JP2815765B2 - 乗用型田植機 - Google Patents
乗用型田植機Info
- Publication number
- JP2815765B2 JP2815765B2 JP27328892A JP27328892A JP2815765B2 JP 2815765 B2 JP2815765 B2 JP 2815765B2 JP 27328892 A JP27328892 A JP 27328892A JP 27328892 A JP27328892 A JP 27328892A JP 2815765 B2 JP2815765 B2 JP 2815765B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- cover
- rice transplanter
- driving
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transplanting Machines (AREA)
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体前部にエンジンを
搭載し、このエンジンの上方を覆うボンネットの左右両
側に昇降用補助ステップを配備するとともに、この補助
ステップの外端縁の機体外方側を原動部カバーにより覆
ってある乗用型田植機に関する。
搭載し、このエンジンの上方を覆うボンネットの左右両
側に昇降用補助ステップを配備するとともに、この補助
ステップの外端縁の機体外方側を原動部カバーにより覆
ってある乗用型田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記乗用型田植機において、従来では、
例えば実開昭60−94028号公報において第2図に
示されるように、平面視U字状に形成した専用のフレー
ム材に前記補助ステップを載置支持するとともに、連結
具を介して予備苗のせ台の支柱を取付け、しかも、別部
材である板状の化粧板で原動部をカバーするよう構成さ
れていた。
例えば実開昭60−94028号公報において第2図に
示されるように、平面視U字状に形成した専用のフレー
ム材に前記補助ステップを載置支持するとともに、連結
具を介して予備苗のせ台の支柱を取付け、しかも、別部
材である板状の化粧板で原動部をカバーするよう構成さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構造
によるときは、前記フレーム材は強度メンバーとして機
能するものであるからそれ自身剛性が高く折り曲げ成形
等の加工成形も行い難い難点があるとともに、上記した
ような各部材を取付ける手間も掛かり、組立て工数が大
となり、製造コストがアップする欠点があった。本発明
は、合理的構造改良によって、上記不具合点を解消する
ことを目的としている。
によるときは、前記フレーム材は強度メンバーとして機
能するものであるからそれ自身剛性が高く折り曲げ成形
等の加工成形も行い難い難点があるとともに、上記した
ような各部材を取付ける手間も掛かり、組立て工数が大
となり、製造コストがアップする欠点があった。本発明
は、合理的構造改良によって、上記不具合点を解消する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した乗用型田植機において、前記原動部カバー
を、板材を中空状に重ね合わせた箱状に構成し、この原
動部カバーの前端部を、前記エンジンを搭載支持するエ
ンジンフレームに連結するとともに、原動部カバーの後
端部を運転部ステップの左右両側部に連結し、この原動
部カバーに前記補助ステップ並びに予備苗のせ台を連結
支持させてある点にある。
頭に記載した乗用型田植機において、前記原動部カバー
を、板材を中空状に重ね合わせた箱状に構成し、この原
動部カバーの前端部を、前記エンジンを搭載支持するエ
ンジンフレームに連結するとともに、原動部カバーの後
端部を運転部ステップの左右両側部に連結し、この原動
部カバーに前記補助ステップ並びに予備苗のせ台を連結
支持させてある点にある。
【0005】
【作用】原動部の外方側を覆うカバーを中空状の箱形に
構成することで、原動部カバー自身の剛性を高めること
ができ、しかも、エンジンを支持するために強固に主フ
レームに連結されるエンジンフレームと、操縦者の体重
を支えるために強固に構成される運転部ステップとに亘
り前記原動部カバーを連結支持することで、原動部カバ
ー自身を強度メンバーとして利用することができ、この
原動部カバーに補助ステップと予備苗のせ台とを連結さ
せても充分な強度が確保できる。しかも、原動部カバー
は板材を重ね合わせる構造であるから、加工成形が容易
に行えるとともに、板状のカバー体に予備苗のせ台と補
助ステップとを各別に取付けるだけの組付け作業で対応
できる。
構成することで、原動部カバー自身の剛性を高めること
ができ、しかも、エンジンを支持するために強固に主フ
レームに連結されるエンジンフレームと、操縦者の体重
を支えるために強固に構成される運転部ステップとに亘
り前記原動部カバーを連結支持することで、原動部カバ
ー自身を強度メンバーとして利用することができ、この
原動部カバーに補助ステップと予備苗のせ台とを連結さ
せても充分な強度が確保できる。しかも、原動部カバー
は板材を重ね合わせる構造であるから、加工成形が容易
に行えるとともに、板状のカバー体に予備苗のせ台と補
助ステップとを各別に取付けるだけの組付け作業で対応
できる。
【0006】
【発明の効果】従って、強度メンバーとしての部材の加
工成形が容易に行えるとともに、部品点数が削減できて
組付け工数が低減でき、しかも、専用のフレーム材に予
備苗のせ台と補助ステップとを夫々取付ける場合に比較
して、組付け作業性にすぐれたものを提供できるに到っ
た。
工成形が容易に行えるとともに、部品点数が削減できて
組付け工数が低減でき、しかも、専用のフレーム材に予
備苗のせ台と補助ステップとを夫々取付ける場合に比較
して、組付け作業性にすぐれたものを提供できるに到っ
た。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に乗用型田植機を示している。この田植機は、乗用型走
行機体の後部に苗植付装置1を連結し、機体前部に搭載
したエンジン2の動力を、エンジン2の後方に配備した
ミッションケース3、前後向き伝動軸4及び後部伝動ケ
ース5を介して前後車輪6,7に伝えて走行駆動すると
ともに、動力を苗植付装置1に供給するよう伝動系を構
成して、機体を走行させながら苗植付け作業を行えるよ
う構成してある。走行機体には前後車輪6,7の中間部
上方に乗用運転部8を設けてあり、操縦者は運転部ステ
ップ9に足を載置し運転座席10に着座した乗用操縦姿
勢で機体を操縦するよう構成してある。
に乗用型田植機を示している。この田植機は、乗用型走
行機体の後部に苗植付装置1を連結し、機体前部に搭載
したエンジン2の動力を、エンジン2の後方に配備した
ミッションケース3、前後向き伝動軸4及び後部伝動ケ
ース5を介して前後車輪6,7に伝えて走行駆動すると
ともに、動力を苗植付装置1に供給するよう伝動系を構
成して、機体を走行させながら苗植付け作業を行えるよ
う構成してある。走行機体には前後車輪6,7の中間部
上方に乗用運転部8を設けてあり、操縦者は運転部ステ
ップ9に足を載置し運転座席10に着座した乗用操縦姿
勢で機体を操縦するよう構成してある。
【0008】前記ミッションケース3と後部伝動ケース
5とに亘って左右一対の主フレーム11を架設するとと
もに、ミッションケース3から前方に向けて固定延設し
た平面視コの字形の前フレーム12〔エンジンフレーム
の一例〕にエンジン2を搭載支持してあり、エンジン2
の上方はボンネット13により覆ってあり、ボンネット
13の左右両側には機体前方側から運転部ステップ9へ
の乗り降りが可能な昇降用補助ステップ14を設けてあ
る。又、運転部ステップ9の後方側には、左右中央に運
転座席10の支持部を備えた後輪フェンダー15を連設
してある。
5とに亘って左右一対の主フレーム11を架設するとと
もに、ミッションケース3から前方に向けて固定延設し
た平面視コの字形の前フレーム12〔エンジンフレーム
の一例〕にエンジン2を搭載支持してあり、エンジン2
の上方はボンネット13により覆ってあり、ボンネット
13の左右両側には機体前方側から運転部ステップ9へ
の乗り降りが可能な昇降用補助ステップ14を設けてあ
る。又、運転部ステップ9の後方側には、左右中央に運
転座席10の支持部を備えた後輪フェンダー15を連設
してある。
【0009】図7、図8に示すように、前記運転部ステ
ップ9は略箱形に構成され前記主フレーム11に載置固
定してある。詳述すると、主フレーム11から前後2箇
所において左右両外側方に向けて断面L字形の支持部材
16を片持ち状に固定延設し、箱形に形成した運転部ス
テップ9の途中部に形成したボス部17を介して前記支
持部材16にボルト固定してある。又、運転部ステップ
9の内方側において前記ボルト連結箇所に横幅方向全域
に亘る縦姿勢の補強板18を取付け、運転部ステップ9
の強度をアップさせている。後輪フェンダー15は主フ
レーム11から立設した縦フレーム19にブラケット2
0を介して左右中央部の2箇所でボルト連結して支持す
るとともに、前端縁は運転部ステップ9に連結してあ
る。
ップ9は略箱形に構成され前記主フレーム11に載置固
定してある。詳述すると、主フレーム11から前後2箇
所において左右両外側方に向けて断面L字形の支持部材
16を片持ち状に固定延設し、箱形に形成した運転部ス
テップ9の途中部に形成したボス部17を介して前記支
持部材16にボルト固定してある。又、運転部ステップ
9の内方側において前記ボルト連結箇所に横幅方向全域
に亘る縦姿勢の補強板18を取付け、運転部ステップ9
の強度をアップさせている。後輪フェンダー15は主フ
レーム11から立設した縦フレーム19にブラケット2
0を介して左右中央部の2箇所でボルト連結して支持す
るとともに、前端縁は運転部ステップ9に連結してあ
る。
【0010】そして、前記運転部ステップ9に対して地
上から乗り降りするための昇降用足置き具22を運転部
ステップ9と前記後輪フェンダー15とに亘って架設し
てある。つまり、図9〜図11に示すように、上述した
運転部ステップ9における後部側の補強板18と側部縦
壁部とに亘って延設したブラケット23に足置き具22
の前部を頭付きピン24を介して連結するとともに、後
輪フェンダー15の後輪外周部に沿う円弧状部分の前端
部に位置する箇所にブラケット25を介して足置き具2
2の後部をボルト、ナット26で締付け固定してある。
このようにして、足置き具22の前後における機体連結
箇所の間隔を充分広くして昇降の際に足を入り込み易く
するようにしてある。
上から乗り降りするための昇降用足置き具22を運転部
ステップ9と前記後輪フェンダー15とに亘って架設し
てある。つまり、図9〜図11に示すように、上述した
運転部ステップ9における後部側の補強板18と側部縦
壁部とに亘って延設したブラケット23に足置き具22
の前部を頭付きピン24を介して連結するとともに、後
輪フェンダー15の後輪外周部に沿う円弧状部分の前端
部に位置する箇所にブラケット25を介して足置き具2
2の後部をボルト、ナット26で締付け固定してある。
このようにして、足置き具22の前後における機体連結
箇所の間隔を充分広くして昇降の際に足を入り込み易く
するようにしてある。
【0011】又、運転部ステップ9の前部側には、ボン
ネット13の下側において原動部の外方を覆い、かつ、
昇降用ステップ14及び予備苗のせ台27を支持するフ
レームに兼用構成された原動部カバー21を連結してあ
る。詳述すると、原動部カバー21は図2〜図5に示す
ように、断面形状を略コの字形に成形し、かつ、平面視
でU字形に屈曲させた一対の板金材28a,28bを、
上下の水平面部分hにおいてスポット溶接して中空の箱
型に構成して剛性を高めるとともに、溶接箇所がカバー
表面に現れないようにしてある。。この原動部カバー2
1の左右両側の後端部は運転部ステップ9の前部ブラケ
ット40に連結支持してあり、原動部カバー21の前端
部は、図6に示すように、コの字形ブラケット29を介
して前フレーム12に連結支持してある。又、この原動
部カバー21の左右両側において、前後2箇所に夫々上
下一対の筒部材30,30を内外の板金材28a,28
bに亘り貫通状態で溶接固定してあり、この筒部材30
に予備苗のせ台27の支柱31に取付けたブラケット3
2をボルト連結して支持してある。そして、ボンネット
13の左右両側において、原動部カバー21の上部並び
に運転部ステップ9の前端部に亘って補助ステップ14
を載置して適宜箇所をボルト固定して取付けてある。
ネット13の下側において原動部の外方を覆い、かつ、
昇降用ステップ14及び予備苗のせ台27を支持するフ
レームに兼用構成された原動部カバー21を連結してあ
る。詳述すると、原動部カバー21は図2〜図5に示す
ように、断面形状を略コの字形に成形し、かつ、平面視
でU字形に屈曲させた一対の板金材28a,28bを、
上下の水平面部分hにおいてスポット溶接して中空の箱
型に構成して剛性を高めるとともに、溶接箇所がカバー
表面に現れないようにしてある。。この原動部カバー2
1の左右両側の後端部は運転部ステップ9の前部ブラケ
ット40に連結支持してあり、原動部カバー21の前端
部は、図6に示すように、コの字形ブラケット29を介
して前フレーム12に連結支持してある。又、この原動
部カバー21の左右両側において、前後2箇所に夫々上
下一対の筒部材30,30を内外の板金材28a,28
bに亘り貫通状態で溶接固定してあり、この筒部材30
に予備苗のせ台27の支柱31に取付けたブラケット3
2をボルト連結して支持してある。そして、ボンネット
13の左右両側において、原動部カバー21の上部並び
に運転部ステップ9の前端部に亘って補助ステップ14
を載置して適宜箇所をボルト固定して取付けてある。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】原動部カバーの斜視図
【図3】原動部カバーの一部切欠平面図
【図4】図3におけるA−A線断面図
【図5】原動部カバーの一部切欠側面図
【図6】原動部カバーの前部支持部の正面図
【図7】原動部カバー配設部の側面図
【図8】原動部カバー配設部の平面図
【図9】足置き具取付け部の側面図
【図10】足置き具取付け部の正面図
【図11】足置き具取付け部の正面図
2 エンジン 9 運転部ステップ 12 エンジンフレーム 13 ボンネット 14 補助ステップ 21 原動部カバー 27 予備苗のせ台
Claims (1)
- 【請求項1】 機体前部にエンジン(2)を搭載し、こ
のエンジン(2)の上方を覆うボンネット(13)の左
右両側に昇降用補助ステップ(14),(14)を配備
するとともに、この補助ステップ(14),(14)の
外端縁の機体外方側を原動部カバー(21)により覆っ
てある乗用型田植機であって、前記原動部カバー(2
1)を、板材を中空状に重ね合わせた箱状に構成し、こ
の原動部カバー(21)の前端部を、前記エンジン
(2)を搭載支持するエンジンフレーム(12)に連結
するとともに、原動部カバー(21)の後端部を運転部
ステップ(9)の左右両側部に連結し、この原動部カバ
ー(21)に前記補助ステップ(14),(14)並び
に予備苗のせ台(27)を連結支持させてある乗用型田
植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27328892A JP2815765B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 乗用型田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27328892A JP2815765B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 乗用型田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06121606A JPH06121606A (ja) | 1994-05-06 |
JP2815765B2 true JP2815765B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=17525767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27328892A Expired - Lifetime JP2815765B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 乗用型田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2815765B2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-13 JP JP27328892A patent/JP2815765B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06121606A (ja) | 1994-05-06 |
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