JP3216024B2 - 数値制御工作機械群の制御装置 - Google Patents

数値制御工作機械群の制御装置

Info

Publication number
JP3216024B2
JP3216024B2 JP06625793A JP6625793A JP3216024B2 JP 3216024 B2 JP3216024 B2 JP 3216024B2 JP 06625793 A JP06625793 A JP 06625793A JP 6625793 A JP6625793 A JP 6625793A JP 3216024 B2 JP3216024 B2 JP 3216024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
pallet
data
processing
order
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06625793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06254752A (ja
Inventor
泰汪 山下
重雄 大石
敦久 浅田
浩司 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP06625793A priority Critical patent/JP3216024B2/ja
Publication of JPH06254752A publication Critical patent/JPH06254752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3216024B2 publication Critical patent/JP3216024B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パレットに複数のワー
クを取り付け、これを数値制御工作機械に搬送して自動
加工を行う数値制御工作機械群の制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】工作機械によりワークを自動加工するた
めに、工作機械の近傍にパレットに取り付けられたワー
クを一時的に保管するバッファーステーションを設け、
このバッファーステーションにパレットを溜めておき、
搬送台車によって自動的に工作機械にバッファーステー
ションからパレットを搬出搬入することで無人加工を実
現した装置がある。この装置では、作業者が工場にいな
い無人時に加工を行うため、加工を行うワークを取り付
けたパレットをバッファーステーションに搬入してお
き、これを無人時に加工せしめるようにしている。この
装置で無人運転を行う場合に、1つのパレット当たりの
加工時間を長くすれば無人時間中に利用するバッファー
ステーションの棚数が削減でき、またそれによりパレッ
ト数、治具数も削減でき投資効率を向上させることがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワーク
の中には加工時間の短いものも多くあり、これらを無人
時に効率良く加工するためには、1つのパレットに多数
のワークを取り付けてパレット当たりの加工時間を長く
することが必要となる。従来パレットにどのワークを幾
つ取り付けるかの選別作業は、上記装置を使用する個々
のユーザが行っていた。この多数個のワークをパレット
に取り付けるための選別作業は、同一のワークを多数加
工する場合にはあまり非効率でないが、ワークが多種
類、多工程で、これを同時に加工するような場合には、
従来の人手による作業は非効率的で、作業者への負担が
非常に大きかった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたもので、その目的とするところは、パレットに取り
付ける複数のワークを自動的に抽出して取り付け指示を
行う数値制御工作機械群の制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、図1に示すように、複数の数値制御工
作機械MAと、複数種類のワークを同時に取り付け可能
なパレットPを搬送する搬送台車11と、前記パレット
Pに取り付けられたワークを工作機械MAに搬入出する
までの間保管するバッファーステーションBSと、前記
パレットPにワークの取り付けを行うためのローディン
グステーションLSとを備え、コンピュータによって前
記パレットPの前記工作機械MAへの搬送を制御するよ
うにした数値制御工作機械群の制御装置において、パレ
ット毎に取り付け可能なワークの情報を保持するパレッ
ト情報保持手段1と、ワークの加工順位の情報及び該ワ
ークの加工個数の情報を保持する順位個数情報保持手段
2と、前記順位個数情報手段2に保持されている加工順
位情報を基に加工順位の高い第1のワークを選出し、こ
の選出した第1のワークが取り付け可能なパレットPを
前記パレット情報保持手段1から選択するパレット選択
手段3と、前記パレット選択手段3により選択されたパ
レットPに取り付けることができない前記高い加工順位
に続く第2のワークよりも、加工順位が更に低い前記パ
レットに同時に取り付けることが可能な第3のワークを
前記パレット情報保持手段1から選出し、更に該選出し
第3のワークについて加工個数に達しているかを順位
個数情報保持手段2に保持されている加工個数情報を基
に判断して加工個数に達していない第3のワークのみを
抽出するワーク抽出手段4と、第1のワークと該ワーク
抽出手段4により抽出された第3のワークを表示する
ワーク表示手段5とからなることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、パレット情報保持手段1
がパレット毎に同時に取り付け可能な複数種類のワーク
の情報を保持し、順位個数情報保持手段2がワークの加
工順位の情報及び加工個数の情報を保持する。パレット
選択手段3が前記順位個数情報手段2に保持されている
加工順位情報を基に加工順位の高い第1のワークを選出
し、次に選出した第1のワークが取り付けることができ
るパレットを前記パレット情報保持手段1から選択す
る。そして、ワーク抽出手段4が前記パレット選択手段
3の選択した加工順位の高い第1のワークを取り付け得
るパレットに取り付けることができない前記高い加工順
位に続く第2のワークよりも、加工順位が更に低い前記
パレットに同時に取り付けることができる第3のワーク
を更に前記パレット情報保持手段1から選出し、次に、
当該選出した各々のワークについて加工個数に達してい
るか否かを順位個数情報保持手段2に保持されている加
工個数情報を基に判断して加工個数に達していない第3
ワークのみを抽出する。これによりローディングステ
ーション近傍において、ワーク表示手段5が、前記パレ
ット選択手段3の選択したパレット毎に、第1のワーク
ワーク抽出手段4の抽出した第3のワークを取り付
けるよう作業者に表示する。このようにして、パレット
に同時に取り付けることができる複数のワークが指示さ
れるため、作業者はこの指示に従いパレットにワークを
取り付けることができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の数値制御工作機械群の制御
装置の一実施例について図を参照して説明する。図2
に、スタッカクレーン式の搬送台車11によってワーク
を取り付けたパレットPを搬送する搬送ライン10が示
されている。この搬送ライン10に沿って工作機械MA
1、MA2、MA3、ローディングステーションLS及
びバッファーステーションBSがそれぞれ配置されてい
る。搬送台車11にはパレットPに付与されたパレット
No.を読み取るパレット検測装置12が設けられてい
る。また、各工作機械MA1、MA2、MA3には、パ
レット搬入搬出装置PC1、PC2、PC3が設けら
れ、これらパレット搬入搬出装置PC1、PC2、PC
3を介して工作機械MA1、MA2、MA3が搬送台車
11との間でパレットPを搬送するようになっている。
【0008】バッファーステーションBSは搬送ライン
10に沿って横7列、縦3段の計21個に仕切られてお
り、それぞれに401〜421の棚No.が付与されて
いる。そしてこの棚No.は、前記パレットPのパレッ
トNo.と1対1で対応している。また、パレットP
は、そのパレットNo.によって取り付けられるワーク
の種類が決まっている。
【0009】次に、本実施例の制御方式の構成について
説明する。各工作機械MA1、MA2、MA3にそれぞ
れ対応して設けられた数値制御装置NCは、記憶装置2
0を備えたコンピュータからなる管理装置21に接続さ
れ、該管理装置21から転送される加工用の数値制御デ
ータを保持し、この数値制御データに基づいてパレット
Pに取り付けられた複数のワークの加工を行う。また、
各数値制御装置NCは、搬送台車11により搬送される
パレットのパレットNo.が管理装置21から転送され
るようになっている。管理装置21は、更に搬送台車1
1、バッファーステーションBS及び操作盤22に接続
され、ローディングステーションLSとバッファーステ
ーションBSとの各間でパレットPの移送を制御すると
共に、バッファーステーションBSと工作機械MA1、
MA2、MA3との各間でパレットPの移送を制御する
ようになっている。一方、操作盤22は、図3に示すよ
うに表示装置23と、パレットPにワークの取り付けが
完了した際に押される取り付け完了スイッチ25とから
構成されている。この表示装置23は後述するワーク取
り付けデータを基に、ローディングステーションLSに
搬入されたパレットPに取り付けるべきワークを作業者
に指示すると共に、表示装置23の操作キー26に指等
を接触させることにより、取り付けるワークの変更等が
行い得るようになっている。この表示装置23によるワ
ークの取り付け指示及び指示事項の変更については更に
詳細に後述する。
【0010】管理装置21に接続されている記憶装置2
0には、この数値制御工作機械群を制御するための種々
のデータが記憶されている。このデータを保持する領域
として、ワーク品番に対応したNCデータの種類や加工
可能なマシングループ等に関するワークデータを保持す
るワークデータエリアWDEと、各々のパレットについ
ての取り付け可能なワークに関するパレットデータを保
持するパレットデータエリアPDEと、加工を行うワー
クの加工の順位と加工の個数とに関する生産データを保
持する生産データエリアMDEと、工作機械のMA1、
MA2、MA3の状態に関するマシン状態データを記憶
するマシン状態データエリアMIEと、パレットPの行
き先に関するパレット位置データを記憶するパレット位
置データエリアPIEと、同様な加工が可能な工作機械
を分類したマシングループデータを保持するマシングル
ープデータエリアMGEと、パレットPの加工の順序に
関する加工順序リストを記憶する加工順序リストエリア
PSEと、パレットに取り付けるワークを指示するワー
ク取り付けデータを保持するワーク取り付けデータエリ
アWIEとがある。
【0011】前述の記憶装置20のワークデータエリア
WDEに保持されているワークデータは、図4に示すよ
うワーク毎に、「ワークNo.」の欄と、「ワーク品
番」の欄と、「工程」の欄と、パレットPに取り付けら
れる「姿勢」の欄と、加工を行う際の「NCデータ」の
欄とから成り、該「姿勢」の欄は、その姿勢において加
工を行うことが可能な工作機械のグループを示すマシー
ングループ「GR」の欄と、ワークが初品の際にどのよ
うに処理を行うかが指示されている「初」の欄とからな
る。このワークデータは、上記それぞれの欄に作業者が
ワークに関するデータを入力することにより作成され
る。なお、この「初」の欄に“1”が設定されると本実
施例の装置は、最初の初品ワークがマシン内に搬入され
た時に停止し、オペレータコールを点灯して作業者の呼
び出しを行い、“2”が設定されると、永久初品として
そのワークがマシン内に搬入される度に停止してオペレ
ータコールを行う。
【0012】前述の記憶装置20のパレットデータエリ
アPDEに保持されているパレットデータは、図5に示
すように、「No.」の欄と、ワークを取り付ける
「面」の欄と、各面のどの位置に付けるかを設定する
「取付」の欄と、取り付ける「ワークNo.」、「品
番」及び「姿勢」の欄とから成り、加工に用いられるパ
レット毎(この実施例においてはパレットNo.401
〜421)に取り付けることができるワークに関して、
作業者がデータを上記各欄に入力することにより作成さ
れる。図5に示す例のパレットデータの内容について図
6に示すパレットNo.401を参照して説明する。パ
レットNo.401は、図正面が1面で、以下反時計回
りに2面、3面、4面の4つの面を有し、1面には取付
1と取付2が、同様に、2面には取付1と取付2が、3
面には図示しない取付1が、また4面には図示しない取
付1が置かれている。図5に示すパレットデータは、1
面の「取付」位置1にワークNo.0001、品番Aの
ワークが、また、同様に、1面の「取付」位置2にワー
クNo.0001、品番Aのワークが、そして、2面の
「取付」位置1にワークNo.0002、品番Bのワー
クが、また、同様に、2面の「取付」位置2にワークN
o.0002、品番Bのワークが、3面の図示しない
「取付」位置1にはワークNo.0004品番WORK
1−ABのワークが、また、4面の図示しない「取付」
位置1にはワークNo.0005品番WORK2−AB
のワークが取り付け得ることを示している。
【0013】前述の記憶装置20の生産データエリアM
DEに保持される生産データは、図7に示すように、ワ
ークの加工順位を示す「No.」の欄と、「ワークN
o.」の欄と、ワークの「品番」の欄と、加工を計画し
ている個数を示す「計画」の欄と、各々の「姿勢」の欄
とからなる。そして、加工を行う作業者のスケジュール
の作成単位、例えば日単位にスケジュールを作成するな
らば毎日、また週単位ならば毎週、加工を行うワークの
加工の順位及び加工個数を設定することにより作成する
生産計画のデータである。本実施例の装置はこの生産デ
ータに基づき加工を行うようになっている。なお、この
「姿勢」の欄における「入」の欄は投入が完了したワー
クの累計を示し、「完」の欄は加工が完了したワークの
累計を示し、この「入」及び「完」は加工の進行と共に
更新されるようになっている。上述した前述のワークデ
ータ、パレットデータ、及び該生産データは、図3に示
す操作盤22から入力が可能であると共に、これらデー
タは、該操作盤22の表示装置23の操作キー26によ
り訂正の指示が行えるように構成されている。そして、
ワークデータ及びパレットデータは一度入力したら新た
なワークについての加工を開始しない限り変更を行うこ
となく繰り返し用いることができる。また生産データ
は、上述したように日又は週単位に生産計画(生産のス
ケジュール)を作成する際に、「ワークNo.」の欄に
加工を行うワークのNo.を入力し(なお、本実施例に
おいては、「ワークNo.」又は「品番」のいずれかを
入力することにより他方は自動的に設定されるようにな
っている)、更に、「計画」の欄に該加工を行うワーク
の加工数を入力することにより作成する。
【0014】他方、前述の記憶装置20のマシン状態デ
ータエリアMIEに保持されているマシン状態データ
は、図8に示すように工作機械MA1、MA2、MA3
の「機械番号」の欄とそれぞれの工作機械に現在投入さ
れているパレットNo.等を示す「状態」の欄から成
り、この図の例で工作機械“MA1”の「状態」“40
7”は該工作機械MA1にパレットNo.407が投入
されていることを、工作機械“MA2”の「状態」
“0”は該工作機械MA2には現在パレットが投入され
ていないことを示している。また、記憶装置20のパレ
ット位置データエリアPIEに保持されているパレット
位置データは図9に示すようにパレット「No.」の欄
と、「行先」の欄と、「状態」の欄とから成り、パレッ
トの「行先」欄の“00”はバッファーステーションB
Sを、“01”はローディングステーションLSを、
“03”は工作機械を示し、パレットの「状態」欄の、
“00”は未加工を、“01”は第1工程を、“02”
は第2工程を、“03”は加工完了を意味している。更
に、マシングループデータエリアMGEのマシングルー
プデータは、図10に示すように共通に加工可能な工作
機械毎に分類した「マシングループ」の欄と、そのマシ
ングループにより指定された工作機械の「機械番号」の
欄とから成る。そして、加工順序リストエリアPSEの
加工順序リストは、図11に示すように「加工順序」の
欄と「パレットNo.」の欄とから成り、工作機械に投
入される順序に従いパレットのNo.が登録されるよう
になっている。
【0015】以上のような構成で、管理装置21は、上
述した記憶装置20に収容された各データを基にして、
選択したパレットPをローディングステーションLSに
戻して、図3に示す該パレットPに対するワーク取り付
けの指示を操作盤22の表示装置23に表示する。これ
により作業者は、該パレットPの各面の取り付け位置
に、指示されたワークを取り付け、取り付けが完了した
ら取り付け完了のスイッチ25を押す。これによりパレ
ットPは、工作機械MA1、MA2、MA3に搬送され
て加工が開始され、或いは、バッファーステーションB
S等に搬送されて無人加工に待機する。なお、本実施例
の数値制御工作機械群の制御装置においては、表示装置
23に表示されたワークの取り付け指示が変更できるよ
うになっている。この変更は、該表示装置23の「変
更」の操作キー26を押し、取り付けを行わないワーク
の欄にカーソルを移動してこの欄を削除することにより
行う。
【0016】次に、上記管理装置21による動作を図1
2及び図13のフローチャートに基づき詳細に説明す
る。図12のフローチャートは、パレットPへワークを
取り付ける指示を行う管理装置21の処理を示してい
る。先ず、ステップ101で変数nを1に設定し、次に
ステップ102で図7に示す生産データを検索して、設
定順位の一番高い、即ちNo.1の欄に設定されている
ワークNo.0001品番Aのワークを抽出する。そし
て、判断ステップ103で、該生産データを基に更にこ
のワークNo.0001品番Aのワークが計画された生
産数に達しているかを調べる。ここでは、該生産データ
のNo.1の欄に設定されているワークNo.0001
品番Aのワークの生産「計画」数が“02”個で、投
「入」されている数が“00”であるので、判断ステッ
プ103がNoとなり次のステップ104へ進む。ステ
ップ104では、n番目データの加工品番のワーク(こ
こではNo.0001品番Aのワーク)が加工可能なパ
レットを検索する。即ち、図5に示すパレットデータを
検索してNo.0001品番Aのワークが取り付け可能
なパレット“No.401”を割り出す。そして、判断
ステップ105で、空パレットがあるかを、即ち、パレ
ットNo.401が空いているかを図9に示すパレット
位置データの該当するパレット401の「状態」を検索
することにより確認する。ここでは、パレット401の
「状態」が“03”、即ち、加工が完了しているため
に、判断ステップ105がYesとなり次のステップ1
08へ進む。
【0017】一方、上記判断ステップ103の生産計画
数に到達したかの判断において判断対象のワークが計画
数に到達しておりYesの場合、あるいは、判断ステッ
プ105の空パレットありの判断において判断対象のパ
レットが加工中で空いておらずNoの場合には、ステッ
プ106へ進み変数nに1が加えられる。そして、判断
ステップ107へ進み、生産が「計画」されているワー
クの取り付けが全て終了したか否かを図7に示す生産デ
ータの投「入」数を基に判断し、取り付けが終了した場
合(判断ステップ107がYes)には全ての処理が完
了し、他方、取り付けが未だ終了していない場合(判断
ステップ107がNo)にはステップ102へ戻り新た
なワークを選択してステップ103以降の処理を続け
る。
【0018】上述の判断ステップ105における空パレ
ットありの判断がYesの場合には、ステップ108の
処理へ移行して、該当のパレット401を、ローディン
グステーションLSに搬送する。次に、ステップ109
へ進み、前述したステップ102で選択したワークN
o.0001品番Aのワークを取り付けるパレット40
1に更に取り付けることができる他のワークの抽出を行
う。即ち、図5に示すパレットデータを検索して該パレ
ットに取り付け得る全てのワークを取得する。次に、ス
テップ110へ進み該パレットに取り付け得るワークの
それぞれについて、先ず生産計画中に含まれているかを
図7に示す生産データで確認して、更に、そのワークが
生産個数に達しているか否かを図7に示す生産データの
「計画」数と投「入」数とを比較し、生産計画数の加工
が済んでいるワークを除外して、これによりワーク取り
付けデータを作成する。即ち、先ず図5に示すパレット
データの各々のワークが生産データに含まれているかを
調べる。この例では、パレットデータのNo.6の欄に
設定されているワークNo.0005品番WORK2−
ABが、図7に示す生産データ中に含まれていないので
このワークの欄が削除される。次に、ワークが生産計画
に達しているかの判断で、パレットデータのNo.5の
欄に設定されているワークNo.0004品番WORK
1−ABのワークが、生産データにおいてNo.3の欄
に設定されているが、この生産「計画」が“01”で、
投「入」されている数が“01”なのでこのワークの欄
も削除される。そして、ステップ111において、図5
に示すパレットデータから取り付けを行わない上記ワー
クの欄を削除することにより作成されたワーク取り付け
データに基づき、図3に示す操作盤22の表示装置23
に、パレットの取り付け「面」と、「取付」位置と、ワ
ークの「品番」の一覧表示を行う。
【0019】この一覧表示に従い、作業者は、前述のス
テップ108でローディングステーションLSに搬送さ
れたパレット401の指定された「面」の「取付」位置
に指定された「品番」のワークを取り付ける。なおここ
で、作業者がワークの取り付けを修正する場合、例えば
図15に示すようにパレット401の1面の「取付」位
置2に品番Aのワークを取り付けないときは、作業者
は、図3に示す表示装置23に表示されているワーク取
り付けデータの、No.2の欄に設定されている1面の
「取付」位置2の品番Aのワークを操作キー26中の削
除キーを押して削除する。これにより判断ステップ11
2がNoとなり処理がステップ113へ進み、該ワーク
取り付けデータは図14に示すように変更される。そし
て、取り付けが完了し作業者が図3に示す操作盤22の
取付完了スイッチ25を押すことにより(判断ステップ
114がYes)、このパレット401の加工順序が図
11に示す加工順序リストに登録され(ステップ11
5)、当該パレットがバッファーステーションBSに搬
送されて一つの処理ルーチンが完了し、ステップ101
へ戻り次のパレットへのワーク取り付けの処理が開始さ
れる。
【0020】次に、上記処理によりパレットPに取り付
けられたワークの加工を行う管理装置21による処理に
ついて図13のフローチャートを参照して説明する。先
ず、ステップ201で変数iを1にする。そして、ステ
ップ202で、図11に示す加工順序リストのi番目の
データを検索して、即ち、1番目の設定されているパレ
ットNo.401を得る。次に、ステップ203で、該
パレット401に取り付けられているワークから、図4
に示すワークデータを検索して、マシングループを検索
する。ここでは、パレットNo.401に取り付けられ
ているワークAの加工がマシングループ1により加工が
行われることを検索する。次にステップ204におい
て、先ず、該マシングループ1に属する工作機械を図1
0に示すマシングループデータから検索し、ここでは、
工作機械MA1、MA2を得る。次に、この工作機械M
A1、MA2の状態について図8に示すマシン状態デー
タを検索する。この検索の結果、工作機械“MA2”の
「状態」が“0”で空の状態にあるので、判断ステップ
205がYesとなり、次のステップ207へ進む。他
方、工作機械MA1、MA2のいずれも空いていないと
きは判断ステップ205がNoとなりステップ206へ
進み、変数iに1を加えてステップ202へ戻り次のパ
レットについての処理を開始する。
【0021】判断ステップ205がYesの場合は、次
のステップ207で、当該パレット401についての加
工プログラムの生成を行う。これは、図12のフローチ
ャートを参照して前述したステップ110において作成
されたワーク取り付けデータ、或いは、ステップ113
で変更されたワーク取り付けデータに従いパレット40
1に取り付けられた複数のワークについて、それぞれの
ワークに対応するNCデータを組み合わせる。例えば、
ワークの取り付けが変更された図14に示すワーク取り
付けデータの各ワーク(品番A、品番B、品番B)につ
いて、図4に示すワークデータを検索して各ワークのN
Cデータを求め、これをつなぎ合わせることにより図1
5に示すパレット401に取り付けられたワーク全てを
加工するためのプログラムを自動的に作成する。そし
て、ステップ208で該パレット401を工作機械MA
2へ搬送し、ステップ209で加工を行う。そして、加
工が完了したらステップ210にて図9に示すパレット
位置データのパレットの「行先」及び「状態」の欄を、
そして、図7に示す生産データの「姿勢」の欄の“入”
の数と、“完”の数とを変更し、その後、図11に示す
加工順序リスト中の選択された「パレットNo.」の欄
の“401”を消して順序リストの更新を行う。これに
より1つのルーチンが完了し、次のパレットの加工が開
始される。
【0022】以上説明した実施例においては、加工順位
の高いワークから加工を行っていくために加工順位の高
いワークを取り付けるためのパレットを自動的に選択す
ると共に、この選択したパレットに同時に取り付け得る
全てのワークを抽出することによりワークの取り付けを
指示するためのワーク取り付けデータを作成し、この作
成したワーク取り付けデータを基に作業者にワークの取
り付け指示を行う。これにより作業者は容易にワークの
取り付けを行うことができる。そして、この実施例にお
いては、パレットに取り付けられたワークを加工するた
めの加工データを自動的に作成する。また、作業者が表
示装置23の操作キー26を押すことによりこのワーク
取り付けデータを容易に変更できると共に、ワークの取
り付けが変更された場合にも加工データを自動的に作成
し、作業者によるNCデータの変更作業を無くして作業
者の負担を軽くする。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ており、生産計画に基づいて指示された以外にパレット
に同時に取り付け可能なワークを自動的に指示するので
パレットを最大限効率よく利用でき、作業者によるワー
クの選別作業を無くすことができる。これは特に、ワー
クが多種類、多工程で、これを同時に加工を行うような
場合に作業者による選別作業の負担を著しく軽減するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を明示するための構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る数値制御工作機械群の
全体構成図である。
【図3】操作盤の外観図である。
【図4】ワークデータの内容を示す図である。
【図5】パレットデータの内容を示す図である。
【図6】本実施例のパレットの外観を示す外観図であ
る。
【図7】生産データの内容を示す図である。
【図8】マシン状態データの内容を示す図である。
【図9】パレット位置データの内容を示す図である。
【図10】マシングループデータの内容を示す図であ
る。
【図11】加工順序リストの内容を説明する図である。
【図12】本実施例のワーク抽出の処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図13】本実施例の加工の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図14】ワーク取り付け指示データの内容を示す図で
ある。
【図15】本実施例のパレットにワークが取り付けられ
ている状態を示す外観図である。
【符号の説明】
10 搬送ライン 11 搬送台車 12 パレット検測装置 20 記憶装置 21 管理装置 22 操作盤 23 表示装置 LS ローディングステーション BS バッファーステーション MA1、MA2、MA3 工作機械
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼頭 浩司 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田 工機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−100863(JP,A) 特開 昭63−256338(JP,A) 特開 昭62−102955(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 41/00 G05B 19/418

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の数値制御工作機械と、複数種類の
    ワークを同時に取り付け可能なパレットを搬送する搬送
    台車と、前記パレットに取り付けられたワークを工作機
    械に搬入出するまでの間保管するバッファーステーショ
    ンと、前記パレットにワークの取り付けを行うためのロ
    ーディングステーションとを備え、コンピュータによっ
    て前記パレットの前記工作機械への搬送を制御するよう
    にした数値制御工作機械群の制御装置において、 パレット毎に取り付け可能なワークの情報を保持するパ
    レット情報保持手段と、 ワークの加工順位の情報及び該ワークの加工個数の情報
    を保持する順位個数情報保持手段と、 前記順位個数情報手段に保持されている加工順位情報を
    基に加工順位の高い第1のワークを選出し、この選出し
    第1のワークが取り付け可能なパレットを前記パレッ
    ト情報保持手段から選択するパレット選択手段と、 前記パレット選択手段により選択された前記加工順位の
    高い第1のワークの取り付け可能な前記パレットに取り
    付けることができない前記高い加工順位に続く第2のワ
    ークよりも、加工順位が更に低い前記パレットに同時に
    取り付けることが可能な第3のワークを前記パレット情
    報保持手段から選出し、更に該選出した第3のワークに
    ついて加工個数に達しているかを順位個数情報保持手段
    に保持されている加工個数情報を基に判断して加工個数
    に達していない第3ワークのみを抽出するワーク抽出手
    段と、前記ローディングステーションにてワーク取り付け作業
    を行う作業者が目視できるように、前記第1のワークと
    該ワーク抽出手段により抽出された第3のワークを表
    示するワーク表示手段とからなることを特徴とする数値
    制御工作機械群の制御装置。
JP06625793A 1993-03-01 1993-03-01 数値制御工作機械群の制御装置 Expired - Fee Related JP3216024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06625793A JP3216024B2 (ja) 1993-03-01 1993-03-01 数値制御工作機械群の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06625793A JP3216024B2 (ja) 1993-03-01 1993-03-01 数値制御工作機械群の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06254752A JPH06254752A (ja) 1994-09-13
JP3216024B2 true JP3216024B2 (ja) 2001-10-09

Family

ID=13310635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06625793A Expired - Fee Related JP3216024B2 (ja) 1993-03-01 1993-03-01 数値制御工作機械群の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3216024B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003050611A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Seibu Electric & Mach Co Ltd 自動工作機械における加工スケジュール制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06254752A (ja) 1994-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1426842B1 (en) Production cell comprising an information processing device for commanding work tasks
CN103998179A (zh) 用于运行生产设备的方法
JP3125905B2 (ja) 数値制御工作機械群の制御装置
JP3216024B2 (ja) 数値制御工作機械群の制御装置
JP3216025B2 (ja) 数値制御工作機械群の制御装置
WO2020003588A1 (ja) ピッキング支援システムおよび支援方法
JP3293209B2 (ja) 数値制御工作機械群の制御装置
JPS58109256A (ja) 自動加工工程におけるワークのプリセットシステム装置
JPH08225118A (ja) 部品自動倉庫システム
JP2886289B2 (ja) Fmsのワーク投入・回収方式
JP3832682B2 (ja) レーザ加工設備
JP5168539B2 (ja) 生産ラインのワーク搬送条件設定装置
JPS62255320A (ja) ロボツトによる物品のパレタイジングシステム
JPH0351550B2 (ja)
JPS6246302A (ja) Crtを用いたデ−タ設定方法
JP2821164B2 (ja) 搬送制御装置
JP3748128B2 (ja) 生産設備におけるパレット運行制御方法および装置
JP2003050611A (ja) 自動工作機械における加工スケジュール制御装置
JPS6254657A (ja) 物流制御方法
KR100252923B1 (ko) 자동 이·적재 패턴 생성 방법
JPH02112836A (ja) ワーク搬入出装置における運転管理装置
JPH08252739A (ja) パレット受渡制御方法
KR940008588B1 (ko) 굴삭기 자동 용접 장치의 제어방법
JPH0440145B2 (ja)
JPH02100863A (ja) 工作機械設備

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees