JP2809610B2 - ペースト状製品、特に口紅などの化粧製品塗布装置 - Google Patents

ペースト状製品、特に口紅などの化粧製品塗布装置

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JP2809610B2
JP2809610B2 JP8151416A JP15141696A JP2809610B2 JP 2809610 B2 JP2809610 B2 JP 2809610B2 JP 8151416 A JP8151416 A JP 8151416A JP 15141696 A JP15141696 A JP 15141696A JP 2809610 B2 JP2809610 B2 JP 2809610B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • A45D40/06Casings wherein movement of the lipstick or like solid is a screwing movement

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペースト状製品、
特に棒状の形態で提供される口紅などの化粧製品を塗布
するための装置に関する。
【0002】本発明により考案された装置は、以下の部
材を備えた種類のものである:棒状の製品を収容し、か
つ案内面において係合される少なくとも一つのスタブを
備えたカップを滑動させ得るように設けられた案内面を
有する管状部材と、上記管状部材に固く填められ、軸当
接手段によって管状部材上に保持され、スロットにおい
て上記カップのスタブと係合され、かつ壁面に少なくと
も一つの螺旋状スロットが設けられている円筒型のケー
シングと、上記ケーシングが固定される、特に金属製の
外側スリーブとを備えており、上記管状部材は上記ケー
シングおよび上記スリーブに対して回転可能であり、上
記ケーシングおよび上記管状部材から成る二つの部材の
間に可撓性摩擦手段が複数設けられており、これらの摩
擦手段は少なくとも一つの舌部を有しており、この舌部
は、半径方向に可撓性を有し、上記二つの部材の一方に
設けられ、かつ、他方の部材に設けられ、上記管状部材
の軸に対して傾斜した軸受面と相互作用するように設計
されている。
【0003】
【従来の技術】この種類の装置は、特に米国特許第3,51
5,493号の図8により知られている。
【0004】しかしながら、この文献で提案されている
解決策を用いても、実用上いくつかの問題が発生する。
なぜなら、空間を生成・変形する可撓性舌部により形成
される半径方向の空間が、外側スリーブと管状部材との
間にわずかしか存在しないからである。この空間が螺旋
状スロットの半径方向の深さに対応することもめったに
ない。なぜなら、その深さがわずかだからである。
【0005】欧州特許公開第0,491,579号の提案する装
置は、その図5に特に示すように、その機構のさまざま
な部材の間の本質的には半径方向の遊びをなくすことを
可能にし、かつ、案内面を備えた管状部材が、円筒型ケ
ーシングおよび金属製スリーブに対して回転する間、滑
らかな動作を可能にするものである。しかしながら、こ
の文献で提案されている解決策を用いても、長さ方向の
遊びを十分満足のいくように補償することは不可能であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、何よりも上に規定したように、特に成型・離型
操作に関して比較的簡略な製造工程を有し、かつ、可撓
性摩擦手段が十分自由に作用することによって、優れた
弾性を有する自動調心効果および耐振動効果が得られる
装置を提供することにある。このようにして、ペースト
状製品からなる棒を衝撃から保護することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ペース
ト状製品、特に棒状の形態で提供される口紅などの化粧
製品を塗布するための、上に規定した種類の装置が提供
される。この装置は、可撓性摩擦手段が少なくとも1つ
の舌部から構成され、かつ、傾斜した軸受面が外側スリ
ーブの下端部を越えて軸方向に位置づけられることを特
徴とする。
【0008】上記摩擦面は、円錐台状でありうる。
【0009】あるいは、上記摩擦面は、外向き凹状の面
から形成される。
【0010】好適には、これらの可撓性摩擦手段すべて
の最大外径は、上記スリーブの外径と実質的に等しい。
【0011】このような条件のもとでは、上記可撓性摩
擦手段を受容できるだけの十分な半径方向の空間が得ら
れ、それによって上記摩擦手段の有効性が改善され、か
つ、特に成型・離型操作に関して、その製造工程が実質
的に簡略化される。
【0012】好ましくは、直径方向に対向する少なくと
も二つの弾性を有する舌部が、上記傾斜した軸受面と相
互作用するように設計される。
【0013】第一の実施態様によれば、上記軸受面は円
錐台状表面または管状部材の土台上に設けられた同様の
面であり、一方、少なくとも1つの舌部が円筒型ケーシ
ング上に設けられる。上記円錐台状表面は、その直径の
大きいほうが底部となる向きになっており、上記少なく
とも1つの舌部は、上記ケーシングの底部に設けられ、
上記ケーシングの外側表面上の上記舌部の根元に環状肩
部を形成するように上記ケーシングに対して外向きに半
径方向に段を形成して配置されている。上記肩部は、好
適には上記外側スリーブのために軸当接を構成する。
【0014】あるいは、上記土台上に設けられた円錐台
状表面は、その直径の大きい方が頂部となる向きになっ
ており、この表面は凹状であり、上記ケーシングの底部
に設けられた上記少なくとも1つの舌部は上記円錐台状
表面によって半径方向内向きに押されている。
【0015】上記円筒型ケーシングの底部に設けられた
上記舌部の内面は、好ましくは、上記螺旋状スロットの
底部と同一の円筒型表面上に実質的に位置している。
【0016】第二の実施態様によれば、外向きまたは内
向きの円錐台状表面は、上記螺旋状スロットが配された
上記ケーシングの底部に設けられており、一方、上記少
なくとも1つの舌部は上記管状部材の土台上に設けら
れ、上記円錐台状表面と外向きまたは内向きに相互作用
するように上を向いている。
【0017】上記傾斜した軸受面は、縦断面がV字また
は円弧の形状である溝の一部またはリブの一部を構成し
得る。上記溝または上記リブの一部は、上記少なくとも
1つの舌部のそれぞれの結合形状の一部と相互作用す
る。
【0018】上記舌部は軸方向に変化する半径方向の厚
さを有し得る。この大きさは上記舌部の自由端の方向に
減少していく。
【0019】上記舌部は、上記舌部の輪郭、および上記
装置の軸を通る面における長さ方向の上記舌部の縦断面
の両方に関して湾曲した形状を有し得る。
【0020】上記舌部は、滑動を改善し摩擦を減少させ
ることを可能とする手段、特にビードまたは凹部をその
両端に有し得る。
【0021】フィンを規定している各スリットの底部
は、好ましくは丸みを帯びた形状である。
【0022】自動調心作用は、長さ方向および半径方向
に及ぼされる。
【0023】上記少なくとも1つの螺旋状スロットを有
する上記円筒型ケーシングのために用いられる物質は、
ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリアセタール、ポリ
テトラフルオロエチレンの誘導体およびポリエステルか
らなる群から選択される。
【0024】上記管状部材の成型用物質は、ポリオレフ
ィン、ポリスチレン、酢酸セルロース、プロピオン酸セ
ルロース、ビニル重合体、ポリアセタール、およびポリ
テトラフルオロエチレンの誘導体からなる群から選択さ
れる。
【0025】一方では上記管状部材の成型のために用い
られ、および/または、他方では上記螺旋状スロットを
有する上記円筒型ケーシングのために用いられる物質
は、窒化ホウ素、モリブデンジスルフィド、グラファイ
ト、またはシリコーンなどの滑剤を0.2〜20%含有
している。
【0026】単独で、または以上述べてきた特徴と組み
合わせて用いることのできる本発明の別の特徴によれ
ば、上に規定した種類の、ペースト状製品、特に棒状の
形態で提供される口紅などの化粧製品用の塗布装置は、
以下の特徴を有する:案内面を有する管状部材は、上記
管状部材の軸に実質的に平行な2つの細長いスリットに
よって規定される少なくとも1つの比較的弾性を有する
ストリップを備えており、このストリップはその細い端
部で上記管状部材に取り付けられており、上記カップお
よび/または上記ストリップは、半径方向に突出して、
相互作用する部材の表面に接するように設計された外部
および/または内部突起を少なくとも1つ有しており、
上記ストリップは横向きの遊びをなくし、上記カップと
上記管状部材の内部表面の一部との間の接触を維持する
ように上記カップ上に弾性力を加えている。
【0027】好適には、上記ストリップの内部表面の長
さ方向の縦断面は内向きの凸状である。
【0028】案内面を有する管状部材は、上記管状部材
の剛性を補強し、特に接着によって土台部への固定を容
易にするように設計された閉じた底部を有し得る。
【0029】上記管状部材の土台は、上記管状部材を土
台部内に固定するように設計され、半径方向に突出した
ボスビードを形成している環状円盤を、上記可撓性摩擦
手段の下に有し得る。
【0030】上記管状部材の土台は、その外部横表面上
に半径方向に突出して弾性的に内向きに変形可能なよう
に設計された少なくとも1つの弾性を有する突起を有し
ており、上記管状部材の下側部分を覆うための土台部が
結合固定用手段を備えており、上記結合固定用手段は特
に、上記土台部の内部表面上に設けられ、対応する弾性
突起がスナップ式に固定され得る凹部である。
【0031】上記管状部材の土台は、上記土台部の底部
から突出するピップに、クランプによって固く填まるよ
うに設計されており、厚い底部の壁に設けられている中
央孔または中央スリーブを有し得る。この場合環状円盤
を設ける必要はなくなる。
【0032】あるいは、上記土台は、中央孔と、上記孔
から広がって変形可能なセクタを規定する星型放射状ス
リットとを有し、上記土台部は、上記土台の底部の上記
セクタの内部端を固定する、好適には円錐台状でありキ
ャッチを備えたピップを有している。
【0033】上記管状部材の上記土台に結合される上記
土台部は、装飾用土台部、またはそれ自体が装飾用カバ
ーで覆われる重み付け手段から構成し得る。
【0034】好適には、上記管状部材の土台は、その外
側表面上に、上記摩擦手段に対して半径方向に外向きに
配置された軸当接手段を備えており、これらの軸当接手
段は、上記管状部材の上記円筒型ケーシング内への軸方
向の係合を制限するように上記円筒型ケーシングの底部
に設けられた上記舌部の下側端と相互作用するように設
計されている。
【0035】上記舌部が異なる高さおよび縦断面を有す
る2つの群からなり、上記舌部の一方の群は上記摩擦手
段に属し、その両端を介して上記傾斜した軸受面上に軸
受けされるようになっており、上記舌部の第2の群は上
記土台の上記軸当接手段のみと相互作用し得るように上
記軸受面の半径方向外側に配置され、上記第2の群の上
記舌部は上記第1の群よりも大きな高さを有している。
上記第2の群の上記舌部の内面は、上から下に向かって
上記円筒型ケーシングの軸から徐々に離れているが、外
面は上記軸に実質的に平行であり、上記第1の群の上記
舌部は異なる形状を有しており、内面は上記軸に実質的
に平行であり外面は上から下に向かって軸に徐々に近づ
いている。
【0036】上記管状部材の土台は、上記管状部材を土
台部内に固定するように設計されており、ボスビードを
形成している半径方向に突出した環状円盤を、上記可撓
性摩擦手段の下に有している。
【0037】好適には、上記外側土台部の底部は取り外
し可能であり、詰め替え用に取り替えるために上記底部
を取り外す場合には上記管状部材を下向きに取り外すこ
とが可能であり、上記底部は元の位置に戻される。
【0038】詰め替え可能な装置においては、上記土台
部の底部は上記土台部内で滑動可能となるように装着さ
れるが、回転時には上記土台部に接続され、弾性部材が
上記底部と上記管状部材の下側部分との間に設けられて
おり、上記底部には円筒型スカート部が取り付けられ、
上記円筒型スカート部の内部上側エッジは上記管状部材
に設けられた弾性を有する少なくとも1つの固定用突起
の円錐台状表面と結合する円錐台形状を有しており、こ
れら全体は、通常位置では上記底部の上側エッジが上記
突起と上記管状部材とに対して制動作用を及ぼし、一
方、上記底部を軸方向に押すことによって、上記少なく
とも1つの突起が半径方向に内側に曲げられて上記管状
部材の固定を解除するので上から取り外して詰め替え用
に取り替えることができる。
【0039】
【作用】本発明によれば、ペースト状製品、特に棒状の
形態で提供される口紅などの化粧製品を塗布するため
の、上に規定した種類の装置が提供される。この装置
は、可撓性摩擦手段が少なくとも1つの舌部から構成さ
れ、かつ、傾斜した軸受面が外側スリーブの下端部を越
えて軸方向に位置づけられることを特徴とする。
【0040】このような装置においては、上記可撓性摩
擦手段を受容できるだけの十分な半径方向の空間が得ら
れ、それによって上記摩擦手段の有効性が改善され、か
つ、特に成型・離型操作に関して、その製造工程が実質
的に簡略化される。
【0041】
【実施例】以上に説明した要素以外にも、本発明によれ
ば、添付の図面を参照しながら記述される実施態様にお
いて、より詳細に取り扱われるいくつかの他の要素を設
けることも可能であるが、本発明はそれらの要素には全
く限定されない。
【0042】添付の図1は、棒Bの形態で提供される口
紅から構成されるペースト状製品を塗布するための装置
Dを示している。
【0043】この装置Dは、管状部材1を備えており、
この部材1は、その母線の方向に向かって底から上向き
に延びている長さ方向のスリットから構成される案内面
2を備えている。好適には、直径方向に対向する案内面
2が設けられる。
【0044】カップ3が管状部材の内面を滑動させるよ
うに据え付けられる。口紅の棒Bは、カップ3の中に収
納され、固定・保持される。円筒型のこのカップは、外
側に半径方向に突出しており、かつ直径方向に対向して
いるスタブ4を二つ備えている。これらのスタブ4は案
内面2と係合し、これらの案内面を突き抜けて管状部材
1の外部表面へと張り出している。
【0045】少なくとも一つの案内面2がその頂部にお
いて持ち上がる。この案内面2は、端部5の底において
止められる。この端部5の下には、円筒型の土台6によ
って管状部材1が延長されており、この土台6自体も、
その下端部において土台6に十分な剛性を与えている横
方向の底7により閉ざされる。土台6の高さは、スタブ
4が案内面2の端部5に軸受けされるとき、カップ3を
その底の位置に十分に収容できるだけの高さである。
【0046】土台6の底の周辺部には、同心円状に重ね
合わされた円盤8を備えており、これらの円盤8はボス
ビードを形成している。これらの円盤8は、土台6を外
側土台部9に正確に固定するのに十分なだけの外径を有
しており、またその四角い断面が例えば角柱状となって
いる。土台部9には取り外し可能な蓋10がかぶせら
れ、それによって収納態勢時にはこの装置を密閉するこ
とができる。口紅を用い塗布する時には、蓋10は土台
部9から取り外される。土台6の固定度は、密閉された
底7を土台部9の底に接着することにより強化される。
【0047】フランス国特許出願公開第2,588,167号に
記載されているように、土台部9は重み付け手段および
クランピングスリーブを用いて土台6へとしっかりと固
定され得る。
【0048】プラスチックからなり、厚さの薄い円筒型
ケーシング11は、管状部材1に固く填められている。
このケーシング11は、蓋1のリム12によりその頂部
において軸方向に保持され、このリム12は、ケーシン
グ11が部材1の上から係合される時に、直径の減少を
引き起こす部材1の変形によって押し込まれて越えられ
る。この変形が可能であるのは、特に、少なくとも一つ
の案内面2がその頂部において持ち上がり、リム12を
押し切ることができるためである。
【0049】ケーシング11は、その内壁上に180°
離して配置された螺旋状スロット13を二つ備えてお
り、このスロットに対してスタブ4の外端が係合され
る。これらのスロット13は、ケーシング11の底11
aにおいて持ち上がり、それによってスタブ4の係合が
特に可能になる。通常金属製の外側スリーブ14は、ケ
ーシング11を取り巻き、それと一体化する。この外側
スリーブ14は、少なくとも、スロット13が持ち上が
る高さ11aに近いところまで下向きに長さ方向に沿っ
て延びている。即ち、このスリーブ14は、図1Aおよ
び図1Bに示すようにカップ3が可能な一番低い位置に
ある時に、スタブ4よりも低いところまで延びているの
である。
【0050】可撓性摩擦手段Fが、ケーシング11と管
状部材1の土台6との間に設けられる。
【0051】図1に示す実施態様においては、これらの
可撓性摩擦手段Fは、ケーシング11の底に可撓性舌部
15を備えており、これら矩形の舌部は、互いに平行な
長さ方向のスリット16により規定されている(図
2)。必要な場合にはただ一つの舌部15を設けること
もできるが、好ましくは、均等に配置された舌部15が
いくつか設けられる。これらの舌部15は、図1および
図2に示すように、金属製の外側スリーブ14の下端部
を越え、長さ方向に沿って配置される。これらの舌部1
5は、ケーシング11に対し、半径方向に沿って外側に
向かって離して配置され、それによって、ケーシング1
1の外部表面を覆って舌部15の根元に環状肩部17が
形成される。外側スリーブ14は、この肩部17と軸当
接する。舌部15の外部表面は実質的に、スリーブ14
の外部表面の延長線上にある。
【0052】舌部15の高さ(即ち、ケーシング11の
軸に対して平行な方向におけるその長さ)は、2〜20
mmの範囲であるのが好ましい。
【0053】未使用状態における舌部15の内部表面1
8は、好ましくは、スロット13の底部19と同一の円
筒型表面上に位置している。
【0054】摩擦手段Fは、土台6側に外側に向いてい
る凸型の円錐台状表面20を備えており、その面20の
大きいほうの土台は、底に向かって配置されている。こ
の円錐台状表面は、スリーブ14の下端部よりも低い高
さにある。舌部15の下端部は、実質的には面20の中
間点で弾性的に軸受けされている。外部の土台部9の内
部表面は、スリーブ14の外部表面から間隔jだけ隔て
られており、この間隔によって舌部15は外側に向かっ
て十分自由に、かつ弾性的に変形することができる。
【0055】以上のさまざまな部材の大きさは、填めこ
み時に、舌部15が半径方向に十分な圧力を面20に及
ぼし、また、ケーシング11の上端部がリム12に対し
て軸受けされるように設計される。舌部15のクランプ
作用は、部材1の軸に対して傾斜している軸受面20と
相互に作用して、管状部材1に対するケーシング11の
自動調心を確実にし、ケーシング11の上端部がリム1
2に対して当接される時の長さ方向の遊びをなくすこと
ができる。その結果、これらの部材が振動を与え合うこ
とが防止され、化粧製品の棒Bを衝撃および振動から保
護することができる。
【0056】このクランプ作用は、未使用状態の舌部1
5を、その自由端において包み込む円形の周縁の直径が
0.02〜1.5mm変動することに対応する。
【0057】舌部15は、好ましくはその下端部に内周
ビード21を備えている。このビード21は横断面が丸
いため、面20に対して滑動することが容易になる。
【0058】スロット13の自由端を越えて下向きに突
出している舌部15を設けることにより、ケーシング1
1の離型が容易になる。実際、スロット13を離型させ
るためには、スロット13と対になって結合されている
リブを備えている離型コア(図示せず)を螺旋状に移動
させる必要がある。舌部15を設けることにより、離型
コアに対する回転についてもケーシング11を保持する
ことが可能になり、かつ、コアをスロット13から離型
すべく行われる、コアとケーシングの間の螺旋状の移動
を達成することができる。
【0059】傾斜した軸受面20に対して弾性舌部15
が及ぼす作用は、スタブ4よりも低い高さで行われるた
めに、舌部15により及ぼされるクランプ作用のために
土台6が変形してカップ3のつまりが発生する危険性は
実質的に排除できることが理解されるべきである。
【0060】ある実施態様においては、舌部15はケー
シング11に固着されないで、リングの上に設けられ、
そのリングの長さ方向に沿った上端部が、例えば図1に
示す肩部17の代わりの働きをする。このリングはケー
シング11に対して自由に回転する一方で、ケーシング
11の下端部(これは図1の肩部17の高さに位置する
ことになる)と円錐台状表面20との間に軸方向に沿っ
て保持される。このリングは、管状部材1に取り付けて
もよい。
【0061】図1および図2に示した装置Dの動作は、
以上の説明に直接基づいて行われる。
【0062】棒Bを用いて口紅を塗布するためには、ま
ず第一に蓋10を外すのが適切である。その後、使用者
は金属製のスリーブ14を保持して、土台部9をこのス
リーブに対して回転させる。すると、管状部材1もこれ
に対応して回転状態になる。スリーブ14がケーシング
11に対して固定されたままであるが、スタブ4が螺旋
状スロット13に対して回転するために、カップ3は管
状部材の内側から持ち上がる。
【0063】管状部材1とケーシング11との間のこの
回転移動中に、舌部15は、円錐台状表面20に対して
一定の弾性を有して軸受けされる。このため、遊びがな
くなり、自動調心作用が確実に行われ、かつ、制動効果
が及ぼされることによって回転移動が滑らかな性質のも
のとなる。
【0064】図3は、これを変形した実施態様を示すも
のである。この実施態様においては、軸に対して傾斜し
ている軸受面20aが円錐台状表面ではなく、その子午
線が外側に向かって凹んでいる曲線弧状、例えば円弧状
の回転面から形成されている。この実施態様において
も、舌部15aがこの軸受面20aと相互作用すること
によって、図1および図2に示した場合と同様に、自動
調心および耐振動効果がもたらされる。
【0065】図4および図5はさらに別の実施態様を示
すものである。この実施態様においても、管状部材の底
部の土台6上に円錐台状表面20bが設けられている。
しかしながらこの面20bは、内側に向かって凹んでお
り、その直径の大きいほうの端部は頂部に配置され、直
径の小さいほうの土台はそれよりも低い高さに配置され
ている。
【0066】図1および図2に示した部材と同様の部
材、または同様の働きをする部材は、同じ参照番号の後
に文字bを加えて示し、それらの部材の説明はここでは
繰り返さない。
【0067】面20bの小さいほうの土台は、この面の
下部に配置され、管状部材1bの円筒型表面との接合点
に配置されている。円錐台状表面20bは底部から上向
きに張り出しており、それと接合している管状部材1b
の外部の円筒型の壁と共に環状の空間を規定している。
この空間は、横方向の断面が二面角の形状をしており、
その頂点は下向きになっている。
【0068】舌部15bは、図1および図2に関して記
載した舌部と同様の条件の下に管状ケーシング11bの
底部に設けられている。舌部15bの下端部は面20b
に軸受けされており、また、舌部15bは半径方向に沿
って内側に向かって弾性的に変形されている。舌部15
bが傾斜した軸受面20bに及ぼす作用により、図1お
よび図2に関して記載した効果と同様の自動調心および
耐振動効果が得られる。
【0069】舌部15bの下端部22が薄くなり、かつ
ケーシング11bの軸に対して傾斜しているその外部面
が面20b上をより滑らかに滑動可能なように、舌部1
5bは厚さを変化させるのが好ましい。
【0070】図6および図7は、別の可能な実施態様を
示している。この実施態様においては、図4および図5
に関して記載した実施態様における部材をある方法で逆
にして各部材が設けられている。即ち、図6および図7
に示している実施態様の場合は、舌部15cが管状部材
1cに固着され、底から上向きに延びており、一方、円
錐台状表面20cはスリーブ14cの底部に設けられて
いる。図1〜図5に関して既に記載した部材と同様の部
材は、同じ参照番号の後に文字cを加えて示し、それら
の部材の説明はここでは繰り返さない。
【0071】これまでに記載したすべての実施態様と同
様に、円錐台状表面20cおよび舌部15cにより形成
される可撓性摩擦手段Fは、金属製の外側スリーブ14
cの下端部を越え、軸方向に沿って配置される。円錐台
状表面20cの大きいほうの土台は、スリーブ14cの
外部の円筒型表面と実質的に同じ直径を有し、一方、ケ
ーシング11cの内部の円筒型表面は、円錐台状表面2
0cが設けられている高さにおいて、螺旋状スロットの
底部19cと等しい直径を有する。円錐台状表面20c
の直径は、頂部から底部に向かって減少していく。
【0072】舌部15cは、管状部材1cの外部の円筒
型表面から隔てられており、その根元において環状ビー
ド23に固着されて、この管状部材1cと一体化され、
その一部を形成している。舌部15cの内部面の上部2
4は、好ましくは、管状部材1cの軸に対して傾斜して
おり、その結果、舌部15cの半径方向の厚さは底から
上に向かって徐々に減少していく。この傾斜面24は円
錐台状表面20cと相互作用して、図1〜図5に関して
記載したのと同様の自動調心および耐振動効果が得られ
る。
【0073】図8は、図6および図7に関して記載した
ものを変形した実施態様を示している。同様の部材は、
同じ参照番号の後に文字dを加えて示している。図8に
おいて、舌部15dは、図7および図8に示した場合と
同様に、管状部材1dの底部に設けられており、環状ビ
ード23から上向きに突出している。舌部15dは、管
状部材1dの外部表面から十分に隔てられており、それ
によって半径方向に沿って内側に弾性的に変形すること
ができる。
【0074】スリーブ14dの底部に設けられた円錐台
状表面20dは、内側に向かって凹んでおり、頂部から
底部に向かって張り出している。この面20dは、スリ
ーブ14dの内側に設けられている。
【0075】舌部15dの上端部は先細にされており、
かつ、管状部材1dの軸に対して傾斜した外部表面を有
する。舌部15dの上端部は、面20dの内側に半径方
向に沿って配置されている。
【0076】舌部15dは、半径方向に沿って内側に押
し込まれ、円錐台状表面20dに弾性力を及ぼす。この
円錐台状表面は、今までに記したすべての実施例と同様
に、半径方向軸受要素と軸方向軸受要素の働きをして、
自動調心と耐振動効果が確実にもたらされる。
【0077】図9および図10はさらに別の実施態様を
示している。これらの図において、既に記載した部材と
同様の部材は、10の位までが同じ数字で、かつ100
の位に1を加えた参照番号により示している。この原則
は、以下の図12〜図26のに示した実施態様について
も同様に適用し、100の位の数字のみを変えて示して
いく。
【0078】管状部材101の底部に設けられた円錐台
状表面120は、図1とほぼ同様に、管状部材101の
周囲に延びており、V字型の横方向断面を有する環状溝
25の一部を構成している。円錐台状表面120は溝2
5の下部を構成しており、溝25の底と結合するため
に、その直径は底から上向きに減少していく。底から上
向きに直径が増大していくもう一つの円錐台状表面26
が、溝25の上部を構成している。
【0079】図10に示すように、ケーシング111の
底部に設けられた舌部115の端部には、丸みのあるノ
ーズ27が設けられている。このノーズ27は、半径方
向に沿って内側に突出しており、二つの面120および
26と相互作用するように設計されている。
【0080】舌部115ならびに二つの面120および
26を備えた溝25から構成される図9および図10の
可撓性摩擦手段Fによれば、図1〜図8に関して記載し
た自動調心および耐振動効果がもたらされるのみなら
ず、ケーシング111を管状部材101に対して長さ方
向に保持することもできる。
【0081】溝25の子午線断面(即ち、管状部材10
1の軸を通る面による断面)は、今までに示したような
直線状セグメントではなく、凹状または凸状曲線弧によ
り規定されることは明らかである。
【0082】図11および図12は、図9および図10
を変形した実施態様を示している。この実施態様によれ
ば、子午線断面が凸状曲線弧の形をしており、管状部材
201の外部の底部の周囲に延びている周縁リブ225
が溝25の代わりに設けられる。
【0083】円筒型ケーシング211の底部に設けられ
た舌部215は、その内部表面上に、周縁リブ225と
対になって結合する横方向断面を有する凹み28を備え
ており、それによって自動調心が確実に行われ、かつ、
管状部材201に対してケーシング211を長さ方向に
確実に保持できる。
【0084】図13は、別の実施態様を示している。こ
の実施態様によれば、管状部材301の土台には、軸当
接手段Sが設けられている。この手段Sは、円筒型ケー
シング311の底部に設けられた舌部315aの下端部
と相互作用するように設計されており、それによって管
状部材301の上記ケーシング311への軸係合を制限
することができる。
【0085】当接手段Sは、好ましくは、円錐台状表面
320の外側に半径方向に配置された環状肩部29から
構成される。この肩部29は、管状部材301の軸と直
交する面に配置されている。
【0086】図14に示すように、ケーシング311の
底部には二つの群からなる舌部315および315aが
交互に設けられている。可撓性摩擦手段Fの一部である
第一のグループの舌部315は、その下端部を介して円
錐台状表面320に軸受けされるように設計されてお
り、それによって自動調心および制動がもたらされる。
舌部315の内部面は、円筒型ケーシングの軸と実質的
に平行であり、かつ、実質的に、スロットの底部319
が配置されている面の延長線上にある。舌部315の外
部面は、ケーシング311の軸に対して傾斜しており、
かつ頂部から底部に向かって徐々にこの軸に接近してい
く。
【0087】第二の群の舌部315aは、舌部315と
は異なる輪郭を有し、かつこれらの舌部315よりも高
さも高くなっている。舌部315aの外部面は、ケーシ
ング311の軸と実質的に平行であり、一方その内部面
は、この軸に対して傾斜しており、頂部から底部に向か
って徐々にその軸から離れていくようになっている。こ
のため、舌部315aは面320と相互作用することが
できず、単独に作用し、その下端部を介して肩部29に
当接することによって、ケーシング311が管状部材3
01に対して押し込まれる程度を制限する。
【0088】図15に示すように、舌部415はさまざ
まな形のものでありうるが、特に平行もしくは直線状で
ないエッジのものでありうる。このようなさまざまな形
状、特に湾曲した形状は、舌部の長さ方向の輪郭につい
ても適用可能である。
【0089】図16は、管状部材501の土台506と
外部の土台部509との間の固定手段を示している。
【0090】この固定手段は、少なくとも一つの弾性突
起部30を備えている。この突起部30は、管状部材5
01の土台506の外部の横側面から半径方向に突出す
ることができる固定止めを形成している。通常、土台の
周縁にわたって、いくかの突起部が均等に配置される。
【0091】土台部509は、管状部材501の下部を
受容できるように設計されており、部材501の内部面
上に設けられた凹み31から構成される結合手段を備え
ている。凹み31の上端部31aは、土台部509の軸
に対して直交する面に配置されており、それによって、
同様に部材501の軸に対して直交する面に配置されて
いる、突起部30の上端部30aに対する停止面を構成
している。凹み31は土台部509の成型時に作成さ
れ、また、土台部509の底部には開口部32が残され
る。この開口部32は、凹み31の作成を可能にするス
ライドを成型後に取り外すために必要な通路に対応す
る。
【0092】土台部509を管状部材501に押し込ん
だ後、管状部材501は自動的に土台部509に固定さ
れる。弾性突起部30は、押し込み中には土台部509
の内部の壁により半径方向に内側に向かって押し込まれ
るが、凹み31の高さに達すると、図16に示す態勢に
戻る。すると、突起部30のノーズは、凹み31の横方
向の上端部31aの下に突出し、それによって管状部材
501が土台部509に固定される。
【0093】図17〜図19は、単独に用いることも、
また、今までに述べた特徴と結び付けて用いることも可
能である本発明の特徴を示している。
【0094】口紅などの化粧製品の塗布装置の案内面6
02を備えた管状部材601は、この管状部材の軸に対
して実質的に平行である二つの長さ方向のスリット34
および35により規定される少なくとも一つの比較的弾
性を有するストリップ33を備えている。このストリッ
プ33は、その狭い端部36および37において、管状
部材601に接合されている。好ましくは、管状部材6
01には、二つの案内面602に対して90゜離して配
置され、直径方向に対向する二つのストリップ33が設
けられる。
【0095】好ましくは、長さ方向のスリット34およ
び35は、その頂部および底部に直角を有する周縁セグ
メントを備えており、戻り34a、34b、または35
a、35bを形成している。同一のスリットの両端の戻
りは、互いに反対の方向を向いている。
【0096】ストリップ33の内部の長さ方向の輪郭3
8(図18を参照)は、カップ603に対して半径方向
にクランプ作用を及ぼすことができるように、好ましく
は内側に向かって凸状になっている。
【0097】このカップ603は、半径方向に突出して
おり、かつストリップ33の内部表面に軸受けされるよ
うに設計されている外部の突起部39を少なくとも一つ
備えている。本実施例においては、スタブ604に対し
て90゜離れて配置された直径方向に対向する二つの突
起部39が、カップ603の外部表面上に設けられてい
る。好ましくはこれらの突起部39は、カップ603の
母線の方向に沿い、その全長にわたって延びているリブ
から構成される(図18および図19を参照)。したが
って、カップ603には半径方向に沿って弾性力が与え
られる。それによって、横方向の遊びがなくなり、カッ
プ603と管状部材601の内部表面との間にの接触が
維持されて、振動が排除される。
【0098】ストリップ33は、それが管状部材601
ののどの位置にあるかに関わらず、カップに対して非常
に均等に弾性的に軸受けされる。
【0099】その変形として図19Bに示すように、突
起部39aは、ストリップ33の内部面上に設けること
ができ、また、ストリップ33の全長にわたって特にそ
の幅の中間に長さ方向のビードの形状で設けることがで
きる。
【0100】管状部材601の底部には、可撓性摩擦手
段に属する円錐台状表面620がここでも設けられる。
この手段は、その円筒型ケーシング(図示せず)の側面
上に、面620の形と実質的に相補的な円錐台状の形状
をした、底に向かって広がっている舌部を備えることが
できる。
【0101】次に図20は、管状部材701の土台70
6を固定するための別の実施態様を示している。この土
台706は、厚い底の壁に中央孔40を備えており、ま
た、土台部709の底の中央に突起物として設けられて
おり、ピップ41ごしにクランプして固く填められる特
に円錐台状の形状をしたシャフトを備えている。図1に
示した円盤8は、もはや設ける必要がない。このピップ
41は、それを通過する軸状通路を有する。
【0102】その変形としては、図21および図22に
示すように、土台806は中央孔840とこの孔840
から放射状に延びる星形の放射スリット42を備える。
これらのスリット42は、弾性的に変形可能なセクタ4
3を規定する。
【0103】土台部809は、その面から突出している
キャッチ44を備えた円錐台状の中央ピップ841を備
えており、これらのキャッチ44の上に土台806の底
のセクタ43の内部の端部45が固定される。
【0104】図23および図24に示す実施態様におい
ては、星形の放射スリット942は、直線部47の形状
をした土台906の円筒型の壁の下部領域46の上に延
びている。この下部領域46は半径方向に一定の弾性を
有するため、図24に示すように、スタブ941が孔9
40に係合されている時には、変形してその直径が増大
する。好ましくは、土台906の変形した下部エッジを
スナップ式に固定し、かつピップ941による固定を補
助するために、土台部909の底から突出しているタブ
48のリングが設けられる。
【0105】以上に記載してきた実施例における土台部
9〜909が、それ自身が装飾用のカバーにより覆われ
る装飾用カバーの働きをする土台部または重みづけ手段
でありうることは理解されるべきである。
【0106】図25は、図1に示したものを変形した実
施態様を示している。この実施態様によれば、棒Bを使
いきった管状部材1を取り外し、この部材に新たな棒を
充填して取り替えることが可能になる。図1に関して既
に記載した部材と同一の部材、あるいは同様の働きをす
る部材は同一の参照番号で示し、ある場合にはその後に
アポストロフィ”’”を加えて示し、それらの部材の説
明はここでは繰り返さない。
【0107】土台部9’は、装飾として作用する金属製
のスリーブから構成される。土台部9’の内径は、その
高さのほとんどの部分でスリーブ14の外径よりもはる
かに大きくなっている。土台部9’は、その上端部に外
径の小さい首49を備えており、この首49の内径は、
その動作時の隙間を別にすれば、スリーブ14の外径と
等しい。重ね合わされた円盤8は、土台部9’の直径が
大きいほうの部分の内部表面により十分軸受けされるほ
どの直径を有し、その結果これらの円盤8は首49を通
過することができなくなる。
【0108】土台部9’は取り外し可能な底部50を有
している。この底部50は円盤状で、その周縁部にはス
ナップ式固定手段51が設けられている。スナップ式固
定手段51は、例えば土台部9’の内壁上に設けられた
環状リブである結合手段52と相互に作用することが可
能である。
【0109】部材1の口紅の棒を使いきってしまうと、
使用者は土台部9’の底部50を取り外し、下向きに滑
動させることによって使いきった部材を取り出すことが
できる。次に、詰め替え用の棒を填めて上向きに滑動さ
せた後、スナップを土台部9’に固定することによって
底部50を固定する。
【0110】図26は、図16の装置の変形例を示す。
この変形例では、口紅の新しい棒を取り付けた部材を装
置に再び填めることが可能となる。
【0111】土台部509’は独立した円盤状の底部5
3を有している。この円盤状底部53の環状周縁エッジ
には、土台部509’に非常に固く係合される円筒型ス
カート部54が取り付けられている。底部53は土台部
509’の内部ビード55によってこの土台部509’
に保持されている。内部ビード55は底部53の下側周
縁部に設けられた環状溝56に受容される。
【0112】底部53は、底部と共に成形されるときに
形成される少なくとも1つのバネタブ57を有してお
り、このバネタブは、管状部材501の下側部を、可能
であればプレート58によって支えている。均等に配置
された多数のバネタブ57が底部53に設けられること
が好ましい。各タブ57はたわんだ状態で作用し、プレ
ート58および部材501を弾性をもって押し戻して持
ち上げるようになっている。
【0113】スカート部54の内部上側エッジは円錐台
状表面59として配置され、その大きな土台は上を向い
ている。表面59は、底部53が適当な場所でビード5
5によって軸方向に保持されている場合に、突起30の
外部円錐台状表面を摩擦するように設計されている。底
部53は、例えば土台部の軸に平行な一連の結合リブお
よびスプラインによって、土台部509’に対して回転
しないようになっている。これらのリブおよびスプライ
ンは、スカート54の外部円筒形表面および土台部50
9’の隣接する内部円筒形表面上にそれぞれ設けられて
いる。突起を摩擦している円錐台状表面59は、土台部
509’に対する回転という観点から、接続された部材
501と底部53との間の回転制動として働く。
【0114】底部53は、使用者による圧力の影響によ
り、1つ又は複数のタブ57が及ぼす力に反して土台部
509’の内側に向けてわずかに滑動することができ
る。この滑動によって突起30は円錐台状表面と相互作
用して半径方向内向きに曲げられる。従って、各突起の
止め表面30aは上側エッジ31aから離れる。このよ
うにして、口紅の棒を使いきった部材501は上向きに
取り外され、突起30がエッジ31aの下で固定される
まで上から下に挿入される新しい詰め替え用の棒に取り
替えることができる。
【0115】実施例に関係なく、単数又は複数の螺旋状
スロットを有する11のような円筒型ケーシングとして
用いられる物質は、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポ
リアセタール、ポリテトラフルオロエチレンの誘導体お
よびポリエステルからなる群から選択される。
【0116】土台部9、109の成形用物質は、ポリオ
レフィン、ポリスチレン、酢酸セルロース、プロピオン
酸セルロース、ビニル重合体、ポリアセタール、および
ポリテトラフルオロエチレンの誘導体からなる群から選
択されることが好ましい。
【0117】一方では土台部および管状部材を成形する
ために用いられ、および/または、他方では円筒型ケー
シング11を成形するために用いられる物質は、窒化ホ
ウ素、二硫化モリブデン、グラファイトまたはシリコー
ンなどの滑動剤を0.2〜20%含有することが好まし
い。
【0118】
【発明の効果】本発明によれば、特に成型・離型操作に
関して比較的簡略な製造工程を有し、かつ、可撓性の摩
擦手段が十分自由に作用することによって、極めて弾性
に富む自動調心効果および耐振動効果が得られる装置が
提供される。このようにして、ペースト状製品からなる
棒を衝撃から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による棒状の形態の口紅用塗布装置の垂
直軸方向断面図であって、図1Aはその全体の断面図、
図1Bは図1Aの可撓性摩擦手段の一部拡大詳細図であ
る。
【図2】外側スリーブにより覆われる円筒型ケーシング
により覆われる管状部材の一部を切り欠いた斜視図であ
り、これらの部材が図1Aの装置の土台部にはめこまれ
る以前の態勢を示す図である。
【図3】可撓性摩擦手段の別の実施態様を示す軸方向一
部拡大断面図である。
【図4】可撓性摩擦手段のさらに別の実施態様を示す軸
方向一部拡大断面図である。
【図5】図4の管状部材および外側スリーブを備えた円
筒型ケーシングの縮小斜視図てあり、これらの部材がは
めこまれる過程を示す図である。
【図6】可撓性摩擦手段のさらに別の実施態様を示す軸
方向一部断面図である。
【図7】図6の管状部材にはめこまれる過程での、外側
スリーブを備えた円筒型ケーシングを示す一部斜視図で
ある。
【図8】別の実施態様を示す一部断面図である。
【図9】管状部材および傾斜した軸受面の別の実施態様
を示す一部斜視図である。
【図10】図9に示す管状部材を備えた装置の可撓性摩
擦手段を示す一部断面図である。
【図11】円筒型ケーシングおよび舌部の別の実施態様
を示す一部断面図である。
【図12】図11の円筒型ケーシングおよび対応する管
状部材を示す一部斜視図である。
【図13】管状部材と円筒型ケーシングとを軸当接させ
る手段を示す一部断面図である。
【図14】図13の円筒型ケーシングおよび管状部材を
示す斜視図である。
【図15】非矩形の舌部を備えた円筒型ケーシングの底
部を示す一部斜視図である。
【図16】管状部材の土台を土台部に固定する別の実施
態様による垂直方向一部断面図である。
【図17】二つの長さ方向のスリットによって規定さ
れ、カップの突起と相互作用するように設計された、弾
性のストリップを備えた管状部材を示す斜視図である。
【図18】図17の管状部材およびこの部材に据え付け
られたカップを示す垂直方向拡大断面図である。
【図19】図18の線XIX−XIXに沿って切り欠い
た横方向断面図であり、図19Aはその一実施態様を示
し、図19Bは別の実施態様を示す図である。
【図20】管状部材の土台を土台部に固定する別の実施
態様を示す垂直方向一部断面図である。
【図21】管状部材の土台のさらに別の実施態様を示す
斜視図である。
【図22】図21の土台の固定を示す垂直方向一部断面
図である。
【図23】管状部材の土台のさらに別の実施態様を示す
斜視図である。
【図24】図23の土台の固定を示す垂直方向一部断面
図である。
【図25】土台部の底が取り外し可能であり、新しい管
状部材を用いて装置を再び充填することが可能である、
図1Aを変形した実施態様を示す一部を切り欠いた斜視
図である。
【図26】装置に再充填することがやはり可能である、
図16を変形した実施態様を示す図である。
【符号の説明】
1 管状部材 2 案内面 3 カップ 4 スタブ 11 ケーシング 13 スロット 14、14b、14c、14d,114、214、31
4 スリーブ 15、15b、15c、15d、115、215、31
5 舌部 20、20a、20b、20c、20d、120、22
0、320 軸受面 33 ストリップ 34、35 スリット B 製品の棒 D 装置 F 可撓性摩擦手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−62103(JP,A) 実開 昭49−144485(JP,U) 実開 昭62−23517(JP,U) 実公 昭26−6547(JP,Y1) 欧州特許出願491579(EP,A) 米国特許3515493(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A45D 40/00 A45D 40/06 A45D 40/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒の形状のペースト状製品を塗布するた
    めの装置であって、 スライド自在に設けられる案内面(2)を有する管状部
    材(1)であって、該管状部材は、製品の棒を受容する
    ためのカップ(3)を有し、該カップは該案内面(2)
    において係合される少なくとも1つのスタブ(4)を有
    し、該管状部材(1)は土台部(9、9’)内に保持さ
    れた土台(6)にまで延長され; 少なくとも1つの螺旋状スロット(13)が壁に設けら
    れた円筒型ケーシング(11)であって、該ケーシング
    (11)は該管状部材(1)に填められ、軸当接手段に
    よって該管状部材上に保持され、該カップ(3)の該ス
    タブ(4)が該ケーシング(11)のスロット(13)
    に係合され、該管状部材(1)は該ケーシングに対して
    回転可能であり; 該管状部材(1)の土台(6〜606)が、該土台の底
    の周辺部に、該土台部(9、9’)内の管状部材
    (1)を固定し得るのに十分なだけの外径を有する半径
    方向に突出した複数の同心円状に重ね合わされた環状円
    盤(8〜608)を有することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記土台部(9’)が、その上端部に首
    (49)を備え、該首(49)の内径が、該土台部の高
    さのほとんどの部分よりも小さく、該土台部の内径が、
    前記筒型ケーシング(11)の外径よりもはるかに大き
    く、そして、前記円盤(8)が、該土台部(9’)の直
    径が大きいほうの部分の内部表面により十分軸受けされ
    るほどの直径を有し、その結果該円盤(8)が該首(4
    9)を通過することができなくなることを特徴とする、
    請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記土台部(9’)が、取り外し可能な
    底部(50)を有し、該底部(50)の周辺部にスナッ
    プ式固定手段(51)が設けられ、該固定手段(51)
    が、該土台部(9’)の内壁上に設けられた結合手段
    (52)と相互に作用することが可能であり、そして、
    詰め替え用に取り替えるために、該底部(50)を取り
    外す場合には、前記管状部材(1)を下向きに取り外す
    ことが可能であり、該底部は元の位置に戻されることを
    特徴とする請求項に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記筒型ケーシング(11)が固定され
    る外側スリーブ(14)を有することを特徴とする請求
    項1〜のいずれか1つに記載の装置。
  5. 【請求項5】 可撓性摩擦手段(F)が、前記筒型ケー
    シング(11)と前記管状部材(1)からなる二つの部
    材間に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1つに記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記環状円盤(8〜608)が、前記可
    撓性摩擦手段(F)の下側に配置されていることを特徴
    とする請求項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記可撓性摩擦手段(F)が、前記筒型
    ケーシング(11)と管状部材(1)からなる二つの部
    材のうち一方の上に設けられて半径方向に可撓性を有す
    る少なくとも1つの舌部を有しており、該舌部は他方の
    部材の上に設けられ該管状部材の軸に対して傾斜した軸
    受面と相互作用するように設計されていることを特徴と
    する請求項5または6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記可撓性摩擦手段(F)の全体の最大
    外径が前記外側スリーブ(14〜14d、114〜31
    4)の外径に実質的に等しいことを特徴とする請求項5
    に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記螺旋状スロット(13)を有する前
    記筒型ケーシング(11〜311)のために用いられる
    物質が、ポリスチレン、ポリオレフィン、ポリアセター
    ル、ポリテトラフルオロエチレンの誘導体、およびポリ
    エステルからなる群から選択されることを特徴とする請
    求項1〜のいずれか1つに記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記管状部材(1〜601)の成型用
    物質が、ポリオレフィン、ポリスチレン、酢酸セルロー
    ス、プロピオン酸セルロース、ビニル重合体、ポリアセ
    タール、およびポリテトラフルオロエチレンの誘導体か
    らなる群から選択されることを特徴とする請求項1〜
    のいずれか1つに記載の装置。
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