JP2013134686A - 工程管理システム、管理端末、及び工程管理方法 - Google Patents

工程管理システム、管理端末、及び工程管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013134686A
JP2013134686A JP2011285894A JP2011285894A JP2013134686A JP 2013134686 A JP2013134686 A JP 2013134686A JP 2011285894 A JP2011285894 A JP 2011285894A JP 2011285894 A JP2011285894 A JP 2011285894A JP 2013134686 A JP2013134686 A JP 2013134686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
management
information
terminal
management terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011285894A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagayoshi So
永芳 宗
Katsuya Sato
勝也 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Corp filed Critical Maeda Corp
Priority to JP2011285894A priority Critical patent/JP2013134686A/ja
Publication of JP2013134686A publication Critical patent/JP2013134686A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

【課題】工程管理の作業効率及び工程管理の対象となる作業の効率をより向上できる技術を提供する。
【解決手段】携帯端末とネットワークを介して接続自在な、作業工程を管理する管理端末で実行される工程管理方法であって、前記携帯端末から送信され、又は前記管理端末の入力手段を介して入力される、作業工程の進捗情報を取得する取得ステップと、前記携帯端末から送信され、又は前記管理端末の入力手段を介して入力される、作業工程の進捗情報を取得し、取得した進捗情報と、記憶装置に記憶される、作業順序に関する作業順序情報、作業箇所に関する作業箇所情報、他の作業と入れ替え可能かどうかに関する入替情報を含む前記作業情報とに基づいて作業の入れ替えが必要かどうかを判断する判断ステップとを含む。
【選択図】図11

Description

本発明は、工程管理システム、管理端末、及び工程管理方法の技術に関する。
建築工事の工程管理を行う技術として特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、内装・設備工事を作業に関する要素群と作業区画に関する要素群とに区分し、要素群を各要素の単独と複合体とに整理して、各工事の工程を単独と複合体とで管理することを基本にし、共通性の高い要素をライブラリに登録して内装・設備工事に再利用したり、作業区画と作業に関する各複合体が、最小単位や他の複合体を有しており、作業区画の最小単位が、作業に関する要素を有し、作業の最小単位が、作業に伴う労務・資機材に関する要素を有することが開示されている。
また、特許文献2には、携帯端末を使用した品質管理システムが開示されている。この品質管理システムは、施工管理者用事務所端末と、施工管理者が使用し、施工管理者用事務所端末と通信ネットワークを介して接続される施工管理者用携帯端末と、現場監督用事務所端末と、現場監督が使用し、前記現場監督用事務所端末と通信ネットワークを介して接続される現場監督用携帯端末と、施工管理者用事務所端末及び現場監督用事務所端末と通信ネットワークを介して接続されたサーバとを備え、施工管理者用携帯端末及び現場監督用携帯端末は、サーバにより統合された工程情報を表示する。
特開2004−152135号公報 特開2007―87074号公報
建築物(例えば、マンションなどの集合住宅)の内装工事は、一般に下層から上層へ部屋(住戸)単位で進められる。各部屋(住戸)における工種の乗り込みや次工程への引き継ぎは、作業員への聞き取りや現場確認にて行われる。このような工種の乗り込みや次工程への引き継ぎの管理方法としては、作業員への聞き取りや現場確認にて得られた進捗情報を各部屋(住戸)や入口(玄関)に工事ステップを一覧形式で掲示したり、現場事務所に建築物(集合住宅)全体の進捗を表にして掲示することで行われている。そして、掲示される情報に基づいて、日々の工程調整や労務、資材の手配が行われる。
進捗情報の確認や掲示が遅れると、次工程に手待ちが生じるなどの弊害が生じる。また、作業員への聞き取りや聞き取った進捗情報を掲示する従来の方法では、転記作業が大変で、間違いや遅れが生じやすく、現場の進捗確認作業にも多くの時間を要するといった問題がある。
また、例えば、内装工事のように工種が多く、また、複数の作業箇所で同様の作業が並行して進められる場合には、一つの作業の遅れが他の作業へ与える影響も大きい。例えば、作業の中には、作業の進捗に応じて順序を入れ替えることが可能な作業も存在するものの、作業箇所毎の進捗を随時把握して、工程の変更を行うことは困難である。作業員への聞き取りや聞き取った進捗情報を掲示する従来の方法では、工程の変更を行うとなると、作業員への聞き取りや聞き取った進捗情報の掲示をその都度行う必要があり、工程管理の作業効率が逆に低下することが懸念される。
なお、コンピュータにより工程管理を行う技術や、携帯端末を使用した工程管理システムも提案されている(例えば、特許文献1、2)。しかしながら、コンピュータにより工程管理を行う技術は、携帯端末との連携を意識したものではない。また、携帯端末を使用した工程管理システムは、端末同士をネットワークを介して接続することで、携帯端末を介して工程を閲覧できるようにしたものにすぎない。
本発明は、上記の問題に鑑み、工程管理の作業効率及び工程管理の対象となる作業の効率をより向上できる技術を提供することを課題とする。
本発明では、上記課題を解決するため、携帯端末を介して、工程の進捗情報の確認等を行えるようにした。また、作業を種類別にデータベースで管理し、工程を入れ替えることが可能な作業同士を予め関連づけて記憶させることとした。
詳細には、本発明は、作業工程を管理する管理端末と、前記管理端末とネットワークを介して接続自在な携帯端末とを含む工程管理システムであって、前記携帯端末は、作業内容を含む作業情報の入力を受け付ける携帯端末の入力手段と、前記作業情報を表示する携帯端末の表示手段と、前記管理端末と通信する携帯端末の通信手段と、前記携帯端末の入力手段、表示手段、及び通信手段を制御する、携帯端末の制御手段と、を備え、前記管理端末は、前記作業情報の入力を受け付ける管理端末の入力手段と、前記作業情報を表示する管理端末の表示手段と、前記携帯端末と通信する管理端末の通信手段と、前記管理端末の入力手段、表示手段、及び通信手段を制御する、管理端末の制御手段と、を備え、前記管理端末の制御手段は、前記携帯端末から送信され、又は前記管理端末の入力手段を介して入力される、作業工程の進捗情報を取得し、取得した進捗情報と、記憶装置に記憶される、作業順序に関する作業順序情報、作業箇所に関する作業箇所情報、他の作業と入れ替え可能かどうかに関する入替情報を含む前記作業情報とに基づいて作業の入れ替えが必要かどうかを判断する工程管理システムである。
本発明に係る工程管理システムでは、作業員への聞き取りや聞き取った進捗情報の提示をすることなく、作業の管理者は、管理端末や携帯端末を介して作業の進捗を確認することができる。従って、工程管理の作業効率を従来よりも向上することができる。また、本発明に係る工程管理システムでは、作業順序に関する作業順序情報、作業箇所に関する作業箇所情報、他の作業と入れ替え可能かどうかに関する入替情報を含む前記作業情報を記憶装置に記憶される。作業情報には、他の作業情報と入れ替え可能かどうかに関する入替情報が含まれていることから、作業順序情報、作業箇所情報も考慮することで、作業の入れ替えが必要かどうかを判断することができる。例えば、ある作業箇所の作業が予定より早く終わった場合において、予定の次の作業はまだ始められないが、この次の作業と入れ替え可能な作業であれば作業を開始できる場合、作業の入れ替えが必要と判断される。また、ある作業箇所の作業を予定よりも遅れており次の作業が進められない場合において、他の作業箇所において次の作業を行える場合、作業の入れ替えが必要と判断される。このように、本発明に係る工程管理システムでは、自動的に、工程管理の調整が必要かどうか判断される。従って、工程管理の対象となる作業自体の作業効率も向上することができる。
本発明に係る工程管理システムは、種々の作業工程の管理に適用可能である。例えば、建築物(例えば、マンションなどの集合住宅)の内装工事は、作業の種類が多く、作業箇所も複数存在し、工程管理に多大な労力が必要とされるが、本発明に係る工程管理システムは建築物の内装工事の工程管理にも好適に用いることができる。管理端末は、汎用のコンピュータによって構成することができる。携帯端末には、携帯電話機、スマートフォン
、タブレット、ノート型パソコンが例示される。なお、管理端末を持ち運び可能なノート型パソコンなどの携帯端末によって構成してもよい。
ここで、前記管理端末の制御手段は、作業の入れ替えが必要な場合、作業を入れ替え、作業を入れ替えた旨の通知を前記携帯端末に対して実行するようにしてもよい。これにより、作業の管理者は、リアルタイムで、作業が入れ替えられたことを把握することができる。
また、前記管理端末の制御手段は、前記進捗情報と前記作業情報に基づいて、作業箇所毎の作業の進捗が作業種類毎にパターン分けされた進捗管理表を作成するようにしてもよい。パターンには、色、網掛けが例示される。作成された進捗管理表は、携帯端末又は管理端末の表示手段を介して確認することができる。作成された進捗管理表は作業箇所毎の作業の進捗が作業種類毎にパターン分けされているので、作業の管理者は、容易に作業箇所毎の進捗、作業種類毎の進捗を把握することができる。
ここで、本発明は、上述した工程管理システムにおける管理端末、又は携帯端末として特定することができる。例えば、本発明は、携帯端末とネットワークを介して接続自在な、作業工程を管理する管理端末であって、前記作業情報の入力を受け付ける管理端末の入力手段と、前記作業情報を表示する管理端末の表示手段と、前記携帯端末と通信する管理端末の通信手段と、前記管理端末の入力手段、表示手段、及び通信手段を制御する、管理端末の制御手段と、を備え、前記管理端末の制御手段は、前記携帯端末から送信され、又は前記管理端末の入力手段を介して入力される、作業工程の進捗情報を取得し、取得した進捗情報と、記憶装置に記憶される、作業順序に関する作業順序情報、作業箇所に関する作業箇所情報、他の作業と入れ替え可能かどうかに関する入替情報を含む前記作業情報とに基づいて作業の入れ替えが必要かどうかを判断する。
また、本発明は、上述した工程管理システムで実行される工程管理方法として特定することもできる。例えば、本発明は、携帯端末とネットワークを介して接続自在な、作業工程を管理する管理端末で実行される工程管理方法であって、前記携帯端末から送信され、又は前記管理端末の入力手段を介して入力される、作業工程の進捗情報を取得する取得ステップと、前記携帯端末から送信され、又は前記管理端末の入力手段を介して入力される、作業工程の進捗情報を取得し、取得した進捗情報と、記憶装置に記憶される、作業順序に関する作業順序情報、作業箇所に関する作業箇所情報、他の作業と入れ替え可能かどうかに関する入替情報を含む前記作業情報とに基づいて作業の入れ替えが必要かどうかを判断する判断ステップとを含む。
また、本発明に係る工程管理方法は、前記作業の入れ替えが必要な場合、作業を入れ替え、作業を入れ替えた旨の通知を前記携帯端末に対して実行する通知ステップを更に含むものでもよい。更に、本発明に係る工程管理方法は、前記進捗情報と前記作業情報に基づいて、作業箇所毎の作業の進捗が作業種類毎にパターン分けされた進捗管理表を作成する作成ステップを更に含むものでもよい。
また、本発明は、上述した本発明に係る工程管理システムで実行される処理を実現させるプログラムとして特定することもできる。更に、本発明は、上記プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この場合、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。なお、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、又は化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。
本発明によれば、工程管理の作業効率及び工程管理の対象となる作業の効率をより向上できる技術を提供することができる。
第一実施形態に係る工程管理システムの構成を示す。 第一実施形態に係る管理端末の構成を示す。 第一実施形態に係る携帯端末の構成を示す。 第一実施形態に係る事前入力処理の処理フローを示す。 第一実施形態に係る入力画面の一例を示す。 第一実施形態に係る管理データベースの一例を示す。 第一実施形態に係る全体進捗管理表(1)の一例を示す。 第一実施形態に係る全体進捗管理表(2)の一例を示す。 第一実施形態に係る各戸進捗管理表(1)の一例を示す。 第一実施形態に係る各戸進捗管理表(2)の一例を示す。 第一実施形態に係る更新処理の処理フローを示す。 第一実施形態に係る更新画面(1)の一例を示す。 第一実施形態に係る更新画面(2)の一例を示す。 第一実施形態に係る判定処理の処理フローを示す。 第一実施形態に係る、作業の入れ替えが行われた、各戸進捗管理表(2)を示す。 第二実施形態に係る二次元バーコードを用いた各戸進捗管理表(2)の一例を示す。 第三実施形態に係る電話番号を用いた各戸進捗管理表(2)の一例を示す。
次に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。但し、以下で説明する実施形態は本発明を実施するための例示であり、本発明は以下で説明する態様に限定されない。
<第一実施形態>
≪構成≫
図1に示すように、第一実施形態に係る工程管理システム10は、管理端末1と、複数の携帯端末3を含み、管理端末1と携帯端末3は、ネットワーク7を介して接続されている。ネットワーク7には、電話回線網を利用したインターネットが例示されるが、ネットワーク7は、管理端末1、携帯端末3を電気的に接続し、通信可能とできるものであれば良くその態様は特に限定されない。
(管理端末)
図2は、第一実施形態に係る管理端末の構成を示す。図2に示すように、管理端末1は、汎用のコンピュータによって構成することができ、ハードウェア構成として、管理端末の制御装置11、管理端末の表示装置14、管理端末の入力装置15、管理端末の通信装置16を備え、管理端末の制御装置11は、管理端末のCPU12、管理端末のメモリ13を有する。
管理端末の表示装置14は、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル、CRT(Cathode Ray Tube)、エレクトロルミネッセンスパネル等を含む。管理端末の入力装置15は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、操作ボタン等を含む。管理端末の通信装置16には、例えば、ネットワーク7への
接続を実現する通信モジュール(例えば、ネットワークカード)が例示される。
管理端末のCPU12は、管理端末1の各ハードウェアを制御し、また、管理端末のメモリ13に登録された制御プログラムに従って、工程管理などの所定の機能を機能させる。工程管理などの所定の機能は、管理端末のCPU12上で実行されるコンピュータプログラムとして構成することができる。また、これらの所定の機能は、専用のプロセッサが実行するようにしてもよい。
図3は、第一実施形態に係る携帯端末の構成を示す。携帯端末3は、例えば、ネットワーク7へ接続可能な、携帯電話機、スマートフォン、タブレット、ノート型PCによって構成することができる。携帯端末3は、ハードウェア構成として、CPU32及びメモリ33を有し、携帯端末3を所定のプログラムに従って制御する制御装置31、ディスプレイやタッチパネルからなる表示装置34、操作ボタン、タッチパネル、キーボードからなる入力装置35、ネットワーク7へ接続する通信装置37等を備える。
≪処理≫
次に、第一実施形態に係る工程管理システム10で実行される処理について説明する。以下、集合住宅(マンション)の内装工事の工程管理を例に説明する。
(事前入力処理)
まず、工程管理に用いる管理データベースを構築するための事前入力処理について説明する。図4は、第一実施形態に係る事前入力処理の処理フローを示す。事前入力処理は、例えば管理端末1において、工程管理のプログラムが起動されることで開始される。ステップS01では、管理端末のCPU12は、管理端末の表示装置14に入力画面を表示させる。次に、ステップ管理端末のCPU12は、管理端末の入力装置15を介して工程管理に必要な基本情報の入力を受け付ける。
ここで、図5は、第一実施形態に係る入力画面の一例を示す。入力画面には、現場名、棟数、階数、階別戸数、タイプ、管理対象工種(進捗順)、入れ替え可能工種、職長名・メールアドレス、担当職員名・メールアドレス、全体進捗管理画面選択、各戸進捗管理画面選択、工事予定(オプション)の項目が設けられ、項目毎に情報の入力又は選択が可能となっている。
現場名には、現場名が入力可能である。棟数は、施工対象である集合住宅の棟数が入力可能である。階数は、集合住宅の階数が入力可能である。階別戸数には、集合住宅の階別の戸数が入力可能である。タイプは、部屋の種類を示し、Aタイプ(1LDK)、Bタイプ(2LDK)、Cタイプ(3LDK)から選択可能である。管理対象工種は、管理対象となる工種(作業の種類)を示し、表示された工種から選択可能である。(1)墨出しは、間仕切り壁やユニットバスの位置など内装仕上全般の墨を出す作業である。(2)左官補修は、主に壁や柱など躯体の不具合補修やクロスを直張りする躯体壁の下地をモルタルで塗る作業である。(3)ALC(autoclaved light weight concrete)は、外壁や廊下の壁(耐火性能が必要)をALCで構成する作業である。(4)AW・SDは、アルミサッ
シ(AW)や玄関スチールドア枠(SD)を取付ける作業である。(5)サッシ埋めは、サッシと躯体の隙間をモルタルで埋める作業である。(6)ガラスは、アルミサッシにガラスを入れる作業であり、この作業を行うことで住戸内の止水が確保される。(7)額縁・コマ付は、サッシ周囲に木製の額縁を取付け、ウレタンの吹付けで隠れてしまう壁面に間仕切り壁固定用のコマ(木片)を予め取り付けておく作業である。(8)貫通処理は、スリーブや換気口など貫通部をモルタルで埋める作業である。(9)ウレタンは、外部に面する壁や梁型に断熱ウレタンを吹付ける作業であり、この作業では周囲の養生が必要となる。(10)検査(1)は、以降の工程で隠蔽されてしまう断熱ウレタンの厚さと吹付範囲を検
査するものである。(11)UBは、ユニットバスの設置作業である。(12)床配管は、給排水およびガス、温水などの配管をスラブ上に設置する作業である。(13)天井配線は、照明、通信、TV、電線を躯体天井におおまかに配線しておく作業である。(14)壁天LGSは、間仕切壁と天井の軽量鉄骨下地(LGS)を組み立てる作業である。(15)壁配線は、おおまかに配線された電線を間仕切壁下地を辿って下ろし、コンセント等のボックス類に導く作業である。(16)造作・枠は、キッチンのカウンターや手摺り下地、各小部屋の木製建具の枠など木材料を取り付ける作業である。(17)家具は、ウォークインクロゼットや吊戸棚など作り付け家具を取り付ける作業である。(18)検査(2)は、以降の工程(ボード張り)で隠蔽されてしまう下地の状況や配線、配管などを検査するものである。(19)壁天ボードは、壁・天井下地にプラスターボードを取り付ける作業である。(20)置床は、スラブの上に床フローリングの下地となるパーチクルボード(置床)を敷きこむ作業である。(21)キッチンは、台所にシステムキッチンを搬入、設置する作業である。(22)玄関石は、玄関の踏込みや巾木に石を張る作業である。(23)検査(3)は、以降の工程(クロス、フローリング張り)で隠蔽されてしまう下地の状況を検査するものである。(24)クロスは、壁・天井のクロス張り作業である。(25)洗面・器具は、洗面ユニットや給水用蛇口やハンドルなどの器具を取り付ける作業である。(26)床暖は、床暖用ユニットを置床の上に敷きこみ結線する作業である。(27)フローリングは、床フローリングを張る作業である。(28)巾木は、壁と床の取り合いに巾木を張る作業である。(29)木建扉は、小部屋の木製建具扉を取り付ける作業である。(30)クリーニングは、部屋全体のクリーニングを行う作業である。工種毎に割り当てられた数字は、本発明の作業順序情報に相当する。
入れ替え可能工種では、作業順序が入れ替え可能な工種(作業)が選択可能である。図5では、(7)額縁・コマ付と(8)貫通処理、(12)床配管と(13)天井配線、(25)洗面・器具と(26)床暖、(28)巾木と(29)木建扉が入れ替え可能工種として特定されている。これらは、本発明の入替情報に相当する。職長名・メールアドレスでは、職長名(工種毎に割り当てられた作業の指示者)と職長のメールアドレスが入力可能である。担当職員名・メールアドレスでは、担当職員名(作業全般の管理者)と担当職員のメールアドレスが入力可能である。全体進捗管理画面選択では、「GO」を選択することで、全体進捗管理画面への遷移が可能である。各戸進捗管理画面選択では、「GO」を選択することで、各戸進捗管理画面への遷移が可能である。工事予定(オプション)では、「GO」を選択することで、工事のオプション一覧を表示するオプション一覧画面への遷移が可能である。「よろしいですか」では、「はい」「いいえ」が選択可能であり、「はい」が選択されると、入力した情報が管理データベースへ記憶される。「いいえ」が選択されると、引き続き情報の入力が可能である。情報の入力の受け付けが完了するとステップS03へ進む。
ステップS03では、管理端末のCPU12は、受け付けた基本情報を、管理データベースへ記録する。また、管理端末のCPU12は、受け付けた情報に基づいて、全体進捗管理画面に表示する全体進捗管理表(1)、(2)、及び各戸進捗管理画面に表示する各戸進捗管理表(1)、(2)を作成する。ここで、図6は、第一実施形態に係る管理データベースの一例を示す。管理データベースには、現場名、棟数、階数、階別戸数、タイプ、管理対象工種(進捗順)、入れ替え可能工種、職長名、職長メールアドレス、担当職員名、担当職員メールアドレスの項目が設けられ、各項目には入力画面の入力された情報(データ)が格納されている。
図7は、第一実施形態に係る全体進捗管理表(1)の一例を示す。全体進捗管理表(1)は、縦軸に階数、横軸に工種の項目が設けられ、階数は更に各階の戸数(部屋番号)に細分化されている。また、工種毎に異なる色(図7ではパターンで示す)が設定されている。図8は、第一実施形態に係る全体進捗管理表(2)の一例を示す。図8は、全体進捗
管理表(2)の一部を示す。前回進捗管理表(2)は、各部屋に対応する枠が6分割され、分割された小枠が工種に割り当てられ、工種毎に異なる色(図8ではパターンで示す)が設定されている。枠の分割数は適宜設定することができる。
図9は、第一実施形態に係る各戸進捗管理表(1)の一例を示す。各戸進捗管理表(1)は、縦軸に作業名、横軸に協力会社名、施工者、予定完了日、完了日、元請け確認、メモの項目が設けられている。協力会社名は、施工者が所属する会社名である。施工者は、作業を担当した者である。予定完了日は、作業の完了予定日である。完了日は、作業が完了した日である。元請け確認は、管理者(例えば担当職員)の確認欄である。メモは、伝達事項などを記載できる欄である。図10は、第一実施形態に係る各戸進捗管理表(2)の一例を示す。各戸進捗管理表(2)は、工種毎の枠が設けられ(図10では30工種)、工種毎の枠毎に、検査した日付と検査担当者が記入できるようになっている。管理データベースへの情報の記録、全体進捗管理表(1)、(2)、各戸進捗管理表(1)、(2)の作成が完了すると、事前入力処理が終了する。
(更新処理)
次に、更新処理について説明する。図11は、第一実施形態に係る更新処理の処理フローを示す。更新処理は、例えば携帯端末3において、工程管理のプログラムが起動されることで開始される。ステップS11では、携帯端末のCPU32は、携帯端末の表示装置34に更新画面(1)を表示させる。次に、携帯端末のCPU32は、携帯端末の入力装置35を介して更新に必要な情報として進捗情報の入力を受け付ける。
ここで、図12は、第一実施形態に係る更新画面(1)の一例を示す。更新画面(1)には、現場名、棟名、階数、部屋名、の項目が設けられ、項目毎に情報(特定情報)の入力が可能となっている。
ステップS12では、携帯端末のCPU32は、これらの項目に情報が入力され、「はい」が選択されると、入力された情報(特定情報)を、携帯端末の通信装置37を介して管理端末1へ送信する。特定情報が送信されると、ステップS21へ進む。
ステップS21では、管理端末のCPU12は、携帯端末3から送信された特定情報を、管理端末の通信装置16を介して受信する。次に、ステップS22では、管理端末のCPU12は、管理データベースにアクセスし、受信した特定情報に基づいて更新対象となる部屋の現在の作業情報を取得する。次に、管理端末のCPU12は、取得した現在の作業情報を、管理端末の通信装置16を介して携帯端末3へ送信する。現在の作業情報が送信されるとステップS13へ進む。
ステップS13では、携帯端末のCPU32は、管理端末から送信された現在の作業情報を、携帯端末の通信装置37を介して取得する。次に、ステップS14では、携帯端末のCPU32は、携帯端末の表示装置34に更新画面(2)を表示させる。図13に示すように、更新画面(2)には、「現在の作業情報を受信しました」、「表示画面を選択してください」とのメッセージとともに、選択可能な項目として「全体進捗管理表(1)」、「全体進捗管理表2)」、「各戸進捗管理表(1)」、「各戸進捗管理表(2)」が表示される。更新画面(2)が表示されると、ステップS15へ進む。
次に、ステップS15では、携帯端末のCPU32は、「全体進捗管理表(1)」、「全体進捗管理表2)」、「各戸進捗管理表(1)」、「各戸進捗管理表(2)」のうち、選択された管理表を含む画面を表示する(図7〜図10参照)。管理表を含む画面が表示されると、ステップS16へ進む。
ステップS16では、携帯端末のCPU32は、携帯端末の入力装置35を介して、進捗情報の入力を受け付ける。進捗情報の入力には、図9に示す「各戸進捗管理表(1)」における、各項目(協力会社名、施工者、予定完了日、完了日、元請け確認、メモ)の入力、「各戸進捗管理表(2)」における「検査した日付」、「検査担当者」への入力が例示される。進捗情報の入力が完了すると、ステップS17へ進む。
ステップS17では、携帯端末のCPU32は、携帯端末の通信装置37を介して、進捗情報を管理端末へ送信する。進捗情報が送信されると、ステップS24へ進む。
ステップS24では、管理端末のCPU12は、管理端末の通信装置16を介して、進捗情報を受信する。次に、ステップS25では、管理端末のCPU12は、管理データベースにアクセスし、受信した進捗情報に基づいて管理データベースのデータを更新する。管理データベースの更新が完了すると、ステップS26へ進む。
ステップS26では、管理端末のCPU12は、作業の入れ替えが必要かどうかの判定処理を行う。ここで、図14は、判定処理の処理フローを示す。ステップS31では、管理端末のCPU12は、工種毎の予定完了日と完了日を比較し、作業が予定通りに進んでいるか判断する。作業が予定通りに進んでいる場合、判定処理を終了する。一方で、作業が予定通りに進んでいない場合、ステップS32へ進む。
ステップS32では、管理端末のCPU12は、入れ替え可能な作業があるかどうか判断する。管理端末のCPU12は、まず、予定完了日と完了日との比較結果に基づいて作業が予定よりも遅れているか、作業が予定よりも進んでいるかを判断するようにしてもよい。管理端末のCPU12は、例えば、予定よりも遅れている作業の後に続く作業を特定し、後に続く作業と入れ替え可能な作業がないかどうか判断する。そして、入れ替え可能な作業がある場合、ステップS33へ進み、管理端末のCPU12は、作業を入れ替え、判定処理を終了する。一方で、入れ替え可能な作業がない場合、判定処理を終了する。具体的には、管理端末のCPU12は、後に続く作業に、「7額縁・コマ付」、「8貫通処理」、「12床配管」、「13天井配線」、「25洗面・器具」、「26床暖」、「28巾木」、「29木建扉」がないか確認する。そして、後に続く作業に上記入れ替え可能な作業が含まれている場合、管理端末のCPU12は、他の部屋においてこれら入れ替え可能な作業が行える部屋がないかどうか確認する。この確認は、基準となる部屋から近い順に行うとより作業効率を向上することができる。例えば、基準となる部屋において「7額縁・コマ付」の作業が遅れており、「8貫通処理」の作業が進められない場合、他の部屋で「7額縁・コマ付」「8貫通処理」の作業が可能な部屋があれば、他の部屋において「8貫通処理」を前倒しで作業する。そして、他の部屋において「8貫通処理」の作業終了後、かつ基準となる部屋において「7額縁・コマ付」の作業終了後、「8貫通処理」の作業を行う。これにより、基準となる部屋における「8貫通処理」の作業の待ちを解消することができる。
また、管理端末のCPU12は、例えば、予定よりも早く進んでいる作業の後に続く作業を特定し、後に続く作業と入れ替え可能な作業がないかどうか判断する。そして、入れ替え可能な作業がある場合、ステップS33へ進み、管理端末のCPU12は、作業を入れ替え、判定処理を終了する。一方で、入れ替え可能な作業がない場合、判定処理を終了する。具体的には、管理端末のCPU12は、後に続く作業に、「7額縁・コマ付」、「8貫通処理」、「12床配管」、「13天井配線」、「25洗面・器具」、「26床暖」、「28巾木」、「29木建扉」がないか確認する。そして、後に続く作業に上記入れ替え可能な作業が含まれている場合、管理端末のCPU12は、自身の部屋、又は他の部屋においてこれら入れ替え可能な作業が行える部屋がないかどうか確認する。この確認は、基準となる部屋から近い順に行うとより作業効率を向上することができる。例えば、基準
となる部屋において「6ガラス」の作業が予定よりも早く終了しており、「7額縁・コマ付」以降の作業が進められるが、「7額縁・コマ付」の準備が間に合わず、「8貫通処理」の作業であれば進めることが可能であれば、「8貫通処理」を前倒しで作業する。そして「8貫通処理」を作業終了後、「7額縁・コマ付」の作業を行う。これにより、基準となる部屋における作業の待ちを解消することができる。なお、作業の入れ替えを行う前に、作業の入れ替えを行うかについて確認を携帯端末に送信するようにしてもよい。作業の入れ替えが必要かどうかの判定処理が完了すると、ステップS27へ進む。
ステップS27では、管理端末のCPU12は、管理端末の通信装置16を介して、作業の入れ替えが必要かどうかの判定処理の結果を携帯端末3へ送信する。この送信は、作業の入れ替えが行われた場合にのみ実行するようにしてもよい。作業の入れ替えが必要かどうかの判定処理の結果が送信されると、ステップS18へ進む。
ステップS18では、携帯端末のCPU32は、携帯端末の通信装置37を介して、作業の入れ替えが必要かどうかの判定処理の結果を受信する。次に、ステップS19では、携帯端末のCPU32は、作業入替後の管理表を含む画面を、携帯端末の表示装置34に表示させる。この場合、携帯端末のCPU32は、ステップS14で選択された画面を表示してもよく、また、ステップS14で表示した画面と同様の画面を表示し、いずれの画面を表示するかについての選択指示を受け付けた上で、選択された画面を表示するようにしてもよい。
ここで、図15は、作業の入れ替えが行われた、各戸進捗管理表(2)を示す。図15に示す各戸進捗管理表(2)では、1墨出し〜6ガラスまでの作業が完了しており、検査した日付と検査担当者が記入されている。また、「7額縁、コマ付」の作業と「8貫通処理」の作業が入れ替えられている。また、入れ替えられた作業欄は、他の作業欄と識別できるよう、パターン処理が施されている。以上により、更新処理が終了する。
<使用方法>
次に第一実施形態に係る工程管理システム10の使用方法について説明する。第一実施形態に係る工程管理システム10は、上述したように集合住宅の内装工事の工程管理システムとして好適に用いることができる。例えば、作業所に管理端末1を設置し、職長や担当職員が携帯端末3を夫々所持する。
作業所では、内装工事に入る前に、管理端末1により事前入力処理を実行する。例えば、担当職員は、現場名、棟数などの基本事項を管理端末1に入力し、管理データベースに基本事項を記憶させ、また、管理端末1に全体進捗管理表(1)、(2)、及び各戸進捗管理画面に表示する各戸進捗管理表(1)、(2)を作成させる。
また、職長や担当職員は、携帯端末3を携帯し、作業が開始される際や、作業が終了した際、作業が予定よりも早く行われた際、作業が予定よりも遅れた際などの所定のタイミングで、携帯端末3に更新処理を実行させる。これにより、職長や担当職員は、作業の進捗状況をリアルタイムで把握することができる。
<作用効果>
以上説明した第一実施形態に係る工程管理システム10によれば、作業員への聞き取りや聞き取った進捗情報の提示をすることなく、担当職員や職長は、管理端末1や携帯端末3を介して作業の進捗を確認することができる。従って、工程管理の作業効率を従来よりも向上することができる。また、第一実施形態に係る工程管理システム10では、管理端末1において、作業の入れ替えが必要かどうかが判断される。そのため、例えば、ある部屋の作業が予定より早く終わった場合において、予定の次の作業はまだ始められないが、
この次の作業と入れ替え可能な作業であれば作業を開始できる場合、作業の入れ替えができる。また、ある部屋の作業が予定よりも遅れており次の作業が進められない場合において、他の部屋において次の作業を行える場合、作業の入れ替えができる。したがって、第一実施形態に係る工程管理システム10では、自動的に、工程管理の調整が必要かどうか判断され、入れ替えが実行される。よって、工程管理の対象となる作業自体の作業効率も向上することができる。
また、進捗管理表は部屋毎の作業の進捗が工種毎に色分けされている。そのため、担当職員や職長は、容易に部屋毎の進捗、工種毎の進捗を把握することができる。また、各戸進捗管理表(1)では、協力会社名、施工者が記録されていることから、どの部屋を誰が施工したかどうかを容易に把握することができる。また、各戸進捗管理表(1)には、メモ欄が設けられており、不具合情報など、部屋ごとのコメントを記録することができる。すなわち、履歴が記録されることで、竣工後において内装工事中の事象を容易に確認することができる。また、全体進捗管理表(1)(2)は、月ごとに纏めることで月報の進捗表として用いることもできる。また、全体進捗管理表(1)(2)は、出来高管理にも用いることができる。また、各戸進捗管理表(2)には、検査も含まれていることから、確実に検査を行うことができる。
≪変形例≫
第一実施形態では、事前入力処理を管理端末1で行ったが、事前入力処理は携帯端末3で行ってもよい。また、第一実施形態では、更新処理を携帯端末3で行ったが、更新処理は管理端末1で行ってもよい。
また、作業の入れ替えが必要かどうかの判定処理を行うかどうかについての指示を職長又は担当職員から受け付け、判定処理を行うとの指示を受け付けた場合のみ、判定処理を実行するようにしてもよい。また、判定後、作業を入れ替えるどうかについての指示を職長又は担当職員から受け付け、作業を入れ替えるとの指示を受け付けた場合のみ、作業を入れ替えるようにしてもよい。これにより無駄な処理を省くことができる。
また、例えば、各戸進捗管理表(1)には、作業開始時間及び作業終了時間の項目を設けるようにしてもよい。これにより、歩掛りを把握することができる。
また、携帯端末3をタブレットによって構成し、各部屋の入口にタブレットの携帯端末3を設置するようにしてもよい。これにより、各部屋の入口で部屋の中の作業の進捗状況を把握することができる。なお、各種管理表は、プリントアウトし、各部屋の入口に設置するようにしてもよい。
なお、各作業が終了する度に、終了した旨の連絡を、例えばメールにより、各携帯端末3に対して行うようにしてもよい。これにより、作業者、リアルタイムで他の部屋の進捗状況を把握することができる。
<第二実施形態>
第二実施形態では、第一実施形態で説明した各戸進捗管理表(2)に二次元バーコードを採用する。ここで、図16は、第二実施形態に係る二次元バーコードを用いた各戸進捗管理表(2)の一例を示す。第二実施形態では、各戸進捗管理表(2)の各作業欄に二次元バーコードが割れ当てられている。この二次元バーコードは、部屋ごと、かつ、工種ごとに発行されたもので、管理データベースのデータと予め関連付けられている。一方で、携帯端末3は、この二次元バーコードを読み取り可能とするため、カメラ付き、かつ、所定のアプリケーションがインストールされているものを用いる。
第二実施形態では、二次元バーコードを用いた各戸進捗管理表(2)を各部屋の入口に設置しておく。そして、例えば、職長又は担当職員は、作業の開始時、及び終了時に、対象となる作業欄の二次元バーコードを携帯端末3で読み込み、メールを送信する。その結果、作業の開始時間、作業の終了時間等の情報が携帯端末3から管理端末1へ送られ、第一実施形態で説明した更新処理が実行される。これにより、管理データベースが更新される。
第二実施形態に係る工程管理システム10によれば、二次元バーコードを用いた各戸進捗管理表(2)を各部屋の入口に設置し、作業の開始前と終了時に読み込むようにすることで、簡単な操作で、作業の開始時間や終了時間の入力漏れを低減することができる。
<第三実施形態>
第三実施形態では、第二実施形態で説明した各戸進捗管理表(2)の二次元バーコードに替えて電話番号及び工種コードを採用する。電話番号には、専用フリーダイヤルが例示される。工種コードは、部屋ごと、かつ、工種ごとに発行されたもので、管理データベースのデータと予め関連付けられている。図17は、第三実施形態に係る電話番号を用いた各戸進捗管理表(2)の一例を示す。第三実施形態では、各戸進捗管理表(2)に専用フリーダイヤルが表示され、更に、各作業欄に工種コードが割れ当てられている。
第三実施形態では、工種コードを用いた各戸進捗管理表(2)を各部屋の入口に設置しておく。そして、例えば、職長又は担当職員は、作業の開始時、及び終了時に、専用フリーダイヤルに電話を掛け、音声案内に従って工種コードを入力する。例えば、音声案内としては、「各戸進捗管理表にある工種コードを入力してください」が流れる。所定の工種コードが入力されると、次に、音声案内として、「部屋番号を入力してください」が流れる。部屋番号が入力されると、次に、音声案内として、「作業開始なら1を、作業終了なら2を押してください」が流れる。作業開始としての「1」又は作業終了としての「2」が入力されると、携帯端末3から管理端末1へ送られ、第一実施形態で説明した更新処理が実行される。これにより、管理データベースが更新される。
第三実施形態に係る工程管理システム10によれば、電話番号及び工種コードを用いた各戸進捗管理表(2)を各部屋の入口に設置し、作業の開始前と終了時に所定のフリーダイヤルに電話を掛けることで、簡単な操作で、作業の開始時間や終了時間の入力漏れを低減することができる。
以上本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明はこれらに限らず、可能な限りこれらの組合せを含むことができる。また、上述した実施形態では、集合住宅の内装工事を例に説明したが、本発明の工程管理システムは、種々の工程管理に用いることができる。
1・・・管理端末
2・・・記憶装置
3・・・携帯端末
7・・・ネットワーク

Claims (7)

  1. 作業工程を管理する管理端末と、前記管理端末とネットワークを介して接続自在な携帯端末とを含む工程管理システムであって、
    前記携帯端末は、
    作業内容を含む作業情報の入力を受け付ける携帯端末の入力手段と、
    前記作業情報を表示する携帯端末の表示手段と、
    前記管理端末と通信する携帯端末の通信手段と、
    前記携帯端末の入力手段、表示手段、及び通信手段を制御する、携帯端末の制御手段と、を備え、
    前記管理端末は、
    前記作業情報の入力を受け付ける管理端末の入力手段と、
    前記作業情報を表示する管理端末の表示手段と、
    前記携帯端末と通信する管理端末の通信手段と、
    前記管理端末の入力手段、表示手段、及び通信手段を制御する、管理端末の制御手段と、を備え、
    前記管理端末の制御手段は、前記携帯端末から送信され、又は前記管理端末の入力手段を介して入力される、作業工程の進捗情報を取得し、取得した進捗情報と、記憶装置に記憶される、作業順序に関する作業順序情報、作業箇所に関する作業箇所情報、他の作業と入れ替え可能かどうかに関する入替情報を含む前記作業情報とに基づいて作業の入れ替えが必要かどうかを判断する
    工程管理システム。
  2. 前記管理端末の制御手段は、作業の入れ替えが必要な場合、作業を入れ替え、作業を入れ替えた旨の通知を前記携帯端末に対して実行する
    請求項1に記載の工程管理システム。
  3. 前記管理端末の制御手段は、前記進捗情報と前記作業情報に基づいて、作業箇所毎の作業の進捗が作業種類毎にパターン分けされた進捗管理表を作成する
    請求項1又は2に記載の工程管理システム。
  4. 携帯端末とネットワークを介して接続自在な、作業工程を管理する管理端末であって、
    前記作業情報の入力を受け付ける管理端末の入力手段と、
    前記作業情報を表示する管理端末の表示手段と、
    前記携帯端末と通信する管理端末の通信手段と、
    前記管理端末の入力手段、表示手段、及び通信手段を制御する、管理端末の制御手段と、を備え、
    前記管理端末の制御手段は、前記携帯端末から送信され、又は前記管理端末の入力手段を介して入力される、作業工程の進捗情報を取得し、取得した進捗情報と、記憶装置に記憶される、作業順序に関する作業順序情報、作業箇所に関する作業箇所情報、他の作業と入れ替え可能かどうかに関する入替情報を含む前記作業情報とに基づいて作業の入れ替えが必要かどうかを判断する
    管理端末。
  5. 携帯端末とネットワークを介して接続自在な、作業工程を管理する管理端末で実行される工程管理方法であって、
    前記携帯端末から送信され、又は前記管理端末の入力手段を介して入力される、作業工程の進捗情報を取得する取得ステップと、
    前記携帯端末から送信され、又は前記管理端末の入力手段を介して入力される、作業工程の進捗情報を取得し、取得した進捗情報と、記憶装置に記憶される、作業順序に関する
    作業順序情報、作業箇所に関する作業箇所情報、他の作業と入れ替え可能かどうかに関する入替情報を含む前記作業情報とに基づいて作業の入れ替えが必要かどうかを判断する判断ステップとを含む
    工程管理方法。
  6. 前記作業の入れ替えが必要な場合、作業を入れ替え、作業を入れ替えた旨の通知を前記携帯端末に対して実行する通知ステップを更に含む
    請求項5に記載の工程管理方法。
  7. 前記進捗情報と前記作業情報に基づいて、作業箇所毎の作業の進捗が作業種類毎にパターン分けされた進捗管理表を作成する作成ステップを更に含む
    請求項5又は6に記載の工程管理方法。
JP2011285894A 2011-12-27 2011-12-27 工程管理システム、管理端末、及び工程管理方法 Pending JP2013134686A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011285894A JP2013134686A (ja) 2011-12-27 2011-12-27 工程管理システム、管理端末、及び工程管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011285894A JP2013134686A (ja) 2011-12-27 2011-12-27 工程管理システム、管理端末、及び工程管理方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016114163A Division JP2016184427A (ja) 2016-06-08 2016-06-08 工程管理システム、管理端末、及び工程管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013134686A true JP2013134686A (ja) 2013-07-08

Family

ID=48911320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011285894A Pending JP2013134686A (ja) 2011-12-27 2011-12-27 工程管理システム、管理端末、及び工程管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013134686A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104361450A (zh) * 2014-11-07 2015-02-18 国家电网公司 一种工程项目管理系统中的数据处理装置
JP2020189464A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 恵一 青山 情報入力支援ファイル、及び情報入力支援ファイルの使用方法
JP2023079536A (ja) * 2021-11-29 2023-06-08 株式会社バルカー 工事管理の方法、システム、プログラム、装置および記録媒体
JP7541473B2 (ja) 2020-12-09 2024-08-28 株式会社竹中工務店 建設工事管理支援装置、及び建設工事管理支援プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07168881A (ja) * 1993-12-15 1995-07-04 Nec Corp 作業管理システム
JPH07207939A (ja) * 1994-01-25 1995-08-08 Fujita Corp 建築工事の出来高管理システム
JPH10273974A (ja) * 1997-01-29 1998-10-13 Tadashi Shimada 建設現場等における建設物等の作業工程管理方法及びその作業工程管理装置
JP2006338561A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Hibara Corporation:Kk 工事進捗状況管理システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07168881A (ja) * 1993-12-15 1995-07-04 Nec Corp 作業管理システム
JPH07207939A (ja) * 1994-01-25 1995-08-08 Fujita Corp 建築工事の出来高管理システム
JPH10273974A (ja) * 1997-01-29 1998-10-13 Tadashi Shimada 建設現場等における建設物等の作業工程管理方法及びその作業工程管理装置
JP2006338561A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Hibara Corporation:Kk 工事進捗状況管理システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104361450A (zh) * 2014-11-07 2015-02-18 国家电网公司 一种工程项目管理系统中的数据处理装置
JP2020189464A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 恵一 青山 情報入力支援ファイル、及び情報入力支援ファイルの使用方法
JP7541473B2 (ja) 2020-12-09 2024-08-28 株式会社竹中工務店 建設工事管理支援装置、及び建設工事管理支援プログラム
JP2023079536A (ja) * 2021-11-29 2023-06-08 株式会社バルカー 工事管理の方法、システム、プログラム、装置および記録媒体
JP7411623B2 (ja) 2021-11-29 2024-01-11 株式会社バルカー 工事管理の方法、システム、プログラム、装置および記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101830121B1 (ko) 시공 상태 점검 및 관리 서비스 제공 방법, 이를 이용한 서비스 제공 서버 및 사용자 단말
KR102059904B1 (ko) 건물 평면도 제공장치 및 방법
US20100024318A1 (en) Prefab system, structure and assembling method for all-functional framed buildings
CN109559086A (zh) 基于bim轻量化模型的审核方法、装置及终端设备
KR100330810B1 (ko) 건설정보 통합 관리시스템상에서 건설관련 자재목록을 이용한 시공에 관한 검색과 주문하는 시스템 및 방법
JP2016184427A (ja) 工程管理システム、管理端末、及び工程管理方法
JP2013134686A (ja) 工程管理システム、管理端末、及び工程管理方法
AU2013346438A1 (en) A system and method for facilitating property management
Dalton Australian suburban house building: industry organisation, practices and constraints
CN109558047B (zh) 基于bim轻量化模型的物业报修方法、装置及终端设备
da Rocha et al. Method to implement delayed product differentiation in construction of high-rise apartment building projects
US20220154448A1 (en) Centralized core and node system for construction projects
JP2014164669A (ja) 建築支援システム、建築支援装置及びコンピュータプログラム
JP2017182313A (ja) 工程管理装置、工程管理方法及び工程管理プログラム
CN107871193A (zh) 工程管理中实测实量的任务交互方法及装置
WO2015174653A1 (ko) 칸막이벽을 이용한 가상공간 분할방법
JP2012014538A (ja) 住宅維持管理情報収集システムおよび住宅維持管理情報収集プログラム
Bielefeld Basics construction scheduling
CN108665128A (zh) 工程管理系统
JP2019067190A (ja) ハウスクリーニング受注管理システム
JP2003186969A (ja) 不動産情報提供システム
CN113269411A (zh) 基于互联网技术装配式装修施工且便于客户质检的装修系统
TWI576777B (zh) Engineering management system
JP2003058615A (ja) 建物の保守管理システム
CN108830539A (zh) 任务交互及数据统计管理方法和存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160308