JP2019139105A - 減音システム - Google Patents

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Abstract

【課題】防振壁をよりアクティブに振動させて、この振動により超低周波音を効率よく減らす。【解決手段】地面GLに固定された補強構造体11と、補強構造体11に伸縮振動可能に固定されたべローズ形の空気ばね21と、空気ばね21を介して補強構造体11に対して浮き構造的に支持された防振パネル3とで構成する。防振パネル3は空気ばね21の伸縮振動に追従して、アクティブに振動する。空気ばね21とは別に防振パネル3の振動を邪魔しない取付金具45を併用することで、防振パネル3はより安定的に取付けられる。防振パネル3は最も悪影響を及ぼしている一つの超低周波音に的を絞ることで効果的に減音することができる。その前後の周波数の音等も必ず発生しているので、減音量をゼロにすることはできないが、防振壁という構造上から可聴域の騒音も同時に減らすことができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、工場等から発生する音または振動のうち低周波音、特に超低周波音を減らすのに適した減音システムに関するものである。
音は空気の微小な圧力変動であり、その空気の圧力変動が鼓膜を振動させることによって人は音として感じることができる。
周波数(1秒間に振動する回数(Hz))が多ければ高い音として聞こえ、少なければ低い音として聞こえる。音の大きさは音圧レベル(db)で表される。
人の可聴域は、音圧レベルが100db未満で、周波数が約20〜20000Hzの範囲と言われている。
この可聴域で、不快と感じたり、やかましく聞こえる音が騒音であり、空気伝搬する振動を防振壁で受止めて空気の振動を止めることで、この騒音を減らす試みは従来からなされている。
近年では、耳には聞こえにくいものでも、心身的には気分が悪い、苦しい、頭痛がする、耳鳴りがするといった不定愁訴を起こしたり、窓や家具がガタつくといった不快現象として現れたりするものがあると報告されている。
これは、低周波音のうち特に20Hz以下の超低周波音と呼ばれているものが原因とされている。
そのため、工場等の近くに住む人の苦情を受けて、行政側が測定を行い、かかる低周波音が基準値を超えている場合には工場等の発生源側に行政指導を行うことがなされている。
しかしながら、低周波音のなかでも特に波長の長い超低周波音は、壁を容易に乗り越えたり透過したりするため、騒音と同じように防振壁を設けるという単純な対策では殆ど効果が無く、工場等の生産者側とその周辺の住人との共存の観点から、特に超低周波音に着目した効果的な対策が強く望まれている。
特許文献1では、遮音パネルの荷重を一対の弾性材(ゴム)で受止め、一対の弾性材が遮音パネルの荷重で鉛直軸に対して対称な斜め方向に圧縮変形するように設けた弾性支持機構で防音壁を振動させる防振支持構造が提案されている。
また、アクティブノイズコントロールシステムの採用も提案されている。
これらは、いずれも、同じ振動数で逆位相の音または振動をぶつけて音等を消滅するものであり、後者は電気的に制御することを特徴とする。
特許第3478766号公報
前者の特許文献1に記載の構成でも減音効果は十分に期待できるが、防振壁をよりアクティブに振動させることができれば、より効率良く超低周波音も減らすことができると期待される。
また、後者のアクティブノイズコントロールシステムでは、電力を消費する点で設置個所が制限される場合がある。
本発明はこのような現状に鑑みて創案されたもので、特許文献1の減音原理を生かしつつ、防振壁をよりアクティブに振動させることができる減音システムの提供を、その目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために為されたものであり、請求項1の発明は、 地面または床面に固定された構造体と、前記構造体に伸縮振動可能に固定されたべローズ形の空気ばねと、前記空気ばねを介して前記構造体に対して浮き構造的に支持された防振壁とを備え、前記空気ばねの伸縮振動に追従して、前記防振壁が振動することを特徴とする減音システムである。
請求項2の発明は、請求項1に記載した減音システムにおいて、前記空気ばねが所望の振動数及び位相で伸縮振動することを特徴とする減音システムである。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載した減音システムにおいて、前記防振壁を前記構造体に前記空気ばねとは別に固定するための取付具であって、前記防振壁からの振動が減衰されていることを特徴とする減音システムである。
請求項4の発明は、請求項3に記載した減音システムにおいて、前記取付具が、上下方向に伸縮可能になっていることを特徴とする減音システムである。
請求項5の発明は、請求項3または4に記載した減音システムにおいて、前記取付具が、防振ゴムによる減衰作用を利用して構成されていることを特徴とする減音システムである。
本発明の減音システムによれば、防振壁をよりアクティブに振動させることができ、この振動により超低周波音を効率よく減らすことができる。
本発明の実施の形態に係る減音システムの全体構成を示す概要図で、(a)は正面図、(b)は概要縦断面図である。 図1の要部を示す概要断面図で、(a)は防振パネルが接地した状態を示す図、(b)は防振パネルが浮き上がった状態を示す図である。 空気ばねの取付構成を示す斜視図である。 空気ばねへのエアー供給経路を示す一部省略の図である。 取付金具を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。 図5に示す取付金具の分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る減音システムを図面にしたがって説明する。なお、以下に示す各部材の具体的数値及び材質は一例にすぎない。
図1、図2に示すように、減音システム1は、防振壁として地面GLに略垂直に配置された防振パネル3を備えている。
防振パネル3は、高さ方向(Y方向)と幅方向(X方向)に延びる面積を有する。
防振パネル3は、高さhが1200mm、幅wが600mmで厚みが100mmの単位パネル3aを溝嵌合方式によって複数枚(ここでは85枚)をネジ締結して構成されており、全体の高さHは約6.2m、幅Wは約10.2mの大きさである。単位パネル3aは、ロックウール等の吸音材を厚みが3.2mmの鉄板で両側から挟んだ構成を有しており、1枚あたりの重量は約60Kgである。したがって、防振パネル3の全重量は約5tとなっている。
防振パネル3には点検口3bと点検口3cがそれぞれ複数形成されている。点検口3bの地面GLからの高さは約1mである。点検口3cの地面GLからの高さは約3mである。点検口3bの上側には6つのボルト挿通孔3dが形成されている。
ベース部5がH型鋼で構成されており、ホールインアンカー(図示省略)を利用して地面GLに対して固定されている。このベース部5の上面にはシート状の防振ゴム7が貼着されている。
この防振ゴム7の上に、上記した防振パネル3が載せられて立設した状態になっている。従って、防振パネル3は防振ゴム7に対して浮き上がりが可能となっている。
防振パネル3は、建物の外壁9から(Z方向に)に50cm程度の間隔をおいて略平行に配置されている。この外壁9はALC(軽量気泡コンクリート)で形成されている。
防振パネル3と外壁9との間に鉄骨補強構造体11が配置している。この補強構造体11は、H型鋼からなる縦支柱13がX方向に間隔をおいて複数本(ここでは5本)立設されており、これに横支柱15が横架され縦支柱13に対して固定されると共に、上記した外壁9に対して固定されている。
この補強構造体11には、被取付部が横架されており、下段側の被取付部17がH型鋼で構成されており、中段と上段側の被取付部19が梁で構成されている。
この補強構造体11に対して、複数の空気ばね21が一体施工されている。空気ばね21はベローズ形のものであり、図3に示すように、四角形の金属板からなる上取付プレート23及び下取付プレート25と、これらのプレート間に気密状態に取付けられたゴムベローズ27とで構成されている。上取付プレート23と下取付プレート25は角部が上下に揃えられており、上取付プレート23の角隅部にはボルト挿通孔23aが、下取付プレート25の角隅部にはボルト挿通孔25aがそれぞれ形成されている。
下取付プレート25は、被取付部17に対して着座プレート28を介して、ボルト挿通孔25aを利用してボルト・ナット部材(図示省略)で一体に固定されている。
空気ばね21は、防振パネル3側に固定するために、固定用ブラケット29を利用している。
固定用ブラケット29は、上取付プレート23に固定される水平プレート29aと、防振パネル3に固定される垂直プレート29bと、これらを接続する一対の補強プレート29c、29cとを有している。水平プレート29aと垂直プレート29bは四角形になっており、水平プレート29aの辺縁の上側に間隔をあけて垂直プレート29bが立ち上がっており、互いに垂直に交差している。垂直プレート29bの下縁と水平プレート29aとの間には、上記した間隔分に対応して開口29dが形成されている。
水平プレート29aの角隅部にはボルト挿通孔29eが形成されており、これと上取付プレート23側のボルト挿通孔23aを利用して、固定用ブラケット29が上取付プレート23にボルト・ナット部材(図示省略)により一体に固定されている。
垂直プレート29bの角隅部にはボルト挿通孔29fが形成されており、これと防振パネル3側のボルト挿通孔3dを利用して、防振パネル3にボルト・ナット部材(図示省略)により一体に固定されている。防振パネル3側の点検口3bと開口29dは連通した状態となっている。
下取付プレート25にはゴムベローズ27に連通する給排気口25bが設けられており、給排気口25bにはフレキシブルなエアーチューブ31が接続されている。
エアーチューブ31は三方ジョイント33aで二股に分かれており、一方の排気系には排気用のドレンバルブ35が接続されている。他方の給気系には空気ばね21の空気圧を調整するためのフィルタ付きレギュレータ37が接続されている。更に、図4に示すように、その先ではエアー供給バルブ39を介してメインエアー配管41に接続されている。このメインエアー配管41は、エアー供給源としてのエアーコンプレッサ(図示省略)に接続されている。
レギュレータ37側のエアーチューブ31は、三方ジョイント33aとレギュレータ37との間で、三方ジョイント33bで更に分岐されており、分岐側のチューブには圧力計43が接続されている。この圧力計43は、図1に示すように、点検口3bの外側に引き出されて防振パネル3のパネル面に固定されており、容易に視認できるようになっている。
空気ばね21は、防振パネル3の下端近傍でX方向に間隔をおいて複数(ここでは5基)配置されており、上記の構成により、防振パネル3は空気ばね21を介して補強構造体11に浮き構造的に支持されており、空気ばね21は上下方向に伸縮振動可能になっている。また、空気ばね21は設定を調整することで、所望の振動数及び位相での伸縮振動が可能となっている。
空気ばね21の上方には、複数の取付金具45が設けられている。
取付金具45は、防振パネル3の振動を邪魔せずに補強構造体11に固定するために設けられており、防振パネル3の中段部位と上端近傍において、X方向に間隔をおいて複数(ここでは10基)配置されている。
この取付金具45は、被取付部19にそれぞれ取付けられている。
図5、図6に示すように、取付金具45は、横支柱15に固定される構造体側固定部47を備える。
この構造体側固定部47の横長長方形の垂直プレート49の板面には、逆凹状のチャンネル部51の凹端面が固定されている。このチャンネル部51が補強構造体11の被取付部19に上側から嵌合して固定されている。チャンネル部51の上面からは円筒体53が立ち上がっており、その上端側の外面からは一対の当接片55、55が外方に張り出している。当接片55、55は円筒体53を挟んで対向しており、上方から見ると、長方形が円筒体53によって分断されたような形状になっている。当接片55の長手方向両側にはボルト挿通孔55aが形成されている。
当接片55の上面には、同形状に成形された防振ゴム57が載せられている。この防振ゴム57にも、ボルト挿通孔57aが形成されており、ボルト挿通孔55aと連通している。
防振パネル3には防振パネル側固定部59が固定される。
この防振パネル側固定部59の横長長方形の垂直プレート61の角隅部にはボルト挿通孔61aが形成されており、このボルト挿通孔61aと防振パネル3側のボルト挿通孔3dを利用して、ボルト・ナット締結により一体に固定されている。垂直プレート61の一方の板面は防振パネル3に重ね合されているが、他方の板面にはチャンネル部63の一方の凹端面が固定されている。他方の凹端面には横長長方形の当接プレート65の板面が固定されている。この当接プレート65の長手方向延出側にはボルト挿通孔65aが形成されている。これらの垂直プレート61、チャンネル部63及び当接プレート65の下面には水平プレート67が固定されており、この水平プレート67は当接プレート65から先に延出している。当接プレート65の上記固定側と反対側の板面には、弾性部材として同じ形状に成形された防振ゴム69が重ね合されている。この防振ゴム69の長手方向延出側にもボルト挿通孔69aが形成されている。
この防振ゴム69を挟んで、相方の当接プレート71の板面が対向している。この当接プレート71は当接プレート65と一対をなしており、同様に、ボルト挿通孔71aが形成されている。当接プレート71も上記した水平プレート67に載せられて当接プレート65に対向する。当接プレート71の反対側の板面には、凹状のチャンネル部73の凹面が固定されている。このチャンネル部73の一端寄りの下面には、上記した円筒体53内に挿入される円筒体75が固定されている。この円筒体75の上端側の外面からわずかに離間して一対の当接片77、77が外方に張り出している。この一対の当接片77、77は、上記した一対の当接片55、55の相方になっており、同様な形状で、ボルト挿通孔77aが形成されている。当接片77の上面も円筒体75側ではチャンネル部73の下面に重ね合されて固定されている。
円筒体75の外面には、摩擦抵抗を低減するための複数の摺動部材79が固定されている。この摺動部材79はポリアミド樹脂からなる厚み7mmのMCナイロン(登録商標)で構成されている。円筒体75はこの摺動部材79を介して円筒体53の内面を軸方向、すなわち上下方向に摺動可能になっている。
防振ゴム57側は、これを挟んで、一対の当接片55、55と一対の当接片77、77が、ボルト挿通孔55a、57a、77aを利用して、ボルト・ナット締結により一体に固定されている。また、防振ゴム69側は、これを挟んで、当接プレート65と当接プレート71が、ボルト挿通孔65a、69a、71aを利用して、ボルト・ナット締結により一体に固定されている。
取付金具45は上記のように構成されており、防振ゴム57、69によって防振パネル3の振動が減衰されて補強構造体11側への振動の伝達が阻止される。逆に言えば、補強構造体11側の剛性連結が防振パネル3の振動を邪魔することはない。また、防振パネル3は補強構造体11に対して上下移動できる。
従って、防振パネル3の振動に影響を与えずに、安定的に防振パネル3を取付けることが可能となっている。
中段に取付けた取付金具45は防振パネル3の点検口3cの近傍に取付けられており、そこから点検できるようになっている。
防振パネル3の上端と外壁9との間の隙間は笠木81で覆われて外部から保護されている。
本発明の減音システム1では、空気ばね21のゴムベローズ27の伸縮振動によって防振パネル3を振動させるが、図2(b)に示すように振動パネル3は浮き上がりが可能なので、図2(a)と(b)の間の往復動が許容されてアクティブに振動する。従って、非常に大きく空気伝搬してきた超低周波音を効果的に減音することができる。
空気ばね21は1基で2t程度の重量を支持することができる。したがって、全重量が約5tの防振パネル3を5基の空気ばね21と10基の取付金具45とで余裕をもって支持できる。
そして、例えば、10Hzの超低周波音が発生して周囲に悪影響を及ぼしている場合には、防振パネル3に1秒間に10回振動するように空気ばね21の空気圧力を設定すれば、防振パネル3の振動により、音源から発生する音または振動を打ち消して減音する。
すなわち、防振パネル3は最も悪影響を及ぼしている一つの超低周波音に的を絞ることで効果的に減音することができる。その前後の周波数の音等も必ず発生しているので、減音量をゼロにすることはできないが、防振壁という構造上から可聴域の騒音も同時に減らすことができ、その点からも本発明の減音システム1は大きな期待を持てるものとなっている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形・変更が可能である。上述した本発明の構成は、一部のみ取出して実施することもできるし、以上の説明の中で述べた変形は、相互に矛盾しない限り任意に組合せて適用可能である。本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を例示したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1…減音システム 3…防振パネル 5…ベース部 7…防振ゴム
9…外壁 11…補強構造体 13…縦支柱 15…横支柱
17、19…被取付部 21…空気ばね 23…上取付プレート
25…下取付プレート 27…ゴムべローズ 29…固定用ブラケット
31…エアーチューブ 33…三方ジョイント 35…ドレンバルブ
37…フィルタ付きレギュレータ 39…エアー供給バルブ
41…メインエアー配管 43…圧力計 45…取付金具
47…構造体側固定部 49…垂直プレート 51…チャンネル部 53…円筒体
55…当接片 57…防振ゴム 59…防振パネル側固定部
61…垂直プレート 63…チャンネル部 65…当接プレート
67…水平プレート 69…防振ゴム 71…当接プレート
73…チャンネル部 75…円筒体 77…当接片 79…摺動部材
81…笠木
音は空気の微小な圧力変動であり、その空気の圧力変動が鼓膜を振動させることによって人は音として感じることができる。
周波数(1秒間に振動する回数(Hz))が多ければ高い音として聞こえ、少なければ低い音として聞こえる。音の大きさは音圧レベル(dB)で表される。
人の可聴域は、音圧レベルが100dB未満で、周波数が約20〜20000Hzの範囲と言われている。
この可聴域で、不快と感じたり、やかましく聞こえる音が騒音であり、空気伝搬する振動を防振壁で受止めて空気の振動を止めることで、この騒音を減らす試みは従来からなされている。
本発明は、上記目的を達成するために為されたものであり、請求項1の発明は、地面または床面に固定された構造体と、前記構造体に伸縮振動可能に固定されたべローズ形の空気ばねと、前記空気ばねを介して前記構造体に対して浮き構造的に支持された防振壁と、前記防振壁を前記構造体に前記空気ばねとは別に固定するための取付具を備え、前記空気ばねの伸縮振動に追従して、前記防振壁が振動する際に前記防振壁から前記構造体に伝達される振動が減衰されていることを特徴とする減音システムである。
請求項の発明は、請求項1または2に記載した減音システムにおいて、前記取付具が、上下方向に伸縮可能になっていることを特徴とする減音システムである。
請求項の発明は、請求項1から3のいずれかに記載した減音システムにおいて、前記取付具が、防振ゴムによる減衰作用を利用して構成されていることを特徴とする減音システムである。

Claims (5)

  1. 地面または床面に固定された構造体と、前記構造体に伸縮振動可能に固定されたべローズ形の空気ばねと、前記空気ばねを介して前記構造体に対して浮き構造的に支持された防振壁とを備え、前記空気ばねの伸縮振動に追従して、前記防振壁が振動することを特徴とする減音システム。
  2. 請求項1に記載した減音システムにおいて、
    前記空気ばねが所望の振動数及び位相で伸縮振動することを特徴とする減音システム。
  3. 請求項1または2に記載した減音システムにおいて、
    前記防振壁を前記構造体に前記空気ばねとは別に固定するための取付具であって、前記防振壁からの振動が減衰されていることを特徴とする減音システム。
  4. 請求項3に記載した減音システムにおいて、
    前記取付具が、上下方向に伸縮可能になっていることを特徴とする減音システム。
  5. 請求項3または4に記載した減音システムにおいて、
    前記取付具が、防振ゴムによる減衰作用を利用して構成されていることを特徴とする減音システム。
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