JP3426165B2 - 地下構造物施工法 - Google Patents
地下構造物施工法Info
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Description
法、詳しくは、構築すべき地下構造物の各コーナー部及
び各コーナー部間の所定中間位置に鉛直に埋設した相隣
る支柱間にコンクリート製壁板を該壁板の下方の土を掘
削除去することにより降下させて四方を壁板で囲む地下
構造物施工法に関する。
下構造物の各コーナー部及び各コーナー部間の所定中間
位置にコンクリート製の支柱を鉛直に埋設し、相隣る支
柱間にコンクリート製の壁板を、この壁板の下方の土を
掘削除去することにより所定の深さまで降下させて各壁
板の両側縁と各支柱とを互いの結合部で連結すると共
に、床板をコンクリートで打設する地下構造物施工法に
おいて、上記壁板の両側縁に設けた結合部を、埋設した
支柱の長手方向に沿って延設した案内部材の外側面に沿
わせながら所定の深さまで降下さる地下構造物施工法が
知られている(特許2828954号)。
の地下構造物施工法によれば、構築すべき地下構造物の
外側の土壌まで余分に掘削したり矢板を用いる必要がな
い利点がある一方、相隣る支柱間の壁板の下方の土を掘
削除去して壁板を所定の深さまで降下させる過程で、土
質によっては、その壁板の外側に土圧が加わり、そのた
めに、壁板の両側縁に設けた結合部の内側面と、支柱の
案内部材の外側面との間の摩擦が増大して、壁板の支柱
に対する滑り落ちが妨げられるという問題点がある。
下構造物の各コーナー部及び各コーナー部間の所定中間
位置にコンクリート製の支柱を鉛直に埋設し、相隣る支
柱間にコンクリート製の壁板を、この壁板の下方の土を
掘削除去することにより所定の深さまで降下させて各壁
板の両側縁と各支柱とを互いの結合部で連結すると共
に、床板をコンクリートで打設し、上記壁板の両側縁に
設けた結合部を、埋設した支柱の長手方向に沿って延設
した案内部材の外側面に沿わせながら所定の深さまで降
下させたのち、各壁板の結合部と各支柱の結合部とを互
いに連結する地下構造物施工法において、上記壁板の両
側縁に設けた上記結合部の内側面または上記案内部材の
外側面のうちの少なくとも一方の面に上下方向の減摩用
の棒状部材を設けておき、上記壁板の結合部を、案内部
材に沿わせながら所定の深さまで降下させる。
に壁板を、該壁板の下方の土を掘削除去することにより
降下させるとき、壁板の外側面に土圧が加わるようなこ
とがあっても、壁板の両側縁に設けた結合部と、支柱の
案内部材との間に設けられている減摩用の棒状部材によ
り、壁板の円滑な降下動作が行われる。
部屋などの地下室を構築すべき土地の、地下室11の各
コーナー部及び各コーナー部間の所定中間位置に相当す
る部位にコンクリート製の支柱12および13をそれぞ
れ鉛直に埋設する。図2において、相隣るコーナー部の
支柱12と中間位置の支柱13との間に、厚さ150〜
200mmのコンクリート製の壁板14を、その下方の
土15を掘削除去することにより所定の深さまで降下さ
せる。コーナー部の支柱12、12間(図1)にも、同
様にして壁板14を降下させる。
には、角柱の直角に交わる二つの面に段部をなす結合部
取付け面12a、12aが、そして中間位置の支柱13
には、互いに対向する面に段部をなす結合部取付け面1
3a、13aがそれぞれ形成されている。コーナー部の
支柱12の各結合部取付け面12aには、支柱12にそ
の長手方向に沿って埋め込まれた案内部材16を一体的
に有する結合部17が、そして中間位置の支柱13に
は、支柱13に埋め込まれた案内部材18を一体的に有
する結合部19が、それぞれ突設されている。各結合部
17、19は、それらの取付け面12a、13aに対し
て直角をなし、ボルト結合のための孔20、21を有し
ている。図5に示すように、壁板14の側端面14aに
は、結合部22が突設されていて、この結合部22に
は、支柱12、13の結合部17、19とのボルト結合
のための孔23が設けられている。結合部22の内側面
には、上下方向に長い減摩用の平行した2本の棒状部材
22a、22aが設けられている。
の支柱13との間の壁板14が、壁板14の下方の土1
5を掘削除去されることにより降下する状況を示してい
る。壁板14が降下する間、壁板14の結合部22の棒
状部材22aが案内部材16および18のそれぞれの外
側面に沿って摺動する。結合部22の棒状部材22aが
案内部材16、18の外側面を摺動することによって、
降下する壁板14の外側面に土圧が加わるようなことが
あっても、減摩用の棒状部材22aにより、壁板の円滑
な降下動作が行われる。
22を、案内部材16、18の外側面に沿わせながら所
定の深さまで降下させたのち、壁板14の結合部22と
各支柱の結合部17、19とが一致したところで、図
6、7に示すように、これらをナット不要のボルト、す
なわちタップボルトで互いに連結する。壁板14の結合
部22と各支柱の結合部17、19との連結は、ボルト
に代えて溶接手段を採用することができる。
7、19との連結が終了したのち、支柱12の結合部取
付け面12a、12aと壁板14の側端面14aとの
間、支柱13の結合部取付け面13a、13aと壁板1
4の側端面14aとの間にそれぞれ形成された空間が型
枠24、25によって閉鎖され、その閉空間にコンクリ
ートが流し込まれる。
ねじ条を有する複数本のねじ鉄筋26が設けられてお
り、その各下端部26aは壁板14の下端内壁面から内
側に突出している。鉄筋26の各下端部26aは、床板
となる領域に縦横碁盤目状に並べらた、ねじ鉄筋26の
ねじとは逆のねじ条を有するねじ鉄筋27の端部とター
ンバックル28で連結され、しかるのち四方の壁板の下
部相互間に床板がコンクリートで打設される。
を示しており、案内部材30は、その全体が支柱13に
埋設されることなく結合部31が取付け面13aから突
出している。案内部材30の外側面のは、上下方向に長
い減摩用の平行した2本の棒状部材30a、30aが設
けられている。このように、支柱の案内部材に減摩用の
棒状部材が設けられる場合には、壁板の結合部には棒状
部材は設けなくてもよい。
面及び/又は支柱の案内部材の外側面に溶接手段により
固定される。棒状部材の本数は、2本に限定されること
なく1本あるいは2本以上でもよい。棒状部材として
は、直径6〜9mmの丸鋼が用いられる。
下室の一例を示す平面図である。
壁板が落し込まれていく過程を示す側面図である。
ー部支柱の一例を示す斜視図である。
置支柱の一例を示す斜視図である。
部材付き結合部を有する壁板が案内部材に沿って落し込
まれていく過程を示す側面図である。
により互いに連結された態様を示す平面図である。
により互いに連結された態様を示す側面図である。
する壁板の一例を示す斜視図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】構築すべき地下構造物の各コーナー部及び
各コーナー部間の所定中間位置にコンクリート製の支柱
を鉛直に埋設し、相隣る支柱間にコンクリート製の壁板
を、該壁板の下方の土を掘削除去することにより所定の
深さまで降下させて各壁板の両側縁と各支柱とを互いの
結合部で連結すると共に、床板をコンクリートで打設
し、上記壁板の両側縁に設けた結合部を、埋設した支柱
の長手方向に沿って延設した案内部材の外側面に沿わせ
ながら所定の深さまで降下させたのち、各壁板の結合部
と各支柱の結合部とを互いに連結する地下構造物施工法
において、 上記壁板の両側縁に設けた上記結合部の内側面または上
記案内部材の外側面のうちの少なくとも一方の面に上下
方向の棒状部材を設けておき、上記壁板の上記結合部
を、上記案内部材に沿わせながら所定の深さまで降下さ
せる地下構造物施工法。 - 【請求項2】請求項1記載の地下構造物施工法におい
て、各壁板の結合部と各支柱の結合部との前記連結は、
ボルトまたは溶接により行い、支柱の結合部取付け面と
壁板の側端面との間にコンクリートを流し込む地下構造
物施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21146599A JP3426165B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 地下構造物施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21146599A JP3426165B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 地下構造物施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001032297A JP2001032297A (ja) | 2001-02-06 |
JP3426165B2 true JP3426165B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=16606398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21146599A Expired - Fee Related JP3426165B2 (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | 地下構造物施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3426165B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102454170A (zh) * | 2010-10-18 | 2012-05-16 | 齐藤隆春 | 地下结构物的施工方法 |
-
1999
- 1999-07-27 JP JP21146599A patent/JP3426165B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2001032297A (ja) | 2001-02-06 |
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