JP3213106U - リバーシブル帽子 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外での作業時に使用する場合において、頭部に清涼感を与えることができるリバーシブル帽子を提供する。【解決手段】本考案のリバーシブル帽子1は、一面側及び他面側のいずれを表にしても使用可能であって、着用者の頭部を覆うクラウン2と、クラウン2の前方縁部に設けられる鍔3と、クラウン2の後方縁部に設けられるとともに鍔3の後方縁部につながる日除け4とを備え、一面側には、クラウン2、鍔3、及び日除け4の全域に亘って延在するとともに通気性を有する生地で構成される第一布5が設けられ、他面側には、クラウン2、鍔3、及び日除け4の全域に亘って延在するとともに接触冷感を呈する生地で構成される第二布6が設けられることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、一面側及び他面側のいずれでも使用可能なリバーシブル帽子に関するものである。
従来、例えば特許文献1や特許文献2に示されているように、一面側、及び一面側に対向する他面側のいずれでも使用可能なリバーシブル帽子が知られている。このようなリバーシブル帽子は、一面側と他面側で異なる色彩や柄が施されていることが一般的であり、着用者の好みに応じた側が表になるようにして使用することができる。このため、このようなリバーシブル帽子は、特にデザイン性に拘る着用者に広く受け入れられている。
ところで、夏の炎天下で園芸や農作業を行う場合などは、直射日光が頭部にあたることを避けるべく、このようなリバーシブル帽子をはじめとして帽子を被ることが好ましい。しかし、着用者の頭部の熱が帽子の内側にこもってしまい、外部に十分に発散できないことがある。加えて、帽子によってこもった熱で頭部から発汗し、頭髪が汗で蒸れたり、頭部からの汗が顔を伝って流れたりして不快に感じることもある。
本考案は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、従来のようにデザイン性に優れるのみならず、屋外での作業時に使用する場合において従来よりも頭部に清涼感を与えることができるリバーシブル帽子を提供することを目的とする。また、頭部からの汗による不快感を抑える点についても解決を図ることとする。
本考案は、一面側及び該一面側に対向する他面側のいずれを表にしても使用可能であって、着用者の頭部を覆うクラウンと、該クラウンの前方縁部に設けられる鍔と、該クラウンの後方縁部に設けられるとともに該鍔の後方縁部につながる日除けとを備えるリバーシブル帽子であって、前記一面側には、前記クラウン、前記鍔、及び前記日除けの全域に亘って延在するとともに通気性を有する生地で構成される第一布が設けられ、前記他面側には、前記クラウン、前記鍔、及び前記日除けの全域に亘って延在するとともに接触冷感を呈する生地で構成される第二布が設けられるリバーシブル帽子である。
ここで、前記第一布は、綿、麻、ポリエステル、ナイロン、ポリエステルと綿の混紡からなる群から選ばれる材料を用いた生地であり、前記第二布は、中空糸を材料として用いた生地であることが好ましい。
また、前記第一布の色彩は淡色系であり、前記第二布の色彩は濃色系であることが好ましい。
本考案のリバーシブル帽子は、クラウンの後方縁部に日除けを設けているので、着用者の頭部だけでなく首に対しても直射日光があたるのを避けることができる。また、帽子を構成する第一布が通気性を有する生地で構成され、第二布は接触冷感を呈する生地で構成されているため、第二布が内側になるようにして頭部に被れば、頭部の熱を第二布に素早く移動させて冷たく感じさせたり、頭部からの汗を第二布で吸収して外部に蒸発させ、この時に奪われる気化熱によって冷感を与えたりすることが可能になる。特に、第二布に水分を吸収する機能を持たせる場合は、頭部からの汗を効率的に吸い取ることができるため、汗による不快感を抑えることができる。また第二布は、頭部に接触するクラウンのみならず着用者の首や顔に接触する日除けにも延在しているため、直射日光を遮りつつ、日除けが首や顔を覆うことによって熱がこもるように感じられる不快感を抑制することができる。特に、本考案の第二布はクラウン及び日除けとともに鍔にも延在していて、この鍔は着用者の肌に直接接触しないため、第二布から効果的に放熱させ、また吸収した水分をより効果的に外部に蒸発させることができる。
第一布及び第二布を構成する生地としては種々の材料が適用可能であるが、第一布は、綿、麻、ポリエステル、ナイロン、ポリエステルと綿の混紡からなる群から選ばれる材料を用いた生地とし、第二布は、レーヨン、キュプラ、ポリエステルからなる群から選ばれる材料、又は中空糸を材料として用いた生地とする場合は、頭部に清涼感を与える効果や汗による不快感を抑える効果を十分に発揮させつつ、材料コストを抑えることができる。
また、第一布の色彩を淡色系とし、第二布の色彩を濃色系とする場合は、淡色系の第一布によって太陽光を反射させて熱の吸収を抑制することができるため、夏の炎天下でも頭部の温度上昇を抑えることができる。一方、濃色系の第二布を外側にして被る場合は、第二布で太陽光を吸収することができるため、頭部への紫外線の影響を抑えることができる。
以下、図面を参照して、本考案に従うリバーシブル帽子の一実施形態について説明する。なお、本明細書等における「前」、「後」、「上」、「下」の関係は、図1のように着用者が頭に被った状態において着用者から見た場合の位置関係をいう。
図1〜図3において、符号1は本考案に従うリバーシブル帽子の一実施形態を示す。本実施形態のリバーシブル帽子1は、クラウン2と、鍔3と、日除け4とを備えている。
クラウン2は、着用者の頭部を覆うものであり、本実施形態においては概略伏せ椀状をなしている。
鍔3は、着用者の顔の前方から突き出すように設けられるものである。本実施形態の鍔3は、図2に示すように平面視において概略半円環状をなしていて、クラウン2の下方における前方縁部に縫着されている。
日除け4は、主に着用者の首の後方を覆い隠すものである。図1に示すように本実施形態では、首の後方だけでなく、首の側方や前方、更には顔の側方を覆うように構成されている。また日除け4は、図2に示すように、平面視において鍔3よりも大きな概略半円環状をなすものであり、クラウン2の下方における後方縁部に縫着されている。更に日除け4の前方縁部には、首全体を覆った際に日除け4同士を止めておくための面ファスナー4aが設けられている。なお、面ファスナー4aに換えて、スナップボタンやホック、紐などで止めるように構成してもよい。
ところで、リバーシブル帽子1は、一面側、及び一面側に対向する他面側のいずれを表にしても使用可能であるものであり、図3に示すように一面側(図ではリバーシブル帽子1の表側)には第一布5が設けられ、他面側(図ではリバーシブル帽子1の裏側)には第二布6が設けられている。第一布5及び第二布6は、どちらもクラウン2、鍔3、及び日除け4の全域に亘って延在している。なお図3は、第一布5と第二布6を概略的に示した図であって、この図では、第一布5と第二布6はそれぞれ一枚の布の如き形態で示しているが、実際には、クラウン2、鍔3、及び日除け4をそれぞれ第一布5と第二布6で形成し、これらを第一布5同士、及び第二布6同士が縫着されるようにしてリバーシブル帽子1を形成している。また、鍔3においては、形状を保つために第一布5と第二布6の間に芯3aを設けているが、クラウン2及び日除け4と同様に、第一布5と第二布6が直接重なるようにしてもよい。
ここで第一布5は、通気性を有する生地で構成されている。具体的には、動物性或いは植物性の天然繊維(例えば綿、麻等)を使用したもの、これに合成繊維(例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン等)を混紡したもの、或いはこの合成繊維のみから構成された織布等を挙げることができる。
また、本実施形態の第一布5は、淡色系(例えば白、ベージュ、ピンク、水色等)の色彩としている。
そして第二布6は、接触冷感を呈する生地で構成されている。接触冷感を呈する生地とは、肌が触れた際に冷たさを感じる生地であり、このような機能を発揮させる機序としては、熱伝導率や熱拡散率が高い生地を使って肌の熱を生地に素早く移動させることや、肌の汗を吸い取ったり、水に浸したりして生地に水分を含ませ、その水分を素早く蒸発させて気化熱を奪うことが挙げられる。具体的には、キュプラとポリエステルで構成される複合繊維(例えば、旭化成株式会社製のペアクール(登録商標)等)を使用したもの、ポリエステルとエバールとの複合繊維(例えば株式会社クラレ製のソフィスタ(登録商標)等)を使用したもの、ポリエチレン繊維(例えば東洋紡績株式会社のアイスマックス(登録商標)等)、マイカ鉱石を蒸着したナイロンとレーヨンを組み合わせたもの、中空糸のように繊維自体に空隙を持たせたり、隣接する繊維間に空隙を持たせたりして毛細管現象を発現させるもの(例えば帝人株式会社製のウェーブロン(登録商標)等)を挙げることができる。
そして第二布6は、本実施形態においては濃色系(例えば黒、焦げ茶、紺等)の色彩としている。
このような構成になるリバーシブル帽子1においては、第二布6が内側になるようにして頭部に被ると、頭部の熱を第二布6に素早く移動させて冷たく感じさせたり、頭部からの汗を第二布6で吸収して外部に蒸発させ、この時に奪われる気化熱によって冷感を与えたりすることが可能になる。また、第二布6として吸水性が高い生地を採用している場合は、頭部からの汗を効率的に吸い取ることができるため、汗による不快感を抑えることができる。なお、第二布6は第一布5と重ねられているが、第一布5は通気性を有しているため、頭部から第二布6に移動した熱が第一布5でこもることはなく、また第二布6で吸収した水分の蒸発が阻害されることもない。特に第二布6は、クラウン2及び日除け4とともに鍔3にも延在していて、この鍔3は着用者に接触しないため、第二布6からの放熱と水分の蒸発が、より効果的に行われる。なお、リバーシブル帽子1は頭に被るだけでも冷たく感じられるが、霧吹き等で第二布6を水で湿らせたりリバーシブル帽子1そのものを水に浸したりすることによって、気化熱による冷感効果をより効果的に得ることも可能である。
第一布5及び第二布6としては、上述した種々の材料を採用可能であるが、第一布5を構成する生地として、綿、ポリエステル、ポリエステルと綿の混紡、ナイロン、麻からなる群から選ばれる材料を用いるものを採用し、第二布6を構成する生地として、レーヨン、キュプラ、ポリエステルからなる群から選ばれる材料、又は中空糸を材料として用いるものを採用する場合は、上述した頭部に清涼感を与える効果や汗による不快感を抑える効果を十分に発揮させつつ、材料コストを抑制することができる。
また、リバーシブル帽子1には日除け4が設けられているため、着用者の頭部だけでなく首や顔の側面に対しても直射日光があたるのを避けることができる。また日除け4にも第二布6が延在していて、ここでも冷たさを感じることができるため、日除け4が首や顔を覆うことによって熱がこもるように感じられる不快感を抑制することができる。
また、第二布6が内側になるようにして頭部に被った際、表側になる第一布5は淡色系の色彩であるため、太陽光を反射させて熱の吸収を抑制することができ、夏の炎天下でも頭部の温度上昇を抑えることができる。一方、第二布6は濃色系であるため、これを外側にして被る場合は、第二布6で太陽光を吸収することができ、頭部への紫外線の影響を抑えることができる。なお、吸収される太陽光によって温度が上がりやすくなるため、第二布6を表にして被るのは、一般的には春、秋、冬の時期が好ましい。
また第一布5を表側にして頭部に被った際、鍔3は濃色系の第二布6が内側になるため、地面から照り返す太陽光を吸収して顔への紫外線の影響を抑えることができる。ここで、上述したように鍔3は着用者に接触しないため、吸収した太陽光によって鍔3で温度が上がりやすくなっても、着用者に不快感を与えることはない。更に鍔3では、濃色系の第二布6が露出されていることから、吸収される太陽光によって水分の蒸発が促され、気化熱による冷感効果を促進することができる。
なお、本考案に従うリバーシブル帽子は、これまでに説明した実施形態に限られるものではなく、実用新案登録請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含まれる。例えばその形態は、図1〜図3に示すものに限定されるものではなく、図4〜図5に示すようなリバーシブル帽子1’であってもよい。ここでリバーシブル帽子1’は、前述のリバーシブル帽子1の日除け4を、日除け4’としたものである。本実施形態の日除け4’は、首の後ろを覆う部分を残しつつ、日除け4よりも幅を狭くすることによって着用者の肩に掛かる部分のごわつき感を減らしたものである。また、その長さは日除け4よりも長くして、着用者の顎の下に長く延在させているため、首に掛けたタオルのようにして使用することができる。なお、顎の下で左右の日除け4’同士を止めておくには、その長さでもって軽く結ぶこともできるが、日除け4の如き面ファスナー等を設けてもよい。
1、1’:リバーシブル帽子
2:クラウン
3:鍔
3a:芯
4、4’:日除け
4a:面ファスナー
5:第一布
6:第二布
2:クラウン
3:鍔
3a:芯
4、4’:日除け
4a:面ファスナー
5:第一布
6:第二布
Claims (3)
- 一面側及び該一面側に対向する他面側のいずれを表にしても使用可能であって、着用者の頭部を覆うクラウンと、該クラウンの前方縁部に設けられる鍔と、該クラウンの後方縁部に設けられるとともに該鍔の後方縁部につながる日除けとを備えるリバーシブル帽子であって、
前記一面側には、前記クラウン、前記鍔、及び前記日除けの全域に亘って延在するとともに通気性を有する生地で構成される第一布が設けられ、
前記他面側には、前記クラウン、前記鍔、及び前記日除けの全域に亘って延在するとともに接触冷感を呈する生地で構成される第二布が設けられるリバーシブル帽子。 - 前記第一布は、綿、麻、ポリエステル、ナイロン、ポリエステルと綿の混紡からなる群から選ばれる材料を用いた生地であり、前記第二布は、レーヨン、キュプラ、ポリエステルからなる群から選ばれる材料、又は中空糸を材料として用いた生地である請求項1に記載のリバーシブル帽子。
- 前記第一布の色彩は淡色系であり、前記第二布の色彩は濃色系である請求項1又は2に記載のリバーシブル帽子。
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JP2017003631U JP3213106U (ja) | 2017-08-07 | 2017-08-07 | リバーシブル帽子 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR3119737A1 (fr) | 2021-02-18 | 2022-08-19 | Laurence FOURRÉ-AUBRIET | Chapeau |
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2017
- 2017-08-07 JP JP2017003631U patent/JP3213106U/ja active Active
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FR3119737A1 (fr) | 2021-02-18 | 2022-08-19 | Laurence FOURRÉ-AUBRIET | Chapeau |
WO2022175422A1 (fr) | 2021-02-18 | 2022-08-25 | Fourre Aubriet Laurence | Chapeau |
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