JP2819144B2 - 防滴型ブザーボックス - Google Patents

防滴型ブザーボックス

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JP2819144B2
JP2819144B2 JP1060783A JP6078389A JP2819144B2 JP 2819144 B2 JP2819144 B2 JP 2819144B2 JP 1060783 A JP1060783 A JP 1060783A JP 6078389 A JP6078389 A JP 6078389A JP 2819144 B2 JP2819144 B2 JP 2819144B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、主として屋外に設備される防滴型ブザー
ボックスに関し、放音孔から雨水などが入らず、しか
も、警報音量の減衰も少ないブザーボックスを提供する
ものである。
(従来の技術) 従来の防滴構造の2例を第11図と第12図にそれぞれ要
部縦断側面図で示した。
第11図のものは、ブザー1の前面側に位置する前板2
(図示を省略したボックス筐体に取付けられている)に
複数個の切起し片3を形成して、これにより複数個の放
音孔4を前板2に設けた構造であり、上方から降る雨水
はこれらの切起し片3によって外方へ誘導されるので放
音孔4には雨水は侵入しない。
第12図のものは、ボックス筐体に取付けられている前
板5の内面に、サラン又はスポンジのような通気性のあ
るシール材6を貼付けて、前板5の放音孔7からの雨水
の侵入を、このシール材6によって防止する構造であ
る。
(発明が解決しようとする課題) 上記第11図の従来例では切起し加工のために加工コス
トが嵩む。
又、雨滴や塵埃等が風により放音孔4から筐体内に入
り込むと言う問題がある。
第12図の従来例では、シール材6の通気性のために完
全な防滴効果は得られない。
又、通気性のあるシール材6は、雨水や塵埃等が付着
して目詰りを生じ、警報音量を大きく減衰すると言う問
題がある。
また、音響変換器のケース中央部にある放音開口部
を、金属薄膜を基体にラミネートしたものに粘着層を形
成した防水シートにて塞いだ構造が、実開昭60−114492
号に開示されている。
ところがこの音響変換器の塞ぎ構造では、防水シート
の中央部分にあたる大きい放音開口部の部分を支えるも
のがないため、例えば指などの異物が触れたときは防水
シートが弛み易い。そしてかかる弛み発生を少なくする
には、防水シートの厚味を増す必要があるが、この厚味
増加は放音開口部からこの防水シートを介して伝えられ
る警報音量の減衰を大きくすることになる。
また、上記ケースの放音開口部を塞いでいる防水シー
トは、ケースの外側に貼付られていることが外から見え
るため、いたずらによりこの防水シートが剥がされると
いう恐れがある。
そこでこの発明では、異物が触れたときでも防水シー
トの弛みは出にくく、しかも、警報音量の減衰は小さ
く、さらには外から見えないようにしていたずらにより
この防水シートが剥がされる恐れも無いように工夫した
防滴型ブザーボックスを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)」 上記課題を解決するためのこの発明の構成は、複数個
の放音孔19a、19b、…からなる放音孔域20を有するシー
ト27に、上記放音孔域20を覆う1枚のフィルム21を、放
音孔域20の外周囲Cの部分のみでシート27に固着22する
とともに、穴23を有するプレート24にその穴23を覆うよ
うにシート27を固定し、このシート27の放音孔域20をブ
ザー14の前面側に設けていると同時に、フィルム21がシ
ート27に対しブザー14側に配置されていることを特徴と
する。
(作用) フィルム21は、放音孔域20の外周囲Cの部分のみでシ
ート27に固着22されていて放音孔域20の部分ではシート
27に対してフリーとなっているため、警報発音時は、放
音孔域20の広い範囲で振動して警報に必要な音量は確保
される。
そしてシート27はフィルム21に対しブザー14の反対側
(外側)に配置されているので、フィルム21の外側はシ
ート27によって保護されることになる。
つまり、経時変化によりフィルム21が剥がれることは
無く、しかも、フィルム21はブザーボックスの外側から
はシート27により遮られて見え難いため、いたずらによ
りフィルム21が剥がされる恐れも無い。
また、指などの異物が放音孔域20の個所に触れても、
シート27の放音孔19a、19b、…以外の部分によりこの異
物が奥へ侵入するのは妨げられて、フィルム21に弛みが
出ることは無い。
(実施例) 次にこの発明の実施例を図に基いて説明する。
第1図にブザーボックスの縦断側面図を、第2図にそ
の正面図を、第3図から第8図に主要構成部材の正面図
と側面図を、夫々示した。
ボックス筐体11内に、機器ケース12が挿入されて取付
部12aを、ビス13によってボックス筐体11に取付けてい
る。
機器ケース12内には、ブザー14と非常表示灯15を備え
ているプリント基板16が取付けられ、機器ケース12の前
面開口部17にブザー14と非常表示灯15をのぞませてい
る。
前面開口部17は、ボックス筐体11に取付けられた前板
部材18によって覆われ、複数個の放音孔19a、19b、…が
前板部材18に設けられている。
これらの放音孔19a、19b、…で構成されている放音孔
域20の外周囲Cに、例えば合成樹脂製で防水性のある1
枚のフィルム21が固着22され、このフィルム21によって
放音孔91a、19b、…の前方が覆われる。
例示した前板部材18は、放音孔域20を囲むことができ
る大きさの穴23を備えているプレート24と、放音孔19
a、19b、…19e及び表示窓25が設けられ、フィルム21が
固着22され、かつ、プレート24にその周部が固定26され
ているシート27とによって構成され、プレート24は、ビ
ス28、28によって機器ケース12に取付けられている。
フィルム21のシート27への固着22と、シート27のプレ
ート24への固定26は、シート27の一方の面に設けている
糊部29によって行うようにしている。
即ち、糊部29は、第2図と第3図の2点鎖線で示す例
えば円形の外周囲Cの内部と表示窓25とを除いてシート
27の一方の面の全域に塗布されている。
従って、フィルム21を糊部29に押しつけると、外周囲
Cの内方、即ち、放音孔域20、を除いてフィルム21の周
部がシート27に固着22され、フィルム21の外方でのシー
ト27の一方面には糊部29が残ることになる。
次に、シート27を、プレート24の表面の所定位置に押
しつけると、糊部29によってシート27がプレート24に固
定26され、放音孔域20はブザー14の前方に、表示窓25は
非常表示灯15の前方に、夫々、位置することになる。
フィルム21の膜厚さは、音量減衰を少なくするために
は、15μ以下であることが望ましい。
このように、フィルム21は放音孔19a、19b、…を覆っ
ているので、雨水は放音孔19a、19b、…から前面開口部
17内へは侵入することは無い。
上記のようにフィルム21は、放音孔域20の外周囲Cの
部分のみでシート27に固着22されていて放音孔域20の部
分ではシート27に対してフリーとなっているため、警報
発音時は、放音孔域20の広い範囲で振動して警報に必要
な音量は確保される。
そしてフィルム21がシート27に対しブザー14側に配置
されているので、フィルム21はシート27によって保護さ
れていることになる。
つまり、経時変化によりフィルム21が剥がれるような
ことは無い。
また、フィルム21は、シート27の内側の面に固着22し
ているので、シート27がプレート24に固定26されている
状態ではフィルム21の殆どの部分は、外側のシート27に
よって隠れていて外側からは見えない。人目につき易い
ブザーなどにはりつけてある薄いフィルムは、従来、い
たずらによって剥がされるというトラブルが多発してい
るが、第1図のようにフィルム21の放音孔19a、19b、…
以外の部分は外側のシート27によって隠れているため、
貼付けられていることが見えにくいので、いたずらによ
って剥がされる恐れは無くなる。
また、指などの異物が放音孔域20の個所に触れても、
シート27の放音孔19a、19b、…以外の部分によりこの異
物が奥へ侵入するのは妨げられて、フィルム21に弛みが
出ることは無い。
フィルム21は、このように広い範囲で1枚の振動面と
して振動するので、雨滴や塵埃が付着しても、警報音に
よるフィルム21の上記振動により弾き飛ばされ、結果的
に付着し難くなり、清浄な状態に保たれて自浄作用を有
している。
そして、上記3つの機能は、シート27に放音孔19a、1
9b、…を穿孔し、フィルム21をシート27に固着22し、こ
のシート27をプレート24に固定26すると言う簡易な作業
によって得られるものであり、製作コストは低廉となっ
た。
第9図に縦断側面図に示した参考例では、プレート24
の孔23よりも大きいフィルム31を、孔23の外周囲でプレ
ート24に固着し、フィルム31の外周囲に、リング状体32
を、外側方から固着し、リング状体32の外側面にシート
27の裏面を固着したものである。
シート27との間に介在しているリング状体32によって
フィルム31はシート27及び、放音孔19a、19b、…から充
分に離れているので、フィルム31は警報音によって自由
に振動できて減衰は一そう少なくなっている。
第10図に要部縦断側面を示した別の参考例は、フィル
ム21を固着22しているシート27を、フィルム21が外側で
シート27が内側となるようにしてプレート24の内面に固
定26したものである。
シート27は、例えば合成樹脂板によって製作して、こ
のシート27に、製作メーカー名、ブザーの型式等を印刷
することができる。
なお、フィルム21は、プレートに上記第1図の如き複
数個の放音孔からなる放音孔域を直接に設け、フィルム
をこの放音孔域を覆うように、プレートの内側へ直接に
固着してもよい。
このようにすれば、前板部材の構成部材点数は僅かで
足り、簡単な構造の防滴型ブザーボックスとすることが
できる。
また、フィルムはプレートの内側の面に固着している
ので、フィルムの殆どの部分は外側のプレートによって
隠れていて外側からは見えないため、前記第1図の実施
例と同様に、いたずらによって剥がされる恐れは無くな
るという、効果も有している。
(発明の効果) この発明に係る防滴型ブザーボックスは上述のように
構成したので、次の効果が得られた。
フィルム21は、放音孔域20の外周囲Cの部分のみでシ
ート27に固着22されていて放音孔域20の部分ではシート
27に対してフリーとなっているため、警報発音時は、放
音孔域20の広い範囲で振動して警報に必要な音量は確保
される。
そしてシート27はフィルム21に対しブザー14の反対側
(外側)に配置されているので、フィルム21の外側はシ
ート27によって保護されることになる。
つまり、経時変化によりフィルム21が剥がれることは
無く、しかも、フィルム21はブザーボックスの外側から
はシート27により遮られて見え難いため、いたずらによ
りフィルム21が剥がされる恐れも無い。
また、指などの異物が放音孔域20の個所に触れても、
シート27の放音孔19a、19b、…以外の部分によりこの異
物が奥へ侵入するのは妨げられて、フィルム21に弛みが
出ることは無い。
【図面の簡単な説明】
第1図から第8図までは、この発明の実施例における防
滴型ブザーボックスの縦断側面図、第2図は第1図の正
面図、第3図はシートの正面図、第4図は第3図の側面
図、第5図はフィルムの正面図、第6図は第5図の側面
図、第7図はプレートの正面図、第8図は第7図の側面
図、第9図と第10図は、夫々の参考例を示す縦断側面
図、第11図と第12図は夫々の従来例における要部縦断側
面図である。 11……ボックス筐体、12……機器ケース 12a……取付部、13、28……ビス 14……ブザー、15……非常表示灯 16……プリント基板、17……前面開口部 18……前板部材、19a,19b……放音孔 20……放音孔域、21、31……フィルム 22……固着、23……穴 24……プレート、25……表示窓 26……固定、27……シート 29……糊部、32……リング状体 C……外周囲

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の放音孔19a、19b、…からなる放音
    孔域20を有するシート27に、上記放音孔域20を覆う1枚
    のフィルム21を、放音孔域20の外周囲Cの部分のみでシ
    ート27に固着22するとともに、穴23を有するプレート24
    にその穴23を覆うようにシート27を固定し、このシート
    27の放音孔域20をブザー14の前面側に設けていると同時
    に、フィルム21がシート27に対しブザー14側に配置され
    ていることを特徴とする防滴型ブザーボックス。
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