JP2541579B2 - 口紅容器 - Google Patents
口紅容器Info
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- JP2541579B2 JP2541579B2 JP62218441A JP21844187A JP2541579B2 JP 2541579 B2 JP2541579 B2 JP 2541579B2 JP 62218441 A JP62218441 A JP 62218441A JP 21844187 A JP21844187 A JP 21844187A JP 2541579 B2 JP2541579 B2 JP 2541579B2
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- lipstick
- container
- lipstick container
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、口紅容器、詳しくは口紅の繰り上げ、繰り
下げの動きのスムーズな容器に関するものである。
下げの動きのスムーズな容器に関するものである。
(従来の技術) 口紅容器の構造は、例えば第1図、第2図、第3図或
いは第4図の如きものである。
いは第4図の如きものである。
なお第1図中、(1)は中皿、(2)は身、(3)は
らせん、(4)は中具、(6)は袴、(9)は蓋、(1
0)は中蓋である。
らせん、(4)は中具、(6)は袴、(9)は蓋、(1
0)は中蓋である。
又第2図中、(1)は中皿、(2)は身、(3)は
袴、(9)は蓋、(14)は袴の内周に切ってあるらせん
部である。
袴、(9)は蓋、(14)は袴の内周に切ってあるらせん
部である。
又第3図中、(1)は中皿、(2A)は下部の身、(2
B)は上部の身、(4)は中具、(6)は袴、(9)は
蓋、(11)はねじ棒、(12)はパッキング、(13)はダ
ボ打ちである。
B)は上部の身、(4)は中具、(6)は袴、(9)は
蓋、(11)はねじ棒、(12)はパッキング、(13)はダ
ボ打ちである。
又第4図中、(1)は中皿、(2)は身、(3)はら
せん、(4)は中具、(5)はリング、(6)は袴、
(7)はインナ、(8)は両面テープ、(9)は蓋であ
る。
せん、(4)は中具、(5)はリング、(6)は袴、
(7)はインナ、(8)は両面テープ、(9)は蓋であ
る。
これら第1〜4図に於いて、中皿(1)は口紅が装着
されるものであり、この口紅が装着された中皿は身
(2)に対してらせん(3)(第1、4図)、又はらせ
ん部(14)(第2図)、あるいはねじ棒(11)(第3
図)を介してストローク(S)だけ繰り上げ、繰り下げ
可能である。
されるものであり、この口紅が装着された中皿は身
(2)に対してらせん(3)(第1、4図)、又はらせ
ん部(14)(第2図)、あるいはねじ棒(11)(第3
図)を介してストローク(S)だけ繰り上げ、繰り下げ
可能である。
この種の構造の口紅容器に於いて、口紅の繰り上げ、
繰り下げの動きをスムーズにするために、従来、次の様
な手段が採られている。
繰り下げの動きをスムーズにするために、従来、次の様
な手段が採られている。
例えば第1図の様な構造のものに於いては、身(2)
とらせん(3)の間にシリコーングリスを塗布する、又
中皿(1)の外周に流動パラフインを塗布する(結果的
に中皿と身の間に塗布された事になる)。
とらせん(3)の間にシリコーングリスを塗布する、又
中皿(1)の外周に流動パラフインを塗布する(結果的
に中皿と身の間に塗布された事になる)。
又第2図の様な構造のものに於いては、身(2)の下
部にシリコーングリスを塗布する(結果的に身とらせん
部の間に塗布された事になる)。
部にシリコーングリスを塗布する(結果的に身とらせん
部の間に塗布された事になる)。
又第4図の様な構造のものに於いては、らせん(3)
の内径口元と外径凹部にシリコーングリスを塗布する
(結果的に身とらせん及び中皿とらせんの間に塗布され
た事になる)。
の内径口元と外径凹部にシリコーングリスを塗布する
(結果的に身とらせん及び中皿とらせんの間に塗布され
た事になる)。
又第3図の様な構造のものに於いては、シリコーング
リス、流動パラフイン等は塗布しない。
リス、流動パラフイン等は塗布しない。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の様な従来のものにあっては、シリコーングリ
ス、流動パラフイン等の潤滑剤の塗布量が多いと繰り出
しの重さが重い、又塗布量が少ないと軽いといった問題
があった。
ス、流動パラフイン等の潤滑剤の塗布量が多いと繰り出
しの重さが重い、又塗布量が少ないと軽いといった問題
があった。
特に、第1図、第4図のものでは、身、中皿、らせん
の間に上記問題があった。
の間に上記問題があった。
又第2図のものでは、身とらせん部との間に上記問題
があった。又中皿には塗布してはいないが、実際には中
皿と身とを組立てる時中皿のピン(15)の部分が塗布さ
れた状態となっていた。
があった。又中皿には塗布してはいないが、実際には中
皿と身とを組立てる時中皿のピン(15)の部分が塗布さ
れた状態となっていた。
第3図のものでは、塗布していないが、繰り出しの重
さが軽過ぎ、カラカラとしているという問題点があっ
た。
さが軽過ぎ、カラカラとしているという問題点があっ
た。
上記に鑑み、本発明はこのような問題点を解消し、併
せて他の利点をも得るため開発されたものである。
せて他の利点をも得るため開発されたものである。
(問題点を解決するための手段) 即ち本発明は、身、らせん、中皿、ねじ棒等の容器構
成部品のうち、少なくとも1部品以上が、粘度10,000c.
s.以下のシリコーン油をポリスチレン、アクリロニトリ
ル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体の群から選ばれる一つの熱可塑性樹
脂に含油したものであることを特徴とする口紅容器であ
る。
成部品のうち、少なくとも1部品以上が、粘度10,000c.
s.以下のシリコーン油をポリスチレン、アクリロニトリ
ル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体の群から選ばれる一つの熱可塑性樹
脂に含油したものであることを特徴とする口紅容器であ
る。
(作用) 上記に於いては、潤滑油が構成部品の表面にわずかに
しかも均一に滲出するため、口紅の繰り出しの重さが重
いとか、軽いといった不具合を無くする。
しかも均一に滲出するため、口紅の繰り出しの重さが重
いとか、軽いといった不具合を無くする。
更に流動パラフイン、シリコーングリース等の塗布の
必要性がなくなり、塗布の際のごみの混入、又塗布量の
不均一、或いは粘度の季節による変化を無くする。
必要性がなくなり、塗布の際のごみの混入、又塗布量の
不均一、或いは粘度の季節による変化を無くする。
上記の本発明に於いて、熱可塑性樹脂は非晶性のもの
が寸法安定性の適当であり、ポリスチレン、アクリロニ
トリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体の群から選ばれる。
が寸法安定性の適当であり、ポリスチレン、アクリロニ
トリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体の群から選ばれる。
又熱可塑性樹脂に含油する方法は、例えば特願昭48−
72653号(特開昭50−22040号)の様に、潤滑油と有機あ
るいは無機の粉末とを熱可塑性樹脂に混入し、その後溶
融混練機を用いて均一分散させる。
72653号(特開昭50−22040号)の様に、潤滑油と有機あ
るいは無機の粉末とを熱可塑性樹脂に混入し、その後溶
融混練機を用いて均一分散させる。
上記の潤滑油は、衛生上の安全性、フィーリングの点
からシリコーン油を採用する。
からシリコーン油を採用する。
(実施例) 以下に本発明の実施例を述べる。
実施例1: 第2図において、袴(6)をジメチルシリコーン含油
ポリスチレン樹脂とし、身(2)をメチルフェニルシリ
コーン含油ポリスチレン樹脂とした組合せで、スムース
な繰り出し性が得られた。なおシリコーン油は共に粘度
1000c.s.のものを用いた。
ポリスチレン樹脂とし、身(2)をメチルフェニルシリ
コーン含油ポリスチレン樹脂とした組合せで、スムース
な繰り出し性が得られた。なおシリコーン油は共に粘度
1000c.s.のものを用いた。
実施例2: 実施例1と同じ条件で、シリコーン油の粘度のみを変
えてみた。結果は第1表に示した通りで、10,000c.s.以
下で含油の効果が得られ、好ましくは5,000c.s.以下で
スムースな繰り出し性が得られた。
えてみた。結果は第1表に示した通りで、10,000c.s.以
下で含油の効果が得られ、好ましくは5,000c.s.以下で
スムースな繰り出し性が得られた。
(発明の効果) 以上の様な本発明によれば、潤滑剤の塗布量の多い、
少ないによるばらつきがなくなり、粘度の季節による変
化もなく、一定した口紅の繰り出し重さが得られる。そ
の上口紅繰り出しのスムース性のフィーリングがよいも
のが得られる。
少ないによるばらつきがなくなり、粘度の季節による変
化もなく、一定した口紅の繰り出し重さが得られる。そ
の上口紅繰り出しのスムース性のフィーリングがよいも
のが得られる。
又潤滑剤塗布の工程が省けてコスト低減につながる。
第1図、第2図、第3図、第4図(a)及び(b)は何
れも口紅容器の構成を説明する図を例示し、第1、2、
3図は一部縦断正面図、第4図(a)は一部縦断正面
図、第4図(b)は第4図(a)のX−X断面図であ
る。 (1)……中皿、(2)……身、(3)……らせん、
(6)……袴、(11)……ねじ棒、(14)……らせん
部。
れも口紅容器の構成を説明する図を例示し、第1、2、
3図は一部縦断正面図、第4図(a)は一部縦断正面
図、第4図(b)は第4図(a)のX−X断面図であ
る。 (1)……中皿、(2)……身、(3)……らせん、
(6)……袴、(11)……ねじ棒、(14)……らせん
部。
フロントページの続き (72)発明者 石橋 義行 大阪府泉南郡熊取町大字野田950 住友 電気工業株式会社熊取製作所内 (56)参考文献 特開 昭50−22040(JP,A) 実公 昭61−43388(JP,Y1)
Claims (2)
- 【請求項1】容器構成部品のうち、少なくとも1部品以
上が、粘度10,000c.s.以下のシリコーン油をポリスチレ
ン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体の群から選ばれ
る一つの熱可塑性樹脂に含油したものであることを特徴
とする口紅容器。 - 【請求項2】容器構成部品のうち、少なくとも1部品以
上が、身、らせん、中皿、ねじ棒の群から選ばれる一つ
又は二つ以上である特許請求の範囲第(1)項記載の口
紅容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62218441A JP2541579B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 口紅容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62218441A JP2541579B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 口紅容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6462103A JPS6462103A (en) | 1989-03-08 |
JP2541579B2 true JP2541579B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16719963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62218441A Expired - Fee Related JP2541579B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 口紅容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541579B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4521590B1 (ja) * | 2010-01-18 | 2010-08-11 | 尾立 良次 | 繰出容器開閉装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0444818U (ja) * | 1990-08-10 | 1992-04-16 | ||
JPH0460118U (ja) * | 1990-10-01 | 1992-05-22 | ||
JP2564591Y2 (ja) * | 1992-04-15 | 1998-03-09 | 株式会社ヒダン | 棒状化粧料容器 |
FR2713455B1 (fr) * | 1993-12-14 | 1996-02-02 | Oreal | Dispositif pour appliquer un produit pâteux, en particulier un produit cosmétique tel que du rouge à lèvres. |
JP6985321B2 (ja) * | 2018-03-12 | 2021-12-22 | 株式会社アルビオン | 化粧料の製造方法及びその製造システム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5022040A (ja) * | 1973-06-27 | 1975-03-08 | ||
JPS6143388U (ja) * | 1984-08-24 | 1986-03-20 | 松下電工株式会社 | 枠体 |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP62218441A patent/JP2541579B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4521590B1 (ja) * | 2010-01-18 | 2010-08-11 | 尾立 良次 | 繰出容器開閉装置 |
JP2011143163A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Odate Ryoji | 繰出容器開閉装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6462103A (en) | 1989-03-08 |
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