JPH0682038A - 気化器のヒータ制御方法及びその装置 - Google Patents

気化器のヒータ制御方法及びその装置

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JPH0682038A
JPH0682038A JP5038625A JP3862593A JPH0682038A JP H0682038 A JPH0682038 A JP H0682038A JP 5038625 A JP5038625 A JP 5038625A JP 3862593 A JP3862593 A JP 3862593A JP H0682038 A JPH0682038 A JP H0682038A
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temperature
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Yong-Woong Bang
▲ヨン▼雄 方
Su-Young Cha
秀▲栄▼ 車
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    • F23N5/02Systems for controlling combustion using devices responsive to thermal changes or to thermal expansion of a medium
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    • F23D11/36Details, e.g. burner cooling means, noise reduction means
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    • F23D11/448Vaporising devices incorporated with burners heated by electrical means
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気化室内部温度を常に燃料が最適状態で気化
されうる温度に保持させ、気化器の燃焼状態に安定を期
するように気化器のヒータ制御方法を提供する。 【構成】 燃料が最適状態に気化されうるヒータ予熱温
度条件を設定する段階と、室内温度変化によるヒータ温
度可変量を設定する段階と、ヒータの材質特性上現れる
潜熱によるヒータ自体の温度変化量を設定する段階と、
設定されたこれらのデータをプログラミングしてマイク
ロコンピュータ(3)にセッテングする段階と、このマ
イクロコンピュータ(3)で判断された結果により商電
源の位相角を比例、微分、積分する段階と、さらに可変
される電源をもってヒータ(6)を駆動する段階とから
なるもので、外部条件の変化による適切な気化雰囲気を
造成して燃料の完全燃焼が行われるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、燈油を気化ガス化し
て燃料として使用する燃焼機器の気化器化に関し、特
に、材質特性上生じるヒータの潜熱温度変化と室内温度
変化など、外部条件の変化に関連し、ヒータに印加され
る商電源を位相角制御方式によって制御することによ
り、気化器内の温度を常時所定水準に保持できるように
された気化器のヒータ制御方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、気化器のヒータを制御する装置と
して、日特開昭62−41521号に掲載された気化器
のヒータ制御装置は、全体的に図1に示す如き構成から
なっている。
【0003】図において、電磁気ポンプ21は、油類タ
ンク22内の燈油を油類パイプ23を通して気化器24
内部の気化室25に供給し、ヒータ26は気化器24を
加熱し、制御手段27は温度センサ28により検出され
た温度によりヒータ26に通電される電力量を制御す
る。また、ニードル29はノズル孔30を開閉し、バー
ナ31は上記ノズル孔30に対向して取り付けられてお
り、バーナ31の上部には気化ガスを点火されるための
点火プラッグ32と炎のイオン電流を検出する炎検出器
35が設けられている。
【0004】上記温度センサ28に接続された判定手段
33はセンサ28により検出された予熱中の温度が着火
温度より低く既設定された所定の温度より高いかどうか
を判定し、電力量設定手段34は、上記判定手段33に
より既設定された所定温度が上記予熱中の温度より高い
と判定されるとき、ヒータ26により供給する電力量を
減少させるよう設定する。
【0005】上記従来の気化器のヒータ制御装置は、次
のバーナ構造をもつ気化器にも適用しうる。
【0006】つまり、図2に示す如く、気化器のバーナ
は燃料が気化される気化室41と、燃料を空気と混合さ
せる混合室42とから構成され、これらの交通孔43を
具えた混合板44により夫々仕分けられている。
【0007】さらに、上記気化室41を構成する気化壁
45の下端一側には送風ファン46に連結されるエア供
給ダクト43が設けられ、このエア供給ダクト47には
内設される構造で、燃料を供給する給油48が設けられ
ている。
【0008】一方、気化室41の上部の一定所には炎を
形成する炎孔49が穿設されており、気化室41を構成
する気化壁45には埋設される構造でヒータ50が装着
されているが、このヒータ50の周囲には絶縁状態を保
持しその発熱を感知する図示のない温度センサが設けら
れ、この温度センサは、ヒータ30と共に気化壁25に
埋設された構造を有する。
【0009】次に、上記バーナ構造を有する気化器の従
来のヒータ制御方法を説明する。燃料を気化させるため
には、気化室内の燃料が気化されうる温度の雰囲気を造
るべきであるが、このような雰囲気の造りはヒータの予
熱によってなされる。つまり、図1において図示のない
運転スイッチをオンすると、気化器24を予熱させるた
め、ヒータ26を100%通電して気化器24の加熱を
行う。この気化器24の温度は温度センサ28により検
出され、検出されたデータが所定レベルの着火可能な着
火温度に到達されているかを制御手段27が判定する。
このさい、所定の着火温度に到達していない場合には、
制御手段27がヒータ26を100%通電させ加熱状態
を引きつつぎ保持させる。
【0010】上記温度センサ28により検出された温度
が着火温度に到達した場合には、着火動作を行い、電磁
気ポンプ21を作動させ油類タンク22からパイプ23
を通して気化器25内に供給され、共に加熱され気化ガ
スとなりながらノズル孔30から噴出される。
【0011】このさい、気化ガスは燃焼用空気として作
用する1次空気を周囲から吸い込みながら混合気体とな
りバーナ31内に流れこまれる。バーナ31の上部には
予熱終了とともに放電を開始する点火プラッグ32が火
花を生じ混合気体に点火させる。
【0012】着火後には、炎検出器35により検出され
た炎のイオン電流が所定値以上になると、制御手段27
は点火プラッグ32の放電動作を停止させる。
【0013】一方、温度センサ28から検出された温度
データは、判定手段33内に構成された図示のないマイ
クロコンピュータに入力され、マイクロコンピュータで
はすでに記憶されている着火温度よりやや低温度のデー
タと、上記入力されたデータとの比較を行い、温度セン
サ28からの温度データが記憶された温度より高いかを
判定する。
【0014】上記判定結果、温度が低い場合、上記判定
手段はこれに相応する制御信号を出力量設定手段34に
出力し、出力量設定手段34がヒータ26に100%通
電されるよう商電源を制御する。
【0015】その後、検出温度が記憶温度より高いと判
定されるときには、出力量設定手段34がヒータ26に
通電する電力量を一例として50%減少させ気化器24
の温度を一定に保持させ、着火動作が行われた後には、
ヒータ26に供給される電力を遮断するようになる。
【0016】つまり、図1に示す如く、ヒータを駆動さ
せるとき、従来はヒータに隣接設置された温度センサが
単にヒータの温度を感知するようになり、その感知され
た温度がすでに設定されたヒータ温度の上限値に到達し
たと判定手段33が判定するとき、この判定手段33は
ヒータ電源部を制御してヒータの駆動を止めるようにな
る。
【0017】その後、ヒータ温度が下限値に到達される
とき、マイコンはこれを判断しヒータ電源部を再びオン
させるなどバーナの再予熱動作を繰り返すようになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来には
ヒータの温度が上限値と下限値との間往き来しながら変
動されるため、バー内部には一定温度の気化雰囲気を保
持することができないという問題点があった。
【0019】つまり、ヒータ温度の変化幅が大であるた
め、バーナの気化室温度が一定しないようになる。ま
た、ヒータは発熱状態において電源の供給が遮断されて
も、その材質特性上潜熱により電源遮断時点の温度より
一定値以上の温度にまで発熱するようになり、また、ヒ
ータに電源供給が一定値以上遮断された状態において
は、電源供給が再び行われるとしても、ヒータは電源供
給時点の温度よりも一定値以下の温度まで冷却されるな
ど、バーナに具えられた気化室内の気化雰囲気の不安定
により燃料の不完全燃焼が起るようになるが、このよう
な場合、上記バーナ油の臭いをおびた白煙が生じるな
ど、快適な暖房を行い難いという問題点が生じた。
【0020】
【発明の目的】そこで、この発明は上記の如き従来の問
題点の解決のためなされたもので、この発明の目的は、
ヒータの材質特性上現れる潜熱温度変化と、室内温度の
変化等、外部条件の変化によりヒータに供給される商電
源を位相角制御方式により制御することにより、気化室
内部温度を、常に燃料が最適状態で気化されうる温度に
保持させ、気化器の燃焼状態に安定を期するように気化
器のヒータ制御方法を提供することにある。
【0021】また、別の目的は、ヒータの制御におい
て、室内温度を感知するヒータ温度感知部と、商電源の
位相角を制御する位相角制御部を別に構成することによ
り、外部条件の変動につれてヒータに供給される商電源
の位相角を変化させ気化室内部温度を一定に保持できる
ようにした気化器のヒータ制御装置を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するたの手段】上記の如き目的達成のため
のこの発明によるヒータ制御方法は、気化器の暖房容量
に関連して燃料が最適状態に気化されうるヒータ予熱温
度条件を設定する段階と、室内温度変化によるヒータ温
度可変量を設定する段階と、ヒータの材質特性上現れる
潜熱によるヒータ自体の温度変化量を設定する段階と、
設定されたこれらのデータをプログラミングしてマイク
ロコンピュータにセッテングする段階と、上記マイクロ
コンピュータ(以下、マイコンとう)が温度センサから
駆動中のヒータの発熱温度値を入力し、上記設定された
データ値と比較判断する段階と、マイコンで判断した結
果により電源の位相角を制御する段階と、可変される電
力量をもってヒータを駆動する段階とからなることを特
徴とする。
【0023】一方、上記ヒータ制御方法を実現する装置
においては、サーミスタなどの温度センサを利用してヒ
ータ温度を感知するヒータ温度感知部と、ヒータ予熱温
度条件と室内温度変化によるヒータの温度変化量及び潜
熱によるヒータの温度変化量がすでに設定され、これら
のデータとヒータ温度感知部から印加される温度データ
と比較し電源位相夫々の制御量を算出するマイコンと、
このマイコンから出力される位相角制御量に相応するデ
ータの入力を受けて電源の位相角を制御する位相角制御
部とから構成されたことを特徴とする。
【0024】
【実施例】以下、この発明の添付された例示図面に沿っ
て詳述する。気化式燃焼機器は、暖房面積によりその容
量が決定され、この燃焼機器の容量により適したヒータ
予熱温度が決定されるようになる。このような気化式燃
焼機器を利用した初期暖房時には、冷却された室内温度
と、気化器バーナの気化室温度は概ね一致するようにな
るため、気化バーナに装着されたヒータに電源を供給し
ても冷却された気化室内部温度を燃料の気化条件に合う
ようにわかに高めることは難しい。
【0025】つまり、ヒータは電源の供給によって加熱
されるが、それまでに冷却された雰囲気を続けてきた気
化室温度はヒータの発熱により徐々に高まるためであ
る。初期の暖房時とはことなり、再度暖房を行う場合に
は、やや差があるとみなしうるが、このような現像は通
常初期や再度の暖房時にも同じく現れる。
【0026】したがって、気化室内の気化雰囲気を最適
状態に保持させるためには、室内温度によるヒータ温度
可変量を設定してこのヒータ温度可変量によりヒータの
発熱量を異なるようにする必要があるが、この如きヒー
タの発熱量は以後に説明される電源の位相角を制御する
ことにより、可能となる。
【0027】また、ヒータは電源の供給量によって発熱
される状態でその電源の供給を遮断してもその材質特性
上潜熱が存在するようになる。
【0028】つまり、電源の供給を遮断しても、その時
点におけるヒータは、一定値以上の温度まで発熱するよ
うになる。その反面電源の遮断によって消火された状態
で再び電源が供給されたとしても、電源供給時点からそ
れ以後ある時点までは電源供給の時点よりもっと低い温
度に下るようになる。
【0029】このように、ヒータは材質特性上電源を遮
断されても一定温度以上に発熱するか、再び電源を供給
されても一定温度以下に下るなど、ヒータの潜熱に従っ
てヒータの発熱量を異なるようにする必要があるが、こ
れもまた後述する電源の位相角を制御することにより可
能となるのである。
【0030】次に、実施例を参照して、この発明のヒー
タ制御方法について述べる。つまり、図3に示す如く、
まず気化器の暖房容量に関連づけて燃料の気化されうる
気化室内温度を一定に保持できるヒータ予熱温度条件を
設定するが、これとともにヒータの材質特性上それ自体
の持っている潜熱による温度変化量と、室内温度変化と
この温度変化に関連づけて適正なヒータ温度の可変量を
実験により設定後、これらの条件、つまりヒータ予熱温
度Tt条件と潜熱によるヒータ温度変化量ΔTx及び室
内温度によるヒータ温度変化量を第1ステップでマイコ
ンにプログラミングする。
【0031】その後、第2ステップS2でヒータへの電
源供給とともにこのヒータに隣接して設けた熱感知手
段、例えばサーミスタを利用しヒータの発熱温度Thを
感知するようになるが、このときマイコンは第3ステッ
プですでにプログラムされた上記条件Tt,ΔTxなど
と熱感知手段により感知された発熱温度値Thを比較反
転するようになる。
【0032】つまり、ヒータの発熱温度Thが燃焼機器
容量に従って設定されたヒータ予熱温度からヒータの潜
熱温度変化量ΔTxを引いた値に到達したかを判断する
ようになる。
【0033】従って、その判断結果、ヒータの発熱温度
Thがこれに至らない場合、商電源の位相角を制御する
ことなしに、定格電圧を続けて印加する中、ある時点で
ヒータの発熱温度Thがその値以上になると、第4ステ
ップからヒータに供給される電圧を下げるために、商電
源の位相角を制御するようになる。
【0034】その後、マイコンは第5ステップS5から
ヒータに供給される電圧を減少させる時点からヒータが
潜熱を発散してヒータの発熱温度Thと潜熱温度ΔTx
が和されてヒータ予熱温度Ttに到達したと判断される
と、初めて第6ステップで燃焼媒介物によりバーナを燃
焼させるようになる。
【0035】このように、バーナが燃焼されると、次に
は、第7ステップでバーナ内の気化温度を常に一定に保
持せしめるために、ヒータの発熱量と室内温度変化、ヒ
ータの潜熱温度変化及びヒータの現在温度を媒介変数と
して商電源を一般に知られた比例、積分、微分制御、つ
まりPID制御をするようになる(S7)。
【0036】このような商電源のPID制御は、商電源
の位相角を変化させるようになり、これにより商電源の
電力値を可変させることになる。例えば、室内温度が平
時より低くヒータの発熱量が周囲に発散する率が高くな
ると、室内温度条件が変数として作用し、これにより電
源の位相角をヒータを流れる電流の位相角と一致するよ
うPID制御を行いヒータの発熱量を高めるようにな
る。
【0037】これとは反対に、室内温度が平時より高い
ためヒータの潜熱の周囲への発散率が低くなると、電源
の位相角とヒータを流れる電流の位相角が互いにずれる
ように制御してヒータの発熱量を低めるようになる。
【0038】このように、ヒータの予熱温度条件と室内
温度条件及びヒータの潜熱温度変化率などをマイコンが
既設定し上記マイコンをセッテングされたプログラムに
したがって上記データとヒータ温度データ及び室内温度
データを比較判断するようになり、その後、マイコンで
判断された結果に従ってヒータを駆動させる商電源の位
相角を制御することによって、気化器内に常に一定温度
の気化雰囲気を造成することができるようになる。
【0039】この発明によるヒータ制御装置の実施例
は、図3に示すごとく、サーミスタなどの温度センサを
利用して室内温度条件などを感知する室内温度が感知部
1をなし、これと類似の構造として温度センサをヒータ
と隣接して構成してヒータ温度感知部2を構成するが、
室内温度感知部1を構成する温度センサは気化器で室内
温度を正確に感知できる処に設ける必要がある。
【0040】その一例として、地面より遠くはなれて副
射熱の影響をうけない燃焼機器の上端部がその設置に適
する所になりうるとみなしうるが、この発明は上記例に
限定することなく、室内温度を正確に感知できる所であ
ればいずこにも設けることができる。上記ヒータ温度感
知部2を構成する温度センサは、ヒータの温度を感知す
るもので、ヒータと絶縁状態でこのヒータとともに気化
室をなす構造物、つまり、気化壁内にともに埋設するの
が適し、このほかにもヒータと絶縁され、温度を正確に
感知できる個所であればいずこでも可能となる。
【0041】このような構造からなる室内温度感知部1
と、ヒータ温度感知部2は、ヒータ制御プログラムをセ
ッテイングされたマイコン3の入力側に連結され、この
マイコン3の出力端には後述する位相角制御部4が連結
される。
【0042】上記位相制御部4は、一般に商電源の制御
に利用されるインバータ方式のPID制御器から構成さ
れる。つまり、マイコン3で上述の媒介変数の変化を比
較判断したのち、その結果を位相角制御部4へ出力し、
制御部4はその媒介変数を制御量とする一定温度でヒー
タが発熱されるように商電源をPID制御するようにな
る。
【0043】(作用及び効果)次に、上記装置の作用及
び効果について述べる。ユーザが図示のない運転スイッ
チをオンさせると、ヒータ電源供給部5からヒータ6に
電源が供給され、電源供給による上記ヒータ6の発熱に
より図2に示す気化室41内部の温度が徐々に上昇され
るようになる。
【0044】この際、ヒータ6の温度は、ヒータ温度感
知部2に構成された温度センサが感知するようになると
ともに、室内温度は室内温度感知部1に構成された温度
センサが感知し、これら感知された温度データはマイコ
ン3に入力される。このマイコン3は入力される温度デ
ータと内部にすでに設定されたデータとを比較判断した
のち、その結果を出力端に接続された位相角制御部4に
供給する。
【0045】このように、室内温度とヒータ温度により
位相角制御部4を駆動するため、マイコン3にセッテン
グされたプログラムは次の如しである。つまり、気化室
内部への適宜な気化雰囲気を保持できるヒータ予熱温度
条件と、ヒータの材質特性上その自体の持つ潜熱による
温度変化量、さらに室内温度変化につれてともに変化す
るヒータ温度の可変量などであり、これらの媒介変数は
マイコン3にプログラミングされ稼動中のヒータ発熱温
度及び室内温度と比較され、マイコン3その結果値、つ
まり制御量を位相角制御部4に供給することになる。
【0046】その後、位相角制御部4は、マイコン3で
指示する制御量によりヒータ電源供給部5に印加される
商電源を比例、積分、微分制御方式により制御される
が、このような商電源の位相角を変化させ、その変化に
よって商電源の電力値が可変されるから、ヒータ6に供
給される。
【0047】例えば、マイコン3がヒータ6の発熱を高
めるよう要求すると、ヒータ6に供給される電力値が高
まるよう位相角制御部が作動され、これに反し、ヒータ
6の発熱を低めるよう要求すると、ヒータ6に供給され
る電圧値を下げるよう作動する。
【0048】このように、現在の周囲条件によりヒータ
予熱温度を異にすることにより、気化室内部の気化雰囲
気を最適状態に保持できるようになり、これによって最
上の条件で燃料が気化されることにより快適な暖房が行
われるようになるのである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現在の周囲条件によりヒータ予熱温度を異にすることに
より、気化室内部の気化雰囲気を最適状態に保持できる
ようになり、これによって最上の条件で燃料が気化され
ることにより快適な行なわれるようになるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例による気化器のヒータ制御装置の全体構
成図、
【図2】図1におけるバーナの別の実施例、
【図3】この発明によるヒータ制御ステップのフローチ
ャート、
【図4】この発明によるヒータ制御装置のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 室内温度感知部 2 ヒータ温度感知部 3 マイクロコンピュータ 4 位相角制御部 5 ヒータ電源供給部 6 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 3/00 310 D 8918−3K

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化室と混合室とからなるバーナと、こ
    のバーナの気化室周辺にヒータを装着された気化器のヒ
    ータ制御方法において、気化器の暖房容量に関連して燃
    料が最適状態に気化されうるヒータ予熱温度条件を設定
    する段階と、室内温度変化によるヒータ温度可変量を設
    定する段階と、ヒータの材質特性上現れる潜熱によるヒ
    ータ自体の温度変化量を設定する段階と、設定されたこ
    れらのデータをプログラミングしてマイクロコンピュー
    タにセッテングする段階と、このマイクロコンピュータ
    で判断された結果により商電源の位相角を比例、微分、
    積分する段階と、さらに可変される電源をもってヒータ
    を駆動する段階とからなることを特徴とする気化式燃焼
    機器のヒータ制御方法。
  2. 【請求項2】 気化器のヒータ制御装置において、温度
    センサを利用してヒータの温度を感知するヒータ温度感
    知部と、温度センサを利用して室内温度を感知する室内
    温度感知部と、ヒータ予熱温度条件と室内温度変化によ
    るヒータ温度可変量及び潜熱によるヒータの温度変化量
    がプログラムされる温度データと、これらの設定値と上
    記ヒータ温度感知部及び室内温度感知部から入力される
    温度データと比較し、商電源位相角制御量に相応する制
    御信号を出力するマイクロコンピュータと、このマイク
    ロコンピュータで判断した結果により商電源の位相角を
    制御する位相角制御部と、上記位相角制御部に連結され
    位相角の可変された商電源をヒータに供給するヒータ電
    源供給部とから構成されたことを特徴とする気化器のヒ
    ータ制御装置。
JP5038625A 1992-02-27 1993-02-26 気化器のヒータ制御方法及びその装置 Pending JPH0682038A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR19923083 1992-02-27
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