JP3012448B2 - 作業管理システム - Google Patents

作業管理システム

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JP3012448B2
JP3012448B2 JP34375493A JP34375493A JP3012448B2 JP 3012448 B2 JP3012448 B2 JP 3012448B2 JP 34375493 A JP34375493 A JP 34375493A JP 34375493 A JP34375493 A JP 34375493A JP 3012448 B2 JP3012448 B2 JP 3012448B2
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の工程からなる作
業についての作業指示を受け付けて各工程毎の作業指示
に展開し作業優先度を付加して作業現場へ出力する作業
管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の工程からなる作業(例え
ば製造作業等)では、作業現場の各工程において一定期
間に実施すべき作業を指示し、作業実績を収集、管理す
る必要があるため、これらの作業指示、作業実績管理等
を行う作業管理システムが構築される。また、このよう
な作業管理システムにおいては、作業現場の効率的な運
営、さらに、工場もしくは企業組織全体としても効率的
な運営が実現されるよう支援することを強く要求され
る。したがって、作業管理システムは、係る要請に応え
るべく各工程毎の作業に優先度を付加した作業指示を作
業現場へ送る必要がある。
【0003】従来、この種の作業管理システムは、作業
指示に付加する作業優先度を算定する手段として、工程
の納期が早い順番、工程のリードタイムが長い順番、最
終納期が早い順番、次工程の工程数が多い順番等、作業
指示立案時に把握できる条件(静的条件)を基準に作業
優先度を算定するものであった。
【0004】すなわち、従来の作業管理システムは、作
業優先度の算定基準として上述した静的条件のみを参酌
しており、実際の作業現場における作業の進度の変化、
例えば、所定の工程における所定の作業の前関係の作業
の遅れ、後関係の作業の仕掛状態(着手待ちの状態)あ
るいは負荷状況(当該作業を完了するために必要な対応
する工程の実施時間)といった条件(動的条件)を参酌
していなかった。
【0005】また、従来の作業現場における実際の運用
としては、現場作業者および監督者が実行中の作業の前
後関係の作業進捗状況、作業仕掛状態、負荷状況を見回
り状況判断をくだした上で、すなわち、静的条件により
付けられた作業優先度に加えて、現場作業者および監督
者が動的条件を判断した上で作業優先度を修正すること
が行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の製造現
場においては、様々な要因により作業の進度が当初の作
業予定よりも遅れたり、進み過ぎたりすることがある。
これに対し、上述したように従来の作業管理システムで
は、かかる作業の遅れや進み過ぎに対する対応が一切な
されていない。
【0007】そのため、実作業において作業管理システ
ムにより与えられた作業指示をもとに単純に作業順序を
確定すると、ある作業について、前関係の作業の進度が
作業予定よりも遅れており当該作業を着手できない状況
下にあるにも関わらず、当該作業の実施の段取りに着手
してしまう場合があり、無駄な工数を浪費するという欠
点があった。
【0008】また、ある作業の後関係の作業の進度が作
業予定よりも遅れており仕掛状態となっている作業が多
数発生しているにも関わらず、当該作業の実施を継続す
ることにより、仕掛状態となる後関係の作業をさらに増
加させてしまう場合があり、作業効率の低下を招くとい
う欠点があった。
【0009】本発明は、前記従来の欠点を解消し、作業
指示情報に係る作業の前関係にある作業の進捗状況、及
び後関係にある作業の負荷状況といった動的条件をフィ
ードバックして参照し、当該作業指示情報の優先度を算
出する作業管理システムを提供し、作業現場において効
率的な作業ができ、工場および企業組織全体としても効
率的な運営が実現されるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 前記の目的を達成する
ため、本発明は、複数の工程からなる作業についての作
業指示情報を受け付けて各工程毎の作業指示情報に展開
し作業優先度を付加して作業現場へ出力する作業管理シ
ステムにおいて、受け付けた作業指示情報を工程毎の作
業についての作業指示情報に展開する工程展開処理部
と、工程展開処理部が展開した工程毎の作業指示情報を
格納し蓄積する展開情報管理部と、前記作業現場から入
力された各工程毎の作業実績情報をもとに、前記工程展
開処理部が展開した工程毎の作業指示情報に係る作業の
前関係の作業の進捗状況を検出する進捗状況管理部と、
前記作業現場における各工程の稼働能力及び各工程毎の
作業の仕掛状況をもとに、前記工程展開処理部が展開し
た工程毎の作業指示情報に係る作業の後関係の作業の負
荷状況を算出する負荷状況管理部と、前記工程展開処理
部が展開した工程毎の作業指示情報に対し、前記進捗状
況管理部が検出した当該作業の前関係の作業の進捗状況
と、前記負荷状況管理部が算出した当該作業の後関係の
作業の負荷状況とに基づいて、優先順位を付加して前記
作業現場へ出力する作業指示管理部とを備える構成とし
ている。
【0011】 前記目的を達成する他の作業管理システ
ムでは、受け付けた作業指示情報を工程毎の作業につい
ての作業指示情報に展開する工程展開処理部と、工程展
開処理部が展開した工程毎の作業指示情報を格納し蓄積
する展開情報管理部と、前記作業現場から入力された各
工程毎の作業実績情報をもとに、前記工程展開処理部が
展開した工程毎の作業指示情報に係る作業の前関係の作
業の進捗状況を検出する進捗状況管理部と、前記工程展
開処理部が展開した工程毎の作業指示情報に係る作業の
中から完了していない作業に対する作業指示情報を抽出
し、前記作業現場における各工程の稼働能力及び各工程
毎の作業の仕掛状況をもとに、該抽出した作業指示情報
に係る作業の後関係の作業の負荷状況を算出する負荷状
況管理部と、前記工程展開処理部が展開した工程毎の作
業指示情報に対し、前記進捗状況管理部が検出した当該
作業の前関係の作業の進捗状況と、前記負荷状況管理部
が算出した当該作業の後関係の作業の負荷状況とに基づ
いて、優先順位を付加して前記作業現場へ出力する作業
指示管理部とを備える構成としている。
【0012】 前記目的を達成する他の作業管理システ
ムでは、受け付けた作業指示情報を工程毎の作業につい
ての作業指示情報に展開する工程展開処理部と、工程展
開処理部が展開した工程毎の作業指示情報を格納し蓄積
する展開情報管理部と、前記作業現場から入力された各
工程毎の作業実績情報をもとに、前記工程展開処理部が
展開した工程毎の作業指示情報に係る作業の前関係の作
業の進捗状況を検出する進捗状況管理部と、前記工程展
開処理部が展開した工程毎の作業指示情報に係る作業の
中から完了していない作業に対する作業指示情報を抽出
し、前記作業現場における各工程の稼働能力及び各工程
毎の作業の仕掛状況をもとに、該抽出した作業指示情報
に係る作業の後関係の作業の負荷状況を算出する負荷状
況管理部と、前記工程展開処理部が展開した作業指示情
報を各工程毎にソートし、特定の作業指示情報に係る作
業の前関係の作業及び後関係の作業の作業指示情報を検
索し、前記進捗状況管理部が検出した該前関係の作業の
進捗状況と、前記負荷状況管理部が算出した該後関係の
作業の負荷状況とに基づいて、該特定の作業指示情報に
優先順位を付加して前記作業現場へ出力する作業指示管
理部とを備える構成としている。
【0013】また、他の態様では、前記進捗状況管理部
が、作業指示情報に係る作業の前関係の作業の進捗状況
を、当該作業の進度に応じて仕掛状態(未着手)、着
手、停滞、完了の別に分けて検出する構成としている。
【0014】また、他の態様では、前記進捗状況管理部
が、作業指示情報に係る作業の前関係の作業の進捗状況
を、当該作業の進度に応じて未着手状態を0%、完了状
態を100%とする百分率で検出する構成としている。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例に係る作業管理
システムの構成を示すブロック図である。図2は、作業
現場での作業の流れおよび作業指示の対応状態のイメー
ジ、各作業指示の関係、各工程の関係を示すブロック図
である。なお、本実施例では、管理すべき複数の工程か
らなる作業として製造作業行う場合を例として説明す
る。
【0016】図1に示すように、本実施例の作業管理シ
ステム20は、生産計画に基づいて計算し作成された製
造指示情報を製造指示管理システム10から受け取り、
当該製造指示情報を工程別に展開して各工程毎の作業指
示情報とし、各作業指示情報に作業優先度を付加して
業現場30に渡す。工程毎の作業指示情報に付加される
作業優先度は、作業現場30から渡される作業実績情報
に基づき、所定の基準情報を参照して算定する。
【0017】作業現場30は、作業管理システムから入
力した作業優先度の付加された作業指示情報にしたがっ
て作業を各工程毎に実施し、その結果及び進度を作業実
績情報として所定の形式で作業管理システム20に渡
す。
【0018】図示のように、作業管理システム20は、
製造指示管理システム10から受け付けた製造指示情報
を工程毎の作業についての作業指示情報に展開する工程
展開処理部21と、工程展開処理部21が展開した工程
毎の作業指示情報を格納し蓄積する展開情報管理部22
と、当該作業指示情報に係る作業の前関係の作業の進捗
状況を検出する進捗状況管理部23と、当該作業指示情
報に係る作業の後関係の作業の負荷状況を検出する負荷
状況管理部24と、各工程毎の作業指示情報に優先順位
を付加して作業現場30へ出力する作業指示管理部25
とを備える。また、作業管理システム20は、図示しな
い記憶部を有し、製造指示情報の展開及び作業優先度の
算定に必要な基準情報として、工程系列基準情報26、
工程能力基準情報27、作業負荷基準情報28を格納し
てある。
【0019】ここで、工程系列基準情報26としては、
製造指示情報によって指示される製造作業を実施するた
めに必要な工程及びその順番を、各製造作業毎に格納し
てある。工程能力基準情報27としては、作業現場30
における各工程の稼働能力を工程毎に格納してある。作
業負荷基準情報28としては、工程毎に展開された作業
指示情報によって指示される作業ついての仕掛状況、す
なわち、当該作業を完了するために必要な当該工程の実
施時間を作業毎に格納してある。
【0020】工程展開処理部21は、製造指示管理シス
テム10から受け付けた製造指示情報を工程毎の作業に
ついての作業指示情報に展開し、すべての作業指示情報
を展開情報管理部22と進捗状況管理部23と、負荷状
況管理部24とに送る。
【0021】展開情報管理部22は、工程展開処理部2
1が展開した工程毎の作業指示情報を蓄積して、作業指
示管理部25の要求に応じて必要な作業指示情報を送
る。
【0022】進捗状況管理部23は、作業指示情報に当
該作業の作業現場30における実施状態を示すステータ
スを付加し、これを適宜更新することにより各作業の進
捗状況を管理する。作業指示情報のステータスは、当該
作業の進度に応じて「仕掛状態」、「着手」、「停
滞」、「完了」の各段階からなる。進捗状況管理部23
は、作業現場30から各工程毎の作業の進捗状況を示す
作業実績情報を入力し、工程展開処理部21から工程毎
に展開した作業指示情報を入力して比較し、各作業指示
情報の進捗状況を示すステイタスを当該作業についての
作業実績情報の内容に応じて「着手」、「停滞」、「完
了」とする。そして、ステイタスが「完了」となった作
業指示情報に係る作業の後関係の作業についての作業指
示情報のステイタスを「仕掛状態」とする。
【0023】負荷状況管理部24は、作業現場30から
各工程毎の作業の進捗状況を示す作業実績情報を入力
し、工程展開処理部21から工程毎に展開した作業指示
情報を入力して比較し、作業指示情報のステイタスが
「仕掛状態」、「着手」、「停滞」であるものを抽出す
る。そして、作業負荷基準情報28を参照して、抽出し
た各作業指示情報に係る作業についての仕掛状況を算定
し、各工程毎の仕掛状況(当該工程を要する作業をすべ
て完了するために必要な当該工程の実施時間)を加算す
る。また、工程能力基準情報27を参照して、各工程の
仕掛状況と作業現場30における当該工程の稼働能力と
を比較し、各工程毎の負荷状況(当該工程を要する作業
をすべて完了するために必要な各工程の稼働時間)を算
定する。
【0024】作業指示管理部25は、工程展開処理部2
1及び展開情報管理部22から送られた工程毎の作業指
示情報と、進捗状況管理部23から送られた当該作業指
示情報に係る作業の前関係の作業の進捗状況及び負荷状
況管理部24から送られた当該作業指示情報に係る作業
の後関係の作業の負荷状況とを比較し、あらかじめ定め
た所定の規則にしたがって各作業指示情報に作業優先度
を付加する。作業優先度を付加するための規則は、生産
計画や製造指示情報、作業現場30における稼働能力等
に基づいて適宜定め得る。
【0025】次に、本実施例の処理動作について図3乃
至図6のフローチャートを参照して説明する。図3は工
程展開処理部21の動作を、図4は進捗状況管理部23
の動作を、図5は負荷状況管理部24の動作を、図6は
作業指示管理部25の動作を示す図である。
【0026】工程展開処理部21は、図3に示すよう
に、製造指示管理システムから製造指示情報を受け取る
と、工程系列基準情報26を参照して、受け取った製造
指示情報を工程毎に展開し、工程別の作業指示情報を作
成する(ステップ301)。そして、作成した作業指示
情報を展開情報管理部22に格納すると共に(ステップ
302)、進捗状況管理部23及び作業指示管理部25
に渡す(ステップ303、304)。
【0027】進捗状況管理部23は、図4に示すよう
に、工程展開処理部21から工程別の作業指示情報を受
け取ると、作業現場30から受け取る作業実績情報のう
ち当該作業指示情報に係る作業についての情報を抽出
し、かかる作業実績情報が示す作業進度に応じて当該作
業指示情報のステイタスを適宜更新する(ステップ40
1)。次に、特定の作業指示情報についてステイタスが
「完了」となった場合(ステップ402)、進捗状況管
理部23は、展開情報管理部22から当該作業指示情報
に係る作業の後関係の作業についての作業指示情報を検
索する(ステップ403)。そして、検索した作業指示
情報のステイタスを「仕掛状態」として前記と同様に管
理し、そのステイタスを適宜更新する(ステップ40
4)。
【0028】負荷状況管理部24は、図5に示すよう
に、まず進捗状況管理部23が管理する作業指示情報の
うち、ステイタスが「仕掛状態」、「着手」、「停滞」
のいずれかであるものを抽出する(ステップ501)。
そして、作業負荷基準情報28を参照し、抽出した個々
の作業指示情報についてその仕掛状況を算定し、各工程
毎に仕掛情報を加算する(ステップ502)。これによ
って、当該工程をすべて完了するために必要な当該工程
の実施時間が算出される。次に、負荷状況管理部24
は、工程能力基準情報27を参照し(ステップ50
3)、仕掛状況が算定された各工程の負荷状況を算定す
る(すてっぷ504)。
【0029】作業指示管理部25は、図6に示すよう
に、工程展開処理部21から工程別の作業指示情報を受
け取ると、これを各工程毎にソートする(ステップ60
1)。そして、展開情報管理部22から、当該作業指示
情報に係る作業の前関係の作業及び後関係の作業の作業
情報を検索する(ステップ602、603)。次に、作
業指示管理部25は、進捗状況管理部23から当該作業
指示情報に係る作業の前関係の作業の進捗状況を検索す
る(ステップ604)。また、負荷状況管理部24から
当該作業指示情報に係る作業の後関係の作業の負荷状況
を検索する(ステップ605)。最後に、これらの進捗
状況及び負荷状況を考慮して所定の規則にしたがって作
業指示情報毎に優先度を算定し、算定した優先度を作業
指示情報に付加して作業指示情報を作業現場30に渡
す。
【0030】以上のようにして、工程別に展開され優先
度を付加された作業指示情報が作業現場30に渡される
こととなる。かかる作業実施情報に付加された優先度
は、上述したように、当該作業実施情報に係る作業の前
関係の作業の進捗状況、及び後関係の作業の負荷状況と
いった動的条件を考慮して算定されているため、作業現
場30において作業が様々な理由により作業予定より遅
れたり進み過ぎたりした場合でも、かかる状況を作業管
理システム20にフィードバックし、作業指示情報に付
加する優先度に反映させることができる。
【0031】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも前記実施例に限定されるもの
ではない。例えば、本実施例では、進捗状況管理部23
が各作業の進捗状況を管理するために作業指示情報に付
加するステイタスを当該作業の進度に応じて「仕掛状
態」、「着手」、「停滞」、「完了」の4段階で表現し
たが、かかる表現の変わりに、当該作業の進度に応じて
未着手状態を0%、完了状態を100%とする百分率で
表現するようにしてもよい。この場合、進捗状況管理部
23は、作業情報のステータスが100%に至るまで当
該作業の進度に応じて順次ステータスを更新することと
なり、ある作業指示情報についてステータスが100%
に至った場合に、当該作業の後関係の作業についての作
業指示情報のステータスを0%として新たに管理する。
また、負荷状況管理部24は、ステータスが100%未
満の作業指示情報を抽出して負荷状況を算定する。
【0032】また、作業指示管理部25は、作業指示情
報の優先度を算定する際、かならずしも当該作業指示情
報に係る作業の前関係の作業の進捗状況及び後関係の作
業の負荷状況の両方を考慮しなくてもよい。すなわち、
当該作業指示情報に係る作業の前関係の作業の進捗状況
又は後関係の作業の負荷状況のいずれかを考慮して作業
指示情報の優先度を算定することができる。この場合で
あっても、いずれの動的条件も考慮せずに作業情報の優
先度を決定していた従来の場合に比べ、実際の作業現場
30における作業の進度を十分に反映させることができ
る。
【0033】なお、本実施例では、作業管理システム2
0が管理する複数の工程からなる作業として製造作業を
例として説明したが、その他の複数の工程からなる作業
についても同様に本発明を利用することができるのは言
うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動的条件である作業指示情報に係る作業の前関係にある
作業の進捗状況をフィードバックして参照し、作業指示
情報の優先度の算定に反映させることができる。このた
め、ある作業について、前関係の作業の進度が作業予定
よりも遅れており当該作業を着手できない状況下にある
場合には、当該作業の実施の段取りに着手せず、無駄な
工数を浪費する事態を回避することができる。したがっ
て、作業現場において効率的な作業ができ、工場および
企業組織全体としても効率的な運営の実現を図ることが
できるという効果がある。
【0035】また、本発明に係る他の作業管理システム
によれば、動的条件である作業指示情報に係る作業の後
関係にある作業の負荷状況をフィードバックして参照
し、作業指示情報の行鮮度の算定に反映させることがで
きる。このため、ある作業の後関係の作業の進度が作業
予定よりも遅れており仕掛状態となっている作業が多数
発生している場合には、当該作業の実施を中断し、他の
作業を優先させることによって、仕掛状態となる後関係
の作業を減少させることができる。したがって、作業現
場において効率的な作業ができ、工場および企業組織全
体としても効率的な運営の実現を図ることができるとい
う効果がある。
【0036】さらに、本発明の他の作業管理システムに
よれば、動的条件である作業指示情報に係る作業の前関
係にある作業の進捗状況及び後関係にある作業の負荷状
況の両方をフィードバックして参照し、作業指示情報の
優先度の算定に反映させることができる。このため、作
業現場においてより一層効率的な作業ができ、工場およ
び企業組織全体としてもさらに効率的な運営の実現を図
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る作業管理システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】 作業現場での作業の流れおよび作業指示の対
応状態のイメージ、各作業指示の関係、各工程の関係を
示すブロック図である。
【図3】 図1の工程展開処理部の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】 図1の進捗状況管理部の動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】 図1の負荷状況管理部の動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】 図1の作業指示管理部の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 製造指示管理システム 20 作業指示管理システム 21 工程展開処理部 22 展開情報管理部 23 進捗状況管理部 24 負荷状況管理部 25 作業指示管理部 30 製造現場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の工程からなる作業についての製造
    指示情報を受け付けて各工程毎の作業についての作業指
    示情報に展開し作業優先度を付加した作業指示情報を
    業現場へ出力する作業管理システムにおいて、 受け付けた製造指示情報を工程毎の作業についての作業
    指示情報に展開する工程展開処理部と、 工程展開処理部が展開した工程毎の作業についての作業
    指示情報を格納し蓄積する展開情報管理部と、 前記作業現場から入力された各工程毎の作業実績情報を
    もとに、前記工程展開処理部が展開した作業指示情報に
    係る作業の前関係の作業の進捗状況を検出する進捗状況
    管理部と、 前記作業現場における各工程の稼働能力及び各工程毎の
    作業の仕掛状況をもとに、前記工程展開処理部が展開し
    た作業指示情報に係る作業の後関係の作業の負荷状況を
    算出する負荷状況管理部と、前記進捗状況管理部が検出した当該作業の前関係の作業
    の進捗状況と、前記負荷状況管理部が算出した当該作業
    の後関係の作業の負荷状況とに基づいて、 前記工程展開
    処理部が展開した工程毎の作業についての作業指示情報
    優先順位を付加した作業指示情報を前記作業現場へ出
    力する作業指示管理部とを備えることを特徴とする作業
    管理システム。
  2. 【請求項2】 複数の工程からなる作業についての製造
    指示情報を受け付けて各工程毎の作業についての作業指
    示情報に展開し作業優先度を付加した作業指示情報を
    業現場へ出力する作業管理システムにおいて、 受け付けた製造指示情報を工程毎の作業についての作業
    指示情報に展開する工程展開処理部と、 工程展開処理部が展開した工程毎の作業についての作業
    指示情報を格納し蓄積する展開情報管理部と、 前記作業現場から入力された各工程毎の作業実績情報を
    もとに、前記工程展開処理部が展開した作業指示情報に
    係る作業の前関係の作業の進捗状況を検出する進捗状況
    管理部と、 前記工程展開処理部が展開した作業指示情報に係る作業
    の中から完了していない作業に対する作業指示情報を抽
    出し、前記作業現場における各工程の稼働能力及び各工
    程毎の作業の仕掛状況をもとに、該抽出した作業指示情
    報に係る作業の後関係の作業の負荷状況を算出する負荷
    状況管理部と、前記進捗状況管理部が検出した当該作業の前関係の作業
    の進捗状況と、前記負荷状況管理部が算出した当該作業
    の後関係の作業の負荷状況とに基づいて、 前記工程展開
    処理部が展開した工程毎の作業についての作業指示情報
    優先順位を付加した作業指示情報を前記作業現場へ出
    力する作業指示管理部とを備えることを特徴とする作業
    管理システム。
  3. 【請求項3】 複数の工程からなる作業についての製造
    指示情報を受け付けて各工程毎の作業についての作業指
    示情報に展開し作業優先度を付加した作業指示情報を
    業現場へ出力する作業管理システムにおいて、 受け付けた製造指示情報を工程毎の作業についての作業
    指示情報に展開する工程展開処理部と、 工程展開処理部が展開した工程毎の作業についての作業
    指示情報を格納し蓄積する展開情報管理部と、 前記作業現場から入力された各工程毎の作業実績情報を
    もとに、前記工程展開処理部が展開した作業指示情報に
    係る作業の前関係の作業の進捗状況を検出する進捗状況
    管理部と、 前記工程展開処理部が展開した作業指示情報に係る作業
    の中から完了していない作業に対する作業指示情報を抽
    出し、前記作業現場における各工程の稼働能力及び各工
    程毎の作業の仕掛状況をもとに、該抽出した作業指示情
    報に係る作業の後関係の作業の負荷状況を算出する負荷
    状況管理部と、 前記工程展開処理部が展開した作業指示情報を各工程毎
    にソートし、特定の作業指示情報に係る作業の前関係の
    作業及び後関係の作業の作業指示情報を検索し、前記進
    捗状況管理部が検出した該前関係の作業の進捗状況と、
    前記負荷状況管理部が算出した該後関係の作業の負荷状
    況とに基づいて、該特定の作業指示情報に優先順位を付
    加した作業指示情報を前記作業現場へ出力する作業指示
    管理部とを備えることを特徴とする作業管理システム。
  4. 【請求項4】 前記進捗状況管理部が、作業指示情報に
    係る作業の前関係の作業の進捗状況を、当該作業の進度
    に応じて仕掛状態(未着手)、着手、停滞、完了の別に
    分けて検出することを特徴とする請求項1、2又は3に
    記載の作業管理システム。
  5. 【請求項5】 前記進捗状況管理部が、作業指示情報に
    係る作業の前関係の作業の進捗状況を、当該作業の進度
    に応じて未着手状態を0%、完了状態を100%とする
    百分率で検出することを特徴とする請求項1、2又は3
    に記載の作業管理システム。
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