JP2822319B2 - 気泡付バスの防振装置 - Google Patents
気泡付バスの防振装置Info
- Publication number
- JP2822319B2 JP2822319B2 JP8157591A JP15759196A JP2822319B2 JP 2822319 B2 JP2822319 B2 JP 2822319B2 JP 8157591 A JP8157591 A JP 8157591A JP 15759196 A JP15759196 A JP 15759196A JP 2822319 B2 JP2822319 B2 JP 2822319B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- electric pump
- rubber
- bathtub
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,気泡付バスに関
し,特にその防振装置に関する。
し,特にその防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動ポンプによって浴槽(バスタブ)内
に気泡を噴出供給する気泡付バスは,ジェット水流を形
成するもの,緩やかに気泡を供給するもの等の形態のも
のがあるが,電動ポンプを用いることによって,電動ポ
ンプのモーター振動音の伝導による騒音発生を避けられ
ず,特にマンション,ホテル等コンクリート系の建築物
にあっては,コンクリートの音伝導性から,特に階下に
対する騒音が著しくなる傾向がある。
に気泡を噴出供給する気泡付バスは,ジェット水流を形
成するもの,緩やかに気泡を供給するもの等の形態のも
のがあるが,電動ポンプを用いることによって,電動ポ
ンプのモーター振動音の伝導による騒音発生を避けられ
ず,特にマンション,ホテル等コンクリート系の建築物
にあっては,コンクリートの音伝導性から,特に階下に
対する騒音が著しくなる傾向がある。
【0003】このため,例えば浴槽と電動ポンプを据置
きした防水パンを,コンクリート躯体に対して防振措置
付の支持脚を介して浮し状に設置し,上記防振装置と空
気層とによって音の伝導を防止する如き措置がなされて
はいるが,これによって階下の騒音を幾分現象すること
ができ得ても,騒音発生を防止することができず,一般
にこれら措置による階下音圧レベルは,人間の聴覚を基
準として補正したA特性において,低周波数帯域が高
く,高周波数帯域が低い右下りカーブを呈する,例えば
63HZの低周波数域で約40dB,250HZで27
dB,500HZで16dB程度のものとされている。
A特性の,例えば30dB〜40dBは,昼間の住宅地
における日常的な騒音のある状態を示すが,階下騒音が
上記のものは,特に入浴する夜間にあっては,極めて大
きな騒音であるとともに低周波数帯域は,特に聴覚に煩
く,耳障りであるため,不快な騒音でもあり,従ってこ
の種気泡付バスにあっては,電動ポンプのモーター振動
音に対する対策が不可欠である。
きした防水パンを,コンクリート躯体に対して防振措置
付の支持脚を介して浮し状に設置し,上記防振装置と空
気層とによって音の伝導を防止する如き措置がなされて
はいるが,これによって階下の騒音を幾分現象すること
ができ得ても,騒音発生を防止することができず,一般
にこれら措置による階下音圧レベルは,人間の聴覚を基
準として補正したA特性において,低周波数帯域が高
く,高周波数帯域が低い右下りカーブを呈する,例えば
63HZの低周波数域で約40dB,250HZで27
dB,500HZで16dB程度のものとされている。
A特性の,例えば30dB〜40dBは,昼間の住宅地
における日常的な騒音のある状態を示すが,階下騒音が
上記のものは,特に入浴する夜間にあっては,極めて大
きな騒音であるとともに低周波数帯域は,特に聴覚に煩
く,耳障りであるため,不快な騒音でもあり,従ってこ
の種気泡付バスにあっては,電動ポンプのモーター振動
音に対する対策が不可欠である。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で,その解決課題とする処は,気泡付バスの階下騒音を
可及的に消音することができる防音装置としての気泡付
バスの防振装置を提供するにある。
で,その解決課題とする処は,気泡付バスの階下騒音を
可及的に消音することができる防音装置としての気泡付
バスの防振装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に添って本発明
は,防振装置付の支持脚を有する一対のチャンネル材を
用い,該チャンネル材に浴槽を載設するとともに一側端
の支持脚を支点として撓み性を有するように浴槽底面よ
り突出延長したチャンネル材の突出延長部位に電動ポン
プを配設支持することにより,電動ポンプを防水パンか
ら浮し状に支持すること及びこれを支持するチャンネル
材の上記撓み性を活用することによって,これを1次防
振手段,支持脚の防振措置を2次の防振手段として電動
ポンプのモーター振動を吸収して,防水パンに対するモ
ーター振動音の伝導を防止するようにすれば,階下音圧
レベルのA特性を低下し,また特に低周波数帯域側でこ
れを大きく低下して,階下騒音を可及的に消音する上で
有効であるとの知見を得たことから,請求項1を,電動
ポンプによって浴槽内に気泡を噴出供給するようにした
気泡付バスにおいて,浴槽荷重を支持するようにそれぞ
れ長手方向に複数の防振措置付支持脚を有するとともに
長手方向一側端の支持脚から浴槽底面外方に突出延長す
ることによって浴槽底面より長尺とした一対のチャンネ
ル材を備え,該一対のチャンネル材の上記支持脚位置に
浴槽を載設する一方,上記突出延長した部位の一対のチ
ャンネル材間に架設べースを架設設置して,該架設べー
スに上記電動ポンプを配設支持し,上記一側端の支持脚
を支点とする一対のチャンネル材の撓み性によって電動
ポンプの振動を吸収してなることを特徴とする気泡付バ
スの防振装置とし,請求項2乃至5は,それぞれ上記1
次防振手段における電動ポンプのモーター振動の吸収性
を更に向上して,階下音圧レベルA特性低下による階下
騒音の一層の防止をなし得るように,請求項2を,請求
項1の架設べースへの電動ポンプの配設支持を,防振ゴ
ムを介して行ってなることを特徴とする気泡付バスの防
振装置,請求項3を,請求項1の架設べースへの電動ポ
ンプの配設支持を,架設べース上に防振ゴムを介して配
設した浮しべース又は更に防振ゴムを介して配設した他
の浮しべースに同じく防振ゴムを介して,防振ゴム複数
重ね状に行ってなることを特徴とする気泡付バスの防振
装置,請求項4を,請求項3の浮しべースを,底板,該
底板から起立した対向壁,該対向壁上端から内方又は外
方に張出し突設した張出部を備えて形成し,電動ポンプ
の配設支持を該張出部上において防振ゴムを介して行っ
てなることを特徴とする気泡付バスの防振装置,請求項
5を,請求項2乃至4のいずれかの防振ゴムに代えて,
コイルスプリング又はその他のクッション材を用いてな
ることを特徴とする気泡付バスの防振装置とし且つこれ
らをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段とし
たものである。
は,防振装置付の支持脚を有する一対のチャンネル材を
用い,該チャンネル材に浴槽を載設するとともに一側端
の支持脚を支点として撓み性を有するように浴槽底面よ
り突出延長したチャンネル材の突出延長部位に電動ポン
プを配設支持することにより,電動ポンプを防水パンか
ら浮し状に支持すること及びこれを支持するチャンネル
材の上記撓み性を活用することによって,これを1次防
振手段,支持脚の防振措置を2次の防振手段として電動
ポンプのモーター振動を吸収して,防水パンに対するモ
ーター振動音の伝導を防止するようにすれば,階下音圧
レベルのA特性を低下し,また特に低周波数帯域側でこ
れを大きく低下して,階下騒音を可及的に消音する上で
有効であるとの知見を得たことから,請求項1を,電動
ポンプによって浴槽内に気泡を噴出供給するようにした
気泡付バスにおいて,浴槽荷重を支持するようにそれぞ
れ長手方向に複数の防振措置付支持脚を有するとともに
長手方向一側端の支持脚から浴槽底面外方に突出延長す
ることによって浴槽底面より長尺とした一対のチャンネ
ル材を備え,該一対のチャンネル材の上記支持脚位置に
浴槽を載設する一方,上記突出延長した部位の一対のチ
ャンネル材間に架設べースを架設設置して,該架設べー
スに上記電動ポンプを配設支持し,上記一側端の支持脚
を支点とする一対のチャンネル材の撓み性によって電動
ポンプの振動を吸収してなることを特徴とする気泡付バ
スの防振装置とし,請求項2乃至5は,それぞれ上記1
次防振手段における電動ポンプのモーター振動の吸収性
を更に向上して,階下音圧レベルA特性低下による階下
騒音の一層の防止をなし得るように,請求項2を,請求
項1の架設べースへの電動ポンプの配設支持を,防振ゴ
ムを介して行ってなることを特徴とする気泡付バスの防
振装置,請求項3を,請求項1の架設べースへの電動ポ
ンプの配設支持を,架設べース上に防振ゴムを介して配
設した浮しべース又は更に防振ゴムを介して配設した他
の浮しべースに同じく防振ゴムを介して,防振ゴム複数
重ね状に行ってなることを特徴とする気泡付バスの防振
装置,請求項4を,請求項3の浮しべースを,底板,該
底板から起立した対向壁,該対向壁上端から内方又は外
方に張出し突設した張出部を備えて形成し,電動ポンプ
の配設支持を該張出部上において防振ゴムを介して行っ
てなることを特徴とする気泡付バスの防振装置,請求項
5を,請求項2乃至4のいずれかの防振ゴムに代えて,
コイルスプリング又はその他のクッション材を用いてな
ることを特徴とする気泡付バスの防振装置とし且つこれ
らをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段とし
たものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面に従って本発明を更に具
体的に説明すれば,Aは建物のコンクリート躯体(コン
クリートスラブ),Bは現場組立て式のユニットバス,
CはユニットバスBにおける気泡付バス,1はユニット
バスBの防水パン,2は縦壁パネル,3は出入口用ド
ア,4は天井パネル,5は給水栓,6はシャワー,7は
排水口,8はユニットバスBをコンクリート躯体A上に
載置設置するアジャスターボルトによる支持脚,10は
気泡付バスCの浴槽,11はエプロン,12は浴槽10
の吹出口,13は電動ポンプ,14はそのモーター,1
5は電動ポンプ13と上記浴槽10の吹出口12間のフ
レキシブルの連結パイプ,16は電動ポンプ13の起
動,停止,強弱調整等を行う制御用のエアスイッチを示
し,気泡付バスCは,上記電動ポンプ13によって浴槽
10内に気泡を噴出供給するようにし,本例にあっては
電動ポンプ13のモーター14を400Wとし,図示省
略のポンプ噴出口の形状によって浴槽10への気泡の噴
出供給を,渦巻状高圧のジェット噴流を形成する,一般
に所謂ワールプール乃至ジェットバスと称する強力噴流
のものとして構成してある。
体的に説明すれば,Aは建物のコンクリート躯体(コン
クリートスラブ),Bは現場組立て式のユニットバス,
CはユニットバスBにおける気泡付バス,1はユニット
バスBの防水パン,2は縦壁パネル,3は出入口用ド
ア,4は天井パネル,5は給水栓,6はシャワー,7は
排水口,8はユニットバスBをコンクリート躯体A上に
載置設置するアジャスターボルトによる支持脚,10は
気泡付バスCの浴槽,11はエプロン,12は浴槽10
の吹出口,13は電動ポンプ,14はそのモーター,1
5は電動ポンプ13と上記浴槽10の吹出口12間のフ
レキシブルの連結パイプ,16は電動ポンプ13の起
動,停止,強弱調整等を行う制御用のエアスイッチを示
し,気泡付バスCは,上記電動ポンプ13によって浴槽
10内に気泡を噴出供給するようにし,本例にあっては
電動ポンプ13のモーター14を400Wとし,図示省
略のポンプ噴出口の形状によって浴槽10への気泡の噴
出供給を,渦巻状高圧のジェット噴流を形成する,一般
に所謂ワールプール乃至ジェットバスと称する強力噴流
のものとして構成してある。
【0007】このとき気泡付バスCは防振装置を備えた
ものとしてあり,該防振装置は,浴槽10荷重を支持す
るようにそれぞれ長手方向に複数の防振措置付支持脚2
2を有するとともに長手方向一側端の支持脚22から浴
槽10底面外方に突出延長することによって浴槽10底
面より長尺とした一対のチャンネル材20を備え,該一
対のチャンネル材20の上記支持脚22位置に浴槽10
を載設する一方,上記突出延長した部位の一対のチャン
ネル材20間に架設べース25を架設設置して,該架設
べース25に上記電動ポンプ13を配設支持し,上記一
側端の支持脚22を支点とする一対のチャンネル材20
の撓み性によって電動ポンプ13の振動を吸収してなる
ものとしてある。
ものとしてあり,該防振装置は,浴槽10荷重を支持す
るようにそれぞれ長手方向に複数の防振措置付支持脚2
2を有するとともに長手方向一側端の支持脚22から浴
槽10底面外方に突出延長することによって浴槽10底
面より長尺とした一対のチャンネル材20を備え,該一
対のチャンネル材20の上記支持脚22位置に浴槽10
を載設する一方,上記突出延長した部位の一対のチャン
ネル材20間に架設べース25を架設設置して,該架設
べース25に上記電動ポンプ13を配設支持し,上記一
側端の支持脚22を支点とする一対のチャンネル材20
の撓み性によって電動ポンプ13の振動を吸収してなる
ものとしてある。
【0008】本例にあって一対のチャンネル材20は,
それぞれ例えば3.0〜3.5mm程度のやや厚肉の肉厚
にして金属,特に鋼製の断面下向きコ字状のCチャンネ
ル材を用いて,形状による強度を確保した,浴槽10の
底面より長尺のものとしてあり,これらチャンネル材2
0には,その長手方向の一側端と他側端側に寄った中間
位置との,本例において2ケ所にして浴槽10の底面コ
ーナー近傍位置にそれぞれ透孔21を透設し,該透孔2
1に上記アジャスターボルトによる支持脚22を挿通
し,チャンネル材20を上下で挟む上下ナット23によ
って締着することにより,該支持脚22をチャンネル材
20にそれぞれ各一対垂下して設置したものとしてあ
り,このとき支持脚22は,その防振措置として,円形
ピース状防振部材の防振ゴム24を下端の接地部位に備
えたものとしてある。
それぞれ例えば3.0〜3.5mm程度のやや厚肉の肉厚
にして金属,特に鋼製の断面下向きコ字状のCチャンネ
ル材を用いて,形状による強度を確保した,浴槽10の
底面より長尺のものとしてあり,これらチャンネル材2
0には,その長手方向の一側端と他側端側に寄った中間
位置との,本例において2ケ所にして浴槽10の底面コ
ーナー近傍位置にそれぞれ透孔21を透設し,該透孔2
1に上記アジャスターボルトによる支持脚22を挿通
し,チャンネル材20を上下で挟む上下ナット23によ
って締着することにより,該支持脚22をチャンネル材
20にそれぞれ各一対垂下して設置したものとしてあ
り,このとき支持脚22は,その防振措置として,円形
ピース状防振部材の防振ゴム24を下端の接地部位に備
えたものとしてある。
【0009】ユニットバスBにおける気泡付バスCの浴
槽10は,この一対のチャンネル材20を介して防水パ
ン1上に浮し状に設置してあり,即ち,防水パン1上
に,上記防振ゴム24を接地することにより一対のチャ
ンネル材20を,上記支持脚22を介して配置する一
方,浴槽10の底面をこれら支持脚22位置,即ち支持
脚22上乃至その近傍の支持脚位置に合わせて,浴槽1
0を該一対のチャンネル材20上に載設してあり,これ
により支持脚22が浴槽10荷重を支持して,その荷重
を防水パン1に分散するようにしてある。
槽10は,この一対のチャンネル材20を介して防水パ
ン1上に浮し状に設置してあり,即ち,防水パン1上
に,上記防振ゴム24を接地することにより一対のチャ
ンネル材20を,上記支持脚22を介して配置する一
方,浴槽10の底面をこれら支持脚22位置,即ち支持
脚22上乃至その近傍の支持脚位置に合わせて,浴槽1
0を該一対のチャンネル材20上に載設してあり,これ
により支持脚22が浴槽10荷重を支持して,その荷重
を防水パン1に分散するようにしてある。
【0010】このとき浴槽10は,その上方への拡開の
形状から,底面は上端幅,即ち本例にあってエプロン1
1幅より幅狭となり,浴槽10の両側にスペースを残存
し,本例にあっては非給水栓側のスペースが相対的に大
きいので,上記一対のチャンネル材20と浴槽10との
関係は,浴槽10底面より長尺のチャンネル材20がこ
の非給水栓側に突出延長するように浴槽10を載設して
あり,これにより該非給水栓側のスペースを電動ポンプ
13の配設支持位置としたものとしてあり,該電動ポン
プ13の配設支持は,防水パン1,浴槽10等に接触し
たりすることのないように,上記浴槽10の一側方に突
出延長した一対のチャンネル材20に,架設べース25
を介して,防水パン1から浮し状に,浴槽10とは独立
して行ってあり,本例の架設べース25は,例えば2.
5〜3.0mm程度の,チャンネル材20より薄肉にして
金属,特に鋼製の断面下向き幅広コ字状のコ字状折曲プ
レートを用い,両側をチャンネル材20間に嵌込み状に
して一体に溶着する一方,上端をチャンネル材20より
上方に突出したものとして,水平乃至前傾の基台をなす
ものとしてある。
形状から,底面は上端幅,即ち本例にあってエプロン1
1幅より幅狭となり,浴槽10の両側にスペースを残存
し,本例にあっては非給水栓側のスペースが相対的に大
きいので,上記一対のチャンネル材20と浴槽10との
関係は,浴槽10底面より長尺のチャンネル材20がこ
の非給水栓側に突出延長するように浴槽10を載設して
あり,これにより該非給水栓側のスペースを電動ポンプ
13の配設支持位置としたものとしてあり,該電動ポン
プ13の配設支持は,防水パン1,浴槽10等に接触し
たりすることのないように,上記浴槽10の一側方に突
出延長した一対のチャンネル材20に,架設べース25
を介して,防水パン1から浮し状に,浴槽10とは独立
して行ってあり,本例の架設べース25は,例えば2.
5〜3.0mm程度の,チャンネル材20より薄肉にして
金属,特に鋼製の断面下向き幅広コ字状のコ字状折曲プ
レートを用い,両側をチャンネル材20間に嵌込み状に
して一体に溶着する一方,上端をチャンネル材20より
上方に突出したものとして,水平乃至前傾の基台をなす
ものとしてある。
【0011】従って電動ポンプ13を上記浮し状且つ独
立して配設支持する一対のチャンネル材20は,その長
手方向中間の,浴槽10底面を基準としたときその一側
端の支持脚22から突出延長したことによって,該支持
脚22を支点として撓み性を呈し得るようになり,この
撓み性,換言すれば撓曲乃至撓屈のクッション性によっ
て,電動ポンプ13のモーター14回転によるモーター
振動を吸収することができ,これを1次の防振手段,支
持脚22の防振ゴム24を2次の防振手段として,モー
ター14振動が,コンクリート躯体Aに伝導する以前
の,防水パン1自体に伝導するのを可及的に防止し得る
ものとしてある。
立して配設支持する一対のチャンネル材20は,その長
手方向中間の,浴槽10底面を基準としたときその一側
端の支持脚22から突出延長したことによって,該支持
脚22を支点として撓み性を呈し得るようになり,この
撓み性,換言すれば撓曲乃至撓屈のクッション性によっ
て,電動ポンプ13のモーター14回転によるモーター
振動を吸収することができ,これを1次の防振手段,支
持脚22の防振ゴム24を2次の防振手段として,モー
ター14振動が,コンクリート躯体Aに伝導する以前
の,防水パン1自体に伝導するのを可及的に防止し得る
ものとしてある。
【0012】本例にあって電動ポンプ13の配設支持
は,上記架設べース25に直接に行うことなく,更に架
設べース25上に防振ゴム40を介して配設した浮しべ
ース27に同じく防振ゴム40を介して防振ゴム複数重
ね状に行ってあり,またこのとき浮しべース27は,こ
れを,底板28,該底板28から起立した対向壁29,
該対向壁29上端から内方又は外方,本例において外方
に張出し突設した張出部30を備えて形成し,電動ポン
プ13の配設支持を該張出部30上において防振ゴム4
0を介して行ってなるものとしてある。
は,上記架設べース25に直接に行うことなく,更に架
設べース25上に防振ゴム40を介して配設した浮しべ
ース27に同じく防振ゴム40を介して防振ゴム複数重
ね状に行ってあり,またこのとき浮しべース27は,こ
れを,底板28,該底板28から起立した対向壁29,
該対向壁29上端から内方又は外方,本例において外方
に張出し突設した張出部30を備えて形成し,電動ポン
プ13の配設支持を該張出部30上において防振ゴム4
0を介して行ってなるものとしてある。
【0013】即ち浮しべース27は,例えば1.8〜
2.5mm程度の,チャンネル材20及び架設べース25
より更に薄肉にして金属,特に鋼製の断面上向きコ字状
にして上端に張出部30を備えた折曲プレートを用い,
張出部30をチャンネル材20と交差方向にして,架設
べース25に防振ゴム40を介して設置固定したものと
してあり,また張出部30上に防振ゴム40を介して電
動ポンプ13を横向きにして設置固定し,その配設支持
を行ったものとしてある。
2.5mm程度の,チャンネル材20及び架設べース25
より更に薄肉にして金属,特に鋼製の断面上向きコ字状
にして上端に張出部30を備えた折曲プレートを用い,
張出部30をチャンネル材20と交差方向にして,架設
べース25に防振ゴム40を介して設置固定したものと
してあり,また張出部30上に防振ゴム40を介して電
動ポンプ13を横向きにして設置固定し,その配設支持
を行ったものとしてある。
【0014】防振ゴム40を介した浮しべース27の架
設べース25への固定は,架設べース25上に所定数,
本例において4ケ所の防振ゴム40を載置し,その透孔
26に貫通ボルト41の下方を挿通する一方,防振ゴム
40上に浮しべース27を載置し,その透孔31に貫通
ボルト41の上方を挿通し,ナット42で締着すること
によって行い,また防振ゴム40を介した電動ポンプ1
3の固定は,同様に各張出部30に所定数,本例におい
て2ケの防振ゴム40を載置し,その透孔31に貫通ボ
ルト41の下方を挿通する一方,防振ゴム40上に電動
ポンプ13の取付座50を載置し,その透孔51に貫通
ボルト41の上方を挿通し,同じくナット42で締着す
ることによって行ったものとしてあり,これにより防振
ゴム複数重ね状にして,特に本例にあっては,張出部3
0を外方に向けたことにより,防振ゴム40の位置を上
下間で偏位させた防振ゴム偏位の複数重ね状として,電
動ポンプ13の,突出延長したチャンネル材20の架設
べース25上への配設支持を行ったものとしてある。
設べース25への固定は,架設べース25上に所定数,
本例において4ケ所の防振ゴム40を載置し,その透孔
26に貫通ボルト41の下方を挿通する一方,防振ゴム
40上に浮しべース27を載置し,その透孔31に貫通
ボルト41の上方を挿通し,ナット42で締着すること
によって行い,また防振ゴム40を介した電動ポンプ1
3の固定は,同様に各張出部30に所定数,本例におい
て2ケの防振ゴム40を載置し,その透孔31に貫通ボ
ルト41の下方を挿通する一方,防振ゴム40上に電動
ポンプ13の取付座50を載置し,その透孔51に貫通
ボルト41の上方を挿通し,同じくナット42で締着す
ることによって行ったものとしてあり,これにより防振
ゴム複数重ね状にして,特に本例にあっては,張出部3
0を外方に向けたことにより,防振ゴム40の位置を上
下間で偏位させた防振ゴム偏位の複数重ね状として,電
動ポンプ13の,突出延長したチャンネル材20の架設
べース25上への配設支持を行ったものとしてある。
【0015】従って本例にあっては,一対のチャンネル
材20によって浴槽10の位置出しと水平出しを行い浴
槽10設置の容易性を確保する一方,電動ポンプ13を
防水パン1から浮し状に支持すること及びこれを支持す
るチャンネル材20の撓み性を活用することによって,
これを1次防振手段,支持脚22の防振ゴム24による
防振措置を2次防振手段として電動ポンプ13のモータ
ー14振動を吸収するとともに電動ポンプ13の上記モ
ーター14振動を,上記1次の防振手段に至る以前に,
防振ゴム40と浮しべース27が事前に吸収することに
なり,このとき防振ゴム40が上記偏位の複数重ね状と
なっていることから,各防振ゴム40のモーター14振
動音の吸収を更に効果的に行うとともに,浮しべース2
7が断面上向きコ字状にして上端に張出部30を備えた
形状となっていることから,該浮しべース27自体がク
ッション性を呈することになり,更にモーター14振動
音の吸収を行うものとなり,これらによってモーター1
4振動を吸収して,減衰した状態で上記1次の防振手段
に至ることによりモーター14振動は大幅に吸収され,
階下騒音は可及的に消音されるに至る。
材20によって浴槽10の位置出しと水平出しを行い浴
槽10設置の容易性を確保する一方,電動ポンプ13を
防水パン1から浮し状に支持すること及びこれを支持す
るチャンネル材20の撓み性を活用することによって,
これを1次防振手段,支持脚22の防振ゴム24による
防振措置を2次防振手段として電動ポンプ13のモータ
ー14振動を吸収するとともに電動ポンプ13の上記モ
ーター14振動を,上記1次の防振手段に至る以前に,
防振ゴム40と浮しべース27が事前に吸収することに
なり,このとき防振ゴム40が上記偏位の複数重ね状と
なっていることから,各防振ゴム40のモーター14振
動音の吸収を更に効果的に行うとともに,浮しべース2
7が断面上向きコ字状にして上端に張出部30を備えた
形状となっていることから,該浮しべース27自体がク
ッション性を呈することになり,更にモーター14振動
音の吸収を行うものとなり,これらによってモーター1
4振動を吸収して,減衰した状態で上記1次の防振手段
に至ることによりモーター14振動は大幅に吸収され,
階下騒音は可及的に消音されるに至る。
【0016】このとき本例の階下音圧レベルA特性を測
定すると,図6のようにスラブ厚150mmのコンクリー
ト躯体A上にユニットバスBを支持脚8を介して載置設
置して測定した結果,階下高さ1.2mの5点の平均値
は,図7のように,モーター14始動前の階下A特性暗
騒音が10dBであるのに対して,モーター14始動,
即ち電動ポンプ13駆動の階下A特性は,オクターブ帯
域中心周波の63HZ以下で11dB,125HZで1
3乃至14dB,250HZで16乃至17dB,50
0HZで12dB,1,000HZ以上で10dBとな
り,低周波数側で10dBに近似して低く,250HZ
を中心とする中間のオクターブ帯域でやや上昇するも1
7dB,これを超えた高周波数側で暗騒音と一致して低
い250HZをピークとする全体に低く,緩やかな山型
のカーブを呈するものであり,従来の63HZで40d
B,250HZで27dB,500HZで16dBの右
下りのカーブを呈するA特性(従来63HZ以下は一般
に示されないが40dBを大きく超えるものと見られ
る)に対して,これを大きく低下改善し,特に煩しく,
耳障りな不快な低周波数帯域の騒音を暗騒音と同等まで
に低下したものとなった。因みにA特性の,例えば20
dBは住宅地の夜間の騒音に相当するものとされるが,
上階の気泡付バスCの騒音は,階下において最大17d
Bのこれをも大きく下回るものであり,従って本例にあ
っては夜間の入浴に際する電動ポンプ13のモーター1
4振動音は,階下で殆んど無視し得る低度の極めて静穏
のものとなし得た。更に上記測定に際して隣室において
も同様の測定を行ったが,結果はA特性暗騒音と殆ど同
じであり,隣室に対する騒音は全く解消されたものとな
し得た。
定すると,図6のようにスラブ厚150mmのコンクリー
ト躯体A上にユニットバスBを支持脚8を介して載置設
置して測定した結果,階下高さ1.2mの5点の平均値
は,図7のように,モーター14始動前の階下A特性暗
騒音が10dBであるのに対して,モーター14始動,
即ち電動ポンプ13駆動の階下A特性は,オクターブ帯
域中心周波の63HZ以下で11dB,125HZで1
3乃至14dB,250HZで16乃至17dB,50
0HZで12dB,1,000HZ以上で10dBとな
り,低周波数側で10dBに近似して低く,250HZ
を中心とする中間のオクターブ帯域でやや上昇するも1
7dB,これを超えた高周波数側で暗騒音と一致して低
い250HZをピークとする全体に低く,緩やかな山型
のカーブを呈するものであり,従来の63HZで40d
B,250HZで27dB,500HZで16dBの右
下りのカーブを呈するA特性(従来63HZ以下は一般
に示されないが40dBを大きく超えるものと見られ
る)に対して,これを大きく低下改善し,特に煩しく,
耳障りな不快な低周波数帯域の騒音を暗騒音と同等まで
に低下したものとなった。因みにA特性の,例えば20
dBは住宅地の夜間の騒音に相当するものとされるが,
上階の気泡付バスCの騒音は,階下において最大17d
Bのこれをも大きく下回るものであり,従って本例にあ
っては夜間の入浴に際する電動ポンプ13のモーター1
4振動音は,階下で殆んど無視し得る低度の極めて静穏
のものとなし得た。更に上記測定に際して隣室において
も同様の測定を行ったが,結果はA特性暗騒音と殆ど同
じであり,隣室に対する騒音は全く解消されたものとな
し得た。
【0017】図示した例は以上のとおりとしたが,一対
のチャンネル材間架設べースへの電動ポンプの配設支持
を,該架設べースに対して直接に,直付状に行うものと
し,架設べースに防振ゴムを介して行うものとし,又は
架設べース上に防振ゴムを介して配設した浮しべースに
対して同様に直付状又は防振ゴムを介して行うものとす
ること,浮しべースを単体で用いるとき又は更に防振ゴ
ムを介して配設した浮しべースを用いるとき,浮しべー
スを平板状のものとし,又は底板,該底板から起立した
対向壁,該対向壁上端から内方に張出し突設した張出部
を備えたものとし,後者の場合,電動ポンプの配設支持
を該張出部上において防振ゴムを介して行うものとする
こと,架設べースに防振ゴムを介して複数の浮しべース
を用いるとき,浮しべース間又は電動ポンプの防振ゴム
の一方又は双方の設置を省略すること,防振ゴムをゴム
プレートによるものとし,又は防振ゴムに代えて,コイ
ルスプリング又はその他のクッション材,例えば発泡樹
脂,硬質樹脂等各種クッション性を有する材質又は構造
のものを用いること,チャンネル材をL字チャンネル材
等他の断面形状のものとすること,チャンネル材を,こ
れに横架材を架設したコ字状又はロ字状のフレームを構
成するように用い,その長手方向一側端を突出延長して
これに架設べースを架設設置するように用いること,チ
ャンネル材の突出延長方向を変えて,電動ポンプを給水
栓側の側面又はエプロン側内乃至非エプロン側の正面乃
至背面に設置すること,架設べースを複数のバー材によ
って形成したものとすること,支持脚をチャンネル材長
手方向に多数とし,また支持脚と浴槽との関係を,支持
脚上に浴槽が位置するようにすること,チャンネル材,
架設べース等をアルミ押出材やFRP材を用いて構成す
ること等を含めて,本発明の実施に当って,気泡付バ
ス,浴槽,チャンネル材,架設べース,支持脚,必要に
応じて用いる防振ゴム,浮しべース等の各具体的材質,
形状,構造,これらの関係,これらに対する付加等は,
上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとする
ことができる。
のチャンネル材間架設べースへの電動ポンプの配設支持
を,該架設べースに対して直接に,直付状に行うものと
し,架設べースに防振ゴムを介して行うものとし,又は
架設べース上に防振ゴムを介して配設した浮しべースに
対して同様に直付状又は防振ゴムを介して行うものとす
ること,浮しべースを単体で用いるとき又は更に防振ゴ
ムを介して配設した浮しべースを用いるとき,浮しべー
スを平板状のものとし,又は底板,該底板から起立した
対向壁,該対向壁上端から内方に張出し突設した張出部
を備えたものとし,後者の場合,電動ポンプの配設支持
を該張出部上において防振ゴムを介して行うものとする
こと,架設べースに防振ゴムを介して複数の浮しべース
を用いるとき,浮しべース間又は電動ポンプの防振ゴム
の一方又は双方の設置を省略すること,防振ゴムをゴム
プレートによるものとし,又は防振ゴムに代えて,コイ
ルスプリング又はその他のクッション材,例えば発泡樹
脂,硬質樹脂等各種クッション性を有する材質又は構造
のものを用いること,チャンネル材をL字チャンネル材
等他の断面形状のものとすること,チャンネル材を,こ
れに横架材を架設したコ字状又はロ字状のフレームを構
成するように用い,その長手方向一側端を突出延長して
これに架設べースを架設設置するように用いること,チ
ャンネル材の突出延長方向を変えて,電動ポンプを給水
栓側の側面又はエプロン側内乃至非エプロン側の正面乃
至背面に設置すること,架設べースを複数のバー材によ
って形成したものとすること,支持脚をチャンネル材長
手方向に多数とし,また支持脚と浴槽との関係を,支持
脚上に浴槽が位置するようにすること,チャンネル材,
架設べース等をアルミ押出材やFRP材を用いて構成す
ること等を含めて,本発明の実施に当って,気泡付バ
ス,浴槽,チャンネル材,架設べース,支持脚,必要に
応じて用いる防振ゴム,浮しべース等の各具体的材質,
形状,構造,これらの関係,これらに対する付加等は,
上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとする
ことができる。
【0018】
【発明の効果】以上のとおり本発明請求項1は,電動ポ
ンプによって浴槽内に気泡を噴出供給するようにした気
泡付バスにおいて,浴槽荷重を支持するようにそれぞれ
長手方向に複数の防振措置付支持脚を有するとともに長
手方向一側端の支持脚から浴槽底面外方に突出延長する
ことによって浴槽底面より長尺とした一対のチャンネル
材を備え,該一対のチャンネル材の上記支持脚位置に浴
槽を載設する一方,上記突出延長した部位の一対のチャ
ンネル材間に架設べースを架設設置して,該架設べース
に上記電動ポンプを配設支持し,上記一側端の支持脚を
支点とする一対のチャンネル材の撓み性によって電動ポ
ンプの振動を吸収してなることを特徴とするから,一対
のチャンネル材によって浴槽の位置出しと水平出しを行
い浴槽設置の容易性を確保する一方,電動ポンプを防水
パンから浮し状に支持すること及びこれを支持するチャ
ンネル材の撓み性を活用することによって,これを1次
防振手段,支持脚の防振措置を2次防振手段として,電
動ポンプのモーター振動を吸収して,防水パンに対する
モーター振動音の伝導を防止し,階下音圧レベルのA特
性を低下し,また特に低周波数帯域側でこれを大きく低
下して,階下騒音を可及的に消音することができ,特に
マンション,ホテル等コンクリート系の建築物にあって
コンクリート躯体に対するモーター振動の伝導を可及的
に事前遮断し吸収して,これらに好適に用いることがで
きる気泡付バスの防振装置を提供することが可能とな
る。
ンプによって浴槽内に気泡を噴出供給するようにした気
泡付バスにおいて,浴槽荷重を支持するようにそれぞれ
長手方向に複数の防振措置付支持脚を有するとともに長
手方向一側端の支持脚から浴槽底面外方に突出延長する
ことによって浴槽底面より長尺とした一対のチャンネル
材を備え,該一対のチャンネル材の上記支持脚位置に浴
槽を載設する一方,上記突出延長した部位の一対のチャ
ンネル材間に架設べースを架設設置して,該架設べース
に上記電動ポンプを配設支持し,上記一側端の支持脚を
支点とする一対のチャンネル材の撓み性によって電動ポ
ンプの振動を吸収してなることを特徴とするから,一対
のチャンネル材によって浴槽の位置出しと水平出しを行
い浴槽設置の容易性を確保する一方,電動ポンプを防水
パンから浮し状に支持すること及びこれを支持するチャ
ンネル材の撓み性を活用することによって,これを1次
防振手段,支持脚の防振措置を2次防振手段として,電
動ポンプのモーター振動を吸収して,防水パンに対する
モーター振動音の伝導を防止し,階下音圧レベルのA特
性を低下し,また特に低周波数帯域側でこれを大きく低
下して,階下騒音を可及的に消音することができ,特に
マンション,ホテル等コンクリート系の建築物にあって
コンクリート躯体に対するモーター振動の伝導を可及的
に事前遮断し吸収して,これらに好適に用いることがで
きる気泡付バスの防振装置を提供することが可能とな
る。
【0019】請求項2は,請求項1の架設べースへの電
動ポンプの配設支持を,防振ゴムを介して行ってなるこ
とを特徴とし,請求項3は,請求項1の架設べースへの
電動ポンプの配設支持を,架設べース上に防振ゴムを介
して配設した浮しべース又は更に防振ゴムを介して配設
した他の浮しべースに同じく防振ゴムを介して,防振ゴ
ム複数重ね状に行ってなることを特徴とし,請求項4
は,請求項3の浮しべースを,底板,該底板から起立し
た対向壁,該対向壁上端から内方又は外方に張出し突設
した張出部を備えて形成し,電動ポンプの配設支持を該
張出部上において防振ゴムを介して行ってなることを特
徴とし,請求項5は,請求項2乃至4のいずれかの防振
ゴムに代えて,コイルスプリング又はその他のクッショ
ン材を用いてなることを特徴とするから,上記に加え
て,それぞれ上記1次防振手段における電動ポンプのモ
ーター振動の吸収性を向上して,階下音圧レベルのA特
性低下による階下騒音の一層の防止をなし得るものとす
ることができる。
動ポンプの配設支持を,防振ゴムを介して行ってなるこ
とを特徴とし,請求項3は,請求項1の架設べースへの
電動ポンプの配設支持を,架設べース上に防振ゴムを介
して配設した浮しべース又は更に防振ゴムを介して配設
した他の浮しべースに同じく防振ゴムを介して,防振ゴ
ム複数重ね状に行ってなることを特徴とし,請求項4
は,請求項3の浮しべースを,底板,該底板から起立し
た対向壁,該対向壁上端から内方又は外方に張出し突設
した張出部を備えて形成し,電動ポンプの配設支持を該
張出部上において防振ゴムを介して行ってなることを特
徴とし,請求項5は,請求項2乃至4のいずれかの防振
ゴムに代えて,コイルスプリング又はその他のクッショ
ン材を用いてなることを特徴とするから,上記に加え
て,それぞれ上記1次防振手段における電動ポンプのモ
ーター振動の吸収性を向上して,階下音圧レベルのA特
性低下による階下騒音の一層の防止をなし得るものとす
ることができる。
【図1】ユニットバスの縦断面図
【図2】ユニットバスの横断面図
【図3】電動ポンプの設置状態を示す正面図
【図4】電動ポンプの設置状態を示す側面図
【図5】防振装置の分解斜視図
【図6】階下音圧レベル測定状態を示す縦断面図
【図7】階下音圧レベルの測定結果を示すグラフ
A コンクリート躯体 B ユニットバス C 気泡付バス 1 防水パン 10 浴槽 13 電動ポンプ 14 モーター 20 チャンネル材 22 支持脚 24 防振ゴム 25 架設べース 27 浮しべース 30 張出部 40 防振ゴム
Claims (5)
- 【請求項1】 電動ポンプによって浴槽内に気泡を噴出
供給するようにした気泡付バスにおいて,浴槽荷重を支
持するようにそれぞれ長手方向に複数の防振措置付支持
脚を有するとともに長手方向一側端の支持脚から浴槽底
面外方に突出延長することによって浴槽底面より長尺と
した一対のチャンネル材を備え,該一対のチャンネル材
の上記支持脚位置に浴槽を載設する一方,上記突出延長
した部位の一対のチャンネル材間に架設べースを架設設
置して,該架設べースに上記電動ポンプを配設支持し,
上記一側端の支持脚を支点とする一対のチャンネル材の
撓み性によって電動ポンプの振動を吸収してなることを
特徴とする気泡付バスの防振装置。 - 【請求項2】 請求項1の架設べースへの電動ポンプの
配設支持を,防振ゴムを介して行ってなることを特徴と
する気泡付バスの防振装置。 - 【請求項3】 請求項1の架設べースへの電動ポンプの
配設支持を,架設べース上に防振ゴムを介して配設した
浮しべース又は更に防振ゴムを介して配設した他の浮し
べースに同じく防振ゴムを介して,防振ゴム複数重ね状
に行ってなることを特徴とする気泡付バスの防振装置。 - 【請求項4】 請求項3の浮しべースを,底板,該底板
から起立した対向壁,該対向壁上端から内方又は外方に
張出し突設した張出部を備えて形成し,電動ポンプの配
設支持を該張出部上において防振ゴムを介して行ってな
ることを特徴とする気泡付バスの防振装置。 - 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかの防振ゴムに
代えて,コイルスプリング又はその他のクッション材を
用いてなることを特徴とする気泡付バスの防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8157591A JP2822319B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 気泡付バスの防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8157591A JP2822319B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 気泡付バスの防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09313388A JPH09313388A (ja) | 1997-12-09 |
JP2822319B2 true JP2822319B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=15653064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8157591A Expired - Fee Related JP2822319B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 気泡付バスの防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2822319B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100441874C (zh) * | 2004-06-21 | 2008-12-10 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 具备补助震动削减装置的横行式密闭型压缩机 |
DE102006020506B4 (de) * | 2006-04-22 | 2014-05-15 | Rittal Gmbh & Co. Kg | Kühlgerät |
JP2009156137A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Orion Mach Co Ltd | 回転ポンプのベース部構造 |
-
1996
- 1996-05-29 JP JP8157591A patent/JP2822319B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09313388A (ja) | 1997-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2822319B2 (ja) | 気泡付バスの防振装置 | |
JP5405940B2 (ja) | アクティブマスダンパーの防音支持装置 | |
JP2002130535A (ja) | 配管支持金具及びこれを用いた配管支持構造 | |
JP2004092112A (ja) | 床振動減衰装置 | |
JP5435888B2 (ja) | 天井構造及びその施工方法 | |
JP2019139105A (ja) | 減音システム | |
JP2001173122A (ja) | ヘルムホルツ型吸音装置を有する二重床の構造 | |
JP2006283401A (ja) | 二重床構造 | |
JPH0733790Y2 (ja) | 気泡浴槽の支持構造 | |
JPH11293939A (ja) | 大型浴室のハーフユニット化工法 | |
JPH0733789Y2 (ja) | 気泡浴槽の支持構造 | |
KR100402544B1 (ko) | 코어층을 가진 쉬트 몰딩 콤파운드 방수판의 시공방법 | |
JPH08120956A (ja) | 浴室の防音床構造 | |
KR200376919Y1 (ko) | 공동주택 바닥 슬래브 층간 소음 방지 구조 | |
JP2005213969A (ja) | 防水床構造 | |
KR102260317B1 (ko) | 벽체 지지형 천장 흡음 시스템 | |
JPH10131347A (ja) | 浴室防音構造 | |
KR100674376B1 (ko) | 층간 진동 소음 방지구 | |
JP4845678B2 (ja) | 防水パンの支持金物 | |
JP5285876B2 (ja) | 浮床を利用したユニットバスの支持構造 | |
JP2002276133A (ja) | 床構造 | |
JP3035244B2 (ja) | 天井支持構造 | |
JP2000027416A (ja) | 床構造 | |
JP2551116Y2 (ja) | 浴槽の支持構造 | |
KR200304323Y1 (ko) | 방음벽 조립장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080904 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |