JPH09315244A - トラクタの安全フレーム取付構造 - Google Patents

トラクタの安全フレーム取付構造

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JPH09315244A
JPH09315244A JP13314096A JP13314096A JPH09315244A JP H09315244 A JPH09315244 A JP H09315244A JP 13314096 A JP13314096 A JP 13314096A JP 13314096 A JP13314096 A JP 13314096A JP H09315244 A JPH09315244 A JP H09315244A
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safety frame
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Shigeo Harada
重夫 原田
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタのフェンダー上に固定して運転者を
保護する安全フレームを後付けできて、簡単な構成とす
る。 【解決手段】 下部フレーム15と補強部材16とをリ
アアクスルケース7とフェンダー5に装着して当該フェ
ンダー上に安全フレーム14を取り付ける構成であっ
て、下部フレームと補強部材とをフェンダーの車輪側の
側面の形状に略合わせた形状とし、下部フレームの下部
に取付座23を構成し、リアアクスルケースに取り付
け、補強部材をフェンダーと下部フレームによって挟
み、側面視で下部フレームと補強部材を略重複して固着
し、また、前記左右のフェンダーの上方間を連結部材2
0で連結し、該連結部材上に制御ボックス21を配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクターが転倒
時に、運転者を保護するための安全フレームの取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクタの座席側部のフェンダ
ー上に安全フレームを配置する構成は公知となってお
り、該フェンダーに直接安全フレームを立設すると、強
度が不足するために、支柱や補強部材をフェンダーに沿
って設ける技術が提案されている。例えば、実開昭56
−143173号の技術の場合、フェンダーの車輪側に
補強部材を設け、該補強部材は上下に分割し、更に、下
部分の補強部材は内外二つの補強体で挟持され、補強部
材の上部には空間を形成して、フェンダー自体を補強す
る構成としていた。また、実開昭61−186652号
の技術は、リアアクスルケースより支柱を立設し、該支
柱上に前後方向に補強部材を設け、その上にフェンダ
ー、その上に安全フレームを立設していた。また、実開
昭52−40439号の技術の場合は、フェンダーの車
輪側に補強板を設けて、上部及び下部に三角形状の空間
を形成してトラス構造の如く剛体を構成している。ま
た、実開昭58−81184号と実開昭59−1842
69号の技術の場合には、フェンダーの内側または外側
に支柱を配置していた。また、特開平1−309848
号の技術はフェンダーの車輪側面に板材を重ねて補強す
る構成としていた。また、実開平2−108639号の
技術の場合は、フェンダーの補強部材と下部フレームと
の側面視での重複を避けるように配置していた。また、
左右のフェンダーの間にライセンスプレートや収納部を
設ける技術も公知となっている。例えば、実開昭56−
136846号や実開昭60−36353号や実開昭5
6−127154号の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において、
前記実開昭56−143173号や実開昭52−404
39号や実開昭58−81184号や実開昭59−18
4269号や特開平1−309848号の技術は安全フ
レームを後付けすることができず、製造時に組み立てる
必要がある。また、実開昭61−186652号の場合
には、後付けが可能であっても鉛直方向に下部支柱が立
設されているために、後方より車輪とフェンダーの間か
ら奥側(前方)に向かって作業するので大変面倒な作業
となり、実開平2−108639号の技術の場合は、支
柱と補強部材とが重複することを避けるために曲げた構
成とするために、フレーム自体が大きくなり、複雑な製
造工程となる。
【0004】また、フェンダーの座席側に支持フレーム
を設ける構成の場合には着座空間が狭くなり、フェンダ
ーの車輪側に設けた場合には、強度を持たせるために空
間を形成しているが、車輪側の張出部に泥や土等が付着
し易く、フェンダーと補強部材の間にも侵入して腐食の
原因となることがあった。また、左右のフェンダー間は
プレート等で補強される場合があっても、制御ボックス
が配置されることはなく、本発明では、エンジンから離
れており、振動やノイズ等が少なく、下方からの泥等に
よる腐食の心配もない位置に制御ボックスを配置しよう
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
する為に次の如く構成したものである。即ち、下部フレ
ームと補強部材とをリアアクスルケースとフェンダーに
装着して当該フェンダー上に安全フレームを取り付ける
構成であって、下部フレームと補強部材とをフェンダー
の車輪側の側面の形状に略合わせた形状とし、下部フレ
ームの下部に取付座を構成してリアアクスルケースに取
り付け、補強部材をフェンダーと下部フレームによって
挟み、側面視で下部フレームと補強部材を略重複して固
着し、また、前記左右のフェンダーの上方間を連結部材
で連結し、該連結部材上に制御ボックスを配置したもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】次に実施例を説明する。図1は本
発明の取付構造により安全フレームを装着したトラクタ
の全体側面図、図2はロータリ耕耘装置を装置したトラ
クタ後部の安全フレーム取付部の側面図一部断面図、図
3はトラクタ後部の安全フレーム取付部の後面図一部断
面図、図4は安全フレームの組立斜視図である。
【0007】図1、図2において、トラクタの前部のボ
ンネット1内にエンジンEが搭載され、該ボンネット1
の後部にハンドル2が突出され、該ハンドル2後部に座
席3を配置している。該座席3の両側に後輪4・4の上
方及び機体内側を覆うフェンダー5・5を配置してい
る。また、前記座席3はミッションケース6上に配置さ
れており、該ミッションケース6の両側より側方にリア
アクスルケース7・7が突出され、該リアアクスルケー
ス7・7に後車軸8・8を軸支して、該後車軸8・8の
両側に後輪4・4を固定している。
【0008】前記ミッションケース6の後面にはヒッチ
9が後方に突設され、該ヒッチ9に作業機としてのロー
タリ耕耘装置Rのサポート10の前端を枢支している。
一方、ミッションケース6の上部にはシリンダーケース
11が配置され、該シリンダーケース11よりリフトア
ーム12・12が突出されて、該リフトアーム12・1
2にリフトロッド13・13を介して前記サポート10
と枢結して、油圧シリンダーによってリフトアーム12
・12を回動することによってロータリ耕耘装置Rを昇
降できるようにしている。
【0009】本発明の安全フレーム14は前記フェンダ
ー5・5の上部水平面に立設できるようにしてあり、該
安全フレーム14を従来のようにフェンダー5・5上に
そのまま固定すると強度が不足して、転倒時等に運転者
を保護することができないので、下部フレーム15及び
補強部材16によって補強して、従来よりも装着し易い
構成としている。
【0010】即ち、図2、図3、図4に示すように、安
全フレーム14は門型に構成して、その下部が左右のブ
ラケット17に固定され、該ブラケット17は、前記フ
ェンダー5・5の上部水平面に設けられた取付プレート
17a上に平面視コ字状の嵌合部17bを固設して成
り、安全フレーム14の下部を嵌合部17bで枢支ピン
18とロックピン19によって固定して、ロックピン1
9を外すと安全フレーム14は後方へ傾倒可能となり、
格納する場合や果樹の下方を作業する場合等で安全フレ
ーム14を傾倒できるようにし、ロックピン19にて容
易に角度を変更した状態に維持できるようにしている。
【0011】前記フェンダー5・5の上部水平面に固定
する左右の取付プレート17a・17aの間は連結部材
20によって連結されている。該連結部材20はプレー
トより構成して、その両端をボルトによって取付プレー
ト17a・17aの内側間に締結することにより、該連
結部材20上に、水平部が構成され、当該水平部上に作
業機の水平制御や耕深制御等の制御装置を設けることが
できる制御ボックス21を配設している。
【0012】図2のように側面視において、前記下部フ
レーム15と補強部材16とは相互に、かつ前記フェン
ダー5・5の縦壁部と略重複する形状としている。ま
た、図3の後面視においては、フェンダー5の縦壁部車
輪側に略沿う形状として、補強部材16、下部フレーム
15の順に設けることにより、張出を抑え、かつ、全体
の厚みを小さくしている。そして、下部フレーム15下
端には取付座23が下部フレーム15と垂直かつで水平
方向に固設され、該取付座23と固定板24との間にリ
アアクスルケース7を挟んで、長尺ボルト25・25・
・・によって固定して、下部フレーム15が斜め上後方
へ延設している。前記補強部材16は下部フレーム15
と略同じ幅とし、フェンダー5の縦壁部下端にある縁部
は取付プレート26によってミッションケース6の側面
に下部フレーム15及び補強部材16とともにボルト2
7・27によって共締めされて固定されて、強度を上げ
ている。そして、下部フレーム15の上端は前記フェン
ダー5の上部水平部の形状に合わせて水平方向に曲げら
れて水平部15aとし、該水平部15aの上面に補強部
材16・16の一部である部材16’・16’を介して
フェンダー5の上部水平部及び取付プレート17aをボ
ルト30・30・・・によって共締め固定している。な
お、前記部材16’・16’は、補強部材と一体形成さ
れていてもよい。
【0013】このような構成において、安全フレーム1
4を後付けで組み立てる場合には、後方より下部フレー
ム15の取付座23をリアアクスルケース7上に載置し
て、固定板24を下側から挟んで長尺ボルト25・25
・・・によって固定する。フェンダー5下部を固定する
ボルト27を外して、補強部材16を下部フレーム15
とフェンダー5の間に挿入して、下部はボルト27で固
定し、上部は部材16’・16’を介装して、ボルト3
0・30・・・によってブラケット17とフェンダー5
と下部フレーム15を固定する。そして、ブラケット1
7に安全フレーム14を枢支ピン18とロックピン19
で固定するのである。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、既に販売して市場に出回っているトラクタ
に対して、安全フレームを容易に後付けができるように
なり、安全性を向上できるようになり、支持フレーム及
び補強部材はフェンダーの内壁にいっぱい寄せることが
できて、運転空間を狭めることなく、後輪との干渉も避
けることができる。
【0015】また、請求項2の如く構成したので、座席
後部の左右のフェンダー間を有効に利用できるようにな
り、特に、安全フレームを既販売機に後付けする場合
に、設置スペースを確保できて、操作性も向上できる。
また、エンジンから離れた位置となるので、振動やノイ
ズも少なく安定した制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付構造により安全フレームを装着し
たトラクタの全体側面図である。
【図2】ロータリ耕耘装置を装置したトラクタ後部の安
全フレーム取付部の側面図一部断面図である。
【図3】トラクタ後部の安全フレーム取付部の後面図一
部断面図である。
【図4】安全フレームの組立斜視図である。
【符号の説明】
5 フェンダー 7 リアアクスルケース 14 安全フレーム 15 下部フレーム 16 補強部材 20 連結部材 21 制御ボックス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部フレームと補強部材とをリアアクス
    ルケースとフェンダーに装着して当該フェンダー上に安
    全フレームを取り付ける構成であって、下部フレームと
    補強部材とをフェンダーの車輪側の側面の形状に略合わ
    せた形状とし、下部フレームの下部に取付座を構成し、
    リアアクスルケースに取り付け、補強部材をフェンダー
    と下部フレームによって挟み、側面視で下部フレームと
    補強部材を略重複して固着したことを特徴とするトラク
    タの安全フレーム取付構造。
  2. 【請求項2】 前記左右のフェンダーの上方間を連結部
    材で連結し、該連結部材上に制御ボックスを配置したこ
    とを特徴とする請求項1のトラクタの安全フレーム取付
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006273004A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd トラクタ
JP2010012999A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Kubota Corp 作業機
JP2016221987A (ja) * 2015-05-26 2016-12-28 ヤンマー株式会社 作業車両

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