JP3360709B2 - 立坑の築造方法及び立坑の築造装置 - Google Patents

立坑の築造方法及び立坑の築造装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、推進工法によっ
て立坑を築造するオープンケーソン工法に関するもので
あって、特に高深度の掘削において安全性の確保及び工
期の短縮や工事費の削減を図ることのできる立坑の築造
方法及び立坑の築造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオープンケーソン工法による立坑
の築造方法は、図5及び図6に示すように、四角形状の
枠状に形成されたオープンケーソン1の下側に、同じく
枠状に形成した刃口2を配置し、この刃口2の内側の地
盤を例えばパワーショベルのバックホウ(掘削機)5で
掘削することによって刃口2とともにオープンケーソン
1を自重で沈下させる方法がとられている。ただし、刃
口2の下方地盤が残るため、刃口2及びオープンケーソ
ン1が沈下しない場合がある。この場合には、作業員が
刃口2の下方地盤をスコップなどで取り除くことにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、刃口2
の下方地盤を掘削することが作業的に難しいばかりでな
く、この地盤を取り除いた際には刃口2及びオープンケ
ーソン1が急激に沈下する危険がある。このため、人力
では刃口2の下方地盤を安全かつ確実に取り除くことが
困難であった。さらに、バックホウ5で刃口2の内側を
掘削しているときには安全上、作業員は地上に退避して
いなければならないから、一つの立坑が完成するまで
に、作業員は坑内と地上との間の昇降を何回も繰り返さ
なければならい。このため、作業員の実質作業時間が短
く、労務費において経済的なものではなかった。
【0004】また、オープンケーソン1は、傾いて沈下
することがあり、その場合にはその傾きを修正すること
が難しいという欠点を有しており、その解決が望まれて
いた。
【0005】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、特に高深度の掘削におい
て安全性の確保及び工期の短縮や工事費の削減を図るこ
とのできる立坑の築造方法及び立坑の築造装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、枠状に形成されたオープン
ケーソン(1)の下側に、同じく枠状の刃口(2)を配
置し、この刃口(2)の内側の地盤を掘削機(5)で掘
削することによって刃口(2)と供にオープンケーソン
(1)を沈下させる立坑の築造方法であって、まず、前
記オープンケーソン(1)の下側に、前記刃口(2)を
配置する一方、この刃口(2)の下側に、主軸(3a)
にリード板(3b)を螺旋状に設けて構成した切削刃
(3)を配置すると供に、この切削刃(3)を電動モー
タ(4)で回転駆動可能にする。次に、前記刃口(2)
の内側の地盤を掘削機(5)で先行掘削する。そして、
前記電動モータ(4)によって前記切削刃(3)を回転
駆動し、刃口(2)の下方地盤をほぐす。この切削刃
(3)でほぐされた刃口(2)の下方地盤が刃口(2)
の内側に崩れることを利用して、刃口(2)と供にオー
プンケーソン(1)を沈下させることを特徴としてい
【0007】また、請求項2に係る発明は、枠状に形成
されたオープンケーソン(1)と、このオープンケーソ
ン(1)の下側に配置される枠状の刃口(2)と、この
刃口(2)の下側に設けられ回転駆動することによって
前記刃口(2)の下方地盤をほぐす切削刃(3)とを備
えてなり、前記切削刃(3)は、主軸(3a)にリード
板(3b)を螺旋状に設けて構成すると供に、この切削
刃(3)を電動モータ(4)に装着し、前記切削刃
(3)を電動モータ(4)で回転駆動することによって
刃口(2)の下方地盤をほぐし、このほぐされた地盤が
刃口(2)の内側に崩れることを利用して、刃口(2)
と供にオープンケーソン(1)を沈下させるようにした
ことを特徴としている。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項2に係る発
明において、刃口(2)の下側に設けられ複数の切削刃
(3)のうち、所望の位置の切削刃(3)を回転駆動す
ることにより、オープンケーソン(1)の沈下方向を調
整可能に構成したことを特徴としている
【0009】請求項4に係る発明は、請求項2又は請求
項3に係る発明において、切削刃(3)及び電動モータ
(4)は、所定の深さまで沈下した状態において、オー
プンケーソン(1)の下側から分割回収可能に構成され
ていることを特徴としている
【0010】請求項5に係る発明は、請求項2又は請求
項3又は請求項4に係る発明において、切削刃(3)
は、電動モータ(4)の左右に、そのリード板(3b)
の巻く向きが相互に左右反対になるように装着されてい
ることを特徴としている
【0011】 そして、上記請求項1及び請求項2に係る
発明においては、刃口(2)及びオープンケーソン
(1)が地盤内に沈下する際に、刃口(2)には刃先抵
抗力が生じるとともに、刃口(2)及びオープンケーソ
(1)には周辺摩擦力が生じる。したがって、刃口
(2)及びオープンケーソン(1)を地盤内に沈下させ
るには、刃先抵抗力及び周辺摩擦力の合計が刃口(2)
及びオープンケーソン(1)の合計重量より小さくなる
ようにしなければならない。上記周辺摩擦力に対して
は、地盤と刃口(2)との間、及び地盤とオープンケー
ソン(1)との間に減摩材骨材を注入することによっ
て、解決を図ることができる。
【0012】また、刃先抵抗力に対しては、切削刃によ
って解決を図ることができる。すなわち、切削刃(3)
が回転することによって、刃口(2)の下方地盤がほぐ
れるから、刃口(2)が下方に沈下する抵抗が下がるこ
とになる。しかも、刃口(2)の内側の地盤を掘削機
(5)で掘ることによって、刃口(2)の下方のほぐさ
れた地盤が刃口(2)の内側に崩れ落ちることになるか
ら、刃口(2)が下方に沈下する際の刃先抵抗力は極め
て小さなものとなる。
【0013】以上のように、刃口(2)の内側の地盤を
掘削機で掘削していくだけで、刃口(2)及びオープン
ケーソン(1)をスムーズに沈下させることができ、作
業員が坑内に入って作業する必要がないから、安全性が
増し、さらに工期の短縮や工事費の削減を図ることがで
きる。すなわち、経済的かつ能率的に立坑を築造するこ
とができる。
【0014】また、切削刃(3)を回転させることによ
って、刃口(2)の下方地盤をほぼ均一にほぐすことが
できるから、刃口(2)及びオープンケーソン(1)
傾くことなく沈下することになる。また、切削刃(3)
は、主軸(3a)に螺旋状に巻かれたリード板3bによ
って構成されているから、土砂が詰まることによって、
地盤をほぐすことができなくなるということがない
【0015】 請求項3に係る発明においては、土質の違
い等により、刃口(2)及びオープンケーソン(1)
傾いたとしても、切削刃によって刃口(2)の下方地盤
のほぐす位置を調整することにより、刃口(2)及びオ
ープンケーソン(1)の傾きを容易に修正することがで
きる。
【0016】 請求項4に係る発明においては、切削刃
(3)及び電動モータ(4)を分割して回収することが
できるから、立坑を築造するためのコストの低減を図る
ことができる。また、切削刃(3)を分解して回収する
際には、刃口(2)及びオープンケーソン(1)の沈下
防止する手段を設置してから行うことになる。そして、
切削刃(3)によって地盤がほぐされた状態になってい
るから、切削刃(3)を刃口(2)の下方地盤内から刃
(2)の内側に容易に取り出すことができる。また、
切削刃(3)自身の回転力によって、切削刃(3)を刃
(2)の内側に移動させるようにしてもよい。
【0017】請求項5に係る発明において切削刃(3)
は、電動モータ(4)の左右に、そのリード板(3b)
の巻く向きが相互に左右反対になるように装着されてい
る。すなわち、電動モータ(4)の左右に位置する切削
刃(3)は、電動モータ(4)によって同じ方向に回転
するが、リード板(3b)によって生じる推力の方向は
左右反対を向いており、これらの推力を常に釣
り合わせることができる。従って、沈設する立杭を安定
化させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図1〜図4を参照して説明する。
【0019】これらの図において、1はオープンケーソ
ンであり、このオープンケーソン1は、鉄筋コンクリー
トによって構成されたものであり、四角形状の枠状に形
成されている。オープンケーソン1の下側には、四角形
状の枠状の刃口2が設けられている。刃口2の上端部に
は、図3に示すように、オープンケーソン1の下端部を
保持するための凹部2aが形成されている。また、刃口
2の下端部には、各辺部2b、2dのそれぞれに、切削
刃3と、この切削刃3を回転駆動する電動モータ4が設
けられている。
【0020】切削刃3は、主軸3aにリード板3bを螺
旋状に巻いたもので構成されている。そして、電動モー
タ4を挟んで左右に位置するリード板3bは、その巻く
向きが左右反対に構成されている。すなわち、電動モー
タ4の左右に位置する切削刃3は、電動モータ4によっ
て同じ方向に回転するが、リード板3bによって生じる
推力の方向は左右反対を向いており、これらの推力が常
に釣り合うようになっている。また、電動モータ4によ
って切削刃3を回転させる方向は、リード板3bの下側
の部分において、同下側の部分が刃口2の外側から内側
に向かう方向である。すなわち、切削刃3は、刃口2の
下方地盤を刃口2の外側から内側に移動させる方向に回
転するようになっている。
【0021】また、上記切削刃3及び電動モータ4は、
刃口2が所定の深さまで沈下した状態において、刃口2
の下側から分割回収可能に構成されている。そして、図
4において、刃口2の一組の辺部2b、2bに配置され
た各切削刃3は、辺部2bの端部2cまで延在してお
り、他方の一組の辺部2d、2dに配置された各切削刃
3は、辺部2bに配置された切削刃3の近傍まで延在し
ている。このため、各切削刃3は、刃口2の下方地盤を
全体的にほぐすことができるようになっているととも
に、他方の辺部2dに配置された切削刃3及び電動モー
タ4を刃口2の内側にずらすことによって取り外せば、
一方の辺部2bに配置された切削刃3及び電動モータ4
も刃口2の内側にずらすことによって取り外すことがで
きるようになっている。
【0022】上記のように構成された切削刃付刃口を用
いて立坑を築造するには、刃口2の凹部2aにオープン
ケーソン1の下端部を嵌合させた状態で、刃口2の内側
をパワーショベルのバックホウ(掘削機)5で先行掘削
する。そして、電動モータ4によって、図1に示すよう
に、切削刃3を回転駆動すると、刃口2の下方地盤がほ
ぐされるとともに、このほぐされた地盤が先行掘削され
た凹部に崩れ落ちる。すなわち、刃口2の下方地盤は、
切削刃3によってほぐされながら、刃口2の内側に掻き
出されるようにして崩れ落ちる。そして、刃口2の下方
地盤が刃口2の内側に掻き出された分だけ、刃口2及び
オープンケーソン1が自重により沈下する。
【0023】このため、刃口2の内側の地盤をバックホ
ウ5で掘り進むだけで、刃口2及びオープンケーソン1
を連続的に沈下させることができ、作業員が坑内に入っ
て作業する必要がないから、安全性の向上を図ることが
できるとともに、工期の短縮、工事費の削減等を図るこ
とができる。すなわち、経済的かつ能率的に立坑を築造
することができる。また、切削刃3が螺旋状に巻かれた
リード板3bによって構成されているから、土砂が詰ま
ることによって、地盤をほぐすことができなくなるとい
うことがない。
【0024】さらに、切削刃3を回転させることによっ
て、刃口2の下方地盤をほぼ均一にほぐすことができる
から、刃口2及びオープンケーソン1が傾むくことなく
沈下することになる。そしてもし、土質の違い等によ
り、刃口2及びオープンケーソン1が傾いたとしても、
切削刃3によって刃口2の下方地盤のほぐす位置を調整
することにより、刃口2及びオープンケーソン1の傾き
を容易に修正することができる。
【0025】また、切削刃3及び電動モータ4を分解し
て回収するには、まず刃口2の一方の辺部2b、2bの
下側に例えばストッパをあてがって、刃口2及びオープ
ンケーソン1がそれ以上沈下しないようにしてから、切
削刃3及び電動モータ4を他方の辺部2d、2dから取
り外す。この際、刃口2の下方地盤が切削刃3によって
ほぐされた状態になっているから、切削刃3及び電動モ
ータ4を刃口2の下方地盤から刃口2の内側に容易に引
き出すことができる。そして、切削刃3及び電動モータ
4は、図2に示すように、バックホウ5によって坑内か
ら取り出すことができる。次ぎに、刃口2の他方の辺部
2d、2dの下側にストッパをあてがった後、一方の辺
部2b、2bから切削刃3及び電動モータ4を取り外
す。この際、他方の辺部2d、2dに配置された切削刃
3及び電動モータ4がすでに取り除かれた状態になって
いるから、一方の2b、2bに配置された切削刃3及び
電動モータ4を容易に取り外すことができる。
【0026】また、刃口2の下側から切削刃3及び電動
モータ4を取り出す際には、これらの切削刃3及び電動
モータ4を刃口2に取り付けていたボルト等の拘束手段
の拘束状態を解除した上で、電動モータ4を、オープン
ケーソン1を沈下させているときとは逆の向きに回転さ
せるようにしてもよい。すなわち、電動モータ4を逆転
させることにより、切削刃3及び電動モータ4は刃口2
の下方地盤から刃口2の内側に自力で出てくることがで
きる。
【0027】以上のように切削刃3及び電動モータ4を
回収することができるから、立坑を築造するためのコス
トの低減を図ることができる。
【0028】なお、上記実施の形態においては、主軸3
aにリード板3bを巻き付けたもので切削刃3を構成し
たが、この切削刃3は主軸の回りにピンや円板等を半径
方向に突出するように設けたもので構成してもよい。ま
た、オープンケーソン1は、一つのもので構成したが、
複数段積み重ねるように構成したものであってもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1及び請求項2に係る発明におい
ては、切削刃(3)が回転することによって、刃口
(2)の下方地盤がほぐれるから、刃口(2)が下方に
沈下する抵抗を低減することができる。しかも、刃口
(2)の内側の地盤を掘削機(5)で掘ることによっ
て、刃口(2)の下方のほぐされた地盤が刃口(2)
内側に崩れ落ちることになるから、刃口(2)が下方に
沈下する際の刃先抵抗力は極めて小さくすることができ
る。
【0030】したがって、刃口(2)の内側の地盤を掘
削機(5)で掘削していくだけで、刃口(2)及びオー
プンケーソン(1)をスムーズに沈下させることがで
き、作業員が坑内に入って作業する必要がないから、安
全性が増し、さらに工期の短縮や工事費の削減を図るこ
とができる。すなわち、経済的かつ能率的に立坑を築造
することができる。
【0031】また、切削刃(3)を回転させることによ
って、刃口(2)の下方地盤をほぼ均一にほぐすことが
できるから、沈下に際して、刃口(2)及びオープンケ
ーソン(1)が傾くのを防止することができる。また、
切削刃(3)は、主軸(3a)に螺旋状に巻かれたリー
ド板3bによって構成されているから、土砂が詰まるこ
とによって、地盤をほぐすことができなくなるというこ
とがない
【0032】 請求項3に係る発明においては、土質の違
い等により、刃口(2)及びオープンケーソン(1)
傾いたとしても、切削刃(3)によって刃口(2)の下
方地盤のほぐす位置を調整することにより、刃口(2)
及びオープンケーソン(1)の傾きを容易に修正するこ
とができる。
【0033】 請求項4に係る発明においては、切削刃
(3)及び電動モータ(4)を分割して回収することが
できるから、立坑を築造するためのコストの低減を図る
ことができる。しかも、切削刃(3)によって地盤がほ
ぐされた状態になっているから、切削刃(3)を刃口
(2)の下方地盤内から刃口(2)の内側に容易に取り
出すことができる。また、切削刃(3)自身の回転力に
よって、切削刃(3)を刃口(2)の内側に移動させる
ようにすることもできる。
【0034】請求項5に係る発明において切削刃(3)
は、電動モータ(4)の左右に、そのリード板(3b)
の巻く向きが相互に左右反対になるように装着されてい
る。すなわち、電動モータ(4)の左右に位置する切削
刃(3)は、電動モータ(4)によって同じ方向に回転
するが、リード板(3b)によって生じる推力の方向は
左右反対を向いており、これらの推力を常に釣
り合わせることができる。従って、沈設する立杭を安定
化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態として示した立坑の築
造方法の断面図。
【図2】同立坑の築造方法において、立坑から切削刃を
回収する状態を示す断面図。
【図3】同立坑の築造方法において使用する切削刃付刃
口を示す斜視図。
【図4】同切削刃付刃口を示す底面図。
【図5】従来例として示した立坑の築造方法の断面図。
【図6】同立坑の築造方法において、刃口の下方地盤を
作業員が取り除く状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 オープンケーソン 2 刃口 3 切削刃 4 電動モータ 5 掘削機(バックホウ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 義康 東京都港区赤坂四丁目13番13号 株式会 社協和エクシオ内 (72)発明者 鈴木 秀明 東京都港区赤坂四丁目13番13号 株式会 社協和エクシオ内 (56)参考文献 特開 昭63−110322(JP,A) 特開 平4−176912(JP,A) 特開 平2−296930(JP,A) 特開 昭63−233119(JP,A) 特公 昭39−4131(JP,B1) 特公 昭47−7587(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 1/03 - 1/06 E02D 23/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠状に形成されたオープンケーソン
    (1)の下側に、同じく枠状の刃口(2)を配置し、こ
    の刃口(2)の内側の地盤を掘削機(5)で掘削するこ
    とによって刃口(2)と供にオープンケーソン(1)
    沈下させる立坑の築造方法であって、まず、前記オープンケーソン(1)の下側に、前記刃口
    (2)を配置する一方、この刃口(2)の下側に、主軸
    (3a)にリード板(3b)を螺旋状に設けて構成した
    切削刃(3)を配置すると供に、この切削刃(3)を電
    動モータ(4)で回転駆動可能にする。次に、前記刃口
    (2)の内側の地盤を掘削機(5)で先行掘削する。そ
    して、前記電動モータ(4)によって前記切削刃(3)
    を回転駆動し、刃口(2)の下方地盤をほぐす。 この切
    削刃(3)でほぐされた刃口(2)の下方地盤が刃口
    (2) の内側に崩れることを利用して、刃口(2)と供
    にオープンケーソン(1)を沈下させることを特徴とす
    る立坑の築造方法。
  2. 【請求項2】 枠状に形成されたオープンケーソン
    (1)と、このオープンケーソン(1)の下側に配置さ
    れる枠状の刃口(2)と、この刃口(2)の下側に設け
    られ回転駆動することによって前記刃口(2)の下方地
    盤をほぐす切削刃(3)とを備えてなり、前記切削刃(3)は、主軸(3a)にリード板(3b)
    を螺旋状に設けて構成すると供に、この切削刃(3)を
    電動モータ(4)に装着し、前記切削刃(3)を電動モ
    ータ(4)で回転駆動することによって刃口(2)の下
    方地盤をほぐし、このほぐされた地盤が刃口(2)の内
    側に崩れることを利用して、刃口(2)と供にオープン
    ケーソン(1)を沈下させるようにしたことを特徴とす
    る立坑の築造装置
  3. 【請求項3】 刃口(2)の下側に設けられ複数の切削
    刃(3)のうち、所望の位置の切削刃(3)を回転駆動
    することにより、オープンケーソン(1)の沈下方向を
    調整可能に構成したことを特徴とする請求項2記載の
    坑の築造装置
  4. 【請求項4】 切削刃(3)及び電動モータ(4)は、
    所定の深さまで沈下した状態において、オープンケーソ
    (1)の下側から分割回収可能に構成されていること
    を特徴とする請求項2又は請求項3記載の立坑の築造装
  5. 【請求項5】 切削刃(3)は、電動モータ(4)の左
    右に、そのリード板(3b)の巻く向きが相互に左右反
    対になるように装着されていることを特徴とする請求項
    2又は請求項3又は請求項4記載の立坑の築造装置。
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