JP3077082B2 - 地下室付き建築物の構築方法 - Google Patents

地下室付き建築物の構築方法

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JP3077082B2
JP3077082B2 JP06193499A JP19349994A JP3077082B2 JP 3077082 B2 JP3077082 B2 JP 3077082B2 JP 06193499 A JP06193499 A JP 06193499A JP 19349994 A JP19349994 A JP 19349994A JP 3077082 B2 JP3077082 B2 JP 3077082B2
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陽 東方
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼製の床パネル、壁パ
ネルおよび屋根パネルを、地面に形成せる穴に建て込ん
で地下室を構築し、該地下室の上方に地上建屋を構築し
て地下室付き建築物を構築する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、地下室付き建築物を構築する場合
には、例えば、図3に示すように、所望枚数の鋼製の床
パネルA、壁パネルBおよび屋根パネルCを、地面Dに
形成せる穴に建て込んで地下室Eを構築し、該地下室E
の上方に地上建屋Fを構築して地下室付き建築物を構築
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、地下室Eを構築するために地面Dを堀削して穴を
形成する場合、隣接地に迷惑をかけずに作業を行うため
に、隣接地の境界線よりできるだけ内側に穴を形成して
地下室Eを形成する必要があり、その分だけ地下室Eの
面積が小さくなり、その結果、該地下室Eの上方に地上
建屋Fを構築した場合、地下室Eの面積に拘束されて地
上建屋Fの面積も小さくなると云う問題があつた。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めに為されたものであり、地下室の面積に拘束されるこ
となく地下室の上方に可及的に大面積の地上建屋を構築
することができる地下室付き建築物の構築方法を提供す
ることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、型鋼よりなるパネル枠の表面に鋼板を固
着一体化してなる鋼製の床パネル、壁パネルおよび屋根
パネルを、地面に形成せる穴に建て込んで地下室を構築
し、該地下室の上方に地上建屋を構築して地下室付き建
築物を構築するに際して、上記地下室の壁パネルの上端
部に、端縁部を壁パネルより突出させて屋根パネルを載
置すると共に、該壁パネルの上端部に位置する型鋼と屋
根パネルの中桟を構成する型鋼とを当接、固着して建て
込み、更に、該屋根パネルの全面にわたつて地上建屋を
構築することを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示し、山型鋼、
溝型鋼等の型鋼よりなるパネル枠1の表面に鋼板2を被
着溶接して固着一体化してなる鋼製の床パネル3、壁パ
ネル4および屋根パネル5を、地面6に形成せる穴に所
望枚数建て込んで地下室7を構築し、該地下室7の上方
に地上建屋8を構築して地下室付き建築物を構築するに
際して、上記地下室7の壁パネル4の上端部に、端縁部
9を壁パネル4より突出させて屋根パネル5を載置する
と共に、該壁パネル4の上端部に位置する型鋼10と屋
根パネル5の中桟を構成する型鋼11とを当接し、ボル
ト・ナット12にて締着固着して建て込み、更に、該屋
根パネル5の全面にわたつて地上建屋8を構築すること
を特徴とする地下室付き建築物の構築方法を示す。
【0007】図2は、本発明の異なった実施例を示し、
図1において、地下室7の壁パネル4の上端部に、端縁
部9を壁パネル4より突出させて屋根パネル5を載置す
るに際して、端縁部9の屋根パネル5を分離して形成
し、壁パネル4の上端部に通常通り(端縁部9を突出さ
せずに)屋根パネル5を載置し、ボルト・ナット12に
て締着固着すると共に、該屋根パネル5の先端部に前記
の分離した端縁部9の屋根パネル5を当接し、ボルト・
ナット12にて締着固着し、その他は図1に準じて、地
下室7および地上建屋8を構築することを特徴とする地
下室付き建築物の構築方法を示す。
【0008】尚、上記本発明の実施例にて形成せる地下
室7は、常法に従って、内部に、床材、壁材、天井材等
の内装材にて内装仕上げを施すと共に、必要に応じて、
図1および図2に示すように、地下室7の外周面部に、
ベースコンクリート13および埋戻しコンクリート14
を打設して仕上げる。
【0009】又、上記本発明において、地下室の上方に
地上建屋を構築する場合には、例えば、図1および図2
に示すように、地下室7の屋根パネル5上に、大引、根
太等の床組材15を介して柱材16を立設し、柱梁構法
にて地上建屋8を構築したり、地下室の屋根パネル上に
パネル構法にて地上建屋を構築したりすれば良い。
【0010】又、上記本発明において、地下室の屋根パ
ネルの端縁部を壁パネルより突出させる場合には、屋根
パネル全面にわたつて構築する地上建屋の荷重に耐え得
る限り、屋根パネルをできるだけ突出させれば良く、通
常、50〜100cm位突出させるのが最適である。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、型鋼よ
りなるパネル枠の表面に鋼板を固着一体化してなる鋼製
の床パネル、壁パネルおよび屋根パネルを、地面に形成
せる穴に建て込んで地下室を構築し、該地下室の上方に
地上建屋を構築して地下室付き建築物を構築するに際し
て、上記地下室の壁パネルの上端部に、端縁部を壁パネ
ルより突出させて屋根パネルを載置すると共に、該壁パ
ネルの上端部に位置する型鋼と屋根パネルの中桟を構成
する型鋼とを当接、固着して建て込み、更に、該屋根パ
ネルの全面にわたつて地上建屋を構築して地下室付き建
築物を構築しているので、地下室を構築するに際して、
隣接地に迷惑をかけずに作業を行うために、隣接地の内
側にやや小面積の地下室を構築しても地下室の面積に拘
束されることなく地下室の突出した屋根パネル全面を利
用して地下室の上方に可及的に大面積の地上建屋を構築
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部拡大縦断面図であ
る。
【図2】本発明の異なった実施例を示す要部拡大縦断面
図である。
【図3】従来例を示す要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 パネル枠 2 鋼板 3 床パネル 4 壁パネル 5 屋根パネル 6 地面 7 地下室 8 地上建屋

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型鋼よりなるパネル枠の表面に鋼板を固
    着一体化してなる鋼製の床パネル、壁パネルおよび屋根
    パネルを、地面に形成せる穴に建て込んで地下室を構築
    し、該地下室の上方に地上建屋を構築して地下室付き建
    築物を構築するに際して、上記地下室の壁パネルの上端
    部に、端縁部を壁パネルより突出させて屋根パネルを載
    置すると共に、該壁パネルの上端部に位置する型鋼と屋
    根パネルの中桟を構成する型鋼とを当接、固着して建て
    込み、更に、該屋根パネルの全面にわたつて地上建屋を
    構築することを特徴とする地下室付き建築物の構築方
    法。
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