JPH0115715Y2 - - Google Patents

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JPH0115715Y2
JPH0115715Y2 JP8057282U JP8057282U JPH0115715Y2 JP H0115715 Y2 JPH0115715 Y2 JP H0115715Y2 JP 8057282 U JP8057282 U JP 8057282U JP 8057282 U JP8057282 U JP 8057282U JP H0115715 Y2 JPH0115715 Y2 JP H0115715Y2
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fitting recess
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はプレキヤストコンクリート部材を用
いた組立式の側溝に関するものである。
従来プレキヤストコンクリート部材を用いた側
溝としては、例えば断面U字状に一体成形した側
溝用コンクリートブロツクを長手方向に連続させ
るものがある。この一体成形のブロツクは一般に
施工性が良いが、大型になると重量が大きくな
り、運搬、施工が困難あるいは実質的に不可能と
なる。また通常ブロツクは工場生産されるが、型
枠による大型ブロツクの制作自体困難となる。さ
らに、側溝設置場所の地形、道路計画等に応じ
て、適宜断面形状、高さ等を変化させることがで
きないといつた欠点がある。
一方、従来の組立側溝としては、掘削溝中に所
定間隔で枕材を敷き並べ、この枕材の上に工場生
産した側壁を立て、側溝底盤部分を現場打コンク
リートとしたものなどが知られている。
しかし、側壁は施工時不安定であるため完成ま
で側壁が倒れないようにするには、対向する側壁
間および側壁の裏面側を角材で支持するといつた
方法が採られており、そのための作業に手間がか
かる。また深い側溝では側壁が高くなるため(例
えば高さH≧1000mm)、支持しきれず、完成前土
砂の埋戻しの際などに倒壊してしまう恐れがあ
る。
すなわち、従来の組立側溝においては、次のよ
うな作業が行なわれていた。
掘削溝に板状あるいは断面四角形状の枕材を
所定間隔をおいて水平に敷き並べる。
約2mの長さのパネル(側壁部材)を1枚ず
つ枕材に載せる。
パネルが倒れないように内側にはつつぱりの
角材をまた外側にもパネルと掘削溝側壁との間
に角材をあてて、パネルを支持する。
側溝周囲の土砂を埋め戻す。
側溝のはりをパネル上部に載せ、側溝底部に
はコンクリートを打設する。
このように、従来の組立側溝においては、パネ
ル自体を枕材に載せても自立し難く、自立させる
ためには角材をかませなければならない等側壁の
施工に手間を要していた。また掘削溝には当然凹
凸が生じ、土質も必ずしも一様でないため、幅が
まちまちとなり、その結果、角材の必要長さ、位
置が異なる。従つて一定の角材では角材のきかな
いところが生じ、安定性に影響を与えたり、また
角材の長さを変える必要もあるので、その意味か
らも施工性が悪い。また大型の側壁部材では重量
が1t近いものもあり、角材がはずれる等、何かの
はずみに側壁が倒れると掘削溝内で作業する作業
員(角材の設置等において側壁内外での作業が必
要となる)にとつて、人命にかかわる大きな危険
となる。
この考案の組立側溝は上述したような従来の側
溝の問題点を解決するために考案したもので、
所要間隔をおいて設置した複数本の枕材、枕材
の上面に二枚ずつ対向させ枕材と直角に設置し、
長手方向に連続的に配した複数枚の側壁部材、
相対向する側壁部材上端間を連結する複数本のは
り部材、および相対向する側壁部材間底部に打
設した場所打コンクリートとからなる。枕材の断
面は下方にすぼまる略三角形状となつており、掘
削溝底面に打ち込んで安定させるようになつてい
る。また側壁部材の上端には切欠きが設けられ、
嵌合凹部と該嵌合凹部の側壁内側位置に嵌合凹部
底面より上方に突出する係止立上部を形成してい
る。一方、はり部材の両端部には前記嵌合凹部に
嵌合し、かつ前記係止立上部に係止される係止嵌
合部と、前記嵌合凹部の両側位置において側壁内
側面に当接する当接部とが形成されている。
以下、この考案を図示した実施例に基づいて説
明する。
第1実施例 第1図〜第4図によつて示される実施例は主と
して側壁部材1の重量がそれほど大きくなく、ト
ラツクあるいはレツカー車に備えたクレーン等に
より二枚同時に吊上げ可能な場合(第6図参照)
等を対象としている。
図中3は枕材で、断面が下方にすぼまる略三角
形状になつており、掘削溝底面に所要間隔(例え
ば2mあるいは4m間隔)でその上面が水平になる
ように打ち込む。
この枕材3の上に、枕材3と直角にプレキヤス
ト側壁部材1が二枚対向した状態で設置され、側
溝側壁部分を構成する。そしてこの相対向する側
壁部材1,1間下端部はボルト10によつて連結
固定されている。このボルト10は側壁部材1,
1間においてシース9を貫通しており、シース9
の両端に設けたフランジ状の部分が側壁部材1の
内壁面に当接しているため、ボルト10を締め付
けたときシース9がスペーサーの役目を兼ねて、
シース9の長さが、そのまま側溝の内幅となる。
側壁部材1の上端には第5図に示すように切欠
きが設けられており、嵌合凹部5および係止立上
部6を形成している。なおこの実施例で係止立上
部6はそのまま側溝長手方向に連続し、溝蓋13
を載置できるようになつている。
一方はり部材2の両端部には、前記嵌合凹部に
嵌合し、係止立上部6と噛み合うようにして係止
される係止嵌合部7が形成され、さらにその両側
は側壁部材1内壁面に当接する当接部(当接面)
8を形成している。
従つて相対向する側壁部材1,1間にはり部材
2を架け渡すと、はり部材2の係止嵌合部7が側
壁部材1外側方向への変位を拘束し、当接部8が
側壁部材1内側方向への変位を拘束する。
また、図中4は側溝底面部を構成する現場打コ
ンクリートである。
第7図および第8図は枕材3の断面形状の例を
示したもので、軟弱地盤には第7図に示すように
抵抗が大きく支持力、安定性の面で有利な太いタ
イプを用い、また比較的硬い地盤には第8図に示
すように打ち込み抵抗の少ない細いタイプを用い
る。
枕材3の打ち込みに関しては、掘削溝中、枕材
3設置位置をさらにわずか掘削しておき、第9図
に示すように角材14等を載せて、その上からた
たき込むと良い。
また、このとき、第1図に示すように枕材3の
中心にあらかじめ十字のマークを入れておくこと
により、この十字を基準に枕材3の水平や側溝方
向の精度を出すことができる。
次にこの第1実施例の施工手順の一例を述べる
と次のようになる。
側溝構築位置を掘削する。また枕材3設置位
置を約半分の深さ掘つておく。
枕材3を所要間隔ごと設置してたたき込み、
枕材3のレベルを出す。
対向する二枚の側壁部材1をクレーン等で同
時に吊り上げ、下端部をシース9およびボルト
10を利用して固定する。
そのままの状態で側壁部材1を枕材3の上に
吊り降し、設置する。
はり部材2を側壁部材1の上端にセツトし、
側壁部材1の上端を連結固定する。
現場打コンクリート4を打設し、側溝底面部
を形成する。
側溝周囲を埋め戻すとともに、溝蓋13を載
せる。
なお図の実施例ではり部材2の使用位置は側壁
部材1の継目位置となつているが、中間位置や中
間位置と継目位置の双方に使用することも可能で
ある。
また、側壁部材1、はり部材2および枕材3は
工場生産のプレキヤスト部材であり、必要な配筋
が施されている。
第2実施例 第10図〜第12図は他の実施例を示したもの
で、主として側壁部材1の重量が大きく、二枚同
時に吊り上げることができない場合を対象として
いる。
この場合、枕材3の上面に枕材3と直角方向の
突条12が設けられており、これに対応して、側
壁部材1の下面には長手方向の凹溝11が形成さ
れている。そして施工に際しては側壁部材1を一
枚づつ吊り上げ、設置された枕材3の突条12に
前記凹溝11を嵌合する。なお、側壁の高さが特
に高い場合は必要に応じ角材等で簡単な支持を行
なう。その後、対向する側壁部材1,1間にはり
部材2を架け渡せば、その連結固定により、側壁
部材1も安定する。なお、他の作業は第1実施例
の場合と同様である。
この考案は、以上の構成からなり、次のような
利点、特徴を有する。
(1) はり部材を利用して、ワンタツチで側壁部材
上端を連結固定することができ、それ自体で安
定するので、つつぱりの角材が不要で、施工性
も良い。
(2) 掘削溝における作業中に倒壊する恐れがない
ので、作業員の安全が確保される。
なお、側壁の設置作業において、作業員はす
でにはり部材をかませ、自立した側壁部材間に
入つた状態で、次の作業に移ることができるの
で、従来のつつぱり角材を用いる場合に比べて
安全性が非常に高い。
(3) 枕材は断面略三角形状で下方にすぼまつてい
るため、地盤中にたたき込むことができ、枕材
の安定性が良く、軟弱な地盤でも十分な支持力
を発揮し、かつ水平を保つことができる。
(4) 組立式であるため、各コンクリート部材の重
量が大きくならず、トラツク、レツカー車など
に装備した軽易な揚重機械で吊上げ施工するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す斜視図、第2
図ははり連結部分における側溝の縦断面図、第3
図は他の部分における側溝の縦断面図、第4図は
部分的に断面を示した側溝の側面図、第5図はは
り部材による連結の様子を示す斜視図、第6図は
側壁部材吊上げの様子を示す斜視図、第7図およ
び第8図は枕材の断面図、第9図は枕材の打ち込
み方法を示す斜視図、第10図はこの考案の側溝
の他の実施例における組立の様子を示す斜視図、
第11図はその下端部の縦断面図、第12図はそ
の枕材の断面図である。 1……側壁部材、2……はり部材、3……枕
材、4……現場打コンクリート、5……嵌合凹
部、6……係上立上部、7……係止嵌合部、8…
…当接部、9……シース、10……ボルト、11
……凹溝、12……突条、13……溝蓋、14…
…角材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断面を下方にすぼまる略三角形状とし、所要
    間隔をおいて設置した複数本の枕材と、この枕
    材の上面に枕材と直角に設置しかつ長手方向に
    連続的に配した相対向する複数枚の側壁部材
    と、相対向する側壁部材上端間を連結する複数
    本のはり部材と、相対向する側壁部材間底部に
    打設した場所打コンクリートからなり、前記側
    壁部材の上端には嵌合凹部と該嵌合凹部の側壁
    内側位置に嵌合凹部底面より上方に突出する係
    止立上部をなす切欠きが設けられ、前記はり部
    材の両端部には前記嵌合凹部に嵌合し、かつ前
    記係止立上部に係止される係止嵌合部と、前記
    嵌合凹部の両側位置において側壁内側面に当接
    する当接部とが形成されていることを特徴とす
    る組立側溝。 (2) 相対向する側壁部材間下端部には側壁部材間
    の間隔を保持するスペーサーを兼ねたシース
    と、このシースを貫通するボルトとが設けられ
    ており、前記ボルトの締め付けにより両側壁部
    材下端部間を連結固定してある実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の組立側溝。 (3) 枕材上面には枕材と直角方向の突条が形成さ
    れ、側壁部材下面には凹溝が形成されており、
    この突条と凹溝とを嵌合させてある実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の組立側溝。
JP8057282U 1982-05-31 1982-05-31 組立側溝 Granted JPS58185620U (ja)

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JPS58185620U JPS58185620U (ja) 1983-12-09
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