JP2807619B2 - 樹脂成形機 - Google Patents

樹脂成形機

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JP2807619B2 JP5253508A JP25350893A JP2807619B2 JP 2807619 B2 JP2807619 B2 JP 2807619B2 JP 5253508 A JP5253508 A JP 5253508A JP 25350893 A JP25350893 A JP 25350893A JP 2807619 B2 JP2807619 B2 JP 2807619B2
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Sankyo Kasei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一の型側に設けられた
樹脂注入手段から溶融樹脂通路を介して該一の型と他の
型とで画成されるキャビティ内に溶融した樹脂を送り込
み樹脂成形する樹脂成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】一の型側に設けられた樹脂注入手段から
溶融樹脂通路を介して該一の型と他の型とで画成される
キャビティ内に溶融した樹脂を送り込み樹脂成形する樹
脂成形機において、例えばランナーと称される不要成形
物を低減するため、溶融樹脂通路を、前記他の型まで延
在させるとともに、溶融樹脂通路内を前後進する棒部を
一体的に有する移動手段を具備するものを考えた。
【0003】この樹脂成形機は、移動手段が前記棒部を
後退させた状態においては、該棒部を前記他の型の溶融
樹脂通路内に位置させてキャビティと樹脂注入手段とを
接続させ、該棒部を前進させた状態においては、該棒部
を前記一の型側の溶融樹脂通路まで突出させるようにな
っている。これにより、射出時には、棒部を後退させて
おくことによりキャビティ内に樹脂注入手段から樹脂を
射出させ、射出完了後には、棒部を前進させることによ
り溶融樹脂通路内に残留している樹脂を前記一の型の樹
脂注入手段側に戻すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記樹
脂成形機により樹脂成形を行う場合には、棒部が前記他
の型側の移動手段に一体的に設けられているため、射出
後、前記一の型から前記他の型を離す際に、前記他の型
とともに前記一の型から棒部が外れることになり、これ
により、前記一の型側の溶融樹脂通路が開放され、樹脂
によっては、ここから溶融樹脂が流出してしまう可能性
があった。また、前記一の型側の溶融樹脂通路が開放さ
れることから、該溶融樹脂通路に不要な空気が溜まるこ
とになり、次の成形時に、キャビティ内にこの空気が送
り込まれた後に溶融樹脂が入ることがあると、樹脂の流
れによっては空気を断熱圧縮することになって高温状態
を発生させ、成形品に焼けを生じる可能性があった。
【0005】したがって、本発明の目的は、射出後、前
記一の型から前記他の型を離す際に、前記一の型側の溶
融樹脂通路が開放されることを防止することにより、溶
融樹脂の流出と、溶融樹脂通路に不要な空気が溜まるこ
とに起因する焼けとを防止することができる樹脂成形機
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の樹脂成形機は、一の型側に
設けられた樹脂注入手段から溶融樹脂通路を介して該一
の型と他の型とで画成されるキャビティ内に溶融した樹
脂を送り込み樹脂成形するものであって、前記溶融樹脂
通路を、前記他の型まで延在させるとともに、該溶融樹
脂通路内に、前記他の型側にあって前記キャビティと前
記樹脂注入手段とを接続させる成形位置と、前記一の型
側にある戻り位置とに移動可能な移動体を単独で嵌合さ
せ、該移動体の、前記一の型に対し反対側に、該移動体
を前記戻り位置に移動させる移動手段を設けてなり、
記移動体は、前記戻り位置にあるときに、前記溶融樹脂
通路の前記キャビティへの開口部を閉塞する位置に配置
されることを特徴としている。
【0007】本発明の請求項2記載の樹脂成形機は、一
の型側に設けられた樹脂注入手段から溶融樹脂通路を介
して該一の型と他の型とで画成されるキャビティ内に溶
融した樹脂を送り込み樹脂成形するものであって、前記
溶融樹脂通路を、前記他の型まで延在させるとともに、
該溶融樹脂通路内に、前記他の型側にあって前記キャビ
ティと前記樹脂注入手段とを接続させる成形位置と、前
記一の型側にある戻り位置とに移動可能な移動体を単独
で嵌合させ、該移動体の、前記一の型に対し反対側に、
該移動体を前記戻り位置に移動させる移動手段を設け
とともに、該移動手段で移動されて前記キャビティから
成形品を離間させるため該キャビティにエジェクトピン
を突出させるエジェクト手段を設け、前記移動手段は、
前記移動体を前記一の型に戻す速度を、前記エジェクト
手段の前記エジェクタピンの前記キャビティへの突出速
度と異ならせていることを特徴としている。
【0008】本発明の請求項3記載の樹脂成形機は、一
の型側に設けられた樹脂注入手段から溶融樹脂通路を介
して該一の型と他の型とで画成されるキャビティ内に溶
融した樹脂を送り込み樹脂成形するものであって、前記
溶融樹脂通路を、前記他の型まで延在させるとともに、
該溶融樹脂通路内に、前記他の型側にあって前記キャビ
ティと前記樹脂注入手段とを接続させる成形位置と、前
記一の型側にある戻り位置とに移動可能な移動体を単独
で嵌合させ、該移動体の、前記一の型に対し反対側に、
該移動体を前記戻り位置に移動させる移動手段を設ける
とともに、該移動手段で移動されて前記キャビティから
成形品を離間させるため該キャビティにエジェクトピン
を突出させるエジェクト手段を設け、前記移動手段は、
一つのシリンダと該シリンダにより作動される第一エジ
ェクト板を有し、前記シリンダにより移動されることに
より前記第一エジェクト板が前記移動体に当接し該移動
体を前記一の型に戻すことになり、前記エジェクト手段
は、前記シリンダにより移動される前記第一エジェクト
板に当接して前記エジェクトピンを前記キャビティに突
出させる第二エジェクト板を有することを特徴としてい
る。
【0009】本発明の請求項4記載の樹脂成形機は、
求項2記載のものに加えて、前記移動体を前記一の型に
戻す速度を、前記エジェクタピンの前記キャビティへの
突出速度よりも大きくすることを特徴としている。
【0010】本発明の請求項5記載の樹脂成形機は、
求項1乃至4のいずれか一項に記載のものに加えて、前
記溶融樹脂通路を介して溶融樹脂を前記キャビティに射
出させる射出シリンダを有し、前記移動手段が前記移動
体を前記一の型に戻すとき樹脂の内圧を略0に減少させ
ことを特徴としている。
【0011】本発明の請求項6記載の樹脂成形機は、
求項1乃至4のいずれか一項に記載のものに加えて、前
記溶融樹脂通路を介して溶融樹脂を前記キャビティに射
出させる射出シリンダを有し、前記移動手段が前記移動
体を前記一の型に戻すとき樹脂の内圧を負圧に減少させ
ことを特徴としている。
【0012】
【0013】
【作用】本発明の請求項1記載の樹脂成形機によれば、
溶融樹脂通路内に移動可能に嵌合された移動体が、射出
時に、溶融樹脂の射出力により前記他の型内に移動され
てキャビティと樹脂注入手段とを接続させるとともに、
射出完了後に、移動手段により、前記一の型側に移動さ
れて溶融樹脂通路内の残留樹脂を樹脂注入手段側に戻す
ことになる。そして、移動体は、単独で溶融樹脂通路内
に設けられているため、射出完了後に前記他の型を前記
一の型から離す際には、残留樹脂を樹脂注入手段側に戻
すため移動手段により前記一の型側に移動された状態で
該一の型側に残されることになり、よって該一の型側の
溶融樹脂通路を閉塞させる。しかも、移動体は、前記戻
り位置にあるときに、溶融樹脂通路のキャビティへの開
口部を閉塞する位置に配置されるため、移動体が次の射
出サイクルで他の型に移動するとき、キャビティに運ば
れる空気量がさらに減少される。
【0014】本発明の請求項2記載の樹脂成形機によれ
ば、溶融樹脂通路内に移動可能に嵌合された移動体が、
射出時に、溶融樹脂の射出力により前記他の型内に移動
されてキャビティと樹脂注入手段とを接続させるととも
に、射出完了後に、移動手段により、前記一の型側に移
動されて溶融樹脂通路内の残留樹脂を樹脂注入手段側に
戻すことになる。そして、移動体は、単独で溶融樹脂通
路内に設けられているため、射出完了後に前記他の型を
前記一の型から離す際には、残留樹脂を樹脂注入手段側
に戻すため移動手段により前記一の型側に移動された状
態で該一の型側に残されることになり、よって該一の型
側の溶融樹脂通路を閉塞させる。しかも、移動手段は、
移動体を一の型に戻す速度を、エジェクト手段のエジェ
クタピンのキャビティへの突出速度と異ならせているた
め、これらの速度を最適に設定できる。
【0015】本発明の請求項3記載の樹脂成形機によれ
ば、溶融樹脂通路内に移動可能に嵌合された移動体が、
射出時に、溶融樹脂の射出力により前記他の型内に移動
されてキャビティと樹脂注入手段とを接続させるととも
に、射出完了後に、移動手段により、前記一の型側に移
動されて溶融樹脂通路内の残留樹脂を樹脂注入手段側に
戻すことになる。そして、移動体は、単独で溶融樹脂通
路内に設けられているため、射出完了後に前記他の型を
前記一の型から離す際には、残留樹脂を樹脂注入手段側
に戻すため移動手段により前記一の型側に移動された状
態で該一の型側に残されることになり、よって該一の型
側の溶融樹脂通路を閉塞させる。しかも、移動手段は、
シリンダにより移動されることにより第一エジェクト板
が移動体に当接し該移動体を一の型に戻すことになり、
エジェクト手段は、第二エジェクト板がシリンダにより
移動される第一エジェクト板に当接してエジェクトピン
をキャビティに突出させる。
【0016】本発明の請求項4記載の樹脂成形機によれ
ば、移動体を一の型に戻す速度を、エジェクタピンのキ
ャビティへの突出速度よりも大きくするため、移動体を
良好に戻すことができる上、成形品の離型を良好に行う
ことができる。
【0017】本発明の請求項5記載の樹脂成形機によれ
ば、移動手段が移動体を一の型に戻すとき樹脂の内圧を
略0に減少させるため、移動体の移動が容易となる。
【0018】本発明の請求項6記載の樹脂成形機によれ
ば、移動手段が移動体を一の型に戻すとき樹脂の内圧を
負圧に減少させるため、移動体の移動がさらに容易とな
る。
【0019】
【0020】
【実施例】本発明の第1実施例による樹脂成形方法およ
び樹脂成形機を図1〜図9を参照して以下に説明する。
図1は、第1実施例のインラインスクリュータイプの横
型樹脂成形機を示すもので、マシンフレーム1上には、
射出装置2と金型装置3と型締装置4とが設けられてい
る。射出装置2は射出シリンダ5と加熱シリンダ6を主
体とし、金型装置3は、二つの対向する固定型(一の
型)7および可動型(他の型)8が固定盤9と可動盤1
0にそれぞれ取り付けられて構成されている。また、型
締装置4は型締用油圧シリンダ11とトグル機構12と
から成り、可動盤10を固定盤9に対して移動させて型
締めおよび型開きを行なうようになっている。
【0021】また、油圧シリンダ11とトグル機構12
とはエンドプレート13に設けられている。このエンド
プレート13は図示しない複数本のタイロッドを介して
固定盤9に結ばれており、タイロッドにはさらに可動盤
10が摺動自在に取り付けられている。図2〜図6に示
すように、固定盤9内には、型合せ方向に沿って延在す
る加熱シリンダ6の先端のノズル部20が設けられてお
り、このノズル部20等は、内部樹脂を溶融状態とする
温度に維持されている。そして、このノズル部20内に
は、図7に示す油圧モータ35で回転駆動されるととも
に射出シリンダ5で前後進させられ樹脂を射出するスク
リュー14を有する樹脂注入手段がノズル部20の開口
端より所定量引込んだ位置に設けられている。なお、ノ
ズル部20もフィードシリンダ31で前後進させられる
ようになっている。
【0022】固定型7には、ノズル部20の内周部20
aと同軸同径をなす穴部16aが、可動型8との合せ面
まで延在しており、ノズル部20の内周部20aと穴部
16aとにより、固定型7側の溶融樹脂通路18が構成
されている。可動型8には、固定型7との合せ面側に該
合せ面から凹んだ凹部19が形成されており、固定型7
と型締めされた状態において、この凹部19と固定型7
の合せ面とで、キャビティ17が画成されることにな
る。ここで、凹部19は、穴部16aに対向する位置か
ら径方向外方に延びる第一凹部19aと、第一凹部19
aより外側に設けられた、該第一凹部19aより所定量
深い第二凹部19bとを有している。なお、第二凹部1
9bと固定型7の合せ面とで画成される空間部が成形品
の最終形状に相当するものであり、第一凹部19aと固
定型7の合せ面とで画成される空間部は、第二凹部19
b側へ溶融樹脂を注入させるためのゲートであって成形
後に除去される部分に相当している。なお、第二凹部1
9bと第一凹部19aとの境界部分には、ゲート部分の
不要成形物26と成形品24との離脱を容易にするため
の突部が形成されている。
【0023】そして、第1実施例において、可動型8に
は、固定型7との合せ状態において固定型7の穴部16
aと同軸同径をなす穴部16bが、キャビティ17の穴
部16bへの開口部よりさらにスクリュー14から離れ
る方向の深い所定位置まで延在形成されており、この穴
部16bが可動型8側の溶融樹脂通路を構成している。
また、可動型8には、前記穴部16bの、前記固定型7
に対し反対側に、移動機構(移動手段)27が設けられ
ている。この移動機構27は、前記穴部16bに開口す
る空間部に、第一エジェクト板21を具備しており、第
一エジェクト板21には、その固定型7側に、穴部16
bに移動自在に嵌合する所定長さの作動ピン22が形成
されていて、さらに、固定型7に対し反対側に、可動型
8側に設けられた油圧エジェクトシリンダ15のピスト
ンロッドである油圧エジェクタ15aが設けられてい
る。
【0024】この移動機構27は、油圧エジェクトシリ
ンダ15に油圧が導入されることにより、油圧エジェク
タ15a、第一エジェクト板21およびこれに形成され
た作動ピン22を固定型7側に前進させ、逆に、油圧エ
ジェクトシリンダ15から油圧が排出されることによ
り、油圧エジェクタ15a、第一エジェクト板21およ
び作動ピン22を後退させるようになっている。
【0025】さらに、第一エジェクト板21の固定型7
側には、第二エジェクト板23が設けられている。該第
二エジェクト板23は中央に作動ピン22を挿通させる
穴部23aが形成されており、その固定型7側には、凹
部19側から貫通形成された複数の穴部25aに移動自
在に嵌合するエジェクトピン25が形成されている。こ
の第二エジェクト板23は、第一エジェクト板21が所
定量固定型7側に移動すると、該第一エジェクト板21
に当接し、該第一エジェクト板21のさらなる移動によ
りこれに押圧されて固定型7方向に一体的に移動し、キ
ャビティ17側にエジェクトピン25を突出させて成形
品24を可動型8から離型させる。このように、第二エ
ジェクト板21は、油圧エジェクトシリンダ15および
第一エジェクト板21とともに油圧エジェクト機構28
を構成している。これにより、移動機構27はエジェク
ト機構28と兼用されることになる。
【0026】そして、第1実施例においては、溶融樹脂
通路16b,18内に、円柱棒状の移動体34が、単独
で移動自在に嵌合されている。この移動体34の外径は
例えば溶融樹脂通路16b,18を移動可能とする必要
最小限だけ該溶融樹脂通路16b,18の内径より小径
とされている。
【0027】この移動体34の軸方向長および移動機構
27の油圧エジェクトシリンダ15による第一エジェク
ト板21および作動ピン22のストローク量は、第一エ
ジェクト板21が固定型7に対し最も離間する位置にあ
って、該第一エジェクト板21の作動ピン22の先端に
移動体34の一端部が当接した状態(図3に示す状態)
にあるとき、該移動体34の他端部が、第一凹部19a
より所定量L1、作動ピン22側に引込んだ状態となり
(このときの移動体34の位置を成形位置と称す)、ま
たエジェクトピン25をキャビティ17内に突出させな
い状態の第二エジェクト板23にほぼ当接する位置に第
一エジェクト板21があって、該第一エジェクト板21
の作動ピン22の先端に移動体34の一端部が当接した
状態(図4に示す状態)にあるとき、この移動体34の
一端部が、第一凹部19aより所定量作動ピン22側に
引込んだ位置にあり、かつ移動体34の他端部がノズル
部20の開口端にほぼ一致する(このときの移動体34
の位置を戻り位置と称す)ように設定されている。な
お、移動体34は、型開きが行われた際に固定型7側に
残存するように、上記戻り位置にあるとき例えば軸方向
の半分を所定量越える長さ分が固定型7側に位置するよ
うになっている(図6参照)。また、型開きが行われた
際に、より確実に移動体34を固定型7側に残存させる
ため、固定型7側の溶融樹脂通路18と移動体34との
隙間をつめ、可動型8側の溶融樹脂通路16bと移動体
34との隙間を、前記隙間より若干大きめにすることも
可能である。
【0028】また、成形品突き出し時には、型開きがな
され固定型7から可動型8が離れた状態で、油圧エジェ
クトシリンダ15をさらにストロークさせることによ
り、第一エジェクト板21が当接状態にある第二エジェ
クト板23を押圧して、これを一体的に移動させる。こ
れにより、エジェクトピン25が、成形品24を突き出
して、これを可動型8から離型させるようになってい
る。
【0029】次に、上記射出成形機の制御装置の油圧回
路について、図7および図8により説明する。図7にお
いて、油圧ポンプ29を介して供給される油は、電磁式
流量制御弁30によってその流量を制御された後分岐さ
れて、金型7,8に対するノズル部20の進退を制御す
るフィードシリンダ31と、射出シリンダ5と、スクリ
ュー回転用油圧モータ35へ、供給され得るように流路
が配設されている。
【0030】電磁式流量制御弁30は特に射出シリンダ
5等の作動速度を制御するために、流量即ち速度が、図
9のタイミングチャートで示すように、射出時間に応じ
て多段例えば4速に変速制御されるようになっている。
油圧流路の分岐点と射出シリンダ5、フィードシリンダ
31、スクリュー回転用の油圧モータ35等との間に
は、それぞれ電磁弁32,33,36等が設けられてい
る。各電磁弁32,33は各油圧シリンダ5,31の作
動方向を切り換え得るようになっている。また、油圧回
路には、電磁弁64と、回路の油圧を多段例えば4圧に
制御する電磁式圧力制御弁65が設けられている。この
圧力制御弁65は、電磁弁64を介して電磁式流量制御
弁30に接続されている。そのため、電磁式流量制御弁
30から射出シリンダ5に供給される油圧は、射出用速
度(流量)と圧力が各4段に制御され得るものとなる。
【0031】そして、油圧エジェクトシリンダ15の油
圧回路は、上述の油圧回路と別系統の油圧源を有してお
り、油圧エジェクタ15aの前進と後退を切り換え制御
する切り換え電磁弁37と、制御部38とが設けられて
いる。切り換え電磁弁37は、油圧エジェクタ15aの
前進用ソレノイド37aと後退用ソレノイド37bとが
入または切させられるようになっている。制御部38に
おいて、油圧源に接続される減圧弁40で油圧が設定さ
れ、圧力補償弁41を介して、油圧エジェクタ15aの
作動速度を設定する電磁流量制御弁42に接続されてい
る。電磁流量制御弁42で流量設定された油圧は切り換
え電磁弁37に接続されることになる。また、減圧弁4
0には、電磁リリーフ弁43が接続されている。
【0032】この油圧エジェクトシリンダ15の油圧回
路は、図8に示す制御手段45によって作動制御され
る。制御手段45において、成形品突き出し時の油圧エ
ジェクタ前進速度設定手段46aと、成形品突き出し時
の油圧エジェクタ後退速度設定手段46bと、移動体押
し込み時(すなわち移動体34の戻り位置への戻し時)
の油圧エジェクタ前進速度設定手段47aと、移動体押
し込み時の油圧エジェクタ後退速度設定手段47bと、
成形品突き出し時の油圧エジェクタ圧力設定手段48
と、移動体押し込み時の油圧エジェクタ圧力設定手段4
9とが、それぞれ設定切換部50に接続されている。ま
た、設定切換部50は射出成形機のCPU51に接続さ
れている。
【0033】ここで、移動体押し込み時の油圧エジェク
タ15aの作動速度は、成形品突き出し時の油圧エジェ
クタ15aの作動速度より高速になるよう設定され、こ
れにより、残留樹脂が、すばやくノズル部20内に収納
され、即溶融されるようになっている。そして、設定切
換部50で設定された成形品突き出し時または移動体押
し込み時に応じた流量は、アンプ53を介して電磁流量
制御弁42に出力され、さらに、成形突き出し時または
移動体押し込み時に応じた油圧は、アンプ54を介して
電磁リリーフ弁43に出力され、制御される。
【0034】また、移動体押し込み開始タイミングタイ
マー56と移動体押し込み開始時のスクリュー位置設定
器57とが切換器58に接続されている。移動体押し込
み開始タイミングのトリガーとして、通常、スクリュー
14の位置の検出と、射出時間の計測と、両者の併用の
3種類があり、タイミングタイマー56でいずれかを選
択する。そして、切換器58は比較器59に接続されて
おり、比較器59には、移動体押し込み開始時のスクリ
ュー位置設定器57からの信号と、スクリュー位置検出
センサ60で測定されたスクリュー位置信号とが入力さ
れ、スクリュー位置設定器57で設定されたスクリュー
位置信号と比較される。比較器59の出力と、移動体押
し込み時間タイマー61の信号とは共にCPU51に入
力され、検出されたスクリュー位置が設定位置に一致し
たら、移動体押し込み作動の指示と移動体押し込み時間
の計測が開始されることになる。CPU51では、出力
器62から切換電磁弁37の油圧エジェクタ15aの前
進用ソレノイド37aまたは後退用ソレノイド37bに
指示信号が出力されるようになっている。
【0035】第1実施例は上述のように構成されてお
り、次にその制御方法を図2〜図6に示す移動体押し込
みおよび成形品の突き出しプロセス図に沿って説明す
る。まず、図2に示すように、樹脂の射出を行う前であ
って可動型8が固定型7に合わさって型締めされた待機
状態においては、移動体34が、前回の成形完了時点で
の移動機構27による作動で固定型7側の戻り位置に戻
された状態にある。また移動機構27は作動ピン22を
固定型7側から最も離間させ移動体34からも離間させ
た状態にある。
【0036】そして、この状態で、射出装置2が作動し
て、射出シリンダ5の作動で加熱シリンダ6からノズル
部20を介して、スクリュー14により溶融樹脂を射出
すると、図3に示すように、該溶融樹脂の射出力により
移動体34は、可動型8側の、移動機構27の引込んだ
作動ピン22に当接する成形位置に移動し、これにより
キャビティ17と溶融樹脂通路16b,18とが接続す
ることによって溶融樹脂がキャビティ17内に充填され
ることになる。
【0037】一方、移動体押し込み開始タイミングタイ
マー56では、予め移動体押し込み開始タイミングのト
リガーとして、例えば、スクリュー位置の検出が選択さ
れているとすると、その信号は切換器58および比較器
59を介してCPU51に入力される。その後、切換器
58では移動体押し込み開始時のスクリュー位置設定器
57からの信号が入力されるよう切り換えられる。
【0038】そして、比較器59には、移動体押し込み
開始時のスクリュー位置設定器57からの信号と、スク
リュー位置検出センサ60で測定されたスクリュー位置
信号とが入力されて比較され、測定されたスクリュー位
置信号がスクリュー位置設定器57で設定されたスクリ
ュー位置信号と一致した時点で、比較器59からCPU
51へ信号出力される。CPU51では、この信号を受
けて移動体押し込み指示信号が設定切換部50と出力器
62へ出力される。なお、移動体押し込み開始タイミン
グタイマー56で移動体押し込み開始タイミングのトリ
ガーとして、射出時間の計測または両者の併用が選択さ
れた場合には、上述の作動に代えてまたは上述の作動と
共に、射出時間の計測が行なわれる。
【0039】出力器62では、電磁弁37の前進ソレノ
イド37aを入させる。これと同時に、設定切換部50
では、移動体押し込み時の油圧エジェクタ15aの前進
速度設定手段47aと、移動体押し込み時の油圧エジェ
クタ15aの圧力設定手段49とからの入力信号が選択
され、それぞれ電磁流量制御弁42と電磁リリーフ弁4
3とに出力される。これにより、移動体押し込みのため
の油圧回路の速度(流量)および油圧が設定され、油圧
エジェクトシリンダ15での油圧エジェクタ15aの速
度が移動体押し込みに応じた高速に設定されることにな
る。
【0040】そして、射出完了後、図4に示すように、
上記設定で移動機構27の油圧エジェクトシリンダ15
に油圧を導入してこれを所定量前進させ、作動ピン22
を固定型7側に、第一エジェクト板21がほぼ第二エジ
ェクト板23に当接する位置まで移動させることによ
り、移動体34は固定型7側に移動して戻り位置に至
る。これにより、移動体34より樹脂注入手段すなわち
スクリュー14側の溶融樹脂通路16b,18内の残留
樹脂(従来の不要スプルーに相当)をスクリュー14側
に戻すことになる。
【0041】この状態で、移動体押し込み時間タイマー
61で計測された所定時間の経過後、に、電磁弁37の
油圧エジェクタ前進ソレノイド37aが切され、後退ソ
レノイド37bが入する。これと共に設定切換器50で
は、移動体押し込み時の油圧エジェクタ後退速度設定手
段47bと移動体押し込み時の油圧エジェクタ圧力設定
手段49とからの信号によって、所定の速度および圧力
で油圧エジェクタ15aが後退作動し、第一エジェクト
板21および作動ピン22が図5に示すように、固定型
7から離れた初期位置に戻される。なお、このとき移動
体34は戻り位置に保持される。
【0042】その後、所定の冷却時間が経過すると、図
6に示すように、可動型8を固定型7から離間させて型
開きを行う。このとき、移動体34は、上記のように戻
り位置に保持されて固定型7側に残されることになる。
これにより、移動体34は、固定型7側の溶融樹脂通路
18を閉塞させる。型開き作動が完了すると、その時点
で射出成形機のCPU51から出力器62を介して、電
磁弁37の前進ソレノイド37aが再び入される。ま
た、設定切換器50では、成形品突き出し時の油圧エジ
ェクタ前進速度設定手段46aと成形品突き出し時の油
圧エジェクタ圧力設定手段48とからの信号により、油
圧回路の速度(流量)と圧力が決定され、それぞれ電磁
流量制御手段42と電磁リリーフ弁43とに制御信号が
出力される。これによって、油圧エジェクタ15aが作
動され、第一エジェクト板21が比較的低速で長いスト
ローク押動され、第二エジェクト板23が一体に押動さ
れる。そして、エジェクトピン25がキャビティ17側
に突出し成形品24を突き出す。
【0043】なお、上述の第1実施例は油圧エジェクト
シリンダ15の油圧回路の速度(流量)と圧力を自動設
定するようになっているが、絞り弁と減圧弁と電磁弁等
を組み合わせることで、移動体押し込み時と成形品突き
出し時との速度(流量)と圧力を手動で設定するように
してもよい。
【0044】以上に述べたように、第1実施例によれ
ば、溶融樹脂通路16b,18内に移動可能に嵌合され
た移動体34が、射出時に、溶融樹脂の射出力により可
動型8内に移動されて成形位置に至りキャビティ17と
樹脂注入手段であるスクリュー14側とを接続させると
ともに、射出完了後に、移動機構27により、固定型7
側に移動されて溶融樹脂通路16b,18内の残留樹脂
をスクリュー14側に戻すことになる。ここで、移動体
34は、単独で溶融樹脂通路16b,18内に設けられ
ているため、射出完了後に可動型8を固定型7から離す
際には、残留樹脂をスクリュー14側に戻すため移動機
構27により固定型7側に移動された状態で該固定型7
側に残されることになり、よって該固定型7側の溶融樹
脂通路16b,18の外部開口を閉塞させる。したがっ
て、溶融樹脂の流出と、溶融樹脂通路16b,18に不
要な空気が溜まることに起因する焼けとを防止すること
ができる。
【0045】また、移動機構27が、移動体34を、そ
のスクリュー14側の残留樹脂をノズル部20内に押し
戻す位置まで移動させるため、残留樹脂が確実にノズル
部20内に戻され溶融されることになる。よって、樹脂
が硬化した状態で残留することがないため良好に連続成
形できる。ここで、移動機構27により、移動体34を
ノズル部20内まで移動させるようにしてもよく、この
ように構成すると、残留樹脂が確実にノズル部20内に
戻され溶融されることになるとともに、さらに移動体3
4自体も加熱されることになり、よって、移動体34の
回りの樹脂膜が溶融状態とされ、移動体34の動きが悪
くなってしまうことが防止できる。さらに、移動体34
は、成形位置にあるとき、キャビティ17の溶融樹脂通
路開口部よりスクリュー14から離れる方向に所定量L
1だけ深い位置に位置することになるため、移動体34
と接することによりこの部分の樹脂の温度が下がりその
溶融が不完全な状態となってしまうことがあっても、こ
の溶融不完全な樹脂は、可動型8のキャビティ17の溶
融樹脂通路開口部より深い位置に位置することになり、
この溶融不完全な樹脂によりキャビティ17とスクリュ
ー14との接続が遮断されてしまうことが防止できる。
【0046】加えて、移動機構27は、油圧エジェクタ
シリンダ15をエジェクト機構28と兼用しているた
め、部品点数を少なくすることができ、コストを低減す
ることができる。なお、勿論、図10〜図13に示す第
2実施例のように、上記第1実施例に対してエジェクト
機構を具備しない樹脂成形機にも適用できる。ここで、
図10は樹脂射出前の状態を、図11は樹脂射出時の状
態を、図12は移動体押し込み時の状態を、図13は型
開き時の状態を示しており、これらに示されている第2
実施例の樹脂成形機は、移動機構27を具備しエジェク
ト機構(具体的には第二エジェクト板、エジェクトピン
およびこれを挿通させる穴部)を具備していない以外は
上記第1実施例と同様であるため、上記第1実施例と同
様の部分について同一の符号を付しその説明は略す。
【0047】さらに、上記第1実施例では、移動体押し
込み時の油圧エジェクタ15aの作動速度即ち油圧エジ
ェクトシリンダ15の油圧回路の速度(流量)と圧力
を、成形品24の突き出し時のものとは別個の、適宜の
速度(流量)および圧力に設定することができ、移動体
押し込み時には移動体押し込みに応じた高速で作動ピン
22を作動できる。
【0048】ここで、上記第1実施例は、図9、図14
および図15に示すように変更することも可能である。
以下に、この第3実施例を説明する。図14において、
第3実施例による射出成形機の油圧回路は上述の第1実
施例と異なって、油圧エジェクトシリンダ15の油圧回
路には、制御部38は接続されていない。制御部38に
代えて、電磁流量制御弁30の下流側の油圧流路に接続
されている。従来装置では、図9に示すように、溶融樹
脂の射出時間中に射出シリンダ5に対して電磁式流量制
御弁30と電磁式圧力制御弁65とによる速度(流量)
と圧力で、各アクチュエータの作動速度と圧力を多段制
御するようになっているが、射出時間の全領域でこの速
度(流量)と圧力を使用していることはあまりない。即
ち、電磁式流量制御弁30と電磁式圧力制御弁65とに
おける最終段階の速度(流量)と圧力は、その前の段階
で金型への射出充填が完了しているために、使用されて
いない。
【0049】そこで、第3実施例では、図15に示すよ
うに、射出時間内の金型への樹脂の充填完了後の最終段
階領域で、電磁弁36の射出ソレノイド36aを切に切
り換えて、若干のタイムラグを持たせた後に油圧エジェ
クトシリンダ15の油圧回路で電磁弁37の前進ソレノ
イド37aを入させるように制御する。これによって、
射出シリンダ5射出制御用の、電磁式流量制御弁30と
電磁式圧力制御弁65とにおける最終段階の油の速度
(流量)と圧力が、油圧エジェクトシリンダ15に印加
されることになる。そのため、移動体押し込み時の油圧
エジェクタ15aの作動速度を、(従来装置と同様に設
定された)成形品突き出し時の作動速度より高速に制御
することができる。
【0050】この場合、第3実施例では、油圧エジェク
トシリンダ15に流用する、電磁式流量制御弁30と電
磁式圧力制御弁65とにおける射出シリンダ作動用の速
度(流量)および圧力は、各4段に多段設定されており
(単一の速度および圧力でもよい)、移動体押し込み用
に流用する速度(流量)および圧力は最終段のものが用
いられる。しかしながら、電磁式流量制御弁30と電磁
式圧力制御弁65とにおける射出シリンダ作動用の速度
(流量)および圧力が、適宜の多段に設定されている場
合には、金型への充填完了後の移動体押し込み用に流用
する速度(流量)および圧力を、複数段に設定すること
も可能である。例えば、多段射出設定において、各4段
の作動速度および圧力値の内、各2段を射出用、残りの
各2段を移動体押し込み時の油圧エジェクタ用としても
よい。以上の制御は、射出成形機のCPUによって図1
5のタイミングチャートのように切り替え制御される。
【0051】以上のように、第3実施例においては、電
磁式流量制御弁30と電磁式圧力制御弁65とにおける
油の射出用速度(流量)値および圧力値の内の充填完了
後のものによって、移動体押し込み時の油圧エジェクタ
15aの作動速度を制御できるようにしたから、第1実
施例と比較して、新規な制御部を設定することなく同一
の作用効果を得ることができる上に、製造コストを低廉
にして、占有スペースの増大を抑えることができる。
【0052】ところで、移動体押し込み時には、ノズル
部20に溶融樹脂を収納させなければならない。例えば
第3実施例と同様に、図16に示すように、射出時間内
の途中で、電磁弁36の射出ソレノイド36aを切に切
り換えて若干のタイムラグtを持たせた後、油圧エジェ
クトシリンダ15の油圧回路で電磁弁37の前進ソレノ
イド37aを入させることで、射出シリンダ用の速度
(流量)および圧力で油圧エジェクタ15aを作動さ
せ、移動体押し込み時の油圧エジェクタ15aの作動速
度を制御することができる(第4実施例)。
【0053】この場合、電磁弁36の射出ソレノイド3
6aを切にしてタイムラグtを持たせることで、キャビ
ティ17および溶融樹脂通路26部分の樹脂圧を下げる
ことができる。そして、タイムラグtの経過後に電磁弁
37の前進ソレノイド37aを入させて移動体押し込み
を行なうので、各部分の樹脂圧が0近くに低下した状態
で、移動体押し込みを行なうことができることになる。
なお、上述した射出ソレノイド36aの切作動と、時間
tをおいた前進ソレノイド37aの入作動は、射出成形
機のCPUで制御される。
【0054】また、上述の構成に加えて、第1変形例と
して、図17に示すように、図16に示す射出ソレノイ
ド36aの切切り換えと若干のタイムラグtを介した前
進ソレノイド37aの入作動に加えて、タイムラグtの
時間だけ射出シリンダ5の油圧回路の電磁弁32の無転
後退ソレノイド32bを入させるように制御してもよ
い。これにより、加熱シリンダ6内のスクリューが無転
後退するために、ノズル部20の樹脂圧が負圧になり、
移動体押し込み時に溶融樹脂通路16b,18内の残留
樹脂は、移動体34に押されてノズル部20側に戻りや
すくなる利点がある。
【0055】さらに、上述の構成に代えて第2変形例と
して、図18に示すように、図16に示す射出ソレノイ
ド36aの切切り換えと若干のタイムラグtを介した前
進ソレノイド37aの入作動に加えて、タイムラグt経
過後の時間t′の間だけ、油圧回路の背圧弁64の背圧
ソレノイド64aを入させ、射出シリンダ5に背圧を加
えさせるように制御してもよい。これにより、移動体押
し込み開始後に溶融樹脂通路16b,18内の残留樹脂
が移動体34に押されてノズル部20側に押戻される
が、同時に時間t′の間だけ射出シリンダ5で加熱シリ
ンダ6内に背圧が立てられるので、溶融樹脂通路16
b,18部分の樹脂圧が低い正圧に保持され、溶融樹脂
通路16b,18内の樹脂密度が比較的高くなる。その
ために、成形品不良や金型破損を起こすおそれがないと
いう上述の効果に加えて、冷却後における不要成形物の
離型性が向上するという利点がある。
【0056】なお、上述の図16〜図18に示す発明
は、上述した第3実施例に関連する構成で説明したが、
この発明はこのような構成に限定されるものではなく、
従来構造の射出成形機を含めて、他の適宜の射出成形機
にも適用できるものである。即ち、移動体押し込み時に
溶融樹脂通路16b,18内の溶融樹脂圧を低下させる
べく射出ソレノイド36aを切し、タイムラグtをおい
て油圧エジェクタ15aを作動制御すべく前進ソレノイ
ド37aを入制御し得る構成であればよい。
【0057】なお、以上の第1〜第3実施例によれば、
不要成形物を小さくすることができるため、例えば中型
の樹脂成形機では略8mm以内、小型の樹脂成形機では
略5mm以内とすれば、図19に示すように、樹脂注入
手段のホッパー99のスクリュー98の溝にこの不要成
形物を粉砕することなく入れることができる。よって、
この不要成形物を直接、材料として供給することができ
る。これにより、特開平5−177674号に記載され
た「射出成形機における成形品とスプールランナの振り
分け方法」を合せれば、図20に示すように、不要成形
物26のみを取り出して射出装置2のホッパー99に直
接入れて不要成形品26を再利用し最終的に成形品24
のみを得ることができるリサイクル成形装置100とす
ることも可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の樹脂成形機によ
れば、溶融樹脂通路内に移動可能に嵌合された移動体
が、射出時に、溶融樹脂の射出力により前記他の型内に
移動されてキャビティと樹脂注入手段とを接続させると
ともに、射出完了後に、移動手段により、前記一の型側
に移動されて溶融樹脂通路内の残留樹脂を樹脂注入手段
側に戻すことになる。そして、移動体は、単独で溶融樹
脂通路内に設けられているため、射出完了後に前記他の
型を前記一の型から離す際には、残留樹脂を樹脂注入手
段側に戻すため移動手段により前記一の型側に移動され
た状態で該一の型側に残されることになり、よって該一
の型側の溶融樹脂通路を閉塞させる。したがって、溶融
樹脂の流出と、溶融樹脂通路に不要な空気が溜まること
に起因する焼けとを防止することができる。しかも、移
動体は、前記戻り位置にあるときに、溶融樹脂通路のキ
ャビティへの開口部を閉塞する位置に配置されるため、
移動体が次の射出サイクルで他の型に移動するとき、キ
ャビティに運ばれる空気量がさらに減少され、よって、
成形品の欠陥である「焼け」の発生をさらに防止でき
る。
【0059】本発明の請求項2記載の樹脂成形機によれ
ば、溶融樹脂通路内に移動可能に嵌合された移動体が、
射出時に、溶融樹脂の射出力により前記他の型内に移動
されてキャビティと樹脂注入手段とを接続させるととも
に、射出完了後に、移動手段により、前記一の型側に移
動されて溶融樹脂通路内の残留樹脂を樹脂注入手段側に
戻すことになる。そして、移動体は、単独で溶融樹脂通
路内に設けられているため、射出完了後に前記他の型を
前記一の型から離す際には、残留樹脂を樹脂注入手段側
に戻すため移動手段により前記一の型側に移動された状
態で該一の型側に残されることになり、よって該一の型
側の溶融樹脂通路を閉塞させる。したがって、溶融樹脂
の流出と、溶融樹脂通路に不要な空気が溜まることに起
因する焼けとを防止することができる。しかも、移動手
段は、移動体を一の型に戻す速度を、エジェクト手段の
エジェクタピンのキャビティへの突出速度と異ならせて
いるため、これらの速度を最適に設定して移動体を良好
に戻し、かつ成形品の離型を良好に行うことができる。
【0060】本発明の請求項3記載の樹脂成形機によれ
ば、溶融樹脂通路内に移動可能に嵌合された移動体が、
射出時に、溶融樹脂の射出力により前記他の型内に移動
されてキャビティと樹脂注入手段とを接続させるととも
に、射出完了後に、移動手段により、前記一の型側に移
動されて溶融樹脂通路内の残留樹脂を樹脂注入手段側に
戻すことになる。そして、移動体は、単独で溶融樹脂通
路内に設けられているため、射出完了後に前記他の型を
前記一の型から離す際には、残留樹脂を樹脂注入手段側
に戻すため移動手段により前記一の型側に移動された状
態で該一の型側に残されることになり、よって該一の型
側の溶融樹脂通路を閉塞させる。したがって、溶融樹脂
の流出と、溶融樹脂通路に不要な空気が溜まることに起
因する焼けとを防止することができる。しかも、移動手
段は、シリンダにより移動されることにより第一エジェ
クト板が移動体に当接し該移動体を一の型に戻すことに
なり、エジェクト手段は、第二エジェクト板がシリンダ
により移動される第一エジェクト板に当接してエジェク
トピンをキャビティに突出させるため、移動体とエジェ
クトピンとを簡単な構造で移動させることができる。
【0061】本発明の請求項4記載の樹脂成形機によれ
ば、移動体を一の型に戻す速度を、エジェクタピンのキ
ャビティへの突出速度よりも大きくするため、移動体を
良好に戻すことができる上、成形品の離型を良好に行う
ことができる。
【0062】本発明の請求項5記載の樹脂成形機によれ
ば、移動手段が移動体を一の型に戻すとき樹脂の内圧を
略0に減少させるため、移動体の移動が容易となる。
【0063】本発明の請求項6記載の樹脂成形機によれ
ば、移動手段が移動体を一の型に戻すとき樹脂の内圧を
負圧に減少させるため、移動体の移動がさらに容易とな
る。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による射出成形機の型締め
状態を示す正面図である。
【図2】図1の要部の縦断面図であって、樹脂射出前の
初期状態を示すものである。
【図3】図1の要部の縦断面図であって、樹脂射出時の
状態を示すものである。
【図4】図1の要部の縦断面図であって、移動体押込時
の状態を示すものである。
【図5】図1の要部の縦断面図であって、移動体押込後
移動機構が初期位置に戻った状態を示すものである。
【図6】図1の要部の縦断面図であって、型開き時の状
態を示すものである。
【図7】本発明の第1実施例による射出成形機の制御装
置の油圧回路の要部である。
【図8】図7の制御装置のブロック図である。
【図9】射出成形時の各アクチュエータの一般的なタイ
ミングチャート図である。
【図10】本発明の第2実施例による射出成形機の型締
め状態を示す要部の縦断面図であって、樹脂射出前の初
期状態を示すものである。
【図11】同要部の縦断面図であって、樹脂射出時の状
態を示すものである。
【図12】同要部の縦断面図であって、移動体押込時の
状態を示すものである。
【図13】同要部の縦断面図であって、移動体押込後移
動機構が初期位置に戻り、型開きを行った状態を示すも
のである。
【図14】本発明の第3実施例による射出成形機の制御
装置の油圧回路の要部である。
【図15】第3実施例による射出成形時の電磁弁の射出
ソレノイドと前進ソレノイドのタイミングチャート図で
ある。
【図16】第4実施例による移動体押し込み時の各アク
チュエータのタイミングチャート図である。
【図17】第4実施例の第1変形例のタイミングチャー
ト図である。
【図18】第4実施例の第2変形例のタイミングチャー
ト図である。
【図19】不要成形品とホッパーとの関係の一例を示す
概略図である。
【図20】第1〜第3実施例を、不要成形品を再利用し
最終的に成形品のみを得ることができるリサイクル成形
装置に適用した概略図である。
【符号の説明】
7 固定型(一の型) 8 可動型(他の型) 14 スクリュー(樹脂注入手段) 16b,18 溶融樹脂通路 17 キャビティ 20 ノズル部 24 成形品 25 エジェクトピン 27 移動機構(移動手段) 28 エジェクト機構 34 移動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 正樹 新潟県長岡市下下条1丁目485番地 ニ イガタマイクロニクス株式会社内 (72)発明者 大野 雅和 東京都大田区久が原二丁目11番14号 三 共化成株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−297513(JP,A) 特開 平7−32421(JP,A) 米国特許2689464(US,A) 米国特許2698460(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/84 EPAT(QUESTEL) WPI(DIALOG)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の型側に設けられた樹脂注入手段から
    溶融樹脂通路を介して該一の型と他の型とで画成される
    キャビティ内に溶融した樹脂を送り込み樹脂成形する樹
    脂成形機において、 前記溶融樹脂通路を、前記他の型まで延在させるととも
    に、 該溶融樹脂通路内に、前記他の型側にあって前記キャビ
    ティと前記樹脂注入手段とを接続させる成形位置と、前
    記一の型側にある戻り位置とに移動可能な移動体を単独
    で嵌合させ、 該移動体の、前記一の型に対し反対側に、該移動体を前
    記戻り位置に移動させる移動手段を設けてなり、前記移動体は、前記戻り位置にあるときに、前記溶融樹
    脂通路の前記キャビティへの開口部を閉塞する位置に配
    置されることを特徴とする樹脂成形機。
  2. 【請求項2】 一の型側に設けられた樹脂注入手段から
    溶融樹脂通路を介して該一の型と他の型とで画成される
    キャビティ内に溶融した樹脂を送り込み樹脂成形する樹
    脂成形機において、 前記溶融樹脂通路を、前記他の型まで延在させるととも
    に、 該溶融樹脂通路内に、前記他の型側にあって前記キャビ
    ティと前記樹脂注入手段とを接続させる成形位置と、前
    記一の型側にある戻り位置とに移動可能な移動体を単独
    で嵌合させ、 該移動体の、前記一の型に対し反対側に、該移動体を前
    記戻り位置に移動させる移動手段を設けるとともに、 該移動手段で移動されて前記キャビティから成形品を離
    間させるため該キャビティにエジェクトピンを突出させ
    るエジェクト手段を設け、 前記移動手段は、前記移動体を前記一の型に戻す速度
    を、前記エジェクト手段の前記エジェクタピンの前記キ
    ャビティへの突出速度と異ならせていることを特徴とす
    る樹脂成形機。
  3. 【請求項3】 一の型側に設けられた樹脂注入手段から
    溶融樹脂通路を介して該一の型と他の型とで画成される
    キャビティ内に溶融した樹脂を送り込み樹脂成形する樹
    脂成形機において、 前記溶融樹脂通路を、前記他の型まで延在させるととも
    に、 該溶融樹脂通路内に、前記他の型側にあって前記キャビ
    ティと前記樹脂注入手段とを接続させる成形位置と、前
    記一の型側にある戻り位置とに移動可能な移動体を単独
    で嵌合させ、 該移動体の、前記一の型に対し反対側に、該移動体を前
    記戻り位置に移動させる移動手段を設けるとともに、 該移動手段で移動されて前記キャビティから成形品を離
    間させるため該キャビティにエジェクトピンを突出させ
    るエジェクト手段を設け、前記移動手段は、一つのシリンダと該シリンダにより作
    動される第一エジェクト板を有し、前記シリンダにより
    移動されることにより前記第一エジェクト板が前記移動
    体に当接し該移動体を前記一の型に戻すことになり、 前記エジェクト手段は、前記シリンダにより移動される
    前記第一エジェクト板に当接して前記エジェクトピンを
    前記キャビティに突出させる第二エジェクト板を有する
    ことを特徴とする樹脂成形機。
  4. 【請求項4】 前記移動体を前記一の型に戻す速度を、
    前記エジェクタピンの前記キャビティへの突出速度より
    も大きくすることを特徴とする請求項2記載の樹脂成形
    機。
  5. 【請求項5】 前記溶融樹脂通路を介して溶融樹脂を前
    記キャビティに射出させる射出シリンダを有し、前記移
    動手段が前記移動体を前記一の型に戻すとき樹脂の内圧
    を略0に減少させることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか一項に記載の樹脂成形機。
  6. 【請求項6】 前記溶融樹脂通路を介して溶融樹脂を前
    記キャビティに射出させる射出シリンダを有し、前記移
    動手段が前記移動体を前記一の型に戻すとき樹脂の内圧
    を負圧に減少させることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか一項に記載の樹脂成形機。
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