JP2814686B2 - 燃焼器 - Google Patents

燃焼器

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は暖房機等に用いられる燃焼器に関するもので
ある。
従来の技術 一般に、この種の燃焼器は第3図に示すように液体燃
料を気化するために気化部1を適当な温度に加熱する必
要がある。そのため運転開始時には、気化部1に埋設し
たヒータ2に通電することにより気化部1を所定温度ま
で予熱している。そして燃焼時には、バーナ部3から受
熱して気化部の温度を保持させ、受熱が十分取れない場
合はヒータ2に通電することにより気化部の温度を保持
させている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記燃焼器において気化部1の温度を一
定に保持することは非常に困難であった。すなわち燃焼
器は強〜弱と燃焼状態が変化するのであるが、強の時は
バーナ部3からの受熱が多く弱の時は受熱が少ないので
それらのバランスをとって強〜弱のいかなる時でもバー
ナ部3からの受熱によって気化部1の温度を一定に保持
することは非常に困難であったのである。特に燃焼用空
気を前記気化部周囲を通してバーナ部3に供給するよう
にしたものにあっては、この燃焼用空気を屋外から取入
れる場合、その燃焼用空気の温度が夜間と昼間では大き
く異なるため気化部1の温度は一定にはならず、そのた
めヒータ2への通電率が増え、電気代がかさむとともに
燃焼を不安定になるという課題があった。
また、燃焼用空気を前記気化部周囲を通しているた
め、運転開始時のヒータ通電時に熱ロスを生じて、気化
部1が所定温度に達するまでの時間が長くなるといった
課題もあった。
本発明はこのような課題を解決したもので、ヒータへ
の通電率を増加させることなく気化部の温度をほぼ一定
に保持できるようにするとともに、運転開始時のヒータ
による気化部の予熱時間を極力短くすることを目的とし
たものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、燃料ガスと一次空
気との混合ガスを燃焼させるバーナ部と、このバーナ部
の燃焼熱を受熱して液体燃料を気化させその燃料ガスを
前記バーナ部へ供給する気化部と、気化部を運転開始時
に所定温度まで予熱するヒータと、気化部の温度を検出
する温度検出部と、前記バーナ部に前記気化部外周を介
して2次空気を供給する冷却側通路と同気化部を迂回し
て2次空気を供給する迂回通路との二つの通路に分岐し
た2次空気供給管と、前記2次空気供給管に配され冷却
側通路と迂回通路への送風量を分配するダンパと、この
ダンパを制御する制御部とを備え、前記制御部は温度検
出部からの出力に基づいてダンパを制御して気化部外周
への冷却空気量を調節し気化部温度をほぼ一定に維持す
ると共に、前記予熱期間中は気化部外周への冷却空気量
が最小となるようにダンパを制御する構成としてある。
作用 本発明は上記構成によって、2次空気供給管に配され
たダンパによって冷却側通路と迂回通路への送風量を分
配制御することができ、よって気化部外周への冷却空気
量を調節することにより気化部は燃焼状態や外気温度に
関係なくほぼ一定温度に保持されるようになり、ヒータ
への通電が少なくなるとともに燃焼も安定したものにな
ると同時に、運転開始時の気化部のヒータによる予熱時
間も短くなる。
実施例 以下本発明の一実施例を燃焼用2次空気を利用して気
化部を冷却するようにした場合を例にして説明する。
第1図において、11は有底筒状の気化兼混合筒(以下
気化部と称す)で、その周壁の一部の偏心位置に燃料供
給用のノズル12と燃焼用一次空気供給管13が臨ませてあ
る。14は上記気化部11に埋設したヒータ、15は同気化部
11の上部開口に覆設したバーナ部で、その周壁に縦長の
炎口15aを設けてある。16は上記バーナ部15の上部開口
部に覆設したバーナキャップ、17は同バーナ部15の周囲
に配設されたバーナリング、18は上記気化部11を囲むバ
ーナケース、19は同バーナケース18内に燃焼用2次空気
を供給する冷却側通路、20はその2次空気をバーナ部外
周へ導く2次エアガイドA、21は気化部を迂回して2次
空気を供給する迂回通路、22はその2次空気をバーナ部
外周へ導く2次エアガイドB、23は2次空気供給管で、
その先端部は前記冷却側2次通路19と迂回通路21に分岐
している。24はその2次空気を加熱側と冷却側へ任意に
分配するダンパで、ステッピングモータ等で駆動される
ようになっている。25は前記気化部11に埋設した温度検
知部、26はこの温度検知部25からの出力に基づいてダン
パー24を駆動し、気化部温度をほぼ一定に保持する制御
部で、第2図に示すフローチャートのようなシーケンス
を組込んだ燃焼制御用マイコンを主体として構成してあ
る。なお上記気化部11はその開口周縁部の構成等を配慮
することによってバーナ部15からの受熱量が従来のもの
より多くとれるように設定してある。
上記構成において、運転開始時には、第2図のステッ
プ27によって制御部26がダンパ24を駆動して冷却側通路
19を全閉とし、2次空気を迂回通路21にのみ流れるよう
にする。したがって気化部11に埋設したヒータ14により
気化部11を所定温度まで急速に予熱する。そして、気化
部が所定温度に達した段階でポンプ等によって気化部11
内に燃料を噴出する。気化部11内に噴出された燃料は、
ヒータ14によって高温に加熱されている気化部11内で気
化し、送風機等により気化部11内に送られてくる燃焼用
一次空気と予混合する。この予混合ガスは気化部11内を
旋回しながらバーナ部15内に流入し、バーナ部側壁の炎
口15aより噴出する。そして適当な点火手段で点火して
やると燃焼を開始し、炎口15aにほぼ密着した火炎を形
成する。
着火後は、制御部26は温度検出部25からの出力に基づ
いてダンパ24を回動させ、冷却側119に流す2次空気量
を調節する。すなわち、火炎からの受熱により気化部11
の温度が所定の温度よりも高ければステップ28によって
2次空気を冷却側19に多く流して冷却度合を増やし、逆
に低くければステップ29によって迂回通路21に多く流れ
るようにダンパを回動させて冷却度合を少なくしてい
る。これにより、ヒータ14への通電に頼らず、燃焼時
は、バーナ部からの受熱のみで気化部温度をほぼ一定温
度に保持することが可能となる。そして強〜弱の燃焼状
態の変化、燃焼用空気温度の変化、部品精度のバラツキ
等の様々な変動要因に対する余裕も大きく取ることが出
来る。また、気化部11を常に目標温度近くに維持出来る
ため、耐久性も向上する。また、運転開始時のヒータ予
熱期間は気化部の冷却度合を最小とするため、ヒータに
よる予熱時間を短縮することが出来る。
さらに、この実施例では気化部の温度制御に燃焼用空
気を使用するため気化部冷却用空気を供給するための別
の送風源を設ける必要がなく、コスト面でも有利であ
る。
発明の効果 以上実施例の説明で明らかなように本発明によれば気
化部の冷却を制御することによって、気化部温度を目標
の値に早く容易に保持することができ、ヒータへの通電
率を少なくできると同時に燃焼も安定したものとなる。
また様々な変動要因に対する余裕も大きくすることが可
能となり、そのうえ気化部温度を常にほぼ一定の温度に
維持するので耐久性も向上し、長時間の使用下における
信頼性も高く、使い勝手の良いものとなる。また上記気
化部の冷却は2次空気を用い、かつ気化部外周を冷却す
る2次空気と気化部外周を迂回する2次空気の両方共が
バーナ部に供給されるので、2次空気は気化部の冷却度
合いに関係なく良好に供給することができ、燃焼を安定
したものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における燃焼器の断面図、第
2図は同制御部のフローチャート、第3図は従来の燃焼
器を示す断面図である。 11……気化部、15……バーナ部、18……バーナケース、
19,24,26……冷却手段、19……冷却側2次空気供給管、
24……ダンパ、25……温度検出部、26……制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23N 5/02 342 F23D 11/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ガスと一次空気との混合ガスを燃焼さ
    せるバーナ部と、このバーナ部の燃焼熱を受熱して液体
    燃料を気化させその燃料ガスを前記バーナ部へ供給する
    気化部と、気化部を運転開始時に所定温度まで予熱する
    ヒータと、気化部の温度を検出する温度検出部と、前記
    バーナ部に前記気化部外周を介して2次空気を供給する
    冷却側通路と同気化部を迂回して2次空気を供給する迂
    回通路との二つの通路に分岐した2次空気供給管と、前
    記2次空気供給管に配され冷却側通路と迂回通路への送
    風量を分配するダンパと、このダンパを制御する制御部
    とを備え、前記制御部は温度検出部からの出力に基づい
    てダンパを制御して気化部外周への冷却空気量を調節し
    気化部温度をほぼ一定に維持すると共に、前記予熱期間
    中は気化部外周への冷却空気量が最小となるようにダン
    パを制御する燃焼器。
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