JP2824984B2 - 工作機械設備及び該工作機械設備における加工制御方法 - Google Patents

工作機械設備及び該工作機械設備における加工制御方法

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JP2824984B2
JP2824984B2 JP1308166A JP30816689A JP2824984B2 JP 2824984 B2 JP2824984 B2 JP 2824984B2 JP 1308166 A JP1308166 A JP 1308166A JP 30816689 A JP30816689 A JP 30816689A JP 2824984 B2 JP2824984 B2 JP 2824984B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (a).産業上の利用分野 本発明は、マシニングセンタ等の工作機械及びパレッ
トチェンジャ等からなる工作機械設備において、一連の
加工中にワークの加工順を簡便に変更し、特定のワーク
の加工を優先的に行なわせることが可能な工作機械設備
及び該工作機械設備における加工制御方法に関する。
(b).従来の技術 従来、この種の工作機械設備においては、工作機械に
よる複数個のワークの加工は、加工プログラム中で指示
された加工順に従って行なわれていた。
(c).発明が解決しようとする問題点 しかし、こうした方法では、加工プログラム中に格納
されたパレットチェンジ指令がパレットチェンジャ側に
転送されて一連のパレットチェンジ動作が行なわれるの
で、加工順を変更する場合には、加工プログラムを作成
し直す必要があり、手間の掛かる作業を強いられてい
た。従って、一連の加工の途中でワークの加工順を簡便
に変更することは出来なかった。
本発明は、上記事情に鑑み、一連の加工中にワークの
加工順を簡便に変更し、特定のワークの加工を優先的に
行なわせることが可能な工作機械設備及び該工作機構設
備における加工制御方法を提供することを目的とする。
(d).問題点を解決するための手段 即ち、本発明の内、工作機械設備の発明は、ワークパ
レット(5)に搭載されたワークに対する加工を行なう
工作機械(2)を有し、ワークパレット(5)を収納す
るワークパレット収納手段(9)を設け、これ等工作機
械(2)、ワークパレット収納手段(9)間でワークパ
レット(5)を受け渡しするワーク搬送手段(3)を有
する工作機械設備(1)において、前記ワークパレット
収納手段(9)から前記工作機械(2)に供給すべきワ
ークパレット(5)の個数より多い加工順(PN)を設定
し得る加工順設定手段(11)を設け、前記加工順設定手
段(11)により設定された加工順(PN)に基づいて前記
ワーク搬送手段(3)により前記工作機械(2)に対し
てワークパレット(5)の供給・排出動作を行なわせる
加工順序制御手段(27、35、37、39)を設けて構成され
る。
また、本発明の内、工作機械設備における加工制御方
法の発明は、上記工作機械設備(1)において、加工順
設定手段(11)により複数個のワークパレット(5)の
加工順(PN)を欠番(LNO)を有する形で設定してお
き、前記加工順設定手段(11)によりワークパレット
(5)の加工順(PN)が設定された後に該設定された加
工順(PN)を変更する場合には、前記加工順設定手段
(11)に設定された加工順(PN)の欠番(LNO)を補充
する形で変更するようにして構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素
を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の
記載に限定拘束されるものではない。以下の「(e).
作用」の欄についても同様である。
(e).作用 上記した構成により、本発明は、未加工のワークパレ
ット(5)の加工順(PN)が、欠番(LNO)を利用した
形で再設定されるように作用する。
(f).実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明による工作機械設備の一実施例を示す
斜視図、 第2図は第1図に示す工作機械設備を構成するパレッ
トチェンジャの垂直断面図、 第3図は第1図に示す工作機械設備を構成するパレッ
トチェンジャの操作パネル部分の拡大詳細図、 第4図は第1図に示す工作機械設備の制御ブロック
図、 第5図は加工管理プログラムの一例を示すフローチャ
ートである。
本発明による工作機械設備1は、第1図に示すよう
に、マシニングセンタ等の工作機械2を有しており、工
作機械2の図中左側にはパレットチェンジャ3が、ワー
クを搭載したワークパレットを工作機械2との間で受け
渡しし得る形で接続されている。パレットチェンジャ3
はフレーム6を有しており、フレーム6の前方にはロー
ディングステーション8が設けられている。また、フレ
ーム6内の中央部には、第2図に示すように、エレベー
タ7が上下方向である矢印A、B方向に昇降駆動自在に
支持されており、エレベータ7の昇降領域の図中左側、
即ちローディングステーション8と反対側には上中下3
段のパレットステーション9、9、9がワークパレット
5をそれぞれ搭載し得る形で設けられている。また、エ
レベータ7の昇降領域の図中右側、即ちローディングス
テーション8側には上下2段のパレットステーション
9、9がワークパレット5をそれぞれ搭載し得る形で設
けられており、これ等パレットステーション9、9間に
はローディングブラック14が、ローディングステーショ
ン8とエレベータ7に挾まれる形で設けられている。ロ
ーディングラック14の第2図紙面の向う側には、前記工
作機械2のワークパレット出入口2aが形成されている。
従って、エレベータ7を矢印A、B方向に適宜昇降させ
ることにより、ローディングステーション8で段取りの
終了したワークパレット5をローディングラック14及び
エレベータ7を介して所定のパレットステーション9に
移送し、パレットステーション9に搭載されたワークパ
レット5をエレベータ7、ローディングラック14及びワ
ークパレット出入口2aを介して工作機械2側に供給し、
更に、工作機械2による加工の終了したワークパレット
5をワークパレット出入口2a及びローディングラック14
を介してローディングステーション8に排出することが
出来る。また、ローディングステーション8の前面には
操作パネル13が装着されており、操作パネル13には、第
3図に示すように、2段3列の6個のパレット設定器10
が6個のワークパレット5(これ等のワークパレット5
に「1」、「2」、「3」、「4」、「5」及び「6」
のパレット番号PLNを付しておく。)にそれぞれ対応し
た形で設けられている。
即ち、第3図に示す操作パネル13において、図中上段
左側のパレット設定器10は、パレット番号PLNが「1」
であるワークパレット5に対応したパレット設定器であ
り、図中上段中央のパレット設定器10はパレット番号PL
Nが「2」であるワークパレット5に、図中上段右側の
パレット設定器10はパレット番号PLNが「3」であるワ
ークパレット5に、図中下段左側のパレット設定器10は
パレット番号PLNが「4」であるワークパレット5に、
図中下段中央のパレット設定器10はパレット番号PLNが
「5」であるワークパレット5に、更に図中下段右側の
パレット設定器10はパレット番号PLNが「6」であるワ
ークパレット5にそれぞれ対応したパレット設定器10で
ある。各パレット設定器10は、加工順設定器11及びワー
ク番号設定器12から構成されており、加工順設定器11は
「0」から「9」までの1桁の数値を加工順PNとして設
定することが出来、一方ワーク番号設定器12は「0001」
から「9999」までの4桁の数値をワーク番号WNとして設
定することが出来る。なお、例えば第3図に示す操作パ
ネル13中の下段右側のパレット設定器10に示すように、
加工順設定器11で加工順PNとして「0」が設定された場
合には、当該ワークの加工は行なわないことを意味す
る。また、各パレット設定器10の図中上方には、当該パ
レット設定器10の設定状況等を指示するセットランプ15
が装着されており、各セットランプ15は、該セットラン
プ15の図中右側に設けられたセットボタン16を押して加
工順PN及びワーク番号WNを設定した場合には点灯し、該
設定を解除した場合には消灯する。更に、点灯中のセッ
トランプ15は、当該パレット設定器10により設定された
ワークの加工が開始された時点で点滅に変わり、該加工
が終了した時点で設定が解除されて消灯するようになっ
ている。また、操作パネル13上の第3図右下にはシステ
ム作動スイッチ17が設けられている。
ところで、工作機械2は、第4図に示すように、主制
御部22を有しており、主制御部22には、バス線23を介し
てキーボード等の入力部26、システムプログラムメモリ
27及び加工プログラムメモリ29等が接続しており、更に
回線21を介してパレットチェンジャ3のパレット制御部
35が接続している。更に、パレットチェンジャ3のパレ
ット制御部35にはバス線36を介して搬送制御部37及びパ
レットデータメモリ39等が接続しており、搬送制御部37
は前記エレベータ7に接続されており、またパレットデ
ータメモリ39は前記操作パネル13に接続されている。
工作機械設備1は以上のような構成を有するので、工
作機械設備1を用いてワークの加工を行なう際には、作
業者は、まず第1図に示すパレットチェンジャ3のロー
ディングステーション8で、加工すべきワークの段取り
を行なう。即ち、加工すべき複数個のワークをそれぞれ
ワークパレット5上に搭載し、これ等ワークのワーク番
号WN及び加工順PNをそれぞれワークパレット5に対応し
た形で設定する。それには、第3図に示す操作パネル13
上のシステム作動スイッチ17をオンにし、その状態で各
パレット設定器10において、ワーク番号設定器12で「00
01」から「9999」までの4桁の数値の内、ワーク番号WN
を表わす数値に合わせると共に、加工順設定器11で
「0」から「9」までの1桁の数値の内、加工順PNを表
わす数値に合わせ、その状態で各セットボタン16を押
す。すると、各パレット設定器10のワーク番号設定器12
に表示された4桁の数値が当該ワークパレット5上のワ
ークのワーク番号WNとして設定され、加工順設定器11に
表示された1桁の数値が同ワークの加工順PNとして設定
され、これ等設定された数値が第4図に示すパレットデ
ータメモリ39に格納される。
例えば、第3図に示す操作パネル13の場合には、パレ
ット番号PLNが「1」であるワークパレット5用のパレ
ット設定器10(図中上段左側のパレット設定器10)で
は、ワーク番号設定器12が「1111」、加工順設定器11が
「1」と設定されていることから、パレット番号PLNが
「1」であるワークパレット5に搭載されたワークのワ
ーク番号WNは「1111」であり、該ワークの加工を最初に
行なうことを意味する。他のパレット設定器10について
も同様である。即ち、パレット番号PLNが「2」である
ワークパレット5用のパレット設定器10(図中上段中央
のパレット設定器10)では、ワーク番号設定器12が「22
22」、加工順設定器11が「3」と設定されており、パレ
ット番号PLNが「3」であるワークパレット5用のパレ
ット設定器10(図中上段右側のパレット設定器10)で
は、ワーク番号設定器12が「3333」、加工順設定器11が
「5」と設定されており、パレット番号PLNが「4」で
あるワークパレット5用のパレット設定器10(図中下段
左側のパレット設定器10)では、ワーク番号設定器12が
「4444」、加工順設定器11が「7」と設定されており、
パレット番号PLNが「5」であるワークパレット5用の
パレット設定器10(図中下段中央のパレット設定器10)
では、ワーク番号設定器12が「5555」、加工順設定器11
が「9」と設定されており、更にパレット番号PLNが
「6」であるワークパレット5用のパレット設定器10
(図中下段右側のパレット設定器10)では、ワーク番号
設定器12が「6666」、加工順設定器11が「0」と設定さ
れていることから、パレット番号PLNが「2」であるワ
ークパレット5に搭載されたワークのワーク番号WNは
「2222」であり、該ワークの加工を3番目に、パレット
番号PLNが「3」であるワークパレット5に搭載された
ワークのワーク番号WNは「3333」であり、該ワークの加
工を5番目に、パレット番号PLNが「4」であるワーク
パレット5に搭載されたワークのワーク番号WNは「444
4」であり、該ワークの加工を7番目に、パレット番号P
LNが「5」であるワークパレット5に搭載されたワーク
のワーク番号WNは「5555」であり、該ワークの加工を9
番目にそれぞれ行ない、更にパレット番号PLNが「6」
であるワークパレット5に搭載されたワークのワーク番
号WNは「6666」であり、該ワークの加工は行なわないこ
とを意味する。なお、操作パネル13上の各パレット設定
器10で設定された加工順PNは、上述したように、
「1」、「3」、「5」、「7」、「9」と1番おきの
数値となっているが、これは、後述する優先加工に対応
可能なように、必然的に1番おきに設定した結果であ
る。即ち、これ等数値の隣接するどの数値間にも中間の
数値(例えば、「1」と「3」との間には「2」、
「3」と「5」との間には「4」等)を加工順PNとして
挿入設定し得るものである。具体的な設定手法について
は後述する。
こうして、加工すべきワークのワーク番号WN及び加工
順PNの設定動作を含めた段取り作業が終了したところ
で、作業者は、第4図に示す工作機械2の入力部26を介
して主制御部22に対して加工開始指令を出力する。これ
を受けて主制御部22は、システムプログラムメモリ27か
ら加工管理プログラムPMPを読み出し、該読み出された
加工管理プログラムPMPに基づいてワークパレット5の
ロード・アンロード動作及び加工動作を実行する。
即ち、第5図に示す加工管理プログラムPMPのステッ
プS1で、第4図に示す主制御部22は回線21を介してパレ
ットチェンジャ3のパレット制御部35側にローディング
信号SG1を出力する。該ローディング信号SG1を受けてパ
レット制御部35は、パレットデータメモリ39を検索し
て、加工順PNとして「1」が設定されたパレット設定機
10のワーク番号WNを読み込む。更に、該読み込まれたワ
ーク番号WNを回線21を介して工作機械2の主制御部22に
転送すると共に、当該ワーク番号WNを有するワークを搭
載したワークパレット5(第5図中「No.1ワークパレッ
ト」と表示)をパレットステーション9から工作機械2
側へ搬送する。それには、パレット制御部35は搬送制御
部37に対して、目的とするワークパレット5のローディ
ング動作を指令する。これを受けて搬送制御部37は、前
記読み込まれたワーク番号WNに基づいてエレベータ7を
矢印A又はB方向に適宜昇降させて、目的とするワーク
パレット5をパレットステーション9から工作機械2側
へロードする。すると、加工順PNが「1」のワーク、即
ち1番目に加工すべきワークを搭載したワークパレット
5が工作機械2側へ搬送され、工作機械2内の加工テー
ブル(図示せず)上に載置される。
こうして、1番目に加工すべきワークが工作機械2内
の加工テーブル上に載置されたところで、ステップS2に
入り、主制御部22は、前記パレット制御部35から転送さ
れてきたワーク番号WNに基づいて該ワーク番号WNに対応
した加工プログラムPRGを加工プログラムメモリ29から
読み出し、該読み出された加工プログラムPRGに基づい
て前記加工テーブル上のワークに対して所定の加工(第
5図中「No.1加工」と表示)を行なう。
こうして、1番目の加工が終了したところで、主制御
部22は回線21を介してパレットチェンジャ3のパレット
制御部35側に加工終了信号SG2を出力する。該加工終了
信号SG2を受けてパレット制御部35は、ステップS3で、
パレットデータメモリ39を検索して、加工順PNとして
「2」が設定されたパレット設定器10があるか否か、即
ち2番目に加工すべきワークを搭載したワークパレット
5(第5図中「No.2ワークパレット」と表示)があるか
否かを判定し、該パレット設定器10があると判定された
場合には、ステップS4に入り、加工済みのワークを搭載
したワークパレット5をパレットチェンジャ3側に返却
し、加工順PNが「2」のワーク、即ちこれから加工すべ
きワークを搭載したワークパレット5を工作機械2側へ
搬送する。更に、ステップS5で、前述の1番目の加工と
同様に、これから加工すべきワークを工作機械2内の加
工テーブル上に載置し、対応する加工プログラムPRGに
基づいて所定の加工(第5図中「No.2加工」と表示)を
行なった後、ステップS6に入る。一方、加工順PNとして
「2」が設定されたパレット設定器10がないと判定され
た場合には、ここで加工すべきワークは存在しないの
で、ステップS6に入り、パレット制御部35は、パレット
データメモリ39を検索して、加工順PNとして「3」が設
定されたパレット設定器10があるか否か、即ち3番目に
加工すべきワークを搭載したワークパレット5(第5図
中「No.3ワークパレット」と表示)があるか否かを判定
する。加工順PNとして「3」が設定されたパレット設定
器10があると判定された場合には、前述のパレットチェ
ンジ動作及び加工動作と同様にして、ステップS7で、加
工済みのワークを搭載したワークパレット5をパレット
チェンジャ3側に返却し、加工順PNが「3」のワーク、
即ちこれから加工すべきワークを搭載したワークパレッ
ト5を工作機械2側へ搬送し、ステップS8で、該ワーク
に対して3番目の加工(第5図中「No.3加工」と表示)
を行なった後、ステップS9に入る。一方、加工順PNとし
て「3」が設定されたパレット設定器10がないと判定さ
れた場合には、ここで加工すべきワークパレット5は存
在しないので、ステップS9に入る。以下同様にして、加
工順PNとして「4」、「5」・・・「9」が設定されて
いる設定器10についての判定を行ない、それぞれの加工
を完了したところでステップS27に入り、最後に加工し
たワークを搭載したワークパレット5(第5図中「加工
済みワークパレット」と表示)を工作機械2からパレッ
トチェンジャ3側へアンロードしたところで、加工管理
プログラムPMPに基づく工作機械設備1を用いた一連の
ワークの加工が完了する。
例えば、操作パネル13上で、ワーク番号WN及び加工順
PNが第3図に示すように設定された場合、即ち、パレッ
ト番号PLNが「1」であるワークパレット5用のパレッ
ト設定器10(図中上段左側のパレット設定器10)でワー
ク番号WN及び加工順PNがそれぞれ「1111」及び「1」、
パレット番号PLNが「2」であるワークパレット5用の
パレット設定器10(図中上段中央のパレット設定器10)
でワーク番号WN及び加工順PNがそれぞれ「2222」及び
「3」、パレット番号PLNが「3」であるワークパレッ
ト5用のパレット設定器10(図中上段右側のパレット設
定器10)でワーク番号WN及び加工順PNがそれぞれ「333
3」及び「5」、パレット番号PLNが「4」であるワーク
パレット5用のパレット設定器10(図中下段左側のパレ
ット設定器10)でワーク番号WN及び加工順PNがそれぞれ
「4444」及び「7」、パレット番号PLNが「5」である
ワークパレット5用のパレット設定器10(図中下段中央
のパレット設定器10)でワーク番号WN及び加工順PNがそ
れぞれ「5555」及び「9」、更にパレット番号PLNが
「6」であるワークパレット5用のパレット設定器10
(図中下段右側のパレット設定器10)でワーク番号WN及
び加工順PNがそれぞれ「6666」及び「0」と設定された
場合には、まずパレット番号PLNが「1」であるワーク
パレット5に搭載されたワーク(ワーク番号WNは「111
1」)が1番目に加工すべきワークとして工作機械2内
の加工テーブル上に載置され(加工管理プログラムPMP
のステップS1)、該ワークに対して所定の加工が行なわ
れる(同ステップS2)。該加工の終了後、加工順PNとし
て「2」が設定されたパレット設定器10があるか否かを
判定する(同ステップS3)が、既に述べたように、加工
順PNとしては「1」、「3」、「5」、「7」、「9」
及び「0」しか設定されていないので、加工順PNとして
「2」が設定されたパレット設定器10はないと判定さ
れ、次いで加工順PNとして「3」が設定されたパレット
設定器10があるか否かを判定する(同ステップS6)。す
ると、第3図に示す操作パネル13上の上段中央のパレッ
ト設定器10、即ちパレット番号PLN「2」であるワーク
パレット5用のパレット設定器10において、加工順PNが
「3」(ワーク番号WNは「2222」)と設定されているの
で、ワーク番号WNが「2222」のワークが、ワーク番号WN
が「1111」の加工済みのワークとパレットチェンジされ
(同ステップS7)、ワーク番号WNが「2222」のワークに
対して所定の加工が行なわれる(同ステップS8)。以
下、同様にして一連の加工を継続すると、加工順PNとし
て「4」、「6」及び「8」が設定されたパレット設定
器10はないと判定され、加工順PNとして「5」、「7」
及び「9」が設定されたパレット設定器10はあると判定
されるので、ワーク番号WNが「3333」、「4444」及び
「5555」のワークに対して順次、所定の加工が行なわれ
る(同ステップS12、S18及びS24)。即ち、加工順PNと
して設定された数値は、「1」、「2」、「3」、
「4」、「5」のような連続した数値ではなく、上述し
たように、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」の
ような1番おきの数値であるが、この場合には、加工順
PNとして設定されていない数値「2」、「4」、
「6」、「8」は欠番LNOとしてスキップされることと
なる。従って、ワークの加工は結局、「1111」、「222
2」、「3333」、「4444」及び「5555」のワーク番号WN
を有する5個のワークに対してこの順番で行なわれる。
ところで、作業者が操作パネル13上のパレット設定器
10でワーク番号WN及び加工順PNを設定し、該設定された
加工順PNに従って該設定されたワーク番号WNを有するワ
ークの加工を行なっている途中で、未加工のワークを該
設定された加工順PNに逆らって優先的に加工する必要が
生じる場合がある。この場合には、ワークの加工中に、
優先的に加工すべきワーク(本明細書において、これを
「割込みワーク」と称する。)のワーク番号WNをパレッ
ト設定器10で加工順PNと共に設定することにより、現在
加工中のワークの次に割込みワークの加工を行なうこと
が出来る。
それには、作業者は、まず操作パネル13を参照して、
現在加工中のワークの加工順PNをチェックする。このチ
ェックは、操作パネル13上の点滅中のセットランプ15を
さがすことにより容易に行なわれる。こうして、現在加
工中のワークの加工順PNをチェックしたところで、割込
みワークに対応したパレット設定器10の加工順設定器11
で、現在加工中のワークの加工順PNに「1」を加えた数
値を割込みワークの加工順PNとして設定し、パレットデ
ータメモリ39に格納する。
例えば、第3図に示す操作パネル13中の下段中央のパ
レット設定器10、即ちパレット番号PLNが「5」である
ワークパレット5用のパレット設定器10で加工順PNが
「9」と設定されたワーク(ワーク番号WNは「2222」)
を優先的に加工する必要が生じた際には、該ワークが割
込みワークとなり、以下に述べる手順により該割込みワ
ークの割込み動作を行なう。即ち、操作パネル13上の点
滅中のセットランプ15を参照した結果、現在加工中のワ
ークの加工順PNが「3」である場合には、該数値「3」
に「1」を加えて得られる「4」を割込みワークの加工
順PNとして設定すべく、第3図に示す操作パネル13中の
下段中央に設けられたパレット設定器10の加工順設定器
11を「4」に合わせ、その状態でセットボタン16を押
す。すると、それまで「9」に設定されていた加工順設
定器11が「4」に設定し直され、パレットデータメモリ
39に格納されるので、3番目の加工として現在加工中の
ワークが終了して加工終了信号SG2が出力され、パレッ
トデータメモリ39を検索する時点で、加工順PNとして
「4」が設定された当該割込みワークのワーク番号WNが
読み込まれ、回線21を介して工作機械2の主制御部22に
転送される。その結果、当該割込みワークの加工は4番
目、即ちこの直後に開始され、割込みワークの加工が終
了した後は、既に述べたように、順次5番目、7番目の
加工が行なわれることとなる。
ここで、第3図に示す操作パネル13中の各パレット設
定器10で最初に設定されたワークの加工順PNと、ワーク
番号WNが「5555」のワークの優先加工に伴なう再設定後
のワークの加工順PNとを比較してみると、ワーク番号WN
が「1111」、「2222」、「3333」、「4444」及び「555
5」である5個のワークに対して、最初に設定された加
工順PNは、既に述べたように、順に「1」、「3」、
「5」、「7」及び「9」であり、再設定後の加工順PN
は順に「1」、「3」、「5」、「7」及び「4」であ
る。即ち、最初に加工順PNが設定された時点で欠番LNO
であった「4」が、再設定後には、割込みワークである
「5555」のワーク番号WNを有するワークの加工順PNとし
て該欠番LNOを補充する形で設定されたことになる。そ
の結果、最初に設定された加工順PNに基づいて加工する
場合には、「1111」、「2222」、「3333」、「4444」、
「5555」の順番で行なわれるのに対して、再設定後の加
工順PNに基づいて加工する場合には、「1111」、「222
2」、「5555」、「3333」、「4444」の順番で行なわれ
る。従って、割込みワークである「5555」のワーク番号
WNを有するワークは、5番目から3番目へと順番が繰り
上がって優先的に加工されると共に、割込みワーク以外
のワークの加工順PNは、最初に設定された加工順PNと同
じである。即ち、割込みワークの割込み動作により、最
初に設定された他のワークの加工順PNが狂うような不都
合は生じない。また、割込み動作を行なうためには、上
述したように、割込みワークである「5555」のワーク番
号WNを有するワークの加工順PNのみを「9」から「4」
へと設定し直せば十分であり、他の未加工のワークの加
工順PNを設定し直す必要はない。
なお、上述の実施例においては、第3図に示すよう
に、各パレット設定器10でワークの加工順PNを「1」、
「3」、「5」、「7」、「9」と1番おきに設定した
が、本発明は、欠番LNOを有する形で加工順PNを設定す
る限り、加工順PNをどのように設定してもよい。例え
ば、加工順PNとして2桁の順番の設定が可能な加工順設
定器11を用いて、最初に設定する加工順PNを「1」、
「4」、「7」、「10」、「13」と2番おきに設定して
も、「1」、「5」、「9」、「13」、「17」と3番お
きに設定しても構わない。
(g).発明の効果 以上説明したように、本発明の内、工作機械設備の発
明によれば、ワークパレット5に搭載されたワークに対
する加工を行なう工作機械2を有し、ワークパレット5
を収納するパレットステーション9等のワークパレット
収納手段を設け、これ等工作機械2、ワークパレット収
納手段間でワークパレット5を受け渡しするパレットチ
ェンジャ3等のワーク搬送手段を有する工作機械設備1
において、前記ワークパレット収納手段から前記工作機
械2に供給すべきワークパレット5の個数より多い加工
順PNを設定し得る加工順設定器11等の加工順設定手段を
設け、前記加工順設定手段により設定された加工順PNに
基づいて前記ワーク搬送手段により前記工作機械2に対
してワークパレット5の供給・排出動作を行なわせるシ
ステムプログラムメモリ27、パレット制御部35、搬送制
御部37、パレットデータメモリ39等の加工順序制御手段
を設けて構成したので、工作機械設備1における加工に
際して、加工すべき複数個のワークパレット5の加工順
PNを加工順設定手段により、例えば「1」、「3」、
「5」、「7」、「9」等のように、1番おきに欠番LN
Oを有する形で設定しておけば、未加工のワークパレッ
ト5の加工順PNを欠番LNO、例えば「2」、「4」、
「6」、「8」を利用した形でいつでも再設定すること
が出来る。従って、一連のワークパレット5の加工が開
始された後においても、加工プログラムPRG等を変更す
ることなく、特定のワークパレット5の優先加工を簡便
に行なうことが可能となる。
また、本発明の内、工作機械設備における加工制御方
法の発明によれば、上記工作機械設備1において、加工
順設定器11等の加工順設定手段により複数個のワークパ
レット5の加工順PNを欠番LNOを有する形で設定してお
き、前記加工順設定手段によりワークパレット5の加工
順PNが設定された後に該設定された加工順PNを変更する
場合には、前記加工順設定手段に設定された加工順PNの
欠番LNOを補充する形で変更するようにして構成したの
で、未加工のワークパレット5の加工順PNを欠番LNOを
利用した形で再設定し、該再設定された加工順PNに基づ
いてワークパレット5上のワークに対する加工を行なう
ことが出来る。従って、ワークパレット5の優先加工に
容易に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による工作機械設備の一実施例を示す斜
視図、 第2図は第1図に示す工作機械設備を構成するパレット
チェンジャの垂直断面図、 第3図は第1図に示す工作機械設備を構成するパレット
チェンジャの操作パネル部分の拡大詳細図、 第4図は第1図に示す工作機械設備の制御ブロック図、 第5図は加工管理プログラムの一例を示すフローチャー
トである。 1……工作機械設備 2……工作機械 3……ワーク搬送手段(パレットチェンジャ) 5……ワークパレット 9……ワークパレット収納手段(パレットステーショ
ン) 11……加工順設定手段(加工順設定器) 27……加工順序制御手段(システムプログラムメモリ) 35……加工順序制御手段(パレット制御部) 37……加工順序制御手段(搬送制御部) 39……加工順序制御手段(パレットデータメモリ) LNO……欠番 PN……加工順
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 41/02 G05B 19/418

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークパレットに搭載されたワークに対す
    る加工を行なう工作機械を有し、 ワークパレットを収納するワークパレット収納手段を設
    け、 これ等工作機械、ワークパレット収納手段間でワークパ
    レットを受け渡しするワーク搬送手段を有する工作機械
    設備において、 前記ワークパレット収納手段から前記工作機械に供給す
    べきワークパレットの個数より多い加工順を設定し得る
    加工順設定手段を設け、 前記加工順設定手段により設定された加工順に基づいて
    前記ワーク搬送手段により前記工作機械に対してワーク
    パレットの供給・排出動作を行なわせる加工順序制御手
    段を設けて構成した工作機械設備。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の工作機械設備
    において、 加工順設定手段により複数個のワークパレットの加工順
    を欠番を有する形で設定しておき、 前記加工順設定手段によりワークパレットの加工順が設
    定された後に該設定された加工順を変更する場合には、
    前記加工順設定手段に設定された加工順の欠番を補充す
    る形で変更するようにして構成した工作機械設備におけ
    る加工制御方法。
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