JP2886289B2 - Fmsのワーク投入・回収方式 - Google Patents

Fmsのワーク投入・回収方式

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は数値制御工作機械システムの制御方式,特に
FMSにおけるワークの投入・回収の制御方式に関する。
[従来の技術] 数値制御工作機械、ワーク搬送装置、ハンドリングス
テーション、及びそれらを統括管理する数値制御装置か
ら構成される従来のFMSにおいては、数値制御装置に入
力された加工順序、部品番号、加工個数、及び優先番号
のデータからなる生産計画データにしたがって数値制御
工作機械システムを制御している。
この生産計画データにもとずいてワークの投入を行な
う際には、必要なデータをハンドリングステーションの
CRTに表示し、作業者がこれから実行する作業をその中
から選択することによって、ワークの投入作業を実施し
ていた。また、一方加工が完成した完成品についてもハ
ンドリングステーションのCRTに表示するようにし、回
収したいワークを作業者が選択することによって、ワー
クの回収作業を行っている。
第2図は従来のFMSにおけるワークの投入・回収制御
方式を説明するための従来の数値制御装置の機能ブロッ
ク図である。
第2図において、従来の数値制御装置の機能ブロック
は、生産計画データ投入部10と、投入作業指示データ作
成部11と、回収作業指示データ作成部12と、作業指示デ
ータソート部13と、可能作業判定部14と、可能作業表示
部15と、作業者作業選択部16とから構成されている。
生産データ投入部10により数値制御装置に入力された
生産計画データは、ハンドリングステーションのCRTに
表示するため、投入作業指示データ作成部11により投入
作業指示データに変換される。また、一方加工が完了し
たワークに付いては、段取交換品と完成品に分類され、
ハンドリングステーションのCRTに表示するため、回収
作業指示データ作成部12により回収作業指示データに変
換される。
次に、投入作業指示データと回収作業指示データを入
力として、作業指示データソート部13が各データの優先
順位をチェックし、優先番号の大きいものの順に並び替
える。優先番号の同じものは生産計画データの投入順に
並び替えられる。作業指示データソート部13により優先
順に並び替えられた作業指示データは、そのワークに必
要な治具及びパレットが準備されているかどうかを可能
作業判定部14により判定され、準備されていないワーク
の作業指示データはここで除外される。
このようにして抽出された作業可能な投入作業指示デ
ータと回収作業指示データが、ハンドリングステーショ
ンのCRTに、可能作業表示部15により表示される。このC
RTの表示を見ながら作業者は次に行うべき作業を、作業
者作業選択部16を介して選択する。
従って、生産計画に従って投入されたワークがすべて
投入作業可能な状態にある場合、作業者は生産計画順で
なくとも任意の順番でワーク投入が可能となっていた。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来のFMSのワーク投入・回収方式では、作
業者がハンドリングステーションのCRTを見ながら作業
を選択することができるため、作業者の判断により数値
制御工作機械システムへのワーク投入順序を変更するこ
とが可能であった。従って、生産計画の変更に対して
は、迅速に対応できると言う特徴をもっているが、他方
作業者の判断ではなく生産計画の順序どうりに数値制御
工作機械システムへのワーク投入をおこないたい場合、
従来の方式では作業者の判断に依存しているため時間が
かかると共に誤りが混入するなどの問題があった。
また、上記の通り、ハンドリングステーションでの作
業は出来る限り自動化し、シンプルにしたいという要求
がある一方、生産計画の変更や特急品にたいする対応も
迅速、容易にしたいと言う要求もあった。
本発明は上記のような事情に対応するためになされた
もので,本発明の目的は、ハンドリングステーションで
の作業者の負担を軽減し、かつ生産計画の変更や特急品
に対する対応も容易にすることを可能としたFMSのワー
ク投入・回収方式を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために,本発明に係るFMSのワー
ク投入・回収方式は、複数の数値制御工作機械と、ワー
ク搬送装置と、ハンドリングステーションと、それらを
統括管理する数値制御装置とから構成されるFMSにおい
て、前記数値制御装置はワークの投入作業に先だって段
取交換が必要なパレットがあるか否かを判定する段取交
換判定部と、生産計画にしたがってワークの投入作業が
可能か否か判定する投入作業判定部と、完成品の回収作
業が可能か否か判定する回収作業判定部と、前記各判定
部によって決定された作業に必要なパレットを自動搬送
するとともにその作業を前記ハンドリングステーション
のCRTに表示して作業者に指示する作業実行部とを具備
し、前記数値制御装置は実行すべき作業を自動判定し、
その判定に基づいて必要なパレットをハンドリングステ
ーションに自動搬送し、作業者にその作業内容を指示す
ることを特徴とする。
また、自動判定された実行すべき作業が、治具取り付
け方法または治具自体を交換する段取交換作業の場合、
段取交換作業をワーク投入・回収作業に優先して実行す
るようにしたことを特徴とする。
また、自動判定された実行すべき作業が、ワーク回収
の場合、ワーク回収後の治具をそのまま使用してワーク
投入が可能か否かを判定することを特徴とする。また、
生産計画データにワーク投入順序を示す優先番号を指定
することにより、パレット単位でワーク投入順序を変更
可能にするようにしたことを特徴とする。
[作用] したがって、本発明のFMSのワーク投入・回収方式に
よれば、作業者が判断することなく状況に応じて必要な
ワークを自動的に決定し、作業者の判定ミスをなくし、
数値制御工作機械システムの効率的な稼働を確実に行う
ことが出来る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図について説明する。第1
図は本発明の一実施例のFMSのワーク投入・回収方式を
説明するための数値制御装置の機能ブロック図である。
第1図において本発明の数値制御装置の機能構成は、
生産計画データ投入部10と、投入作業指示データ作成部
11と、回収作業指示データ作成部12と、作業指示データ
ソート部13と、段取交換判定部17と、投入作業判定部18
と、回収作業判定部19と、作業実行部20とから構成され
ている。
上記の通り構成される本発明の数値制御装置の機能部
分は以下のように動作する。
生産計画データ投入部10により数値制御装置に入力さ
れた生産計画データは、ハンドリングステーションのCR
Tに表示するため、投入作業指示データ作成部11により
投入作業指示データに変換される。また、一方加工が完
了したワークに付いては、段取交換品と完成品に分類さ
れ、ハンドリングステーションのCRTに表示するため、
回収作業指示データ作成部12により回収作業指示データ
に変換される。
次に、投入作業指示データと回収作業指示データを入
力として、作業指示データソート部13が各データの優先
順位をチェックし、優先番号の大きいものの順に各デー
タを並び替える。優先番号の同じものは生産計画データ
の投入順に並び替えられる。優先順に並び替えられた投
入作業指示データと回収作業指示データは、段取交換判
定部17、投入作業判定部18、回収作業判定部19において
順に処理され、作業実行部20は決定された作業をハンド
リングステーションのCRTに表示するとともに、当該作
業に必要なパレットを自動搬送する。
以上の処理を、第11図に示す本発明の一実施例を示す
数値制御工作機械システムの外観図と、第3図〜第6図
に示すフローチャートとを用いて、第7図に示す生産計
画データを本発明の数値制御工作機械システムに投入し
た場合を例にして、さらに詳細に説明する。
第11図に示す本発明の数値制御工作機械システムは、
自動倉庫21と、スタッカークレーン22と、ハンドリング
ステーション23と、ハンドリングステーションCRT24
と、APC25と、機械26と、数値制御装置27とから構成さ
れている。
また、第3図は第1図に示す本発明のFMSのワーク投
入・回収方式を説明するための数値制御装置の機能ブロ
ックの内、段取交換判定部17と、投入作業判定部18と、
回収作業判定部19の処理の流れを示すフローチャートで
あり、第4図は第3図の段取交換作業判定(ステップ3
1)の処理内容を示すフローチャートであり、第5図は
第3図の投入作業判定(ステップ33)の処理内容を示す
フローチャートであり、第6図は第3図の回収作業判定
(ステップ35)の処理内容を示すフローチャートであ
る。
まず、第11図に示す数値制御装置27に入力された、第
7図に示す生産計画データPART-A、PART-B、PART-Cは数
値制御装置27の投入作業指示データ作成部11で、第8図
に示すような投入作業指示データに変換される。ここで
生産計画データに指示された優先番号はすべて同一
(0)であるため、作業指示データソート部13において
ソートされた投入作業指示データは生産計画データの投
入順に作成されている(PART-A、PART-B、PART-Cの
順)。
上記の通り作成された投入作業指示データは、段取交
換判定部17、投入作業判定部18、回収作業判定部19の順
に処理されるが、その処理内容を第3図に示す。
まず、段取交換判定部17で段取交換品があるかどうか
判定される(ステップ31)。
段取交換判定部17での段取交換判定の処理内容を第4
図に示すフローチャートを用いて説明すると、 まず、段取交換品があるかどうかチェックされる(ス
テップ41)。もし、無ければ処理を終わり、ある場合
は、第11図に示す自動倉庫21に該当パレットがあるかど
うかチェックされる(ステップ42)。
もし、自動倉庫22に無ければ処理を終わり、ある場合
は、他のハンドリングステーションで既に作業決定され
ているかどうかチェックされる(ステップ43)。他のハ
ンドリングステーションで作業決定されていれば、上記
の処理を繰り返す。
他のハンドリングステーションで作業決定されていな
ければ段取交換作業が必要・実行可能と判断する(ステ
ップ44)。
従って、段取交換判定処理(ステップ31)後、段取交
換があるかどうかをチェックすると(ステップ32)、第
8図に示すとおり回収作業指示データはまだないため、
段取交換は必要ないことがわかる。
次に、投入作業が可能かどうか判定される(ステップ
33)。投入作業は、投入作業指示データの中で最も優先
度が高いものに対して、作業可能か否かを判定される。
投入作業判定部18での投入作業判定の処理内容を第5
図に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、投入作業指示データがあるかどうかチェックさ
れる(ステップ51)。もし、無ければ処理を終わり、あ
る場合は、その加工個数が1以上かどうかチェックされ
る(ステップ52)。もし、1以上でなければ処理を終わ
り、1以上の場合は、同じ投入作業指示データが他のハ
ンドリングステーションで既に作業決定されているかど
うかチェックされる(ステップ53)。
他のハンドリングステーションで作業決定されていれ
ば加工個数を−1して処理を終わり、他のハンドリング
ステーションで作業決定されていなければ、同一治具の
完成品パレットが自動倉庫22にあるかどうかがチェック
される(ステップ54)。もし、あれば投入作業指示デー
タで指示されたワークはその完成品を回収後、同じ治具
を使用して投入作業を行なう回収・投入作業と判断する
(ステップ55)。もし、なければ、同一治具の治具パレ
ットが自動倉庫22にあるかどうかがチェックされる(ス
テップ56)。
同一治具の治具パレットが自動倉庫22に無ければ、処
理を終わり、あれば当該作業指示データの投入作業が決
定される(ステップ57)。
前述の通り、投入作業判定においては、投入作業は投
入作業指示データのなかで最も優先度が高いものに対し
て作業可能か否か判定される。従って、第8図に示す通
り、投入作業指示データの最優先投入作業指示データは
PART-Aであり、かつ、PART-Aの加工個数は2であるた
め、同じ投入作業指示データが他のハンドリングステー
ションで既に作業決定されているかどうかチェックされ
る(ステップ53)。本例においては、PART-Aが最初の作
業であるため、既に決定されていることはないので、次
に、投入作業に使用するパレットを判定する。
投入作業には、治具付きパレットあるいは同じ治具を
使用している完成品パレットを使用するが、まず、PART
-Aの投入作業に使用する治具JIG1と同じ治具を使用して
いる完成品パレットが自動倉庫21内にあるかどうかがチ
ェックされる(ステップ54)。完成品パレットはまだな
いため、同一治具の治具パレットが自動倉庫22にあるか
どうかがチェックされ(ステップ56)、同一治具の治具
パレットは自動倉庫21にあるので、PART-Aの投入作業を
まず最初に実行することが決定される(ステップ57)。
従って、投入作業判定処理(ステップ33)後、投入作
業が決定されたかどうかを判定すると(ステップ34)、
PART-Aの投入作業実行が決定されているので、作業実行
部20は該当する治具付きパレットをスタッカークレーン
22によりハンドリングステーション23に搬送するよう指
示し、また、PART-Aの投入作業指示がハンドリングステ
ーションCRT24に表示されるように制御する。
作業者は、ハンドリングステーションCRT24の指示に
従い、PART-Aの素材をハンドリングステーションのパレ
ットにセットした後、セットが完了したことを数値制御
装置27に通知する。数値制御装置27の作業実行部20は、
ハンドリングステーション23のパレットを、スタッカー
クレーン22によりハンドリングステーション23から自動
倉庫21または機械26に搬送する。
同様にして、次に、PART-Bの投入作業を処理するため
に投入作業指示が出されるはずであるが、第8図に示す
ようにPART-BはPART-Aと同じ治具JIG1を使用するため、
前記同様の処理を行なうと、第5図に示すステップ56で
治具パレットが見つからず、PART-Bの投入作業指示は出
されないで、治具待の状態になる。
なお、PART-Cは、PART-Bの投入作業が完了しないため
投入作業指示は出されない。
前述の通り、スタッカークレーン22によりハンドリン
グステーション23から機械26に搬送されたPART-Aのワー
クは、機械26で1工程目が加工され、加工が完了すると
段取交換をするために一旦完成品となり、回収作業指示
データ作成部12により回収作業指示データが作成され
る。これを第9図に示す。
第9図において、工程=−1は、1工程目が完了した
後、段取交換作業が発生したための回収指示であること
を示している。段取交換作業は、第3図ステップ31に示
すように投入作業や回収作業よりも優先して判定される
ため、自動倉庫21内に該当パレットがあれば、ステップ
43の判定がなされる。ステップ43では、前述の第5図の
ステップ53と同様に他のハンドリングステーション23で
既に該当パレットが作業決定されているか否か判定さ
れ、加工個数があれば段取交換の作業決定がされる(ス
テップ44)。
従って、PART-Aの1工程目が完了したワークは、スタ
ッカークレーン22によりハンドリングステーション23に
搬送され、同時に、ハンドリングステーションCRT24に
段取交換の作業指示が出される。これらの制御は作業実
行部20により行われる。作業者はハンドリングステーシ
ョンCRT24の表示にしたがい段取交換を行い、段取交換
の完了を数値制御装置27に通知することにより、数値制
御装置27はPART-Aのワークの2工程目の準備が完了した
ことを認識する。
段取交換が完了すると、PART-Aのワークはスタッカー
クレーン22によりハンドリングステーション23から、機
械26または自動倉庫21に搬送され、2工程目の加工がな
され、加工が完了すると完成品として、回収作業指示デ
ータ作成部12により回収作業指示データが作成される。
ここでPART-Bは、治具待の状態であり、かつPART-Aと
同じ治具JIG1を使用するためステップ54の条件が満足さ
れ、PART-Aの完成品の回収指示及びその治具を利用した
PART-Bの投入指示がハンドリングステーションCRT24に
出される。
PART-Aの2工程目の完成品がスタッカークレーン22に
よりハンドリングステーション23に搬送され、作業者は
PART-Aの完成品をはずし、PART-Bの素材をセットする。
この時、治具は同じものを使用するためパレットからは
ずす必要はない。PART-Bのワークのセットが完了する
と、そのパレットは機械26または自動倉庫21に搬送され
る。
これでPART-Bのワークの投入作業が完了したため、次
に、PART-Cのワークの投入作業がだされるが、PART-Cで
使用する治具は1個しかないため、PART-Cは、1個目の
設定が完了した時点で治具待ちの状態になってしまう。
この様に段取交換もなく、完成品を回収しての治具を利
用して投入作業を行なうワーク回収・投入作業もなく、
治具パレットを使用した投入作業もない場合に、はじめ
て第3図に示すように完成品の回収作業が可能かどうか
判定される(ステップ35)。
回収作業作業判定部19での回収作業判定の処理内容を
第6図に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、回収作業指示データがあるかどうかチェックさ
れる(ステップ61)。もし、無ければ処理を終わり、あ
る場合は、その回収個数が1以上かどうかチェックされ
る(ステップ62)。もし、1以上でなければ上記処理が
繰り返される。
1以上の場合は、該当部品の完成品パレットが自動倉
庫21にあるかどうかがチェックされる(ステップ63)。
もし、なければ上記処理が繰り返される。該当部品の完
成品パレットが自動倉庫22にあれば同じ回収作業指示デ
ータが他のハンドリングステーションで既に作業決定さ
れているかどうかチェックされる(ステップ64)。
他のハンドリングステーションで作業決定されていれ
ば上記処理が繰り返される。作業決定されていなけれ
ば、回収作業と判断する(ステップ65)。
上記の通り、回収作業指示データに完成品の回収デー
タがあり(ステップ61、62)、該当する完成品パレット
が自動倉庫21内にあり(ステップ63)、他のハンドリン
グステーション23で既に作業決定されていなければ、そ
の加工個数をチェックし、加工個数がまだあれば完成品
の回収作業が決定される(ステップ65)。
このようにして、数値制御工作機械システム内での仕
掛り品を最優先に再投入し、新規の作業はできるだけ完
成品の回収と同時に行われるようにし、それ以外の時に
完成品の回収作業を行うようにすることにより数値制御
工作機械システムの稼働を効率よく行うことが出来る。
また、段取交換、ワーク投入、ワーク回収の判定は数値
制御工作機械システムの運用により変更することも容易
に可能である。
次に、生産計画データの変更または特急品にたいする
対応について説明する。いま、PART-Cが治具待で投入作
業が中断してしまっている。PART-Cは1個目の投入作業
が完了しないと2個目の投入作業が行えない状態になっ
ているが、ここでPART-DをPART-Cより優先して加工した
い場合がでてくる。この様な場合、生産計画にPART-Dを
優先番号=1にして生産計画データ投入部10より生産計
画データを追加することにより、投入作業指示データ作
成部11が第10図に示す投入作業指示データを作成し、投
入作業指示データは優先番号の大きいものの順番に並び
替えられてから処理されるため、投入作業の判定はPART
-Dにたいして行われることになり、前記要求を満足する
ことが出来る。
また、PART-Dは、治具としてJIG3を使用するため自動
倉庫21内の治具パレットを使用した投入作業が決定され
る(ステップ56)。このように、作業決定は、パレット
1枚単位で毎回行われるため、生産計画データの変更及
び特急品に対しても容易に対応可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のFMSのワーク投入・回
収方式によれば、作業者の判断ミスもなく、生産計画に
投入した順序どうりに効率よくワークの投入回収が行
え、かつ生産計画の変更や特急品に対して柔軟に対応す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるFMSの作業投入・回収
方式を示す数値制御装置の機能ブロック図、 第2図は従来のFMSの作業投入・回収方式を示す数値制
御装置の機能ブロック図、 第3図は第1図の数値制御装置における処理内容を示す
ためのフローチャート図、 第4図は第3図の段取交換判定における処理内容を示す
ためのフローチャート図、 第5図は第3図の投入作業判定における処理内容を示す
ためのフローチャート図、 第6図は第3図の回収作業判定における処理内容を示す
ためのフローチャート図、 第7、8、9、及び10図は第3図の処理内容を具体的に
示すためのCRT画面を例示する図、 第11図は本発明の一実施例の数値制御工作機械システム
の外観図である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 10……生産計画データ投入部 11……投入作業指示データ作成部 12……回収作業指示データ作成部 13……作業指示データソート部 14……可能作業判定部 15……可能作業表示部 16……作業者作業選択部 17……段取交換判定部 18……投入作業判定部 19……回収作業判定部 20……作業実行部 21……自動倉庫 22……スタッカークレーン 23……ハンドリングステーション 24……ハンドリングステーションCRT 25……APC

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の数値制御工作機械と、ワーク搬送装
    置と、ハンドリングステーションと、それらを統括管理
    する数値制御装置とから構成されるFMS(フレキシブル
    マニュファクチャリングシステム)において、 前記数値制御装置はワークの投入作業に先だって段取交
    換が必要なパレットがあるか否かを判定する段取交換判
    定部と、生産計画にしたがってワークの投入作業が可能
    であるか否か判定する投入作業判定部と、完成品の回収
    作業が可能か否か判定する回収作業判定部と、前記各判
    定部によって決定された作業に必要なパレットを自動搬
    送するとともにその作業を前記ハンドリングステーショ
    ンのCRTに表示して作業者に指示する作業実行部とを具
    備し、前記数値制御装置は実行すべき作業を自動判定
    し、その判定に基づいて必要なパレットをハンドリング
    ステーションに自動搬送し、作業者にその作業内容を指
    示することを特徴とするFMSのワーク投入・回収方式。
  2. 【請求項2】自動判定された実行すべき作業が、治具取
    り付け方法または治具自体を交換する段取交換作業の場
    合、段取交換作業をワーク投入・回収作業に優先して実
    行するようにした請求項(1)に記載したFMSのワーク
    投入・回収方式。
  3. 【請求項3】自動判定された実行すべき作業が、ワーク
    回収の場合、ワーク回収後の治具をそのまま使用してワ
    ーク投入が可能か否かを判定するようにした請求項
    (1)に記載したFMSのワーク投入・回収方式。
  4. 【請求項4】生産計画データにワーク投入順序を示す優
    先番号を指定することにより、パレット単位でワーク投
    入順序を変更可能にするようにした請求項(1)に記載
    したFMSのワーク投入・回収方式。
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