JP2826200B2 - ボックスカルバート構築方法及びブロック - Google Patents

ボックスカルバート構築方法及びブロック

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JP2826200B2
JP2826200B2 JP3081426A JP8142691A JP2826200B2 JP 2826200 B2 JP2826200 B2 JP 2826200B2 JP 3081426 A JP3081426 A JP 3081426A JP 8142691 A JP8142691 A JP 8142691A JP 2826200 B2 JP2826200 B2 JP 2826200B2
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JP
Japan
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box culvert
plate portion
top plate
bottom plate
cross
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JP3081426A
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JPH04293830A (ja
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治郎 岡本
功 松下
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RANDESU KK
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RANDESU KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通路や暗渠を予め工場生
産されたコンクリートブロックで構築するボックスカル
バート構築方法及びそれに用いるハーフプレキャストタ
イプのブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のボックスカルバートの構築施工方
法としては、図4に示したように、基礎コンクリート
10上へ据付られた底版11の両側へ側版12,12を組立て、
その上部へ頂版13を載せて一体化するとか、図5に示
したように、基礎コンクリート10上に底版11とその両側
へほぼ半分の高さの側版12,12を製造時に一体で設けた
下ブロック14を据付け、その上へほぼ同じ形状の上ブロ
ック15を逆向きで据付けるとか、特開昭51-79950号に
みられるように、コ字状とか、エ字状のプレキャストコ
ンクリートブロックを対面状態に突合せて据付け、突合
せ端面で連結する、といった施工方法が実施されてい
た。
【0003】に示した施工法は、側壁高さを調整でき
るのでサイズを自由にとることができることや、一部材
が軽いので運搬が容易等の長所を有しているが、分割数
が多いので施工に手間がかかるし、止水工事の部分が多
くなる難点がある。に示したのは大中型のボックスカ
ルバートとして最もよく実施されている施工方法であ
り、分割数が少なく施工性がよく、また、側壁高さの調
整により必要なサイズへ比較的容易に対応できる特徴が
あるものの、高さによっては運搬制限を受けるし、重量
が比較的重くなるので、大型重機(クレーン)が必要とな
る等の難点を有している。に示した施工法は分割数が
少なく施工性がよい長所があるものの、それだけ、ブロ
ックが大型となり、かつ、必要な口径サイズへ変更する
ことができない難点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はボックスカル
バートの構築に際して、プレキャストでありながら運搬
が容易、比較的小さい重機の使用で可能となる、口径の
変更が自由など、取扱いや施工性が良好で、自由なサイ
ズのボックスカルバートの構築方法とそれに用いるブロ
ックを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を種々検討した
結果、下記二方法のボックスカルバート構築方法を開発
した。すなわち、側版部及び側版部から突出する底版
部と頂版部の一部を構成するコの字状のコンクリートブ
ロック2個を互いに上下の断面端部より出ている突出筋
側を内側に向かい合わせにならべ、その間に鉄筋を挿入
組立てを行い、その後コンクリートを打設充填して底版
部と頂版部を形成することを特徴とするボックスカルバ
ート構築方法、一部又は全部を構成するコの字状の分
割ボックスカルバート2個を互いに断面端部と内側に向
かい合わせにならべ、その頂版部又は底版部に設けた断
面端部から側版外面に貫通する複数の穴に対して鋼材を
挿通して緊張一体化することを特徴とするボックスカル
バート構築方法、である。
【0006】これらの方法を実施するのに用いるボック
スカルバート構築用ブロックは、側版部2及び側版部か
ら突出する底版連結部1と頂版連結部3とからなり、底
版連結部1又は頂版連結部3には断面端部の突出筋4又
は断面端部から側版部外面に貫通する配筋穴5等を設け
てなる構造である。鉄筋組みする際の突出筋と鉄筋の連
結は、通常実施されている棒材同志の針金や溶接による
接合手段の外に、適当な他の手段でもよい。
【0007】
【作用】このボックスカルバート構築方法は、ブロック
ハーフプレキャストボックスカルバート工法とも言える
もので、左右の側壁とハンチ部及び頂、底版の一部が一
体となった側版を両側に等間隔でならべ、その中間部に
鉄筋を配筋して現場打ちコンクリートを打設一体化する
と複合構造となる。
【0008】これに用いるブロックは側壁とハンチ及び
頂、底版の一部が一体のプレキャスト製品であり、その
頂、底版の断面からは鉄筋が突出するか、又は、断面端
部から側版外面に貫通する複数の穴を設けた構造等の頂
版連結部を有するものを所定の間隔で2列平行に並べ、
その間を鉄筋組みして現場打ちコンクリートを充填する
と、自由な口径で一体化したボックスカルバートにする
ことができる。
【0009】一般に大口径のものになる程ボックスカル
バートのプレキャスト製品はコスト高とならざるを得な
いが、本発明の場合、ボックスカルバートが大口径にな
ってもプレキャストの左右の両ブロックが大型化しない
ので運搬や取扱い、施工性等で有利となる。これによ
り、今までプレキャスト製品にはなり得なかった現場打
ち大型ボックスカルバートの省力化が可能となる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示すもので、ボ
ックスカルバート構築時の斜視図である。この例では、
コの字状のボックスカルバート構築用ブロックが側版部
2及び側版部から突出する底版連結部1と頂版連結部3
とからなっている。底版連結部1と頂版連結部2の端部
には突出筋4がある。このコンクリートブロック2個を
互いに上下の断面端部より出ている突出筋側を内側に向
かい合わせに基礎コンクリート10上へ並べ、その間に連
結用主鉄筋を挿入組立てし、枠組後に現場でコンクリー
トを打設充填して底版部と頂版部を形成するのである。
【0011】図2(a)〜(d)にその施工の様子を段階を追
って示した。(a)が基礎コンクリート10の上へ本発明の
ボックスカルバート構築用ブロックを突出筋4側を内側
にして、設計された口径になるよう向かい合わせに並べ
て据付けた様子を示している。(b)では底版部分に鉄筋
6を配筋した後、コンクリートを打設して底版7を形成
する。次に(c)では頂版連結部3,3間へ型枠8を支柱11
で支持して組付けた様子を示している。その後、(d)の
ように頂版部へ配筋し、コンクリートを打設して頂版を
形成すると完成をみるのである。
【0012】上記実施例では底版連結部1と頂版連結部
2の端部に突出筋4がある例を示したが、本発明のボッ
クスカルバート構築用ブロックは底版連結部、頂版連結
部に断面端部から側版部外面に貫通する配筋穴5を設け
て、その間を緊張用鋼材9で連結する構造とすることも
できる。その実施例を図3に示した。向かい合わせに並
べて据付けた本発明のボックスカルバート構築用ブロッ
ク間を配筋穴5に挿通した緊張用鋼材9で配筋し、上記
実施例と同様型枠を組んでからコンクリートを打設し底
版7及び頂版12を形成後、端部のねじ部へ螺入したナッ
トで適当に締め付け緊張状態にするので、頂版及び底版
部の厚みを薄くしても必要な強度を保つことができる特
徴がある。このボックスカルバート構築用ブロックによ
る施工も、配筋の様子は異なるが、ほぼ前記図2(a)〜
(d)に示した施工工程を経てボックスカルバートを構築
することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上のような構成及び作用によ
り次のような多くの効果が得られる。面倒な側壁及び
ハンチ部はプレキャスト製品で構築するため施工が速
い。鉄筋加工は直筋又はメッシュを結束していくだけ
で良く、施工が速く経済的となる。型枠は平面な頂版
部だけでよく、簡単で経済的。運搬不可能な大型ボッ
クスが複合プレキャスト工法で施工可能となる。比較
的小さい重機(クレーン)で施工が可能となり経済的。
頂版及び底版部が現場打ちのため縦方向に一体となり、
プレキャストの欠点でもある分割構造が補われる。大
型になる程現場打ちのボックスよりプレキャスト製品の
方が工事費が高くなる方向にあるが、現場打ちとの複
合、合成により全体工費が安くなる。完全止水が容易
となる。基礎地盤と底打ちコンクリートが密着し、等
分布な反力が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例のボックスカルバートの斜視
図である。
【図2】施工の様子を示す側面図である。
【図3】本発明第2実施例のボックスカルバートの斜視
図である。
【図4】従来の施工の様子を示す側面図である。
【図5】従来の施工の様子を示す側面図である。
【符号の説明】
1 底版連結部 2 側版部 3 頂版連結部 4 突出筋 5 配筋穴 6 鉄筋 7 底版 9 緊張用鋼材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側版部及び側版部から突出する底版部と
    頂版部の一部を構成するコの字状のコンクリートブロッ
    ク2個を互いに上下の断面端部より出ている突出筋側を
    内側に向かい合わせに並べ、その間に鉄筋を挿入して組
    立てを行い、その後コンクリートを打設充填して底版部
    と頂版部を形成することを特徴とするボックスカルバー
    ト構築方法。
  2. 【請求項2】 一部又は全部を構成するコの字状の分割
    ボックスカルバート2個を互いに断面端部と内側に向か
    い合わせに並べ、その頂版部又は底版部に設けた断面端
    部から側版外面に貫通する複数の穴に対して鋼材を挿通
    して緊張一体化することを特徴とするボックスカルバー
    ト構築方法。
  3. 【請求項3】 側版部2及び側版部から突出する底版連
    結部1と頂版連結部3とからなり、底版連結部又は頂版
    連結部には断面端部の突出筋4又は断面端部から側版部
    外面に貫通する配筋穴5を設けてなるボックスカルバー
    ト構築用ブロック。
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JP5628367B2 (ja) * 2013-04-08 2014-11-19 潤弘精密工程事業股▲ふん▼有限公司 地下道の施工工法
JP6192972B2 (ja) * 2013-04-16 2017-09-06 インフラテック株式会社 カルバート
JP6252835B2 (ja) * 2013-10-07 2017-12-27 清水建設株式会社 ボックスカルバート、及びその施工方法
JP6849871B2 (ja) * 2016-06-15 2021-03-31 清水建設株式会社 カルバートの壁構造およびカルバートの壁構築方法
CN107975063B (zh) * 2017-10-25 2019-09-10 上海市基础工程集团有限公司 大断面取排水箱涵在运营状态下临时封堵结构及施工方法

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