JP4302570B2 - ユニット式建物のフレーム構造 - Google Patents
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できるユニット式建物のフレーム構造に関し、更に詳細にのべると、広い内部空間を確保
することができ、且つ高強度で安価に製造することができるユニット式建物のフレーム構
造に関するものである。
屋根を支持する中間の柱を内部空間に配置することが必要であり、もし、このような中間
の柱を省略すれば、屋根を支持するために周囲のフレーム構造を補強しなければならず、
結局、中間の柱を必要とし、内部空間を広く取ることができないという問題があった。
るので、内部空間を広く取れないという問題があった。また、この桁南方式のフレーム構
造では、フレームあるいは補強用部材等の数が多くなり、このため、製造コストが高くな
るという問題があった。
ることができ、更に任意の場所に建物を建設することができるユニット式建物のフレーム
構造を提供することにある。
、
屋根フレームが前記門型フレームの水平梁部に架け渡されて設けられており、前記第一の外側面及び前記フレーム構造内部の床梁が設けられていないことを特徴とする。
設けられていることによって、外側面の強度が高くなり、しかも、複数のフレームと複数
のサブラーメンとによる高強度の外側面のフレーム構造と、第一の外側面に配置された柱
に架け渡された大梁と、第二の外側面に配置された柱および大梁に架け渡された小梁と、
全面に設けられた水平ブレースとを有する屋根フレームとによって、中間の柱を内部空間
に設ける必要がなくなり、従って、広い内部空間を確保することができる。
する第二の外側面とに配置された複数のラーメンフレームと、対向する第一の外側面のそ
れぞれに架け渡された門型フレームとを備えることによって、高強度のフレーム構造を実
現することができ、従って、第一および第二の外側面で囲まれた空間に柱等の補強部材が
必要でなくなり、広い内部空間をとることができる。
柱にそれぞれ接続される梁および仮梁とを備え、前記柱、仮柱、梁および仮梁の互いの接
続部がピン結合されていることによって、これら柱等を建物を建てる現場に運搬して組立
てるのみで、建物を建設することができるので、建物を任意の場所に簡単に建設すること
ができる。
1を示す。この建物は、例えば、平坦な屋根を有するコンビニエンスストア型に建設され
ている。図2は、この建物を水平に断面して本発明のユニット式建物のフレーム構造を示
している。
(図2でY方向に沿って延びる面)に配置された複数のフレーム3と、第一の外側面2,
2に直交して配置された一対の対向する第二の外側面4、4(図2でX方向に沿って延び
る面)に配置された複数のサブラーメン5と、これら複数のフレーム3と複数のサブラー
メン5とによって支持された屋根フレーム6(図4参照)とを備えている。
となり、第二の外側面4、4が桁側になるように設定されている。また、一例では、この
妻側が南に向くように設定されている。従って、この実施形態では、妻南方式のフレーム
構造が形成されている。
置された妻柱7に架け渡されている。これら妻フレーム3は、妻側の外力を全て負担する
ことができるように十分な強度を有するように構成されている。この実施形態では、これ
ら妻フレーム3は、例えば、純ラーメンから成っている。
に架け渡され、桁側の外力を全て負担するように、桁側を強化するように構成されている
。これらサブラーメン5には部分的開口(図示せず)が設けられる場合がある。
柱7間に架け渡された大梁9と、第一の外側面2、2に沿って第二の外側面4,4の略中
央部に配置された桁柱8間および大梁9に架け渡された小梁10と、全面に亘って配置さ
れ妻柱7および桁柱8に接続された水平ブレース11とを有する(図2および図4参照)
。この屋根フレーム6上には外装部材として折版部材12が取付けられる(図1および図
4参照)。
取付けられる(図4参照)。これら外壁13および内壁14には、図示しないドア、窓等
の開口が形成される。図4および図5に示すように、天井15が設けられ、この天井15
は、屋根フレーム6の小梁10に接続された吊り大梁17を介して屋根フレーム6に取付
けられている。尚、天井15は、吊り大梁17に図示しない適宜の手段によって固定され
る。
いるので、平面剛性が高く、且つ上述の如く、このような平面剛性の高い屋根フレーム6
が複数のサブラーメン5と複数の妻フレーム3との高強度のフレームによって支持されて
いるので、妻フレーム3とサブラーメン5によって囲まれた内部空間に任意の柱等を設置
する必要がない。従って、本発明のフレーム構造では、図3に示すように、RC等の基礎
構造18に柱等の設置場所が設けられていない。また、このフレーム構造は、上記の如く
、十分な強度を有するので、内部床梁(図示せず)は仮梁(ピロテイ)でよい。
井が屋根フレームによって吊り下げられることによって天井を高くすることができる。
製造され、必要な部分は工場で予め組み立てておき、残りは現場で組み立てる。
形態が示されている。
20、20に直交する第二の外側面21、21とに配置された複数のラーメンフレーム2
2と、対向する第一の外側面20、20のそれぞれに架け渡された複数の門型フレーム2
3とを備えている。ラーメンフレーム22は、例えば、4角形の形鋼から形成されている
。
ら第一の外側面20、20に配置された複数のラーメンフレーム22は、妻フレームを構
成し、図6に示すY方向の力を、これら妻フレーム22のみで負担するようにしている。
3は、図6に示すように、第一の外側面20、20に沿って間隔をあけて、妻フレーム2
2間に配置されている。これら門型フレーム23は、第一および第二の外側面20,20
および21、21で囲まれたラ−メンフレーム22のない内部空間を架橋するように配置
され、図6に示すX方向の水平力を負担する。上述の如く、門型フレーム23によってX
方向の水平力を負担し、妻フレーム22によってY方向の力を負担することができるので
、内部空間に柱を設置する必要がなく、また、床梁を部分的に排除することができる。従
って、本発明のフレーム構造に使用される基礎構造24は、図9に示すように、柱を取付
ける部分の省略等、簡素な構造を有する。
側面20、20に沿って延びるように配置された、例えば、複数の屋根フレーム25を有
する。これら屋根フレーム25は、門型フレーム23の水平梁部23Aに架け渡されてい
る(図7および図8参照)。これら屋根フレーム25は、溝型やH型の形鋼から形成され
た小梁から成っている。尚、屋根フレーム25が設けられている部分には、必要に応じて
、水平ブレース(図示せず)が設けられている。
と屋根フレーム25とによって支持するように構成されている。従って、柱を必要とする
ことなく、頑丈な建物を建設することができる。
。これら内外壁にはドアや窓等の開口が設けられる。このような内外壁や開口等は、工場
において予め作られる。また、図8に示すように、屋根フレーム25にはサインベースフ
レーム29およびこのサインベースフレームに取り付けられたサイン29aと、天井板2
9bとが設けられている。
が示されている。
は中間構造が、図11に示されている。これら隅部および中間のフレーム構造は、柱30
と、仮柱31と、これら柱30および仮柱31にそれぞれ接続される梁32および仮梁3
3とを備え、これら柱30、仮柱31、梁32および仮梁33の接続部がピン結合35さ
れている。このようなフレーム構造は、上記第一および第二の実施形態に応用することが
できる。
示し、図15は、図10および図11のC部を示し、図16は、図10のD部を示し、図
17は、図10および図11のE部を示している。
端部がブラケット40、40を介して柱30に固定される。この一方のブラケット40の
端部にスポット溶接41によって妻梁32aが結合されている構造を有する。
ブラケット50を介して柱30に固定される。このブラケット50にスポット溶接51、
51によって妻梁32a、桁梁32bがピン結合されている構造を有する。このB部では
、図14に示すように、仮柱31がブラケット50にボルト52によって結合されている
。
定され、仮梁33がピン結合手段60を介して柱30に結合された構造を有する。ピン結
合手段60は、仮梁33の端部にボルト63によって固定されたL字状の第一の結合片6
1と、この第一の結合片61に固定され且つ柱30にボルト64によって結合された第二
の結合片62とから成っている。第一および第二の結合片61、62は、スポット溶接あ
るいは適当なボルトによってピン結合60される。
ケット70に床梁あるいは桁フレーム32dが結合されている構造を有する。仮小梁80
が、適宜のブラケット72およびボルト73によって桁フレーム32dにピン結合されて
いる。
構造を有する。結合手段90は、仮梁33の端部にボルト93によって固定されたL字状
の第一の結合片91と、この第一の結合片91に固定され且つ仮柱31にボルト94によ
って結合された第二の結合片92とから成っている。第一および第二の結合片91、92
は、スポット溶接あるいは適当なボルトによってピン結合される。尚、仮梁33には、仮
小梁80が固定されている。
建設される。
べき現場において、これら準備された柱や梁等を上記の如く組み立てて、建物を建設する
。このように建設された建物は、床が必要でなく、且つ堅固であり、任意の場所に建設す
ることができる。
ることなく、上記実施形態に種々の変更等を行うことができる。
3 複数のフレーム
4,4 一対の対向する第二の外側面
5 複数のサブラーメン
6 屋根フレーム
7 妻柱
8 桁柱
9 大梁
10 小梁
11 水平ブレース
Claims (5)
- 一対の対向する第一の外側面と一対の対向する第二の外側面とを結合して形成されるユニット式建物のフレーム構造であって、
前記第一の外側面に配置された複数のフレームと、前記第二の外側面に配置された複数のサブラーメンと、前記複数のフレームと複数のサブラーメンとによって支持された屋根フレームとを備えており、
前記第一の外側面が、妻側であり、前記第二の外側面が、桁側であり、
前記妻側の前記第一の外側面及び前記フレーム構造内部の床梁が設けられていないとともに、
前記複数のフレームのそれぞれは、純ラーメンから成り、
前記屋根フレームは、前記第一の外側面に配置された柱に架け渡された大梁と、前記第二の外側面に配置された柱および前記大梁に架け渡された小梁と、全面に設けられた水平ブレースとを有し、前記小梁には、吊り大梁が吊設されていることを特徴とするユニット式建物のフレーム構造。 - 前記妻側が、南に配置されていることを特徴とする請求項1記載のユニット式建物のフレーム構造。
- 一対の対向する第一の外側面と一対の対向する第二の外側面とを結合して形成されるユニット式建物のフレーム構造であって、
一対の対向する第一の外側面と、これら第一の外側面に直交する第二の外側面とに配置された複数のラーメンフレームと、対向する第一の外側面のそれぞれに架け渡された門型フレームとを備えており、
前記第一の外側面は、複数の妻フレームから成り、これら妻フレーム間に間隔を設け、その間に前記門型フレームが設けられているとともに、
屋根フレームが前記門型フレームの水平梁部に架け渡されて設けられており、
前記第一の外側面及び前記フレーム構造内部の床梁が設けられていないことを特徴とするユニット式建物のフレーム構造。 - 前記対向する第一の外側面間でこれら第一の外側面に沿って延びるように配置され且つ前記門型フレームに架け渡された小梁を含むことを特徴とする請求項3記載のユニット式建物のフレーム構造。
- 前記フレーム構造は、柱と、仮柱と、これら柱および仮柱に接続される梁および仮梁とを備え、前記柱、仮柱、梁および仮梁の互いに接続される接続部がピン結合されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のユニット式建物のフレーム構造。
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