JP2576439Y2 - 棒状化粧料容器 - Google Patents

棒状化粧料容器

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JP2576439Y2
JP2576439Y2 JP1990126034U JP12603490U JP2576439Y2 JP 2576439 Y2 JP2576439 Y2 JP 2576439Y2 JP 1990126034 U JP1990126034 U JP 1990126034U JP 12603490 U JP12603490 U JP 12603490U JP 2576439 Y2 JP2576439 Y2 JP 2576439Y2
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groove
tube
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outer peripheral
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JP1990126034U
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Inventor
一利 鳥越
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株式会社 ヒダン
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、口紅容器の如き棒状化粧料容器に係り、特
に、使用時に棒状化粧料が容器内に戻ってしまう現象
(以下、「ずぐみ現象」という)を防止するようにした
ものに関する。
【従来の技術】
棒状化粧料容器は、例えば、第3図及び第4図に示す
ような構成になっている。まず、樹脂製の溝管1があ
り、この溝管1は、180°の位置にそれぞれ軸方向に延
長された溝3、3を有し、下端に段部5を備えるもので
ある。 上記溝管1の外周側には、樹脂製の螺旋管7が嵌合さ
れる。この螺旋管7は、その内周面に螺旋溝9を備える
ものである。 また、溝管1の内周側には、樹脂製の中皿11が装着さ
れる。この中皿11は、その外周面であって180°の位置
に突起13、13を備えるものである。また、これら一対の
突起13、13は、溝管1の溝3、3を介して外周側に突出
し、螺旋管7の螺旋溝9に係合するものである。 尚、実際の棒状化粧料容器は、上記溝管1、中皿11、
螺旋管7を組立てたものの外側に、蓋体(図示せず)を
被冠している。また上記中皿11に口紅としての棒状化粧
料15が装着される。 上記構成によると、使用時には、まず、蓋体を取り外
す。次に、一方の手で螺旋管7の外周を掴み、他方の手
で溝管1の段部5を掴んでこれを一方向に回転させる。
それによって、中皿11が回転しながら、螺旋溝9に沿っ
て上昇し、棒状化粧料15を突出させる。その状態で使用
するものである。 また、非使用時には、上記溝管1を逆方向に回転させ
ればよく、中皿11は螺旋溝9に沿って下降し、棒状化粧
料15を収納状態にするものである。
【考案が解決しようとする問題点】
上記従来の構成によると、次のような問題があった。 即ち、使用時には、中皿11を上昇させて棒状化粧料15
を突出させた状態とするが、その状態で使用した場合
に、時として棒状化粧料15ひいては中皿11が戻ってしま
う現象が生じることがある。このような現象を「ずぐみ
現象」と称している。このようなずぐみ現象により、使
い勝手を低下させてしまうという問題があった。 ずぐみ現象が生じる背景としては、中皿11の昇降を円
滑にするために、溝管1、螺旋管7、中皿11の相互間の
クリアランスをある程度大きくとる必要があるという点
がある。クリアランスを小さくした場合には、それだけ
抵抗が大きくなり、中皿11の昇降動作が損なわれること
になるからである。 つまり、中皿11の昇降を円滑にすることと、ずぐみ現
象の発生を防止することとは、両立しないという技術的
背景があり、そこで、従来は、溝管1、螺旋管7、中皿
11の相互間のクリアランスをできるだけ小さくすること
により、ずぐみ現象の発生を防止し、同時に摺接部にグ
リース等の潤滑油を塗布することにより、中皿11の昇降
動作を円滑なものにしていた。 しかしながら、それでも、ずぐみ現象を確実に防止す
ることはできず、さらなる改良が要求されていた。 本考案はこのような点に基づいてなされたもので、そ
の目的とするところは、中皿の昇降動作を円滑なものと
し、かつ、ずぐみ現象を確実に防止することが可能な棒
状化粧料容器を提供することにある。
【問題点を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案は、軸方向に延長された
一対の縦溝を備えた溝管と、上記溝管の外周側に配置さ
れその内周面に螺旋溝を備えた螺旋管と、上記溝管内に
装着され棒状化粧料が取付けられるとともに外周面に備
えた突起を上記縦溝を介して上記螺旋溝に係合させた中
皿と、を具備し、上記溝管と螺旋管とを相対的に回転さ
せることにより中皿を昇降させるように構成された棒状
化粧料容器において、溝管の外周面に軸方向に延長され
るとともに螺旋管に摺接する凸部を設け、該凸部は縦溝
の両側に2個1組にて一対設けられたことを特徴とする
棒状化粧料容器を供する。 また、軸方向に延長された一対の縦溝を備えた溝管
と、上記溝管の外周側に配置されその内周面に螺旋溝を
備えた螺旋管と、上記溝管内に装着され棒状化粧料が取
付けられるとともに外周面に備えた突起を上記縦溝を介
して上記螺旋溝に係合させた中皿と、を具備し、上記溝
管と螺旋管とを相対的に回転させることにより中皿を昇
降させるように構成された棒状化粧料容器において、溝
管の外周面に軸方向に延長されるとともに螺旋管に摺接
する凸部を設け、該凸部は縦溝に対し直角の位置に一対
設けられたことを特徴とする棒状化粧料容器を供する。
【作用】
ずぐみ現象は、中皿に中皿を押し下げようとする力が
作用し、それによって、溝管と螺旋管とが不用意に相対
回転することにより、発生するものである。 そこで、本願考案の場合には、螺旋管と溝管との間の
摺動抵抗を増大させ、それによって、中皿を押し下げよ
うとする力が作用しても、溝管と螺旋管とが不用意に相
対回転せず、中皿ひいては棒状化粧料が不用意に押し戻
されないようにするものである。 即ち、溝管の外周面に凸部を設け、それによって、溝
管と螺旋管との間の摺動抵抗を増大させ、それによっ
て、ずぐみ現象を防止するものである。
【実施例】
以下、図面を参照して本考案にかかる棒状化粧料容器
の一実施例を説明する。 溝管1は、軸方向に延長された縦溝3、3が対向して
設けられる。上記溝管1は螺旋溝9を設けた螺旋管7内
に摺動自在に嵌合される。また溝管1内には中皿11が摺
動自在に嵌合され、該中皿11に設けた突起13、13が上記
縦溝3、3を介して、螺旋溝9に上下動自在に係合され
る。その他、従来の技術で説明した部分と同一の部分に
ついてはその図を援用するとともにその説明を省略す
る。 第1図を参照して第1実施例を説明する。この場合に
は、溝管1の外周面に軸方向に延長されるとともに螺旋
管7に摺接する凸部121を複数個形成したものである。
この場合、凸部121相互は図示のように縦溝3の両側に
若干位相をずらせて2個1組にて一対設けられる。これ
によって、溝管1と螺旋管7との間の抵抗を増大させ
て、ずぐみ現象の発生を防止することができる。 次に、第2図を参照して第2実施例を説明する。この
場合には、前記第3実施例と同様の技術的思想により構
成されており、溝管1の外周面に軸方向に延長されると
ともに螺旋管7に摺接する凸部123を縦溝3に対し直角
の位置に一対設けている。 よって、前記第1実施例の場合と同様の効果を奏する
ことができる。 本考案は前記各実施例に限定されるものではない。例
えば、断続的に設けられる凸部を互い違いに配設しても
よい。 また各実施例で示した凸部については、その位置、個
数、大きさ、形状は、これを特に限定するものではな
い。
【考案の効果】 以上詳述したように、本考案による棒状化粧料容器に
よると、溝管の外周面に軸方向に延長された凸部を設け
たから、螺旋管と溝管との間の摺動抵抗が適度に増大さ
れ、中皿の昇降動作を円滑なものとし、かつ、ずぐみ現
象の発生を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる棒状化粧料容器の第1実施例に
よる溝管を一部切り欠いて示す正面図、第2図は第2実
施例を示す図で、(a)は溝管の一部正面図、(b)は
第2図(a)のb−b矢視図、(c)は第2図(b)の
c−c矢視図である。第3図及び第4図は従来例を示す
図で、第3図は棒状化粧料容器の断面図、第4図は棒状
化粧料容器の分解斜視図である。 1…溝管、3…縦溝、5…段部、7…螺旋管、9…螺旋
溝、11…中皿、13…突起、15…棒状化粧料、121…凸
部、123…凸部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に延長された一対の縦溝を備えた溝
    管と、上記溝管の外周側に配置されその内周面に螺旋溝
    を備えた螺旋管と、上記溝管内に装着され棒状化粧料が
    取付けられるとともに外周面に備えた突起を上記縦溝を
    介して上記螺旋溝に係合させた中皿と、を具備し、上記
    溝管と螺旋管とを相対的に回転させることにより中皿を
    昇降させるように構成された棒状化粧料容器において、
    溝管の外周面に軸方向に延長されるとともに螺旋管に摺
    接する凸部を設け、該凸部は縦溝の両側に2個1組にて
    一対設けられたことを特徴とする棒状化粧料容器。
  2. 【請求項2】軸方向に延長された一対の縦溝を備えた溝
    管と、上記溝管の外周側に配置されその内周面に螺旋溝
    を備えた螺旋管と、上記溝管内に装着され棒状化粧料が
    取付けられるとともに外周面に備えた突起を上記縦溝を
    介して上記螺旋溝に係合させた中皿と、を具備し、上記
    溝管と螺旋管とを相対的に回転させることにより中皿を
    昇降させるように構成された棒状化粧料容器において、
    溝管の外周面に軸方向に延長されるとともに螺旋管に摺
    接する凸部を設け、該凸部は縦溝に対し直角の位置に一
    対設けられたことを特徴とする棒状化粧料容器。
JP1990126034U 1990-11-28 1990-11-28 棒状化粧料容器 Expired - Lifetime JP2576439Y2 (ja)

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JPH0480413U JPH0480413U (ja) 1992-07-14
JP2576439Y2 true JP2576439Y2 (ja) 1998-07-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2713455B1 (fr) * 1993-12-14 1996-02-02 Oreal Dispositif pour appliquer un produit pâteux, en particulier un produit cosmétique tel que du rouge à lèvres.

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5566611U (ja) * 1978-10-31 1980-05-08

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JPH0480413U (ja) 1992-07-14

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