JP2006183286A - 波形鋼板ウエブuコンポ橋における波形鋼板ウエブの接合構造 - Google Patents

波形鋼板ウエブuコンポ橋における波形鋼板ウエブの接合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】波形鋼板ウエブU形コンポ橋の横桁と波形鋼板ウエブの接合部において、フープ状の連結鉄筋にかえてジベルで接合することにより、施工が簡易となり、施工コストを削減すると共に、工期に影響を与えないようにする。
【解決手段】U形プレキャストセグメントを橋軸方向に接続すると共に、橋梁全体に主ケーブルでプレストレスが導入される波形鋼板ウエブUコンポ橋において、
U形プレキャストセグメント12を橋軸方向に接続すると共に、橋梁全体に外ケーブル27でプレストレスが導入される波形鋼板ウエブUコンポ橋に11において、橋軸方向に隣接する波形鋼板ウエブ15の端縁同士を近接して又は間隔をおいて配置したうえ、各波形鋼板ウエブ15の端部に設けたスタッドジベル21またはコンクリートジベルを介して各波形鋼板ウエブ15をコンクリートの横桁19に接合し、波形鋼板ウエブ15のせん断力を横桁19を介して隣の波形鋼板ウエブ15に伝達するように構成したことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、波形鋼板ウエブUコンポ橋における波形鋼板ウエブの接合構造に関する。
PCコンポ橋は、プレキャストコンクリート製T桁や箱桁等のプレキャストセグメントを施工現場でショートライン工法などで構築した後、該プレキャストセグメントをトラッククレーンで所定の部位に吊り上げ、支保工を用いて支持させながら橋軸方向に接続すると共に、前記プレキャストセグメントとPC合成床版を一体化してなる合成桁橋である。このPCコンポ橋は、舗装、高欄、地覆、分離帯などの床版施工後に載荷される死荷重を除いた死荷重に対しては、プレキャストコンクリート桁の断面で抵抗し、床版施工後に載荷される死荷重および活荷重に対しては、桁と床版が一体になった合成断面で抵抗する形式の橋である。
PCコンポ橋では、プレキャストコンクリート桁と床版が一体となって荷重に抵抗するために、桁とPC合成床版が全長にわたって適当なずれ止めで結合される。ずれ止めには、桁から突出した鉄筋を床版に埋め込む形式が用いられ、結合面に垂直に配置される。また、構造形式としては単純合成桁と連続合成桁がある。
図10(a)にはPCコンポ橋の代表的な断面形状を示す。同図において、プレキャストコンクリート製のT桁1が所定間隔で平行に配置されており、隣り合うT桁1の頭部における係合段部2にPC板3を支持させた上、その上部に現場打ちコンクリートを打設して床版4を構成しており、プレキャストコンクリートのT桁1と床版4が一体になった合成断面で荷重に抵抗する。9はアスファルト舗装である。
図10(b)、(c)には他の2例に係るPCコンポ橋の断面形状を示す。10図(b)において、プレキャストコンクリート製の箱桁5が所定間隔で平行に配置されており、隣り合う箱桁5の上端部における係合段部6にPC板7を支持させた上、その上部に現場打ちコンクリートを打設して床版8を構成している。図10(c)では、隣り合う箱桁5の上端部によってPC床版10を支持させてPCコンポ橋を構築している。図10(b)、(c)何れの場合もプレキャストコンクリート製の箱桁5と床版8、10が一体になった合成断面で荷重に抵抗する。
(1)プレキャストコンクリート製のT桁や箱桁(セグメント)は、鋼橋に比べ橋体重量が大きく、地質条件の悪いところでの適用ができなかった。(2)T桁や箱桁がプレキャストコンクリート製であるので単位長当り重量が重く、運搬、架設機材、支承等のコストが増加した。(3)T桁や箱桁がプレキャストコンクリート製であるのでの桁長を長くできず、仮支柱間隔が小さくなり、交差交通の供用性が低下するものであった。
橋体重量を軽くすることで前記の諸問題を解決する技術として、波形鋼板ウエブUコンポ橋につき特開2004−11294号その他が提案されている。
特開2004−11294号公報
波形鋼板ウエブUコンポ橋において、プレキャストセグメントは予めヤードまたは工場において製作され、施工現場でこのプレキャストセグメントを橋軸方向に連結して橋桁が構築される。ヤード等におけるプレキャストセグメントの製作に際しては、ウエブの端部が重なり合うように配置して、この重なり部のボルト挿通孔にボルトを挿通して複数の波形鋼板ウエブを接合する。これにより所定長に設けた波形鋼板ウエブを左右平行に配置し、ウエブの下部と上部が埋設されるようにコンクリートを打設して下床版と上床版を構築し、プレストレスを導入して該セグメントが完成する。
所定長のプレキャストセグメントの単位体を製作する工程においては、下床版と上床版を構築する前に、複数の波形鋼板ウエブの端部同士を重ねてその重なり部をボルト接合して所定長のウエブとする際に何ら問題がないが、プレキャストセグメントに組み込んだ後においは、波形鋼板ウエブの端部同士を重ねて接合するのは困難である。すなわち、セグメントを橋軸方向に接合するに際して、波形鋼板ウエブはU型断面(箱形断面)のセグメントの一端縁から突出しているため、施工現場において重量物であるセグメントを揚重設備で吊下げた状態で波形鋼板ウエブの端縁同士を重ね合わせ、その重ね部のボルト挿入孔を合致させボルトを挿入して接合するのは極め困難な作業である。
本発明は前記の問題を解決するために提案されたものである。すなわち、従来のセグメントを橋軸方向に接合するに際して、セグメント端縁から突出している波形鋼板ウエブを重ね合わせボルト挿通孔にボルトを通して接合する接合手段を止めて、本発明では、セグメントの端縁から突出する波形鋼板ウエブの端縁同士は重ね合わせるのではなく、近接または若干離れた状態に配置し、ウエブに設けたコンクリートジベル又はスタッドジベルと横桁を介して、一方の波形鋼板ウエブから他方の波形鋼板ウエブにせん断力が伝達するように構成したもので、これによりセグメント接合部の施工の容易化を図ったものである。
前記の課題を解決するため、本発明は次のように構成する。
第1の発明は、U形プレキャストセグメントを橋軸方向に接続すると共に、橋梁全体に主ケーブルでプレストレスが導入される波形鋼板ウエブUコンポ橋において、橋軸方向に隣接する波形鋼板ウエブの端縁同士を近接して又は間隔をおいて配置したうえ、各波形鋼板ウエブの端部に設けたコンクリートジベル又はスタッドジベルを介して各波形鋼板ウエブをコンクリート横桁に接合し、該波形鋼板ウエブのせん断力を横桁を介して隣の波形鋼板ウエブに伝達するように構成したことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、波形鋼板ウエブの端部にコンクリートジベル孔をあけ、該ジベル孔に通した鉄筋が埋設されるようにコンクリートを打設して横桁が構築されていることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、端縁同士が近接している各波形鋼板ウエブの間に跨って連結板を配設し、この連結板の側面から突設している仮接合用スタッドボルトを各波形鋼板ウエブのボルト挿通孔に通しナットを締結することで隣接の波形鋼板ウエブ同士が仮止めされており、波形鋼板ウエブと連結板に設けたスタッドジベルが埋設されるようにコンクリートを打設して横桁が構築されていることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、現場打ちコンクリートにより横桁が構築されていることを特徴とする。
本発明によると、Uコンポ橋のプレキャストセグメントを橋軸方向に接合するに際して、セグメント端縁から突出する波形鋼板ウエブ同士を従来のように重ね合わせるのではなく、ウエブ端部を近接して配置し、または間隔をあけて配置した上、ウエブに設けたコンクリートジベル又はスタッドジベルを介して波形鋼板ウエブを横桁に接合する構造しているので、従来のように波形鋼板ウエブ同士を正確に重ね合わせるという困難な施工の手間が大幅に改善され、かつ、煩雑な施工となるフープ状の鉄筋も使わないで、ウエブに設けたコンクリートジベル又はスタッドジベルと現場打ちコンクリートの横桁との組合わせによる接合ができ、この簡易な施工でコストの低減が可能になる。
また、スタッドジベルタイプの場合は、波形鋼板ウエブ同士の接合は、あくまでも仮接合であり、本体の接合部は、スタッドジベルである。コンクリートジベルタイプの場合は、波形鋼板ウエブには、ジベル孔を設け、鉄筋を直線状の通し鉄筋として配置する。また、PC鋼材を配置すれば、鉄筋使用量が減少し施工効率が上がる。
以下本発明の実施形態を図を参照して説明する。
図1〜図4は、第1実施形態を示し、図1は、第1実施形態に係る波形鋼板ウエブUコンポ橋の縦断正面図、図2(a)は、図1における片側のU形プレキャストセグメントの拡大図、(b)は、図2(a)の波形鋼板ウエブを単独で示す説明図、図3(a)は、横桁部位において軸方向に接合する波形鋼板ウエブの接合部を示す外側面図、図3(b)は、図3(a)のA−A線位置での切断平面説明図である。
である。
各図において、波形鋼板ウエブUコンポ橋11は、幅員方向に間隔をあけて橋梁単位部材としてのU形プレキャストセグメント12を平行に配置し、各U形プレキャストセグメント12を橋軸方向(図面の表裏方向に)連結すると共に、U形プレキャストセグメント12の上部において、幅員方向と橋軸方向にPC板13および、その上部に現場打ちコンクリート上床版14を構築して構成されている。図2において、両側の波形鋼板ウエブ15の上端部の間には対傾構23がコンクリート上床版14を構築するまで架設されていて最終工程で取り外される。セグメント12は、施工現場でショートライン工法などで構築した後、該セグメント12をトラッククレーン等で所定の設置部位に吊り上げ、仮支柱を用いて架設しながら橋軸方向に接続すると共に、セグメント12と上床版14を一体化して合成桁橋として構成される。上床版14にはアスファルト舗装9が施工される。
図3に示すように第1実施形態では、橋軸方向に隣接する波形鋼板ウエブ15の端縁15a同士が所定の間隔をあけて配置され、該波形鋼板ウエブ15の端部近傍には上下方向に間隔をあけて複数のコンクリートジベル孔36が開設されていて、横桁19の構築予定の位置に配設された貫通鉄筋37が前記コンクリートジベル孔36に挿入されている。このように貫通鉄筋37を配設した後、現場打ちコンクリートを打設することでジベル孔26にコンクリートが廻り込み貫通鉄筋37が埋設一体化された横桁19を構築することができる。
従って、第1実施形態の接合構造によると、貫通鉄筋37が埋設された横桁19を介して橋軸方向に隣り合うU形プレキャストセグメント12と横桁19とが一体化し連結できるので、波形鋼板ウエブ15に作用するせん断力は貫通鉄筋37を介して確実に横桁19に伝達され、横桁19を介して隣接する波形鋼板ウエブ15に伝達できる。従って、第1実施形態の接合構造によると横桁19の部位において、波形鋼板ウエブ15同士を橋軸方向に接合するのに手間のかかる接続作業が不要であり、作業性が向上すると共に、セグメント12の橋軸方向の連結の容易性と確実性が実現される。
また、図3には、貫通鉄筋37と別にポストテンション方式の横締めPC鋼材38を配設して横桁コンクリートを打設し、横桁19を構築した後、開口部39を介して横締めPC鋼材38にプレストレスを導入し、定着部40にて定着した後、開口部39に目詰めコンクリート41を充填した例を示している。横締めPC鋼材38は波形鋼板ウエブ15とは連結されておらず接合構造には関与しないが、PC鋼材を用いることで横桁コンクリートの強度が向上するので、鉄筋による横桁補強の点で、該鉄筋量を減少でき施工効率が上がる。
U形プレキャストセグメント12の下部は、左右の波形鋼板製のウエブ15の下端部を結合するコンクリート製でかつ内部に内ケーブル16が挿通された下床版17で構成し、下床版17と波形鋼板ウエブ15とは、該ウエブ15の内側面にジベル18を溶接し、該ジベル18が埋設されるようにコンクリートを打設することで強固に一体化される。
図4は第2実施形態を示し、図4(a)は、軸方向に接合する波形鋼板ウエブの横桁部位における接合部を示す外側面図、図4(b)は、図4(a)のB−B線位置での切断平面説明図、図4(c)、(d)は、図4(b)のC部の上下方向の異なる位置で横切した
詳細図、図5は、横桁部位における波形鋼板ウエブの接合部構造を示す斜視説明図である。
実施形態2においては、U形プレキャストセグメント12の橋軸方向の連結は、該セグメント12を仮支柱により所定位置に架設したうえ、図4、図5のように、接合部位置に設ける現場打ちの横桁19を介して行われる。すなわち第2実施形態では橋軸方向に隣接する波形鋼板ウエブ15の端縁15a同士を突き合わせ、両ウエブ端部を仮接合用の外側連結板32と内側連結板33で挟み、外側連結板32の内面に固着した仮接合用スタッドボルト34を波形鋼板ウエブ15の端部に形成したボルト孔と内側連結板33に形成したボルト孔に挿通させたうえスタッドボルト先端のねじ部にナット35を締結することで、該外側連結板32と内側連結板33により隣接する波形鋼板ウエブ15の端部同士を仮接合する。その後、波形鋼板ウエブ15の端部内側面と内側連結板33の内側面には、図4(b)の配置で横桁接合用スタッドジベル21が横方向に複数列をなして、かつ上下方向に複数段設けられる。その後、現場打ちコンクリートによる横桁19を構築することで、横桁接合用スタッドジベル21が横桁コンクリート中に埋設される。仮接合用スタッドボルト34は予め外側連結板32に固着されており、横桁接合用スタッドジベル21は後接合で固着される。
前記のように、U形プレキャストセグメント12の橋軸方向の接合部位を現場打ちコンクリートによる横桁19とし、波形鋼板ウエブ15の横桁接合用スタッドジベル21を横桁コンクリート中に埋設することで、橋軸方向に隣り合うU形プレキャストセグメント12と横桁19とが一体化し連結できるので、波形鋼板ウエブ15に作用するせん断力は横桁接合用スタッドジベル21を介して確実に横桁19に伝達され、横桁19を介して隣接する波形鋼板ウエブ15に伝達できる。前記の接合構造により、横桁19の部位において、波形鋼板ウエブ15同士を橋軸方向に接合するに際して、手間のかかる接続作業が不要であり、作業性が向上すると共に、セグメント12の橋軸方向の連結の容易性と確実性が実現される。その他の構成は第1実施形態と同じである。
図6は、第3実施形態に係る波形鋼板ウエブUコンポ橋の縦断側面図である。第3実施形態では、第1実施形態(図1に示す)におけるPC板13と現場打ちコンクリートの上床版14に代えて、プレキャストコンクリートの上床版28が、隣り合うセグメント12の上部間およびセグメントにおける両ウエブ15の間に配設されている。上床版用プレキャスト板28の上部は目地部空間とされ、目地部空間に上床版接合用スタッドジベル26が埋設されるように目地部コンクリート29が打設されていて、この目地部コンクリート29を介して波形鋼板ウエブ15と一体化されている。
次に、図7〜図9を参照して、図1〜図5に示す波形鋼板ウエブUコンポ橋を構築する工程を説明する。
図7(a)、8(a)の第1工程(セグメント架設工程)では、施工現場でショートライン工法などで構築された複数のU形プレキャストセグメント12が、クレーンで吊り上げられて上向矢印で示す仮支柱30により架設されて橋軸方向に連続して配置されていると共に、連続する複数のセグメント12の両端は橋台25と橋脚22で仮支承されている。前記セグメント12は、幅員方向に所定の間隔をあけて2列平行に配置されている。
図7(b)、図8(b)の第2工程(セグメントを接合する横桁コンクリート打設工程)では、U形プレキャストセグメント12の接合部に現場打ちコンクリートの横桁19が構築され、第1実施形態のコンクリートジベル孔37と貫通鉄筋37または、第2実施形態の横桁接合用スタッドジベル21を介して隣の波形鋼板ウエブ15と横桁19とが一体化される。
図7(c)、図8(c)の第3工程(PC板の設置工程)では、U形プレキャストセグメント12の波形鋼板ウエブ15の上部の間と隣の列のセグメント12の上部間にPC板13を配置する。
図7(d)、図8(d)の第4工程(現場打ちコンクリート床版の設置工程)では、PC板13の上部に現場打ちコンクリート床版14を打設する。
図9(a)、(b)の第5工程(外ケーブル緊張、仮支柱撤去)では、支間において横桁19で接合された複数のU形プレキャストセグメント12に外ケーブル27を緊張して波形鋼板ウエブUコンポ橋11の全長にプレストレスを導入し、その後、仮支柱30を撤去して施工が終了する。
〔実施形態の作用〕
実施形態の作用を列挙すると、次ぎのとおりである。
(1)PCコンポ橋におけるプレキャストセグメントのウエブをコンクリートから波形鋼板ウエブ15に変えたことにより、PCコンポ橋の重量の大幅な軽量化を達成でき、鋼橋に近い橋体重量にできる、具体的には、U形プレキャストセグメント12の単位長当り重量を、従来のU形コンポ橋の1/3程度にすることができ、運搬、架設機材、支承等のコスト縮減を図ることができ、加えて、地質条件の悪いところに適用できる。
(2)前記に伴いセグメント長を長くすることができるので、仮支柱間隔が大きくでき、長支間に対応可能となり、交差交通にも利用できる。
(3)前記のように主桁であるU形プレキャストセグメント12を仮支柱30により架設し、セグメントの接合を現場打ちコンクリートによる横桁19の位置とすることで、波形鋼板ウエブ15を橋軸方向に接合するための手間のかかる溶接やボルト締結、フープ状の連結筋の施工等を省略した。特に、第1実施形態のコンクリートジベル孔36と貫通鉄筋37または、第2実施形態の横桁接合用スタッドジベル21を介して隣の波形鋼板ウエブ15と横桁19とを一体化したことで、接合部の施工が簡易となり施工コストの低減が可能となると共に、工期に影響を与えないようにできる。
(4)また、U形プレキャストセグメント12の橋軸方向の接合部を、前述の現場打ちコンクリート横桁19とすることで、接合部の縁引張応力度に対する制限値を緩和できる。さらに、現場打ちコンクリート横桁19とすることで、プレキャストセグメント製作は、ショートライン工法でもマッチキャストする必要がない。
(5)また、下床版17はジベル18で波形鋼板ウエブ15と一体化させると共に、上床版14と波形鋼板ウエブ15は、該波形鋼板の上端に溶接接合した鋼上フランジ24に設けた上床版接合用スタッドジベル26で一体化されている点で、セグメント12と上床版14の連結作業も容易、確実となる。
(6)下床版に内ケーブル16により導入するプレストレスは、プレテンション方式、プレグラウトポストテンション方式を適宜選択する。
(7)波形鋼板ウエブ15の鋼上フランジ24は、架設時のウエブに作用する曲げ圧縮力を負担する構造部材としている。(8)波形鋼板ウエブ15の内側は、D塗装系とすることができる。
(9)防音壁等が設置される場合は、U形プレキャストセグメント12を横桁断面端部に配置することで、床版厚を低減する。また、広幅員の場合や前記の防音壁等が設置される場合は、U形プレキャストセグメント12の配置数の増加や、ストラッドを併用することで対応することもある。
本発明の第1実施形態に係る波形鋼板ウエブUコンポ橋の縦断正面図である。 (a)は、図1片方のU形プレキャストセグメントの拡大図、(b)は、波形鋼板ウエブを単体で示す説明図である。 第2実施形態を示し、(a)は、軸方向に接合する波形鋼板ウエブの横桁部位における接合部を示す外側面図、(b)は、図3(a)のA−A線位置での切断平面説明図である。 (a)は、軸方向に接合する波形鋼板ウエブの横桁部位における接合部を示す側面図、(b)は、図4(a)のB−B線位置での切断平面図、(c)、(d)は、図3(a)のC部の上下に異なる位置での横桁断面詳細図である。 横桁部位における波形鋼板ウエブの接合部構造を示す斜視説明図である。 第3実施形態に係る波形鋼板ウエブUコンポ橋の縦断側面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、本発明に係るU形プレキャストセグメントを用いて波形鋼板ウエブUコンポ橋を構築する第1工程〜第4工程の側面図である。 (a)、(b)(c)、(d)は、図7(a)、(b)、(c)、(d)に対応する正面図である。 (a)、(b)は、第5工程の側面図と正面断面図である。 (a)、(b)、(c)は、従来の第1例と第2例と第3例に係るPCコンポ橋の縦断正面図である。
符号の説明
1 T桁
2 係合段部
3 PC板
4 床版
5 箱桁
6 係合段部
7 PC板
8 現場打ちコンクリート床版
9 アスファルト舗装
10 PC床版
11 波形鋼板ウエブUコンポ橋
12 U形プレキャストセグメント
13 PC板
14 現場打ちコンクリート上床版
15 波形鋼板ウエブ
15a ウエブの端縁
16 内ケーブル
17 下床版
18 ジベル
19 現場打ちコンクリートの横桁
20 ウエブ端部の内側面
21 横桁接合用スタッドジベル
22 橋脚
23 対傾構
24 鋼上フランジ
25 橋台
26 上床版接合用スタッドジベル
27 外ケーブル(主ケーブル)
28 プレキャストコンクリート上床版
29 目地部コンクリート
30 仮支柱
32 外側連結板
33 内側連結板
34 仮接合用スタッドボルト
35 ナット
36 コンクリートジベル孔
37 貫通鉄筋
38 横締めPC鋼材
39 開口部
40 定着部
41 目詰めコンクリート

Claims (4)

  1. U形プレキャストセグメントを橋軸方向に接続すると共に、橋梁全体に主ケーブルでプレストレスが導入される波形鋼板ウエブUコンポ橋において、橋軸方向に隣接する波形鋼板ウエブの端縁同士を近接して又は間隔をおいて配置したうえ、各波形鋼板ウエブの端部に設けたコンクリートジベル又はスタッドジベルを介して各波形鋼板ウエブをコンクリート横桁に接合し、該波形鋼板ウエブのせん断力を横桁を介して隣の波形鋼板ウエブに伝達するように構成したことを特徴とする波形鋼板ウエブの接合構造。
  2. 請求項1記載において、波形鋼板ウエブの端部にコンクリートジベル孔をあけ、該ジベル孔に通した鉄筋が埋設されるようにコンクリートを打設して横桁が構築されていることを特徴とする波形鋼板ウエブの接合構造。
  3. 請求項1記載において、端縁同士が近接している各波形鋼板ウエブの間に跨って連結板を配設し、この連結板の側面から突設している仮接合用スタッドボルトを各波形鋼板ウエブのボルト挿通孔に通しナットを締結することで隣接の波形鋼板ウエブ同士が仮止めされており、波形鋼板ウエブと連結板に設けたスタッドジベルが埋設されるようにコンクリートを打設して横桁が構築されていることを特徴とする波形鋼板ウエブの接合構造。
  4. 請求項2または3記載において、現場打ちコンクリートにより横桁が構築されていることを特徴とする波形鋼板ウエブの接合構造。
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