JP3262160B2 - インバ−タの制御方法及びインバ−タ装置 - Google Patents

インバ−タの制御方法及びインバ−タ装置

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JP3262160B2
JP3262160B2 JP26489997A JP26489997A JP3262160B2 JP 3262160 B2 JP3262160 B2 JP 3262160B2 JP 26489997 A JP26489997 A JP 26489997A JP 26489997 A JP26489997 A JP 26489997A JP 3262160 B2 JP3262160 B2 JP 3262160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電動機等の負
荷に交流電力を供給するための可変周波数及び可変電圧
型インバータ及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】負荷としての交流電動機に電力を供給す
るために可変周波数及び可変電圧型のインバータが使用
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インバータ
で電動機を駆動する場合、負荷としての電動機の特性、
インバータの特性等に起因してインバータの出力電流が
不安定になることがある。図8は3相インバータの2相
分の不安定な出力電流の波形を示し、図9はほぼ正常な
出力電流の波形を示す。図8と図9との比較から明らか
なように、不安定電流成分は、基本波の周期以外の周期
で流れる大振幅の電流成分即ち過電流成分である。この
インバータ出力電流の不安定化を防ぐために、出力電流
の実効値を求め、この実効値に含まれているリツプル成
分を抽出し、このリツプル成分を除去するようにインバ
ータの出力を制御することが考えられる。しかし、この
方法によっても電流の安定化を図ることができないこと
がある。
【0004】そこで、本発明の目的はインバータの出力
電流の安定化を図ることができる方法及び装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための方法の発明は、直流を交流に変換
するための可変周波数及び可変電圧型インバータによっ
て負荷に電力を供給する際に、前記インバータの出力電
流の実効値又は平均値を検出し、前記実効値又は平均値
のリップル成分を求め、前記リツプル成分に基づいてこ
のリツプル成分が低減するように前記インバータの出力
電圧の周波数を制御することを特徴とするインバータの
制御方法に係わるものである。また、装置の発明は、直
流を交流に変換し、負荷に交流電力を供給するための可
変周波数及び可変電圧型インバータであって、前記イン
バータの出力電圧の周波数を指令するための周波数指令
発生手段と、前記インバータの出力電流の実効値又は平
均値を求める電流検出手段と、前記実効値又は平均値の
リツプル成分を求める手段と、前記周波数指令発生手段
から発生した周波数指令で示されている周波数を、前記
リツプル成分を低減させるように前記リツプル成分に基
づいて補正した補正周波数指令を作成する補正周波数指
令作成手段と、前記補正周波数指令に対応した出力周波
数が得られるように前記インバータの変換回路を制御す
る回路とを備えていることを特徴とするインバータに係
わるものである。なお、請求項2及び5に示すように力
率を考慮してリツプル成分を補正することが望ましい。
また、請求項3及び6に示すようにインバータ出力電流
の実効値の直流成分を考慮してリツプル成分を補正する
ことが望ましい。
【0006】
【発明の効果】各請求項の発明において、出力電流の実
効値又は平均値のリツプル成分は、出力電流を不安定に
する電流成分に対応しているので、実効値又は平均値の
リップルを低減させると、出力電流を不安定にする電流
成分も低減する。出力電流が不安定になる理由は必ずし
も明らかでないが、図8から明らかなようにインバータ
出力電流の不安定成分(過電流成分)は周期性を有して
発生しているので、インバータと負荷とから成る回路の
共振現象が関与しているものと思われる。本発明に従っ
てインバータの出力周波数を変えると、実効値又は平均
値のリツプル成分が低減し、不安定成分が低減するの
は、共振が抑制されるためと思われる。出力電流の不安
定成分は過電流成分であるので、これを抑制することに
より過電流が抑制された安定した電流供給が可能にな
る。また、請求項2、3、5、6の発明によれば、力率
又は電流値を考慮した合理的なリップル低減が可能にな
る。即ち、出力電流の実効値又は平均値のリツプル成分
の検出値は、力率又は電流が大きいほど大きくなる。換
言すると、出力電流の力率又は電流が大きい時には、正
常電流成分に対するリツプル成分の比率が低い場合であ
っても、リツプル成分が大きくなる。大きなリツプル成
分を周波数補正にそのまま使用すると、周波数の変化量
が大きくなり過ぎて出力電流の安定化が困難又は不可能
になる場合がある。そこで、請求項2、3、5、6の発
明においては、リツプル成分が力率又は電流値に対して
反比例的に変化するような補正リツプル成分を作成し、
これに基づいて出力周波数を補正している。これによ
り、実効値又は平均値のリツプル成分を合理的に低減さ
せることができる。
【0007】
【実施形態及び実施例】次に図面を参照して本発明の実
施形態及び実施例を説明する。
【0008】
【第1の実施例】図1〜図10は、第1の実施例の可変
周波数及び可変電圧のPWMインバータを説明するため
のものである。図1のインバータ装置は、直流電源1の
直流電圧をDC−AC変換回路2によって交流に変換し
て負荷としての3相誘導電動機3を駆動するように構成
されている。
【0009】変換回路2は、トランジスタから成る第1
〜第6のスイッチQ1 〜Q6 を3相ブリッジ接続し、各
スイッチQ1 〜Q6 に並列にダイオードD1 〜D6 を接
続した周知の回路である。変換回路2の3相出力ライン
4a、4b、4cには電流検出手段としての電流検出器
5a、5b、5cが電磁結合又は磁気結合されている。
電流検出器5a、5b、5cは変流器又はホール素子等
で構成することができる。実施例では3個の電流検出器
5a、5b、5cが設けられているが、任意の2相の電
流を検出し、残りの相の電流を演算で求めることもでき
る。
【0010】各スイッチQ1 〜Q6 の制御端子(ベー
ス)に接続された制御信号作成回路6は、変換回路2を
動作させるための制御信号を形成する。この制御信号作
成回路6の詳細は追って説明する。
【0011】周波数指令発生器7はインバータ出力周波
数の指令信号を発生するものである。
【0012】電流検出器5a、5b、5cに接続されて
いる実効値検出手段8は、出力電流の実効値を求める回
路である。
【0013】周波数指令補正手段9は周波数指令発生器
7から発生した周波数指令を実効値検出手段で検出され
た電流に基づいて補正して補正周波数指令を作り、これ
を制御信号作成回路6に送るものである。この周波数指
令補正手段9の詳細は追って説明する。なお、図3では
制御信号作成回路6、実効値検出手段8及び周波数指令
補正手段9が個別に示されているが、これ等の多くの部
分はディジタル信号処理回路即ちマイクロプロセッサ
(マイコン)で構成されている。
【0014】図2は制御信号作成回路6を等価的に示す
ものであり、第1相、第2相及び第3相制御信号作成回
路6a、6b、6cと分配回路10とから成る。第1相
制御信号作成回路6aは、正弦波信号発生手段11と三
角波信号発生手段12と、コンパレータ13とから成
る。第2相及び第3相制御信号作成回路6b、6cは、
第1相制御信号作成回路6aと実質的に同一に構成され
ている。但し、第2相及び第3相制御信号作成回路6
b、6cにおける第1相制御信号作成回路6aの正弦波
信号発生手段11に相当するものは第1相の正弦波に対
して120度及び240度の位相差を有する正弦波信号
を発生する。また、第2相及び第3相制御信号作成回路
6b、6cにおいては三角波信号発生手段12に相当す
るものが省略されており、第1相の三角波信号発生手段
12が兼用されている。勿論、第2相及び第3相制御信
号作成回路6b、6cにも独立に三角波信号発生手段を
設け、これを第1相の三角波信号発生手段12に同期さ
せることができる。また、第2相及び第3相制御信号作
成回路6b、6cに独立に正弦波信号発生手段を設ける
代りに、第1相の正弦波信号発生手段11から発生させ
た正弦波に対して遅延手段によって120度及び240
度の遅れを与えて第2相及び第3相の正弦波を得ること
ができる。
【0015】正弦波信号発生手段11は変換回路2をイ
ンバータ動作させる時に図4(A)に示す正弦波Vacを
発生する。この正弦波Vacは例えばROM(リード・オ
ンリー・メモリ)に格納された正弦波データの読み出し
によって得る。正弦波信号発生手段11は図6に示すよ
うに周波数の変化に応じて電圧(振幅)を変えるように
構成されている。第2相及び第3相制御信号作成回路6
b、6cの正弦波は図4(A)の正弦波Vacに対して1
20度及び240度の遅れを有するものである。従っ
て、第1相、第2相及び第3相の正弦波は図5に示すイ
ンバータの基準相電圧Vu 、Vv 、Vw に対応したもの
になる。
【0016】三角波信号発生手段12は変換回路2の正
弦波Vacの周波数よりも十分に高い繰り返し周波数で三
角波信号Vt を図4に示すように発生する。コンパレー
タ13は正弦波信号発生手段11の正弦波Vacと三角波
信号発生手段12の三角波信号Vt とを比較して図4
(B)に示すPWMパルスを出力する。コンパレータ1
3がディジタル比較手段の場合にはこの出力段にディジ
タル・アナログ変換器を設ける。また、コンパレータ1
3がアナログの電圧比較器の場合には、両方の入力ライ
ンにディジタル・アナログ変換器を設ける。
【0017】分配回路10は、第1、第2、第3相制御
信号作成回路6a、6b、6cの出力パルスを変換回路
2のスイッチQ1 〜Q6 に分配する。詳細には、第1相
制御信号作成回路6aのPWMパルスを図5(B)
(C)に示すように第1及び第2のスイッチQ、Q2 に
分配し、第2相制御信号作成回路6bのPWMパルスを
図5(D)(E)に示すように第3及び第4のスイッチ
Q3 、Q4 に分配し、第3相制御信号作成回路6cのP
WMパルスを図5(F)(G)に示すように第5及び第
6のスイッチQ5 、Q6 に分配する。
【0018】図3は図1の実効値検出手段8と周波数指
令補正手段9との一相分を等価的に示すものである。実
効値検出手段8は例えば図1の電流検出器5aに接続さ
れたアナログ・ディジタル(A/D)変換器20と実効
値演算手段21とから成り、図1の変換回路2の出力電
流即ち電動機3の入力電流の実効値を変換回路2の出力
電圧の基本波の周期毎に出力する。
【0019】周波数指令補正手段9は、図1の周波数指
令発生器7の出力ライン7aに送出された出力周波数指
令を補正用加算手段22で補正して補正周波数指令を形
成し、これを出力ライン9aによって図1の制御信号作
成回路6に送るものである。加算手段22に周波数補正
信号を与えるために、リップル検出手段23、定数乗算
手段24、出力電圧演算手段25、力率演算手段26、
力率基準値発生手段27、減算手段28、リミッタ手段
29、及び乗算手段30が設けられている。
【0020】変換回路2の出力電流に不安定成分が含ま
れている場合には、基本波の複数周期において実効値が
一定にならず、実効値演算手段21の出力は、図7
(A)にアナログ類推で示すように変動し、直流成分I
d とリツプル成分Ir との合成波形になる。リツプル成
分Ir は出力電流の不安定成分に基づいて発生する。図
3の周波数指令補正手段9のリップル検出手段23は図
7(A)の実効値の波形から図7(B)に示すようにリ
ツプル成分Ir を検出する。なお、リツプル成分Ir は
この最大振幅Ia とする。リップル検出手段23から得
られたリツプル成分には、定数乗算手段24においてゲ
インを調整するために所定の定数が乗算される。乗算手
段30は定数乗算手段24から出力されたゲイン調整後
のリツプル成分を補正して力率に基づいて周波数補正信
号を作成する。周波数補正信号作成手段としての乗算手
段30においては、リツプル成分に対して比例的に変化
し、力率に対して反比例する周波数補正信号が作成され
る。
【0021】出力電圧演算手段25は、ライン7aの出
力周波数指令に基づいて変換回路2の出力電圧を演算で
求めるものであり、図2の正弦波発生手段11の出力に
相当する電圧を発生する。力率演算手段26は、出力電
圧演算手段25から得られた出力電圧とA/D変換器2
0から得られた出力電流とに基づいて負荷としての電動
機3の力率を求めるものである。力率基準値発生手段2
7は力率基準値(例えば1)を発生する。減算手段28
は力率基準値から力率を減算して偏差信号を形成し、こ
れを補正信号として出力するものである。力率cos θは
1よりも小さいので、力率基準値を1又はこの近くの値
に設定すると、補正信号(偏差信号)は力率に反比例的
に変化する。リミッタ手段29は減算手段28から得ら
れた補正信号を所定のリミッタ値以下に制限するもので
ある。従って、このリミッタ手段29からはリミッタ値
以下に制限された補正信号が乗算手段30に送られる。
乗算手段30において、リツプル成分に対して力率に基
づく補正信号が乗算され、周波数補正信号が得られ、こ
れが補正周波数指令作成手段としての加算手段22に入
力する。力率に基づく補正信号(偏差信号)は力率が小
さいほど大きい値を有し、力率が大きいほど小さい値に
なる。従って、力率が1又はこれに近い値の時にリツプ
ル成分が大きくても周波数補正量はさほど大きくならな
い。
【0022】図6の周波数f1 、f2 、f3 及び電圧V
1 、V2 、V3 はリップル補正を原理的に示すものであ
る。ライン7aに周波数f0 の指令が発生している状態
で、出力電流のリツプル成分が検出された時には、この
リツプル成分の大きさ及び力率を考慮してΔf1 又はΔ
f2 の補正指令信号が形成され、加算手段22において
f0 +Δf1 =f1 又はf0 +Δf2 =f2 の補正周波
数指令が作成され、図1の制御信号作成回路6に送られ
る。変換回路2の出力周波数がf0 からf1 又はf2 に
僅かに変えられると、例えば変換回路2と電動機3とか
ら成る回路に含まれている共振回路の共振が抑制され、
不安定電流成分及びリツプル成分が抑制される。制御信
号作成回路6においては出力周波数fの変化に応じて出
力電圧が変化するように構成されているので、出力電圧
はV0 からV1 又はV2 に変化する。なお、出力周波数
をf0 からf1 又はf2 に変化させても出力電圧をf0
の時と同一のV0 に保つこともできる。
【0023】図8は本発明に従うリップル抑制を行わな
い時の変換回路2の出力電流を示し、図9は本発明に従
うリップル抑制を行った時の変換回路2の出力電流を2
相分のみ示す。なお、図8及び図9の波形は、指令周波
数が5Hz、電動機3が無負荷、負荷慣性0の状態のもの
である。図8と図9の比較から明らかなようにリツプル
成分が発生した時に指令周波数を少し変化させると、リ
ップルが抑制される。電動機3が負荷トルクを有する場
合においても無負荷トルクの場合と同様に出力電流のリ
ップルが抑制される。
【0024】
【第2の実施例】次に、図10を参照して第2の実施例
のインバータを説明する。但し、第2の実施例のインバ
ータは図1及び図3の周波数指令補正手段9を図10の
周波数指令補正手段9′に変形した他は第1の実施例と
同一であるので、図10において図3と実質的に同一の
部分には同一の符号を付してその説明を省略する。ま
た、周波数指令補正手段9′以外の構成及び動作波形は
図1〜図9を参照する。
【0025】図10では乗算手段30に電流に基づく補
正信号が供給されている。即ち、直流成分検出手段40
と電流基準値発生手段41と減算手段42とが設けら
れ、これによって補正信号が作成されている。直流成分
検出手段40は実効値演算手段21から得られる図7
(A)に示す波形の直流成分Id に相当するものを検出
する。電流基準値発生手段41は、例えば発生する可能
性のある実効値の最大直流成分に相当する電流基準値I
c を発生する。減算手段42は電流基準値Ic から検出
直流成分Id を減算してIc −Id から成る補正信号を
作成する。なお、減算手段42の出力段に除算手段を付
加して(Ic −Id )/Ic を求め、これを補正信号と
することもできる。また、図3のリミッタ手段29に相
当するものを設け、補正信号を制限することもできる。
減算手段42の出力は周波数補正信号作成手段としての
乗算器30に入力する。乗算器30からはリツプル成分
に対して比例的に変化し、直流成分に対して反比例的に
変化する周波数補正信号が得られ、加算手段22に送ら
れる。
【0026】出力電流が大きくなると、リツプル成分の
出力電流に対する割合が小さい場合であってもリツプル
成分Ir の最大値Ia が大きくなり、図10の加算手段
22に必要以上に大きい周波数補正信号が与えられる恐
れがある。しかし、図10では周波数補正信号が直流成
分に反比例的に変化するので、リツプル成分による過大
な周波数補正が制限される。従って、第2の実施例によ
れば、第1の実施例よりも合理的に出力電流の不安定成
分を抑制することができる。
【0027】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) リツプル成分の補正を力率又は電流で行う代り
に変換回路2の出力電力に反比例的に変化するリツプル
成分を補正してもよい。また、力率と電流と電力とのい
ずれか2つ以上の組み合せでリツプル成分を補正しても
よい。また負荷としての電動機3の状態に関係づけて補
正信号を作成することができる。 (2) 変換回路2のスイッチQ1 〜Q6 をベクトルで
制御する方式即ち周知のベクトル制御インバータにも本
発明を適用することができる。 (3) 制御信号作成回路6、実効値検出手段8、周波
数指令補正手段9をディジタル回路で形成する代りに、
アナログ回路で形成することができる。 (4) 第1及び第2の実施例では、加算手段22によ
ってライン7aの出力周波数指令に乗算手段30から得
られた周波数補正信号を加算しているが、加算手段22
の代りに減算手段を設け、出力周波数指令から周波数補
正信号を減算して補正周波数指令を作成することができ
る。 (5) リップル検出手段23から図7(B)に示すよ
うに0レベルを中心にして正負のリップル成分を得て、
正側(一方の側)のリップル成分の時に正の周波数補正
信号を加算手段22に供給し、負側(他方の側)のリッ
プル成分の時に負の周波数補正信号を加算手段22に供
給することができる。この場合には、周波数が図6のf
1 を中心にしてf0 及びf2 に変化することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電動機を駆動するため
のインバータを示す回路図である。
【図2】図1の制御信号作成回路を詳しく示すブロック
図である。
【図3】図1の周波数指令補正手段を等価的に詳しく示
すブロック図である。
【図4】図2の各部の状態を示す波形図である。
【図5】図1の各部の状態を示す波形図である。
【図6】出力周波数と出力電圧との関係を示す図であ
る。
【図7】実効値とリップルを示す波形図である。
【図8】不安定な出力電流を示す波形図である。
【図9】安定な出力電流を示す波形図である。
【図10】第2の実施例の周波数指令補正手段を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】 2 DC−AC変換回路 3 交流電動機 5a、5b、5c 電流検出器 7 周波数指令発生器 8 実効値検出手段 9 周波数指令補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 1/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流を交流に変換するための可変周波数
    及び可変電圧型インバータによって負荷に電力を供給す
    る際に、 前記インバータの出力電流の実効値又は平均値を検出
    し、 前記実効値又は平均値のリップル成分を求め、 前記リツプル成分に基づいてこのリツプル成分が低減す
    るように前記インバータの出力電圧の周波数を制御する
    ことを特徴とするインバータの制御方法。
  2. 【請求項2】 直流を交流に変換するための可変周波数
    及び可変電圧型インバータによって負荷に電力を供給す
    る際に、 前記インバータの出力電流の実効値又は平均値を検出
    し、 前記実効値又は平均値のリップル成分を求め、 前記負荷の力率を求め、 前記リツプル成分と前記力率に基づいて、前記リツプル
    成分に対して比例的に変化し、前記力率に対して反比例
    的に変化する周波数補正信号を作成し、 前記補正信号に基づいて前記リツプル成分が低減するよ
    うに前記インバータの出力電圧の周波数を制御すること
    を特徴とするインバータの制御方法。
  3. 【請求項3】 直流を交流に変換するための可変周波数
    及び可変電圧型インバータによって負荷に電力を供給す
    る際に、 前記インバータの出力電流の実効値又は平均値を検出
    し、 前記実効値又は平均値のリップル成分を求め、 前記実効値又は平均値の直流成分を求め、 前記リツプル成分と前記直流成分とに基づいて前記リツ
    プル成分に対して比例的に変化し、前記直流成分に対し
    て反比例的に変化する周波数補正信号を作成し、 前記周波数補正信号に基づいて前記リツプル成分が低減
    するように前記インバータの出力電圧の周波数を制御す
    ることを特徴とするインバータの制御方法。
  4. 【請求項4】 直流を交流に変換し、負荷に交流電力を
    供給するための可変周波数及び可変電圧型インバータで
    あって、 前記インバータの出力電圧の周波数を指令するための周
    波数指令発生手段と、 前記インバータの出力電流の実効値又は平均値を求める
    電流検出手段と、 前記実効値又は平均値のリツプル成分を求める手段と、 前記周波数指令発生手段から発生した周波数指令で示さ
    れている周波数を、前記リツプル成分を低減させるよう
    に前記リツプル成分に基づいて補正した補正周波数指令
    を作成する補正周波数指令作成手段と、 前記補正周波数指令に対応した出力周波数が得られるよ
    うに前記インバータの変換回路を制御する回路とを備え
    ていることを特徴とするインバータ。
  5. 【請求項5】 直流を交流に変換し、負荷に交流電力を
    供給するための可変周波数及び可変電圧型インバータで
    あって、 前記インバータの出力電圧の周波数を指令するための周
    波数指令発生手段と、 前記インバータの出力電流の実効値又は平均値を求める
    電流検出手段と、 前記実効値又は平均値のリツプル成分を求める手段と、 前記負荷の力率を検出するための力率検出手段と、 前記リツプル成分と前記力率とに基づいて、前記リツプ
    ル成分に対して比例的に変化し、前記力率に対して反比
    例的に変化する周波数補正信号を作成する周波数補正信
    号作成手段と、 前記周波数指令発生手段から発生した周波数指令で示さ
    れている周波数を、前記リツプル成分を低減させるよう
    に前記周波数補正信号で補正して補正周波数指令を作成
    する補正周波数指令作成手段と、 前記補正周波数指令に対応した出力周波数が得られるよ
    うに前記インバータの変換回路を制御する回路とを備え
    ていることを特徴とするインバータ。
  6. 【請求項6】 直流を交流に変換し、負荷に交流電力を
    供給するための可変周波数及び可変電圧型インバータで
    あって、 前記インバータの出力電圧の周波数を指令するための周
    波数指令発生手段と、 前記インバータの出力電流の実効値又は平均値を求める
    電流検出手段と、 前記実効値又は平均値のリツプル成分を求める手段と、 前記実効値又は平均値の直流成分を求める手段と、 前記リツプル成分と前記直流成分に基づいて、前記リツ
    プル成分に対して比例的に変化し、前記直流成分に対し
    て反比例的に変化する周波数補正信号を作成する周波数
    補正信号作成手段と、 前記周波数指令発生手段から発生した周波数指令で示さ
    れている周波数を、前記リツプル成分を低減させるよう
    に前記周波数補正信号で補正して補正周波数指令を作成
    する補正周波数指令作成手段と、 前記補正周波数指令に対応した出力周波数が得られるよ
    うに前記インバータの変換回路を制御する回路とを備え
    ていることを特徴とするインバータ。
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