部材を設けたことにより、ひさし部体と頭頂面被包
部体とを適宜に分割し、又一体化して使用することを可
能にし、更にひさし部体と頭頂面被包部体との組合せ関
係を変え、比較的少ない各部体によって多様な帽子を提
供する。
【0010】前記した頭頂面被包部体を防水透湿性布帛
を用いて成形した場合には、この頭頂面被包部体を用い
た条件下ではその防水性からして雨天用帽子として機能
し、しかもその透湿性によって発汗時などの湿分排出を
容易にして快適な使用を得しめる。つまりこのような透
湿作用は晴天時においても有効であるが、又晴天時にお
いてはひさし部体のみによってもその頭周挟着部によっ
て安定に着用せしめ、日光を遮蔽した利用を得しめる。
を用いて成形した場合には、この頭頂面被包部体を用い
た条件下ではその防水性からして雨天用帽子として機能
し、しかもその透湿性によって発汗時などの湿分排出を
容易にして快適な使用を得しめる。つまりこのような透
湿作用は晴天時においても有効であるが、又晴天時にお
いてはひさし部体のみによってもその頭周挟着部によっ
て安定に着用せしめ、日光を遮蔽した利用を得しめる。
【0011】前述したようにひさし部体と頭頂面被包部
体とが分割し得ることから携行性を良好にする。即ち前
記のようにひさし部体のみを晴天用として分離使用した
場合に分割された頭頂被包部体はコンパクトに折り畳む
ことができ、その重さも20〜30g程度のものとなる
からポケットなどに収容して自在に携帯し得る。ひさし
部体についてはその頭周挟着部において樹脂芯材などを
用いて弾圧作用で挟着するようにし、又ひさし部にそれ
なりに硬さを有せしめ且つ相当の広さを有するようにし
ても60〜75g程度として仕上げられ着用ないし携行
上問題とすべきものはない。
体とが分割し得ることから携行性を良好にする。即ち前
記のようにひさし部体のみを晴天用として分離使用した
場合に分割された頭頂被包部体はコンパクトに折り畳む
ことができ、その重さも20〜30g程度のものとなる
からポケットなどに収容して自在に携帯し得る。ひさし
部体についてはその頭周挟着部において樹脂芯材などを
用いて弾圧作用で挟着するようにし、又ひさし部にそれ
なりに硬さを有せしめ且つ相当の広さを有するようにし
ても60〜75g程度として仕上げられ着用ないし携行
上問題とすべきものはない。
【0012】なお本発明による帽子において、それなり
の寒冷地などで防寒性ないし保温性を必要とする場合に
は前記防水透湿性布帛に関して透湿充実型樹脂層を採用
することができ、それによって透湿性を有しながら、し
かも通気性(勿論透水性をも)を有しない組織として防
寒、保温性を充分に得しめることができる。
の寒冷地などで防寒性ないし保温性を必要とする場合に
は前記防水透湿性布帛に関して透湿充実型樹脂層を採用
することができ、それによって透湿性を有しながら、し
かも通気性(勿論透水性をも)を有しない組織として防
寒、保温性を充分に得しめることができる。
【0013】
【実施例】前記したような本発明によるものの具体的な
実施態様を添付図面に示すものについて説明すると、本
発明による帽子は図1に示すようなひさし部体1と、図
2に示すような頭頂面被包部体2とより成るもので、ひ
さし部体1はひさし部11と頭周挟着部12とを一体的
に組付けたもので、頭周挟着部12の外面には例えばマ
ジックテープを形成する一方の係着部材13が取付けら
れており、又この頭周挟着部12には弾性材14を内装
して着用者の頭部に対し弾性的な挟着作用が得られるよ
うに成っている。なお、ひさし部体と頭頂面被包部体と
の係着に際しては、マジックテープの使用の他、スナッ
プ、磁石などを採用することも可能である。
実施態様を添付図面に示すものについて説明すると、本
発明による帽子は図1に示すようなひさし部体1と、図
2に示すような頭頂面被包部体2とより成るもので、ひ
さし部体1はひさし部11と頭周挟着部12とを一体的
に組付けたもので、頭周挟着部12の外面には例えばマ
ジックテープを形成する一方の係着部材13が取付けら
れており、又この頭周挟着部12には弾性材14を内装
して着用者の頭部に対し弾性的な挟着作用が得られるよ
うに成っている。なお、ひさし部体と頭頂面被包部体と
の係着に際しては、マジックテープの使用の他、スナッ
プ、磁石などを採用することも可能である。
【0014】前記のようなひさし部体1に対し、頭頂面
被包部体2は防水透湿性をも必要とする場合には本発明
に示すように防水透湿性膜片3を用いて成形すればよ
く、該膜片3の内面および外面にそれぞれ内面生地4と
外面生地5とがラミネート方式などによって接着一体化
した布帛として採用され、接着は縫着などにより仕上げ
られているが、図2に示したものにおいては、特に女性
用として適せしむべく、後面部分に髪押さえ部25が延
出して形成されている。又その内面における所要の位置
に前記係着部材13に対して係止するマジックテープに
より形成される他方の係着部材23が設けられている。
被包部体2は防水透湿性をも必要とする場合には本発明
に示すように防水透湿性膜片3を用いて成形すればよ
く、該膜片3の内面および外面にそれぞれ内面生地4と
外面生地5とがラミネート方式などによって接着一体化
した布帛として採用され、接着は縫着などにより仕上げ
られているが、図2に示したものにおいては、特に女性
用として適せしむべく、後面部分に髪押さえ部25が延
出して形成されている。又その内面における所要の位置
に前記係着部材13に対して係止するマジックテープに
より形成される他方の係着部材23が設けられている。
【0015】なお防水透湿性布帛の適用に際しては、頭
頂面被包部体用布帛との縫製により縫合部を目止めする
タイプ、頭頂面被包部体の布帛の裏に防水透湿性膜片に
裏地をラミネートしたものをハットインサートとして面
間空隙を持たして挿入するタイプ、熱可塑性の表地、裏
地をラミネートした防水透湿性膜片を頭頂面被包部体に
一体として熱可塑成形するタイプ等がある。
頂面被包部体用布帛との縫製により縫合部を目止めする
タイプ、頭頂面被包部体の布帛の裏に防水透湿性膜片に
裏地をラミネートしたものをハットインサートとして面
間空隙を持たして挿入するタイプ、熱可塑性の表地、裏
地をラミネートした防水透湿性膜片を頭頂面被包部体に
一体として熱可塑成形するタイプ等がある。
【0016】なおこの髪押さえ部25と被包部体2の本
体部分との間には弾性条体6が内面などに配設されて該
部分に伸縮作用を与えるように成っているもので、該部
分は常態において図2のようにシャーリングを形成して
いるが、頭部に装着し女性の髪を押さえることにより一
連の平滑な斜面を形成するようになるものである。
体部分との間には弾性条体6が内面などに配設されて該
部分に伸縮作用を与えるように成っているもので、該部
分は常態において図2のようにシャーリングを形成して
いるが、頭部に装着し女性の髪を押さえることにより一
連の平滑な斜面を形成するようになるものである。
【0017】上述した防水透湿性膜片3の具体例は図6
と図7に示す如くであって、ポリテトラフルオロエチレ
ン膜を延伸処理することによってフィブリル化し、微小
結節部31の間に微細繊維32がくもの巣状に形成され
たもので、図6は一方向延伸、図7は多方向延伸の組織
を示しているが、その孔隙33はμmレベル以下、0.0
2μmにも達するもので、空隙率は70%以上、一般的
には80〜95%のように得られ、材質自体の有する撥
水性と相俟って好ましい防水性が得られ、しかもその孔
隙33において通気(透湿)性が確保される。
と図7に示す如くであって、ポリテトラフルオロエチレ
ン膜を延伸処理することによってフィブリル化し、微小
結節部31の間に微細繊維32がくもの巣状に形成され
たもので、図6は一方向延伸、図7は多方向延伸の組織
を示しているが、その孔隙33はμmレベル以下、0.0
2μmにも達するもので、空隙率は70%以上、一般的
には80〜95%のように得られ、材質自体の有する撥
水性と相俟って好ましい防水性が得られ、しかもその孔
隙33において通気(透湿)性が確保される。
【0018】また、防水透湿性布帛の他の例としては、
ナイロン、ポリエステル織物等を基布としてウレタン樹
脂をコーティングした、微孔性繊維を高密度に編織した
布帛等が挙げられ、これらも有効に頭頂被包部体の布帛
として使用可能である。
ナイロン、ポリエステル織物等を基布としてウレタン樹
脂をコーティングした、微孔性繊維を高密度に編織した
布帛等が挙げられ、これらも有効に頭頂被包部体の布帛
として使用可能である。
【0019】図4に本発明によるひさし部体1について
の別の態様が示されており、即ちこの場合において弾性
条帯15を用いて装着者の頭部に挟着するようにしたも
ので、このように弾性条帯15を用いることにより頭周
挟着部12に弾性材を埋装する必要がないことになり、
ひさし部1全体が小型に格納し得ることになる。なお、
頭周挟着部12の別の態様としては、分離した帯片を頭
部の大きさに合わせてマジックテープ、バックル、スナ
ップ、磁石、結束などによって調節係合させる方法があ
り便利である。
の別の態様が示されており、即ちこの場合において弾性
条帯15を用いて装着者の頭部に挟着するようにしたも
ので、このように弾性条帯15を用いることにより頭周
挟着部12に弾性材を埋装する必要がないことになり、
ひさし部1全体が小型に格納し得ることになる。なお、
頭周挟着部12の別の態様としては、分離した帯片を頭
部の大きさに合わせてマジックテープ、バックル、スナ
ップ、磁石、結束などによって調節係合させる方法があ
り便利である。
【0020】図5には頭頂面被包体2についての別の態
様が示されている。即ち図2および図3に示したものは
女性用として髪押さえ部25が延出形成されたものであ
るが、この図5のものにおいては斯かる髪押さえ部25
を有しておらず、従って男性用としても充分に採用し得
るものである。なおこのような髪押さえ部25を有しな
い場合においても後面部分において弾性条体6を用い、
該部分に伸縮作用を得しめることによって着用者の頭部
周面の大きさ変化に追随して安定した着用を図ることが
できる。
様が示されている。即ち図2および図3に示したものは
女性用として髪押さえ部25が延出形成されたものであ
るが、この図5のものにおいては斯かる髪押さえ部25
を有しておらず、従って男性用としても充分に採用し得
るものである。なおこのような髪押さえ部25を有しな
い場合においても後面部分において弾性条体6を用い、
該部分に伸縮作用を得しめることによって着用者の頭部
周面の大きさ変化に追随して安定した着用を図ることが
できる。
【0021】本発明によるものを保温性を有効に具備す
るものとして製作する場合には図8、図9に示すような
透湿充実型樹脂層7を層着したものを内面生地4と外面
生地5との間に介装するもので、この透湿充実型樹脂層
7としては密実な組織であって、しかも透湿性を有する
ものである。
るものとして製作する場合には図8、図9に示すような
透湿充実型樹脂層7を層着したものを内面生地4と外面
生地5との間に介装するもので、この透湿充実型樹脂層
7としては密実な組織であって、しかも透湿性を有する
ものである。
【0022】つまり、密実であることから空気などの気
体であっても透過しないような組織であるが、親水性に
優れた樹脂層であって、該樹脂層7の両側面間に水蒸気
濃度差のある条件下においては、その水蒸気濃度の高い
側において水分を吸収し、この水分を水蒸気濃度の低い
側に移行せしめ、この水蒸気低濃度側で脱着ないし蒸発
させる特性を示すものである。このような親水性の透湿
充実型樹脂層7を形成するものとしてはポリエーテルウ
レタン、ペルフルオロスルホン酸などがあり、具体的製
品としては米国W.R.Grace社による商品名「 H
ypol」、E.I.dupont社による「 Nafion 」な
どが挙げられる。
体であっても透過しないような組織であるが、親水性に
優れた樹脂層であって、該樹脂層7の両側面間に水蒸気
濃度差のある条件下においては、その水蒸気濃度の高い
側において水分を吸収し、この水分を水蒸気濃度の低い
側に移行せしめ、この水蒸気低濃度側で脱着ないし蒸発
させる特性を示すものである。このような親水性の透湿
充実型樹脂層7を形成するものとしてはポリエーテルウ
レタン、ペルフルオロスルホン酸などがあり、具体的製
品としては米国W.R.Grace社による商品名「 H
ypol」、E.I.dupont社による「 Nafion 」な
どが挙げられる。
【0023】なおこのような透湿充実型樹脂層7の形成
によってもその他面側は図6または図7に示したものと
同様であることは図9の如くであって、強度性その他の
特性においては図6、図7のものと同様に具備されたも
のである。即ち図6、図7のものの特性に加えて防風性
および保温性が得られ、寒冷地においても頭部保護の完
全を図る。
によってもその他面側は図6または図7に示したものと
同様であることは図9の如くであって、強度性その他の
特性においては図6、図7のものと同様に具備されたも
のである。即ち図6、図7のものの特性に加えて防風性
および保温性が得られ、寒冷地においても頭部保護の完
全を図る。
【0024】非通気性透湿防水布帛としては、上記した
ものの他、無孔質ポリエステル系透湿膜を複合化した布
帛、無孔性ポリエーテル系ウレタン樹脂膜を複合化した
布帛、ポリエチレン多孔質膜に透湿充実型樹脂層を積層
した膜を複合化した布帛等が知られており、これらも頭
頂被包部体の布帛として使用することができる。
ものの他、無孔質ポリエステル系透湿膜を複合化した布
帛、無孔性ポリエーテル系ウレタン樹脂膜を複合化した
布帛、ポリエチレン多孔質膜に透湿充実型樹脂層を積層
した膜を複合化した布帛等が知られており、これらも頭
頂被包部体の布帛として使用することができる。
【0025】上記したような本発明によるものは、ひさ
し部体1がそれのみで晴天時におけるサンバイザーとし
て日光などの顔面に対する照射を遮蔽するものであり、
頭頂面被包部体2を併用することにより雨天用などを含
む別の帽子が得られ、少なくとも1つの帽子が複数の目
的における帽子となることは明らかである。
し部体1がそれのみで晴天時におけるサンバイザーとし
て日光などの顔面に対する照射を遮蔽するものであり、
頭頂面被包部体2を併用することにより雨天用などを含
む別の帽子が得られ、少なくとも1つの帽子が複数の目
的における帽子となることは明らかである。
【0026】特に、ひさし部体1、頭頂面被包体3の形
態やカラーを適宜に変えたものとして複数組準備するこ
とにより多様な組合せによる帽子が得られる。例えばひ
さし部体1として夫々異なった形態または色調のものを
3個準備し、頭頂面被包体2としても同じく形態または
色調の異なったものを準備するならば9種の夫々に異な
った組合せが得られ、感覚を異にした帽子を即席的且つ
自在に得しめる。
態やカラーを適宜に変えたものとして複数組準備するこ
とにより多様な組合せによる帽子が得られる。例えばひ
さし部体1として夫々異なった形態または色調のものを
3個準備し、頭頂面被包体2としても同じく形態または
色調の異なったものを準備するならば9種の夫々に異な
った組合せが得られ、感覚を異にした帽子を即席的且つ
自在に得しめる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるとき
は、晴天時および雨天時の何れに対しても適切に対応す
ることができ、色彩や形態および柄模様などを異にした
多数の組合せによる帽子を簡易に形成せしめ、さらには
軽量コンパクトであって、何れにしても快適な使用をな
すことができる帽子を提供し得るものであるから工業的
にその効果の大きい発明である。
は、晴天時および雨天時の何れに対しても適切に対応す
ることができ、色彩や形態および柄模様などを異にした
多数の組合せによる帽子を簡易に形成せしめ、さらには
軽量コンパクトであって、何れにしても快適な使用をな
すことができる帽子を提供し得るものであるから工業的
にその効果の大きい発明である。
【図1】本発明におけるひさし部体の1例についての斜
面図である。
面図である。
【図2】同じく本発明における頭頂面被包部体の1例に
ついての部分切欠斜面図である。
ついての部分切欠斜面図である。
【図3】図1、図2に示したひさし部体と頭頂面被包部
体の結合体である。
体の結合体である。
【図4】本発明によるひさし部体についての別の実施態
様を示した斜面図である。
様を示した斜面図である。
【図5】本発明による頭頂面被包部体の別の実施例につ
いての斜面図である。
いての斜面図である。
【図6】本発明における防水透湿性膜片の1例について
の組織を拡大して示した説明図である。
の組織を拡大して示した説明図である。
【図7】その別の例についての同様に組織を拡大して示
した説明図である。
した説明図である。
【図8】本発明による保温性をも有効に具備するように
した防水透湿膜片の透湿充実型樹脂層の拡大図である。
した防水透湿膜片の透湿充実型樹脂層の拡大図である。
【図9】その防水透湿膜片側からみた拡大図である。
1 ひさし部体 2 頭頂面被包部体 3 防水透湿性膜片 4 内面生地 5 外面生地 6 弾性条体 7 透湿充実型樹脂層 11 ひさし部 12 頭周挟着部 13 係着部材 14 合成樹脂質などによる弾性材 15 弾性条帯 23 マジックテープ等形成用他方の係着部材 25 髪押さえ部 31 微小結節部 32 微細繊維 33 孔隙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、防水透湿性布帛の他の例としては、
ナイロン、ポリエステル織物等を基布としてウレタン樹
脂をコーティングした、微多孔を有する布帛、或いは撥
水性繊維を高密度に編織した布帛等が挙げられ、これら
も有効に頭頂被包部体の布帛として使用可能である。
ナイロン、ポリエステル織物等を基布としてウレタン樹
脂をコーティングした、微多孔を有する布帛、或いは撥
水性繊維を高密度に編織した布帛等が挙げられ、これら
も有効に頭頂被包部体の布帛として使用可能である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ひさし部に頭周挟着部を取付けたひさし
部体と、頭頂被包部体とよりなり、前記したひさし部体
における頭周挟着部に一方の係着部材を設け該頭頂被包
部体の周側部には前記した一方の係着部材に係止する他
方の係着部材を設けたことを特徴とする帽子。 - 【請求項2】 頭頂面被包部体が防水透湿性布帛を用い
て形成したものである請求項1に記載の帽子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3331607A JPH05140809A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 帽 子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3331607A JPH05140809A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 帽 子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05140809A true JPH05140809A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=18245552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3331607A Pending JPH05140809A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 帽 子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05140809A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008045235A (ja) * | 2006-08-15 | 2008-02-28 | Risa Watanabe | 頭髪カバー付きサンバイザー |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP3331607A patent/JPH05140809A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008045235A (ja) * | 2006-08-15 | 2008-02-28 | Risa Watanabe | 頭髪カバー付きサンバイザー |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010529 |