JPS5941673Y2 - 音響変換器 - Google Patents

音響変換器

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Publication number
JPS5941673Y2
JPS5941673Y2 JP13995980U JP13995980U JPS5941673Y2 JP S5941673 Y2 JPS5941673 Y2 JP S5941673Y2 JP 13995980 U JP13995980 U JP 13995980U JP 13995980 U JP13995980 U JP 13995980U JP S5941673 Y2 JPS5941673 Y2 JP S5941673Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
acoustic transducer
diaphragm
waterproof
sound emitting
Prior art date
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Expired
Application number
JP13995980U
Other languages
English (en)
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JPS5762491U (ja
Inventor
恭一 西川
雄二 三垣
善二郎 高橋
節男 古瀬
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ティーディーケイ株式会社 filed Critical ティーディーケイ株式会社
Priority to JP13995980U priority Critical patent/JPS5941673Y2/ja
Publication of JPS5762491U publication Critical patent/JPS5762491U/ja
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Publication of JPS5941673Y2 publication Critical patent/JPS5941673Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、音響変換器に関し、更に詳しくは音響変換器
の防水構造に係るものである。
電磁形もしくは圧電形等の音響変換器においては、音響
変換部に共鳴源となる放音筒体を装着して音圧レベルを
向上させ、音響変換部の内部機構を保護する一方、音響
変換部と放音筒体との間に防水板を設け、該防水板によ
って放音孔を通って放音筒体の内部に侵入する水分から
音響変換部を保護し、もって動作の安定性、耐久性およ
び信頼性等を確保するのが一般的である。
第1図は電磁形の音響変換器の従来例を示し、音響変換
部1を構成する円筒状のケース2の一端部外周に、放音
孔3を有する内径円状の放音筒体4を嵌着すると共に、
前記ケース2の開口面を板状、シート状あるいは膜状等
の防水体5によって閉塞し、該防水体5によって放音孔
3を通って放音筒体4の内部に入った水分が音響変換部
1の内部へ漏れるのを防止する構造となっている。
前記音響変換部1は、ケース2底部にコイル6付の鉄心
7を有する座金8を装着すると共に、該座金8上にコイ
ル6、鉄心7より成る電磁石を包囲する如く円筒状の永
久磁石9を配置し、更にケース2の上部開口部の端面に
設けた段部2a内に、鉄心7の先端面7aに対して空隙
G1を介して対向する円板状の振動板10を装架した構
造となっている。
11は振動板10のほぼ中央部に設けたバラストである
上記構造の音響変換器において、コイル6に適当な周波
数の交流電流を供給すると、その時に電磁石6,7に発
生する交番磁界と、永久磁石9の直流バイアス磁界との
間の磁気的相互作用および振動板10のバネ性により、
振動板10がコイル電流の周波数に依存して空隙G1内
で振動し、そのときの振動音が放音筒体4の共鳴作用を
受け、放音孔3より音圧レベルの高い耳当りの良好な振
動音が放音される。
ところが、この例で代表される従来の音響変換器は、防
水体5の周縁を、ケース2の端面と放音筒体4の開口端
面を繰広げて形成した段部4aの端面との間で押え付け
て固定する構造であったため、防水体5とケース2およ
び放音筒体4との間の接合面の密着性、水密性が悪く、
十分な防水性を得ることができなかった。
防水体5と放音筒体4またはケース2との間を、周知の
有機質接着剤によって接着する方法も試みられたが、此
種の音響変換器には、各種の時計、電子レンジ、電卓ま
たはボッケトベル等に組込む報音用部品としての重要な
用途があり、直径がたとえば101trIL以下の微小
部品となることが多いため、接着剤塗布及び組立の工程
が面倒で、接着剤の過剰塗布あるいは塗布不足等を招き
、組立の巧拙によって防水性の良否が左右され易く、信
頼性の高いものを歩留まり良く製造することができなか
った。
本考案は上述する従来の欠点を除去し、組立、構造が簡
単で、高度の安定した防水性を有し、量差性に富む高信
頼性の音響変換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、一端側を開口させ
た筒状のケースと、振動板及びその駆動部分を備えて構
成され、前記振動板を前記ケースの前記開口部側に配置
し、前記駆動部分を前記ケースの内部に内蔵させた音響
変換部とを備える音響変換器において、前記ケースの外
周面のまわりに凹凸部を設けると共に、前記振動板の前
面の前記開口部を閉塞し、かつ、前記ケースの前記外周
面を通り前記ケースの他端面に達するように、熱収縮性
樹脂より成る防水膜を被着させたことを特徴とする。
以下実施例たる添付図面を参照し、本考案の内容を具体
的に説明する。
第2図は本考案に係る音響変換器の正面断面図である。
図において、第1図と同一の参照符号は同一性ある構成
部分を示している。
この実施例では、音響変換部1を構成するケース2の外
周面の全周に凹溝13を設けると共に、このケース2の
振動板10を装架した開口端面側を閉塞し、かつ、ケー
ス2の凹溝13を形成した外周面から、ケース2の底面
板を構成する産金8に達するように、熱収縮性樹脂より
成る防水膜12を熱収縮させて被着しである。
防水M12を被着形成するには、ケース2の開目端面側
に熱収縮性樹脂フィルムを被せ、かつ加熱収縮させるだ
けで良く、これにより高度の防水性を確保することがで
きる。
しかも、従来のような接着剤の塗布、組立および乾燥等
の工程が全く不要となるから、組立の巧拙によって防水
性が左右されることもなく、安定した防水性を有するも
のを量産することができる。
また、防水膜12が振動板10の前面で振動膜として作
用することとなるので、音圧レベルの低下が非常に小さ
くなる。
更に、ケース2の外周まわりに凹溝13を設けであるの
で、防水膜12を熱収縮させた場合、防水膜13がこの
凹溝13の外側の凸面外周から凹溝13内に緩みを生じ
ることなく密着して強く食い込む。
特に、凹溝13とその外側の凸状外周面との境界におい
ては、ケース2に対する防水膜12の密着強度が非常に
強くなる。
このため、防水性が非常に高くなると同時に、ケース2
の外周面に対する防水膜12の被着強度が大きくなり、
防水性及び機械的密着強度の高い安定した防水構造が得
られる。
しかも、防水膜12はケース2の外周面から底面に達す
るように被着させであるから、ケース2に対する防水膜
12の被着力が一層強くなる。
なお、完成状態では、防水膜12を被着した音響変換部
1に対し、放音筒体4を装着する。
以上述べたように、本考案は、一端側を開口させた筒状
のケースと、振動板及びその駆動部分を備えて構成され
、前記振動板を前記ケースの前記開口部側に配置し、前
記駆動部分を前記ケースの内部に内蔵された音響変換部
とを備える音響変換器において、前記ケースの外周面の
まわりに凹凸部を設けると共に、前記振動板の前面の前
記開口部を閉塞し、かつ、前記ケースの前記外周面を通
り前記ケースの他端面にかかるように、熱収縮性樹脂よ
り成る防水膜を被着させたことを特徴とするから、簡単
な組立、構造で、高度の安定した防水性を確保すること
ができ、量産性に富む高信頼性の音響変換器を提供する
ことができる。
なお、本考案は圧電形等を他のタイプの音響変換器にも
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の音響変換器の正面断面図、第2図は本考
案に係る音響変換器の正面断面図である。 1・・・・・・音響変換部、 2・・・・−・ケース、 3・・・・・・防水 膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端側を開口させた筒状のケースと、振動板及びその駆
    動部分を備えて構成され、前記振動板を前記ケースの前
    記開口部側に配置し、前記駆動部分を前記ケースの内部
    に内蔵させた音響変換部とを備える音響変換器において
    、前記ケースの外周面のまわりに凹凸部を設けると共に
    、前記振動板の前面の前記開口部を閉塞し、かつ、前記
    ケースの前記外周面を通り前記ケースの他端面に達する
    ように、熱収縮性樹脂より成る防水膜を被着させたこと
    を特徴とする音響変換器。
JP13995980U 1980-09-30 1980-09-30 音響変換器 Expired JPS5941673Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13995980U JPS5941673Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 音響変換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13995980U JPS5941673Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 音響変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5762491U JPS5762491U (ja) 1982-04-13
JPS5941673Y2 true JPS5941673Y2 (ja) 1984-12-01

Family

ID=29499890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13995980U Expired JPS5941673Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 音響変換器

Country Status (1)

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JP (1) JPS5941673Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11049483B2 (en) 2015-08-25 2021-06-29 Robert Bosch Gmbh Acoustic sensor having a housing and a diaphragm element situated on this housing

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11049483B2 (en) 2015-08-25 2021-06-29 Robert Bosch Gmbh Acoustic sensor having a housing and a diaphragm element situated on this housing

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5762491U (ja) 1982-04-13

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