JP2826926B2 - パルス幅変調装置 - Google Patents

パルス幅変調装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流を3レベルの電位
を有する交流電圧に変換する電力変換装置の改良に係
り、特に、交流出力側と直流中間電位点の直流変動の抑
制に好適なパルス幅変調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ア ノベル アプローチ トゥー ザ
ジェネレーション アンド オプティマイゼーション
オブ スリーレベル ピーダブリュウエム ウェイブ
フォームス「A novel approach t
o the generation and opti
mization of three−levelPM
W wave forms」(PESC’88 Rec
ord. April1988)の1255頁から12
62頁に、3レベルインバータの波形改善用として、正
負のパルス状電圧を交互に中性点電圧を介して出力する
ダイポーラ変調方式が提案されている。また、特開平2
−101969号公報の第17図に、3レベルインバー
タの中間電位点電圧の平衡化に関する記載がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】3レベルインバータで
は、交流出力端子に直流側の中間電位点電圧が出力され
る期間だけ、この中間電位点に電流が流入する。上記論
文記載のダイポーラ変調の場合、2本の正弦波状の変調
波のシフト量によって、中間電位点との接触期間が定ま
り、この接続期間が一定に保たれるため、中間電位点に
流入する電流(中間電位点電流)に低周波の交流成分が
発生せず、中間電位点電圧の交流的な変動がほとんど生
じないという特徴を備えている。しかしながら、インバ
ータの出力パルスのバラツキやアンバランスによって生
じる直流的な中間電位点電圧変動については何ら考慮さ
れていない。一方、特開平2−101969号公報に示
された変調方式では、2本の正弦波状の変調波の振幅と
シフト量を独立に設定できないため、交流出力端子に発
生する直流分と直流側中間電位点に発生する直流電圧変
動を同時に高応答で抑制できない恐れがある。本発明の
目的は、上述の事情に鑑み、直流側中間電位点に発生す
る直流電圧変動を抑制するために、インバータの交流出
力端子に発生する直流分と、クランプコンデンサの中間
電位点に発生する直流電圧変動をそれぞれ独立に制御可
能にすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、出力端子電
圧における高電位パルス列と低電位パルス列を発生する
ための2つのスイッチング関数に含まれる直流成分の差
を出力端子電圧に含まれる直流成分の大きさまたはその
相当値に応じて調整し、前記スイッチング関数に含まれ
る交流成分の差を直流側中間電位点で2分割されたクラ
ンプコンデンサ等の直流電圧源の差電圧またはその相当
値に応じて調整することにより、達成される。
【0005】
【作用】中間電位点により2分割されたクランプコンデ
ンサ(直流電圧源)の電圧に直流的なアンバランスが発
生すると、このアンバランスの度合を検知し、このアン
バランスの度合と変調波の基本バイアス量(ゼロ点から
の変調波のシフト量)の積に一致するように、基本バイ
アス量から最終的なバイアス量への偏位幅(補償バイア
ス)を設定する。一方、クランプコンデンサ電圧の差ま
たは中間電位点に流入する電流の直流成分の大きさに応
じて、クランプコンデンサ電圧の差が減少する方向に、
2本の変調波の振幅の差を設定する。以上のようにして
作成された変調幅に基づいてパルス幅変調を行い、高電
位側パルス列と低電位側パルス列を中間電位を介して交
互に発生させることにより、交流電力端子に発生する直
流分と直流側中間電位点に発生する直流電圧変動を抑制
できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。近年、直
流電源の高電位点と低電位点のほかに、これら高電位点
と低電位点の間に中間電位点を設け、スイッチング素子
群の選択的なオンオフによって高電位点、低電位点、ま
たは中間電位点の3レベルの電位を選択的に交流出力端
子へ相電圧として導出する3レベルインバータを用い
て、誘導電動機、特に、電気車用誘導電動機を駆動する
技術が確立されつつある。この3レベルインバータの主
な特長として、パルス幅変調(PWM)のスイッチング
周波数を見かけ上高められるため、高調波含有率の少な
い交流電圧を得られる点、直流電圧源の分割により、ス
イッチング素子の耐圧低減を図れる点などが挙げられ
る。図1は、本発明の一実施例であり、主回路基本構成
(3相の場合)を示す。図1において、60は直流電圧
源である電車線、61、62は、直流電圧源60の電圧
から中間電位点Nを作りだすために、分割(分圧)した
コンデンサ(クランプコンデンサと呼ぶ。)、70〜7
3、80〜83、90〜93は環流用の整流素子(この
例ではダイオード)を備えた自己消弧可能なスイッチン
グ素子(この例ではGTOサイリスタとしたが、トラン
ジスタやIGBT等でもよい。)、74、75、84、
85、94及び95はクランプコンデンサの中間電位点
電圧を導出する補助整流素子(この例ではダイオード)
である。また、負荷は誘導電動機50の場合を示した。
【0007】ここでは、それぞれの相毎に独立に動作可
能であるスイッチングアーム7〜9の基本的な動作を、
スイッチングアーム7を例にとって説明する。クランプ
コンデンサ61、62の電圧をvcp、vcnとする。この
とき、スイッチング素子70〜73を表1に示すように
オン・オフ制御することにより、交流出力端子Uにvc
p、0、−vcn(中間電位点電圧を基準電圧0とする)
の3レベルの出力電圧eを得る。
【0008】
【表1】 表1において、S1〜S4はスイッチング素子70〜7
3の導通状態を1、0の2値で表現したスイッチング関
数であり、Sp、So、Snは直流側の3つの電位点への
接続状態を1、0の2値で表現したスイッチング関数
で、次のような関係をもつ。 (1)式から明らかなように、SpとSnが定まれば、S
1〜S4及びSoは一義的に定まる。SpとSnを用いて
出力電圧eを表すと、 e=Sp・vcp−Sn・vcn ……(2) となり、SpとSnによって出力電圧波形を制御できる。
クランプコンデンサ電圧が等しく、vcp=vcn=Vo
(Vo=Vd/2、Vd:全直流電圧)のときには、 e=(Sp−Sn)Vo ……(3) となり、Voが完全平滑であれば、スイッチング関数の
差Sp−Snを正弦波に近づけるようにPWM制御すれば
よい。なお、3レベルインバータの主回路の詳細は、特
開昭51−47848号公報、特開昭56−74088
号公報などに記載されている。ところで、スイッチング
関数は1、0の2値関数であるが、スイッチング周波数
が制御しようとする変調波周波数に比べて十分に高けれ
ば、0から1の範囲内(スイッチング関数の差の場合
は、ー1から1の範囲)で変化する連続関数と見なすこ
とができる。すなわち、正弦波出力のダイポーラPWM
制御の場合、スイッチング関数Sp、Snは近似的に次式
のように表せる。 Sp=Aosinθ+Bo Sn=−Aosinθ+Bo ……(4) ここに、Ao:基本波振幅指令(0≦Ao≦0.5) Bo:基本バイアス(Ao≦Bo≦0.5) θ :位相(2πFit) Fi:インバータ周波数 このときの出力電圧eは、(3)、(4)式より、 e=2AoVosinθ ……(5) となり、基本波振幅指令Aoに比例した正弦波状電圧が
得られる。
【0009】ここで、クランプコンデンサ電圧に直流的
なアンバランスが発生した場合、この電圧アンバランス
を2ΔV(=vcp−vcn)とすると、出力電圧eは、 e=Sp(Vo−ΔV)−Sn(Vo+ΔV) =(Sp−Sn)Vo−(Sp+Sn)ΔV ……(6) となる。スイッチング関数Sp、Snが(4)式で与えら
れるものとすれば、 (Sp−Sn)=2Aosinθ (Sp+Sn)=2Bo ……(7) であるから、このときの出力電圧eは、 e=2AoVosinθ−2BoΔV となり、電圧アンバランスΔVによる直流成分が交流出
力端子に発生する。また、このとき直流側中間電位点に
電圧アンバランスを打ち消すような直流電圧は流れない
ため、中間電位点の電圧アンバランスは改善されない。
そこで、スイッチング関数SpとSnの振幅とバイアス量
を図5に示すようにアンバランスさせた場合を考える。
スイッチング関数SpとSnを Sp=(Ao+ΔA)sinθ+(Bo+ΔB) Sn=−(Ao−ΔA)sinθ+(Bo−ΔB) ……(8) ここに、ΔA:補償振幅 ΔB:補償バイアス とおくと(ap*=Sp,an*=−Sn)、 Sp−Sn=2Aosinθ+2ΔB Sp+Sn=2ΔAsinθ+2Bo ……(9) より、(6)式の関係を用いて出力電圧eを求めると、 e=2(AoVo−ΔAΔV)sinθ+2(ΔBVo−BoΔV) ……(10) となる。したがって、出力電圧eから直流分を除去する
ためには、補償バイアスΔBを、 ΔB=(ΔV/Vo)・Bo ……(11) に設定すればよい。
【0010】また、この場合、補償振幅ΔAの影響でイ
ンバータ周波数の基本波成分が指令値からずれる可能性
があるが、基本波振幅指令Aoを最終的に得たい出力電
圧振幅A・Voの指令Aを用いて、次のように補正する
ことにより解決される。 2(AoVo−ΔAΔV)=A・Vo 故に、 Ao=(A/2)+(ΔV/Vo)ΔA ……(12) 上式において、基本波振幅指令Aoは補償振幅ΔAの関
数となっているが、この補償振幅ΔAは、以下で述べる
直流側中間電位点の電圧変動制御の観点から決定され
る。このときの、スイッチング関数Sp、Sn、出力電圧
eの波形を図5(d)〜(f)に示す。クランプコンデ
ンサの中間電位点電流は、スイッチング関数So=1の
とき流れる。3相インバータを考えて、各相の出力電流
を ix=Isin(2πFit+φ+θx) ……(13) ここに、x=u、v、w I:電流振幅 φ:力率角 θx=0 (x=u) 2π/3 (x=v) −2π/3 (x=w) とし、また、各相のスイッチング関数を Spx=(Ao+ΔA)sin(θ+θx)+(Bo+ΔB) Snx=−(Ao−ΔA)sin(θ+θx)+(Bo−ΔB) ……(14) 故に、Sox=1−(Spx+Snx) =1−2Bo−2ΔAsin(θ+θx) ……(15) とすると、次のような中間電位点電流ioが流れる。 (16)式の中間電位点電流ioは、明らかに直流電流
成分であり、補償振幅ΔAによって調節可能である。補
償振幅ΔAが正のとき中間電位点電流ioは負であり、
クランプコンデンサ61の電圧vcpは減少、クランプコ
ンデンサ62の電圧vcnは増加するように働き、補償振
幅ΔAが負のとき中間電位点電流ioは正となり、vcp
は増加、vcnは減少するように働く。すなわち、インバ
ータの出力電圧の正、負のアンバランスがさらに拡大す
る方向に補償振幅ΔAを設定すればよい。
【0011】以下、上記機能を実現する構成について説
明する。図1は、スイッチング素子群7〜9をオン・オ
フ制御して、3レベルの電位より成る交流出力電圧を制
御するパルス幅変調装置の例を示す。図1において、1
0はインバータ周波数指令Fi*を積分して位相θを演
算する位相演算器、11は位相θにおける正弦値sin
θを算出するsin関数器である。20は出力電圧指令
E*から振幅指令Aに変換するための振幅設定器であ
る。また、21はクランプコンデンサ61及び62の電
圧vcp、vcnから平均電圧Voと差電圧ΔVを検出する
電圧検出器であり、図2により詳細を説明する。22
は、振幅指令A、平均電圧Vo及び差電圧ΔVから、ダ
イポーラPMWの基本波振幅指令Ao、クランプコンデ
ンサの中間電位点Nに流入する電流調節用の補償振幅Δ
A、ダイポーラPMWの基本バイアス量Bo及びクラン
プコンデンサ電圧の不平衡によって交流電力端子Uに発
生する直流電圧成分を抑制するための補償バイアス量Δ
Bを演算出力する振幅・バイアス設定器であり、図3に
より詳細を説明する。23、24、27、28は加減算
器、25、26は乗算器であり、基本波振幅指令Ao、
補償振幅ΔA、基本バイアス量Bo、補償バイアスΔB
から、高電位側用と低電位側用の変調波ap*、an*を
作成する。31は、変調波ap*とan*より、2値関数
であるスイッチング関数Sp、Snを生成するパルス発生
器である。32、33は反転器であり、スイッチング関
数SpとSnより、スイッチング素子70〜73の点弧信
号に相当するスイッチング関数S1〜S4を作り、図示
していないゲートアンプを介して、各スイッチング素子
を駆動する。1は上記機能を備えたU相用パルス幅変調
器であり、2、3はそれぞれV相用、W相用である。1
〜3の違いは、sin発生器11の出力であり、2π/
3[rad]の相差が設けてある。なお、本実施例で
は、各相の構成を等しいものとしたが、位相演算器1
0、振幅設定器20、電圧検出器21、振幅・バイアス
設定器22等は1つとし、各相共通としてもよい。
【0012】次に各部の詳細な構成について、図2から
図4を用いて説明する。図2は、電圧検出器21の構成
例である。同図において、211はクランプコンデンサ
61及び62の電圧vcpとvcnを加算する加算器、21
2はローパスフィルタ、213は1/2器であり、vcp
とvcnの直流平均Voを求める。一方、214はvcpと
vcnの差を求める減算器、215はローパスフィルタ、
216は1/2器であり、平均電圧Voからのvcpとvc
nの直流的な偏位量すなわち差電圧ΔVを求めるもので
ある。ローパスフィルタ212、215は、入力端に設
けてもよく、vcpとvcnの交流変動が小さい場合には省
略してもよい。また、1/2器213、216は係数合
せのためにあるから、混乱がなければ省略してもよい。
図3は、振幅・バイアス設定器22の構成例である。同
図において、220は平均電圧Voと差電圧ΔVからvc
pとvcnのアンバランスの度合いΔV/Vo(中間電位点
電圧の偏位の度合い)を算出する除算器である。221
は1/2器、222は加算器、223は乗算器であり、
基本波振幅指令Aoを(12)式に基づいて算出する。
224は中間電位点電圧変動の補償演算用のゲイン調節
器である。もし、定常的に中間電位点電圧のアンバラン
スが残るような場合には、このゲイン調節器224に変
えて比例・積分(PI)調節器等を用いればよい。22
5は、基本バイアス設定器であり、振幅指令Aに応じて
基本バイアスBoを設定する。通常、高調波を極力低減
するため、基本バイアス量Boを振幅指令Aに対して図
4に示す特性で設定するのが好ましい。本実施例では、
インバータの交流電力端子に発生する直流分と、直流側
中間電位点に発生する直流電圧変動をそれぞれ独立に制
御可能となるため、交流出力端子電圧の直流分を抑制し
つつ、高応答な中間電位点電圧制御が行えるようにな
る。
【0013】図6は、本発明の他の実施例であり、振幅
・バイアス設定器22´と乗算器29の位置が異なるほ
かは、図1の実施例の構成と同様である。振幅・バイア
ス設定器22´の構成例を図7に示す。同図において、
221は、1/2器であり、振幅指令Aよりダイポーラ
PWM用の基本波振幅指令Aoを算出する。224は、
中間電位点電圧変動の補償演算用のゲイン調節器であ
り、Δaの補償振幅ΔAを出力し、極性変換器227に
より位相θに応じてΔaの極性を反転させて出力する。
225は、基本バイアス設定器であり、振幅指令Aに応
じて基本バイアスBoを設定するもので、その設定方法
は図4と同様である。この実施例では、図8の動作波形
に示すように、補償振幅Δaが方形波状に変化している
点が図1の実施例と異なる。すなわち、図8(a)に示
すように、ΔA>0の場合には、0≦2πFit<πの
ときΔa≧0、π≦2πFit<2πのときΔa≦0に
設定する。このΔaを乗算器29の出力であるAosi
n2πFitに加減算して変調波ap*とan*を作成す
る。ここで、バイアスの設定は図1の実施例と同様であ
り、また、補償振幅Δaの部分は変調波ap*、an*で
打消されて出力電圧には現れない。本実施例では、乗算
回数の低減が図れるため、特に装置をソフトウェアで構
成して、かつ、高速処理を行う場合に有利となる。な
お、本発明においては、交流出力端子電圧の直流分を抑
制する補償バイアス、または、直流中間電位点電流調節
用の補償振幅をそれぞれ単独に求め、インバータの交流
出力端子に発生する直流分、または、クランプコンデン
サの中間電位点に発生する直流電圧変動をそれぞれ単独
に制御することもできる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、3レベルインバータの
ダイポーラPWM制御において、インバータの交流出力
端子に発生する直流分と、クランプコンデンサの中間電
位点に発生する直流電圧変動をそれぞれ独立に制御可能
となり、交流出力端子電圧の直流分を抑制しつつ、高応
答な中間電位点電圧制御を実現することができる。ま
た、振幅・バイアス設定手段を設け、それぞれ単独に、
交流出力端子電圧の直流分を抑制する補償バイアス、ま
たは、直流中間電位点電流調節用の補償振幅を求めるこ
とにより、インバータの交流出力端子に発生する直流
分、または、クランプコンデンサの中間電位点に発生す
る直流電圧変動をそれぞれ単独に制御することも可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例
【図2】電圧検出器の構成例
【図3】振幅・バイアス設定器の構成例
【図4】基本バイアスの設定方法の例
【図5】動作波形図
【図6】本発明の他の実施例
【図7】振幅・バイアス設定器の構成例
【図8】動作波形図
【符号の説明】 10 位相演算器 11 sin関数器 20 振幅設定器 21 電圧検出器 22 振幅・バイアス設定器 23、24、27、28 加減算器 25、26 乗算器 31 パルス発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 優人 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 7/42 - 7/98

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流を高電位、中間電位及び低電位の3
    レベルの電圧に変換し、高電位と低電位の電圧を中間電
    位を介して交互に出力することにより交流電圧を表現す
    る3レベル電力変換装置において、高電位パルス列と低
    電位パルス列を発生するためのスイッチング関数の直流
    成分の差と、交流成分の差を独立に調整することを特徴
    とするパルス幅変調装置。
  2. 【請求項2】 第1項記載の装置において、出力端子電
    圧に含まれる直流成分の大きさまたはその相当値に応じ
    てスイッチング関数の直流成分の差を、また、直流中間
    電位点で2分割された直流電圧源の差電圧またはその相
    当値に応じてスイッチング関数の交流成分の差を調節す
    ることを特徴とするパルス幅変調装置。
  3. 【請求項3】 第2項記載の装置において、高電位側と
    低電位側のスイッチング関数の直流分のアンバランスの
    度合いを、2分割された直流電圧源のアンバランスの度
    合いと等しくしたことを特徴とするパルス幅変調装置。
  4. 【請求項4】 直流を高電位、中間電位及び低電位の3
    レベルの電圧に変換し、高電位と低電位の電圧を中間電
    位を介して交互に出力することにより交流電圧を表現す
    る3レベル電力変換装置において、振幅・バイアス設定
    手段を設けて、直流中間電位点で2分割された直流電圧
    源の平均電圧、その差電圧及び基本バイアスに応じて補
    償バイアスを求め、または、直流中間電位点で2分割さ
    れた直流電圧源の差電圧またはその相当値に応じて直流
    中間電位点電流調節用の補償振幅を求め、高電位パルス
    列と低電位パルス列を発生するためのスイッチング関数
    の直流成分の差、または、交流成分の差をそれぞれ調整
    することを特徴とするパルス幅変調装置。
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