JPH0410173Y2 - - Google Patents

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JPH0410173Y2
JPH0410173Y2 JP1984139182U JP13918284U JPH0410173Y2 JP H0410173 Y2 JPH0410173 Y2 JP H0410173Y2 JP 1984139182 U JP1984139182 U JP 1984139182U JP 13918284 U JP13918284 U JP 13918284U JP H0410173 Y2 JPH0410173 Y2 JP H0410173Y2
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JP
Japan
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main body
garment
fabric
pants
clothing
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JP1984139182U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主としてスキー用登山用として、殊に
防水性、発水性、透湿性に優れた機能を有するウ
エアーに関するものである。近年繊維製品の研究
改発が進み、薄手でしかも防水性、発水性、並び
に透湿性に優れた各種の生地として例えばエント
ラント(商標)、ゴアテツクス(商標)、等の所謂
透湿性防水布と称されるものが出現し、スキー、
登山用ウエアーにもこれ等の生地が頻繁に使用さ
れるようになつた。ところでこれ等繊維製品は、
その繊維組織の構造は一様ではないが、防水性、
透湿性を具備する原理的構造は、係る製品生地を
構成する合成樹脂シートの基板に0.3乃至3ミク
ロンの孔、即ち水は通さないが水蒸気は通すこと
が出来るという超微細孔を無数に形成したもの
に、繊維素材をラミネート加工、若しくはコーテ
イング加工した構成となし、所期の防水、透湿効
果を得んとするものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然るところこうした優れた繊維製品をスキーウ
エアー等に使用した場合であつても、殊に衣服の
縫成部分には、縫成による縫い目が生じ、該縫目
からの水分の浸入は阻止できず、係る繊維製品の
有する本来の特性を充分に生かすことができない
という問題があつた。
従つてこれを解消し更に生地の特性を生かすに
は、縫成部分への完全なる目止め加工が余義なく
され、係る目止め作業には製品の外観体裁を損わ
ない配慮もあつて高い熟練が要求され作業工程上
極めて手数を要する等の欠陥があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は前述した欠陥に鑑みこれを根本
的に克服したものであつて、衣服本体に防水性、
発水性、透湿性という優れた機能を充分に付与し
かつまた衣服本体のデザイン向上に貢献し得る衣
服を提供できるようにしたものである。即ち本考
案は防水性、発水性、並びに透湿性に優れた、無
数の超微細孔を有する合成樹脂シートを上衣の少
くとも前身頃、後身頃のパーツ、若しくはズボン
の少くとも前身頃、後身頃のパーツに裁断し、こ
れ等を熱ウエルダー、若しくは粘着テープによる
被覆、等の如き目止め加工して主体aを形成し、
該主体aを衣服本体Aの表布1と裏布2との間に
装着結合したことを新規な構成とする衣服であ
る。
〔実施例〕
前記本考案を図面に従つて説明すると、第1図
は本考案の上衣における衣服本体Aの内面側に結
合装着する主体aの代表的な実施例を示す平面図
であつて、防水性、発水性、並びに透湿性に優れ
た微細孔を有する合成樹脂シートを上衣の前後身
頃、両袖部のそれぞれのパーツに裁断し、組立工
程において各パーツの結合部3に目止め加工を施
した主体aを形成してなるものである。係る目止
め加工としては、熱可塑性樹脂を主体aとするも
のであれば熱ウエルダーによる融着により一体成
型する方法が最も合理的である。
尚係る熱ウエルダーによる場合は、作業能率を
効率的に行うことを勘案して、主体aを第5図に
示すように両袖部と身頃を一体的な構成となし、
融着作業をより簡略化することもできる。更にこ
の方法とは別に粘着性の目止めテープを用いるこ
とも勿論可能である。次に第2図は前記主体aを
その内側に結合装着する衣服本体Aの表布1を示
すものであつて従来スキーウエアー等に用いられ
ている比較的防水性、発水性の良いナイロン、ポ
リエステル等で構成される。第3図は裏布2を示
したものである。該裏布2としては肌ざわりが良
く、かつ通気性の良い生地を用いることが望まし
い。第4図は表布1と主体a並びに裏布2を順
次重合し三層構造となした本考案の完成品の部分
断面図であり、第4図は表布1と主体aとの重
合部の下位に羽毛、若しくは綿等の保温部材4を
収納し、更に保温性の高い防寒衣としての構造を
示したものである。勿論係る構成の他、衣服本体
Aはこれを防寒衣となした場合には全ゆる生地素
材をその生地内部に介在せしめより複雑な構成の
ものが想定されるが、基本的には主体aは表布1
の直下部分にこれと接するように収納装着するこ
とが望ましい。
〔考案の効果〕
上記本考案は下記の多大な作用効果を奏効す
る。即ち本考案によれば予め目止め加工を施した
主体aを衣服本体Aの内面側に収納する構成であ
るため、衣服本体A内にこれを内蔵する際には例
えば主体aの各パーツの端縁例えば袖部端縁、ウ
エスト下部の端縁、前立部分の端縁のみを衣服本
体Aの各対応部辺に結合するのみで主体aを確実
に衣服本体A内に収納できる。
従つてたとえ衣服本体Aと主体aを縫着手段に
よつて結合したとしても、縫合部分に生ずる針穴
の数を最少限に抑制でき外部からの雨、水分の浸
入を該主体aで効果的に阻止し主体aの有する全
ての機能を充分に発揮することができる。
更にこの構成にあつては、主体aは衣服本体と
は独立して形成し、目止め加工を施しているた
め、作業の簡略化を測ることができ、殊にウエル
ダー等の熱融着を行えば作業能率が高く、大量生
産を可能となしコスト上安価なものが期待でき
る。また当然ながら主体aが衣服本体a内に内蔵
される構成であるから外部との直接的な接触が回
避され主体aの破損を未然に防止し、衣服本体A
の強度をも向上させることができる。また主体a
の有する機能が充分生かせる構成であるため、衣
服本体Aの表布1に使用する生地として、従来の
ゴアテツクス、(商標)、エントラント(商標)等
の繊維製品にかえて他の生地の使用も可能とな
し、バラエテイに富んだ生地使用により商品イメ
ージの向上が期待できデザイン的効果の向上に大
きく貢献し得るという利点もある。
〔別実施例〕
第6図乃至は本考案の他の実施例を示すも
のであつて、前述した超微細孔を有する合成樹脂
フイルムシートを第6図に示すようにズボンの
前後身頃の各パーツに裁断形成し、これ等をズボ
ン形に組合せ工程において各結合部分に目止め加
工して主体aを形成し、該主体aを第6図及び
に示すズボン本体の表布1を裏布2との間に装
着結合してなるものである。
即ちこのように本考案は単に上衣のみならずズ
ボンにも勿論応用可能であり、かつまたこれを更
に上衣とズボンとを結合した所謂つなぎ服にも同
様の手段で構成可能であり、スキー用登山用の衣
服としては極めて実用的価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のウエアーの一実施例を示すもの
であつて、第1図は衣服本体内に介在する主体の
平面図、第2図は、衣服本体の表布を示す平面
図、第3図は同じくその裏布を示す平面図第4図
及びは完成品の部分断面図である。第5図は
修正型の主体を示す平面図、第6図乃至はそ
れぞれズボンの主体、表布、並びに裏布を示す斜
面略図である。 符号の説明、A……衣服本体、a……主体、1
……表布、2……裏布、3……結合部分、4……
保温部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 予め防水性、発水性並びに透湿性に優れた無数
    の超微細孔を有する合成樹脂シートで上衣の少な
    くとも前身頃、後身頃のパーツ、若しくはズボン
    の少なくとも前身頃、後身頃のパーツに裁断しこ
    れ等各パーツを熱ウエルダー、若しくは粘着テー
    プによる被覆等のごとき目止め加工を施して上衣
    若しくはズボン形状に主体aを形成し、該主体a
    の表布1と裏布2との間に介在させ、かつ前記主
    体aの袖部、ウエスト部、前立部、裾部等の各端
    縁のみを衣服本体Aの各対応辺に装着結合したこ
    とを特徴とする防水性、透湿性を有する衣服。
JP1984139182U 1984-09-11 1984-09-11 Expired JPH0410173Y2 (ja)

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JPS6155026U JPS6155026U (ja) 1986-04-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4229410B2 (ja) * 1999-08-23 2009-02-25 株式会社ワイズギア 防水性ウエア

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5118991A (en) * 1974-06-28 1976-02-14 Cyprus Metallurg Process Kinzokuryukabutsuno sankaho
JPS5536493U (ja) * 1978-08-31 1980-03-08

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JPS5118991A (en) * 1974-06-28 1976-02-14 Cyprus Metallurg Process Kinzokuryukabutsuno sankaho
JPS5536493U (ja) * 1978-08-31 1980-03-08

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