JP2817317B2 - 草刈機の刈草収容装置 - Google Patents

草刈機の刈草収容装置

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JP2817317B2
JP2817317B2 JP2036852A JP3685290A JP2817317B2 JP 2817317 B2 JP2817317 B2 JP 2817317B2 JP 2036852 A JP2036852 A JP 2036852A JP 3685290 A JP3685290 A JP 3685290A JP 2817317 B2 JP2817317 B2 JP 2817317B2
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雄之 石丸
悟志 松木
和加雄 榎本
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、草刈機の刈草収容装置に関する。
従来の技術、および発明が解決しようとする課題 走行車体の後端部に、正面視四角い支持枠と、この支
持枠内を覆う板部とからなる枠体を立設し、この枠体の
ほぼ下半部には、上側と前側とを開放した網状袋体と、
この開放周縁部を、この周縁部に沿って支持する袋枠
と、開放前部が下方向きなるよう回動可能に設け、前記
袋枠の上側には、前側と下側とを開放した布袋状カバー
と、この開放縁部をこの周縁部に沿い支持するカバー枠
とを設けた形態の草刈機の刈草収容装置において、例え
ば袋枠の上辺部に、カバー枠の下辺部を上方から重合さ
せた構成の場合、通常袋枠及びカバー枠は、管材等で成
形した精度の低いものであるため、袋枠とカバー枠との
間に間隙を生じ易く、従ってこの間隙部から刈草が飛散
する虞れがある。
課題を解決するための手段 この発明は、走行車体1の後端部に、正面視四角い支
持枠2aと、この支持枠2a内を覆う板部2bとからなる枠体
2を立設し、この枠体2のぼほ下半部には、上側と前側
とを開放した網状袋体3aと、この開放周縁部を、この周
縁部に沿い支持する袋枠3とを該開放前部が下方向きに
なるよう回動可能に設け、該袋枠3の上側には、前側と
下側とを開放した布袋状カバー4aと、この開放周縁部を
この周縁部に沿い支持するカバー枠4と設けた刈草収容
装置において、該カバー枠4の下辺部を、前記袋枠3、
上辺部の外側に沿い重合させたことを特徴とする草刈機
の刈草収容装置の構成とする。
発明の作用、および効果 前記課題のように、カバー枠の下辺部を袋枠上辺部の
上側に重合させるのでなくて、カバー枠4の下辺部を、
袋枠3の上辺部の外側に沿い重合させたことによって、
これらカバー枠4の下辺部と袋枠3の上辺部との間に間
隙が生じていても、袋体3a内の刈草が、この間隙を通過
するためには屈折迂回する必要があるため通過し難く、
従って間隔からの刈草の飛散は生じ難い。
袋枠3に支持された袋体3aを、袋枠3と共に下方に回
動させる、袋体3aは板部2bから離間することによって開
口するため、袋体3a内の刈草は、開口部から落下排出さ
れる。
実施例 なお図例において、左右一対の前輪(図示省略)と後
輪7,7とを有して、これらの前、後輪7,7間に草を刈取る
刈取装置8を吊持した走行車体1を設け、この走行車体
1の後端部には、リング状ストッパー9aを有した左右一
対の支持杵9,9を上方に向けて突設する。
該左右の支持杵9,9には、当該支持杵9,9に上方から嵌
合して該ストッパー9a,9aに係合される装着具10,10を各
々設け、これら装着具10,10の後側には、当該装着具10,
10に結合される正面視四角い板部2bと、この板部2bの外
周縁部に沿い形成された支持枠2aとからなる枠体2を立
設し、この支持枠2aの左右両辺部には、後端部に左右方
向の支持ピン11を有した左右一対の軸支具12,12を後方
に向けて突設する。
該支持ピン11,11の内方突出部には、前方を開放した
左右一対のフック13,13を吊持させ、これらのフック13,
13の下端部には、後端部を連結されて当該フック13,13
に支持され左右両枠部3b,3bと、これらの枠部3b,3bの前
端部から前記支持枠2aの内側に沿い形成される枠部3bと
からなる袋枠3を設け、この袋枠3には、上側と前側と
を開放した網状袋体3aを支持させる。
前記支持ピン11,11の外方突出部には、当該突出部に
回動自在に支持される支持具14,14を有して、前記枠部3
b,3bの外側に沿い形成されるカバー枠4を設け、このカ
バー枠4と前記支持枠2aとには、前側と下側とを開放し
た布袋状カバー4aの開放周縁部を支持させ、また前記支
持ピン11,11には、該布袋状カバー4aの上部後端隅部を
緊張支持するカバー枠16を設ける。
前記後部カバー枠4の後辺部には、上端部に左右方向
の支持ピン17を有した左右一対の支持具18,18を上方に
向けて突設し、該支持ピン17上には、下端部を後方に向
けて屈折させた操作レバー19を回動可能に設け、また前
記枠部3b,3bの連結部には、該操作レバー19の前方回動
操作で、このレバー19の屈折部に係合する平面視門形状
の係合部材20を設ける。
なお21は草刈装置8で刈取られた刈草をカバー4a内を
経て袋体3a内に移送する移送筒、22は後輪7,7の上方を
覆うフェンダー、23は搭乗者の操縦席である。
次に作用について説明する。走行車体1の走行に伴い
草刈装置8で刈取られた刈草は、移送筒21、カバー4a内
を介して袋体3a内に収容される。
操作レバー19を上方に向けて操作すると、カバー枠4
が支軸11,11を支点に上方に回動して、袋体3aの後部上
方が開放され、また後部カバー枠4を下方回動させて閉
塞した状態で、操作レバー19を前方回動させて屈折部を
係合部材20に係合させた後、操作レバー19を上方へ操作
すると、カバー枠4と共に、袋枠3が上方回動すること
によって、袋体3a前部が開口され、袋体3a内の刈草は落
下排出される。
第3図は別実施例を示し、前記枠体2の板部2bを支持
枠2aの外側に設けるのではなくて、板部2bを支持枠2aの
やや内側に位置させたものであって、支持枠2aに対する
板部2bの溶着性が向上するとか、溶着ビードが側方から
見えず見栄がよい等の効果を有する。
第4図及び第5図はさらに別実施例を示し、前記支持
杵9,9を走行車体1とは別体とし、下端部を連結させた
支持杵9,9の連結部9bに、この連結部9bを走行車体1に
対してボルト締結しうる左右一対の取付具9c,9cを設
け、これらの取付具9c,9cには、前記支持枠2aを図示仮
想線のように前傾させて取付しうるボルト孔9d,9d,9dを
各々設けたものであって、この支持杵9及び板部2bの前
傾によって、例えば走行車体1が登坂により傾斜した場
合、前記支軸11,11で吊持されている袋体3aが自重で吊
持姿勢を維持することによって生じる板部2bと袋体3aと
の間隙の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示すもので、第1図は側面図、
第2図は一部の平面図、第3図は別実施例の一部の側面
図、第4図はさらに別実施例の側面図、第5図はその一
部の斜面図である。 図中、符号1は走行車体、2は枠体、2aは支持枠、3は
袋枠、3aは網状袋体、4はカバー枠、4aは布袋状カバー
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 34/00 - 34/86

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車体1の後端部に、正面視四角い支持
    枠2aと、この支持枠2a内を覆う板部2bとからなる枠体2
    を立設し、この枠体2のほぼ下半部には、上側と前側と
    を開放した網状袋体3aと、この開放周縁部を、この周縁
    部に沿い支持する袋枠3とを該開放前部が下方向きにな
    るよう回動可能に設け、該袋枠3の上側には、前側と下
    側とを開放した布袋状カバー4aと、この開放周縁部をこ
    の周縁部に沿い支持するカバー枠4とを設けた刈草収容
    装置において、該カバー枠4の下辺部を、前記袋枠3、
    上辺部の外側に沿い重合させたことを特徴とする草刈機
    の刈草収容装置。
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