JPH0220182Y2 - - Google Patents

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JPH0220182Y2
JPH0220182Y2 JP1983080360U JP8036083U JPH0220182Y2 JP H0220182 Y2 JPH0220182 Y2 JP H0220182Y2 JP 1983080360 U JP1983080360 U JP 1983080360U JP 8036083 U JP8036083 U JP 8036083U JP H0220182 Y2 JPH0220182 Y2 JP H0220182Y2
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JP
Japan
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hat
head
film
hydrophilic
lower edge
Prior art date
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JP1983080360U
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English (en)
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JPS59185236U (ja
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  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は帽子用内装体の考案に係り、降雨時お
よび発汗時の何れにおいても快適な帽子の利用を
なすことができ、しかも耐用性の高くて既製帽子
に随時装着し得る帽子用内装体を簡易且つ低コス
トに提供しようとするもである。
帽子は古くから一般的に用いられたもので、頭
部を保護し、日光などを遮蔽し、更には頭部の保
温目的などにおいて広く利用されている。ところ
が、このような帽子は頭部に装着された装具ない
し保護具としてそれなりの美観性をも考慮した形
態を保持することが必要であり、相当の厚さない
し緻密性をもつた素材によつて形成されているか
ら斯うした帽子を被着した状態で歩行し或いは運
動することにより頭部からの発汗により帽子内が
湿潤して着用心地を劣化し、又降雨時においては
外部からの水分が帽子内に浸透して同じく着用心
地を悪くする。勿論このような帽子に関して防水
加工をなすようなことも行われているが、斯うし
て防水加工されたものは外部からの雨水侵入を阻
止し得るとしても却つて発汗時の如きにおいて内
部に水分がこもり不快感を増大することになる。
更に前記した発汗に際してはそれなりの体内脂肪
分が滲出し該脂肪分が帽子を形成する布片に附着
してこれを汚損することになりこの点においても
不快感を高めると共に布片の性能を阻害し同様に
装着心地を劣化する。即ち帽子を形成する布片が
吸湿性に富んだものであつても上記脂肪分の附着
によつて該吸湿性が阻害されることは明かで従つ
て若干の装着使用により購入された新しい帽子の
爽快感が視覚的にも次第に喪失されることは一般
的に知られている通りである。
本考案は上記したような実情に鑑み検討を重ね
て考案されたものであつて、外部からの装着者頭
部に対する防水機能を充分に得しめると共に発汗
時などにおける内部からの気化水分ないし気体の
透過機能を充分に維持した帽子用内装体を得るこ
とに成功した。即ち本考案によるものの実施態様
を添付図面に示すものについて説明すると、本考
案においては通気性且つ非通液性の樹脂フイルム
1により頭部収容体20を形成し、しかも前記し
た通気性且つ非通液性樹脂フイルム材1の少くと
も何れか一方の面に親水性且つ非親油性の薄膜2
を形成し第2図に示すような頭部収容のための帽
子用内装体としたもので、前記のようなフイルム
材1と薄膜2よりなる素材10としては第1図A
に示すように樹脂フイルム1に対してその片面に
単に上記薄膜2を添着形成したものでもよいが、
又場合によつては一般的な布帛又は不織布その他
の介在層3を用いた第1図Bのような構成のもの
でよく、即ち介在層3の外面に前記樹脂フイルム
1を施し、又介在層3の内面に上記薄膜2を形成
したものとすることができる。更に介在層3とし
ては複数層より成るものを採用することが可能
で、何れにしても斯かる介在層3は前記した通気
性且つ非通液性の樹脂フイルム1及び前記薄膜2
を補強し、即ち該フイルム1は一般的にμmオー
ダーの薄膜状のものであつて他物に接触して損傷
を受け易いものであるとしてもこれを適切に補強
し、又賦形性を得しめて所定の製品形態と形成す
る。
前記素材10による帽子用内装体の好ましい態
様は第2図に示す如くであつて、上縁を頭部を収
容するに足る円弧11とし、下縁を該円弧11よ
り大きい円弧12を以て切取られた2枚の素材を
重合して前記円弧11部分を溶着13したもので
あつて、下縁12を装着口としこれを開披し頭部
収容口とすることによつて側面的に略直線状の装
着口下縁が形成される。つまりこの第2図に示す
ような構成は2枚の素材10によつて得られ、こ
の素材数は平面状に形成された該素材10により
頭部収容のための内装体20を得るための最小数
であり従つて素材生地の型取り時における裁ち屑
発生量を最小となし、同時に溶着13の長さも最
小で経済的に目的の頭部収容体20を得ることが
できる。
素材10による別の頭部収容をなす内装体は第
4図として別に示す如くで、同図Aのものは椀状
成形型により1枚の素材で成形したものであり、
又同図Bのものは素材10による頂部片10aと
周側片10bとを溶着部13で一体としたもので
ある。更に上記した素材10としては適宜に伸縮
性をもつたものを採用することができる。
前記した頭部収容のための内装体20は前記介
在層3として相当の強度および賦形性をもつたも
のを採用し、その下縁12の周側に鍔部などを適
宜に取付け、この鍔部については頭部に直接に接
触するものでないから適宜の素材でよいが好まし
くはその上面に防水性皮膜を形成したものとする
ことができる。又本考案では介在層3を用いない
ものや介在層3を用いても不織布のような補強性
能の比較的低いものを採用し、このものは第3図
に1例を示すように既製の各種の形態を採つた何
れの帽子15に対しても有効な内装体となる。
即ちこのように内装体として用いる場合は帽子
15の内面に上記下縁12を縫着などで取付けて
よいが、比較的簡易な取付け方法としては帽子1
5内に公知のように取付けられた折返し部16内
に前記下縁12を挟み込んで取付けることであ
る。
帽子用内装体20の帽子に対する別の取付状態
は更に第5図と第6図に示されている。即ちこの
場合は帽子15aとして毛糸などで編成されたも
のが用いられ、つまりこのものは第5図に示すよ
うに下方に長く円筒状として形成されたものであ
るが、このような帽子15aの頂部に前記したよ
うな帽子用内装体20が取付けられるもので、帽
子用内装体20より下方に延出した部分は第6図
に示すように折返し部15bとして利用される。
即ちこのような毛糸などによる従来の編成帽子
は粗い編目によつて形成されたもので雨水や融雪
水などが容易に内部へ滲透し不快感を与えるもの
であるのに対し前記したような本考案の帽子用内
装体20によるときはそのような雨水、融雪水な
どの侵入を有効に阻止する。勿論毛糸などの編成
組織と相俟つて寒風などを適切にシヤツトアウト
し、快的な利用をなすことができる。
前記した通気性且つ非通液性の樹脂フイルム1
としては延伸多孔性四弗化エチレン樹脂フイルム
が本出願人側において既に開発市販されていて好
ましい特性を有するが、勿論このものに限定され
るものでなく、その他の非親水性多孔質フイルム
のラミネートフイルム材、非親水性多孔質層のコ
ーテイングフイルム材(例えば非親水性ポリアク
リル樹脂などをコーテイングしたもの)、水蒸気
透化性非多孔質フイルムのラミネートフイルム材
(例えば親水性ポリウレタン樹脂又は親水性弗素
樹脂による非多孔質フイルムのラミネートフイル
ム)、水蒸気透過性非多孔質層のコーテイングフ
イルム(例えば親水性ポリウレタン樹脂又は親水
性弗素樹脂による多孔質層のコーテイングフイル
ム)、或いはその他の高密度繊維布帛によるフイ
ルム材などがあり、これらのものを用いて適宜に
実施できることは明かである。又これらの防水透
湿性フイルムで適当なストレス性のあるものを用
いるならば好ましい製品を得ることができる。
又前記した親水性且つ非親油性の薄膜2として
はポリビニルアルコールや親水性ウレタンなどが
製膜性に優れ極薄膜を適切に形成して前述したよ
うな特性を有効に得しめる。
上記したような本考案によるときは通気性且つ
非通液性のフイルム部材1に対して親水性且つ非
親油性の薄膜2を形成した素材10によつて形成
したものであるから前記フイルム部材1によつて
好ましい防水性能が得られると共に発汗時におけ
る気化水分を有効に外部へ放散排出させて快適な
装着使用を図るものであり、しかも前記薄膜2に
よつて発汗時における脂肪分などが前記フイルム
部材1に附着滲透することを阻止し、その汚損な
いし性能劣化を回避して上述のように快適な帽子
利用を長期に亘つて確保し得るものであり、加う
るに帽子用内装体として一般的な既製帽子に簡易
に適用せしめて上記のような効果を得しめ、更に
はその製作が容易で低コストに提供し得るから実
用上その効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すものであつて、
第1図は本考案において用いる素材についての代
表例を示した断面図、第2図は該素材による頭部
収容体の斜面図、第3図はこの頭部収容体を帽子
に取付けた状態の部分切欠斜面図、第4図は本考
案による頭部収容体の別の態様を示した各斜面
図、第5図は更に第3図とは別の帽子に取付けた
状態の側面図、第6図はその下半部を折返した利
用状態の側面図である。 然してこれらの図面において、1は通気性且つ
非通液性樹脂フイルム、2は親水性且つ非親油性
の薄膜、3は介在層、10は素材、11,12は
その円弧線、13は溶着部、15は帽子、20は
頭部収容体を示すものである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 通気性且つ非通液性の樹脂フイルムに親水性
    且つ非親油性の薄膜を形成した素材により頭部
    収容体を形成したことを特徴とする帽子用内装
    体。 2 上縁を頭部を収容するに足る円弧とし、下縁
    を該上縁より大きい円弧として切取られた2枚
    の素材を重合し前記した上縁円弧部分を溶着
    し、下縁円弧部分を開披して頭部収容口とした
    頭部収容体とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の帽子用内装体。
JP8036083U 1983-05-30 1983-05-30 帽子又は帽子用内装体 Granted JPS59185236U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8036083U JPS59185236U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 帽子又は帽子用内装体

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JP8036083U JPS59185236U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 帽子又は帽子用内装体

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JPS59185236U JPS59185236U (ja) 1984-12-08
JPH0220182Y2 true JPH0220182Y2 (ja) 1990-06-01

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JPH0343212Y2 (ja) * 1985-01-29 1991-09-10

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JPS59185236U (ja) 1984-12-08

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