JPS5813348Y2 - 報音機能を備えた小型時計 - Google Patents
報音機能を備えた小型時計Info
- Publication number
- JPS5813348Y2 JPS5813348Y2 JP1976159895U JP15989576U JPS5813348Y2 JP S5813348 Y2 JPS5813348 Y2 JP S5813348Y2 JP 1976159895 U JP1976159895 U JP 1976159895U JP 15989576 U JP15989576 U JP 15989576U JP S5813348 Y2 JPS5813348 Y2 JP S5813348Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric element
- watch
- dial
- glass
- sound
- Prior art date
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- Expired
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- Electromechanical Clocks (AREA)
- Calculators And Similar Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は設定した時刻に音を発してその時刻を報知する
報音機能を備えた小型時計に関する。
報音機能を備えた小型時計に関する。
近時、小型時計例えば電子式腕時計として圧電素子を用
いた報音機能を備えたものが用いられているが、この種
腕時計においては圧電素子を貼付けた振動板を、時計ケ
ース内部の裏蓋側に設け、裏蓋には放音孔を形成して報
音部の構造としているO しかして、この報音部の構造によれば振動板を別個に設
ける必要があり、部品点数が増すとともに振動板のスペ
ースのため時計ケース全体が浮型となる。
いた報音機能を備えたものが用いられているが、この種
腕時計においては圧電素子を貼付けた振動板を、時計ケ
ース内部の裏蓋側に設け、裏蓋には放音孔を形成して報
音部の構造としているO しかして、この報音部の構造によれば振動板を別個に設
ける必要があり、部品点数が増すとともに振動板のスペ
ースのため時計ケース全体が浮型となる。
また、裏蓋の内側は振動板で覆われるため電池交換の場
合は裏蓋と振動板を取外さねばならず大変不便であり、
しかも裏蓋に放音孔を形成するため加工の手間を要する
とともに防水性に問題を生じる。
合は裏蓋と振動板を取外さねばならず大変不便であり、
しかも裏蓋に放音孔を形成するため加工の手間を要する
とともに防水性に問題を生じる。
更に、放音孔が時計ケースの裏部側にある為放音効率の
悪いものであった。
悪いものであった。
また、上記のように時計ケースの裏蓋側に振動板を組み
込む欠点を改善する手段として1時計ガラスに圧電素子
を取り付け1時計ガラスを振動させることによって音を
発生させるようにすることも考えられている。
込む欠点を改善する手段として1時計ガラスに圧電素子
を取り付け1時計ガラスを振動させることによって音を
発生させるようにすることも考えられている。
しかし、このような構造では。時計ガラス内面に圧電素
子を取り付ける場合1時計ガラス内面の中央部とか外周
縁部等1文字板。
子を取り付ける場合1時計ガラス内面の中央部とか外周
縁部等1文字板。
指針の視認を妨げない位置に配設しなげればならないの
で時計ガラスに対する圧電素子の占める割合を小さくす
る必要があるため十分な報音効果が得られないという欠
点がある。
で時計ガラスに対する圧電素子の占める割合を小さくす
る必要があるため十分な報音効果が得られないという欠
点がある。
また、上記の構造において圧電素子と駆動回路との接続
を行うためにリード線として時計ガラス内面に透明電極
を設けることが考えられているが、この電極が時刻の視
認を妨げてしまう欠点がある。
を行うためにリード線として時計ガラス内面に透明電極
を設けることが考えられているが、この電極が時刻の視
認を妨げてしまう欠点がある。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので1表示装置と
して光学的表示体を用いた電子時計において、効果的に
圧電素子を組み込め、発音機能が充分であるばかりか、
圧電素子と時計装置の電気的接続が容易に行なえる報音
機能を備えた小型時計を提供することを目的とする。
して光学的表示体を用いた電子時計において、効果的に
圧電素子を組み込め、発音機能が充分であるばかりか、
圧電素子と時計装置の電気的接続が容易に行なえる報音
機能を備えた小型時計を提供することを目的とする。
以下本考案を図面で示す実施例について説明する0
第1図および第2図は本考案の一実施例である電子式腕
時計を示し、図中1は時計ケースの胴で。
時計を示し、図中1は時計ケースの胴で。
この表部開口には円形のガラス2が嵌着してあり、裏部
開口には裏蓋3が押えリング4により嵌合固定しである
。
開口には裏蓋3が押えリング4により嵌合固定しである
。
胴1の内部には胴1と裏蓋3とで保持した時計装置5が
設けてあり、これには回路基板6.この回路基板6上に
ガラス2に面して装着された時刻などを表示する光学的
表示体、例えば液晶表示体7が設けてあり、さ叱図示し
ない電源電池なども設けてあもなお、胴10両端部には
時計バンド8を取付けるバンド取付部9,9が形威しで
ある。
設けてあり、これには回路基板6.この回路基板6上に
ガラス2に面して装着された時刻などを表示する光学的
表示体、例えば液晶表示体7が設けてあり、さ叱図示し
ない電源電池なども設けてあもなお、胴10両端部には
時計バンド8を取付けるバンド取付部9,9が形威しで
ある。
また、第3図でも示すように図中10はガラス2より稍
々小径の円板状をなす文字板で、この文字板10は導電
性部材からなりこの中央部には液晶表示体7に対応した
矩形の表示孔10aが形威してあり一表面には曜日など
を表わす文字や装飾が施されている。
々小径の円板状をなす文字板で、この文字板10は導電
性部材からなりこの中央部には液晶表示体7に対応した
矩形の表示孔10aが形威してあり一表面には曜日など
を表わす文字や装飾が施されている。
文字板10の内面にはこれより小径の円板状をなす圧電
素子11が重合して一体的に接着してあり−この中央部
には文字板10の表示孔10aと重合する表示孔11a
が形威しである。
素子11が重合して一体的に接着してあり−この中央部
には文字板10の表示孔10aと重合する表示孔11a
が形威しである。
圧電素子11を接着した文字板10はガラス2の内面に
重合して一体的に接着されており、第4図aでも示すよ
うにガラス2.文字板10および圧電素子11は、報音
部として一体的に重合した層構造をなしている。
重合して一体的に接着されており、第4図aでも示すよ
うにガラス2.文字板10および圧電素子11は、報音
部として一体的に重合した層構造をなしている。
そして、組立時には文字板10及び圧電素子11は夫々
前記回路基板60所定端子に固定された板バネ型の端子
12及びコイルバネ型の端子13に弾圧接触して外部回
路と電気的に接続され、また液晶表示体7による表示は
文字板10と圧電素子11の表示孔10a、11aを介
してガラス2外側より観察できる。
前記回路基板60所定端子に固定された板バネ型の端子
12及びコイルバネ型の端子13に弾圧接触して外部回
路と電気的に接続され、また液晶表示体7による表示は
文字板10と圧電素子11の表示孔10a、11aを介
してガラス2外側より観察できる。
しかして、この腕時計において報音を行なう場合には1
時計装置5内の圧電素子駆動回路より端子12及び文字
板10と端子13とを介して圧電素子11に所定周波数
の駆動信号を印加する。
時計装置5内の圧電素子駆動回路より端子12及び文字
板10と端子13とを介して圧電素子11に所定周波数
の駆動信号を印加する。
圧電素子11は駆動信号を印加すると歪を生じて振動を
発生し、この振動は一体的に重合接着する文字板10.
ガラス2へと伝えられ、これら圧電素子11.文字板1
0およびガラス2が一体となって振動する。
発生し、この振動は一体的に重合接着する文字板10.
ガラス2へと伝えられ、これら圧電素子11.文字板1
0およびガラス2が一体となって振動する。
このため、ガラス2の振動により音が発生して外部へ音
を放出する。
を放出する。
この場合、胴1の表部側より報音されるから音が明瞭で
報音効果が犬である。
報音効果が犬である。
ここで、圧電素子IL文字板10およびガラス2の重合
構造の説明を加えると、前述したように圧電素子111
文字板10およびガラス2を互に接着して重合する構造
は一例であって、他の例としては第4図すで示すように
圧電素子11を接着した文字板10の直径をガラス2と
同じ大きさとし、この文字板10をガラス2内面に重合
して(互に接着はしない)ガラス2と一緒に胴10表部
開口に圧入して嵌着する圧入構造がある。
構造の説明を加えると、前述したように圧電素子111
文字板10およびガラス2を互に接着して重合する構造
は一例であって、他の例としては第4図すで示すように
圧電素子11を接着した文字板10の直径をガラス2と
同じ大きさとし、この文字板10をガラス2内面に重合
して(互に接着はしない)ガラス2と一緒に胴10表部
開口に圧入して嵌着する圧入構造がある。
この圧入構造では文字板10がガラス2と胴1との間で
挾持固定されている。
挾持固定されている。
そして、この圧入構造において圧電素子11に駆動信号
を印加し振動させると、文字板10を介してガラス2へ
伝えられ、前述の場合と同様にガラス2が音を生じて報
音するO また、大きさく面積)を異ならせた複数個の圧電素子を
用いて報音する音の大きさを異ならせることも可能であ
る。
を印加し振動させると、文字板10を介してガラス2へ
伝えられ、前述の場合と同様にガラス2が音を生じて報
音するO また、大きさく面積)を異ならせた複数個の圧電素子を
用いて報音する音の大きさを異ならせることも可能であ
る。
例えば、第5図で示すように文字板10の表示孔10a
両側に位置して面積の犬なる圧電素子14□と面積の小
なる圧電素子14□を各々接着し、この圧電素子14□
への駆動信号印加と圧電素子14゜への駆動信号印加を
時計装置5に設けた切換スイッチ(素子)により選択的
に切換えて行なう。
両側に位置して面積の犬なる圧電素子14□と面積の小
なる圧電素子14□を各々接着し、この圧電素子14□
への駆動信号印加と圧電素子14゜への駆動信号印加を
時計装置5に設けた切換スイッチ(素子)により選択的
に切換えて行なう。
圧電素子は駆動信号を印加するとその面積に応じて歪量
(振動幅)が異なるので、一方の圧電素子14□へ駆動
信号を印加するとガラス2が大きく振動して大きな音圧
レベルの音が得られ、他方の圧電素子14゜へ駆動信号
を印加すると小さな音圧レベルの音が得られる。
(振動幅)が異なるので、一方の圧電素子14□へ駆動
信号を印加するとガラス2が大きく振動して大きな音圧
レベルの音が得られ、他方の圧電素子14゜へ駆動信号
を印加すると小さな音圧レベルの音が得られる。
又、大きさの異なる圧電素子を切換えて振動させること
により異なる報音を行なわせる代りに圧電素子に印加す
る駆動信号の周波数を切換えることにより異なる報音な
行なうこともできる。
により異なる報音を行なわせる代りに圧電素子に印加す
る駆動信号の周波数を切換えることにより異なる報音な
行なうこともできる。
また、第6図で示すようにガラス2の外表面2aを外局
部から中央部にかげて薄肉となるような緩やかな曲線に
形成すると、ガラス2の振動時に外表面2aがスペーカ
におけるコーン紙の役割を果し、その音圧レベルが増大
する。
部から中央部にかげて薄肉となるような緩やかな曲線に
形成すると、ガラス2の振動時に外表面2aがスペーカ
におけるコーン紙の役割を果し、その音圧レベルが増大
する。
なお、ガラス、文字板および圧電素子の形状。
圧電素子を文字板に取付ける構造、また文字板をガラス
に重合させる構造は必要に応じて種々変形することがで
きる。
に重合させる構造は必要に応じて種々変形することがで
きる。
要するに、ガラス、文字板および圧電素子を一体的に重
合してガラスの振動により報音な行なう構造であれば良
い。
合してガラスの振動により報音な行なう構造であれば良
い。
このように本考案は前述した実施例に限定されず、その
要旨を変更しない範囲で種々変形して実施できる。
要旨を変更しない範囲で種々変形して実施できる。
本考案の報音機能を備えた小型時計は以上説明したよう
に1時計ケースの時計ガラス内面の光学的表示体を視認
するための領域を除く部分に、上面に文字又は装飾が施
され下面が導電性に形成された文字板を取着し−この文
字板の下面に圧電素子を取り付けると共に1時計装置に
上方へ突出する2つの弾性端子を設け、この2つの弾性
端子を文字板の下方で文字板下面及び圧電素子に弾接さ
せて、2つの弾性端子を介して圧電素子に駆動信号を供
給し、文字板及び時計ガラスを一体的に振動させて報音
な行うものであるから1時計ガラス内面に設けた圧電素
子や弾性端子を文字板で隠すことができるばかりか、圧
電素子と時計装置との電気的接続が容易に行なえるもの
である。
に1時計ケースの時計ガラス内面の光学的表示体を視認
するための領域を除く部分に、上面に文字又は装飾が施
され下面が導電性に形成された文字板を取着し−この文
字板の下面に圧電素子を取り付けると共に1時計装置に
上方へ突出する2つの弾性端子を設け、この2つの弾性
端子を文字板の下方で文字板下面及び圧電素子に弾接さ
せて、2つの弾性端子を介して圧電素子に駆動信号を供
給し、文字板及び時計ガラスを一体的に振動させて報音
な行うものであるから1時計ガラス内面に設けた圧電素
子や弾性端子を文字板で隠すことができるばかりか、圧
電素子と時計装置との電気的接続が容易に行なえるもの
である。
第1図および第2図は各々本考案の小型時計の一実施例
を示す断面図および正面図、第3図は圧電素子を取付け
た文字板を示す斜視図、第4図a。 bは各々文字板とガラスとの重合構造の異なる実施例を
示す断面図、第5図は圧電素子の取付構造の他の実施例
を示す文字板の平面図、第6図はガラスの他の実施例を
示す説明図である。 1・・・・・・胴、2・・・・・・ガラス、3・・・・
・・裏蓋、5・・・・・・時計装置、10・・・・・・
文字板、11・・・・・・圧電素子、12.13・・・
・・・端子、14 .14゜・・・・・・圧電素子0
を示す断面図および正面図、第3図は圧電素子を取付け
た文字板を示す斜視図、第4図a。 bは各々文字板とガラスとの重合構造の異なる実施例を
示す断面図、第5図は圧電素子の取付構造の他の実施例
を示す文字板の平面図、第6図はガラスの他の実施例を
示す説明図である。 1・・・・・・胴、2・・・・・・ガラス、3・・・・
・・裏蓋、5・・・・・・時計装置、10・・・・・・
文字板、11・・・・・・圧電素子、12.13・・・
・・・端子、14 .14゜・・・・・・圧電素子0
Claims (1)
- 時計ケースと、この時計ケース内部に配置され時刻を表
示する光学的表示体を有すると共に上方へ突出する2つ
の弾性端子が設けられた時計装置と、この時計装置の前
記光学的表示体上方に位置して前記時計ケースに装着さ
れる時計ガラスと、この時計ガラス内面の前記光学的表
示体を視認するための領域を除く部分に取着され上面に
文字又は装飾が施され下面が導電性に形成された文字板
と−この文字板の前記導電性の下面に取り付けられる圧
電素子とを具備し、前記時計装置の2つの弾性端子は前
記文字板の下方で前記文字板の下面及び圧電素子に弾接
され、この2つの弾性端子を介して前記圧電素子に駆動
信号を供給し圧電素子の振動により前記文字板及び時計
ガラスを一体的に振動させてなる報音機能を備えた小型
時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976159895U JPS5813348Y2 (ja) | 1976-11-30 | 1976-11-30 | 報音機能を備えた小型時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976159895U JPS5813348Y2 (ja) | 1976-11-30 | 1976-11-30 | 報音機能を備えた小型時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5376964U JPS5376964U (ja) | 1978-06-27 |
JPS5813348Y2 true JPS5813348Y2 (ja) | 1983-03-15 |
Family
ID=28767801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976159895U Expired JPS5813348Y2 (ja) | 1976-11-30 | 1976-11-30 | 報音機能を備えた小型時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5813348Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-11-30 JP JP1976159895U patent/JPS5813348Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5376964U (ja) | 1978-06-27 |
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