JPS6128480Y2 - - Google Patents

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JPS6128480Y2
JPS6128480Y2 JP1979164505U JP16450579U JPS6128480Y2 JP S6128480 Y2 JPS6128480 Y2 JP S6128480Y2 JP 1979164505 U JP1979164505 U JP 1979164505U JP 16450579 U JP16450579 U JP 16450579U JP S6128480 Y2 JPS6128480 Y2 JP S6128480Y2
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piezoelectric buzzer
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case
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JP1979164505U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小型電子機器において圧電ブザーを取
付ける構造の改良に関する。
近時小型電子式計算機や電子腕時計などの小型
電子機器において、圧電ブザーを備えて計算機の
キー操作確認音や腕時計のアラーム音などの報音
用として用いた製品がある。
圧電ブザーを小型電子機器に設けるために、放
音の音圧を高めるために圧電ブザーを共鳴箱内に
収容固定し、この共鳴箱を機器のケース内部に配
置固定する圧電ブザーの取付構造が採用されてい
る。この取付構造の一例を第1図について示す
と、図中1は機器のケース、2はケース1内に設
けられた回路基板、3はケース1に被せる蓋、4
は回路基板2に接着などにより固定された共鳴
箱、5は共鳴箱4内に収容されて固定された圧電
ブザーであり、共鳴箱4には圧電ブザー5に面し
た外側部に放音孔6が形成され、蓋3には放音孔
6に対応して放音孔7が形成されている。そし
て、圧電ブザー5に電圧を印加し振動させて音を
発生させると、この音は共鳴箱4の放音孔6から
蓋3の放音孔7を通つて外部へ放出される。
しかるに、このような圧電ブザー5の取付構造
において、共鳴箱4は圧電ブザー5を収納して1
個の独立した箱体をなしており、ケース1内では
蓋3とは離間して別個に設けられている。このた
め、蓋3と共鳴箱4との間に空隙が存在し、この
空隙は蓋3の放音孔7を介してケース1外部と連
通するとともにケース1の内部空間とも連通する
ものである。従つて、ケース1外部の塵埃や水分
などが放音孔7から蓋3と共鳴箱4との空隙を介
してケース1内部空間に侵入し、さらに回路基板
2上の回路部分や電子部品などに付着してシヨー
トや誤動作などの電気的不良の発生原因をつくる
ことになる。
また、共鳴箱4は筒状の側面と底面を有するカ
ツプ状に形成されている複雑な形状とされていた
為、材料の無駄や生産性が悪く、さらには、共鳴
箱4と蓋3との厚さが重合されるため、全体が厚
くなるという欠点も有していた。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、圧
電ブザー取付部によりケース内部空間と蓋の放音
孔との間にシールを施して電気的不良の発生を防
止するとともに、共鳴箱を簡単な構造にすること
により安価でかつ薄型化を図ることのできる圧電
ブザーの取付構造を提供するものである。
以下本考案を図面で示す実施例について説明す
る。
第2図および第3図は本考案の一実施例を示し
ており、図中11は小型電子機器例えば小型電子
式計算機のケースで、このケース11は合成樹脂
からなるとともに外表面に装飾用の金属薄板12
を重合固着してある。ケース11の開放部例えば
図示下部には合成樹脂製の蓋13が被せてあり、
この蓋13は例えばケース11に対して弾性的に
係脱して取付けできる。ケース11の内部には回
路基板14が層構造的に配置して設けてあり、こ
の回路基板14の下面に回路パターン(図示せ
ず)がプリント形成してあるとともに適宜な電子
部品(図示せず)が取付けてある。図中15は圧
電ブザー16を保持するための保持部材であり、
この保持部材15は絶縁性を有する弾性材料例え
ばゴムからなり、両端部を開口して開口端部15
a,15bとした筒形例えば円筒形をなすもので
ある。保持部材15は圧電ブザー16を保持でき
る内径を有し、且つ回路基板14と蓋13との間
隔(ケース11の内部空間A高さ)に対応する
(好ましくは稍々大なる)高さを有している。保
持部材15の高さは、言換えればケース11内に
配置された保持部材15が蓋13により押圧保持
され且つ圧電ブザー16を回路基板14と蓋13
から離間して配置できる大きさである。保持部材
15はケース11内部において回路基板14の下
面上に配置され、一方の開口端部15aはケース
11外部側(蓋13側)に位置するとともに他方
の開口端部15bは回路基板14下面に接着剤に
よる接着やねじ止めなどの手段で固定されてい
る。図中16は保持部材15内部に保持される圧
電ブザーで、この圧電ブザー16は圧電素子17
を円板状をなす振動板18の中央部に重合接着し
たものである。圧電ブザー16は保持部材15の
内部中間位置において横断面上に配置され、振動
板18の周縁部が保持部材15の内周面の円周方
向に形成された環条溝15cに嵌着固定されてい
る。このため、圧電ブザー16は保持部材15内
部に配置固定して確実に保持される。この場合、
圧電素子17は内側(回路基板14側)に、振動
板18は外側(蓋13側)に各々位置する。圧電
ブザー16の圧電素子17と振動板18はリード
線19により回路基板14下面の回路パターンに
接続される。また、蓋13は保持部材15の外側
を向いた開口端部15aに面する部分に、開口端
部15aの略中央に位置して複数の放音孔20が
形成してあり、この放音孔20は蓋13の内外側
を貫通して開口している。そして、蓋13はケー
ス11の開放部に被せて取付けると、保持部材1
5の外側を向く開口端部15aに接触してこれを
押圧する。このため、保持部材15は一方で回路
基板14に固定され、他方で蓋13に押圧されて
保持され、両者により確実に固定される。この場
合、蓋13の放音孔20は保持部材15の開口端
部15aと対面する。
なお、圧電ブザー16を保持部材15内部に保
持させる方法としては、ゴムからなる保持部材1
5を成形する際に成形用金型内に圧電ブザー16
を配置して保持部材15と一体化するもの、ある
いはゴムの弾性を利用して保持部材15の開口端
部を押し広げて圧電ブザー16を内部に押し込ん
で一体的に固定するものなどがある。
しかして、このような圧電ブザー16の取付構
造において、圧電ブザー16の圧電素子17にリ
ード線19により電圧を印加すると、圧電素子1
7の動作により振動板18が振動し、これに伴い
空気が振動して音が発生する。この音は蓋13の
放音孔20を通してケース11外部へ放出され
る。この場合、保持部材15は筒形をなして内部
空間が存在するとともにこの内部空間で圧電ブザ
ー16を保持するので、従来から使用されている
共鳴箱と同様の役目をなす。保持部材15の開口
端部15aは共鳴箱に形成される放音孔に相当す
る。このため、圧電ブザー16で生じた音は保持
部材15の共鳴箱の役目により大きな音圧をもつ
て放出される。
このような圧電ブザー16の取付構造におい
て、筒形をなす保持部材15の開口端部15bは
回路基板14に接触して固定することにより、ケ
ース11と蓋13との間に存在するケース内部空
間Aに対して封鎖されており、且つ保持部材15
の開口端部15aは蓋13が接触して保持するこ
とによりケース内部空間Aに対して封鎖される。
(なお保持部材15内部は圧電ブザー16により
中間で区画されている。)また、蓋13における
放音孔20が形成された保持部材15の開口端部
15aと対向する部分は、蓋13と開口端部15
aが接触することにより、蓋13におけるケース
内部空間Aと面する他の部分とは区画されてい
る。このため、蓋13の放音孔20と連通する保
持部材15内部はケース内部空間Aとは区画され
て連動していない。従つて、外部の塵埃、水分が
放音孔20を介して保持部材15内部に侵入して
もケース内部空間Aには移動せず、ケース内部空
間Aに面する回路基板14下面上の回路パターン
や電子部品に付着しないのでシヨートや誤動作な
どの電気的動作不良の発生を防止できる。(な
お、保持部材15内部に侵入した塵埃、水分は圧
電ブザー16に遮蔽されて保持部材15内部に面
する回路基板14下面の回路パターンに付着する
ことがない。)すなわち、蓋13が保持部材15
と接触することにより、保持部材15の保持とシ
ールとを兼用している。また、保持部材15はゴ
ムなどの弾性材料で形成されているので、その弾
性を用いて蓋13により確実に押圧保持でき(特
に保持部材15高さがケース内部空間A高さより
大なる場合)、また実装条件によりケース内部空
間A高さが変動しても弾性変形によりその変動分
を吸収できる。
なお、保持部材は内部に圧電ブザーを保持した
筒形をなし、圧電ブザーの振動板に対面する端部
を開口してあり、且つこの開口端部を外側にして
ケース内部に配置固定することを基本としてい
る。例えば保持部材は弾性材料でなく合成樹脂で
形成しても良い。回路基板に、取付けずにケース
内部に設けられる他の部材に取付けても良く、例
えばケース自体に取付けても良い。この取付構造
も限定されない。また、本考案は圧電ブザーを備
えた小型電子機器に広く適用できる。
本考案の圧電ブザーの取付構造は以上説明した
ように、圧電ブザーを保持する保持部材により蓋
の放音孔とケース内部との間をシールするので、
外部の塵埃、水分などがケース内部に侵入して回
路基板上の電気部分に付着するのを阻止して電気
的不良の発生を防止でき、しかも圧電ブザーの保
持部材を無頭無底の単純な筒状としたので、材料
費の節減および生産性の向上を図ることができ且
つ全体の構造も薄型になし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における圧電ブザーの取付構造を
示す断面図、第2図は本考案における圧電ブザー
の取付構造の一実施例を示す断面図、第3図a,
bは各々保持部材および圧電ブザーを示す斜視図
および断面図である。 1……ケース、2……回路基板、3……蓋、4
……共鳴箱、5……圧電ブザー、6,7……放音
孔、11……ケース、13……蓋、14……回路
基板、15……保持部材、15a,15b……開
口端部、16……圧電ブザー、17……圧電素
子、18……振動板、20……放音孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電子機器本体を構成するカバー部材に多数の
    小さい放音孔を設けて報音部を形成するととも
    に、前記カバー部材と電子機器本体の内部に配
    置される回路基板との間に、内部に圧電ブザー
    を有し且つ両端が開口面とされた無頭無底の筒
    状保持部材を配置し、かつ、前記筒状保持部材
    の一端側開口面を前記カバー部材の前記報音部
    に対応させて直接取り付け、前記筒状保持部材
    と前記カバー部材により前記圧電ブザーの共鳴
    空間を形成したことを特徴とする圧電ブザーの
    取付構造。 (2) 前記カバー部材は、電子機器本体から係脱可
    能な蓋部材であることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の圧電ブザーの取付構
    造。 (3) 前記筒状保持部材は、前記回路基板と前記カ
    バー部材によつて挾圧保持されるものであるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の圧電ブザーの取付構造。 (4) 前記圧電ブザーは、前記筒状保持部材に一体
    成形されるものであることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の圧電ブザーの取
    付構造。 (5) 前記筒状保持部材は、弾性材料からなるもの
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の圧電ブザーの取付構造。 (6) 前記圧電ブザーは、前記筒状保持部材の一端
    側開口面から前記筒状保持部材を押し広げて前
    記筒状保持部材の内部に押し込まれ、固定され
    るものであることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第5項記載の圧電ブザーの取付構造。
JP1979164505U 1979-11-28 1979-11-28 Expired JPS6128480Y2 (ja)

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JP1979164505U JPS6128480Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28

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JP1979164505U JPS6128480Y2 (ja) 1979-11-28 1979-11-28

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JPS5680598U JPS5680598U (ja) 1981-06-30
JPS6128480Y2 true JPS6128480Y2 (ja) 1986-08-23

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008271337A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Nippon Ceramic Co Ltd 超音波送受波器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54110875A (en) * 1978-01-21 1979-08-30 Quarz Zeit Ag Electric alarm clock

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5930960Y2 (ja) * 1978-01-20 1984-09-03 株式会社精工舎 時計などの発音装置

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JPS54110875A (en) * 1978-01-21 1979-08-30 Quarz Zeit Ag Electric alarm clock

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JPS5680598U (ja) 1981-06-30

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