JP2823462B2 - ラーメンフレームへの階段の取付構造 - Google Patents
ラーメンフレームへの階段の取付構造Info
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Description
階段の取付構造に関する。
平4-102657号公報、特開平3-217548号公報に記載の如
く、ラーメンフレームに階段を取り付けるものがある。
この従来技術は、柱と梁とを剛接合してなるラーメンフ
レームの下段、中段の階段支持梁に、折り返し階段を構
成する下階段の下端、上端のそれぞれを支持するととも
に、該ラーメンフレームの中段、上段の階段支持梁に、
該折り返し階段を構成する上階段の下端、上端のそれぞ
れを支持するものである。
れぞれを対応する階段支持梁のそれぞれにピン支持し、
或いは剛接合するものとしている。
では、下記、の問題点がある。 階段の両端のそれぞれが対応する階段支持梁のそれぞ
れに対し、水平方向と鉛直方向の両方向にて取着され
る。従って、ラーメンフレームに風圧力、地震力等の水
平力が加わると、階段構成部材に圧縮力或いは引張力が
作用するものとなり、該階段支持部材にそれら圧縮力或
いは引張力に耐えるだけの補強を加える必要がある。
ンフレームの左右の一方側における下半部での筋かいと
なり、上階段がラーメンフレームの左右の他方側におけ
る上半部での筋かいとなる。このため、ラーメンフレー
ムの全体的な構成がアンバランスになり、ラーメンフレ
ームに加わる水平力が該ラーメンフレームの全体をねじ
るものとなる。このため、ラーメンフレームの全体的な
剛性のバランスをとるため、該ラーメンフレームに補強
を加える必要がある。
けるに際し、階段の補強を必要とせず、階段の構成を簡
素にすることを目的とする。
返し階段を取付けるに際し、階段とラーメンフレームの
補強を必要とせず、階段とラーメンフレームの構成を簡
素にすることを目的とする。
は、柱と梁とを剛接合してなるラーメンフレームの階段
支持梁に、階段の上下両端を支持するラーメンフレーム
への階段の取付構造において、階段の一端を一方の階段
支持梁にピン支持し、該階段の他端を他方の階段支持梁
にローラー支持してなるようにしたものである。
接合してなるラーメンフレームの下段、中段の階段支持
梁に、折り返し階段を構成する下階段の下端、上端のそ
れぞれを支持するとともに、該ラーメンフレームの中
段、上段の階段支持梁に、該折り返し階段を構成する上
階段の下端、上端のそれぞれを支持するラーメンフレー
ムへの階段の取付構造において、各階段の一端を一方の
階段支持梁にピン支持し、各階段の他端を他方の階段支
持梁にローラー支持してなるようにしたものである。
は2に記載の本発明において更に、前記階段のローラー
支持される他端側部分の水平方向外方側に弾性支持部材
が設けられ、該弾性支持部材は該階段を水平方向にて該
階段のピン支持点側に向けて弾発支持してなるようにし
たものである。
用がある。 階段の一端は対応する階段支持梁にピン支持されて水
平方向と鉛直方向の両方向にて取着されるが、階段の他
端は対応する階段支持梁にローラー支持されて鉛直方向
にのみ支持され水平方向には移動可能とされる。従っ
て、ラーメンフレームに風圧力、地震力等の水平力が加
わっても、階段構成部材はその水平力を負担する必要が
なく、階段構成部材に圧縮力或いは引張力を生じること
がない。依って、階段構成部材に補強を加える必要がな
い。
の作用がある。 折り返し階段を構成する下階段がラーメンフレームの
左右の一方側における下半部に配設され、上階段がラー
メンフレームの左右の他方側における上半部に配設され
るものの、それら上下の階段が筋かいとなることがな
い。このため、上下の階段の存在がラーメンフレームの
全体的な剛性をアンバランスにすることがなく、ラーメ
ンフレームに加わる水平力が該ラーメンフレームの全体
をねじるものとならない。このため、ラーメンフレーム
に補強を加える必要がない。
の作用がある。 階段のローラー支持される他端側部分の水平方向外方
側に弾性支持部材が設けられ、該弾性支持部材は該階段
を水平方向にて該階段のピン支持点側に向けて弾発支持
する。従って、階段は水平力の作用でローラー支持点を
水平方向に移動可能とされるものの、この水平力に弾発
的に対向し得る弾性支持部材の弾発支持力によって常に
安定位置に保持可能とされる。尚、階段の水平方向への
変位は該弾性支持部材の弾性変形によって吸収される。
す模式図、図2は折り返し階段の下階段取付構造を示す
模式図、図3は折り返し階段の上階段取付構造を示す模
式図、図4は多層階建物への階段設置例を示す模式図で
ある。
11の外面側に屋外階段12を構築している。屋外階段
12は、複数の階段ユニット13を鉛直方向に接合する
ことにて構成されたものである。
14と梁15とを剛接合してなるラーメンフレーム16
に折り返し階段17を組込んだものである。15A、1
5B、15Cは下段、中段、上段の各階段支持梁、17
A、17Bは折り返し階段17の下階段、上階段であ
る。
段17Aの下端はローラー支持点21を介して下階段支
持梁15Aの左右の一方側にローラー支持され、下階段
17Aの上端はピン支持点22を介して中階段支持梁1
5Bの左右の一方側にピン支持される。
は具体的には以下の如くである(図2(C))。
に設けたエンドプレート24を、ボルト25によって下
階段支持梁15Aに取着するに際し、エンドプレート2
4に設けるボルト25のためのボルト挿通孔26を長孔
状とし、エンドプレート24を下階段支持梁15Aに対
しこのボルト挿通孔26の長孔の範囲内で水平方向に移
動可能とすることにて、ローラー支持点21を構成する
ものである。
端の水平方向外側には発砲ウレタン等の弾性支持部材2
7が設けられ、弾性支持部材27は下階段17Aを水平
方向にて該下階段17Aのピン支持点22側に向けて弾
発支持するようになっている。弾性支持部材27は下階
床面のモルタル床28に背面支持されている。
体的には以下の如くである(図2(B))。即ち、下階
段17Aのささら桁23の上端に設けたエンドプレート
29を、ボルト30によって中階段支持梁15Bに取着
するに際し、エンドプレート29を中階段支持梁15B
に対し水平方向、鉛直方向とも移動不能(回転は可能)
とすることにて、ピン支持点22を構成するものであ
る。
17Bの下端はローラー支持点21を介して中階段支持
梁15Bの左右の他方側にローラー支持され、上階段1
7Bの上端はピン支持点32を介して上階段支持梁15
Cの左右の他方側にピン支持される。
は具体的には以下の如くである(図3(C))。
部をボルト35によって、中階段支持梁15Bにボルト
接合してあるガセットプレート34に取着するに際し、
ガセットプレート34におけるボルト35のためのボル
ト挿通孔36を長孔状とし、ささら桁33をガセットプ
レート34に対しこのボルト挿通孔36の長孔の範囲内
で水平方向に移動可能とすることにて、ローラー支持点
31を構成するものである。
端の水平方向外側には発砲ウレタン等の弾性支持部材3
7が設けられ、弾性支持部材37は水平方向にて上階段
17Bのピン支持点32側に向けて該上階段17Bを弾
発支持するようになっている。弾性支持部材37は踊り
場のコンクリート床38に背面支持されている。
体的には以下の如くである(図3(B))。即ち、上階
段17Bのささら桁33の上端に設けたエンドプレート
39を、ボルト40によって上階段支持梁15Cに取着
するに際し、エンドプレート39を上階段支持梁15C
に対し水平方向、鉛直方向とも移動不能(回転は可能)
とすることにて、ピン支持点32を構成するものであ
る。
5B(15C)にピン支持されて水平方向と鉛直方向の
両方向にて取着されるが、階段17A(17B)の他端
は対応する階段支持梁15A(15B)にローラー支持
されて鉛直方向にのみ支持され水平方向には移動可能と
される。従って、ラーメンフレームに風圧力、地震力等
の水平力が加わっても、階段構成部材はその水平力を負
担する必要がなく、階段構成部材に圧縮力或いは引張力
を生じることがない。依って、階段構成部材に補強を加
える必要がない。
Aがラーメンフレーム16の左右の一方側における下半
部に配設され、上階段17Bがラーメンフレーム16の
左右の他方側における上半部に配設されるものの、それ
ら上下の階段17A、17Bが筋かいとなることがな
い。このため、上下の階段17A、17Bの存在がラー
メンフレーム16の全体的な剛性をアンバランスにする
ことがなく、ラーメンフレーム16に加わる水平力が該
ラーメンフレーム16の全体をねじるものとならない。
このため、ラーメンフレームに補強を加える必要がな
い。
れる他端側部分の水平方向外方側に弾性支持部材27
(37)が設けられ、該弾性支持部材27(37)は該
階段17A(17B)を水平方向にて該階段17A(1
7B)のピン支持点22(32)側に向けて弾発支持す
る。従って、階段17A(17B)は水平力の作用でロ
ーラー支持点21(31)を水平方向に移動可能とされ
るものの、この水平力に弾発的に対向し得る弾性支持部
材27(37)の弾発支持力によって常に安定位置に保
持可能とされる。尚、階段17A(17B)の水平方向
への変位は該弾性支持部材27(37)の弾性変形によ
って吸収される。
階段等をラーメンフレームに組込む場合にも適用でき
る。
しも階段ユニットを構成するものに限らず、建物の一部
を構成することとなるラーメンフレームに階段を支持す
る場合に広く適用できる。
フレームに階段を取付けるに際し、階段の補強を必要と
せず、階段の構成を簡素にすることができる。また、本
発明によれば、ラーメンフレームに折り返し階段を取り
付けるに際し、階段とラーメンフレームの補強を必要と
せず、階段とラーメンフレームの構成を簡素にすること
ができる。
模式図である。
式図である。
式図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 柱と梁とを剛接合してなるラーメンフレ
ームの階段支持梁に、階段の上下両端を支持するラーメ
ンフレームへの階段の取付構造において、階段の一端を
一方の階段支持梁にピン支持し、該階段の他端を他方の
階段支持梁にローラー支持してなることを特徴とするラ
ーメンフレームへの階段の取付構造。 - 【請求項2】 柱と梁とを剛接合してなるラーメンフレ
ームの下段、中段の階段支持梁に、折り返し階段を構成
する下階段の下端、上端のそれぞれを支持するととも
に、該ラーメンフレームの中段、上段の階段支持梁に、
該折り返し階段を構成する上階段の下端、上端のそれぞ
れを支持するラーメンフレームへの階段の取付構造にお
いて、各階段の一端を一方の階段支持梁にピン支持し、
各階段の他端を他方の階段支持梁にローラー支持してな
ることを特徴とするラーメンフレームへの階段の取付構
造。 - 【請求項3】 前記階段のローラー支持される他端側部
分の水平方向外方側に弾性支持部材が設けられ、該弾性
支持部材は該階段を水平方向にて該階段のピン支持点側
に向けて弾発支持してなる請求項1または2に記載のラ
ーメンフレームへの階段の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5000479A JP2823462B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | ラーメンフレームへの階段の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5000479A JP2823462B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | ラーメンフレームへの階段の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06200602A JPH06200602A (ja) | 1994-07-19 |
JP2823462B2 true JP2823462B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=11474914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5000479A Expired - Fee Related JP2823462B2 (ja) | 1993-01-06 | 1993-01-06 | ラーメンフレームへの階段の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2823462B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6315947B2 (ja) * | 2013-11-14 | 2018-04-25 | 旭化成ホームズ株式会社 | 階段構造 |
-
1993
- 1993-01-06 JP JP5000479A patent/JP2823462B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06200602A (ja) | 1994-07-19 |
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