JP2822205B2 - 内線通話機能付き電話装置 - Google Patents

内線通話機能付き電話装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、端末電話機だけで構成する内線通話が可能
な内線通話機能付き電話装置に関する。
(従来の技術) 従来から、第3図に示すようなPBX(構内交換機)、
または第4図に示すようなホームテレフォン等のよう
に、主装置Mと端末機Sとを有して構成され、主装置M
を介して端末機Sが外線Oと通話可能な電話システムが
ある。
そのような電話システムにおいては、主装置Mは、各
端末機Sから送られてくる使用状態を示す信号を検出
し、それを他の端末機に送出して表示させている。
また、主装置Mを有しない端末機Sのみで構成する内
線通話機能付き電話システムもあり、外線通話と同様に
端末機相互の通話も可能な電話システムである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような主装置を用いないインタ
ーカム付き電話システムにおいては、各端末機(電話
機)相互間は相手端末機を呼出す時の呼出信号の送出し
か行わず、従って、外線または内線に複数並列接続され
ているどの端末機が通話中かというような他の端末機の
状態は全く不明であり、そのため、電話システムとして
使用上不便な問題があった。
本発明は上述の問題点を排除して、各端末機の通話状
態を表示して電話回線の把握を可能にした内線通話機能
付き電話装置の提供を目的にする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を、共通の回線に複数の電話機が
接続され、相互の電話機間で内線通話が可能な内線通話
機能付き電話装置において、各電話機は、それ自体のセ
ット番号と自体の使用状態を示す状態データを共通の回
線に送出する状態データ送出手段と、共通の回線から入
力される状態データを受信する状態データ入力手段と、
この状態データ入力手段が受信した他の電話機からの状
態データを記憶するセット状態記憶手段と、セット状態
記憶手段に記憶された状態データに従って他の電話機の
各機の使用状態を表示する表示手段を備えた内線通話機
能付き電話装置によって達成する。
(作 用) 上記のように構成される本発明によれば、電話機は各
電話機ごとの使用状態を認識して表示することができ、
使用者は自分が今から呼び出そうとする電話機が空き状
態であるか通話中であるかを容易に知ることができ、高
度に有用な内線通話機能付き電話装置が構築可能にな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図で、1
は、電話機(以下、端末機という)に設けられた、他の
同様な端末機からの状態データを入力する手段の状態デ
ータ入力部、2は端末機を操作するためのキー入力部、
3は入力された状態データに対応した処理を行う状態デ
ータ処理部、4は端末機の各キーに対応した処理を行う
キーデータ処理部、5は状態データ処理部3およびキー
データ処理部4の状態データを記憶しておく手段である
セット状態記憶部、6はセット状態記憶部5を用いて端
末機の使用状態を表示するための表示手段のLED表示部
7を制御するセット状態出力部、8は音声通話部、9は
状態データを送出する手段の状態データ出力部、そして
10は共通の回線に接続される信号ラインである。
このように構成された本発明の内線通話機能付き電話
装置は次のように動作する。
まず、第2図に示すように、複数の端末機は共通の回
線となる外線Oおよび内線Iに対して並列に接続されて
おり、共通の回線に以下8台の端末機No.1から端末機N
o.8が接続されている場合を説明する。
始めに、各端末機には、キー入力部2(第1図参照)
から自己の端末機のセット番号としてNo.1からNo.8のい
ずれかを入力する。例えば、最初にセット番号のNo.1を
入力した端末機を端末機No.1とすると、その端末機No.1
はセット番号のNo.1と自体の端末機の使用状態等を含む
状態データを、状態データ出力部9から内線Iを介して
他の各端末機No.2〜No.8へ出力する。
その状態データは、例えば周波数100k Hzの信号が使
用され、2値信号の“0",“1"にそれぞれ100k Hzの信号
の「有り」,「無し」を対応させてシリアル伝送する。
この100k Hzの信号は音声信号の帯域外であるから、内
線Iの使用中であっても通話に影響を与えずに、上記状
態データの送出が可能である。
この状態データを第1図に示す状態データ入力部1に
より受信した他の端末機No.2から端末機No.8は、状態デ
ータ処理部3により状態データを送出した端末機が端末
機No.1であること、およびその端末機No.1の使用状態を
判別して、セット状態記憶部5に出力する。それを受け
て、セット状態記憶部5は端末機No.1の状態を記憶し、
いままで記憶していた他の端末機No.2ないし端末機No.8
までの状態とともにセット状態出力部6に出力し、その
内容に応じてLED表示部7を制御することにより、内線
通話機能付き電話装置内の各端末機の状態を表示させ
る。
例えば、端末機No.1が待機状態から外線Oの1番を使
用する状態に変化すると、端末機No.1は内線Iを介して
各端末機No.2〜No.8へ、状態データを送出した端末機が
端末機No.1であること、および外線Oの1番を使用中と
いう状態データを送信する。
上記状態データを受信した他の各端末機No.2〜No.8
は、上述のようにLED表示部7によって端末機No.1が現
在使用中であることを表示する。
端末機No.1が上記の状態データ送出の動作が終了する
と、次に端末機No.2が同様に状態データを送出し、それ
により、端末機No.1および端末機No.3〜No.8がそれを受
けて、端末機No.2の状態としてLED表示部7に表示す
る。同様に端末機No.8までの端末機が順次状態データを
送出することによって、内線通話機能付き電話装置を構
成している端末機(電話機)全機の状態が各機に表示さ
れることになり、従来使用の不便さがあったのが排除さ
れる。
(発明の効果) 以上、説明して明らかなように、本発明は、中央制御
装置のような主装置を有しなくても、他の電話機の使用
状態が各電話機に表示可能であるから、電話機のみ複数
を共通の回線に並列接続して構成する電話システムに用
いて大きな効果が発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は第1
図の説明を補助する端末機の接続図、第3図,第4図は
従来のPBX,ホームテレフォンの接続を示す図である。 1……状態データ入力部、2……キー入力部、 3……状態データ処理部、4……キーデータ処理部、5
……セット状態記憶部、6……セット状態出力部、7…
…LED表示部、8……音声通話部、9……状態データ出
力部、10……信号ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 3/58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通の回線に複数の電話機が接続され、相
    互の電話機間で内線通話が可能な内線通話機能付き電話
    装置において、 各電話機は、それ自体のセット番号と自体の使用状態を
    示す状態データを上記共通の回線に送出する状態データ
    送出手段と、上記共通の回線から入力される上記状態デ
    ータを受信する状態データ入力手段と、該状態データ入
    力手段が受信した他の電話機からの上記状態データを記
    憶するセット状態記憶手段と、該セット状態記憶手段に
    記憶された上記状態データに従って他の電話機の各機の
    使用状態を表示する表示手段を備えたことを特徴とする
    内線通話機能付き電話装置。
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JPS63127693A (ja) * 1986-11-18 1988-05-31 Tandei Electron Japan Kk 電話システム

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