JP2826487B2 - 受圧材 - Google Patents

受圧材

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JP2826487B2
JP2826487B2 JP7203820A JP20382095A JP2826487B2 JP 2826487 B2 JP2826487 B2 JP 2826487B2 JP 7203820 A JP7203820 A JP 7203820A JP 20382095 A JP20382095 A JP 20382095A JP 2826487 B2 JP2826487 B2 JP 2826487B2
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JP
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pressure receiving
hole
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slope
receiving material
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孝三 伊東
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DAIRIN KK
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DAIRIN KK
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Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、法面などの土止めや
斜面安定などに用いる受圧材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、法面などの土止めや斜面安定など
に用いるアンカー工の受圧材は、図6に示すような平面
十字状のコンクリート製の板状体1や、図7に示すよう
な平面方形状のコンクリート製の板状体1と、この板状
体1の中心に表裏面を開放させた透孔2とで構成されて
いる。
【0003】上記の受圧材は、斜面に所定の配列で板状
体1を並べて、透孔2に上記斜面に定着してある引張り
材を貫通させ、次いで板状体1の表面に突出している引
張り材に台座、支圧板を順次嵌装したのち、引張り材の
先端からナットをねじ込んで受圧材を固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような受圧材に
よると、コンクリート製のため重量が極めて大きく(3
t〜5t)なるので、取り扱いに著しく手数がかかると
共に、多大な労力や運搬費が必要になる。
【0005】特に、現場での設置に大型な重機を使用す
るため、工事費が著しく高騰し、また重機の乗り入れが
できない現場にあっては、受圧板を設置することができ
ない不都合が発生した。
【0006】そこで、この発明の課題は、強度を損うこ
となく著しい軽量化をはかって取り扱いが容易な受圧板
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、受圧下面がフラットな所望形状の基
材と、この基材の全面に上下面を開放させて設けた無数
の貫孔と、上記基材の中心に設けた垂直な透孔と、上記
隣接貫孔間の壁に設けた通孔とから成る受圧材を採用す
る。
【0008】また、受圧下面がフラットな所望形状の基
材と、この基材の全面に上下面を開放させて設けた無数
の貫孔と、上記基材の中心に設けた垂直な透孔と、上記
各貫孔に充填した発泡性の詰材とから成る受圧材を採用
する。
【0009】
【作用】上記のように構成した受圧材は、斜面に運び込
んで順次載置する。このとき、透孔に斜面に前もって定
着してある引張り材の突出端(露出端)を貫通させてお
く。
【0010】次いで、引張り材の突出端に嵌装した台座
を基材の上面に重ね合わせ、その後に嵌装した支圧板を
台座上に重ねたのち、引張り材の突出端からナットをね
じ込みながら、斜面に基材の下面を圧接する。
【0011】また、受圧材の固定後に各貫孔に自硬性の
充填材を充填する。
【0012】各貫孔内の充填材は、通孔内の充填材によ
り連結し、貫孔内で硬化した充填材の移動を止める。
【0013】さらに、それぞれの貫孔に発泡性の詰材を
充填してあるので、受圧材の強度が著しく増加すると共
に、発泡性の詰材のため、受圧材の軽量化をはかる。
【0014】
【実施例】以下、この発明に係る実施例を添付図面に基
づいて説明する。
【0015】(第1実施例) 図1及び図2に示すように、受圧下面がフラットな所望
形状基材11の中心には、上下面を開放させた透孔12
が設けられている。
【0016】また、基材11の全面には、上下面を開放
させた無数の貫孔13が設けてある。
【0017】上記の基材11の形状は、図1及び図2に
示す平面十字状に限定されず、図3に示す方形状や円形
(図示省略)などがある。
【0018】上記の無数の貫孔13は、図1から図3に
示す六角形を集合させた成型製品(ハニカム構造)に限
定されず、その他の角形や丸形を集合させたものであっ
てもよい。
【0019】さらに、透孔12及び貫孔13を有する基
材11は、図示の金属や合成樹脂などによる成形製品や
寸断金属製のパイプを所定形状になるように並べて集合
すると共に、パイプ同志を溶接により固定したものなど
がある。
【0020】上記構成した受圧材Aは、図4に示すよう
に、斜面21の受圧材設置位置から地中にボーリング孔
22を設けて、このボーリング孔22にPC鋼棒などの
引張り材23を挿入したのち、上記ボーリング孔22内
にセメントミルクなどのグラウト材24を注入しながら
アンカー体25を形成する。
【0021】次に、斜面21に運び込んだ受圧材Aの透
孔12に引張り材23を貫通させて、上記引張り材23
の受圧材A表面に突出する部分に台座26、支圧板27
を順次嵌装し、然るのち、引張り材23のネジ部28に
締付金具29(ナット)をねじ込みながら、斜面21に
受圧材Aを押し付ける。
【0022】しかして、各貫孔13にホースから圧送さ
れてくる自硬性の充填材aを充填する。
【0023】上記自硬性の充填材aには、例えばコンク
リートなどがある。
【0024】また、貫孔13の壁には、隣接貫孔13同
志を連通させる通孔14が設けてある。
【0025】すると、貫孔13に充填した充填材aが通
孔14内にも充填されて、貫孔13内の充填材aが連結
する。このため、貫孔13内で硬化した充填材aの移動
が止まる。
【0026】(第2実施例) 使用する受圧材Aは、第1実施例と同様につき説明を省
略する。
【0027】工場生産した受圧材Aの各貫孔13には、
前もって発泡性の詰材a′が充填してある。
【0028】上記発泡性の詰材a′には、発泡コンクリ
ートや発泡合成樹脂などがある。要するに、詰材a′の
充填により受圧材Aの強度を著しく増加すると共に、著
しい重量の増加がないように重量の軽減(大型な重機を
使用することなく斜面に設置できるように)をはかる。
【0029】なお、第1実施例に示す通孔14を有する
受圧材Aを用いると、充填した詰材a′の脱落がない。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る受圧材に
よれば無数の貫孔を有する基材のため著しい軽量化をは
かることができて人力による斜面への設置が極めて容易
になり、重機使用による著しい施工費のアップをなくす
ることができ、もちろん運搬費も安価になると共に、斜
面に基材を定着したのち、各貫孔に充填材を充填するの
で、重量が増加して、土圧に対する充分な耐圧性が得ら
れ、かつ通孔により充填した貫孔内の充填材が連結され
るので、貫孔内での充填材の移動をなくすることができ
る。
【0031】また、前もって(工場によって)詰材の充
填した受圧材を用いると、現場でのコンクリートの充填
作業が不要になると共に、発泡性の詰材のため、軽量化
をはかって、すなわち著しい重量の増加がないので、取
り扱いが容易になり、かつ大量な重機を用いた設置が不
要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る受圧材の第1実施例を示す斜視
【図2】平面図
【図3】他の形状の受圧材の平面図
【図4】使用状態を示す一部切欠側面図
【図5】一部切欠側面図
【図6】第2実施例の一部切欠側面図
【図7】従来品の斜視図
【図8】従来品の斜視図
【符号の説明】
11 基材 12 透孔 13 貫孔 14 通孔 a 詰材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受圧下面がフラットな所望形状の基材
    と、この基材の全面に上下面を開放させて設けた無数の
    貫孔と、上記基材の中心に設けた垂直な透孔と、上記隣
    接貫孔間の壁に設けた通孔とから成る受圧材。
  2. 【請求項2】 受圧下面がフラットな所望形状の基材
    と、この基材の全面に上下面を開放させて設けた無数の
    貫孔と、上記基材の中心に設けた垂直な透孔と、上記各
    貫孔に充填した発泡性の詰材とから成る受圧材。
JP7203820A 1995-07-17 1995-07-17 受圧材 Expired - Lifetime JP2826487B2 (ja)

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JP7203820A JP2826487B2 (ja) 1995-07-17 1995-07-17 受圧材

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JP7203820A JP2826487B2 (ja) 1995-07-17 1995-07-17 受圧材

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JPH0931975A JPH0931975A (ja) 1997-02-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2648213B2 (ja) * 1989-10-24 1997-08-27 日本基礎技術株式会社 構造体支持材およびこの構造体支持材の製造方法
JP3299567B2 (ja) * 1992-08-18 2002-07-08 フィセル・スラーフェンデール・ホールディング・ベスローテン・フェンノートシャップ 圧縮・成形ソイルポット、その製造方法および装置
JP2769967B2 (ja) * 1993-09-30 1998-06-25 ライト工業株式会社 法枠用コンクリートブロック

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JPH0931975A (ja) 1997-02-04

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