JP2811903B2 - 自動車フロント部の冷却風取入構造 - Google Patents

自動車フロント部の冷却風取入構造

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JP2811903B2
JP2811903B2 JP2103163A JP10316390A JP2811903B2 JP 2811903 B2 JP2811903 B2 JP 2811903B2 JP 2103163 A JP2103163 A JP 2103163A JP 10316390 A JP10316390 A JP 10316390A JP 2811903 B2 JP2811903 B2 JP 2811903B2
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Japan
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air intake
cooling air
cross member
air flap
front bumper
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照雄 高橋
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はラジエータ等の熱交換器の冷却を図る自動
車フロント部の冷却風取入構[発明の目的]造に関する
ものである。
(従来の技術) 一般に、ラジェータ等の熱交換器は外部から取入れた
外気によって冷却されるもので、冷却風は、例えば、実
開昭55−2701号公報記載の如く熱交換器前方のフロント
グリルから取入れられる構造となっている。
(発明が解決しようとする課題) 前記した如く熱交換器はフロントグリルから取入れら
れる冷却風によって冷却され、この冷却風の取入口は、
フロントバンパーの上方で、静圧最大となる点に位置す
るため、冷却風の取入れは大変効率の良いものとなって
いる。
しかしながら、近年はデザインの多様化から自動車の
顔となるフロントグリルを廃止する傾向にあり、冷却風
の取入口を、エプロン部分に設けるようにしている。
エプロン部分はフロントバンパーの下部にあるため、
静圧最大となる点より下方に位置し冷却風の取入れ効率
が悪くなる面があった。このために、従来と同様の冷却
効率を確保するにはラジェータの大型化を図る必要があ
る。
ラジェータの大型化は、コストアップや取付けスペー
スの拡大につながると共に重量増加等の問題を招来す
る。
そこで、この発明はフロントグリルを廃止したフロン
ト部において効率のよい冷却風の取入れができると共に
強度剛性の面でも優れた自動車フロント部の冷却風取入
構造を提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この発明は、車巾方向に
長いファーストクロスメンバーに支持された熱交換器の
前方で、かつ、フロントバンパーに、前方へ向けて開口
した外気取入口を設ける一方、前記ファーストクロスメ
ンバーをアウターとインナーの各フランジを閉じ合せて
閉断面矩形状に形成すると共にファーストクロスメンバ
ーの下部に、前記アウター又はインナー側のいずれか一
方のフランジを前記フロントバンパーの下端より車巾方
向に沿ってほぼ垂直下方に延長してエアフラップ部を設
け、このエアフラップ部の前面に渦流を発生させて負圧
域を作るようにする。
(作用) かかる冷却風取入構造によれば、走行時において走行
風はフロントバンパーの上方と下方に沿う流れに振り分
けられ後方へ流れる。この時、フロントバンパーの下方
に沿って流れる走行風はエアフラップ部に当ることでそ
の前面に渦流が発生し負圧域が作られる。このために、
負圧域へ向けて多くの走行風が誘導される結果、フロン
トバンパーの上方にあった静圧最大となる点はフロント
バンパーの領域まで下がり、外気取入口から効率よく冷
却風が取入れられる。したがって、ラジェータの大型化
を図る必要がなくなると共に、一体構造のエアフラップ
部を有する閉断面矩形状の形状によってファーストクロ
スメンバーの強度アップが図れる。
(実施例) 以下、第1図乃至第4図の図面を参照しながらこの発
明の一実施例を詳細に説明する。
図中1はフード,3はフロントバンパーをそれぞれ示し
ている。フード1は、アウタパネル1aとインナパネル1b
とから成り、先端部はフロントバンパー3の上端縁まで
延長され後方(第1図右側)のヒンジ(図示していな
い)を介して開閉可能となっている。
フロントバンパー3は、下端側がエプロンを兼ねた一
体形状となっていてほぼ中央部位には車巾方向に長い外
気取入口5が設けられると共に左右の支持スティ(図示
していない)によってフロントサイドメンバー(図示し
ていない)に固定支持されている。
フロントバンパー3の後方エンジンルーム内にはラジ
ェータ等の熱交換器7が配置され、熱交換器7の上端部
はラジェータコアサポートアッパパネル9に、下端部は
ファーストクロスメンバー11にそれぞれ支持されてい
る。
ファーストクロスメンバー11は車巾方向に長い断面コ
字状のアウター13と長手方向に連続する板状のインナー
15とから成る閉断面矩形状の形状となっていて、両端は
フロントサイドメンバー(図示していない)にそれぞれ
結合固着されている。
ファーストクロスメンバー11のアウター13とインナー
15の各フランジ13a,15aは溶接により一体に重ね合せ結
合されると共に下部にはエアフラップ部17が設けられて
いる。
エアフラップ部17は、前記インナー15側のフランジ15
aを前記フロントバンパー3の下端3aより車巾方向に沿
ってほぼ垂直下方へ延長することで形成されている。こ
の場合、ファーストクロスメンバー11のアウター13とイ
ンナー15を、第2図及び第3図に示す如く、断面アング
ル状に形成して閉断面矩形状に閉じ合せ結合し、アウタ
ー13側又はインナー15側のフランジ13a,又は15aを下方
へ延長し、その延長部をエアフラップ部17としてもよい
ものである。
また、エアフラップ部17の巾は少なくとも前記熱交換
器7の巾より大きく設定することが望ましい。
なお、第1図において19は熱交換器の後方に設けられ
たラジェター・シュラウド、21は冷却ファンをそれぞれ
示している。
このように構成された自動車フロント部の冷却風取入
構造によれば、走行時において、走行風は、フロントバ
ンパー3の上方と下方に沿う流れに振り分けられ、後向
へ向けてそれぞれ流れるようになる。この時、下方へ流
れた走行風はエアフラップ部17に当りその前面に渦流が
発生して負圧域a・bが作られる。このために、負圧域
a・bへ向けて走行風が強制的に誘導される結果、静圧
最大となる点がフロントバンパー3の領域まで下がり外
気取入口5から効率よく冷却風の取入れが行なえるよう
になる。
したがって、熱交換器7を大型化しなくても従来と同
様の冷却効率が得られると共に、ファーストクロスメン
バー11も一体構造のエアフラップ部17を有する閉断面矩
形状の形状によって強度剛性がアップするよううにな
る。
[発明の効果] 以上、説明したように、この発明の自動車フロント部
の冷却風取入構造によれば、走行風がエアフラップ部に
当りその前面に渦流が発生することによってファースト
クロスメンバーの下部に走行風を誘導する負圧域を作る
ことができるため、静圧最大となる点を外気取入口領域
まで下げることが可能となり、効率のよい冷却風の取入
れができる。
また、ファーストクロスメンバーを、一体構造のエア
フラップ部を有する閉断面矩形状の形状したので強度剛
性のアップが図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の冷却風取入構造の概要を示した第4
図のI−I線断面図、第2図、第3図はエアーフラップ
部を有するファーストクロスメンバーの変形側を示した
断面図、第4図は冷却風取入構造を実施した自動車の側
面図である。 3……フロントバンパー 5……外気取入口 7……熱交換器 11……ファーストクロスメンバー 13……アウター 15……インナー 13a・15a……フランジ 17……エアフラップ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車巾方向に長いファーストクロスメンバー
    に支持された熱交換器の前方で、かつ、フロントバンパ
    ーに、前方へ向けて開口した外気取入口を設ける一方、
    前記ファーストクロスメンバーをアウターとインナーの
    各フランジを閉じ合せて閉断面矩形状に形成すると共に
    ファーストクロスメンバーの下部に、前記アウター又は
    インナー側のいずれか一方のフランジを前記フロントバ
    ンパーの下端より車巾方向に沿ってほぼ垂直下方に延長
    してエアフラップ部を設け、このエアフラップ部の前面
    に渦流を発生させて負圧域を作るようにしたことを特徴
    とする自動車フロント部の冷却風取入構造。
JP2103163A 1990-04-20 1990-04-20 自動車フロント部の冷却風取入構造 Expired - Lifetime JP2811903B2 (ja)

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