JP2821029B2 - 紐類巻込み器 - Google Patents

紐類巻込み器

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JP2821029B2 JP50431697A JP50431697A JP2821029B2 JP 2821029 B2 JP2821029 B2 JP 2821029B2 JP 50431697 A JP50431697 A JP 50431697A JP 50431697 A JP50431697 A JP 50431697A JP 2821029 B2 JP2821029 B2 JP 2821029B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、電話機、ステレオセット、テレビジョン
セット、テープレコーダ、ワードプロセッサ、パーソナ
ルコンピュータなど家庭内やオフィス内で用いられる各
種電子機器の電源コード、信号コード、イヤホンのコー
ド、更に電気機器と関係ないものにおける紐やロープを
含む紐類を伸縮自在に巻込む紐類巻込み器に関する。
従来において、前記各種電子機器に付けられているコ
ードは、電子機器の配置の自由度を高めるため、比較的
長さのものであった。使用者がコードを購入して用いる
場合も、電子機器の配置場所を後で変更したりする点か
ら長めのものを購入して用いるのが一般である。このた
め、電子機器の配置使用状態において、コードの余分の
長さとなっている部分が床にあふれ出て、これで足を引
掛けたりするおそれがあり、また掃除の邪魔になり、か
つ見た目にも好ましくなく、更に複数の電子機器を近く
に配置した場合に、これらのコードが互いに絡まってし
まうこともあった。このため従来においては余分の長さ
となっている部分をまとめて紐でしばったりしていた
が、この作業は比較的面倒であり、特に、比較的頻繁に
場所をかえて電子機器を用いる場合にいちいちコードの
余分部分をまとめてしばったり、それをほどいたりする
わずらわしいことである。またこのようにコードの余分
部分をしばっておいても体裁のよいものではなかった。
この発明の目的はこのような問題を解決する紐類巻込
み器を提供することにある。
この発明の他の目的は、取扱いが簡単な紐類巻込み器
を提供することにある。
この発明の更に他の目的は構造が簡単で部品点数が少
なく、かつ、製造し易い、従って安価に作ることができ
る紐類巻込み器を提供することにある。
発明の開示 第1発明によれば第1制限板が紐類挿入溝で2分割さ
れ、これらが断面U字状連結部で一体に連結され、その
連結部を挟んで一対の巻軸片が第1制限板に一体に取付
けられ、連結を中心に相対的に回転できるように、第1
制限板にこれと対向した第2制限板が取付けられ、第
1、第2制限板の外周縁部間に、これにほぼ沿った環状
枠体が、一方の縁部に一体に取付けられ、この環状枠体
の連結部を挟む反対の位置に紐類を出入させる第1、第
2出入口が開けられている。
第2発明によれば第1制限板の内面中心部に、互いに
対向した一対の結合軸片が立てられ、これら結合軸片の
外側において一対の巻軸片が第1制限板の内面に立てら
れ、一対の結合軸片の他端部に第2制限板の中心部が着
脱自在かつ回転自在に取付けられ、これら第1、第2制
限板の外周縁部間に、これにほぼ沿った環状枠体が第
1、第2制限板の一方に取付けられ、環状枠体の結合軸
片を挟む互いに反対側に紐類が出入する第1、第2出入
口が開けられている。
第1発明、第2発明の何れにおいても第1出入口は第
1、第2制限板間にわたって形成され、第1出入口は一
方の制限板から、両制限板間の間隔のほば半分まで形成
されている。更に第1出入口には第2出入口が接してい
る側の制限板から他方の制限板側に紐類を誘導する誘導
面が形成されている。
第1発明において、連結部と両巻軸片との間に結合軸
片がそれぞれ第1制限板内面に一体に立てられ、これら
結合軸片の端部に第2制限板が回動自在に係合される。
この結合軸片を有する第1発明及び第2発明では両結合
軸の遊端部外面に形成された爪が、第2制限板の中心部
の円形穴の周縁外面と結合し、環状枠体の端面と、これ
が連結されていない制限板の内面とが対接されて、第
1、第2制限板は互いに回転自在に係合される。
図面の簡単な説明 図1は第1発明の実施例を示す正面図である。
図2は図1のA−A線断面図である。
図3は図1の右側面図である。
図4は図1の背面図である。
図5は図1中の第1制限板11を含む部分の背面図であ
る。
図6は図5のA−A線断面図である。
図7は図5のB−B線断面図である。
図8は図1中の第2制限板12を含む部分の正面図であ
る。
図9は図8のA−A線断面図である。
図10は図8のB−B線断面図である。
図11Aは図8中の出入口31付近の左側面図である。
図11Bは図11AのA−A線断面図である。
図12Aは紐類とこれを第1実施例にセットした状態を
示す平面図である。
図12Bは図12Aの正面図である。
図12C乃至図12Fは図12Aの状態愛から第1制限板の回
転にもとづく紐類の巻込みの様子を順次示す平面図であ
る。
図12Gは図12Fの正面図である。
図13は第2発明の実施例を示す正面図である。
図14は図13の右側面図である。
図15は図13のA−A線断面図である。
図16は図13中の第1制限板11を含む部分の背面図であ
る。
図17は第2制限板12を包む部分の他の例を示す正面図
である。
発明を実施するための最良の形態 第1発明の実施例を図1乃至図3に示す。円板状の第
1制限板11と対向した円板状の第2制限板12が相対的に
回転できるように係合されている。第1制限板11は図
1、図2、図6に示すようにその中心を通る紐類挿入溝
13により板部11aと11bに2分割され、断面U字状の連結
部14により板部11a,11bが一体に連結されている。つま
り連結部14のU字の両脚部の断面が板部11a,11bの紐類
挿入溝13を構成する縁の中点付近の内面にそれぞれ一体
に連結されている。従って連係部14のU字の両脚部間が
紐類挿入溝13の一部を構成している状態となっている。
連結部14を挟むように、これと接近して、板部11a,11
bに結合軸片15a,15bが一体に立てられている。これら結
合軸片15a,15bは第1制限板11の中心から等距離に位置
されている。図4に示すように第2制限板12の中心に円
形穴16が形成され、図2、図4に示すように結合軸片15
a,15bの遊端の外側に一体に突出した爪17a,17bが円形穴
16の周縁の外面と係合されている。連結部14の紐類挿入
溝13の長手方向に沿った両端面14a,14bは円形穴16の内
周面と摺動接触する円筒面の一部とされている。図2、
図9に示すように第2制限板12の円形穴16の形成部は第
2制限板12の外面より引込んだくぼみ20とされ、結合軸
片15a,15bの外端が第2制限板12の外面より外側へ突出
しないようにされている。また結合軸片15a,15bの爪17
a,17bとくぼみ20の周面との間に空間が設けられ、爪17
a,17bを人の指先で摘み爪17a,17bの間隔を狭めることが
できるようにされている。
図1、図2に示すように第1制限板11と第2制限板12
の両外周縁部間に、その周縁に沿った環状枠体18がこの
例では第2制限板12と一体に形成され、環状枠体18の端
部縁に第1制限板11の外周縁部の内面が対接され、この
対接と前記爪17a,17bの円形穴16の周縁との係合とによ
り、第1制限板11と第2制限板12とが回動自在に係合さ
れている。この場合の回転軸は連結部14が兼ねている。
第1制限板11の直結が環状枠18の外径よりわずか小とさ
れ、環状枠体18の端面の外周縁にこれに沿った円形突条
19が一体に形成され、円形突条19の内周面に第1制限板
11の周面が摺動接触するようにされ、この部分によって
も、第1制限板11と第2制限板12とが軸心と直角方向に
ずれないようにされている。図4、図5に示すように、
結合軸片15a,15bの外周面は第1制限板11の中心を軸心
とする円筒面の一部とされている。
図2、図5、図6に示すように、連結部14に対し、結
合軸片15a,15bの外側において巻軸片21a,21bがそれぞれ
第1制限板11の内面に一体に立てられる。これら巻軸片
21a,21bはこれら両者を軸として紐類が巻き付けられる
ものであって、巻軸片21a,21bの外周面の大部分22a,22b
は第1制限板11の中心を中心とする円筒面上であり、そ
の周方向の互いに反対の一端はそれぞれ紐類挿入溝13に
達し、他端部側はそれぞれ連結部14の反対の端面14a,14
bと紐類挿入溝13との交差点から、なるべく大きな径の
円弧を形成して、円筒面部分22a,22bになめらかに連続
するようなゆるやかな曲り面23a,23bとされている。つ
まり、曲り面23a,23bは紐類挿入溝13と接している巻軸
片21a,21bの周方向の端面側の溝13と巻軸片21a,21bとの
なる角度より、ゆるやかな曲り面とされ、紐類がゆるや
かに巻軸片21a,21bに巻き付けられるようにされる。
先に述べたように、円形穴16の形成部分は、第2制限
板12の外面に対し、少し引き込められたくぼみ20とされ
ており、このくぼみ20の形成のために図2、図8、図9
に示すように第2制限板12の内面中心部に円形突部24が
一体に形成されている。この円形突部24の外周面に巻軸
片21a,21bの内周面が摺動接触して、これら両者も第1
制限板11と第2制限板12との相対回転における軸と軸受
としてそれぞれ作用がなされる。また図2に示すように
巻軸片21a,21の端面の大部分は第2制限板12の内面とほ
ぼ摺動接触するが、巻軸片21a,21bのゆるやかな曲り面2
3a,23の端面は円形突部24が邪魔にならないように図7
に示すように第1制限板11よりの突出長が小とされてい
る。また高さで巻軸片21a,21bのゆるやかな曲り面23a,2
3bと反対の端面と連続部14とが曲り面23a,23b部分と同
一高さで補強部25a,25bで一体に連結されると共に第1
制限板11と一体化され巻軸片21a,21bはそれぞれ連結部1
4の各一方の脚部と、補強部25a,25bと共にほぼ半円筒状
体とされて、機械的強度が高められている。
図1、図2に示すように第1制限板11の各板部11a,11
bの外面にその中心に対し、半径方向に延長した回転用
突部27a,27bが一体に形成されている。この例では回転
用突部27a,27bは紐類挿入溝13とほぼ直交する線上に位
置している。また図1乃至図3、図8乃至図10に示すよ
うに、環状枠体18のその中心に対して反対の位置に紐類
の出入口31,32がその端面からそれぞれ形成され、一方
の出入口31は図10に示すように第2制限板12に達するま
で溝状に形成されているが、他方の出入口32は図9に示
すように環状枠体18の幅の半分に達する程度とされてい
る。図1、図8に示すようにこれら出入口31,32にそれ
ぞれ案内部33,34が外側に一体に突出形成されている。
図1に示すように紐類挿入溝13の両端を出入口31,32と
連通させた状態では案内部33は図1、図2、図8、図11
A、図11Bに示すように一方の案内面35の第2制限板12側
半面35aが紐類挿入溝13の延長方向に対して斜面とされ
て出入口が広げられ、第2制限板12と離れる側の半面35
bは環状枠体18の幅方向に対し、第2制限板12に近づく
に従って出入口が狭まる斜めとされると共に、半面35a
と同様に紐類挿入溝13の延長方向に対して斜面とされて
いる。図10、図11に示すように他方の誘導面36はその第
2制限板12側の半面36aは紐類挿入溝13の延長方向と一
致され、第2制限板12と離れた半面36bは環状枠体18の
幅方向に対して、第2制限板12に近づくに従って誘導面
35から離れるように斜めとされている。巻きつける紐類
がリボン状の場合は、その紐類38の幅W1よりも誘導半面
35a,35b,36a,36bの環状枠体18の幅方向の各長さL1,L1,L
2,L2とわずか大とされ、かつ誘導部33により構成されて
いる出入口31の誘導面35と36の間隔D1が紐類38の幅W1
り小、厚味T1より大とされている。第1、第2制限板1
1,12の間隔D2はL1+L2となる。
一方、誘導部32は図1、図3、図9に示すように、誘
導面41,42で紐類38の誘導を行うが、誘導面41は内側部
分は紐類挿入溝13の延長方向と平行な部分とされ、外側
部分は誘導部32、つまり出入口が広がるように湾曲され
ている。誘導面41は突出端より内側に入るに従って紐類
挿入溝13の延長方向から離れるような斜めの面とされて
いる。第2制限板12から出入口32、つまり誘導部34まで
の距離D3は紐類38の幅W1程度とされる。誘導面41と42間
で最も小さい間隔D4は紐類38の幅W1より小、厚味T1より
大とされる。なお、この紐類挿入溝13の両端を出入口3
1,32と一致させ、つまり連通させた状態においては、巻
軸片21a,21bの曲げ部分23aが出入口31側にある時は誘導
面36よりも誘導面35側に位置し、出入口32側にある時は
誘導面42よりも誘導面41側に位置するように、誘導部3
3,34の誘導方向と、巻軸片21a,21bとが関係づけられて
いる。
第1制限板11の外面に、第1制限板11を回転すべき方
向を示す矢印43が付けられている。この回転方向は巻軸
片21aの曲げ部23aを巻軸片21bの曲げ部23bと反対の端に
近づける方向、誘導部33,34の各誘導方向に沿うような
方向である。図5乃至図7に示すように、第1制限板11
の内面の紐類挿入溝13の両端の各巻軸片21a,21bの曲げ
部23a,23b側はそれぞれわずか切欠かれてテーパ面44a,4
4bとされている。第2制限板12の一部がその板面に沿っ
て舌片状に突出されて穴を有する吊下げ片45とされてい
る。なお図5乃至図7に示した各構成は合成樹脂材の一
体の成形品として作ることができ、同様に図8乃至図10
に示した各構成は合成樹脂材の一体の成形品として作る
ことができる。
上述した紐類巻込み器に紐類38、例えば電話モジュラ
ーコードを巻込まない場合は、一方の手で環状枠体18を
保持し、回転用突部27a,27bを他方の手で回転させて図1
2Aに示すように、紐類挿入溝13の両端を出入口31,32と
一致させ、この状態で電話モジュラーコード38の巻込み
たい部分38aの中央部47を紐類挿入溝13の中央部と一致
させてコード38を紐類挿入溝13内に挿入する。この時、
図12Bに示すように、出入口31側でコード38は第2制限
板12とほぼ接するようにし、出入口32側で第1制限板11
の内面に位置する。
この状態で矢印43の方向に回転用突部27a,27bで第1
制限板11を第2制限板12に対して回転させると図12C,図
12Dに示すようにコード38の巻き込み中央部47の両側の
部分は巻軸片21a,21bにその各曲げ部23a,23b側から巻き
上げられるが、第1制限板11の回転が半回転(180゜)
以上になると、図12E、図12Fに示すようにコード38の両
側の部分は、2つの巻軸片21a,21bを1つの軸としてこ
れに巻き上げられる。この際に図12Gに示すように出入
口31側のコードは第2制限板12側で巻き上げられ、出入
口32側のコードは第1制限板11側で巻き上げられ、つま
り自動的に二段に巻き上げられる。
コード38を引き出す場合は、出入口31,32から出てい
るコード38の両部分を互いに引き離すように引張ればよ
い。以上のコード38の巻込み、引出しにおいて、曲げ部
23a,23bの存在でコード38が鋭角で曲げられることな
く、繰返し巻込み、引出しを行ってもコード38を劣化し
難い、また誘導部33,34によりコードがそれぞれ巻込み
方向、また引出し方向にそれぞれ誘導され、円滑な巻込
み、引出しが行われる。更に巻込み時に誘導部33の斜面
35b,36bによりコード38は第2制限板12側に誘導され、
出入口32は第2制限板12から離れているため、出入口31
側のコードは第2制限板12側に、出入口32側のコードは
第1制限板11側にと良好に二段巻となり、それだけコー
ドを密に巻込むことができる。電話モジュラーコードは
リボン状であるが、このコードの幅W1、厚味T1に対し
て、誘導面35a,36bの最小間隔D1、誘導面41,42の最小間
隔D4がW1より小とされているので、必ずコード38か折ら
れることなく、厚味方向に重なるように巻き上げられ
る。第1制限板11の紐類挿入溝13の両端にテーパ面44a,
44bが形成されていると、巻込み時にコード38が第1制
限板11の外面側に外れるおそれなく、内部に巻込まれ
る。
上記例のように結合軸片15a,15bを利用して第1、第
2制限板11,12を回転自在に結合する場合は、何らかに
より内部で紐類がからんたりした時に、結合軸片15a,15
bの端部を互いに接近させて弾性変形させ、円形穴16の
周縁との係合を外して第1、第2制限板11,12を分離す
ることができる。しかし第1、第2制限板11,12を相対
的に回転自在に結合させるのは必ずしも結合軸片15a,15
bによることなく、また互いに分離できるようにしなく
てもよく、例えば環状枠体18にて第1、第2制限板11,1
2を回転自在に結合させることもできる。
次に第2発明の実施例を図13乃至図16を参照して説明
する。これらの図において図1乃至図11と対応する部分
に同一符号を付けてある。この第2発明では、第1制限
板11と第2制限板12とは互いに分離可能に、相対的に回
転自在に結合される。このため結合軸片15a,15bによる
円形穴16の周縁との結合は第1発明の実施例のようにし
て行われる。第1発明と異なる点は第1制限板11に紐類
挿入溝13が形成されてない、従ってこの制限板11は分割
されていなく、連結部14も省略される。代りに、巻軸片
21a,21b間に紐類挿入部51が設けられる。この実施例で
は巻軸片21a,21bの各両端がそれぞれ補強片52a,52bで連
結され、それぞれ半円筒状とされ、これら補強片52a,52
bは第1制限板11と一体に形成されると共にその高さは
円形突部24と接触しない程度とされる。補強片52a,52b
は互いに平行となり、これら間が紐類挿入部51とされ
る。この紐類挿入部51の中心線上とほぼ対応して、第1
制限板11の外面に回転用突部27a,27bが設けられる。そ
の他の点においては図1乃至図11の実施例と同一であ
る。従って、第2制限板12及びこれと一体化された環状
枠体18の部分は図8乃至図10に示した構成と全く同一で
ある。
この第2発明の実施例の紐類巻込み器に紐類38を巻込
むには、第1制限板11と第2制限板12とを、爪17a,17b
を円形穴16から外して分離し、図16に一点鎖線で示すよ
うに紐類挿入部51に紐類38を配し、図12の例と同様な場
合は巻取り中央部47を紐類挿入部51に配し、この状態で
第1制限板11と第2制限板12とを互いに連結させる。つ
まり連結軸片15a,15bの端部を円形穴16内に弾性変形さ
せて押し込む、この際、紐類挿入部51の両側の紐類38が
それぞれ出入口31,32に位置し、かつ出入口31ではその
紐類38が第2制限板12の内面と接するようにする。この
状態で先の実施例の場合と同様に、第2制限板12に対
し、第1制限板11を矢印43の方向に回転させれば、同様
に紐類38が巻軸片21a,21bに巻付けられ、かつ二段巻に
なる。
爪17a,17bを円形穴16に係合させ易いように、爪17a,1
7bの互いの外面はテーパ面とされ、結合時にそのテーパ
面が円形穴16の周縁と接触した状態で、第1制限板11を
第2制限板12に押せば結合軸片15a,15bが弾性変形し
て、簡単に結合させることができる。またこの例では回
転用突部27a,27bの延長方向が出入口31,32と一致するよ
うにすると、紐類挿入部51の延長方向が出入口31,32を
結ぶ方向と一致し、両側の紐類38を出入口31,32に位置
させ易い。補強片52a,52bが設けられる場合は、巻軸片2
1a,21bの機械的強度が大になると共に、第1制限板11を
第2制限板12から外す際に、指先で爪17a,17bの間隔を
小にするが、この間隔を小さくし過ぎると結合軸片15a,
15bを折損してしまうおそれがあるが、補強片52a,52bで
爪17a,17bの必要以上の変位が制限され、結合軸片15a,1
5bを折損するおそれがない。
紐類38が比較的硬い場合は、巻込み易いように、出入
口31,32の各誘導部33,34を例えば図17に一点鎖線で示す
ように、巻軸片21a,21b(図示せず)による紐類の巻取
り方向において、紐類が環状枠体18の内周面に沿って取
込まれるようにするとよい。図8に一点鎖線で示すよう
に、出入口31′,32′の誘導33′,34′も設け、紐類38の
太さに応じて出入口31,32を用いるか、出入口31′,32′
を用いるかを区別できるようにすることもできる。第
1、第2制限板11,12に必要に応じて放熱用の穴を形成
してもよい。環状枠体18を第1制限板11側に一体に形成
してもよい。比較的軟らかに紐類に対して用いる場合は
二段巻きのために誘導部33のみを設け、誘導部34は省略
してもよく、また巻軸片21a,21bは曲げ部23a,23bを設け
ることなく、全体を同一の円筒面の一部としてもよい。
密に巻く必要がなければ、二段巻にするための構成も省
略でも、つまり、出入口31,32を同一形状とすることが
できる。連結軸片15a,15bの機械的強度を比較的大にす
るためにはその外周面が円形穴16の周面に沿うような同
一円筒面上にあるようにするとよい。
以上述べたように、この発明によれば電話モジュラー
コード、イヤホンコード、各種電子機器の電源コード、
信号線や電源線を束ねたケーブル、その他電子機器に関
係のない線、紐などの紐類を、その途中でこの発明の紐
類巻込み器に頗る簡単な操作で巻き取ることができ、こ
れら紐類が長く余った状態ではなく、最小限の長さにす
ることができ、しかも必要に応じて巻込んだ紐類を容易
に引出すこともできる。
特に2つの出入口の軸心に沿う方向の長さを異ならせ
ることにより、二段巻きとすることができ、リボン状紐
類を密度高く巻込むことができる。
この発明はいずれも2つの部分を組合せることによ
り、作ることができ、かつ、これら2つの部分はそれぞ
れ樹脂材のモールド品として頗る安価に作ることができ
る。

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紐類挿入溝でほぼ2分割され、断面U字状
    連結部で一体に連結された第1制限板と、 上記連結部を挟んで、上記第1制限板の内面に一端が一
    体に取付けられた一対の巻軸片と、 上記第1制限板と対向し、上記連結部を中心として回動
    自在に第1制限板に取付けられた第2制限板と、 上記第1制限板と上記第2制限板の外周縁部間に、これ
    にほぼ沿って設けられ、その一方に一体に取付けられ、
    上記連結部をほぼ挟む反対の位置に紐類を出入させる第
    1、第2出入口が形成された環状枠体と、 を具備し、 上記第1出入口は上記第1、第2制限板間にわたって形
    成され、上記第2出入口は上記環状枠体が取付けられて
    いない方の制限板の位置から、第1、第2制限板間のほ
    ぼ半部の位置まで形成され、 上記第1出入口は上記第2出入口が接している側の制限
    板から、他方の制限板側に、紐類を誘導させる誘導面が
    形成されていることを特徴とする紐類巻込み器。
  2. 【請求項2】第1制限板と、 その第1制限板の内面中心部に一端が一体に連結され、
    互いに対向して立てられた一対の結合軸片と、 これら一対の結合軸片の外側において、上記第1制限板
    の内面に一端が一体に連結された一対の巻軸片と、 上記一対の結合軸片の他端と着脱自在に、かつ回転自在
    に係合し、上記第1制限板と対向した第2制限板と、 上記第1制限板と上記第2制限板の外周縁部間にこれに
    ほぼ沿って設けられ、その一方に一体に取付けられ、上
    記一対の結合軸片をほぼ挟む反対の位置に紐類を出入り
    させる第1、第2出入口が形成された環状枠体と、 を具備し、 上記第1出入口は上記第1、第2制限板間にわたって形
    成され、上記第2出入口は上記環状枠体が取付けられて
    いない方の制限板の位置から、第1、第2制限板間のほ
    ぼ半部の位置まで形成され、 上記第1出入口は上記第2出入口が接している側の制限
    板から、他方の制限板側に、紐類を誘導させる誘導面が
    形成されていることを特徴とする紐類巻込み器。
  3. 【請求項3】上記第1出入口及び上記第2出入口の内面
    はそれぞれ上記第1、第2制限板の相対回転の中心をほ
    ぼ中心とし、同一巻込み方向に紐類を誘導する誘導面が
    それぞれ形成されていることを特徴とする請求の範囲第
    1項又は第2項記載の紐類巻込み器。
  4. 【請求項4】上記環状枠体は上記第2制限板に一体とさ
    れていることを特徴とする請求の範囲第第1項又は第2
    項記載の紐類巻込み器。
  5. 【請求項5】上記第1、第2出入口にそれぞれ連通して
    紐類の出入を誘導する案内部がそれぞれ外側に一体に突
    出されていることを特徴とする請求の範囲第3項記載の
    紐類巻込み器。
  6. 【請求項6】上記連結部と両巻軸片との間に結合軸片が
    それぞれ上記第1制限板内面に一体に立てられ、これら
    結合軸片に、これらを中心として上記第2制限板が回転
    自在に係合されていることを特徴とする請求の範囲第1
    項記載の紐類巻込み器。
  7. 【請求項7】上記第2制限板の中心部に円形穴が形成さ
    れ、その円形穴の縁部外面と、上記両結合軸片の遊端部
    の外面に一体に形成された爪が係合し、上記環状枠体の
    端面が、それが取付けられていない制限板の内面と対接
    して、第1、第2制限板が回転自在に係合され、かつ上
    記結合軸片は上記円形穴の縁部との係合を外すことがで
    きる程度にたわませることが可能となっていることを特
    徴とする請求の範囲第2項又は第6項記載の紐類巻込み
    器。
  8. 【請求項8】上記一対の巻軸片の外周面は上記第1、第
    2制限板の相対回転の中心を軸心とする同一の円筒面上
    にほぼあり、かつこれら巻軸片の周方向の両端間に上記
    紐類の挿入溝が位置されていることを特徴とする請求の
    範囲第7項記載の紐類巻込み器。
  9. 【請求項9】上記一対の巻軸片の周方向における互いに
    対向しない側の端部は、これら巻軸片内の紐類挿入溝に
    対する曲りが、他端部の紐類挿入溝に対する曲りよりも
    ゆるい曲り部とされていることを特徴とする請求の範囲
    第8項記載の紐類巻込み器。
  10. 【請求項10】上記環状枠体が取付けられていない制限
    板の外面に、上記巻軸片の一方のゆるい曲りの端部を、
    これと対向する上記巻軸片の他方の端部から離す方向に
    その制限板を回転させる方向を示す矢印が付けられてい
    ることを特徴とする請求の範囲第9項記載の紐類巻込み
    器。
  11. 【請求項11】上記各巻軸片はそれぞれその周方向の両
    端が補強部に連結されてそれぞれ筒状とされ、これら補
    強部はそれぞれ上記第1制限板と一体に形成されている
    ことを特徴とする請求の範囲第9項記載の紐類巻込み
    器。
  12. 【請求項12】上記両巻軸片の端面は上記第2制限板に
    摺動接触していることを特徴とする請求の範囲第8項記
    載の紐類巻込み器。
  13. 【請求項13】上記両結合軸片の互いの内側に、結合軸
    片の端部を互いに近づける変位を制限するストッパが上
    記第1制限板の内面に一体に形成されていることを特徴
    とする請求の範囲第7項記載の紐類巻込み器。
  14. 【請求項14】上記両巻軸片の内周面は上記相対回転の
    中心を軸心とする同一円筒面上にあり、上記両巻軸片の
    内周面と外周面が摺動接触する円形突部が上記第2制限
    板の内面に一体に形成されていることを特徴とする請求
    の範囲第8項記載の紐類巻込み器。
  15. 【請求項15】上記円形突部は上記円形穴形成部分が上
    記第2制限板の外面より引き込められることにより形成
    され、その引き込められたくぼみ部分に、上記両爪が位
    置していることを特徴とする請求の範囲第14項記載の紐
    類巻込み器。
  16. 【請求項16】上記環状枠体が取付けられていない制限
    板の外面に、上記第1制限板と上記第2制限板を相対回
    転させるための回転用突部が少なくとも1つ一体に形成
    されていることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2
    項記載の紐類巻込み器。
  17. 【請求項17】上記回転用突部は上記相対回転の中心に
    対し径方向に延長し、かつ上記両結合軸片間の2等分線
    上とほぼ一致していることを特徴とする請求の範囲第16
    項記載の紐類巻込み器。
  18. 【請求項18】上記第1、第2出入口の最も狭い部分の
    通路幅は、上記第1、第2制限板の間隔の半分より小と
    されていることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2
    項記載の紐類巻込み器。
  19. 【請求項19】上記第1制限板の外面に回転方向を示す
    矢印が付けられており、上記第1制限板の内面の上記紐
    類挿入溝の両端の上記回転方向と反対側は面取りされた
    テーパ面が形成されていることを特徴とする請求の範囲
    第1項記載の紐類巻込み器。
  20. 【請求項20】上記両結合軸片の遊端の外面に付けられ
    た爪が、上記第2制限板に形成された円形穴の周縁外面
    に係合され、上記連結部の突出端部が上記円形穴内に位
    置し、かつその連結部の紐類挿入溝の延長方向の両端面
    が円形穴の周面と摺動接触していることを特徴とする請
    求の範囲第6項記載の紐類巻込み器。
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