JP2823991B2 - コンピュータ運用自動化装置 - Google Patents
コンピュータ運用自動化装置Info
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- JP2823991B2 JP2823991B2 JP4159982A JP15998292A JP2823991B2 JP 2823991 B2 JP2823991 B2 JP 2823991B2 JP 4159982 A JP4159982 A JP 4159982A JP 15998292 A JP15998292 A JP 15998292A JP 2823991 B2 JP2823991 B2 JP 2823991B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの運用自
動化装置、より詳細にはジョブ制御文によってジョブの
実行と制御が行われる汎用コンピュータの運用自動化装
置に関する。
動化装置、より詳細にはジョブ制御文によってジョブの
実行と制御が行われる汎用コンピュータの運用自動化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・システムにおいて、一定
の作業を行う処理単位であるジョブを実行する場合、ジ
ョブ制御言語(JCL)によってジョブの定義と制御と
を指定するジョブ制御文を作成し、ジョブ制御文をジョ
ブ入力装置からオペレーティング・システムのジョブ管
理プログラムに読み取らせ、ジョブ管理プログラムが該
ジョブの実行を制御・監視することになる。
の作業を行う処理単位であるジョブを実行する場合、ジ
ョブ制御言語(JCL)によってジョブの定義と制御と
を指定するジョブ制御文を作成し、ジョブ制御文をジョ
ブ入力装置からオペレーティング・システムのジョブ管
理プログラムに読み取らせ、ジョブ管理プログラムが該
ジョブの実行を制御・監視することになる。
【0003】図1に示したように、ジョブ管理プログラ
ムの入力読み取り解釈プログラムはジョブ待ち行列から
JCLを読み取り解釈し、ジョブ・ステップの開始・実
行に必要な制御テーブルを設定し、次に開始プログラム
は、各ジョブ・ステップが必要とする入出力装置の割付
や記憶装置の領域確保などのジョブの起動準備を行い、
ついで該ジョブの各ジョブ・ステップに制御を移す。そ
して、ジョブの実行終了後に終止プログラムは、該ジョ
ブに対して割付られた入出力装置と記憶領域の解放を行
いジョブの終了設定を行う。
ムの入力読み取り解釈プログラムはジョブ待ち行列から
JCLを読み取り解釈し、ジョブ・ステップの開始・実
行に必要な制御テーブルを設定し、次に開始プログラム
は、各ジョブ・ステップが必要とする入出力装置の割付
や記憶装置の領域確保などのジョブの起動準備を行い、
ついで該ジョブの各ジョブ・ステップに制御を移す。そ
して、ジョブの実行終了後に終止プログラムは、該ジョ
ブに対して割付られた入出力装置と記憶領域の解放を行
いジョブの終了設定を行う。
【0004】一つのジョブは、1または複数個のジョブ
・ステップから構成することができる。JCLの制御文
には、例えば、ジョブの定義を行うJOBステートメン
ト、実行すべきジョブ・ステップを指示する実行ステー
トメント、ジョブ・ステップで用いられる磁気テープ・
ボリュームなどのデータ・セットを指定するデータ定義
ステートメント、システム操作卓に指令を表示するため
の指令ステートメント、ジョブの流れで必要な入力デー
タを指定する区切りステートメント、入力ジョブの終わ
りを示す終了ステートメント、ジョブの実行状態の修正
やジョブの運用管理向けの各種の命令などが設けられて
いる。
・ステップから構成することができる。JCLの制御文
には、例えば、ジョブの定義を行うJOBステートメン
ト、実行すべきジョブ・ステップを指示する実行ステー
トメント、ジョブ・ステップで用いられる磁気テープ・
ボリュームなどのデータ・セットを指定するデータ定義
ステートメント、システム操作卓に指令を表示するため
の指令ステートメント、ジョブの流れで必要な入力デー
タを指定する区切りステートメント、入力ジョブの終わ
りを示す終了ステートメント、ジョブの実行状態の修正
やジョブの運用管理向けの各種の命令などが設けられて
いる。
【0005】またJCLにはオペレーティング・システ
ムにあらかじめ設けられているパラメータ以外に定義自
在なユーザ・パラメータが使用できるマクロ機能が実装
されているものがある。
ムにあらかじめ設けられているパラメータ以外に定義自
在なユーザ・パラメータが使用できるマクロ機能が実装
されているものがある。
【0006】わずかのパラメータの相違があるだけで定
型的に使用される一連のジョブ・ステップの場合、あら
かじめジョブ制御文をジョブ制御マクロライブラリに登
録しておき、ジョブの起動は、ライブラリ中のマクロ名
とパラメータを指定したマクロ呼出し文の入力によって
行うという手法が通常採られている。
型的に使用される一連のジョブ・ステップの場合、あら
かじめジョブ制御文をジョブ制御マクロライブラリに登
録しておき、ジョブの起動は、ライブラリ中のマクロ名
とパラメータを指定したマクロ呼出し文の入力によって
行うという手法が通常採られている。
【0007】コンピュータ・システムの運用に当たり、
コンピュータの遊休時間を減らすために、業務処理単位
を形成する複数個のジョブのそれぞれのジョブ制御文を
連続的に並べたジョブ・ストリームがジョブ管理プログ
ラムによってジョブ入力装置から順次的または優先的に
読み取られ、連続した処理が行われるというバッチ処理
が利用されている。
コンピュータの遊休時間を減らすために、業務処理単位
を形成する複数個のジョブのそれぞれのジョブ制御文を
連続的に並べたジョブ・ストリームがジョブ管理プログ
ラムによってジョブ入力装置から順次的または優先的に
読み取られ、連続した処理が行われるというバッチ処理
が利用されている。
【0008】しかしながら、従来のバッチ業務処理の運
用では、ジョブ制御文の順序の変更やパラメータの調整
といった運用設定作業は、オペレータによって運用段階
で行われ、さらにバッチ処理の起動もオペレータがシス
テム操作卓から起動用コマンドを入力するなど専ら人手
によって行われていた。定型的な業務処理とされる給与
計算業務を例にとっても、年間の各月毎の休日の扱い及
び締め日等が全く同一ということはなく、オペレータは
業務処理の運用計画指示書に従ってジョブ制御文の選定
やパラメータ等の修正を行った後に業務処理バッチを実
行することになる。
用では、ジョブ制御文の順序の変更やパラメータの調整
といった運用設定作業は、オペレータによって運用段階
で行われ、さらにバッチ処理の起動もオペレータがシス
テム操作卓から起動用コマンドを入力するなど専ら人手
によって行われていた。定型的な業務処理とされる給与
計算業務を例にとっても、年間の各月毎の休日の扱い及
び締め日等が全く同一ということはなく、オペレータは
業務処理の運用計画指示書に従ってジョブ制御文の選定
やパラメータ等の修正を行った後に業務処理バッチを実
行することになる。
【0009】複数個のジョブをジョブ単位に連続的にス
ケジュール実行するジョブ・スケジューラはオペレーテ
ィング・システムに基本システムとして実装されている
が、業務処理の単位とされた1または複数個のジョブの
集合体であるネットについてネット単位に年間を通じて
自動的かつ連続的にスケジュールを実行するというスケ
ジューラは実装されていない。また、処理日の処理内容
の変化に対応してジョブ制御文を自動的に変更または調
節してジョブを実行するというスケジューラも実装され
ていず、したがって自動運用を図るためには個々の変更
に対応したジョブ制御文をあらかじめ用意しておくこと
が必要とされていた。さらにジョブの立案計画から運用
までの一貫した運用操作の自動化も実装されていない。
ケジュール実行するジョブ・スケジューラはオペレーテ
ィング・システムに基本システムとして実装されている
が、業務処理の単位とされた1または複数個のジョブの
集合体であるネットについてネット単位に年間を通じて
自動的かつ連続的にスケジュールを実行するというスケ
ジューラは実装されていない。また、処理日の処理内容
の変化に対応してジョブ制御文を自動的に変更または調
節してジョブを実行するというスケジューラも実装され
ていず、したがって自動運用を図るためには個々の変更
に対応したジョブ制御文をあらかじめ用意しておくこと
が必要とされていた。さらにジョブの立案計画から運用
までの一貫した運用操作の自動化も実装されていない。
【0010】近時、コンピュータ運用業務において一日
に処理実行されるジョブの本数は膨大な数に達してお
り、また、例えば、個々のジョブが他の複数のジョブと
一定の協調関係を保って業務処理を完遂するというよう
に業務処理の内容も複雑化している。このようなコンピ
ュータの運用業務の増大、多様化および複雑化に伴い、
業務ジョブをコンピュータ上で実行するために必要とさ
れる運用設定作業自体も長時間化、複雑化及び高度化の
一途を辿っている。このため、バッチ処理の運用と制御
を全く人手に頼る限り、コンピュータの遊休時間は短縮
されないばかりか、設定作業における人為ミスの発生の
危険性も増大し、コンピュータ運用の効率化、生産性の
向上および安全性の確保の達成は極めて困難となってい
る。
に処理実行されるジョブの本数は膨大な数に達してお
り、また、例えば、個々のジョブが他の複数のジョブと
一定の協調関係を保って業務処理を完遂するというよう
に業務処理の内容も複雑化している。このようなコンピ
ュータの運用業務の増大、多様化および複雑化に伴い、
業務ジョブをコンピュータ上で実行するために必要とさ
れる運用設定作業自体も長時間化、複雑化及び高度化の
一途を辿っている。このため、バッチ処理の運用と制御
を全く人手に頼る限り、コンピュータの遊休時間は短縮
されないばかりか、設定作業における人為ミスの発生の
危険性も増大し、コンピュータ運用の効率化、生産性の
向上および安全性の確保の達成は極めて困難となってい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、前記問題点を解決して、オペレーティング・シ
ステムに実装されている従来のジョブ管理プログラムを
利用しながら、ジョブの起動とその実行順序のスケジュ
ーリングをネットを単位として年間を通じて自動的かつ
連続的に行うコンピュータ運用自動化装置を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、ジョブの実行計画と調
整、ジョブの運用、および運用関連文書とが統合的に管
理されるコンピュータ運用自動化装置を提供することに
ある。
目的は、前記問題点を解決して、オペレーティング・シ
ステムに実装されている従来のジョブ管理プログラムを
利用しながら、ジョブの起動とその実行順序のスケジュ
ーリングをネットを単位として年間を通じて自動的かつ
連続的に行うコンピュータ運用自動化装置を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、ジョブの実行計画と調
整、ジョブの運用、および運用関連文書とが統合的に管
理されるコンピュータ運用自動化装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明はジョブの起動とその実行順序とを制御して
コンピュータを連続的かつ自動的に運転するためのコン
ピュータ運用自動化装置を提供するものであって、少な
くとも、処理装置10と、メモリ12と、一定時間毎に
前記処理装置10に割込みを要求する実時間クロック装
置14と、ジョブの状態レジスタ16と、ジョブの起動
要求をオペレーティング・システムに通知するための先
入れ先出しバッファ装置であるインターナル・リーダ1
8と、日時を記録するカレンダー20と、システム操作
卓22と、直接アクセス記憶装置24と、磁気テープ装
置26とから構成され、前記直接アクセス記憶装置24
が、少なくとも、ネットのスケジューリング条件が格納
されたスケジュールマスターと、処理当日のネットの起
動条件が格納されたデイリーファイルと、ネット内のジ
ョブの処理順序が格納されたネットマスターと、ネット
名、ジョブ名、ジョブの処理パターンに対応して該ジョ
ブ制御用のパラメータなどジョブ実行制御情報が格納さ
れたジョブマスターと、磁気テープの世代管理情報が格
納された世代マスターと、年間の処理休業日が登録され
た休日マスターと、前記休日マスターを基に業務種別毎
もしくは部署毎の処理休業日の相違に対応して作成され
たカレンダーファイルとを含み、前記処理装置10は、
ジョブをネット単位に自動スケジュールするネット・ス
ケジューラであって、少なくとも、実時間クロック装置
14の割り込みハンドラ30と、ホールド解除通知手段
32と、下記の第1から第5の段階から成るネット制御
手段を含んだネット・スケジューラを含んでいる。
め、本発明はジョブの起動とその実行順序とを制御して
コンピュータを連続的かつ自動的に運転するためのコン
ピュータ運用自動化装置を提供するものであって、少な
くとも、処理装置10と、メモリ12と、一定時間毎に
前記処理装置10に割込みを要求する実時間クロック装
置14と、ジョブの状態レジスタ16と、ジョブの起動
要求をオペレーティング・システムに通知するための先
入れ先出しバッファ装置であるインターナル・リーダ1
8と、日時を記録するカレンダー20と、システム操作
卓22と、直接アクセス記憶装置24と、磁気テープ装
置26とから構成され、前記直接アクセス記憶装置24
が、少なくとも、ネットのスケジューリング条件が格納
されたスケジュールマスターと、処理当日のネットの起
動条件が格納されたデイリーファイルと、ネット内のジ
ョブの処理順序が格納されたネットマスターと、ネット
名、ジョブ名、ジョブの処理パターンに対応して該ジョ
ブ制御用のパラメータなどジョブ実行制御情報が格納さ
れたジョブマスターと、磁気テープの世代管理情報が格
納された世代マスターと、年間の処理休業日が登録され
た休日マスターと、前記休日マスターを基に業務種別毎
もしくは部署毎の処理休業日の相違に対応して作成され
たカレンダーファイルとを含み、前記処理装置10は、
ジョブをネット単位に自動スケジュールするネット・ス
ケジューラであって、少なくとも、実時間クロック装置
14の割り込みハンドラ30と、ホールド解除通知手段
32と、下記の第1から第5の段階から成るネット制御
手段を含んだネット・スケジューラを含んでいる。
【0013】前記第1段階のネット制御手段40は、少
なくとも、(a) 前記割り込みハンドラ30によって
所定の時間間隔毎に起動され、現在時刻が起動指定時刻
と一致または超過し、かつ実行可能状態にあるネットを
起動するために次段のネット制御手段50を起動する要
求信号をインターナル・リーダ18に出力する時刻起動
手段42と、(b) ホールド解除通知手段32によっ
て起動され、起動条件がホールド解除でかつ実行可能状
態にあるネットを起動するために次段のネット制御手段
50を起動する要求信号をインターナル・リーダ18に
出力するホールド解除起動手段44とを含んでいる。
なくとも、(a) 前記割り込みハンドラ30によって
所定の時間間隔毎に起動され、現在時刻が起動指定時刻
と一致または超過し、かつ実行可能状態にあるネットを
起動するために次段のネット制御手段50を起動する要
求信号をインターナル・リーダ18に出力する時刻起動
手段42と、(b) ホールド解除通知手段32によっ
て起動され、起動条件がホールド解除でかつ実行可能状
態にあるネットを起動するために次段のネット制御手段
50を起動する要求信号をインターナル・リーダ18に
出力するホールド解除起動手段44とを含んでいる。
【0014】前記第2段階のネット制御手段50は、少
なくとも(a) ネット内のユーザ・ジョブが使用する
磁気テープの世代管理を行う世代索引手段52と、
(b) ネット内のユーザ・ジョブを起動するためのマ
クロ呼出し制御文が格納される前記直接アクセス記憶装
置24の所定の領域を初期化する手段54と、(c)
ネット内のユーザ・ジョブを起動するためのマクロ呼出
し制御文を自動的に作成した後、次段のネット制御手段
58を起動する要求信号をインターナル・リーダ18に
出力するJCL作成手段56と、を含んでいる。
なくとも(a) ネット内のユーザ・ジョブが使用する
磁気テープの世代管理を行う世代索引手段52と、
(b) ネット内のユーザ・ジョブを起動するためのマ
クロ呼出し制御文が格納される前記直接アクセス記憶装
置24の所定の領域を初期化する手段54と、(c)
ネット内のユーザ・ジョブを起動するためのマクロ呼出
し制御文を自動的に作成した後、次段のネット制御手段
58を起動する要求信号をインターナル・リーダ18に
出力するJCL作成手段56と、を含んでいる。
【0015】前記第3段階のネット制御手段58は、ネ
ット内の第1番目のユーザ・ジョブ実行手段62と、ジ
ョブの監視及びネットの終了判定を行う終了判定手段6
4と、ジョブの異常終了処理手段66とを起動する要求
信号をインターナル・リーダ18に出力する。
ット内の第1番目のユーザ・ジョブ実行手段62と、ジ
ョブの監視及びネットの終了判定を行う終了判定手段6
4と、ジョブの異常終了処理手段66とを起動する要求
信号をインターナル・リーダ18に出力する。
【0016】前記第4段階のネット制御手段60は、前
記ネット制御手段58または終了判定手段64によって
起動され、(a)ネット内のユーザ・ジョブ62と、
(b)ジョブの監視及びネットの終了判定を行う終了判
定手段64と、(c)ジョブの異常終了時に起動される
異常終了処理手段66と、を含み、前記終了判定手段6
4が、ネット内に後続ユーザ・ジョブがあるときに該後
続ユーザ・ジョブを起動するためのユーザ・ジョブ実行
手段62と、ネット終了判定手段64と、ジョブの異常
終了処理手段66とを起動する要求信号をインターナル
・リーダ18に出力し、ネットの処理が終了したときに
次段のネット制御手段68を起動するための要求信号を
インターナル・リーダ18に出力する。
記ネット制御手段58または終了判定手段64によって
起動され、(a)ネット内のユーザ・ジョブ62と、
(b)ジョブの監視及びネットの終了判定を行う終了判
定手段64と、(c)ジョブの異常終了時に起動される
異常終了処理手段66と、を含み、前記終了判定手段6
4が、ネット内に後続ユーザ・ジョブがあるときに該後
続ユーザ・ジョブを起動するためのユーザ・ジョブ実行
手段62と、ネット終了判定手段64と、ジョブの異常
終了処理手段66とを起動する要求信号をインターナル
・リーダ18に出力し、ネットの処理が終了したときに
次段のネット制御手段68を起動するための要求信号を
インターナル・リーダ18に出力する。
【0017】前記第5段階のネット制御手段68は、だ
だいま終了したネット内のユーザ・ジョブが使用した磁
気テープの世代を世代マスターについて更新し、起動条
件がただいま終了したネットでかつ実行可能状態にある
ネットを起動するために前記第2段階のネット制御手段
50を起動する要求信号をインターナル・リーダ18に
出力する。
だいま終了したネット内のユーザ・ジョブが使用した磁
気テープの世代を世代マスターについて更新し、起動条
件がただいま終了したネットでかつ実行可能状態にある
ネットを起動するために前記第2段階のネット制御手段
50を起動する要求信号をインターナル・リーダ18に
出力する。
【0018】さらに、本発明の前記処理装置10は、前
記ネット・スケジューラの前処理であって、(イ) 前
記スケジュールマスターと、前記ジョブマスターと、前
記世代マスターと、前記休日マスターと、前記カレンダ
ーファイルと、前記ネットマスターとを登録するための
登録システム100と、(ロ) ネットのスケジュール
を月単位で調整するためのスケジューリング・サブシス
テム102と、(ハ) ネットの実行前にユーザ・ジョ
ブのスケジュールとジョブ制御文との照合および調整を
行うためのセットアップ・サブシステム104と、を含
んだ前処理と、(ニ) 前記ネット・スケジューラを含
み、処理当日のネットの自動スケジュールを行うオペレ
ーティング・サブシステム106と、を含んでいる。
記ネット・スケジューラの前処理であって、(イ) 前
記スケジュールマスターと、前記ジョブマスターと、前
記世代マスターと、前記休日マスターと、前記カレンダ
ーファイルと、前記ネットマスターとを登録するための
登録システム100と、(ロ) ネットのスケジュール
を月単位で調整するためのスケジューリング・サブシス
テム102と、(ハ) ネットの実行前にユーザ・ジョ
ブのスケジュールとジョブ制御文との照合および調整を
行うためのセットアップ・サブシステム104と、を含
んだ前処理と、(ニ) 前記ネット・スケジューラを含
み、処理当日のネットの自動スケジュールを行うオペレ
ーティング・サブシステム106と、を含んでいる。
【0019】
【作用】本発明のコンピュータ運用自動化装置の作用に
ついて以下に詳説する。
ついて以下に詳説する。
【0020】(1) ネットの定義 本発明のコンピュータ運用自動化装置は、ジョブの起動
とその実行順序の制御をネットを単位として行ってい
る。ネットとはある業務処理の全体または部分を構成す
る1または複数個のジョブを含み、処理の順序に従って
ジョブをフロー化したものをいう。図2には、ネット内
のジョブの構成の一例が示されている。
とその実行順序の制御をネットを単位として行ってい
る。ネットとはある業務処理の全体または部分を構成す
る1または複数個のジョブを含み、処理の順序に従って
ジョブをフロー化したものをいう。図2には、ネット内
のジョブの構成の一例が示されている。
【0021】すなわち、図2のネットAでは処理フロー
は上から下に流れ、ジョブaが最初に起動され、ジョブ
a終了後に、ジョブaに続いて相互に並列に配置された
三つのジョブb,c,dがオペレーティング・システム
の多重ジョブ処理機能により複数個同時に並行的に実行
され、ジョブeはジョブbおよびジョブcが共に終了後
に、ジョブfはジョブdが終了後に起動され、ジョブe
とfの終了後にジョブgが起動される。
は上から下に流れ、ジョブaが最初に起動され、ジョブ
a終了後に、ジョブaに続いて相互に並列に配置された
三つのジョブb,c,dがオペレーティング・システム
の多重ジョブ処理機能により複数個同時に並行的に実行
され、ジョブeはジョブbおよびジョブcが共に終了後
に、ジョブfはジョブdが終了後に起動され、ジョブe
とfの終了後にジョブgが起動される。
【0022】(2) ネット・スケジューラの起動 次に、ネット単位にジョブのスケジュールを行うネット
・スケジューラを図3から図8に従って詳説する。実時
間クロック装置14は、一定の時間間隔毎に処理装置1
0に割り込み要求をあげる。処理装置10が該割り込み
要求を認可すると、実時間クロック装置14用に設けら
れた割り込み処理サービス(図示せず)は、例えば、割
り込みハンドラ30に関連付けて設けられたタイム・テ
ーブル(図示せず)の内容を1単位分デクリメントし、
その結果が0のときに割り込みハンドラ30に制御を移
行するようにし、該タイム・テーブルには再度その初期
値が格納される。このようにして所定時間間隔毎に起動
される実時間クロック割り込みハンドラ30は、第1段
階のネット制御手段である時刻起動モニタ42を起動す
るためのジョブ制御文をインターナル・リーダ18に出
力する。
・スケジューラを図3から図8に従って詳説する。実時
間クロック装置14は、一定の時間間隔毎に処理装置1
0に割り込み要求をあげる。処理装置10が該割り込み
要求を認可すると、実時間クロック装置14用に設けら
れた割り込み処理サービス(図示せず)は、例えば、割
り込みハンドラ30に関連付けて設けられたタイム・テ
ーブル(図示せず)の内容を1単位分デクリメントし、
その結果が0のときに割り込みハンドラ30に制御を移
行するようにし、該タイム・テーブルには再度その初期
値が格納される。このようにして所定時間間隔毎に起動
される実時間クロック割り込みハンドラ30は、第1段
階のネット制御手段である時刻起動モニタ42を起動す
るためのジョブ制御文をインターナル・リーダ18に出
力する。
【0023】ここで、インターナル・リーダとは、実行
中のジョブ・ステップ内から別のジョブを起動するとき
に使用されるバッファで、起動要求情報をオペレーティ
ング・システムのジョブ管理プログラムに通知するため
に設けられた先入れ先出し方式のバッファ装置を意味す
る。インターナル・リーダに出力されたジョブ制御文は
オペレーティング・システムのジョブ管理プログラムの
ジョブ・スケジューラによって順次取り出され、ジョブ
制御文が読み取り解釈され、ジョブ・ステップが順次実
行されることになる。なお、ここで用いられる「インタ
ーナル・リーダ」という用語は前記のような機能を達成
する同様な装置を指すものである。
中のジョブ・ステップ内から別のジョブを起動するとき
に使用されるバッファで、起動要求情報をオペレーティ
ング・システムのジョブ管理プログラムに通知するため
に設けられた先入れ先出し方式のバッファ装置を意味す
る。インターナル・リーダに出力されたジョブ制御文は
オペレーティング・システムのジョブ管理プログラムの
ジョブ・スケジューラによって順次取り出され、ジョブ
制御文が読み取り解釈され、ジョブ・ステップが順次実
行されることになる。なお、ここで用いられる「インタ
ーナル・リーダ」という用語は前記のような機能を達成
する同様な装置を指すものである。
【0024】(3) 第1段階のネット制御手段 (3.1) 時刻起動モニタ 割り込みハンドラ30の起動要求に応答してジョブ・ス
ケジューラにより起動された時刻起動モニタ42は、コ
ンピュータ・システムに実装されたカレンダ装置20か
ら現在時刻を読み出し、つぎに処理当日のネットの起動
条件が格納されているデイリーファイルを読み出してネ
ット・レコードの起動条件フィールドを走査し、起動条
件が時刻であるネットについてその指定起動時刻を現在
時刻と比較照合する。
ケジューラにより起動された時刻起動モニタ42は、コ
ンピュータ・システムに実装されたカレンダ装置20か
ら現在時刻を読み出し、つぎに処理当日のネットの起動
条件が格納されているデイリーファイルを読み出してネ
ット・レコードの起動条件フィールドを走査し、起動条
件が時刻であるネットについてその指定起動時刻を現在
時刻と比較照合する。
【0025】デイリーファイルにはネット毎にネット
の起動日付フィールドと、ネット名フィールドと、
後に説明される起動パターン・フィールドと、完了フ
ラグと、1または複数個の起動条件フィールドとが設
けられ、さらに各起動条件フィールドにはそれぞれ条件
サブフィールドと条件フラグとが設けられている。前記
完了フラグは該ネットが実行待ち、実行中、終
了、中止、繰り越し状態の内いずれの状態にあるか
を所定の符号によって指示するフラグである。また、各
起動条件フィールド内に設けられた条件フラグは、コー
ド値0または1によりそれぞれの起動条件の”未了”ま
たは”完了”状態を指示する。
の起動日付フィールドと、ネット名フィールドと、
後に説明される起動パターン・フィールドと、完了フ
ラグと、1または複数個の起動条件フィールドとが設
けられ、さらに各起動条件フィールドにはそれぞれ条件
サブフィールドと条件フラグとが設けられている。前記
完了フラグは該ネットが実行待ち、実行中、終
了、中止、繰り越し状態の内いずれの状態にあるか
を所定の符号によって指示するフラグである。また、各
起動条件フィールド内に設けられた条件フラグは、コー
ド値0または1によりそれぞれの起動条件の”未了”ま
たは”完了”状態を指示する。
【0026】(3.2) スケジュール方式 時刻起動モニタ42は、デイリーファイルの走査におい
て、図7にその流れ図が示されているように、ネット
の完了フラグの値が”実行待ち”を指示しており、条
件フラグが”未了”状態を指示する起動条件フィールド
が存在するとき、該起動条件フィールドの条件サブフ
ィールドを照合し、起動条件の内容が時刻を表す数字で
あるとき、現在時刻と起動指定時刻とを比較し現在時
刻が起動指定時刻と等しいかまたは超過しているとき、
該起動条件フィールドの条件フラグを”完了”に設定
し、該ネットに設けられたすべての起動条件フィール
ドの条件フラグが”完了”を指示しているとき、以上の
〜の条件をすべてを充足したネットを探索したと
き、該ネットの完了フラグを”実行中”に設定した後に
該ネットを起動すべく第2段階のネット制御手段の起動
を設定する。
て、図7にその流れ図が示されているように、ネット
の完了フラグの値が”実行待ち”を指示しており、条
件フラグが”未了”状態を指示する起動条件フィールド
が存在するとき、該起動条件フィールドの条件サブフ
ィールドを照合し、起動条件の内容が時刻を表す数字で
あるとき、現在時刻と起動指定時刻とを比較し現在時
刻が起動指定時刻と等しいかまたは超過しているとき、
該起動条件フィールドの条件フラグを”完了”に設定
し、該ネットに設けられたすべての起動条件フィール
ドの条件フラグが”完了”を指示しているとき、以上の
〜の条件をすべてを充足したネットを探索したと
き、該ネットの完了フラグを”実行中”に設定した後に
該ネットを起動すべく第2段階のネット制御手段の起動
を設定する。
【0027】すなわち、時刻起動モニタ42は、ネット
内のユーザ・ジョブを起動するために、該ネット内のユ
ーザ・ジョブが使用する磁気テープの世代索引ファイル
を作成するジョブ・ステップと、該ネット内のユーザ・
ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御文が格納され
る領域を初期化するジョブ・ステップと、該ネット内の
ユーザ・ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御文を
自動作成するジョブ・ステップとを起動するためのジョ
ブ制御文をインターナル・リーダ18に出力する。前記
〜の内いずれかの条件判定が満たされないとき、時
刻起動モニタ42は後続の判定を行うことなく図7の各
条件分岐に従い直ちにデイリーファイル中の次のネット
の走査に移る。
内のユーザ・ジョブを起動するために、該ネット内のユ
ーザ・ジョブが使用する磁気テープの世代索引ファイル
を作成するジョブ・ステップと、該ネット内のユーザ・
ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御文が格納され
る領域を初期化するジョブ・ステップと、該ネット内の
ユーザ・ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御文を
自動作成するジョブ・ステップとを起動するためのジョ
ブ制御文をインターナル・リーダ18に出力する。前記
〜の内いずれかの条件判定が満たされないとき、時
刻起動モニタ42は後続の判定を行うことなく図7の各
条件分岐に従い直ちにデイリーファイル中の次のネット
の走査に移る。
【0028】なお、時刻起動モニタ42によるデイリー
ファイルのネット・レコードの前記走査はデイリーファ
イルのファイルの終わり(EOF)まで行われ、時刻起
動モニタ42は起動条件を満たす複数個のネットについ
て、走査に従って発見された順にそれぞれのネットに対
応した第2段階のネット制御手段を起動するジョブ制御
文をインターナル・リーダ18に出力して行き、デイリ
ーファイルの走査終了により時刻起動モニタ42が終了
するとインターナル・リーダ18に出力されたジョブ制
御文がジョブ・スケジューラによって解釈実行されるこ
とになる。
ファイルのネット・レコードの前記走査はデイリーファ
イルのファイルの終わり(EOF)まで行われ、時刻起
動モニタ42は起動条件を満たす複数個のネットについ
て、走査に従って発見された順にそれぞれのネットに対
応した第2段階のネット制御手段を起動するジョブ制御
文をインターナル・リーダ18に出力して行き、デイリ
ーファイルの走査終了により時刻起動モニタ42が終了
するとインターナル・リーダ18に出力されたジョブ制
御文がジョブ・スケジューラによって解釈実行されるこ
とになる。
【0029】(3.3) ホールド解除 ネット・スケジューラの第1段階のもう一つのネット起
動用ジョブとして、デイリーファイルに指定されたネッ
トの起動条件がホールドであって、該ネットがホールド
解除待ちの状態にあるとき、オペレータがシステム操作
卓22からホールド解除通知指令32を入力したときに
起動されるホールド解除起動ジョブ44がある。ホール
ド解除起動ジョブ44は、デイリーファイル内のネット
・レコードの条件フラグを走査し、完了フラグが実行待
ちを指示したネットでその起動条件フィールドがホール
ドであり、その条件フラグが未了で、かつ他の起動条件
を満たしたネットが存在したとき、前記第2段階のネッ
ト制御手段を起動するためのジョブ制御手段をインター
ナル・リーダ18に出力する。
動用ジョブとして、デイリーファイルに指定されたネッ
トの起動条件がホールドであって、該ネットがホールド
解除待ちの状態にあるとき、オペレータがシステム操作
卓22からホールド解除通知指令32を入力したときに
起動されるホールド解除起動ジョブ44がある。ホール
ド解除起動ジョブ44は、デイリーファイル内のネット
・レコードの条件フラグを走査し、完了フラグが実行待
ちを指示したネットでその起動条件フィールドがホール
ドであり、その条件フラグが未了で、かつ他の起動条件
を満たしたネットが存在したとき、前記第2段階のネッ
ト制御手段を起動するためのジョブ制御手段をインター
ナル・リーダ18に出力する。
【0030】(4) 第2段階のネット制御手段 ネット・スケジューラの第2段階の制御手段50は、第
1段階のジョブ42、44、または後述される第5段階
のネット終了処理手段68の内のいずれかによってイン
ターナル・リーダ18に出力されたジョブ制御文をジョ
ブ・スケジューラが解釈・実行することによって順次的
に起動される三個のジョブ・ステップから構成され、ス
ケジュールされたネット内のユーザ・ジョブの起動の設
定準備作業を行う。第1番目に実行されるジョブ・ステ
ップ52は、起動すべきネット内のユーザ・ジョブに対
して設けられたジョブマスターに格納されている該ユー
ザ・ジョブが使用する磁気テープのラベル名と世代区分
から世代マスターを検索し、磁気テープの実世代を算出
してジョブマスターを書き直す。
1段階のジョブ42、44、または後述される第5段階
のネット終了処理手段68の内のいずれかによってイン
ターナル・リーダ18に出力されたジョブ制御文をジョ
ブ・スケジューラが解釈・実行することによって順次的
に起動される三個のジョブ・ステップから構成され、ス
ケジュールされたネット内のユーザ・ジョブの起動の設
定準備作業を行う。第1番目に実行されるジョブ・ステ
ップ52は、起動すべきネット内のユーザ・ジョブに対
して設けられたジョブマスターに格納されている該ユー
ザ・ジョブが使用する磁気テープのラベル名と世代区分
から世代マスターを検索し、磁気テープの実世代を算出
してジョブマスターを書き直す。
【0031】続いて、第2のジョブ・ステップ54はネ
ット内のユーザ・ジョブのマクロ呼出し制御文を格納す
るために設けられた直接アクセス記憶装置24上のファ
イル(以下、「JCLファイル」という)の内で起動す
べきユーザ・ジョブに割り当てられた領域を初期化す
る。
ット内のユーザ・ジョブのマクロ呼出し制御文を格納す
るために設けられた直接アクセス記憶装置24上のファ
イル(以下、「JCLファイル」という)の内で起動す
べきユーザ・ジョブに割り当てられた領域を初期化す
る。
【0032】ネット・スケジューラの第2段階の制御手
段の第3のジョブ・ステップ56は、先ず、ネット内の
各ユーザ・ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御文
を自動生成する。ここでマクロ呼出し制御文とは、マク
ロライブラリにマクロ名を定義して登録されているジョ
ブ制御文をマクロ名によって呼出しを行う制御文をい
う。マクロ呼出し制御文中に指定されたマクロ・パラメ
ータは、マクロ展開時にマクロ・ライブラリ中のジョブ
制御文内に設けられた仮マクロ・パラメータに実パラメ
ータとして引き渡され、したがってマクロ呼出時にパラ
メータ値を変更することによって、一つのマクロ定義形
から派生的に処理内容が異なったジョブを生成すること
が可能とされる。
段の第3のジョブ・ステップ56は、先ず、ネット内の
各ユーザ・ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御文
を自動生成する。ここでマクロ呼出し制御文とは、マク
ロライブラリにマクロ名を定義して登録されているジョ
ブ制御文をマクロ名によって呼出しを行う制御文をい
う。マクロ呼出し制御文中に指定されたマクロ・パラメ
ータは、マクロ展開時にマクロ・ライブラリ中のジョブ
制御文内に設けられた仮マクロ・パラメータに実パラメ
ータとして引き渡され、したがってマクロ呼出時にパラ
メータ値を変更することによって、一つのマクロ定義形
から派生的に処理内容が異なったジョブを生成すること
が可能とされる。
【0033】ジョブ・ステップ56は、ネット内のユー
ザ・ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御文を作成
するため、デイリーファイル内の起動すべきネットの起
動パターン・フィールドからジョブの処理条件を類別し
たパターン値を読み出し、ネット内の各ジョブに対して
設けられたジョブマスターについて該パターン値と同一
の値をとるジョブマスターを検索し、該ジョブマスター
に格納されているマクロ・パラメータ値を抽出し、該パ
ラメータ値を引き数とするジョブ起動用のマクロ呼出し
制御文を生成し、これを初期化済みの所定のJCLファ
イルに出力する。つづいてジョブ・ステップ56はネッ
トを起動するために、該ネット名が引き数として与えら
れた第3段階のネット制御手段起動用ジョブ制御文をイ
ンターナル・リーダ18に出力する。
ザ・ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御文を作成
するため、デイリーファイル内の起動すべきネットの起
動パターン・フィールドからジョブの処理条件を類別し
たパターン値を読み出し、ネット内の各ジョブに対して
設けられたジョブマスターについて該パターン値と同一
の値をとるジョブマスターを検索し、該ジョブマスター
に格納されているマクロ・パラメータ値を抽出し、該パ
ラメータ値を引き数とするジョブ起動用のマクロ呼出し
制御文を生成し、これを初期化済みの所定のJCLファ
イルに出力する。つづいてジョブ・ステップ56はネッ
トを起動するために、該ネット名が引き数として与えら
れた第3段階のネット制御手段起動用ジョブ制御文をイ
ンターナル・リーダ18に出力する。
【0034】(5) 第3段階のネット制御手段 ネット・スケジューラの第3段階のジョブ・ステップ5
8は上記第2段階のネット制御手段のジョブ・ステップ
56がインターナル・リーダ18に出力したジョブ制御
文によって起動され、引き数として渡されたネット名か
ら、ネット内の各々のジョブの実行順序が格納されたネ
ットマスターを検索し、実行順序が第1番目のユーザ・
ジョブ名を読み出し、該ユーザ・ジョブを起動するため
のマクロ呼出し制御文をインターナル・リーダ18に出
力する。
8は上記第2段階のネット制御手段のジョブ・ステップ
56がインターナル・リーダ18に出力したジョブ制御
文によって起動され、引き数として渡されたネット名か
ら、ネット内の各々のジョブの実行順序が格納されたネ
ットマスターを検索し、実行順序が第1番目のユーザ・
ジョブ名を読み出し、該ユーザ・ジョブを起動するため
のマクロ呼出し制御文をインターナル・リーダ18に出
力する。
【0035】なお、ネットマスターには、ネット内の
ジョブはその処理の順序を定義して登録され、さらに、
ネット内のジョブの総数、およびネットの終了を判
断するために利用される終了済みジョブ数を計数するた
めのジョブ・カウンタが設けられている。
ジョブはその処理の順序を定義して登録され、さらに、
ネット内のジョブの総数、およびネットの終了を判
断するために利用される終了済みジョブ数を計数するた
めのジョブ・カウンタが設けられている。
【0036】ユーザ・ジョブを起動するための前記マク
ロ呼出し制御文は、マクロ呼出し制御文を自動生成する
前記ジョブ・ステップ56が該ユーザ・ジョブのメンバ
名でJCLファイルの所定区画に出力したものである。
したがってジョブ58はJCLファイルの所定区画から
マクロ呼出し制御文を読み出しそのままインターナル・
リーダ18に出力している。そして、ジョブ・ステップ
58はネットマスターのジョブ・カウンタを1インクリ
メントする。
ロ呼出し制御文は、マクロ呼出し制御文を自動生成する
前記ジョブ・ステップ56が該ユーザ・ジョブのメンバ
名でJCLファイルの所定区画に出力したものである。
したがってジョブ58はJCLファイルの所定区画から
マクロ呼出し制御文を読み出しそのままインターナル・
リーダ18に出力している。そして、ジョブ・ステップ
58はネットマスターのジョブ・カウンタを1インクリ
メントする。
【0037】つづいてジョブ58はネット内に後続ジョ
ブがあるか否かを判定する終了判定ジョブ・ステップ6
4と、さらにユーザ・ジョブが異常終了したときにだけ
起動されるジョブ・ステップ66を起動するジョブ制御
文をインターナル・リーダ18に出力して終了する。
ブがあるか否かを判定する終了判定ジョブ・ステップ6
4と、さらにユーザ・ジョブが異常終了したときにだけ
起動されるジョブ・ステップ66を起動するジョブ制御
文をインターナル・リーダ18に出力して終了する。
【0038】(6) 第4段階のネット制御手段 ネット・スケジューラの第4段階のジョブは、第3段階
のジョブ58がインターナル・リーダに出力したジョブ
制御文をジョブ管理プログラムが解釈実行することによ
って起動されるジョブ・ステップの集合から構成され、
先ず、前述したネットマスター内の第1番目のユーザ・
ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御文によりユー
ザ・ジョブが実行される。つづいて、ユーザ・ジョブが
正常終了した段階で、該ユーザ・ジョブの正常終了後に
起動するように前記ジョブ・ステップ58によって設定
された終了判定ステップ64が起動される。
のジョブ58がインターナル・リーダに出力したジョブ
制御文をジョブ管理プログラムが解釈実行することによ
って起動されるジョブ・ステップの集合から構成され、
先ず、前述したネットマスター内の第1番目のユーザ・
ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御文によりユー
ザ・ジョブが実行される。つづいて、ユーザ・ジョブが
正常終了した段階で、該ユーザ・ジョブの正常終了後に
起動するように前記ジョブ・ステップ58によって設定
された終了判定ステップ64が起動される。
【0039】ユーザ・ジョブが異常終了したときに起動
されるジョブ・ステップ66は、マスター・スケジュー
ラを介してシステム操作卓22などに異常終了メッセー
ジを表示し、該ユーザ・ジョブの再実行または後続ジョ
ブの実行などの選択について入力を督促する。
されるジョブ・ステップ66は、マスター・スケジュー
ラを介してシステム操作卓22などに異常終了メッセー
ジを表示し、該ユーザ・ジョブの再実行または後続ジョ
ブの実行などの選択について入力を督促する。
【0040】ユーザ・ジョブの異常終了の監視は、JC
Lの実行ステートメントのCONDパラメータにおいて
ユーザ・ジョブが返す戻りコードをジョブ管理プログラ
ムが判定し条件分岐することによって行われ、COND
パラメータの戻りコードがJCLにおいてあらかじめ設
定された所定の範囲内の値であれば正常終了と判定し、
ジョブ・ステップ64が実行され、その他の値のときは
異常終了と判定してジョブ・ステップ64をバイパス
し、異常終了ジョブ・ステップ66に分岐するように設
定される。ジョブの戻りコードは、ジョブ終了状態レジ
スタ16として設けられた所定のレジスタにコードが書
き込まれ、JCLを解釈実行するジョブ管理プログラム
に通知される。
Lの実行ステートメントのCONDパラメータにおいて
ユーザ・ジョブが返す戻りコードをジョブ管理プログラ
ムが判定し条件分岐することによって行われ、COND
パラメータの戻りコードがJCLにおいてあらかじめ設
定された所定の範囲内の値であれば正常終了と判定し、
ジョブ・ステップ64が実行され、その他の値のときは
異常終了と判定してジョブ・ステップ64をバイパス
し、異常終了ジョブ・ステップ66に分岐するように設
定される。ジョブの戻りコードは、ジョブ終了状態レジ
スタ16として設けられた所定のレジスタにコードが書
き込まれ、JCLを解釈実行するジョブ管理プログラム
に通知される。
【0041】終了判定ジョブ・ステップ64はネットマ
スター内を走査し、現在実行中のネットマスターに設け
られたジョブ・カウンタとジョブ総数とを比較し、ジョ
ブ・カウンタの値がジョブ総数よりも小さいとき、ネッ
トマスター内に後続ユーザ・ジョブが存在しており、該
後続ユーザ・ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御
文をJCLファイルの所定区画から読み出し、このマク
ロ呼出し制御文と、該後続ジョブ終了後に起動される終
了判定ジョブ・ステップ64及び異常終了ジョブ・ステ
ップ66を起動するためのジョブ制御文とをインターナ
ル・リーダ18に出力して終了する。ネットマスター内
にもはや後続ユーザ・ジョブが存在しないとき、ジョブ
・ステップ64は、ネット・スケジューラの第5段階の
ジョブ・ステップを起動するためのジョブ制御文をイン
ターナル・リーダ18に出力して終了する。
スター内を走査し、現在実行中のネットマスターに設け
られたジョブ・カウンタとジョブ総数とを比較し、ジョ
ブ・カウンタの値がジョブ総数よりも小さいとき、ネッ
トマスター内に後続ユーザ・ジョブが存在しており、該
後続ユーザ・ジョブを起動するためのマクロ呼出し制御
文をJCLファイルの所定区画から読み出し、このマク
ロ呼出し制御文と、該後続ジョブ終了後に起動される終
了判定ジョブ・ステップ64及び異常終了ジョブ・ステ
ップ66を起動するためのジョブ制御文とをインターナ
ル・リーダ18に出力して終了する。ネットマスター内
にもはや後続ユーザ・ジョブが存在しないとき、ジョブ
・ステップ64は、ネット・スケジューラの第5段階の
ジョブ・ステップを起動するためのジョブ制御文をイン
ターナル・リーダ18に出力して終了する。
【0042】(7) 第5段階のネット制御手段 (7.1) ネットの終了処理 ネット・スケジューラの第5段階のジョブ・ステップ6
8は、上記第4段階のネットの処理の終了時に上記ジョ
ブ・ステップ64がインターナル・リーダ18に出力し
たジョブ制御文によって起動され、先ず、ユーザ・ジョ
ブが使用した磁気テープについて世代マスターの磁気テ
ープの世代を更新する。
8は、上記第4段階のネットの処理の終了時に上記ジョ
ブ・ステップ64がインターナル・リーダ18に出力し
たジョブ制御文によって起動され、先ず、ユーザ・ジョ
ブが使用した磁気テープについて世代マスターの磁気テ
ープの世代を更新する。
【0043】(7.2) ネットの再スケジュール つづいて、ジョブ・ステップ68は図8にその流れ図が
示されたように、ただいま処理が終了したネットにつ
いてデイリーファイルの該当ネット・レコードの完了フ
ラグを”終了”状態に設定し、該ネットがネット・スケ
ジューラによって処理当日に再度スケジューリングされ
ることを排除する。そして、ジョブ68は、デイリー
ファイルを最初のレコードから走査を開始し、完了フ
ラグが”実行待ち”のネットで、ネットの起動条件フ
ィールドの条件フラグが”未了”状態を指示し、起動
条件フィールドがただいま終了したネット名と一致して
いるとき、該起動条件フィールドの条件フラグを”完
了”状態に設定した後、該後続ネットの起動条件の条
件フラグがすべて完了状態にあるとき、該後続ネット・
レコードの完了フラグを”実行中”と設定した後、該後
続ネットを起動するためにネット・スケジューラの前記
第2段階のネット制御手段50の各ジョブ・ステップを
起動するためのジョブ制御文をインターナル・リーダ1
8に出力する。
示されたように、ただいま処理が終了したネットにつ
いてデイリーファイルの該当ネット・レコードの完了フ
ラグを”終了”状態に設定し、該ネットがネット・スケ
ジューラによって処理当日に再度スケジューリングされ
ることを排除する。そして、ジョブ68は、デイリー
ファイルを最初のレコードから走査を開始し、完了フ
ラグが”実行待ち”のネットで、ネットの起動条件フ
ィールドの条件フラグが”未了”状態を指示し、起動
条件フィールドがただいま終了したネット名と一致して
いるとき、該起動条件フィールドの条件フラグを”完
了”状態に設定した後、該後続ネットの起動条件の条
件フラグがすべて完了状態にあるとき、該後続ネット・
レコードの完了フラグを”実行中”と設定した後、該後
続ネットを起動するためにネット・スケジューラの前記
第2段階のネット制御手段50の各ジョブ・ステップを
起動するためのジョブ制御文をインターナル・リーダ1
8に出力する。
【0044】ジョブ・ステップ68の前記デイリーファ
イルの走査において、先行ネットを起動条件とする実行
可能状態にあるネットが複数個存在するときはデイリー
ファイルの走査の順に従って、これら複数個のネットが
順次起動されることになる。
イルの走査において、先行ネットを起動条件とする実行
可能状態にあるネットが複数個存在するときはデイリー
ファイルの走査の順に従って、これら複数個のネットが
順次起動されることになる。
【0045】このように、先行ネットの終了を起動条件
とする後続ネットが実行待ち状態にあるとき、ネット・
スケジューラの第5段階に配置されたネット終了処理ジ
ョブ・ステップ68から第2段階のネット制御手段50
へとインターナル・リーダ18を通じて制御が帰還さ
れ、ネット・スケジューラの制御は全体として一つの閉
ループを構成する。ネット・スケジューラはデイリーフ
ァイルに登録されたネットの起動条件を走査照合しつ
つ、実行可能状態にあるネットを探索し、これを起動す
るという処理を自動的、循環的及び連続的に反復する。
このため、ある処理の終了結果を待って次の処理を実行
するという場合の業務処理において、バッチ切り替え作
業が自動的かつ連続的に行われ、運用段階におけるコン
ピュータの遊休時間の発生が回避される。
とする後続ネットが実行待ち状態にあるとき、ネット・
スケジューラの第5段階に配置されたネット終了処理ジ
ョブ・ステップ68から第2段階のネット制御手段50
へとインターナル・リーダ18を通じて制御が帰還さ
れ、ネット・スケジューラの制御は全体として一つの閉
ループを構成する。ネット・スケジューラはデイリーフ
ァイルに登録されたネットの起動条件を走査照合しつ
つ、実行可能状態にあるネットを探索し、これを起動す
るという処理を自動的、循環的及び連続的に反復する。
このため、ある処理の終了結果を待って次の処理を実行
するという場合の業務処理において、バッチ切り替え作
業が自動的かつ連続的に行われ、運用段階におけるコン
ピュータの遊休時間の発生が回避される。
【0046】(8) ネット・スケジューラの機能 さらに本発明のネット・スケジューラでは、第2段階の
ネット制御手段50によって、処理当日のユーザ・ジョ
ブの処理形態に対応したマクロ呼出し制御文が、デイリ
ーファイルの起動ネット・レコードのパターン・フィー
ルドを介して検索されるジョブマスターに格納されたマ
クロ・パターンから自動作成されており、バッチ処理を
流す段階で行われていた人手によるJCLの運用調節作
業が不要とされ、また、個々の条件毎にすべてのジョブ
制御文をあらかじめ準備格納しておくことも不要とされ
る。
ネット制御手段50によって、処理当日のユーザ・ジョ
ブの処理形態に対応したマクロ呼出し制御文が、デイリ
ーファイルの起動ネット・レコードのパターン・フィー
ルドを介して検索されるジョブマスターに格納されたマ
クロ・パターンから自動作成されており、バッチ処理を
流す段階で行われていた人手によるJCLの運用調節作
業が不要とされ、また、個々の条件毎にすべてのジョブ
制御文をあらかじめ準備格納しておくことも不要とされ
る。
【0047】なお本発明のネット・スケジューラは、時
刻、ホールド解除事象、及び先行ネットの終了などの外
部割り込みを駆動源とする事象駆動型のスケジューラと
して、必要な事象が発生したときにのみ稼働する構成と
されている。
刻、ホールド解除事象、及び先行ネットの終了などの外
部割り込みを駆動源とする事象駆動型のスケジューラと
して、必要な事象が発生したときにのみ稼働する構成と
されている。
【0048】さらに、ネット・スケジューラを構成する
各段階のジョブはインターナル・リーダ18を媒介とし
てジョブ制御プログラムによって順次起動される。ネッ
ト・スケジューラの構成ジョブはオペレーティング・シ
ステムのジョブ・スケジューラによって起動されたとき
にだけメモリ等のコンピュータ資源を使用するもので、
スケジューリングのためメモリに常駐して実行可能ネッ
トをポーリングするという構成を採らない。したがっ
て、ネット・スケジューラ自体のコンピュータ・システ
ムに対する負荷は最小限に押さえられている。
各段階のジョブはインターナル・リーダ18を媒介とし
てジョブ制御プログラムによって順次起動される。ネッ
ト・スケジューラの構成ジョブはオペレーティング・シ
ステムのジョブ・スケジューラによって起動されたとき
にだけメモリ等のコンピュータ資源を使用するもので、
スケジューリングのためメモリに常駐して実行可能ネッ
トをポーリングするという構成を採らない。したがっ
て、ネット・スケジューラ自体のコンピュータ・システ
ムに対する負荷は最小限に押さえられている。
【0049】
【実施例】本発明の実施例を以下に説明する。
【0050】(1) ハードウェア構成 本発明の実施例をハードウェア装置の概略構成図である
図3に従って説明する。ハードウェアは、処理装置10
と、メモリ12と、一定時間間隔毎に処理装置に割り込
みを要求する実時間クロック装置14と、ジョブの状態
レジスタ16と、ジョブの起動要求をオペレーティング
・システムに通知する先入れ先出しバッファ装置である
インターナル・リーダ18と、日時を記録するカレンダ
20と、システム操作卓22と、ディスク装置などの直
接アクセス記憶装置24と、磁気テープ装置26と、か
ら構成されている。メモリ12は、ジョブがロードされ
実行される他、直接アクセス記憶装置24から読み込ま
れたデータの一次的ストア、ジョブの中間データの領域
などに使用され、オペレーティング・システムのジョブ
管理プログラムおよびメモリ管理プログラムによって領
域の確保・解放が管理されている。
図3に従って説明する。ハードウェアは、処理装置10
と、メモリ12と、一定時間間隔毎に処理装置に割り込
みを要求する実時間クロック装置14と、ジョブの状態
レジスタ16と、ジョブの起動要求をオペレーティング
・システムに通知する先入れ先出しバッファ装置である
インターナル・リーダ18と、日時を記録するカレンダ
20と、システム操作卓22と、ディスク装置などの直
接アクセス記憶装置24と、磁気テープ装置26と、か
ら構成されている。メモリ12は、ジョブがロードされ
実行される他、直接アクセス記憶装置24から読み込ま
れたデータの一次的ストア、ジョブの中間データの領域
などに使用され、オペレーティング・システムのジョブ
管理プログラムおよびメモリ管理プログラムによって領
域の確保・解放が管理されている。
【0051】実時間クロック装置14は、例えばライン
周波数などを基準にして一定周期で処理装置10に割り
込み制御線を通じて割り込み要求を上げる。そして、処
理装置10の図示されない実時間クロック用割り込みサ
ービスは、前述したように、あらかじめ設定された所定
の時間が経過する毎に割り込みハンドラ30を起動す
る。システム操作卓22は、ディスプレイとキーボード
からなり、ジョブからオペレーティング・システムに実
装されたマスター・スケジューラ(図1参照)を介し
て、オペレータへのジョブの終了メッセージや磁気テー
プのマウント要求などのメッセージの表示とオペレータ
によるジョブに対する指令入力が行われる。カレンダ2
0はマシン上の現在の日時を記憶する装置で、ジョブか
ら読み出し可能とされる。
周波数などを基準にして一定周期で処理装置10に割り
込み制御線を通じて割り込み要求を上げる。そして、処
理装置10の図示されない実時間クロック用割り込みサ
ービスは、前述したように、あらかじめ設定された所定
の時間が経過する毎に割り込みハンドラ30を起動す
る。システム操作卓22は、ディスプレイとキーボード
からなり、ジョブからオペレーティング・システムに実
装されたマスター・スケジューラ(図1参照)を介し
て、オペレータへのジョブの終了メッセージや磁気テー
プのマウント要求などのメッセージの表示とオペレータ
によるジョブに対する指令入力が行われる。カレンダ2
0はマシン上の現在の日時を記憶する装置で、ジョブか
ら読み出し可能とされる。
【0052】以上のハードウェア構成のもとにコンピュ
ータのオペレーティング・システムにはマスター・スケ
ジューラとジョブ・スケジューラとからなるジョブ管理
プログラムが実装されているものとする。図9には本発
明のコンピュータ運用自動化装置の各処理工程の制御と
データの流れが示されている。同図に示されるように、
ネットの自動起動および自動スケジュールを行うネット
・スケジューラが適正に動作するための前処理として、
初期登録、計画調整および計画設定の3段階の処理シス
テムが設けられている。
ータのオペレーティング・システムにはマスター・スケ
ジューラとジョブ・スケジューラとからなるジョブ管理
プログラムが実装されているものとする。図9には本発
明のコンピュータ運用自動化装置の各処理工程の制御と
データの流れが示されている。同図に示されるように、
ネットの自動起動および自動スケジュールを行うネット
・スケジューラが適正に動作するための前処理として、
初期登録、計画調整および計画設定の3段階の処理シス
テムが設けられている。
【0053】(2) 登録システム 第1の処理システムは、各種マスター・ファイルを初期
登録するため手段である登録サブシステム100であ
る。登録サブシステム100は、ネット単位に年間のス
ケジューリング条件を設定するスケジュールマスター
と、ジョブ、パターン単位に条件、使用磁気テープなど
を登録するジョブマスターと、磁気テープの世代管理登
録のための世代マスターと、日祭日、創業記念日など処
理をしない定例的な休業日を登録する休日マスターと、
ネット内のジョブの実行順序を指定したネットマスター
が端末から登録・編集される。
登録するため手段である登録サブシステム100であ
る。登録サブシステム100は、ネット単位に年間のス
ケジューリング条件を設定するスケジュールマスター
と、ジョブ、パターン単位に条件、使用磁気テープなど
を登録するジョブマスターと、磁気テープの世代管理登
録のための世代マスターと、日祭日、創業記念日など処
理をしない定例的な休業日を登録する休日マスターと、
ネット内のジョブの実行順序を指定したネットマスター
が端末から登録・編集される。
【0054】(3) スケジュールマスター 図10は、スケジュールマスターの登録画面の一例を示
したものである。スケジュールマスターは、ネット単位
にその年間の処理スケジュールが登録されるマスターフ
ァイルで、ネット名を指定するフィールドと、カレ
ンダー種別を指定するフィールドと、処理指定日が休
日の場合の処理日の変更を指定するフィールドと、処
理のサイクルを示す処理区分フィールドと、起動日の
日付指定フィールドと、ネットの起動条件を複数個並
列して指定することができる起動条件フィールドとが設
けられている。
したものである。スケジュールマスターは、ネット単位
にその年間の処理スケジュールが登録されるマスターフ
ァイルで、ネット名を指定するフィールドと、カレ
ンダー種別を指定するフィールドと、処理指定日が休
日の場合の処理日の変更を指定するフィールドと、処
理のサイクルを示す処理区分フィールドと、起動日の
日付指定フィールドと、ネットの起動条件を複数個並
列して指定することができる起動条件フィールドとが設
けられている。
【0055】さらに、日付指定フィールドには、通常
日の日次処理と、営業日の指定と、暦日の指定と、毎週
の曜日指定とをそれぞれ指定する起動日の日付サブフィ
ールドと、ユーザ・ジョブの処理の内容を規定するマ
クロ・パラメータを格納したジョブマスターを検索する
ためのインデックスであるパターン値が格納されたパタ
ーン・サブフィールドと、該ネットの処理日の起動条
件フィールドを指定するためのインデックスである条件
コード・サブフィールドとが設けられている。
日の日次処理と、営業日の指定と、暦日の指定と、毎週
の曜日指定とをそれぞれ指定する起動日の日付サブフィ
ールドと、ユーザ・ジョブの処理の内容を規定するマ
クロ・パラメータを格納したジョブマスターを検索する
ためのインデックスであるパターン値が格納されたパタ
ーン・サブフィールドと、該ネットの処理日の起動条
件フィールドを指定するためのインデックスである条件
コード・サブフィールドとが設けられている。
【0056】図10に示されているように、スケジュー
ルマスターでは同一ネットについて、複数個の日付指定
サブフィールドが設定できるものとしてある。同図によ
れば、ネット名がAA100であり、処理区分の1は日
単位の処理を示し、第1番目の日付指定フィールドの日
付サブフィールドの値000は日次処理の通常日を意味
しており、パターン・サブフィールドPは1、条件サブ
フィールドJは1とされている。この日付指定フィール
ドは、ネットAA100のユーザ・ジョブが毎日の処理
に対してその起動パターンをパターン値1として、起動
条件コード1のフィールドに指定された起動条件である
1500、即ち、15時00分に起動されることを指定
している。
ルマスターでは同一ネットについて、複数個の日付指定
サブフィールドが設定できるものとしてある。同図によ
れば、ネット名がAA100であり、処理区分の1は日
単位の処理を示し、第1番目の日付指定フィールドの日
付サブフィールドの値000は日次処理の通常日を意味
しており、パターン・サブフィールドPは1、条件サブ
フィールドJは1とされている。この日付指定フィール
ドは、ネットAA100のユーザ・ジョブが毎日の処理
に対してその起動パターンをパターン値1として、起動
条件コード1のフィールドに指定された起動条件である
1500、即ち、15時00分に起動されることを指定
している。
【0057】図10に示したスケジュールマスターの第
2番目の日付指定フィールドの日付サブフィールドはE
01、パターン・サブフィールドPは2、条件サブフィ
ールドJは2とあり、E01は第1営業日を意味し、ネ
ットAA100が通常月の第1営業日にはパターン2
で、起動条件コード2、即ち、ネットBB100とBB
200の先行ネットの終了を条件として起動されること
を指定するものである。また、第4番目の日付指定フィ
ールドはR15とされ、これは暦日の15日を意味し、
業務の定例的休日が記録された休日マスターと照合さ
れ、月の暦日15日にはパターン2で、起動条件コード
4、即ち、ホールド解除を指定起動条件としてネットA
A100が起動される。日付サブフィールドには、週の
曜日による指定も行える。さらに、処理の標準となる通
常月に対して特殊処理を行うための月指定フィールドが
設けられ、特殊処理月についても日付指定サブフィール
ドが複数個設けられている。このように処理の年間スケ
ジュールを設定することにより、年間を通じてネットを
単位としたコンピュータ業務処理の連続自動運転が可能
とされている。
2番目の日付指定フィールドの日付サブフィールドはE
01、パターン・サブフィールドPは2、条件サブフィ
ールドJは2とあり、E01は第1営業日を意味し、ネ
ットAA100が通常月の第1営業日にはパターン2
で、起動条件コード2、即ち、ネットBB100とBB
200の先行ネットの終了を条件として起動されること
を指定するものである。また、第4番目の日付指定フィ
ールドはR15とされ、これは暦日の15日を意味し、
業務の定例的休日が記録された休日マスターと照合さ
れ、月の暦日15日にはパターン2で、起動条件コード
4、即ち、ホールド解除を指定起動条件としてネットA
A100が起動される。日付サブフィールドには、週の
曜日による指定も行える。さらに、処理の標準となる通
常月に対して特殊処理を行うための月指定フィールドが
設けられ、特殊処理月についても日付指定サブフィール
ドが複数個設けられている。このように処理の年間スケ
ジュールを設定することにより、年間を通じてネットを
単位としたコンピュータ業務処理の連続自動運転が可能
とされている。
【0058】スケジュールマスターにはネット名単位に
カレンダー種別が指定される。スケジュールマスター
は、コンピュータ処理の休業日情報が格納されたカレン
ダーファイルと照合され、カレンダー種別に対応した各
月単位の仮マンスリーファイルが作成される。仮マンス
リーファイルは後述されるスケジューリング・サブシス
テムで調整中の予約マンスリーファイルを経てスケジュ
ール確定後、実行マンスリー・ファイルとして出力さ
れ、さらに実行マンスリー・ファイルから後述するセッ
トアップサブシステムにより処理当日の起動条件が格納
されたデイリーファイルが出力される。
カレンダー種別が指定される。スケジュールマスター
は、コンピュータ処理の休業日情報が格納されたカレン
ダーファイルと照合され、カレンダー種別に対応した各
月単位の仮マンスリーファイルが作成される。仮マンス
リーファイルは後述されるスケジューリング・サブシス
テムで調整中の予約マンスリーファイルを経てスケジュ
ール確定後、実行マンスリー・ファイルとして出力さ
れ、さらに実行マンスリー・ファイルから後述するセッ
トアップサブシステムにより処理当日の起動条件が格納
されたデイリーファイルが出力される。
【0059】なお、カレンダーファイルとは、日祭日、
創業記念日など定例的な処理の休業日情報が設定された
休日マスターを年間のカレンダーを作成するプログラム
が照合して作成出力されたファイルであって、業務種別
毎あるいは部署毎の処理休業日の相違に対応して作成さ
れることになる。
創業記念日など定例的な処理の休業日情報が設定された
休日マスターを年間のカレンダーを作成するプログラム
が照合して作成出力されたファイルであって、業務種別
毎あるいは部署毎の処理休業日の相違に対応して作成さ
れることになる。
【0060】(4) ジョブマスター 図11は、直接アクセス記憶装置24に格納されるジョ
ブマスターの登録画面の一例を示したものである。ジョ
ブマスターは、ネット内のジョブを制御するためのマス
ターファイルで、ネット名と、ジョブ名と、パタ
ーン値と、ネット内のユーザ・ジョブの流れを制御す
るためのマクロ・パラメータと、ジョブ・ステップが
使用する入力磁気テープと出力磁気テープと、磁気テ
ープの世代区分と、該ジョブに引き渡すべき補助パラ
メータとを含む。パターンとは各ジョブ内において、処
理の流れをある条件によっていく通りかに分けた場合の
処理の流れを意味し、パターン値はマクロ・パラメータ
の値の組み合わせで指定されたパターンの一組を指示す
る値である。同図によれば、ネット名AA100の中の
ジョブAA1100についてパターン値が1と設定され
ており、該パターン1とは、マクロ・パラメータのTY
PEとRUNの値がそれぞれ00とされている。同図の
X1からX10は、入力磁気テープ管理用のパラメー
タ、Y1からY10は出力磁気テープ管理用のパラメー
タであって、テープのラベルと、テープの世代区分と、
相対または絶対世代の指定を行う変数フィールドから構
成されている。
ブマスターの登録画面の一例を示したものである。ジョ
ブマスターは、ネット内のジョブを制御するためのマス
ターファイルで、ネット名と、ジョブ名と、パタ
ーン値と、ネット内のユーザ・ジョブの流れを制御す
るためのマクロ・パラメータと、ジョブ・ステップが
使用する入力磁気テープと出力磁気テープと、磁気テ
ープの世代区分と、該ジョブに引き渡すべき補助パラ
メータとを含む。パターンとは各ジョブ内において、処
理の流れをある条件によっていく通りかに分けた場合の
処理の流れを意味し、パターン値はマクロ・パラメータ
の値の組み合わせで指定されたパターンの一組を指示す
る値である。同図によれば、ネット名AA100の中の
ジョブAA1100についてパターン値が1と設定され
ており、該パターン1とは、マクロ・パラメータのTY
PEとRUNの値がそれぞれ00とされている。同図の
X1からX10は、入力磁気テープ管理用のパラメー
タ、Y1からY10は出力磁気テープ管理用のパラメー
タであって、テープのラベルと、テープの世代区分と、
相対または絶対世代の指定を行う変数フィールドから構
成されている。
【0061】(5) マクロ・パラメータ ユーザ・ジョブのマクロ展開型を決めるマクロ・パラメ
ータを上記ジョブマスターに登録しておくことにより、
パラメータの値に対応して同一のジョブ制御マクロから
複数の処理パターンを定義することが可能とされる。本
発明の実施例では、処理の流れを制御するためのマクロ
・パラメータとして、TYPEは処理形態を示すパラメ
ータで、例えば値00は通常処理を、01は期末処理を
指示するものとされ、RUNはTYPEの補助パラメー
タとして、例えば値00は通常処理を、01は入力磁気
テープは不要であるなどの指示をするものと設定されて
いる。ネットAA100のパターン値が1であるとき、
ネット・スケジューラの前記第2段階の制御手段のマク
ロ呼出し制御文の自動生成用ジョブ56はジョブマスタ
ーのマクロ・パラメータ値、例えば、TYPE=00,
RUN=00等を抽出し、マクロ呼出し制御文を作成し
ている。
ータを上記ジョブマスターに登録しておくことにより、
パラメータの値に対応して同一のジョブ制御マクロから
複数の処理パターンを定義することが可能とされる。本
発明の実施例では、処理の流れを制御するためのマクロ
・パラメータとして、TYPEは処理形態を示すパラメ
ータで、例えば値00は通常処理を、01は期末処理を
指示するものとされ、RUNはTYPEの補助パラメー
タとして、例えば値00は通常処理を、01は入力磁気
テープは不要であるなどの指示をするものと設定されて
いる。ネットAA100のパターン値が1であるとき、
ネット・スケジューラの前記第2段階の制御手段のマク
ロ呼出し制御文の自動生成用ジョブ56はジョブマスタ
ーのマクロ・パラメータ値、例えば、TYPE=00,
RUN=00等を抽出し、マクロ呼出し制御文を作成し
ている。
【0062】図12は、ネットとそのジョブのジョブマ
スターとの照合によってリスト出力されたマクロ・パラ
メータの一例を示したもので、業務運用の前日などにJ
CLの確認のために利用される。同図において制御文中
の最初の名前は、マクロ名を指示しており、該マクロは
直接アクセス記憶装置のJCLファイルにメンバーとし
て登録格納されている。マクロ名に後続するパラメータ
はマクロ展開時に引き渡される実引き数である。
スターとの照合によってリスト出力されたマクロ・パラ
メータの一例を示したもので、業務運用の前日などにJ
CLの確認のために利用される。同図において制御文中
の最初の名前は、マクロ名を指示しており、該マクロは
直接アクセス記憶装置のJCLファイルにメンバーとし
て登録格納されている。マクロ名に後続するパラメータ
はマクロ展開時に引き渡される実引き数である。
【0063】(6) 世代マスター 図13は、磁気テープの世代管理用の世代マスターの登
録画面の一例を示したものである。世代マスターは、ジ
ョブ・ステップが使用するテープを運用自動化システム
が検索するためのマスターである。磁気テープのラベル
名と世代区分と世代数と最新世代を指定し、世代と処理
名と処理日はネット・スケジューラのジョブ68がネッ
ト終了時に更新する。使用履歴として最大6個の世代が
確保され、世代情報はサイクリックに蓄積保持される。
録画面の一例を示したものである。世代マスターは、ジ
ョブ・ステップが使用するテープを運用自動化システム
が検索するためのマスターである。磁気テープのラベル
名と世代区分と世代数と最新世代を指定し、世代と処理
名と処理日はネット・スケジューラのジョブ68がネッ
ト終了時に更新する。使用履歴として最大6個の世代が
確保され、世代情報はサイクリックに蓄積保持される。
【0064】(7) スケジューリング・サブシステム ネット・スケジューラがネットの自動運転を実行するた
めに設けられた第2段階の処理システムは、ジョブ運用
のスケジュールについてあらかじめ確認と調整を行うた
めのスケジューリング・サブシステム102である。端
末から所望の運用月が入力されると、該システムはスケ
ジュール調整用の予約マンスリーファイルから月間スケ
ジュール表を出力する。運用計画者はスケジュールの調
整がなお必要であれば端末から修正入力を行う。
めに設けられた第2段階の処理システムは、ジョブ運用
のスケジュールについてあらかじめ確認と調整を行うた
めのスケジューリング・サブシステム102である。端
末から所望の運用月が入力されると、該システムはスケ
ジュール調整用の予約マンスリーファイルから月間スケ
ジュール表を出力する。運用計画者はスケジュールの調
整がなお必要であれば端末から修正入力を行う。
【0065】スケジュール調整は、図14(A)にで示
されたような画面で行われる。同図によれば、ネット名
AA100の処理月日が10月20日から10月19日
に修正されている。また、該ネットについてパターンお
よび起動条件の修正等も本画面で行うことができる。図
14(B)は、スケジュール・サブシステムによる月間
スケジュール表の出力の一例である。月間スケジュール
表は、各ネット名について月間の処理日の起動パターン
値が出力される。
されたような画面で行われる。同図によれば、ネット名
AA100の処理月日が10月20日から10月19日
に修正されている。また、該ネットについてパターンお
よび起動条件の修正等も本画面で行うことができる。図
14(B)は、スケジュール・サブシステムによる月間
スケジュール表の出力の一例である。月間スケジュール
表は、各ネット名について月間の処理日の起動パターン
値が出力される。
【0066】(8) セットアップ・サブシステム 第3段階の処理システムは、処理の実行の前週に翌週分
のスケジュールとジョブ制御文の確認・調整を行うため
の前週チェック・システムと、処理の前日に翌日のスケ
ジュールを確定するための前日チェック・システムと、
処理の実行当日にオペレーション指示書を操作者用に出
力する当日セットアップ・システムとからなるセットア
ップ・サブシステム104がある。前週チェック・シス
テムと前日チェック・システムは、各種確認表を出力し
スケジュールの確認を行う。当日セットアップは端末か
ら日付が入力されると、スケジュールが確定された情報
を含んだ実行マンスリーファイルから処理当日のネット
に関する起動条件等が格納されたデイリーファイルを出
力する。また、処理当日のデイリーファイルから当日の
ジョブの業務処理指示書と磁気テープマウント手順書を
出力する。図15(A)と(B)は、オペレーション指
示書と磁気テープの装着手順書の出力例を示している。
のスケジュールとジョブ制御文の確認・調整を行うため
の前週チェック・システムと、処理の前日に翌日のスケ
ジュールを確定するための前日チェック・システムと、
処理の実行当日にオペレーション指示書を操作者用に出
力する当日セットアップ・システムとからなるセットア
ップ・サブシステム104がある。前週チェック・シス
テムと前日チェック・システムは、各種確認表を出力し
スケジュールの確認を行う。当日セットアップは端末か
ら日付が入力されると、スケジュールが確定された情報
を含んだ実行マンスリーファイルから処理当日のネット
に関する起動条件等が格納されたデイリーファイルを出
力する。また、処理当日のデイリーファイルから当日の
ジョブの業務処理指示書と磁気テープマウント手順書を
出力する。図15(A)と(B)は、オペレーション指
示書と磁気テープの装着手順書の出力例を示している。
【0067】(9) オペレーティング・サブシステム オペレーティング・サブシステムは、前処理システムに
続いて、ネットの運用処理当日に起動されるネット・ス
ケジューラを含み、ネット・スケジューラは前処理シス
テムでデイリーファイルに登録された当日のネットにつ
いて、起動条件を満たしたネットを自動的に順次起動す
る。
続いて、ネットの運用処理当日に起動されるネット・ス
ケジューラを含み、ネット・スケジューラは前処理シス
テムでデイリーファイルに登録された当日のネットにつ
いて、起動条件を満たしたネットを自動的に順次起動す
る。
【0068】本発明によれば、前述したネット・スケジ
ューラが、例えば図15(A)にその一例が示された指
示書出力の内容に従って処理当日の業務処理を連続的に
自動運転するため、オペレータがシステム操作卓を常時
監視してバッチ・ジョブの終了を確認し、つぎのジョブ
の実行を準備設定するといった作業は必要とされない。
また、図15(B)に示したような使用磁気テープのラ
ベル名と、世代と、磁気テープ保管トレー等を指示した
指示書が出力されるためテープ操作の運用の効率化が達
成されることになる。
ューラが、例えば図15(A)にその一例が示された指
示書出力の内容に従って処理当日の業務処理を連続的に
自動運転するため、オペレータがシステム操作卓を常時
監視してバッチ・ジョブの終了を確認し、つぎのジョブ
の実行を準備設定するといった作業は必要とされない。
また、図15(B)に示したような使用磁気テープのラ
ベル名と、世代と、磁気テープ保管トレー等を指示した
指示書が出力されるためテープ操作の運用の効率化が達
成されることになる。
【0069】本発明は、メインフレーム系コンピュータ
・システムに実装され、その平均が約800ステップか
らなる約90本のモジュールから構成されている。
・システムに実装され、その平均が約800ステップか
らなる約90本のモジュールから構成されている。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンピュ
ータ運用自動化装置は、オペレーティング・システムに
実装されたジョブ単位のスケジュールを実行するジョブ
管理プログラムをそのまま利用しながら、スケジューリ
ングの対象をジョブ単位からジョブの集合体であるネッ
ト単位にまで拡張し、年間を通じて、指定時刻、先行ネ
ットの終了、ホールド解除またはそれらの組み合わせを
起動条件としてネットを単位にジョブの起動を自動的か
つ連続的に行えることとし、また、ジョブを業務の処理
条件の変更に対応して起動するためのマクロ呼出し制御
文を自動的に作成することによってバッチ・ジョブの運
用を人手に頼らず自動的かつ連続的に行うことができる
ようにしたものであって、業務処理のジョブ件数の激増
と処理内容の多様化・複雑化に伴って要求されるコンピ
ュータ運用の生産性、省力化および効率化を著しく増大
させるものである。さらに、本発明では、ネット・スケ
ジューラとその前処理システムとの結合によって、ジョ
ブの実行計画調整から、運用準備、ジョブの自動起動、
運用操作指示文書等のファイル文書の管理までを自動的
に一貫して行うための運用自動化システムを提供し、コ
ンピュータ運用の安全性および効率性を特段に向上させ
るものである。
ータ運用自動化装置は、オペレーティング・システムに
実装されたジョブ単位のスケジュールを実行するジョブ
管理プログラムをそのまま利用しながら、スケジューリ
ングの対象をジョブ単位からジョブの集合体であるネッ
ト単位にまで拡張し、年間を通じて、指定時刻、先行ネ
ットの終了、ホールド解除またはそれらの組み合わせを
起動条件としてネットを単位にジョブの起動を自動的か
つ連続的に行えることとし、また、ジョブを業務の処理
条件の変更に対応して起動するためのマクロ呼出し制御
文を自動的に作成することによってバッチ・ジョブの運
用を人手に頼らず自動的かつ連続的に行うことができる
ようにしたものであって、業務処理のジョブ件数の激増
と処理内容の多様化・複雑化に伴って要求されるコンピ
ュータ運用の生産性、省力化および効率化を著しく増大
させるものである。さらに、本発明では、ネット・スケ
ジューラとその前処理システムとの結合によって、ジョ
ブの実行計画調整から、運用準備、ジョブの自動起動、
運用操作指示文書等のファイル文書の管理までを自動的
に一貫して行うための運用自動化システムを提供し、コ
ンピュータ運用の安全性および効率性を特段に向上させ
るものである。
【図1】ジョブ管理プログラムの構成概略図。
【図2】ネットの構成図。
【図3】ハードウェア構成概略図。
【図4】ネット・スケジューラの構成図。
【図5】ネット・スケジューラの前半部のフローチャー
ト。
ト。
【図6】ネット・スケジューラの後半部のフローチャー
ト。
ト。
【図7】第1段階のネット制御手段の時刻起動のフロー
チャート。
チャート。
【図8】第5段階のネット制御手段の後続ネット起動の
フローチャート。
フローチャート。
【図9】コンピュータ運用自動化システムの構成概略
図。
図。
【図10】スケジュールマスターの登録画面の一例。
【図11】ジョブマスターの登録画面の一例。
【図12】ネットのマクロ呼出し制御文の確認表の一
例。
例。
【図13】世代マスターの登録画面の一例。
【図14】(A)はスケジュールの調整画面の一例。
(B)は月間スケジュール表の一例。
(B)は月間スケジュール表の一例。
【図15】(A)はセットアップサブシステムが出力し
た操作指示書の一例。(B)は磁気テープのマウント設
定指示書の一例。
た操作指示書の一例。(B)は磁気テープのマウント設
定指示書の一例。
10 処理装置 12 メモリ 14 実時間クロック装置 16 状態レジスタ 18 インターナル・リーダ 20 カレンダー 22 システム操作卓 24 直接アクセス記憶装置 26 磁気テープ装置 30 実時間クロック割り込みハンドラ 32 ホールド解除通知手段 40 第1段階のネット制御手段 42 ネット時刻起動手段 44 ホールド解除起動手段 50 第2段階のネット制御手段 52 世代索引手段 54 JCL領域初期化手段 56 JCL作成手段 58 第3段階のネット制御手段 60 第4段階のネット制御手段 62 ユーザ・ジョブ 64 ネット終了判定手段 66 異常終了処理手段 68 第5段階のネット制御手段 100 登録システム 102 スケジューリング・サブシステム 104 セットアップ・サブシステム 106 オペレーティング・サブシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 勤 東京都千代田区丸の内三丁目1番1号 出光興産株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−80131(JP,A) 特開 昭62−50933(JP,A) 特開 昭60−27949(JP,A) 特開 平3−78033(JP,A) 特開 昭54−88746(JP,A) 特開 昭63−214848(JP,A) 特開 昭58−134355(JP,A) 特開 昭57−97146(JP,A) 特開 平3−191423(JP,A) 特開 平4−338819(JP,A) 特開 平2−90322(JP,A) 「HITAC VOS3機能解説」、 日立製作所コンピュータ事業本部教育セ ンタ部・発行(昭和57年8月、第4 版)、P.68〜69 「ACOSソフトウェア FIPS・ ADジョブスケジューリングシステム説 明書 ADF12−3」、日本電気株式会 社・発行(昭和62年3月、第3版)、 P.1〜20 ACOSソフトウェア FIPS・A D概説書 ADZ12−2」、日本電気株 式会社・発行(昭和62年3月、第2 版)、P5〜15 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 9/46 G06F 1/00 G06F 9/06 G06F 12/00
Claims (5)
- 【請求項1】ジョブの起動とその実行順序とを制御して
コンピュータを連続的かつ自動的に運転するためのコン
ピュータ運用自動化装置であって、 少なくとも、処理装置(10)と、メモリ(12)と、
一定時間毎に前記処理装置(10)に割込みを要求する
実時間クロック装置(14)と、ジョブの状態レジスタ
(16)と、ジョブの起動要求をオペレーティング・シ
ステムに通知するための先入れ先出しバッファ装置であ
るインターナル・リーダ(18)と、日時を記録するカ
レンダー(20)と、システム操作卓(22)と、直接
アクセス記憶装置(24)と、磁気テープ装置(26)
と、を備え、 前記直接アクセス記憶装置(24)が、少なくとも、 ネットのスケジューリング条件が格納されたスケジュー
ルマスターと、 処理当日のネットの起動条件が格納されたデイリーファ
イルと、 ネット内のジョブの処理順序が格納されたネットマスタ
ーと、ネット名、ジョブ名、ジョブの処理パターンに対応して
該ジョブ制御用のパラメータなどよりなる ジョブ実行制
御情報が格納されたジョブマスターと、 磁気テープの世代管理情報が格納された世代マスター
と、 年間の処理休業日が登録された休日マスターと、 前記休日マスターを基に業務種別毎もしくは部署毎の処
理休業日の相違に対応して作成されたカレンダーファイ
ルと、 を含み、 前記処理装置(10)が、 ジョブをネット単位に自動スケジュールするネット・ス
ケジューラであって、少なくとも、実時間クロック装置
(14)の割り込みハンドラ(30)と、ホールド解除
通知手段(32)と、第1から第5段階のネット制御手
段と、 を含み、 (イ)前記第1段階のネット制御手段(40)が、少な
くとも、 (a)前記割り込みハンドラ(30)によって所定の時
間間隔毎に起動され、現在時刻が起動指定時刻と一致ま
たは超過し、かつ実行可能状態にあるネットを起動する
ために次段のネット制御手段(50)を起動する要求信
号を前記インターナル・リーダ(18)に出力する時刻
起動手段(42)と、 (b)前記ホールド解除通知手段(32)によって起動
され、起動条件がホールド解除で、かつ実行可能状態に
あるネットを起動するために、次段のネット制御手段
(50)を起動する要求信号を前記インターナル・リー
ダ(18)に出力するホールド解除起動手段(44)
と、 を含み、 (ロ)前記第2段階のネット制御手段(50)が、少な
くとも (a)ネット内のユーザ・ジョブが使用する磁気テープ
の世代管理を行う世代索引手段(52)と、 (b)ネット内のユーザ・ジョブを起動するためのマク
ロ呼出し制御文が格納される前記直接アクセス記憶装置
(24)の所定の領域を初期化する手段(54)と、 (c)ネット内のユーザ・ジョブを起動するため前記ジ
ョブ・マスターを参照してマクロ呼出し制御文を自動的
に作成した後、次段のネット制御手段(58)を起動す
る要求信号を前記インターナル・リーダ(18)に出力
するJCL作成手段(56)と、 を含み、 (ハ)前記第3段階のネット制御手段(58)が、前記 ネット内の第1番目のユーザ・ジョブを起動するユ
ーザ・ジョブ実行手段(62)と、ジョブの監視及びネ
ットの終了判定を行う終了判定手段(64)と、ジョブ
の異常終了処理手段(66)と、を起動する要求信号を
前記インターナル・リーダ(18)に出力し、 (ニ)前記第4段階のネット制御手段(60)が、 前記第3段階のネット制御手段(58)または終了判定
手段(64)によって起動され、 (a)ネット内のユーザ・ジョブ(62)と、 (b)ジョブの監視及びネットの終了判定を行う終了判
定手段(64)と、 (c)ジョブの異常終了時に起動される異常終了処理手
段(66)と、 を含み、前記終了判定手段(64)が、前記ネット内に
後続ユーザ・ジョブがあるときに該後続ユーザ・ジョブ
を起動するためのユーザ・ジョブ実行手段(62)と、
ネット終了判定手段(64)と、ジョブの異常終了処理
手段(66)と、を起動する要求信号を前記インターナ
ル・リーダ(18)に出力するとともに、前記ネットの
処理が終了したときに次段のネット制御手段(68)を
起動するための要求信号を前記インターナル・リーダ
(18)に出力し、 (ホ) 前記第5段階のネット制御手段(68)が、だ
だいま終了したネット内のユーザ・ジョブが使用した磁
気テープの世代を世代マスターについて更新し、起動条
件がただいま終了したネットで、かつ実行可能状態にあ
るネットを起動するために前記第2段階のネット制御手
段(50)を起動する要求信号を前記インターナル・リ
ーダ(18)に出力する、 ネット・スケジューラを含むコンピュータ運用自動化装
置。 - 【請求項2】前記処理装置(10)が、前記ネット・ス
ケジューラの前処理部であって、 (イ)前記スケジュールマスターと、前記ジョブマスタ
ーと、前記世代マスターと、前記休日マスタ ーと、前
記カレンダーファイルと、前記ネットマスター とを登
録するための登録手段(100)と、 (ロ)ネットのスケジュールを操作者に出力し前記操作
者が月単位で前記ネットのスケジュールの確認及び調整
を行うためのスケジューリング手段(102)と、 (ハ)ネットの実行前にユーザ・ジョブの実行スケジュ
ールを操作者に出力し前記操作者が該スケジュールと、
該ユーザ・ジョブの実行を制御するジョブ制御文との確
認および調整を行うセットアップ手段(104)と、 を含んだ前処理システムと、 (ニ)前記ネット・スケジューラを含み、処理当日のネ
ットの自動スケジュールを行うオペレーティング・サブ
システム(106)と、 を含む請求項1記載のコンピュータ運用自動化装置。ン
ピュータ運用自動化装置。 - 【請求項3】前記ネット・スケジューラのネットの起動
条件が、時刻、1もしくは複数個の先行ネットの終了、
ホールド解除、またはそれらの組合わせの内から任意に
設定される請求項1または請求項2記載のコンピュータ
運用自動化装置。 - 【請求項4】前記ネット・スケジューラが、前記ジョブ
マスターから、マクロ・パラメータを抽出し、ユーザ・
ジョブの処理条件の変更に対応したマクロ呼出し制御文
を自動生成する請求項1または請求項2記載のコンピュ
ータ運用自動化装置。 - 【請求項5】前記スケジュールマスターに、ネットの起
動日の日付指定用として、月の日次処理指定と、営業日
指定と、暦日指定と、週の曜日指定とから成る指定の内
の1または複数個を指定するための所定個数のサブフィ
ールドを設け、前記日付指定用の各サブフィールドに
は、ネットの起動条件を指定するインデックスとネット
内のユーザ・ジョブの処理パターン値を配設し、 前記ネット・スケジューラが、年間を通じて指定処理日
でのネットの起動及び制御を自動化するようにした請求
項2記載のコンピュータ運用自動化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4159982A JP2823991B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | コンピュータ運用自動化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4159982A JP2823991B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | コンピュータ運用自動化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05282164A JPH05282164A (ja) | 1993-10-29 |
JP2823991B2 true JP2823991B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=15705420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4159982A Expired - Fee Related JP2823991B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | コンピュータ運用自動化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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---|---|---|---|---|
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US20160147561A1 (en) * | 2014-03-05 | 2016-05-26 | Hitachi, Ltd. | Information processing method and information processing system |
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JPS5797146A (en) * | 1980-12-09 | 1982-06-16 | Fujitsu Ltd | Expansion processing system of job control sentence |
JPS58134355A (ja) * | 1982-02-03 | 1983-08-10 | Fujitsu Ltd | フアイルの保存世代管理方法 |
JPS6027949A (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-13 | Hitachi Ltd | ジヨブクラス自動スケジユ−ル方式 |
JPS6250933A (ja) * | 1985-08-29 | 1987-03-05 | Fujitsu Ltd | ジヨブ実行処理方式 |
JPS63214848A (ja) * | 1987-03-02 | 1988-09-07 | Fujitsu Ltd | フアイルの世代管理方式 |
JP2538679B2 (ja) * | 1989-08-22 | 1996-09-25 | 日本電気株式会社 | ジョブ実行時間予測表示方式 |
JPH03191423A (ja) * | 1989-12-21 | 1991-08-21 | Nec Corp | プログラム起動方式 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP4159982A patent/JP2823991B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
「ACOSソフトウェア FIPS・ADジョブスケジューリングシステム説明書 ADF12−3」、日本電気株式会社・発行(昭和62年3月、第3版)、P.1〜20 |
「HITAC VOS3機能解説」、日立製作所コンピュータ事業本部教育センタ部・発行(昭和57年8月、第4版)、P.68〜69 |
ACOSソフトウェア FIPS・AD概説書 ADZ12−2」、日本電気株式会社・発行(昭和62年3月、第2版)、P5〜15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05282164A (ja) | 1993-10-29 |
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