JP2822872B2 - ロータリ式掘削機 - Google Patents

ロータリ式掘削機

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JP2822872B2
JP2822872B2 JP1272294A JP1272294A JP2822872B2 JP 2822872 B2 JP2822872 B2 JP 2822872B2 JP 1272294 A JP1272294 A JP 1272294A JP 1272294 A JP1272294 A JP 1272294A JP 2822872 B2 JP2822872 B2 JP 2822872B2
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JP
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frame
cutter drums
cutter
rotary excavator
prevention plate
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JP1272294A
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章次 玉記
実 加藤
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削ズリの上方への飛
散を防止できるようにしたロータリ式掘削機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えばハイドロフレーズ掘削機等のロー
タリ式掘削機は、図2(a),(b)に示すように、溝
1内に供給されるフレーム2の下部に並列配置された前
後左右一対のカッタードラム3と、前記フレーム2の下
部中心に突出配置された排泥管4を有し、フレーム2を
図示しない伸縮式の支え機構を介して溝1内に保持しつ
つ各カッタードラム3の内部に配置された油圧駆動モー
タ5を駆動してカッタードラム3を図の矢印に示すごと
く互いに前記フレーム2の上部中心側に向けて回転させ
ることによって、掘削ズリを前記排泥管4側に巻き上げ
つつ先端周囲を掘削するもので、フレーム2内に配置さ
れた揚泥ポンプ6により巻き上げられた掘削ズリは排泥
管4を通じて泥水とともに吸引され、地表部側に排出さ
れるため、掘削ズリを溝1内に分散させない利点があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、フレーム2に
対してカッタードラム3はその幅及び厚みを僅かに越え
る寸法に設定されている。
【0004】しかしながら、図に示すようなフレーム2
の幅及び厚みを大きく越えるカッタードラム3を装着し
た場合には、カッタードラム3の上部外周とフレーム2
の間に大きく隙間dが空き、カッタードラム3の回転力
によってこの隙間dの上方に向けて掘削ズリが飛散し、
揚泥ポンプ6による排出効率を低下させるとともに、掘
削ズリ中の微粒子のスライムがフレーム2と掘削溝1の
孔壁1aとの間の泥水に混ざり合うため、掘削後のスラ
イム処理に支障を来たし、その後コンクリート打設によ
って得られる地中壁や杭などの地中構造物と地盤との付
着性を低下させる欠点があった。
【0005】この発明は以上の問題を解決するものであ
って、その目的とするところは、この種のロータリ式掘
削機における掘削ズリの上方への飛散を防止し、飛散に
伴う揚泥効率の低下や、後処理の問題を解決できるよう
にしたロータリ式掘削機を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、掘削しようとする溝内に供給されるフ
レームの下部に並列配置された少なくとも一対のカッタ
ードラムと、前記フレームの下部に突出し、該カッター
ドラム間に配置された排泥管を有し、該カッタードラム
を互いに前記フレームの上部中心側に向けて回転させる
ことによって掘削ズリを前記排泥管側に巻き上げつつ周
囲を掘削するロータリ式掘削機において、前記フレーム
の下面周囲に前記各カッタードラムの幅及び厚みにほぼ
等しい外形のズリ防止板を水平配置し、前記各カッター
ドラムの直上部を覆ったことを特徴とする。
【0007】またこの発明にあっては、前記ズリ防止板
の周囲に上部側に傾斜したエッジ部を形成することも出
来る。
【0008】
【作用】以上の構成にあっては、上方への飛散するズリ
は防止板に衝突し、その邪魔板効果によってカッタード
ラムの外側下部に向きを変え、カッタードラムの回転に
応じてフレームの上部中心側に向けて再度流動する。
【0009】請求項2の構成とした場合には、掘削機の
下降時において溝の孔壁に引っ掛かることなく、スムー
ズな下降動作が出来るとともに、上昇時にそのエッジに
より孔壁に付着したスライム等のかきとり動作をおこな
うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1(a),(b),(c)は本発明をハイ
ドロフレーズ掘削機に適用した第一実施例を示すもので
ある。なお、本発明の要部以外の構成は従来と同様か相
当する部分なので、その同一ないし相当する箇所には同
一符号を援用して説明を行う。
【0011】すなわち、このハイドロフレーズ掘削機は
従来とほぼ同様に、溝1内に供給されるフレーム2の下
部に並列配置された前後左右一対のカッタードラム3
と、前記フレーム2の下部中心に突出配置された排泥管
4を有し、フレーム2を図示しない伸縮式の支え機構を
介して溝1内に保持しつつ、各カッタードラム3の内部
に配置された油圧駆動モータ5を駆動してカッタードラ
ム3を図の矢印に示すごとく互いに前記フレーム2の上
部中心側に向けて回転させることによって掘削ズリを前
記排泥管4側に巻き上げつつ先端周囲を掘削するもの
で、フレーム2内に配置された揚泥ポンプ6により巻き
上げられた掘削ズリは排泥管4を通じて泥水とともに吸
引され、地表部側に排出される。
【0012】フレーム2の下縁周囲には本発明に係るズ
リ防止板10が固定されている。
【0013】このズリ防止板10は各カッタードラム3
の幅及び厚みに等しい外形に組立てられ、かつフレーム
2の断面半分を囲うべく凹形にカットされた一対の薄鋼
板10aからなるもので、フレーム2の下縁周囲にH形
をなして組立て固定れたL字形ブラケット12にボルト
ナット14を介して水平に固定され、フレーム2の下部
にあってカッタードラム3の直上部を覆った状態で完全
に仕切きり、その周囲を孔壁1aに当接している。
【0014】以上の構成において、カッタードラム3が
互いに矢印に示すように前記フレーム2の上部中心側に
向けて回転させることによって掘削ズリは前記排泥管4
側に巻き上げられ、揚泥ポンプ6の駆動により排泥管4
を通じて吸引されて泥水とともに地表部に排出される。
【0015】また、排泥管4により補足されない掘削ズ
リは、カッタードラム3の回転方向に移動し、隙間dを
通じて上方に飛散しようとするが、前記ズリ防止板10
に衝突することによって、矢印のごとく各カッタードラ
ム3の外側下部に向きを変え、カッタードラム3の回転
に応じてフレーム2の上部中心側に向けて新たに掘削さ
れた他の掘削ズリとともに再度流動し、排泥管4を通じ
て外部に排出される。
【0016】なお、以上の掘削機が下降しようとする際
に溝1の孔壁に凹凸が生じている場合には凸部にズリ防
止板10の周縁が引っ掛かったり、小石などがズリ防止
板10の周縁と孔壁1aとの間に噛み込む場合がある。
【0017】したがって、ズリ防止板10が剛体から構
成されている場合には下降動作がスムーズに行かなくな
るが、これらの妨害物に容易に追随して変形すべくズリ
防止板10の厚みを設定すれば良く、また変形した場合
には直ちに交換すべくスペアを用意しておけば良い。
【0018】図2は以上の下降動作時における障害に積
極的に対処した場合の第二実施例を示すもので、ズリ防
止板10の周縁は、上方に向けて斜めに立ち上がるエッ
ジ部20が形成され孔壁1aに接している。この場合に
おいては、下降時に孔壁1aの凸部に引っ掛かったり小
石が噛み込んだ場合にその逃げ方向に容易に変形追随す
ることになる。
【0019】また掘削作業が終わり、装置を引き上げる
際にはエッジ部20は前記とは逆に孔壁1aの喰込み方
向に摺接しつつ引き上げられるので、この面に薄く付着
したスライムのかきとり動作を行うことができる。
【0020】
【発明の効果】以上各実施例によって詳細に説明したよ
うに、本発明によるロータリ式掘削機にあっては、上方
への飛散するズリは防止板に衝突し、その邪魔板効果に
よってカッタードラムの外側下部に向きを変え、カッタ
ードラムの回転に応じてフレームの上部中心側に向けて
再度流動するため、掘削ズリの上部への飛散がなく、揚
泥ポンプの排出効率を向上できるとともに、掘削ズリの
スライムの孔壁への付着を防止でき、スライム処理など
の手間を防止できる利点があり、したがって本発明では
フレームの幅及び厚みを大きく越えるカッタードラムを
装着したロータリ式掘削に好適である。
【0021】また、ズリ防止板の周囲に上方に立ち上が
るエッジ部を設けた場合には、掘削機の下降時において
溝の孔壁に引っ掛かることなく、スムーズな下降動作が
出来るとともに、上昇時にそのエッジにより孔壁に付着
したスライム等のかきとり動作をおこなうことができる
利点があり、その後のコンクリート打設による地中構造
物と地盤との付着性をさらに向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第一実施例によるハイドロフ
レーズ掘削機と溝との関係を示す正断面図である。
(b)は同側断面図である。(C)は(a)のC−C線
断面図である。
【図2】本発明の第二実施例を示す部分拡大断面図であ
る。
【図3】(a)は従来のハイドロフレーズ掘削機と溝と
の関係を示す正断面図である。(b)は同側断面であ
る。
【符号の説明】
1 溝 1a 孔壁 2 フレーム 3 カッタードラム 4 排泥管 10 ズリ防止板 20 エッジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掘削しようとする溝内に供給されるフレ
    ームの下部に並列配置された少なくとも一対のカッター
    ドラムと、前記フレームの下部に突出し、該カッタード
    ラム間に配置された排泥管を有し、該カッタードラムを
    互いに前記フレームの上部中心側に向けて回転させるこ
    とによって掘削ズリを前記排泥管側に巻き上げつつ周囲
    を掘削するロータリ式掘削機において、 前記フレームの下面周囲に前記各カッタードラムの幅及
    び厚みにほぼ等しい外形のズリ防止板を水平配置し、前
    記各カッタードラムの直上部を覆ったことを特徴とする
    ロータリ式掘削機。
  2. 【請求項2】 前記ズリ防止板の周囲に上部側に傾斜し
    たエッジ部を形成したことを特徴とする請求項1記載の
    ロータリ式掘削機。
JP1272294A 1994-02-04 1994-02-04 ロータリ式掘削機 Expired - Lifetime JP2822872B2 (ja)

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JP1272294A JP2822872B2 (ja) 1994-02-04 1994-02-04 ロータリ式掘削機

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JPH07216934A JPH07216934A (ja) 1995-08-15
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ITTO20070241A1 (it) * 2007-04-05 2008-10-06 Soilmec Spa Pompa per idrofresa.
FR2950086B1 (fr) * 2009-09-15 2021-05-14 Soletanche Freyssinet Machine d'excavation comportant au moins un tambour couvert par un deflecteur

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JPH07216934A (ja) 1995-08-15

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