JP2828954B2 - 地下構造物施工法 - Google Patents
地下構造物施工法Info
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Description
法、詳しくは、構築すべき地下構造物の各コーナー部及
び各コーナー部間の所定中間位置に鉛直に埋設した相隣
る支柱間にコンクリート製壁板を該壁板の下方の土を掘
削除去することにより降下させて四方を壁板で囲む地下
構造物施工法に関する。
下構造物の各コーナー部及び各コーナー部間の所定中間
位置にコンクリート製の支柱を鉛直に埋設し、相隣る支
柱間にコンクリート製の壁板を、該壁板の下方の土を掘
削除去することにより所定の深さまで降下させて各壁板
の両側縁と各支柱とを連結し、壁板で地下室の四方を囲
む地下構造物施工法が知られている。特公昭61−34
536号公報記載の地下室施工法もその一つである。
構造物施工法によれば、構築すべき地下構造物の外側の
土壌まで余分に掘削したり矢板を用いる必要がない利点
がある一方、相隣る支柱間の壁板の下方の土を掘削除去
して壁板を所定の深さまで降下させる過程で、土質によ
っては、その壁板の外側に土圧が加わり壁板が内側に傾
倒し、そのため壁板の降下が妨げられるという問題点が
ある。
すべき地下構造物の各コーナー部及び各コーナー部間の
所定中間位置にコンクリート製の支柱を鉛直に埋設し、
相隣る支柱間にコンクリート製の壁板を、該壁板の下方
の土を掘削除去することにより所定の深さまで降下させ
て各壁板の両側縁と各支柱とを互いの結合部で連結する
と共に、床板をコンクリートで打設する地下構造物施工
法において、壁板の両側縁に基部を埋設した板状の結合
部を、埋設した支柱の長手方向に沿って該支柱の、壁板
の上記結合部に対向する側面から突出させて延設した板
状の案内部材の外側面に沿わせながら所定の深さまで降
下させたのち、各壁板の結合部と各支柱の結合部とを互
いに連結して固定する。請求項2の発明は、構築すべき
地下構造物の各コーナー部及び各コーナー部間の所定中
間位置にコンクリート製の支柱を鉛直に埋設し、相隣る
支柱間にコンクリート製の壁板を、該壁板の下方の土を
掘削除去することにより所定の深さまで降下させて各壁
板の両側縁と各支柱とを互いの結合部で連結すると共
に、床板をコンクリートで打設する地下構造物施工法に
おいて、壁板の両側縁に設けた結合部を、埋設した支柱
の長手方向に沿って延設した案内部材の外側面に沿わせ
ながら所定の深さまで降下させたのち、各壁板の結合部
と各支柱の結合部との連結をボルトまたは溶接により行
い、支柱の結合部取付け面と壁板の側端面との間にコン
クリートを流し込む。
に壁板を、該壁板の下方の土を掘削除去することにより
降下させるとき、壁板の両側縁に設けた結合部が各支柱
の案内部材の外側面に沿って摺動するので、降下する壁
板の外側面に土圧が加わるようなことがあっても、壁板
の内側への傾倒が支柱の案内部材によって防止され壁板
の円滑な降下動作が行われる効果がある。
構築すべき土地の、地下室11の各コーナー部及び各コ
ーナー部間の所定中間位置に相当する部位にコンクリー
ト製の支柱12および13がそれぞれ鉛直に埋設され
る。図2において、相隣るコーナー部の支柱12と中間
位置の支柱13との間にコンクリート製の壁板14を、
壁板14の下方の土15を掘削除去することにより所定
の深さまで降下させる。コーナー部の支柱12、12間
にも、同様にして壁板14を降下させる。
には、角柱の直角に交わる二つの面に段部をなす結合部
取付け面12a、12aが、そして中間位置の支柱13
には、互いに対向する面に段部をなす結合部取付け面1
3a、13aがそれぞれ形成されている。コーナー部の
支柱12の各結合部取付け面12aには、支柱12にそ
の長手方向に沿って埋め込まれた案内部材16を一体的
に有する結合部17が、そして中間位置の支柱13に
は、支柱13に埋め込まれた案内部材18を一体的に有
する結合部19が、それぞれ突設されている。案内部材
16、18の各結合部取付け面からの突出量は、各結合
部17、19のそれの略半分に定められている。各結合
部17、19は、それらの取付け面12a、13aに対
して直角をなし、ボルト結合のための孔20、21を有
している。図5に示すように、壁板14の側端面14a
には、結合部22が突設されており、この結合部22に
は、支柱12、13の結合部17、19とのボルト結合
のための孔23が設けられている。
の支柱13との間の壁板14が、壁板14の下方の土1
5を掘削除去されることにより降下する状況を示してい
る。壁板14が降下する間、壁板14の結合部22が案
内部材16および18のそれぞれの外側面に沿って摺動
するように、案内部材16および18の支柱からの突出
幅は設定される。壁板14の結合部22が案内部材1
6、18の外側面を摺動することによって、降下する壁
板14の外側面に土圧が加わるようなことがあっても、
その壁板の内側への傾倒が案内部材16、18によって
防止される。
22を、案内部材16、18の外側面に沿わせながら所
定の深さまで降下させたのち、壁板14の結合部23と
各支柱の結合部17、19とが一致したところで、図
6、7に示すように、これらをナット不要のボルト、す
なわちタップボルトで互いに連結する。壁板14の結合
部23と各支柱の結合部17、19との連結は、ボルト
に代えて溶接手段を採用することができる。
7、19との連結が終了したのち、支柱12の結合部取
付け面12a、12aと壁板14の側端面14aとの
間、支柱13の結合部取付け面13a、13aと壁板1
4の側端面14aとの間にそれぞれ形成された空間が型
枠24、25によって閉鎖され、その閉空間にコンクリ
ートが流し込まれる。
ねじ条を有する複数本のねじ鉄筋26が設けられてお
り、その各下端部26aは壁板14の下端内壁面から内
側に突出している。鉄筋26の各下端部26aは、床板
となる領域に縦横碁盤目状に並べらた、ねじ鉄筋26の
ねじとは逆のねじ条を有するねじ鉄筋27の端部とター
ンバックル28で連結され、しかるのち四方の壁板の下
部相互間に床板がコンクリートで打設される。
を示しており、案内部材30は支柱13に埋設されるこ
となくその全体が結合部取付け面13aから突出してお
り、結合部31のみが支柱に埋設されている。案内部材
30の幅は結合部31のそれの略半分に定められ、結合
部取付け面13aとの間にコンクリートが流れ得る隙間
が形成される。このような案内部材はコーナー部の支柱
12にも適用できる。また、結合部と案内部材とを独立
した別々の板材で構成することもできる。
下室の一例を示す平面図である。
壁板が落し込まれていく過程を示す側面図である。
ー部支柱の一例を示す斜視図である。
置支柱の一例を示す斜視図である。
内部材に沿って落し込まれていく過程を示す側面図であ
る。
により互いに連結された態様を示す平面図である。
により互いに連結された態様を示す側面図である。
する壁板の一例を示す斜視図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】構築すべき地下構造物の各コーナー部及び
各コーナー部間の所定中間位置にコンクリート製の支柱
を鉛直に埋設し、相隣る支柱間にコンクリート製の壁板
を、該壁板の下方の土を掘削除去することにより所定の
深さまで降下させて各壁板の両側縁と各支柱とを互いの
結合部で連結すると共に、床板をコンクリートで打設す
る地下構造物施工法において、壁板の両側縁に基部を埋
設した板状の結合部を、埋設した支柱の長手方向に沿っ
て該支柱の、壁板の上記結合部に対向する側面から突出
させて延設した板状の案内部材の外側面に沿わせながら
所定の深さまで降下させたのち、各壁板の結合部と各支
柱の結合部とを互いに連結して固定する地下構造物施工
法。 - 【請求項2】構築すべき地下構造物の各コーナー部及び
各コーナー部間の所定中間位置にコンクリート製の支柱
を鉛直に埋設し、相隣る支柱間にコンクリート製の壁板
を、該壁板の下方の土を掘削除去することにより所定の
深さまで降下させて各壁板の両側縁と各支柱とを互いの
結合部で連結すると共に、床板をコンクリートで打設す
る地下構造物施工法において、壁板の両側縁に設けた結
合部を、埋設した支柱の長手方向に沿って延設した案内
部材の外側面に沿わせながら所定の深さまで降下させた
のち、各壁板の結合部と各支柱の結合部との連結をボル
トまたは溶接により行い、支柱の結合部取付け面と壁板
の側端面との間にコンクリートを流し込む地下構造物施
工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8158404A JP2828954B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 地下構造物施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8158404A JP2828954B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 地下構造物施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH108476A JPH108476A (ja) | 1998-01-13 |
JP2828954B2 true JP2828954B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=15671017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8158404A Expired - Fee Related JP2828954B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 地下構造物施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2828954B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3556559B2 (ja) * | 2000-02-28 | 2004-08-18 | エヌ・アイ・シー・エンジニアリング株式会社 | 地下構造物施工法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6018329B2 (ja) * | 1977-07-18 | 1985-05-09 | 東洋紡績株式会社 | 多孔質アイソタクチツクポリプロピレン中空糸 |
JPH08232U (ja) * | 1992-03-28 | 1996-02-06 | 良吉 江本 | 沈降埋設による鉄筋コンクリート造の地下建造物用周壁 |
-
1996
- 1996-06-19 JP JP8158404A patent/JP2828954B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH108476A (ja) | 1998-01-13 |
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