JP2820381B2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JP2820381B2
JP2820381B2 JP3603095A JP3603095A JP2820381B2 JP 2820381 B2 JP2820381 B2 JP 2820381B2 JP 3603095 A JP3603095 A JP 3603095A JP 3603095 A JP3603095 A JP 3603095A JP 2820381 B2 JP2820381 B2 JP 2820381B2
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JP
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bent
pieces
panel
rivet
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JP3603095A
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義明 川崎
長佑 山田
満 岩間
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株式会社パイロット
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井や外壁等の下地に取
付けるパネルに関し、特に底片、側片、外方への折曲片
で開口鍔部を有する箱状をなす建築用のパネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、開口鍔部を有する箱状の建築用パ
ネルを形成するには、図7のようにパネル(1) の各折曲
片(4)(5)を四隅で重ね合わせてリベット(10)止めする
か、または、図8のように折曲片(4)(5)の両側部を45°
の斜面(15)に形成し、その斜面(15)を突き合わせつつL
ピ−ス(16)を両側片(3) に当てリベット(10)を止め固定
していた。
【0003】しかし、前者のものは重ね合わせのため折
曲片(4)(5)間に板厚分の差が出てしまうことと、リベッ
ト(10)の一部がパネル隅部に露出しているため下地材(1
1)に当たってしまうため、下地材(11)に特別な逃げ加工
等をしないと、パネルをビス等で強固に固定しようとす
るとパネルが変形してしまう等の欠点があった。また、
後者のものは強固な固定が可能だが、パネルの構成部品
が多くなることや、リベット(10)の一部が側片(3) より
目地内に露出するため、目地部に目地棒を納める場合、
リベット(10)を隠すために目地深さが浅くなったり、パ
ネル側片と目地棒の隙間からリベットが見える等の意匠
性が劣る欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、こうした欠
点を除去するためなされたもので、すなわち、特別の逃
げ加工等をしてない普通の同一レベルの下地材全てに水
平出しを含めた取付けが簡単にできるるとともに、目地
部にリベットが露出せず、本体とリベット以外(例えば
Lピ−ス等)の部品を不要として組立性、コスト性を良
くした建築用パネルの提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため建築用パネルを、方形の底片、底片の各辺から
起立させた4つの側片、および各側片の先端部を外方へ
折り曲げてほぼ同一面とした4つの折曲片で開口鍔部を
有する箱状をなし、互いに対向する1対の第1の折曲片
の両側部に切欠き部を設け、互いに対向する他の1対の
第2の折曲片の両側部に、切欠き部内に挿入可能な突片
を突設し、突片の先端に固定片を延設し、固定片を第1
の折曲片の切欠き部内側に固定具で固定し、第2の折曲
片を下地材に固定してなる、構成とした。
【0006】本発明において、前記突片を第2の折曲片
と同一面に設け、かつ前記固定片を突片より板厚とほぼ
等しい段部を介して延設させると、加工性および施工性
がより好適なものとなる。
【0007】
【作用】本発明におけるパネルの第1の折曲片と第2の
折曲片は、突片を切欠き部内に挿入しつツその内側で固
定片をリベット等で固定するものなので、突片を含めた
4つの折曲片は同一面となり、かつリベットは下地材に
固定する第2の折曲片から離れた位置にあるので下地材
に当たることはなく、したがって、普通の同一レベルの
下地材全てに適用することができる。
【0008】また、パネルの4隅を接合するリベット
は、パネル間の目地部には露出しないので目地深さが浅
くなることもなく、また、パネルの構成部品は本体とリ
ベットだけなので組み立ても容易となる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明するが、本
発明はこの実施例に限定されるものではない。図1は本
発明の実施例を示す平面図、図2は同実施例の正面図、
図3は同実施例の斜視図、図4は他の実施例の斜視図、
図5はパネルを下地材に取付けた状態を示す平面図、図
6は図5のA−A断面図である。
【0010】図1〜図3の実施例で、アルミのブランク
材を折り曲げて形成するパネル1は、方形平板状の底片
2、底片2の4辺から起立させた4つの側片3、および
各側片3の先端部を外方へ折り曲げてほぼ同一面とした
4つの折曲片4,5で開口鍔部を有する箱状に形成して
ある。折曲片4,5は互いに対向する第1の折曲片4,
4と、他の互いに対向する第2の折曲片5,5からな
り、第1の折曲片4の両側角部に方形状の切欠き部6,
6を設けるとともに、第2の折曲片5の両側部に切欠き
部6内に挿入可能な突片7,7を内方へ突設し、突片7
の先端に潰しを入れた段部8で板厚分だけ上方に固定片
9を延設してある。
【0011】パネル1を折り曲げて各突片7を各切欠け
部6内に層に優しつつ、各固定片9を第1の折曲片4に
おける切欠き部6内側の各箇所に上から当接させてリベ
ット10で固定すると、各側片3がしっかり当接した開口
鍔部を有する箱状体が形成できる。こうして形成したパ
ネル1を図5および図6のように天井下地材11に下方か
らあてがいビス12で順次固定していくと、縦横の目地13
ができ碁盤目のような天井面となる。このとき、前述の
リベット10は下地材11から外れて位置し、かつ、突片7
が他の折曲片4,5と同一面になっているので、パネル
1を取付ける際の同一レベルの下地材に対し水平出しが
容易にでき、ビスで変形のおそれなく簡単に締めつけ固
定できる。さらに、図6の鎖線のように目地棒14を取付
けるとリベット10やビス12を遮蔽できる。
【0012】なお、ここで固定片9は段部8で板厚分だ
け上方でなく下方に延設してもよいし、固定片9を段部
を設けずそのまま突片7と同一面とし、逆に第1の折曲
片4における固定片9の当接箇所に段部を介した潰し部
分を設けて上方又は下方に位置させてもよい。
【0013】図4の実施例は突片7に延設する固定片9'
が、段部8’で板厚分だけ下方に延設し、この固定片9'
を第1の折曲片4の切欠き部6内側の箇所に下から当接
しリベット10で固定したものであって、他の構成および
作用は前述の実施例と同一である。
【0014】
【発明の効果】本発明はこうした構成により、パネルの
4つの折曲片が同一面となり、かつパネルを組立てるリ
ベットが下地材に当たらないため、特別の逃げ加工等を
してない普通の同一レベルの下地材全てに水平出しを含
めた取付けが簡単にできるパネルとなった。さらに、目
地部にリベットが露出せずに意匠性が良くなり、本体と
リベット以外(Lピ−ス等)の部品も不要となって組立
性、コスト性の良い建築用パネルにもなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】同実施例の正面図である。
【図3】同実施例の斜視図である。
【図4】他の実施例の斜視図である。
【図5】パネルを下地材に取付けた状態を示す平面図で
ある。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】従来のパネルを下地材に取付けた状態を示す平
面図である。
【図8】従来のパネルを下地材に取付けた状態を示す平
面図である。
【符号の説明】 1 パネル 2 底片 3 側片 4 第1の折曲片 5 第2の折曲片 6 切欠き部 7 突片 8 段部 9 固定片 10 リベット 11 下地材 13 目地

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形の底片(2) 、底片(2) の各辺から起立
    させた4つの側片(3) 、および各側片(3) の先端部を外
    方へ折り曲げてほぼ同一面とした4つの折曲片(4,5) で
    開口鍔部を有する箱状をなし、互いに対向する1対の第
    1の折曲片(4) の両側部に切欠き部(6) を設け、互いに
    対向する他の1対の第2の折曲片(5)の両側部に、切欠
    き部(6) 内に挿入可能な突片(7) を突設し、突片(7) の
    先端に固定片(9) を延設し、固定片(9) を第1の折曲片
    (4) の切欠き部(6) 内側に固定具(10)で固定し、第2の
    折曲片(5) を下地材(11)に固定したことを特徴とする、
    建築用パネル。
  2. 【請求項2】前記突片(7) が第2の折曲片(5) と同一面
    に設けられ、かつ前記固定片(8) が突片(7) より板厚と
    ほぼ等しい段部(8) を介して延設されていることを特徴
    とする、請求項1記載の建築用パネル。
JP3603095A 1995-02-01 1995-02-01 建築用パネル Expired - Lifetime JP2820381B2 (ja)

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JPH08209899A JPH08209899A (ja) 1996-08-13
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