JP2815887B2 - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
- Publication number
- JP2815887B2 JP2815887B2 JP1037079A JP3707989A JP2815887B2 JP 2815887 B2 JP2815887 B2 JP 2815887B2 JP 1037079 A JP1037079 A JP 1037079A JP 3707989 A JP3707989 A JP 3707989A JP 2815887 B2 JP2815887 B2 JP 2815887B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- width
- slit
- heating resistor
- printing
- heating resistors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/345—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads characterised by the arrangement of resistors or conductors
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、感熱記録方式あるいは熱転写記録方式に
よるファクシミリ、各種プリンタ、プロッタ、コンピュ
ータ端末等の印写装置に用いられるサーマルヘッドに関
する。
よるファクシミリ、各種プリンタ、プロッタ、コンピュ
ータ端末等の印写装置に用いられるサーマルヘッドに関
する。
（従来の技術） 従来この種のサーマルヘッドでは、ベース部材に複数
の発熱抵抗体とこれらの発熱抵抗体に対応して電極が配
設されており、信号を付与して発熱抵抗体を選択的に発
熱させるようになっている。発熱抵抗体の発熱により、
被印写物の表面にコーティングされた印写媒体の一部が
溶融あるいは昇華され、被印写物へのドット形成による
転写が行なわれる。
の発熱抵抗体とこれらの発熱抵抗体に対応して電極が配
設されており、信号を付与して発熱抵抗体を選択的に発
熱させるようになっている。発熱抵抗体の発熱により、
被印写物の表面にコーティングされた印写媒体の一部が
溶融あるいは昇華され、被印写物へのドット形成による
転写が行なわれる。
また、ドット形成を確実ならしめるために、例えば特
開昭53−87240号等のように発熱抵抗体の一部にスリッ
トを形成したものが知られている。この場合、スリット
の四角近傍で局所的に発熱量が大きくなるため、先ずス
リットの四角近傍に対向する部分の印写媒体が溶融ある
いは昇華し始め、それが放射状に広がって一つのドット
が印写される。
開昭53−87240号等のように発熱抵抗体の一部にスリッ
トを形成したものが知られている。この場合、スリット
の四角近傍で局所的に発熱量が大きくなるため、先ずス
リットの四角近傍に対向する部分の印写媒体が溶融ある
いは昇華し始め、それが放射状に広がって一つのドット
が印写される。
（発明が解決しようとする課題） ところで、発熱抵抗体にスリットを形成する構造のも
のでは、局所的に大きな発熱量が得られるので、印写媒
体が溶融あるいは昇華することによるドット形成の精度
を向上させることができるものの、ドットの真円度の精
度低下や濃度むらが生じ画質の低下を来している。
のでは、局所的に大きな発熱量が得られるので、印写媒
体が溶融あるいは昇華することによるドット形成の精度
を向上させることができるものの、ドットの真円度の精
度低下や濃度むらが生じ画質の低下を来している。
そこで、ドットの真円度の精度低下や濃度むらの発生
がスリットの形状に起因することを前提とし、スリット
の形状変化についての実験を行なったところ、以下のよ
うな結果が得られた。
がスリットの形状に起因することを前提とし、スリット
の形状変化についての実験を行なったところ、以下のよ
うな結果が得られた。
第５図に示すように、被印写物の送り方向をｙ、被印
写物の送り方向に直交する発熱抵抗体の配列方向をｘと
すると、スリットにおけるｙ方向の巾がｘ方向の巾に比
べて大きい場合には同図（Ａ）に示すように、得られる
ドットd4はｙ方向に長軸を有する楕円となり画質が悪化
する。同図（Ｂ）は隣合うドットd4,d5を印写したもの
を示したもので、全体として形成されるドットd6も真円
度の低い楕円となる。
写物の送り方向に直交する発熱抵抗体の配列方向をｘと
すると、スリットにおけるｙ方向の巾がｘ方向の巾に比
べて大きい場合には同図（Ａ）に示すように、得られる
ドットd4はｙ方向に長軸を有する楕円となり画質が悪化
する。同図（Ｂ）は隣合うドットd4,d5を印写したもの
を示したもので、全体として形成されるドットd6も真円
度の低い楕円となる。
また、第６図に示すように、ｘ方向の巾がｘ方向にお
ける発熱抵抗体のピッチの半分長より短い場合には同図
（Ａ）に示すように、得られるドットd7はｙ方向に長軸
を有し且つ短軸長の小さい極めて真円度の低い楕円とな
る。隣接するドットd7,d8を印写した場合には同図
（Ｂ）に示すように、ドットd7,d8間の温度が低くな
り、ベタ印写をしても中に空白部分や濃度の低い部分が
生じる。
ける発熱抵抗体のピッチの半分長より短い場合には同図
（Ａ）に示すように、得られるドットd7はｙ方向に長軸
を有し且つ短軸長の小さい極めて真円度の低い楕円とな
る。隣接するドットd7,d8を印写した場合には同図
（Ｂ）に示すように、ドットd7,d8間の温度が低くな
り、ベタ印写をしても中に空白部分や濃度の低い部分が
生じる。
また、図示しないが、ｘ方向の巾が同方向における発
熱抵抗体のピッチの半分長より長い場合には、一つのド
ットの中央部分の濃度が低下し濃度むらとなる。
熱抵抗体のピッチの半分長より長い場合には、一つのド
ットの中央部分の濃度が低下し濃度むらとなる。
このようにスリットの形状が、得られるドットの真円
度の精度や濃度むらの発生に大きく影響することがわか
るが、上述のような構造のものでは、単に局所的な発熱
を得るためにスリットを形成しているに過ぎないので、
ドットの真円度の精度低下や濃度むらに対処し得ない現
状にある。
度の精度や濃度むらの発生に大きく影響することがわか
るが、上述のような構造のものでは、単に局所的な発熱
を得るためにスリットを形成しているに過ぎないので、
ドットの真円度の精度低下や濃度むらに対処し得ない現
状にある。
（課題を解決するための手段） この発明は、上記課題を解決するため、上述のような
実験結果に基づいてスリット形状の最適化を企図したも
ので、ベース部材と、このベース部材に配列される複数
の発熱抵抗体と、これらの発熱抵抗体に対応して前記ベ
ース部材に配設される電極とを備え、印写装置に、一定
方向に送られる被印写物に対向して設置されるサーマル
ヘッドにおいて、前記発熱抵抗体の表面にスリットを形
成し、該スリットの形状は、その前記被印写物の送り方
向の巾をａ、巾ａ方向に直交する前記発熱抵抗体の配列
方向の巾をｂ、前記発熱抵抗体の巾ｂ方向のピッチをｃ
とする時、ａ＜ｂ且つｂc/2の条件を満足する構成と
したものである。
実験結果に基づいてスリット形状の最適化を企図したも
ので、ベース部材と、このベース部材に配列される複数
の発熱抵抗体と、これらの発熱抵抗体に対応して前記ベ
ース部材に配設される電極とを備え、印写装置に、一定
方向に送られる被印写物に対向して設置されるサーマル
ヘッドにおいて、前記発熱抵抗体の表面にスリットを形
成し、該スリットの形状は、その前記被印写物の送り方
向の巾をａ、巾ａ方向に直交する前記発熱抵抗体の配列
方向の巾をｂ、前記発熱抵抗体の巾ｂ方向のピッチをｃ
とする時、ａ＜ｂ且つｂc/2の条件を満足する構成と
したものである。
（作用） この発明によれば、発熱抵抗体に形成されるスリット
の形状において、その被印写物の送り方向の巾が、その
巾に直交する発熱抵抗体の配列方向の巾より小さいとい
う条件が満足されることによってドットの真円度の精度
が向上され、被印写物の送り方向に直交する方向の巾
が、その巾方向における発熱抵抗体のピッチの半分長に
近似する条件が満足されることによって濃度むらの発生
が抑制される。
の形状において、その被印写物の送り方向の巾が、その
巾に直交する発熱抵抗体の配列方向の巾より小さいとい
う条件が満足されることによってドットの真円度の精度
が向上され、被印写物の送り方向に直交する方向の巾
が、その巾方向における発熱抵抗体のピッチの半分長に
近似する条件が満足されることによって濃度むらの発生
が抑制される。
（実施例） 第１図及び第２図はこの発明の一実施例を示す。
感熱シートなどの被印写物の送り方向をｙ、被印写物
の送り方向に直交する方向をｘとすると、絶縁性基板で
形成されたベース部材２には、Ta2NやTaSiO2等で形成さ
れる発熱抵抗体４が絶縁体６を介してｘ方向に一列に複
数配設されている。また、各発熱抵抗体４のそれぞれに
対応して電極８が配設されるとともに、共通電極10が設
置されている。
の送り方向に直交する方向をｘとすると、絶縁性基板で
形成されたベース部材２には、Ta2NやTaSiO2等で形成さ
れる発熱抵抗体４が絶縁体６を介してｘ方向に一列に複
数配設されている。また、各発熱抵抗体４のそれぞれに
対応して電極８が配設されるとともに、共通電極10が設
置されている。
各発熱抵抗体４の表面中央部には、開口面が長方形状
をなすスリット12が形成されている。各スリット12は、
そのｙ方向の巾ａが発熱抵抗体４の配列方向であるｘ方
向の巾ｂよりも小さく、且つ、巾ｂが発熱抵抗体４のピ
ッチｃの半分の長さに近似する大きさに形成されてい
る。
をなすスリット12が形成されている。各スリット12は、
そのｙ方向の巾ａが発熱抵抗体４の配列方向であるｘ方
向の巾ｂよりも小さく、且つ、巾ｂが発熱抵抗体４のピ
ッチｃの半分の長さに近似する大きさに形成されてい
る。
例えば、ｎ番目の発熱抵抗体４に通電すると、図にハ
ッチングで示すように、スリット12の四角近傍が周囲に
比べて発熱量が高くなり、この四角近傍の直下に位置す
る被印写物の印写媒体が溶融あるいは昇華して放射状に
広がり、印写物に一つのドットが形成される。
ッチングで示すように、スリット12の四角近傍が周囲に
比べて発熱量が高くなり、この四角近傍の直下に位置す
る被印写物の印写媒体が溶融あるいは昇華して放射状に
広がり、印写物に一つのドットが形成される。
ｎ番目の発熱抵抗体４に通電した時の温度分布は、第
２図に示すように、スリット12の四角に対応する部分が
突出した曲線Ｐとして表示される。Tmで示される転写開
始温度を超える部分がドットを形成するための温度分布
域である。
２図に示すように、スリット12の四角に対応する部分が
突出した曲線Ｐとして表示される。Tmで示される転写開
始温度を超える部分がドットを形成するための温度分布
域である。
また、ｎ番目とｎ＋１番目の発熱抵抗体４に通電した
時の温度分布を第３図に示す。この場合においてもスリ
ット12の四角に対応する部分が突出した曲線Ｑとして表
示される。前図と同様、Tmで示される転写開始温度を超
える部分がドットを形成するための温度分布領域であ
る。
時の温度分布を第３図に示す。この場合においてもスリ
ット12の四角に対応する部分が突出した曲線Ｑとして表
示される。前図と同様、Tmで示される転写開始温度を超
える部分がドットを形成するための温度分布領域であ
る。
上述のような形状のスリット12を有する発熱抵抗体４
で転写を行なうことにより、第４図（Ａ）に示すよう
に、スリット12の限定形状により楕円化が抑制され、真
円度の高いドットd1を得ることができる。また、隣接す
るドットd1,d2を印写した場合、同図（Ｂ）に示すよう
に、ドットd1,d2間の温度低下が抑制され、ベタ印写を
しても中に空白部分や濃度の低い部分が生じない。この
ため全体としてのドットd3も良好となる。
で転写を行なうことにより、第４図（Ａ）に示すよう
に、スリット12の限定形状により楕円化が抑制され、真
円度の高いドットd1を得ることができる。また、隣接す
るドットd1,d2を印写した場合、同図（Ｂ）に示すよう
に、ドットd1,d2間の温度低下が抑制され、ベタ印写を
しても中に空白部分や濃度の低い部分が生じない。この
ため全体としてのドットd3も良好となる。
（発明の効果） この発明によれば、印写されるドットの真円度を向上
させることができるので、印写における画質の向上を図
ることができる。
させることができるので、印写における画質の向上を図
ることができる。
第１図はこの発明の一実施例に係るサーマルヘッドの要
部平面図、第２図は一つの発熱抵抗体に通電した時の温
度分布を示す図、第３図は隣合う二つの発熱抵抗体に通
電した時の温度分布を示す図、第４図はドットの印写状
態を示す図、第５図及び第６図は従来品におけるドット
の印写状態を示す。 ２……ベース部材、４……発熱抵抗体 8,10……電極、12……スリット
部平面図、第２図は一つの発熱抵抗体に通電した時の温
度分布を示す図、第３図は隣合う二つの発熱抵抗体に通
電した時の温度分布を示す図、第４図はドットの印写状
態を示す図、第５図及び第６図は従来品におけるドット
の印写状態を示す。 ２……ベース部材、４……発熱抵抗体 8,10……電極、12……スリット
Claims (1)
- 【請求項１】ベース部材と、このベース部材に配列され
る複数の発熱抵抗体と、これらの発熱抵抗体に対応して
前記ベース部材に配設される電極とを備え、印写装置
に、一定方向に送られる被印写物に対向して設置される
サーマルヘッドにおいて、前記発熱抵抗体の表面にスリ
ットを形成し、該スリットの形状は、その前記被印写物
の送り方向の巾をａ、巾ａ方向に直交する前記発熱抵抗
体の配列方向の巾をｂ、前記発熱抵抗体の巾ｂ方向のピ
ッチをｃとする時、ａ＜ｂ且つｂc/2の条件を満足す
ることを特徴とするサーマルヘッド。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1037079A JP2815887B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | サーマルヘッド |
| US07/476,174 US4970530A (en) | 1989-02-16 | 1990-02-07 | Thermal head |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1037079A JP2815887B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | サーマルヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02215548A JPH02215548A (ja) | 1990-08-28 |
| JP2815887B2 true JP2815887B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=12487544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1037079A Expired - Fee Related JP2815887B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | サーマルヘッド |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4970530A (ja) |
| JP (1) | JP2815887B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2683435B2 (ja) * | 1989-12-14 | 1997-11-26 | キヤノン株式会社 | インクジェットノズル製造用接着剤 |
| JPH04267161A (ja) * | 1991-02-21 | 1992-09-22 | Ricoh Co Ltd | 通電転写型記録装置 |
| JPH04348956A (ja) * | 1991-01-22 | 1992-12-03 | Ricoh Co Ltd | サーマルヘッド |
| EP1419888B1 (en) | 2002-11-13 | 2007-07-04 | Agfa HealthCare NV | Thermal head printer and process for printing substantially light-insensitive recording materials. |
| US7023460B2 (en) * | 2002-11-13 | 2006-04-04 | Agfa Gevaert | Thermal head printer and process for printing substantially light-insensitive recording material |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61162369A (ja) * | 1985-01-10 | 1986-07-23 | Mitsubishi Electric Corp | サ−マルヘツド |
| JPS61164854A (ja) * | 1985-01-18 | 1986-07-25 | Nec Corp | サ−マルヘツド |
| JPS61171365A (ja) * | 1985-01-24 | 1986-08-02 | Mitsubishi Electric Corp | サ−マルヘツド |
-
1989
- 1989-02-16 JP JP1037079A patent/JP2815887B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-02-07 US US07/476,174 patent/US4970530A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02215548A (ja) | 1990-08-28 |
| US4970530A (en) | 1990-11-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |