JP3014100B2 - 感熱転写プリンター - Google Patents

感熱転写プリンター

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JP3014100B2
JP3014100B2 JP6498089A JP6498089A JP3014100B2 JP 3014100 B2 JP3014100 B2 JP 3014100B2 JP 6498089 A JP6498089 A JP 6498089A JP 6498089 A JP6498089 A JP 6498089A JP 3014100 B2 JP3014100 B2 JP 3014100B2
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有介 武田
英一 佐々木
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、多数の発熱抵抗体を主走査方向に並設して
なるサーマルヘッドにより、移動されている印写紙に対
し円形状のドットを転写させるようにして画像形成を行
なうようにした感熱転写プリンターに関する。
[従来の技術] 感熱転写型プリンターでは、熱溶融性あるいは熱昇華
性のインクを塗布してなるインクシートが印写紙に重ね
合わせられた上で、上記インクシート中のインクがサー
マルヘッドの加熱作用により溶融あるいは昇華されて印
写紙側に選択的に転写され、これにより記録が行なわれ
るようになっている。上記サーマルヘッドは、画像記録
情報に応じた熱パターンを発生するように多数の印写用
発熱抵抗体を主走査方向に向かってライン状に備えてお
り、一定の電力を備えかつ一定の時間幅を有する加熱用
パルスが上記各発熱抵抗体のそれぞれに対して印加され
ることにより1ドットごとの転写が行なわれるようにな
っている。一方印写紙は副走査方向に移動されることに
より送り動作が行なわれており、この印写紙上に円形状
のドットが多数回繰り返し転写されることによって画像
形成が行なわれるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが上述のように印写紙が副走査方向に移動され
ながら各ドットの印写が行なわれる場合には、第9図に
示されるように各転写ドットが印写紙移動方向である副
走査方向に延びてしまい、印写紙の移動方向に長軸を有
する楕円状に転写ドットが形成されてしまう。すなわち
第8図に示されるように、1つのドットを形成する基準
時間をΔt0とするとき、この基準時間Δt0の全時間にわ
たる時間幅を有する加熱用パルスを上記サーマルヘッド
の各印写用発熱抵抗体に印加させるとともに、1つの転
写ドットの主走査方向(x方向)のドット径Δx1を正規
の値Δx0(目標とするドット径)になさしめるように上
記加熱用パルスの電力を基準電力P0に設定する場合に
は、印写紙移動方向である副走査方向(y方向)におけ
る各転写ドットのドット径Δy1が、主走査方向(x方
向)における各転写ドットのドット径Δx1より大きくな
ってしまう。このように各転写ドットが楕円に形成され
てしまうと、縦線の太さと横線の太さとが異なることと
なって画質の低下を招来することとなる。
このような問題を解消すべく、印写紙を間欠移動させ
て真円形状のドットを得るようにした提案もあるが、こ
の提案では印写速度が低下されるという問題がある。
そこで本発明は、印写速度を低下させることなく真円
形状のドットを良好に得ることができるようにした感熱
転写プリンターを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、以下の如き構
成とする。
即ち、主走査方向に発熱抵抗体を多数並設してなるサ
ーマルヘッドの、発熱抵抗体のそれぞれに対して、一定
の時間幅と一定の電力を有する加熱用パルスを印加する
ことにより、副走査方向に移動されつつある印写紙に対
し円形状のドットを転写させる工程を多数回繰り返すこ
とにより画像形成を行うようにした感熱転写プリンター
において、印写紙に転写させるべき円形状のドットの正
規のドット径を、主走査方向につきΔx0、副走査方向に
つきΔy0(=Δx0)とする。
転写形成される転写ドットのドット径を一般に、主走
査方向につきΔx1、副走査方向につきΔy1とすると、こ
れらΔx1,Δy1は、加熱用パルスの印加時間幅と電力と
に応じて変化する。
そこで、1つの転写ドットを形成する基準時間をΔ
t0、該基準時間Δt0の間加熱用パルスを印加し続けた場
合に主走査方向のドット径Δx1を正規の値Δx0にならし
める加熱用パルスの基準電力をP0とする。
このとき、1つの転写ドットにおける副走査方向のド
ット径Δy1を主走査方向の正規のドット径Δx0に一致さ
せるとともに、主走査方向のドット径Δx1を正規の値Δ
x0に一致させるように、前記基準時間Δt0より短い時間
幅Δt1と、前記基準電力より大きい電力P1とを有する加
熱用パルスを、前記サーマルヘッドの各発熱抵抗体に印
加する。
[作用] 上記構成を有する手段においては、より短い時間の間
に1つのドットが転写されるため、印写紙が大きく移動
されない間であってかつ熱拡散があまり行なわれない間
に各ドットの転写が行なわれることとなり、印写紙移動
方向である副走査方向(y方向)のドット径が正規の値
Δy0(=Δx0)に縮小されて転写されるようになってい
る。また熱拡散があまり行なわれない間にドットの転写
が行なわれることによる主走査方向(x方向)における
各転写ドットのドット径Δx1の縮小現象は、より大きい
値に設定されている加熱用電力によって回避され、主走
査方向のドット径Δx1も正規の値Δx1にて転写されるよ
うになっている。
従って、主・副走査方向のドット径が互いに正規のド
ット径Δx0,Δy0(=Δx0)に等しい真円形状のドット
を得ることができる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
感熱転写型プリンターにおいては、シート送り出しロ
ールから引き出されたインクシートが、サーマルヘッド
とプラテンドラムとの間の印写部に挟み込まれるととも
に、印写部からさらに引き出されたインクシートは、シ
ート巻き取りロールに巻き取られるようになっている。
一方印写紙は、上記プラテンドラムの外周表面上に密着
されながら一定速度で印写部に送り込まれている。印写
動作が行なわれるときにはサーマルヘッドとプラテンド
ラムとの間の印写部にインクシートと印写紙とが重ね合
わされるようにして密着される。サーマルヘッドは、画
像記録情報に応じた熱パターンを発生する機能を有して
おり、該サーマルヘッドの発熱作用によってインクシー
トのインクを印写紙の印写表面上に選択的に転写させる
ことにより印写記録動作が行なわれるようになってい
る。このとき上記プラテンドラム、インクシートおよび
印写紙の三者は、サーマルヘッドに送られる画像データ
の1ライン周期にそれぞれ同期して移送されながら印写
が行なわれるようになっている。
サーマルヘッドの構造が第6図および第7図に示され
ている。サーマルヘッドの基板1の表面部にはグレース
層2を介して印写用の発熱抵抗体3が設置されている。
この印写用発熱抵抗体3は、画像記録情報に応じた熱パ
ターンを発生するエレメント列を構成するように主走査
方向(x方向)に向かってライン状に一定のピッチΔx
で多数並設されている。これらエレメント列を構成する
印写用発熱抵抗体3のそれぞれは、隣接するものの間ど
うしの相互作用をなくすために画素ごとに独立した構成
になされている。またこれら発熱抵抗体3の表面上には
一対の電極4,4が一定間隔をなして対抗配置されている
とともに、その上から保護層5が被せられている。さら
に上記各発熱抵抗体3には、発熱を集中させるためのス
リットがそれぞれ形成されているとともに、発熱部分が
突出されるように形成されており、その突出部分がイン
クシート6側に接触されるようになっている。上記イン
クシート6は印写紙7に重ね合わせられている。
上記各発熱抵抗体3には、1つの転写ドットを形成す
る際において第1図に示されるような加熱用パルスが印
加されている。この加熱用パルスは、1つの転写ドット
を形成する基準時間Δt0より短い時間幅Δt1を有するも
のに設定されている。そして実際の印加動作にあたって
は、1つの転写ドットを形成する基準時間Δt0の先頭部
分に実際の印写を行なわない一定の非印写時間幅Δt2
設けられており、この非印写時間幅Δt2の経過後に上記
加熱用パルスが印加されるようになっている。これによ
って、より短い時間の間に1つのドットが転写されるこ
ととなるため、印写紙が大きく移動されない間であって
かつ熱拡散があまり行なわれない間に転写ドットの形成
が行なわれることとなり、第2図に示されるように、印
写紙移動方向である副走査方向(y方向)における転写
ドットのドット径Δy1が正規の値Δy0(=Δx0)に縮小
されて転写が行なわれるようになっている。
一方前述した第8図に示されるように、1つの転写ド
ットを形成する基準時間Δt0の時間幅を有する加熱用パ
ルスを印加した場合において、主走査方向(x方向)の
ドット径Δx1を正規の値Δx0になさしめる基準電力をP0
とするとき、本実施例における加熱用パルスの電力P
1は、上記基準電力をP0よりやや大きく設定されてい
る。すなわち熱拡散があまり行なわれない間にドットの
転写が行なわれる場合には、主走査方向(x方向)にお
ける各転写ドットのドット径Δx1が縮小されようとする
が、本実施例のように加熱用パルスの電力P1がより大き
い値に設定されることによって主走査方向(x方向)に
おける各転写ドットのドット径Δx1の縮小現像が回避さ
れることとなり、主走査方向のドット径Δx1も縮小され
ることなく正規の値Δx0にて転写されるようになってい
る。
このように上記実施例では、副走査方向のドット径Δ
y1が主走査方向のドット径Δx1に一致されかつ両ドット
径が正規の値Δy0(=Δx0),Δx0となるように、サー
マルヘッドの各発熱抵抗体3に印加される加熱用パルス
の時間幅および電力の大きさが調整・設定されている。
したがって上記実施例においては、印写紙移動方向であ
る副走査方向(y方向)のドット径および主走査方向
(x方向)のドット径のいずれもが正規の値になされて
等しくなされ、第2図に示されるような正規の真円形状
をなす転写ドットが形成されるようになっている。
第3図に示される実施例では、1つのドットを形成す
る基準時間Δt0の後部部分に実際の印写を行なわない一
定の非印写時間Δt2が設けられており、Δt1の時間幅の
加熱用パルスが印加された後に一定の非印写時間が経過
されるようになっている。このようにしても同様な作用
・効果を得ることができる。
第4図に示される実施例は、各転写ドットに階調性を
表現させるようにしたものである。1つの転写ドットを
形成する基準時間Δt0の先頭部分には実際の印写を行な
わない一定の非印写時間Δt2が設けられており、この一
定の非印写時間Δt2が経過された後にΔt1の時間幅を有
する加熱用パルスが印加されている。さらに上記Δt1
時間幅の加熱用パルスは、前半の固定印加部分と階調制
御部分とから構成されており、階調制御部分のパルス幅
を制御することによって所定の階調を得るようにしてい
る。
なおサーマルヘッドにおいては、以前に印写したドッ
トによる熱的影響の補正を行なう必要がある。第5図
(a)には一般の加熱用パルスを与えたときのインクシ
ートの温度時間変動が表わされているとともに、第5図
(b)には本発明による加熱用パルスを与えたときのイ
ンクシートの温度時間変動が表わされている。これらの
各図中におけるΔT0およびΔT1は熱の影響を表わすもの
であるが、本発明を適用することによってΔT0>ΔT1
することができ、これにより前ラインの影響を低減させ
ることができる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明は、一定の速度で移動されつ
つある転写紙に転写されるドットにおける副走査方向の
ドット径Δy1が主走査方向のドット径Δx1に一致されか
つ両ドット径が正規の値Δy0(=Δx0),Δx0となるよ
うに、サーマルヘッドの各発熱抵抗体に印加される加熱
用パルスの時間幅および電力の大きさが調整・設定され
る構成を採用したから、印写速度を低下させることなく
真円形状のドットを良好に形成させることができ、縦線
の太さと横線の太さが異なるような画質の低下を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例における加熱用印加パルスの
形状を表わした線図、第2図は本発明により形成された
転写ドットの形状を表わした平面説明図、第3図および
第4図は本発明の他の実施例における加熱用印加パルス
の形状を表わした線図、第5図(a)および(b)はイ
ンクシートの温度変動を表わした線図、第6図および第
7図はサーマルヘッドの概略構成を表わした側面説明図
および平面説明図、第8図は従来における加熱用印加パ
ルスの形状を表わした線図、第9図は従来装置により形
成された転写ドットの形状を表わした平面説明図であ
る。 3……印写用発熱抵抗体、4……電極、6……インクシ
ート、7……印写紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/35 B41J 2/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査方向に発熱抵抗体を多数並設してな
    るサーマルヘッドの、上記発熱抵抗体のそれぞれに対し
    て、一定の時間幅と一定の電力を有する加熱用パルスを
    印加することにより、副走査方向に移動されつつある印
    写紙に対し円形状のドットを転写させる工程を多数回繰
    り返すことにより画像形成を行うようにした感熱転写プ
    リンターにおいて、 印写紙に転写させるべき円形状のドットの正規のドット
    径を、主走査方向につきΔx0、副走査方向につきΔy
    0(=Δx0)とし、 1つの転写ドットを形成する基準時間をΔt0、該基準時
    間Δt0の間加熱用パルスを印加し続けた場合に主走査方
    向のドット径Δx1を上記正規の値Δx0にならしめる上記
    加熱用パルスの基準電力をP0とするとき、 1つの転写ドットにおける副走査方向のドット径Δy1
    主走査方向の上記正規のドット径Δx0に一致させるとと
    もに、上記主走査方向のドット径Δx1を正規の値Δx0
    一致させるように、前記基準時間Δt0より短い時間幅Δ
    t1と、前記基準電力より大きい電力P1とを有する加熱用
    パルスを、前記サーマルヘッドの各発熱抵抗体に印加す
    るように構成されたことを特徴とする感熱転写プリンタ
    ー。
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