JP2818566B2 - 直熱型陰極およびその製造方法 - Google Patents
直熱型陰極およびその製造方法Info
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- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/04—Manufacture of electrodes or electrode systems of thermionic cathodes
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- H—ELECTRICITY
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- H01J1/00—Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
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- B22F9/02—Making metallic powder or suspensions thereof using physical processes
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- H01J9/042—Manufacture, activation of the emissive part
- H01J9/047—Cathodes having impregnated bodies
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー受像管の3
電子銃に最適に使用される直熱型陰極、およびその製造
方法に関し、特に金属合金により形成された直熱型陰極
を使用して高電流密度を有し、寿命時間を延長させて製
造工程を短縮することのできる直熱型陰極、およびその
製造方法を提供するものである。
電子銃に最適に使用される直熱型陰極、およびその製造
方法に関し、特に金属合金により形成された直熱型陰極
を使用して高電流密度を有し、寿命時間を延長させて製
造工程を短縮することのできる直熱型陰極、およびその
製造方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ブラウン管に使われる熱電子放
出陰極は、酸化物陰極、または含浸型陰極が汎用されて
きたが、これらは瞬時動作の遅延、および寿命短縮など
の問題点を有し、金属系合金陰極への置換が最近活発に
研究されている。
出陰極は、酸化物陰極、または含浸型陰極が汎用されて
きたが、これらは瞬時動作の遅延、および寿命短縮など
の問題点を有し、金属系合金陰極への置換が最近活発に
研究されている。
【0003】ところで、前記金属系合金陰極は多種の合
金や単一金属の材料などで形成することができる。とり
わけ、Ir−Ce、またはIr−La合金で製造された
ものは前記酸化物、または含浸型陰極より種々の面で優
れる特性を有している。
金や単一金属の材料などで形成することができる。とり
わけ、Ir−Ce、またはIr−La合金で製造された
ものは前記酸化物、または含浸型陰極より種々の面で優
れる特性を有している。
【0004】ところが、アークメルティングによって製
造するため、合金される過程で相対的に融点の低い低融
点金属が高融点金属より先に溶融されることにより蒸発
を招くという問題点が生じ、実用化の段階には至ってい
ない。
造するため、合金される過程で相対的に融点の低い低融
点金属が高融点金属より先に溶融されることにより蒸発
を招くという問題点が生じ、実用化の段階には至ってい
ない。
【0005】通常、カラー受像管には電子銃が内部に設
けられており、該電子銃は酸化物陰極1、ベース金属
2、およびヒータ3とから構成される。図1に示すよう
に、前記酸化物陰極1は通電される電流により発熱され
るベース金属2と、その上側に接合されており、該ベー
ス金属2の内側に設けられて電流を通電させるためのヒ
ータとからなる。
けられており、該電子銃は酸化物陰極1、ベース金属
2、およびヒータ3とから構成される。図1に示すよう
に、前記酸化物陰極1は通電される電流により発熱され
るベース金属2と、その上側に接合されており、該ベー
ス金属2の内側に設けられて電流を通電させるためのヒ
ータとからなる。
【0006】前記ベース金属2は、速応性を良好にする
ために長さをなるだけ短く形成して電気抵抗を高めるべ
きであり、熱放射を増加させるために断面積に比べて長
さを長めにすべきであり、陰極の動作される温度の範囲
内で固有の形状を保つために十分な高温強度を要し、ア
ルカリ土類酸化物が前記ベース金属に塗布された状態に
おいても、長時間にわたって十分電子を放出できる構造
になっているべきである。
ために長さをなるだけ短く形成して電気抵抗を高めるべ
きであり、熱放射を増加させるために断面積に比べて長
さを長めにすべきであり、陰極の動作される温度の範囲
内で固有の形状を保つために十分な高温強度を要し、ア
ルカリ土類酸化物が前記ベース金属に塗布された状態に
おいても、長時間にわたって十分電子を放出できる構造
になっているべきである。
【0007】すなわち、上記のように条件を充足させる
ために主成分であるNiに耐熱性に優れるW、Moなど
の高融点金属と、電子放出用酸化物に活性剤として作用
するZrを微量添加する方法が提案されている。
ために主成分であるNiに耐熱性に優れるW、Moなど
の高融点金属と、電子放出用酸化物に活性剤として作用
するZrを微量添加する方法が提案されている。
【0008】ところで、上記のように組成された金属を
ベース金属として使うと、受像管の製造工程の上で、ま
たは使用中に前記ベース金属と前記酸化物層の間に新た
な中間層が生じることにより、酸化物層の剥離が生じる
ようになる。
ベース金属として使うと、受像管の製造工程の上で、ま
たは使用中に前記ベース金属と前記酸化物層の間に新た
な中間層が生じることにより、酸化物層の剥離が生じる
ようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
問題点を解決するためにベース金属と酸化物層間にNi
の粒子で形成された酸化物層を機械的に固着させる方法
が使用されているが、前記Niの粒子が動作中に形状変
化を起こして酸化物層の固着が不完全になることにより
剥離が生じる問題点がある。
問題点を解決するためにベース金属と酸化物層間にNi
の粒子で形成された酸化物層を機械的に固着させる方法
が使用されているが、前記Niの粒子が動作中に形状変
化を起こして酸化物層の固着が不完全になることにより
剥離が生じる問題点がある。
【0010】したがって、本発明は、上記種々の問題点
を解決するためになされたものであって、本発明の目的
は、高電流密度、使用期間の延長、および製造工程の短
絡に効果を有する直熱型陰極、およびその製造方法を提
供することにある。
を解決するためになされたものであって、本発明の目的
は、高電流密度、使用期間の延長、および製造工程の短
絡に効果を有する直熱型陰極、およびその製造方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の直熱型陰極の製
造方法は、電子管用の電子放出源である直熱型陰極を製
造する方法において、主成分であるIrと補助成分であ
るCeを所定比率で混合する第1の工程と、該第1の工
程で混合された粉末にボールミル法で機械的衝撃を加え
て粉末金属混合物を機械的に合金化させ、合金粉末を製
造する第2の工程と、該第2の工程により製造された合
金を所定圧力で加圧してペレットを成形する第3の工程
と、該第3の工程により成形されたペレット内に含有さ
れた残留ガスを除去する第4の工程と、該第4の工程で
のガスの除去後、ペレットの電子放出特性を評価する第
5の工程とからなることを特徴とする。
造方法は、電子管用の電子放出源である直熱型陰極を製
造する方法において、主成分であるIrと補助成分であ
るCeを所定比率で混合する第1の工程と、該第1の工
程で混合された粉末にボールミル法で機械的衝撃を加え
て粉末金属混合物を機械的に合金化させ、合金粉末を製
造する第2の工程と、該第2の工程により製造された合
金を所定圧力で加圧してペレットを成形する第3の工程
と、該第3の工程により成形されたペレット内に含有さ
れた残留ガスを除去する第4の工程と、該第4の工程で
のガスの除去後、ペレットの電子放出特性を評価する第
5の工程とからなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施例につ
いて添付図面に沿って詳述する。前記第1の工程は、8
5重量%〜95重量%のIr粉末を主成分とし、5重量
%〜15重量%のCe粉末を補助成分として二金属粉末
を混合する。なお、主成分をIrに限らず、Ir、P
t、Auから選択してもよい。補助成分もCeに限ら
ず、Ce、La、Prから選択してもよい。この場合も
上記重量%を用いる。
いて添付図面に沿って詳述する。前記第1の工程は、8
5重量%〜95重量%のIr粉末を主成分とし、5重量
%〜15重量%のCe粉末を補助成分として二金属粉末
を混合する。なお、主成分をIrに限らず、Ir、P
t、Auから選択してもよい。補助成分もCeに限ら
ず、Ce、La、Prから選択してもよい。この場合も
上記重量%を用いる。
【0013】前記第2の工程は、前記Ir粉末とCe粉
末を機械的な方法で合金化させる工程であって、高エネ
ルギボールミル法と低エネルギボールミル法がある。前
記低エネルギボールミル法は、回転速度が90〜120
rpmであり、工程時間が100〜1000時間であ
り、工程制御剤がステアリン酸であり、ボールと粉末金
属混合物との重量比が50:1〜150:1であって回
転速度の遅い工程である。
末を機械的な方法で合金化させる工程であって、高エネ
ルギボールミル法と低エネルギボールミル法がある。前
記低エネルギボールミル法は、回転速度が90〜120
rpmであり、工程時間が100〜1000時間であ
り、工程制御剤がステアリン酸であり、ボールと粉末金
属混合物との重量比が50:1〜150:1であって回
転速度の遅い工程である。
【0014】図2に示すように、高エネルギボールミル
法は、前記粉碎タンク20内に前記第1の工程で混合さ
れた粉末を仕込んだ後、前記粉碎タンク20内に配設さ
れた回転ロッド22を回転させる。該回転ロッド22の
回転により前記粉碎タンク20内に存在するボール24
が相互に衝突しながら回転し、これにより前記粉碎タン
ク20内に存在するIr、Ceの混合粉末が大きい衝撃
を受け、前記混合粉末は合金粉末となる。
法は、前記粉碎タンク20内に前記第1の工程で混合さ
れた粉末を仕込んだ後、前記粉碎タンク20内に配設さ
れた回転ロッド22を回転させる。該回転ロッド22の
回転により前記粉碎タンク20内に存在するボール24
が相互に衝突しながら回転し、これにより前記粉碎タン
ク20内に存在するIr、Ceの混合粉末が大きい衝撃
を受け、前記混合粉末は合金粉末となる。
【0015】この際、ボールの衝撃により粉碎タンク2
0内での温度が上昇する。上記のように、上昇した粉碎
タンク20の温度は該粉碎タンク20の外側に配設され
た冷却ケース18の下側から流入し、上側へ流出する冷
却水により冷却される。
0内での温度が上昇する。上記のように、上昇した粉碎
タンク20の温度は該粉碎タンク20の外側に配設され
た冷却ケース18の下側から流入し、上側へ流出する冷
却水により冷却される。
【0016】一方、上述した高エネルギボールミル法
は、たとえば回転速度が300〜700rpmであり、
工程時間が10〜50時間である。工程制御剤はステア
リン酸であり、ボールと粉末金属混合物との重量比は5
0:1〜150:1である。このように高エネルギボー
ルミル法は、回転速度の速い工程であり、アトリターを
使用する前記工程の他にバイブレーションミル、または
シェーカミルにより機械的合金化工程を行うこともでき
る。
は、たとえば回転速度が300〜700rpmであり、
工程時間が10〜50時間である。工程制御剤はステア
リン酸であり、ボールと粉末金属混合物との重量比は5
0:1〜150:1である。このように高エネルギボー
ルミル法は、回転速度の速い工程であり、アトリターを
使用する前記工程の他にバイブレーションミル、または
シェーカミルにより機械的合金化工程を行うこともでき
る。
【0017】第3の工程は、単位面積あたり3〜8トン
の圧力を加えてプレスによって合金粉末をペレット30
に成形する。第4の工程は、真空状態で400〜700
℃の範囲で前記ペレット30に含有されている残留ガス
H2 O、O2 、(OH)2 を除去する。
の圧力を加えてプレスによって合金粉末をペレット30
に成形する。第4の工程は、真空状態で400〜700
℃の範囲で前記ペレット30に含有されている残留ガス
H2 O、O2 、(OH)2 を除去する。
【0018】第5の工程は、真空状態で1000〜15
00℃において電子放出特性を評価する。前記第4の工
程以後の選択的な工程である熱処理工程は、成形された
ペレットの合金均質化のために1300〜1800℃の
範囲で1〜500時間熱処理を行う工程であって、前記
工程は真空中でも行うことができる。
00℃において電子放出特性を評価する。前記第4の工
程以後の選択的な工程である熱処理工程は、成形された
ペレットの合金均質化のために1300〜1800℃の
範囲で1〜500時間熱処理を行う工程であって、前記
工程は真空中でも行うことができる。
【0019】本発明による合金を採用した電子管用直熱
型陰極は、図3に示すように、電流の導通により熱が生
じるタングステンワイヤ32と、該タングステンワイヤ
32が内部を貫通し、電子を放出するペレット30とか
らなる。
型陰極は、図3に示すように、電流の導通により熱が生
じるタングステンワイヤ32と、該タングステンワイヤ
32が内部を貫通し、電子を放出するペレット30とか
らなる。
【0020】したがって、外部からタングステンワイヤ
32に電流を印加すると、前記タングステンワイヤ32
は熱を放出するようになり、これにより前記タングステ
ンワイヤ32が貫通するペレット30は、前記タングス
テンワイヤ32から放出される熱を受けて電子を放出す
るようになる。
32に電流を印加すると、前記タングステンワイヤ32
は熱を放出するようになり、これにより前記タングステ
ンワイヤ32が貫通するペレット30は、前記タングス
テンワイヤ32から放出される熱を受けて電子を放出す
るようになる。
【0021】また、電子管用直熱型陰極は、主成分であ
るIr、Pt、またはAu成分が85重量%〜95重量
%であり、補助成分であるCe、La、またはPt成分
が5重量%〜15重量%である成分からなる。
るIr、Pt、またはAu成分が85重量%〜95重量
%であり、補助成分であるCe、La、またはPt成分
が5重量%〜15重量%である成分からなる。
【0022】
【発明の効果】上述のように、上記の工程から製造され
た、直熱型陰極用の金属合金であるIr5 Ce化合物
(融点1900℃)の特性は高温状態における優れた動
作特性と低い仕事関数を有し、このため既存の他の電子
放出材料より優れた電子放出の特性を有する。とりわ
け、高温での優れた動作特性により直熱型陰極の使用期
間を延長することができる。
た、直熱型陰極用の金属合金であるIr5 Ce化合物
(融点1900℃)の特性は高温状態における優れた動
作特性と低い仕事関数を有し、このため既存の他の電子
放出材料より優れた電子放出の特性を有する。とりわ
け、高温での優れた動作特性により直熱型陰極の使用期
間を延長することができる。
【0023】また、前記第2の工程による機械的合金化
過程は、固相反応のみからなる製造工程であって、その
工程によって製造された直熱型陰極の動作範囲は、たと
えば1400℃で電流密度が約7〜10A/cm2 の値
を表した。これは従来のアークメルティング法によって
製造された直熱型陰極の合金より2〜5A/cm2 程度
大きい値を表し、電子放出の特性が優れていることを証
明した。
過程は、固相反応のみからなる製造工程であって、その
工程によって製造された直熱型陰極の動作範囲は、たと
えば1400℃で電流密度が約7〜10A/cm2 の値
を表した。これは従来のアークメルティング法によって
製造された直熱型陰極の合金より2〜5A/cm2 程度
大きい値を表し、電子放出の特性が優れていることを証
明した。
【0024】さらに、従来の工程では、直熱型陰極を製
造するための必須の工程であるK−分解(真空中で加熱
して陰極から炭酸塩を酸化物へ分解する)、およびエー
ジング処理(K−分解後に電子放出を良好にするために
所定温度で所定時間を保つ工程)を省くことにより、製
造工程が単純化されるばかりか、粉末金属を使用するこ
とにより、大量生産が容易になる利点を有する。
造するための必須の工程であるK−分解(真空中で加熱
して陰極から炭酸塩を酸化物へ分解する)、およびエー
ジング処理(K−分解後に電子放出を良好にするために
所定温度で所定時間を保つ工程)を省くことにより、製
造工程が単純化されるばかりか、粉末金属を使用するこ
とにより、大量生産が容易になる利点を有する。
【図1】通常の電子管用酸化物陰極の概略断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の機械的合金化装置の断面図でるある。
【図3】本発明の直熱型陰極の概略断面図である。
10 ガス入口 12 ガス出口 18 冷却ケース 20 粉碎タンク 22 回転ロッド 24 ボール 30 ペレット 32 タングステンワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グン ベ キム 大韓民国 キュンキド スウォンシティ パルダルグ シンドン 575 (72)発明者 キ スク チョイ 大韓民国 キュンキド スウォンシティ パルダルグ シンドン 575 (56)参考文献 特開 平6−203738(JP,A) 特開 平7−85775(JP,A) 特表 平5−502474(JP,A) 欧州特許143222(EP,B) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 9/04 H01J 1/14 H01J 1/15
Claims (6)
- 【請求項1】 電子管用の電子放出源である直熱型陰極
を製造する方法において、 主成分であるIrと補助成分であるCeを所定比率で混
合する第1の工程と、該第1の工程で混合された粉末に
ボールミル法で機械的衝撃を加えて粉末金属混合物を機
械的に合金化させ、合金粉末を製造する第2の工程と、
該第2の工程により製造された合金を所定圧力で加圧し
てペレットを成形する第3の工程と、該第3の工程によ
り成形されたペレット内に含有された残留ガスを除去す
る第4の工程と、該第4の工程でのガスの除去後、ペレ
ットの電子放出特性を評価する第5の工程とからなるこ
とを特徴とする直熱型陰極の製造方法。 - 【請求項2】 前記第2の工程は、バイブレーションミ
ル、またはシェーカミルで機械的合金化工程を行うこと
を特徴とする請求項1記載の直熱型陰極の製造方法。 - 【請求項3】 前記第2の工程は、回転速度が90〜1
20rpmであり、工程時間が100〜1000時間で
あり、工程制御剤がステアリン酸であり、ボールと粉末
金属混合物との重量比が50:1〜150:1の低エネ
ルギボールミル法によって行われることを特徴する請求
項1記載の直熱型陰極の製造方法。 - 【請求項4】 前記第2の工程は、回転速度が300〜
700rpmであり、工程時間が10〜50時間であ
り、工程制御剤がステアリン酸であり、ボールと粉末金
属混合物との重量比が50:1〜150:1の高エネル
ギボールミル法によって行われることを特徴とする請求
項1記載の直熱型陰極の製造方法。 - 【請求項5】 前記第4の工程後、1300〜1800
℃の範囲内で1〜500時間の間不活性ガス、または真
空状態で合金の均質化のための熱処理工程が行われるこ
とを特徴とする請求項1記載の直熱型陰極の製造方法。 - 【請求項6】 主成分であるIr、Pt、またはAuの
成分が85重量%〜95重量%であり、補助成分である
Ce、La、またはPrの成分が5重量%〜15重量%
である成分で請求項1の方法により製造されることを特
徴とする電子管用直熱型陰極。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1019940038126A KR100338035B1 (ko) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 직열형음극및그제조방법 |
KR94-38126 | 1994-12-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08255564A JPH08255564A (ja) | 1996-10-01 |
JP2818566B2 true JP2818566B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=19404423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31539295A Expired - Fee Related JP2818566B2 (ja) | 1994-12-28 | 1995-12-04 | 直熱型陰極およびその製造方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5773922A (ja) |
EP (1) | EP0720195A1 (ja) |
JP (1) | JP2818566B2 (ja) |
KR (1) | KR100338035B1 (ja) |
CN (1) | CN1052105C (ja) |
HU (1) | HU220471B1 (ja) |
MY (1) | MY112496A (ja) |
RU (2) | RU2104600C1 (ja) |
TW (1) | TW301008B (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5407633A (en) * | 1994-03-15 | 1995-04-18 | U.S. Philips Corporation | Method of manufacturing a dispenser cathode |
UA28129C2 (uk) * | 1998-10-05 | 2000-10-16 | Товариство З Обмеженою Відповідальністю "Нікос-Еко" | Матеріал для катода електронних приладів |
US7217386B2 (en) * | 2004-08-02 | 2007-05-15 | The Regents Of The University Of California | Preparation of nanocomposites of alumina and titania |
JP6285254B2 (ja) * | 2014-04-02 | 2018-02-28 | 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 | 電子ビーム生成用カソード部材およびその製造方法 |
RU2639719C1 (ru) * | 2016-11-29 | 2017-12-22 | Акционерное общество "Научно-производственное предприятие "Исток" имени А.И. Шокина" (АО "НПП "Исток" им. Шокина") | Способ изготовления композитного катодного материала |
US10615599B2 (en) * | 2018-07-12 | 2020-04-07 | John Bennett | Efficient low-voltage grid for a cathode |
US10566168B1 (en) | 2018-08-10 | 2020-02-18 | John Bennett | Low voltage electron transparent pellicle |
JP6761522B1 (ja) | 2019-09-02 | 2020-09-23 | 株式会社コベルコ科研 | 電子ビーム生成用カソード部材およびその製造方法 |
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