JP3222947U - 帽子 - Google Patents

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善昭 山田
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Abstract

【課題】コストの大幅な増大を招くことがなく、また頭部に被った際に熱がこもりにくい帽子を提供する。【解決手段】本考案の帽子1は、着用者の頭部を覆うとともに内外方向への空気の通過を許容するクラウン2と、クラウン2の内側においてクラウン2の下縁に沿って設けられるスベリ4と、帯状又は放射状をなし、各端部5aがスベリ4に保持され、着用時において頭部に当接してクラウン2の天部2aと頭部との間に隙間を区画する内側部材5と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は頭部に被る帽子に関するものである。
頭部に被る帽子は、頭部全体をクラウンで覆うことから、暑い環境下で使用する際は帽子の内側に熱がこもって蒸れやすいという問題を抱えている。特に、園芸等のように屋外での作業を夏期に行う際には、帽子の内側に熱がこもって蒸れやすく、不快に感じることがある。
このような問題に対応しうるものとして特許文献1には、太陽電池によって駆動するファンを備える帽子が示されている。特許文献1によれば、ファンによって帽子の内部に空気の流れを作りだすことができるため、頭部の蒸れを防止することができるとしている。
また特許文献2は、クラウン部の半分を目の粗いメッシュ生地で構成し、残りの半分を目の細かいメッシュ生地で構成した帽子が示されている。特許文献2の帽子では、目の粗いメッシュ生地によって通気性が確保されるため、蒸れの発生を防止できるとしている。
実開昭61−202437号公報 実用新案登録第3162965号公報
しかしながら特許文献1の帽子では、太陽電池とファンが必要であるため、コストの大幅な増大が避けられない。また、頭部の汗等が付着してもファン等に影響を及ぼさないようにするためには、十分な絶縁性も確保しなければならず、コストの増大に拍車をかけている。
また特許文献2の帽子では、頭部に被った際はクラウン部が頭部に接触することになる。このため、クラウン部の半分を目の粗いメッシュ生地で構成しているとはいっても、頭部の汗によってクラウン部が額に貼り付いて不快感を伴うことになる。またクラウン部の残りの半分は目の細かいメッシュ生地であるため、目の粗いメッシュ生地に対して通気性が劣る分、帽子の内側に熱がこもりやすくなる。
本考案はこのような問題点を解決することを課題とするものであり、コストの大幅な増大を招くことがなく、また頭部に被った際に熱がこもりにくい帽子を提供することを目的とする。
本考案は、着用者の頭部を覆うとともに内外方向への空気の通過を許容するクラウンと、前記クラウンの内側において該クラウンの下縁に沿って設けられるスベリと、帯状又は放射状をなし、各端部が前記スベリに保持され、着用時において前記頭部に当接して前記クラウンの天部と該頭部との間に隙間を区画する内側部材と、を備える帽子である。
このような帽子にあっては、前記スベリと前記内側部材は生地で構成されることが好ましい。
また前記生地は、冷感を呈する生地であることが好ましい。
そして前記内側部材は、前記スベリに対して着脱可能に保持されることが好ましい。
本考案の帽子は、帯状又は放射状をなし、各端部がスベリに保持される内側部材を備えている。またこの内側部材は、着用時において頭部に当接し、クラウンの天部と頭部との間に隙間を区画するものである。すなわち、頭部の熱は上述した隙間に放出されるため、頭部に熱がこもる不快感を抑制することができる。またクラウンは、内外方向への空気の通過を許容するよう構成されていて、隙間に放出された頭部の熱は、クラウンを通過する空気によって帽子の外側に排出されるため、帽子の内側に熱がこもりにくくなる。また内側部材は、帯状又は放射状をなすものであって、頭部に対して全面的に当接するものではないため、内側部材と頭部との間での熱のこもりを抑制することができる。
上述したスベリは、帽子を被った際に頭部に接触する部位である。ここでスベリと内側部材がともに生地で構成される場合は、頭部からの汗をスベリで吸収した後、そのまま内側部材に吸収させることができる。すなわち、帽子を被った際に頭部とスベリは接触することから、スベリで吸収した汗の水分は蒸発しにくいものの、スベリに取り込まれた汗が内側部材に吸収されるため、スベリの湿気が取り除かれて不快感を抑えることができる。しかも、内側部材は上述した隙間に面していて、内側部材に吸収させた汗を効率よく蒸発させることができるため、スベリから内側部材へと汗がより吸収されやすくなり、スベリから湿気を取り除く効果を持続させることができる。
そして、スベリと内側部材を構成する生地が冷感を呈する生地である場合は、頭部に接触した際に熱をスベリや内側部材に素早く移動させて冷たく感じさせたり、スベリや内側部材で吸収される汗が蒸発する際の気化熱によって冷感を与えたりすることが可能になる。
また内側部材を、スベリに対して着脱可能に保持させる場合は、帽子の内側に熱がこもりやすい環境下で使用する場合は内側部材を取り付けて使用し、熱のこもりが気にならない状態ではこれを取り外して使用することができる。すなわち、周囲の環境に応じて内側部材を取り付けたり取り外したりすることができるため、快適に使用することができる。
本考案に従う帽子の一実施形態を示す、(a)は表側の斜視図であり、(b)は裏側の斜視図である。 図1における帽子の内側部材を示した斜視図である。
以下、図面を参照して、本考案に従う帽子の一実施形態について説明する。なお、本明細書等における「前」、「後」、「上」、「下」の関係は、着用者が頭に被った状態における着用者にとっての位置関係をいう。
図1の符号1は、本考案に従う帽子の一実施形態を示す。本実施形態の帽子1は、クラウン2と、鍔3と、すべり4と、内側部材5を備えている。
クラウン2は、着用者の頭部を覆うものであって、全体として概略伏せ椀状をなしている。本実施形態のクラウン2は、着用時において頭部の上方に位置する天部2aと、天部2aの外縁部から下方に向けて延在して頭部の周囲を覆う外周部2bとを備える。外周部2bにおける上方には、外周部2bを貫通する開口2cが設けられている。本実施形態のクラウン2は麦わらを編んで構成されているが、これに限定されるものではなく、種々の植物をはじめとする天然由来の素材や、ナイロンなどの合成樹脂由来の素材などで構成してもよい。また、動物性或いは植物性の天然繊維(例えば綿、麻等)や合成繊維(例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン等)、或いはこれらを混紡した繊維を使用して織布や不織布として構成してもよい。
鍔3は、クラウン2における外周部2bの下縁から外側に突き出すように設けられる。本実施形態の鍔3は、クラウン2の全周に亘って設けられているが、例えば前方のみに設けても良い。また本実施形態の鍔3は、クラウン2と同じ麦わらを編んで構成されているが、上述した天然由来の素材や合成樹脂由来の素材などによって、クラウン2とは異なる素材で構成してもよい。また鍔3も、上述した織布で構成してもよい。
スベリ4は、本実施形態では帯状をなすものであって、クラウン2の内側において外周部2bの下縁に沿って設けられる。
スベリ4は、種々の素材で形成することが可能であるが、本実施形態においては生地(動物性或いは植物性の天然繊維や合成繊維、或いはこれらを混紡した繊維を使用して形成された織物、編物、不織布)を使用して形成している。なおスベリ4を形成するにあたっては、一般的に使用される生地を使用しても良いし、冷感を呈する生地を使用してもよい。ここで冷感を呈する生地とは、肌が触れた際に肌の熱を生地に素早く移動させることができる熱伝導率や熱拡散率が高い生地(接触冷感に優れる生地)や、肌の汗を吸い取ったり、水に浸したりして生地に水分を含ませ、その水分を素早く蒸発させて気化熱を急速に奪うことができる生地を意味する。具体的には、キュプラとポリエステルで構成される複合繊維(例えば、旭化成株式会社製のペアクール(登録商標)等)を使用したもの、ポリエステルとエバールとの複合繊維(例えば株式会社クラレ製のソフィスタ(登録商標)等)を使用したもの、ポリエチレン繊維(例えば東洋紡績株式会社のアイスマックス(登録商標)等)、マイカ鉱石を蒸着したナイロンとレーヨンを組み合わせたもの、中空糸のように繊維自体に空隙を持たせたり、隣接する繊維間に空隙を持たせたりして毛細管現象を発現させるもの(例えば帝人株式会社製のウェーブロン(登録商標)等)を挙げることができる。
内側部材5は、本実施形態においては十字状をなすよう形成されている。内側部材5も種々の素材で形成することが可能であるが、本実施形態においては、生地を使って形成している。なお内側部材5も、冷感を呈する生地で形成することができる。また十字状の内側部材5を形成するにあたって本実施形態では、二本の帯状部材を準備してこれらを長さ方向の中央部で縫製している。なお内側部材5は、例えば生地を十字状に切り出す等、他の形状を利用して形成してもよい。そして、合計4つの端部5aのそれぞれをスベリ4に縫製することによって、内側部材5はスベリ4に保持される。
また内側部材5は、帽子1を着用した際、頭部に当接してクラウン2の天部2aと頭部との間に隙間を区画するよう構成されている。換言すると、帽子1を着用した際、図2に示すように十字状をなす内側部材5の中央部はクラウン2の天部2aから離隔していて、天部2aには接触しないように構成されている。すなわち、内側部材5を構成する上述した帯状部材の長さは、クラウン2の中央部における縦断面での内周面に沿う長さよりも短くなっている。なお、クラウン2の中央部における縦断面での内周面に沿う長さとは、外周部2bの下縁における一の点(第1点)を起点とし、外周部2bの内面に沿って上方に向けて延在した後、更に天部2aの中央部を通過しつつ天部2aの下面に沿って延在し、その後、第1点に対向する外周部2bの下縁における他の点(第2点)に向かって外周部2bの内面に沿って下方に向けて延在するラインの長さ、である。
このような構成になる帽子1を被ると、上述したように内側部材5が頭部に当接し、クラウン2の天部2aと頭部との間には、図2に示すように隙間が区画される。またクラウン2の外周部2bにおける上方には、開口2cが設けられている。このため、帽子1を被った際に頭部の熱は、上述した隙間に放出された後、開口2cを通過する空気によって帽子1の外側に排出される。すなわち本実施形態の帽子1によれば、頭部の熱が帽子1の内側にこもりにくくなる効果が得られる。また内側部材5は十字状をなしていて、頭部に対して全面的に当接するものではないため、内側部材5と頭部との間での熱のこもりを極力抑えることができる。
また本実施形態の帽子1は、スベリ4と内側部材5が生地で構成されている。このため、頭部からの汗がスベリ4に取り込まれた後は、そのまま内側部材5に吸収されるため、内側部材5を設けていない従来の帽子に比して汗によるスベリ4の湿気を取り除くことが可能となり、不快感を抑えることができる。また内側部材5は上述した隙間に面していて、スベリ4から内側部材5に吸収された汗が効率よく蒸発するため、スベリから内側部材へと汗がより吸収されやすくなり、スベリ4の湿気を取り除く効果を持続させることができる。
そして、スベリ4と内側部材5を構成する生地が冷感を呈する場合は、頭部に接触した際に熱をスベリ4や内側部材5に素早く移動させて冷たく感じさせたり、スベリ4や内側部材5で吸収した汗が蒸発する際の気化熱によって冷感を与えたりすることが可能になるため、不快感を取り除くことができる。
なお、本考案に従う帽子は、これまでに説明した実施形態に限られるものではなく、実用新案登録請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含まれる。例えば内側部材5は、十字状になるものに限定されず、上述した帯状部材を1本使用したものでもよいし、複数の帯状部材を放射状に並べたものでもよい。
また内側部材5をスベリ4に保持させる際は、上述した縫製以外の手段(例えば接着、面ファスナー、ボタン等)を用いてもよい。ここで、スベリ4に対して内側部材5を着脱可能に保持させる手段を採用する場合は、帽子1の内側に熱がこもりやすい環境下で使用する場合は内側部材5を取り付けて使用し、熱のこもりが気にならない状態ではこれを取り外して使用する、というように、周囲の環境に応じて内側部材5を取り付けたり取り外したりすることができるため、快適に使用することができる。
本実施形態においては、クラウン2に開口2cを設け、この開口2cから優先的にクラウン2の内外方向へ空気の通過させるようにしたが、開口2cを設けずとも、例えばクラウン2を構成する麦わらの網目を利用して空気を通過させるようにしてもよい。またクラウン2の一部(全部でもよい)をメッシュ生地で構成し、メッシュ生地で構成した部位を通して空気を通過させるようにしてもよい。
また帽子の形状も種々変更可能であり、例えば鍔をクラウンの前方にのみ設けたキャップ型の帽子としてもよいし、頭部の前方は半帽状のクラウンと半鍔状の鍔で構成され、後方は日除け布で構成される日除け付き帽子としてもよい。
1:帽子
2:クラウン
2a:天部
2b:外周部
2c:開口
3:鍔
4:スベリ
5:内側部材
5a:端部

Claims (4)

  1. 着用者の頭部を覆うとともに内外方向への空気の通過を許容するクラウンと、
    前記クラウンの内側において該クラウンの下縁に沿って設けられるスベリと、
    帯状又は放射状をなし、各端部が前記スベリに保持され、着用時において前記頭部に当接して前記クラウンの天部と該頭部との間に隙間を区画する内側部材と、を備える帽子。
  2. 前記スベリと前記内側部材は生地で構成される、請求項1に記載の帽子。
  3. 前記生地は、冷感を呈する生地である、請求項2に記載の帽子。
  4. 前記内側部材は、前記スベリに対して着脱可能に保持される、請求項1〜3の何れか一項に記載の帽子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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